薔薇園コアラの秘密日記

2003年05月10日(土) お掃除日和

 今朝はいつもより早く起きて、早目に朝食を済ませたので、朝からたっぷり時間があって嬉しい。おまけに、今週はボーズたちの野球もないから時間に追われることなく一日過ごすことができる。

 先程、Waltherというドイツ系の家具屋さんで私の部屋の小物を少し買ってきた。

 さてと、今からお部屋の大掃除でもしようっかな。
 まずは、おびただしい量の紙類から。
 うーん、これ全部、やぎに食べてもらうしかないな・・・。



2003年05月09日(金) 念力

 先日、念力をかけて止まっていた時計を直した。
あははは、本当の話。

 結婚何年目かの誕生日だか、クリスマスだか忘れちゃったけど、(4月と12月だから随分季節が違うんだけどね)パパがTissoの金ベルトの時計をプレゼントしてくれた。秒針が20秒に一回しか動かないタイプのもので、とても気に入った。以来愛用の時計として、ずっと肌身離さずつけていた。

 それが、年が明けてから全く動かなくなった。何度修理に持っていっても、受け取ったその日に止まってしまう。

 昔、大学の仲間に結婚祝にもらった電池が切れたままのPerson'sの時計(うわ〜、懐かしいブランド名)も、時計屋さんにいったついでにバッテリー交換してもらったのに、それもしばらくして動かなくなった。どうしちゃったんだい、我が家の時計たちよ。
 まさか、ポーランドの時計のバッテリーの質が悪いというわけではあるまい。

 数ヶ月前に買った、カルバンクラインの革ベルトの時計は、数ヶ月で紛失しちゃたし。もう、ヤンなっちゃう・・・といいながらもしばらく腕時計無しの生活を送っていた。

 ある日、ほったらかしになっていたTissoの時計を取り出し、手のひらにそっと載せてしばし眺めてみた。
「何度も修理しているのに、なんで動かないんだろう・・・」
などとぼんやり考えた。

 両手でそっと包み込んで、「動け〜、冗談でもいいから・・・」と念力をかけてみた。本当に冗談のつもりだったのだけれども、秒針をそのままじっと見ていると、約20秒後に突然ポッと動いたのだ。まじに。何の前触れもなしに。
 
 うっは〜、びっくりしたー。興奮でぎゃーっと頭に血がのぼった。

 そのときは、しばらくしてすぐに動かなくなったけど、何日もかけて同じことを何回も繰り返すうちに、動いている時間が長くなった。
 そして、今では普通どおりに動いている。

 もう一つの、Person's時計も、なかなか動いてくれなかったけど、ひょうずを一度触ったら、そのまま何事もなかったように時を刻み始めた。

 わはははー、私は時計の修理屋さんだ。などと単純に喜んでいる場合じゃないんだけど。
 ぐー、時計店での修理代、すっごく高かったのに。自分で直せるとわかってたら、無駄なお金払うことなかったのに・・・。
 
 ねぇ、これって、本当に念力だと思う? スプーン曲げなんて私、できないけど。

 ね、あなたの時計も直してあげよっか? 今度家まで持っておいでよ。

 



2003年05月07日(水) 執着と失望と

 過日、カジェミシュ・ドルニーで見つけた、Jezry Gnatowskiの風景画、今も深く胸に残っている。
 
 やっぱりどうしてもあの画が欲しい。誰が何といっても、是が非でも手に入れたい。もしかしたら、あれから何日か経っているので、もう売れてしまったかもしれない。いやもし、まだ残っているのなら、一刻も早く私のものにしたい・・・。早く買い付けに行かなければ、売れてしまう。
 こうしてはいられない! 

 ということで、100km近く離れた村まで、私が自分で運転して買いに行こうと決めた。決して長距離運転は得意ではないけど、あの絵画には私をそこまで駆り立てるほどの魅力があった。常日頃あっさりした自分にもこれほどまでの執着心があるんだな、と知って、正直言って自分自身、内心びっくりしてしまった。

 ポーランド国内地図とにらめっこして、距離と時間を計算して、子供たちが学校へ行っている間に、友人に同行してもらって、ささっと行って来ることにした。

 先日、彼のギャラリーの店番をしている若い女性に、彼の作品をHPで見ることができるかと尋ねたところ、いまひとつ要領の得ない様子だったけど、しばらくして裏に彼の作品を印刷した名刺を探し出し、私に一枚手渡してくれた。そこに、グナトフスキーのHPのURLが印刷されていた。
 画の買い付けに行く前に、一度HPを覗いてみようと思い立ち、早速そこにアクセスしてみた。

 いきなり、目を背けたくなるような画像が出てきた。ブロンドの裸のお姉ちゃんがありとあらゆることをされているような。いわゆる、アダルト向けのハードコアのダイヤルQ2サイトだった。す、す、すごかったー。ちゃっかりみちゃったけど・・・。
 
 我が家の電話回線は有料サイトへ接続しようとしたら、自動的にネットの接続が切断される契約になっているので、料金が跳ね上がるというトラブルはないと思うけど、困ったことに、ツールバーにそのサイトのアイコンが残ってしまい、素人の私の手では消えなくなってしまった。
 非常にうっとうしい・・・。
 悪質なサイトだったらこちらも困るので、一応業者さんに来てもらって、除去してもらった。

 あのグナトフスキーのサイトが・・・、それは何かの間違えであって欲しい、と思ったけど、やっぱりそうでもないらしい。そのURLには、gnatowski.の後にプライベートの略のprv.というのがついているということは、彼が運営するプライベートのサイトを有料にして、それが彼のスポンサーになっている、と考えられるそうだ。

 激しく失望。

 私は、純粋にグナトフスキーの絵に興味を持ったから、そのサイトでもっと他の彼が描いた素敵な世界をみたかっただけなのだ。
 あまりにもグナトフスキーという画家の絵に強く執着したがために、その後の失望は思ったよりこたえた。

 作品と作者は切り離して考えたらいいのかもしれない。
 作家や画家、音楽家などの創作の大家は、創作を極めていくうちに、精神のどこかに必ず歪みが生じてくるものだ。一般人が持つ尋常な神経では、世に残る大作を仕上げることはできない。どの作者に対しても、そのくらいの広い理解をもって常に作品に接しているつもりだ。だから、作品が私に感銘を与えるものであれば、それはそれでよかったのだ。今までは。

 なぜかしら今回のグナトフスキーに対しては、自分でもびっくりするくらいに潔癖に考えたものだなと思う。でもさすがに、もう一つの顔がダイヤルQ2サイトの運営者というのは許しがたいであろう。
 今回、画をただ鑑賞するだけでなく、それを常にわが身のもとに置くとしたら、その画と同時に、その作者の持つやましさやいやらしさまでをも家の中に取り込んでしまうような、いやな予感がしたのだ。どんなに作品が気に入ったとしても、彼の画はいっさい持ちたくないとまで思った。

 今だからこそそう思うのだけれども、今回は目に見えない私の守護神が、私にグナトフスキーのHPサイトを閲覧させて、危険と画家の裏の顔を事前に気付かせてくれたのかもしれない。
 無理して走り慣れない道のりを自分で運転して、遠い村の画廊で素性のよろしくない人の絵を買い込んで、我が家に悪いツキを持ち込ませないためにも。

 今回、衝動だけで行動しなくて本当によかった・・・と今更ながら思う。


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祐子 [MAIL]

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