薔薇園コアラの秘密日記

2003年03月19日(水) 涙の卒業式

 昨日、18日はワルシャワ日本人学校の卒業式だった。規模が小さいので保護者も全員出席する。
 たった一人の卒業生。彼は二学期の終わりに転校してきて、引き続きワルシャワ日本人学校の中学部に通うので、この日でお別れ・・・という湿っぽい式ではなかった。
 が、転校してきてからここ最近の彼の成長振りは目を見張るものがあった。みんなに慕われる優しいお兄さんで、まじめな努力家でもあるので、今日の大人びた立派な彼の姿がまるで我が子のことのように嬉しかった。

 そして卒業式の後、転出生と離任者の別れの挨拶があった。
 転出生姉妹の2年生のひとみちゃんが、おっきな瞳で淡々と落ち着いて長い挨拶をした。まだまだ小さいのに堂々とたいしたものだった。

 お姉さんの4年生の由真ちゃんが、別れの言葉を口にするなり、こらえきれずに泣き出してしまった。嗚咽で何度も言葉が途切れて次の言葉が出てこない。
 それもそうだろう。
 20人足らずのこんな小さな学校で毎日全員と仲良く遊んできたのだ。一人一人とのかかわりの密度が濃いのだ。陽気で純真な姉妹だったし、それぞれ友達との思い出も多かっただろう。
 みんなの前に立って大粒の涙を流す二人は、感情の高ぶりが先行して、溢れ出る涙を拭うのすら忘れているようであった。生徒児童、教員、来賓、保護者、そこに居合わせた誰もが目頭を熱くした。

 私も最初はアイメークが剥げ落ちないようにと涙を押さえるハンカチに細心の注意をはらっていたけど、涙が後から後から溢れ出るのでそのうちそんなことお構いなしに目頭を押さえた。

 引き続き、三年間の任期を終えて離任されるK先生が一人一人へメッセージを。みんなは涙のまましんみりと先生との思い出に浸っていた。

  *  *  *  *  *  *  *  *
 
 後でお母さんたちで話題になったのは、それぞれ自分の子供たちが涙を流していたので驚いたということについて。それも低学年児の小さな子供たちも別れが哀しくて泣いていたのだ。我が子達も知らないうちに、そういう感情の動きで涙が出るような素直な子供にちゃんと育っていたんだねぇ、と感慨深く語りあった。

 お互いの体温が感じ合える程までに小さなフロアで行われたワルシャワ日本人学校の卒業式と離任式。その後は腹を抱えて笑ったお別れ会。なんといっても小規模校ならではの温かみがある。お互いの心の温かみまでも感じあえるのもごくごく自然なこと。そして、そのぬくもりがいつまでもお互いの胸に残っている。

 同じ時期に同じ水を飲んでワルシャワで暮らした人たちの間には、なぜかしらお互いの存在を忘れない不思議な繋がりがあるみたい。これまでに帰国された人たちのことも、今は離れ離れになって顔をみる機会はないけれど、思い出はしっかり私たちの胸に残っている。そして今でもワルシャワのどこかでよく話題に上る。 
 
 この土地での思い出はワルシャワの水の成分と結合して、いつまでも胸に残るものなのかもよ。
 
 しかも、飲んだ水の量と思い出の数は正比例して・・・。
 
 



2003年03月16日(日) 心の春到来

 先週の金曜日あたりから、ふと心が軽くなった。
 特別いいことがあったというわけでもなく、嬉しい知らせがあったというわけでもない。ただ、金曜日を境に急にいろんなことに意欲が出てきて、ハードスケジュールも全然ストレスにならない。がしがし動き回れちゃう、働けちゃう、ってなかんじ。

 心に春がきたんだな、と思った。
 ハートマークのともなう艶っぽい春ではなくて、長い鬱々したヨーロッパの冬を今年もとうとう乗り切ったぞ、と感じるときの心の春。
 長くて暗いトンネルを抜け切ったときに感じる安堵感のようなかんじにも似ているかな。特に私はトンネルに入ると無意識に息を止めてしまうくせがあるから、あ、やっと抜けた! という喜びは心に酸素を補給するようなものなのかもしれない。

 心の春到来を素直に受け止めると、不思議と周りのものがなんでもかんでも自分にポジティブに働きかけてくれるような気がしてくる。
 読むもの聞くもののなかから、今の自分に必要な言葉がすとんと胸におちてくる。
 心が冬に支配されていたときは、う・・・こんなの今の私には絶対無理・・・。と逃げ腰になっていたことでも、さぁさ、ここらでひとつがんばろっかなとすら思えてくる。

 昨日、JSTVの朝の番組「朝のオアシス」で、過去にスタジオに出演したゲストが残した一言メッセージを紹介しているコーナーがあった。それぞれ各業界でトップに駆け上った著名人ばかりなので、メッセージの一つ一つをその人の人生に照らし合わせると、あぁ、なるほどね・・・と心からうなづけるものばかりであった。
 
 私が一番感銘を受けたのは、村田兆治「人生先発完投」

 私に欠けていた発想であった。これからの私の座右の銘にする。



2003年03月15日(土) 最近忙しくて・・・。

 モニターを買い換えた。
 17インチだけど、今まで使っていたのに比べるとものすごくでかい。今までのデスクトップが小さすぎただけなのか? これは液晶の薄いタイプなので、机が広くなった。散らかる領域が増えたということか・・・。ま、いいけど。

 パソコンは素人なので、いつもキーボードの手元とモニターの両方を忙しく見ながら入力している。
 今、これだけ大きな画面だとクビまで上下に振らないといけないから、妙に疲れる。慣れかもしれないけど。
 遅ればせながらも、そろそろブラインドタッチなるものを訓練して、覚えようかなと思う。
 
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 最近、日記の更新をゆっくりする暇も無いほどに忙しい。
昨日なんか、ポーランド語、引き続き送別会、映画、子供のピックアップと出ずっぱりで、朝八時半に家をでて、帰宅したのは晩の7時半。行く先々で楽しかったから、それほど疲れてないけど。

 昨日観た映画は、昨日封切の「シカゴ」ミュージカル映画。リチャード・ギアが共演してるから、待ちきれずに早速観てきた。

 あ〜。今はね、リチャード・ギアのことしか頭に無いの。
ラストシーン近くで見せた笑顔がなんともいえなかったのよ。
音声は英語だったけど、途中、画面に釘付けで、私の聴力は働く気配など無かった。だいたいのストーリーは観てたらわかるんだけどね。
 
 今度またお友達と一緒に観てこようかな・・・。
 今年の春は観たい映画がいっぱいなの。


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祐子 [MAIL]

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