薔薇園コアラの秘密日記

2004年06月25日(金) 朝日新聞 船橋洋一氏のコラム

朝日新聞 日本@世界 船橋洋一
6月24日付「皇室は日本のソフトパワー」

 興味のある方は、上のリンクでコラム全文を読んでいただきたい。
 興味のない方には、以下、冒頭の序盤だけを紹介します。

 6/24付、朝日新聞本誌・オピニオン版 日本@世界 船橋洋一著

 小泉純一郎首相は、21日の党首討論会で皇太子殿下の「(雅子さまの)キャリアや人格を否定するような動き」発言に関連して、「(皇室の)公務がお忙しすぎる、まったく自由のない生活で、ご苦労が多いと同情申し上げている」と語った。

 今回、皇太子殿下と雅子妃が外遊を強く望んでいるのに、それがかなえられないことへのお二人の失望といら立ちが底流にあったと言われる。それが「世継ぎ」問題と絡んで、「皇室外交か世継ぎか」という二者択一の形で問題(も)提起された。

 ただ、宮内庁改革は必要としても、「公務」とはそもそも「忙しい」ものであろうし、「まったくの自由」を望むべきものでもないだろう。問われているのは、公務のあり方である。
(以下略)

 
 上の黒字はネットのコピペ。
 赤字で表現した部分が、本誌の引用。

 こうして比べてみると、本誌紙上とネット上では表現が全く違う。
 中盤にも再度ネット上で表現を変えてあるけれども、取るに足らないことなのでここでは無視する。

 私は、本誌紙上のコラムを先に読んだ。 
 
 「皇室外交か世継ぎか」という二者択一の形で問題が提起された。

 ええぇ?! ちょっと、まってよ。雅子妃を巡る問題は、決してそのような二者択一じゃないでしょ。いくらなんだって。

 日本を代表する主要紙に、上記のように断言するかのように書かれると、げんなりするなぁ。

 このコラム「皇室のソフトパワー」に対しては、私も同意するところもあったので、それを絡めたうえで、冒頭の導入部分の表記に対して、抗議のメールを送ろうかとまで思った。(いつもになく過激にリアクションを示してしまった)

 雅子妃に対しては、私も人並みに興味はある。

 公人であるが故、一挙手一投足、心の内側までマスコミの興味の対象になるのは仕方がないことだとは思う。私も固唾をのんで見守っている。

 ただ、最近の雅子妃を巡る報道は、憶測や推測だけが先行していて、事実とは異なるのではないか・・・と私は思っている。

 マスコミの報道は、他人の家を正面玄関から捉えて、推測だけでお家の事情を伝えている印象がある。

 当事者であれば、そんな興味本位の野次馬に、絶対に真実など垣間見せはしないだろう。

 ましてやベールに包まれた皇室である。

 これまでマスコミで報道されてきたストレスの原因も、数多くの要因の一つには違いない。

 でも、私はかねてから、雅子妃の昨今のお悩みは
「絶対にマスコミで漏らしてはいけない事柄や確執」が原因なのではないかと思っている。

 だから、今までにマスコミで報道された内容だけから推測して、本誌紙上で、「二者択一」ときっぱり断言するような短絡的な表記に対し、甚だ疑問を抱いた。
 
 この件に関して、私以外にも疑問に感ずる人がいて、メールや電話で抗議した人でもいたのだろうか。

 ネット上でコラムを再読すると、本文全体を通して違和感なく、ごく普通に読み流すことができるのだ。
 
 それにしても。
 今まで注意して読み比べたこともなかったけれど、本誌紙上とネット上では、表記や内容に、このような大きなニュアンスの違いがあるものなのだろうか?

 新聞というものは、印刷をして発行されてしまったら訂正は効かないものだからこわい。

 *  *  *  *  *  *  

 やっぱり言葉って、難しい。
 伝えたい心がキーボードの先からは伝わらないことがあるんだもん・・・。
 

  





2004年06月24日(木) 狼を退治?

 お昼に学校に立ち寄った。

 各教室に顔を出すと、子供たちが寄ってきて、
「あれぇ? おばちゃん、髪切ったの?」
と声をかけてきた。

 そうなの。先月ショートにしたんだけど、昨日はさらに襟足をきれいに刈上げにしたの。

「ね、短くしたら、かわいくなった?」
「え?! ・・・う、うん・・・」

と、子供に無理矢理同意を求めてしまった。
子供には、40歳のおばさん=かわいい・・・という概念はないのか、返答に困ったようだった。それもそうかもしれない。

 学校の先生からも、髪を切ったんですね、といわれたので、
「かわいいでしょ、私?」
ときいてみたら、さすが大人なので、
「うーん、返答に困りますね・・・」
といわれてしまった。

 そうか。自分が思っているほど、かわいくはないんだな、私。
 なんてこったい。とんだナルシストだ。がははは。

 最後に玄関横の低学年教室に顔を出した。
 校長先生も同席されて、にぎやかにお弁当交換会をしていたところだった。

 別のお母さんも来ておられた。
 ドイツ時代から使っている私の籐の買い物カゴを見て、にぎやかな声をあげた。

「わぁ、かわいいカゴ! それ持ってると、赤ずきんちゃんみたいよ〜」と。
すると、低学年の子供たちがお箸を持ったまま、いっせいにこちらを向いた。

 調子に乗った祐子サン、テンションが上がった。
「そうなのヨー、いまから、狼を退治しにいくの・・・」 
と、もうちょっとで胸を張っていい放ちそうになった。

 ちょっと、ちょっと。ナニ考えてるの、祐子サン。
 赤ずきんちゃんはそんなお話じゃなかったでしょう? 
 狼退治は、桃太郎。いやいやそれは、鬼退治か。
 一寸法師も狼じゃないし・・・。まぁいいや、どうだって。
  
 ホントは咽喉元まで出そうになっていたんだけど、校長先生や、まだ純真な低学年児がいる前で、ちょっとした自制心が働いた。
 実際に言わなくて本当によかった。ヘンなおばさんだと思われちゃう。

 よし、カワイく見られたいお母さんは、今後「赤ずきんちゃん」路線できめてみよう! 籐のカゴにおいしいごちそういっぱい入れて・・・。

 私、赤ずきんちゃんヨ・・・なんていっても、誰も返事してくれないかもしれない・・・。もう40だしな・・・。こわいだろうな・・・。ひひひ。



2004年06月23日(水) 植物の心

 我が家には、ベンジャミンの大鉢からポトスの小鉢まで観葉植物がたくさんある。去年の夏は、一時帰国だったので、留守の間、その家中の鉢を知人たちに預かってもらった。 
 
 少し前に株分けをしたばかりの、まだ葉の少ないサトイモ科の鉢は、息子たちのクラスメートのお母さんに託けた。

 私たちが帰ってくるまで、責任感の強い彼女は、預かった鉢を枯らしてはいけないからと、何かと愛情をかけて看てくれていたようだ。水は水道水で十分なのに、わざわざ飲料用の「エデン」の水を与えてくれていたという。

 お陰様で、日本から戻ってきたときには、一回り大きくなった元気な鉢たちと再会することができた。

 あれからまた一年経ち、葉数が増え植物の背丈も高くなり、家の中の緑がますますにぎやかになった。

 先々週、鉢をエデンの水で育ててくれた友達から電話があり、夏休み中に日本に完全帰国することになった、と知らされた。

 言葉を失うほどショックだった・・・。
 二人の子供たちがそれぞれ同級生で、私のゴルフ仲間でもあったので、突然の知らせに、親子共々動揺は隠し切れなかった。

 時を前後して、あんなにも元気だった例のサトイモ科の植物が、下のほうから急に葉が黄色く変色して枯れ始めた。

 物理的な生育条件が悪かったのかとも思ったけど、今まで全く元気だった鉢が突然弱り始めたのだ。株分けした株元のほうは、同じ条件下でますます元気に大きくなっている。

 私はふと思った。
 この鉢は、昨夏自分を看てくれた彼女たちファミリーがいなくなってしまうから、寂しくなって枯れ始めたのではないのだろうかと。

 実はあの時、この鉢を株分けしたばかりで、まだ根も新しい土に馴染んでいない危うい状態で、彼女に託けたのだった。

「もしかしたら、根付きが悪いとこのまま枯れてしまうかもしれないけど、そのときは、この植物の生命力の問題だから、枯れてもあまり気にしないでね」と伝えてあった。

 そういう生命力が不安定な状態であったから、彼女もいろいろな心遣いをして、その鉢を新しい家族の一員のように看てくれていたに違いない。

 植物を丹精して育てた経験がある人ならわかると思うけど、植物にもちゃんと心がある。この場合、魂と表現したほうがいいかもしれない。

 植物も育ててくれている人の心、愛情がわかるものなのだ。

 そうか。きっとこの鉢も、身を枯らして別れを悲しんでいるのだろう。
 うんうん、わかるよ、君の気持ち・・・。

 *  *  *  *  *  *  *  

 今回の現象を通して、生きものの魂みたいなものを改めて再確認させられたような気がする。

 これからも、水やりのときに植物たちに声掛けをして、心で声をきいてあげようと思った。

 我が家のリビングにはね、鉢の数だけ家族がいるみたいなんだよ。

 自己主張の強いのや、おとなしいのや。一つ一つ、個性があるの。 
 


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祐子 [MAIL]

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