
家の近所の公園で今シーズン初めてそり遊びをした。 この公園には人工スキー場があるので、その横の斜面で遊んだ。
清二のはプラスティック製でハンドルとブレーキがついているけど、 理人のは木製のごくオーソドックスなタイプ。
まず、理人のそりを借りて、滑ってみることにした。 それも、斜面のかなり上から。
かなりスピードが出て、むっちゃこわい。 始めは何とかバランスをとっていたけど、 「うわ、こわー!!!」 と思った瞬間に、見事転倒。 お尻の一番肉付きのいい部分を強打。 その拍子に帽子は吹っ飛び、そのまま腹からずずずー。 もう、痛いやら、悔しいやら、恥かしいやらで、げらげら大笑い。 そのあと懲りずに更に2回転倒。 しおらしく、斜面の下のほうからすべればいいのに、むきになっちゃって。
学生時代は原ちゃりスピード狂(時速60キロだけど)で、スキーでも中級コースならすいすい滑ったほどに、体感スピードはへっちゃらだった。 それなのに、今ではあったあれしきのスピードでバランスを崩してしまうようになった。
なんとも悔しい。 スピード感が鈍ったのは、若さが鈍ったのと同じくらいにショックだった。
風を切って走る・・・なんてそういえばここ久しくなかったか・・・。
| 2004年01月05日(月) |
シルベスターのロブスター |

12月31日のシルベスター・メニューのロブスター。 おっきいでしょう? これ一匹で十分お腹いっぱいに。 他にも海老、えび、エビ、海老尽くし。 生、半生、茹で海老、色鮮やかな海老のお皿をいくつもテーブルに並べた。

しっかし、ホテル客の中でもあれだけたくさんの海老を食したのは、 アジア人の私たちぐらいだろうな。
* * * * * * * * * *
夕日がすっかり傾いたころ、一人でぼんやり海を眺めて過ごした。 この海のずっと向こうはモロッコ。なーんにもない海。 さっきまでいたウィンドサーファーも帰って、だーれもいない海。 波の音も風の音も遠慮がちな、しーずかな海。
どのぐらいそこにいたんだろう。 なーんにもないと思っていた右手の沖に、なにやら丸くて黒いものが見える。 なんだろ、人の頭かな? よーく見たら、海面から顔を覗かせたり潜ったり。 いやいや、ただ海面に浮いているだけみたい。 さっきまで、全く何にもなかったのに。 自力で帰られなくなったサーファーかな? あそこまで風で流されて、沖で漂流してるのかな? どうなんだろ。私も一度ウィンドサーフィンで同じような経験あるからさ。 ここからは遠すぎてボードもセールも見えないや。
時間がそのまますぎていく。 相変わらず、黒い頭はただ沖でぷかぷかしている。 本当にこのまま放っておいても大丈夫なんだろうか? 救助ボートを出さなくてもいいんだろうか?
ずっと離れた右手の岸壁に、一人で海を見に来ているおばあさんがいた。 自分のホテルに戻るためか、ひょこひょこ腰を曲げて岩の上を歩いているところだった。 あのおばあさんもさっきからあの沖のほうを見てたはずだ。 あれに何か気付いただろうか? 「ハロー、エンシュルディグン(すみません)!」 おばあさんは、血相を変えて走ってくる私を見て、驚いたように立ち止まった。 「あの沖のほうに黒いものが見えるんですけど、もしかしたら、人が溺れたんじゃないでしょうか? 私、救助ボートを頼んだほうがいいでしょうか?」 私が息を切らして畳み掛けるように言うと、お婆さんも慌てて沖のほうを見た。
二人並んでほんのしばらく沖を見た。 おばあさんはすぐに、ふふふと顔を緩めて、 「いやいやあれは人の頭なんかじゃなくって、浮き球だと思うわよ。人じゃないわよ。もし人間だったら、救助の合図の手を振るでしょうし」 「ははぁ、それもそうですね・・・」
よくよく目を凝らしてみると、それは本当に黒い浮き球のようにみえる。 長い間海を見ていたから、そのうち潮が引いてきて、浮きがぽっかり海面から顔を出したのかもしれない。さっきまで本当に何にもない海だったんだから。 視線を左の沖に移したら、今度は白い丸い浮き球がぷかぷか・・・。 いやぁん、もう私ったら、人騒がせでおっちょこちょいの早とちり。 二人でちょっと笑いあった。
おばあさんは、東洋人の風貌でドイツ語を流暢に話す私に興味を持ったらしく、そのまましばらく立ち話をした。旅先で初めて出会う人が必ず質問しあうありきたりな会話と挨拶を交わし、お互いのホテルへの道を歩き始めた。
別れ際、同じ背丈ぐらいのおばあさんが私の顔を覗き込んで言った。 「あなたは本当に親切な娘さんだね」 私は照れ隠しの両目ウインクだけで、「ありがとう」と返した。
今回は単なる早とちりだったけど、人のために一生懸命になったり尽くしたりするのは、やっぱり心が気持ちがいいもんだな・・・って素直に思った。
「私今ね、ちょっとすがすがしい気分だよ・・・」 水平線のずっと向こうに話しかけてみた。

朝、早起きしてホテルの近くの海辺を散歩しました。 曇り空が続いたので、絵に描いたような日の出は拝めなかったけど、 波の音を聞きながら朝陽を待つなんて、ホントに久しぶりだったかな。。。
空が白むのを待ちながら一人で口ずさんだ歌。
〜A HAPPY NEW YEAR〜 作詞作曲・松任谷由美
A HAPPY NEW YEAR! 大好きなあなたの部屋まで 凍る街路樹ぬけて急ぎましょう ♪ 今年も最初に会う人が あなたであるように はやく はやく
A HAPPY NEW YEAR! 新しいキスを下さい そして鐘の音 通りにあふれて
♪ 今年もたくさんいいことが あなたにあるように いつも いつも
A HAPPY NEW YEAR! 今日の日は ああどこから来るの 陽気な人ごみにまぎれて消えるの
♪ こうしてもうひとつ年をとり あなたを愛したい ずっと ずっと
♪ 今年もたくさんいいことが あなたにあるように いつも いつも
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