ねろえび日記
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京都ヒストリカ国際映画祭での上映です。 パンフレットを見て、おもしろそうなので行ってきた。 500年の夫婦生活に耐えられない! 悩めるヴァンパイアのブラックコメディ、とある。オーストリアとスイスの共同制作、キャスト・スタッフとも誰も知らないけど。
いやあ、おもしろかったわあ。よく出来た映画。 台詞はドイツ語で、画面の下に英語の字幕、右端に日本語の字幕が出る。音声も聞きたいし、英語も気になるけど日本語を見ないとわからないし、もちろん映像も見なくちゃで忙しかった。
舞台は1932年のウィーン、フロイト博士のもとにカウンセリングにやってきた吸血鬼の伯爵とその妻、フロイト博士のもとで働く画家とその彼女、伯爵の召使いも加わって、あーだこーだの騒ぎが起こる。ちりばめられた“吸血鬼あるある”に声を上げて笑った。
鏡に姿が映らない、つまり自分の顔が見られないことのストレス、そーゆーのがあるのかあ、と。吸血鬼になったことないからわからんかった。アタシ綺麗?綺麗?としつこい妻と「自分の顔を忘れたのか」と言い放つ伯爵。 鏡に映らない、写真にも映らない、ということは肖像画も描けないという展開。ほほう。
モノの数を数えずにはいられないという特徴(レインマンみたい)は知らなかったけれど、上手く使ってたなあ。
美術も良かった。夜空に浮かぶ満月と飛行船の図が美しかった。
上映後にトークショーがあり、オーストリアから来日した制作担当者の人の話を聞けた。映画の中で使った肖像画がイマイチとかぶっちゃけるし(確かにそうだけども)
もっかい観たいかも。
10月ももう終わりかあ。 本日のハロウィンは特に何もなく。もっと前に友だちにカードを送っていたので「あ、今日やったんや」という感覚。今更感。 今月中に来年の手帳が買えました。今年は店頭に並ぶ種類が豊富だったものの自分の条件にあう手帳は少なかった。探しまくって結局去年と同じ種類のものにした。さあ、これをカスタマイズします。手帳歴40数年の入れ込みようで。
などというマクラでお茶を濁してはいかんな。 前回更新以降映画を3本観ました。
ヴェルサイユの宮廷庭師 予告編を見たらおもしろそうだったので。庭園の魅力と恋と陰謀と……みたいな。
始まっていきなり「英語なの!」とびっくりしてしまった。勝手にフランス語だと思い込んでいた。イギリス映画だった。
う〜ん、まあまあかなあ。 おもしろいところや綺麗なところもあれば、しんきくさいところもあり。 平民の女庭師がイケメンの師匠によって才能を開花させ恋も実らせるというお話。なんだか少女マンガっぽい(登場人物は既婚者ばっかりだけど) 師匠の友だちもイケメンで優しくしてくれる、ルイ14世にも目をかけてもらう、助けてくれる同業のおじさんあり、イケズな同業のおっさんあり、師匠の妻の陰謀で庭がおじゃんになりかけたりするが、最後はあっけなく上手いこと行く。びっくりするくらいあっけなく、だ。水浸しの庭が次のシーンではお披露目して王様が踊ってます。はい、めでたしめでたし。
ヒトラー暗殺、13分の誤算 フライヤーを見ておもしろそうだったので。 こっちは始まったらドイツ語が聞こえてきてホッとした。 が、重い映画。重い史実。話自体がそうなのだが、拷問とか絞首刑のシーンとか、リアルで恐かった。 エルザーは、ヒトラーを暗殺して時代がおかしな方向に行くのを阻止しようとした現代の視点で見れば「英雄」に見えるけれど、関係のない人を8人殺してるという点では爆弾テロリストと変わりないもんなあ……と複雑な気持ち。でも、ひとりきりで凄いことをしたのだなあ。うむ。
図書館戦争 THE LAST MISSION 前作も先日放送されたTVドラマも見た。結構楽しみにしていたのだけれども、う〜ん、なんだかなあ。 図書館の中だけでドンパチやっていて、そのことを世の中のほとんどの人は気にとめないもしくは知らないという不条理不可思議な世界。この世界観が前作では受け入れられたのになあ。今回はなんかもにょる。玄田隊長(じゅんさん)のカッコよさと堂上と笠原のおもしろツンデレラブではカバーしきれない。言論や表現の自由を命を賭して守るというお題目もなんか宙に浮いている感じ。 この映画を作った人って確実に本より銃が好きなんだろうなと思わせる映画。
大阪平成中村座 昼の部に行ってきました。楽しかった。 芝居小屋と芝生と青空と大阪城とビルと飛行機と。気持ちよかった。
女暫 良かったわあ! 考えに考えて取った座席が大正解。右列なんだけど、花道の七之助くんに対しては真っ正面。長台詞のときは涙が出そうでやんした。神々しいとすら思った(またか。参照:阿弖流為) 3回の「ん〜〜〜ん(なんと表記したらいいのか)」が悶絶しそうなステキ感嘆詞。なんだあれ。そして、悪者をやっつけたあとのやすえ姉さん状態(恐かった〜ってやつ)からの〜兄さんに六方を教えてもらう甘えたのちゃっかり妹。♪凛々しさと可憐さと神々しさと〜、思わず心の中で歌う。最近気になる声のステキな(顔はビミョーな←コラコラ)坂東新悟さんとの絡みもあって、うれしかった。あーもっかい観たいなあ、これだけでも。
三升猿曲舞 舞踊はたいてい眠くなる。う〜ん。アクションになったら眠気吹っ飛ぶ。そして舞台奥が開いて外が見えて(大阪城は私の席からは見えませんでしたが)、おおおーっ!
狐狸狐狸ばなし 騙し騙されのコメディ。前に篠井英介さんのバージョンの舞台を観たことあるけど、話はあんまり憶えてなかったので新鮮に楽しんだ。アホの子の勘九郎は結構好きです(カッコイイ役ももちろん好きだけど。あーギャップがいいんだな)
ドラマ 「洞窟おじさん」終了。ブルーベリー。いいドラマだった。ダイジェスト版とはまた違った味わい。野間口さんがちゃんと出てた。
釣りバカ日誌 吹越満のために見始めたが、結構おもしろい。
サムライせんせい ブラジャーをくんくんする武市、晴香が孫の手で戦うんじゃなくて奪還するところ、笑った。 第2話は神木くんがシュージンで宗次郎(あの身のこなし!)で、キャーステキーと思っていたら、眼鏡を取ってデコ出すとアララ、ブサイク(コラコラ)で愕然というか現実の厳しさを知る。
この2つがインして「偽装の夫婦」はアウト。 「サイレーン」は一応録画したけどまだ見てない。
生き物ドキュメンタリー 地球ドラマチック ホンケワタガモ(再放送)おもしろかった。 カモの巣から羽毛をくすねてそのかわりカモを守るという仕事。世襲制。長閑。しゅ〜へ〜が「こんな仕事したいなあ」と言ってた。
ワイルド・ライフ オコジョ番長(というアニメが好きだった)VSピーターラビットのモデルのアナウサギ オコジョとウサギてどっちも森の可愛い小動物のカテゴリーかと思ってたら、捕食者と被食者でした。自分の10倍もの体重のウサギを襲って食らうオコジョ。可愛いナリしてなかなかグロかった。まあそのオコジョもタカに捕らえられ食われたんだけど。
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