最近、アクアエアロビクスに通っている。 是が非でも継続してやらねば・・・と思ってしまうくらい身体にいい。今では毎週月曜日が来るのが楽しみ。
アクアエアロビクスのメリットは、まず第一に、水中では浮力があるので、ひざに負担がかからない。水圧で大根足も太っ腹もきゅっと締まる。脊髄はすっきり伸びて、姿勢もよくなるし、普段めったに使わない二の腕も、これでもかー!! といわんばかりに鍛え上げられる。 フフフ、きっと、数ヵ月後には、ピシッと引き締まったボディになるであろう。 プールから上がると、身体にかかった重力をもろに感じ、思わずよろけてしまった。よほど身体にまとった脂肪が重かったのだろう。 地上で45分間ステップを踏み続けろといわれたら、きっと、息もあがるし汗だくになって途中でギブアップしただろう。これは水の中だから軽くやり遂げられるのだ。 今日、一緒にやっているポーランド人おばさんと少し話をした。顔なじみのおばさんに「ジェン・ドーブリィ!」と笑顔で挨拶するのも気持ちいいものだし、「あぁ、今日も来てよかった」と思う。 正真正銘(?)のおばさんたちなんだけど、すごく愛嬌のあるはつらつとした顔をしている。きっとアクアエアロビクスで身体を動かして、心身ともにリフレッシュして楽しんでいるのだろう。 水の中で身体を動かすのは、シェープアップだけでなく、心の澱もいっしょに洗い流して元気にしてくれるようだ。 私ももっと早くにはじめるべきだったかな。
今日、市内の小さなホールで奥住先生と仲間の、ピアノと弦の五重奏のコンサートがあった。 そこは、こじんまりとした王宮風の素敵な建物だった。スタニワフ・モニュシュコ(ポーランド出身のオペラ作家)記念館とあったが、ショパンともゆかりの深い建物らしく、廊下には、ショパンの像や写真、直筆の手紙や楽譜などが展示してあった。 コンサートの演目は、シューマンのピアノクィンテットEs−dur op.44とブラームスのf-moll op.34 私はピォトルさんのヴァイオリンの音色が好きだ。ワックスを塗ったように滑らかで艶やかな音。それが胸の奥で音が広がるように入り込んでくる。 耳だけで聴く音はいずれ忘れてしまうけど、ピォトルさんの音は体全体で聴くから、胸のどこかがいつまでもピォトルさんの音色を覚えている。室内楽として、生で間近で聴くからなおさらなのだと思う。 ピォトルさんの生演奏のヴァイオリンは、今回が三回目であった。
生で素敵な音楽を聞いて、居合わせた知り合いたちと和やかにお話して、演奏後の余韻にほわぁんと包まれながら、会場を後にした。 久しぶりに気持ちのいいひとときだった。
昨日の日記で、「戦場のピアニスト」に知人の知人がエキストラで出演していると書いたけど、何を隠そう、その人がそのピォトルさんのことなのである。 映画の最後にコンサートのシーンがあり、オーケストラをバックにピォトルさんがソロでバイオリンを弾いている。
| 2003年02月08日(土) |
「戦場のピアニスト」ポーランドでもう見たもんね〜 |
日本では、「戦場のピアニスト」2月15日公開だそうだ。 友達のメールで、日本ではしきりにCMで広告をしている旨連絡があった。私たち、ほとんどのポーランド在住日本人は、封切された夏にすでに観てしまっている。
この映画はフランスのカンヌ映画祭で最高賞を受賞している。 監督のロマン・ポランスキーは、自らがユダヤ人であり、幼少時代に強制収容所から脱走して生き延びた。自らの経験をもこの映画の主人公に託して訴えたいものがあったのだろう。
主人公・シュピールマンはワルシャワ在住の実在の人物、ポーランド国民なら誰にでも馴染みのある、有名な音楽家であった。 没2000年、享年88歳。
彼の手記(翻訳版・文藝春秋刊)をもとに映画が製作された。 主人公の名前、シュピールマン(Spielmann)とは、ドイツ語で”演奏家”という意味でもある。ぎりぎりの窮地を切り抜けて生き延びた、強運の持ち主のこの男性は、自分の名が宿命のように、成功したポーランド有数の音楽家として自分の人生を全うした。
ワルシャワが舞台なので、当然見慣れた街のショットがある。映画を通して大半のショットは、ヴィスワ河の東側地区、つまり私たちの住む街の川向こうである。その時代風にうまくCPUで画像処理がされている。ほかにも私の知人の知人がエキストラで出演していたり、ラストシーンが馴染みのあるフィルハーモニーホール(ショパンコンクールの会場)だったり、私たちにとって身近な感じがする映画である。
ホロコースト映画はシネマファンなら今までによく目にしたかもしれないけど、この映画は、老若男女の広い層に一人でも多くの人に観てもらいたい。 朝日新聞には、紹介記事が何度か掲載されているが、マスコミでの今後の反響に期待したい。
これから日本で観る人たちへ この映画は、ラストシーンのテロップが流れても席を立ってはいけない。最後の最後まで観ないと意味が無いのだ。映画を観終った後の余韻を、是非どっぷり味わっていただきたい。
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