今日、ポーランド語の授業の一環として、映画を観てきた。 日本語のタイトルはわからないけど、在米ギリシャ人女性とアメリカ人男性との異文化・風習を克服しての国際結婚の話。お相手の国の風習への歩み寄りのプロセスがおもしろかった。 アメリカにおける閉鎖的なギリシャ人社会の様子というのも、アメリカに限らずギリシャ人に限らず、移民民族であればどこにでもありうるお話で興味深かった。
その後、メトロとトラム(地下鉄と市電)を乗り継いで帰宅した。 いつもは車でどこへでも出かけるのだけど、昨日、行く先々で知らない人から車の前輪のタイヤの空気が少なくなっていると忠告をうけた。だから、今日は車の運転は控えることにした。 実は昨日、学校の下校時に生徒を迎えに来ているドライバーたちが親切にも数人ががりで、私の車のタイヤに空気を入れてくれた。その後すぐに修理工場へ行ったけど、受付の社員が待てど暮らせどこないし、時間が無かったので何もせずにそのまま帰宅した。 一晩ガレージで寝かせておいたけど、パンクではなくて単に空気が少なくなっていただけみたいだった。 道路の状態がよくないから、タイヤに負担がかかるのであろう、きっと。 まぁ、今日は車で出かけてもよかったのだけど、途中で何かあったら困るから、タクシーででかけた。 帰り、シルバースクリーン前で、プワフスカの大通りに面して信号待ちした。そういえば・・・こんな風に歩行者として横断歩道を渡るのって、もしかしたら本当に久しぶりかも、と冷たい風にさらされながら思った。いつも、何とか車を目的地の最寄のパーキングに停めるので、歩くほどの距離でもない。久々に冬の街の空気を吸った。相変わらずどこも汚いけど。 駅までの徒歩と乗り換えとで、家にたどり着くまでに50分かかった。車では15分のところを。公共機関も乗りなれていないから、目に見えない神経をすり減らしてへとへとになった。
夕食後にグロッキーして、子どもたちより先に寝てしまった。パパと入れかわりに起きだして台所の片付けをして、こうして今、日記なんか書いている。
| 2003年02月24日(月) |
手塚プロダクション講演会 |
今日、日本文化広報センターでアニメ・マンガの講演会があった。 ゲストはアニメ監督のりんたろう氏と手塚プロダクション社長の松谷孝征氏。
以前に手塚治虫・原作「メトロポリス」のDVDをこちらで買った。ポーランドで日本語版の映画を売っているとは思わなかったので、迷わず買った。 それにはメーキングのDVDもついており、メトロポリスの製作・発表に携わったお二人も出演されていたので、そういえば本日のゲストのお二人、お顔に見覚えがありました。
前半のりんたろう氏の講演では、40年前にテレビではじめて放映された白黒の「鉄腕アトム」と、今年公開のリメイクカラー版「アストロボーイ・鉄腕アトム」のフィルムを見せてもらった。CPGもない40年間のアニメ映画製作は、途方も無い労力がかかっているのだとわかった。技術の発展を目の当たりにして、ただ、唸るしかなかった。 りんたろう氏が、ホワイトボードにボールがバウンドする様子をサササと描いた。一秒間のコマの動き8枚をイラストで説明するためにフリーハンドで何気なく描かれたのだと思うが、その画は驚くくらいに精密であった。 故・手塚治虫氏のもとで、気の遠くなるほどの枚数を描き込んで鍛錬されたと思わせるプロの筆致であった。
松谷社長の講演では、「オサムとムサシ」という、手塚治虫の幼少時代のアニメフィルムを観たあと、手塚氏のことやマンガ・アニメの歴史などを話してくださった。アニメ好きの若い世代の聴衆が多かったので、次世代を担う世界的なアニメ作家を目指して頑張ってほしいというメッセージを送られた。
最近、ボーズたちはちょっと文字を読めるようになったと思ったら、コロコロコミックなどのマンガしか読まない。少し前までは普通の活字もろくろく読めなかったので、せめてマンガでも読んでもらいたいと思っていたけど、ここまでマンガ漬になると、親としても心配になった。 そんな矢先に、今日の講演で聞いた話は妙に説得力があった。 「大人はすぐにマンガはくだらないものだと過小評価するけど、マンガには小説をはるかに越えた優れた作品があるから、どんどんいい作品にたくさん触れて欲しい」 とのこと。確かにそうかもしれない。
帰ってから、子どもたちに、 「マンガを読んでいて、げらげらおかしいことの他にどんなこと思ったことある?」と聞くと、 「一緒に哀しかったり、嬉しいなと思ったりするよ」などと言っていた。 児童書の代わりに年相応なマンガを読むということも、このくらいの子どもたちには必要なことなのかもしれないな、と子ども時代にそれほどマンガを読んでこなかった母は、改めて考えさせられた。
よし、君たち、今度日本に行ったときに、たくさんマンガも買ってあげるよ!
朝から知人の子どもたち、男の子二人を預かっている。 うちのボーズは9歳、7歳で、その子達は5歳、2歳。 まぁ、私が一人で4人を産んだといってもおかしくは無い年齢構成かも。 うちのおませな小学生どもを見ていると、一番下の2歳児というのはまだまだ幼いものだ。
今朝の「おかあさんといっしょ」でぞうさんの歌が入ると、「あ、ぞうさんだぁー」と無邪気な顔で私のところに飛んでくる。「うん、ぞうさんだねー」と相づちを打っていっしょに歌ってあげた。 アンパンマンのビデオでバイキンマンが出てきたら、「あぁ?! ばいきんまんだ!!」と報告に来るから、「あぁ! そうだね〜」と私も一緒にテレビ画面を見た。ふふふ、かわいいものだ。
そういえば、わが子達のこういう小さい子どもの成長の時期、今となってはすっかり忘れてしまっていた。 理人が小さいころ、理人が目にするものは、ママも目線を低くして一緒に見るように常に心がけていた。子どもの低い目線には、大人の視点とはまた別の違う世界があるんだということに改めて気づかされたものだ。 小学生になった今は、子どもたちにも友達を交えての楽しい世界があるみたいで、こちらも会話についていけないし、私はたんに遠くから傍観する立場になってしまった。 でも、今日のように、小さな子がほんの些細なことに喜んだり感動したりして大人の私のところに相づちを求めに来るのを目の当たりにすると、こんな風に親と子が一対一で向かい合って過ごした時期というのは本当に短かったのだな・・・としみじみ思わざるをえなかった。小さい子を預かることによって、自分たちの最近の親子関係を見直すいいきっかけになったかなと思った。
これから、カレーを作る。甘口の。いつもは週末の食事の用意は億劫なんだけど、ちびちゃんたちがいるから今日はちょっこり張り切ってんだよ、こんな私でも。
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