度々旅
INDEXpastwill


2005年06月06日(月) ワガママでいられる場所

 眠くて10時頃から寝ようとしているのに、浅く眠って夢を見ては起きてしまい、なんとなく日記です。
 今月から来年以後に向けた資格の勉強を始めたり、いろいろ生活のリズムができてきたけれど、なんだか中ぶらりんな感じは居心地が悪い。仕事で拘束される時間はそれ程長くないけれど、やっぱり今までの自分のペースや環境とは大違いのため、知らない間に疲れやら、ストレスやらたまっているらしく、いろいろ難しいものねぇなんて思ってみたり。 周りはとても良い人たちなので、すごくありがたい。でもその分、面倒でもある。人間って、ワガママな生き物だ。そういや、学生の時は本当にワガママに人と付き合っていたことを実感している。それは私だけではなく、お互いにだ。
 大学というのは、とんでもなくいろんな人種がいて、高校までとは違って同じクラスでも、まったく付き合わない人間がいたし、それで良かった。それぞれが、自分の心地良い場所を求めて、サークルなり研究室なり自分の部屋なりで過ごしていた。人と付き合っても良いし、面倒ならば付き合わなくても良い。何らかの対象を求めて集まった人同士ならば、性格がまったく違っても、その対象を介して結構うまく付き合えるものだ。そういう、自分が自分らしく、ワガママでいられる場所だったと思う。
 学生時代の前半をサークルで暮らし、後半を研究で暮らしていた私は、どちらにおいても、素敵な仲間と出会った。どちらの人たちも、自分のことが一番大好きな人達だった。だからこそ、他人に対して基本的に無関心でもあった。その無関心っていうのは別に冷たいとかいうことではなくて、相手をそのまま認めるみたいな人達で、丸ごと受け止めてくれて、それでほっといてくれる本当に心地良い所だった。
 そんな人達の夢を、さっきから次々見ては起きてしまっている。夢の中の私は相変わらずワガママだ。昼間に友達から来たメールに、人によく見られようと思って自分で自分の首を絞めてしまうことがよくあるという内容が書いてあった。最近、あたしのあこがれの女性に、これしかできませーん、こんなんでもいいですかぁ?って態度が重要と言われた。あたしが今までのワガママでいられたのは、そういう態度でいたからで、自分で自分の首を絞めることも多かったが、そういうあたしを丸ごと受け止めてくれた人達がいたからだ。あたしはワガママでありたい。それでいいような気がしてきた。


2005年05月27日(金) 学校

 振り替え休日をもらったので学校へ行ってみた。思い出した。私は高校まで、そして今もその生活の基盤となる場へ行くことがすごく嫌いだった。けれど、大学だけは違かった。夏休みだって行っていた。そして、今日もわざわざ行ってしまった。指導教授は週の前半に授業なので会えなかったのは残念。研究室で、室員さんとだらだら話す。彼女にはいつも愚痴を聞いてもらっていた。そして今日も聞いてもらう。私達ダメ院生がなんとかやっていけたのは、彼女のおかげだなぁとつくづく思う。あまりにも研究室は居心地がよかった。学校へ行く電車は、故郷へ帰る気分だった。だから、私はここから脱してしまったんだなぁと思ったら、少し寂しくなった。
 けれど、帰れる場所があって、いつでも両手を広げて待っていてくれる人がいるってなんて喜ばしいことなんだろう。学校から遠くなり、友達や先輩とも会えなくなったけれど、学校そばまで来た旨をメールしたりしたら、すぐに呑みの誘いやら、お茶の誘い。それぞれ時間を空けてくれた。うううう。
 今日、室員さんは、私が午後に現れると思っていた。それが私は午前に現れた。というのも、通常通りに起きてしまったのだ。だから家を9時に出た。数ヶ月前では考えられないことだ。誰もが私と約束するとき、寝坊を考え午後2時過ぎにしていたのだから。そうやって、今までの生活とは違う生活をすることによって何かが変わっている。けれど、仲間と会ったとき私は私のままであることを知った。そのことが嬉しかった。まったく違う生活をして、違う格好をして、違う環境にいるけれど、私は、大好きな人達と、大好きな場所で、大好きなことをしていたときの自分と変わっていない。


2005年05月21日(土)

 また一つ歳をくった。なんか、今までは一つの区切りとして受け止めて、気持ち新たにって感じだったが、3月で学生に区切りをつけたためか、それ程気持ちがシャンとしない。
 友達が「おめでとう」という言葉と共に、ネタをプレゼントとしてくれた。それも、1人じゃない。みんな、ネタ作りに励んでいた。オイ、なんか違うだろう。
 夜遅く、院の先輩からのメール。パチンコで大当たりして、これから豪遊する予定。一晩遊ぼうってな内容。あぁ〜〜、行きたいっす。すごく行きたい。しかし、私は今週は日曜も仕事。遠慮します。つまらない人間になったなんて思わないでください。
 気づけば働き始めて1ヶ月だ。早い。木曜の夜に、院生仲間が電話してきた。彼は、ドクターに行ったものの、就職への気持ちが固まり、院に籍を置きながら就職活動。その他に、週4回フルタイムバイト。なんか、あたしと状況が似ている。お互い、同じような愚痴を吐き出す。
 働き始めて、今まで当たり前だったことが、どんなに素敵なことだったのかということを多く感じる。同じ思いを抱えた人が周りにいることが、なんて幸せだったのか。普通だと思っていた楽しみが、私にとってどれ程欠かせない楽しみだったのか。生活の主体を仕事にとられることによって、やっとそういうことに気づいた。働いてみるのも悪くない。我慢することを覚えるって、我慢せずに過ごせる時間やコトの素晴らしさを感じることだったのね。
 とにかく、周りの人、モノに感謝。


こげんき |MAILBBS

↑エンピツ投票ボタン
My追加