ねろえび日記
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2011年10月05日(水)  キネマの天地

井上ひさしは、ちょっと敬遠してた。ためになることをおもしろく表現してるんだから崇めなさいというプレッシャーを感じてしまうので。はい。
が、浅野さんが出てるので、プラス秋山菜津子、木場勝己で、話も謎解きっぽいストーリーらしいので、観ることに。


で、確かに話も演技も演出もおもしろいし達者なのだけど、自分にはな〜んか〜しっくりこないなあ、若干クサいよね、ちょっと臭うよね、あー「新劇」っぽのかも、と思って観ておりました。途中で意識を失いかけたこと2回あり。ごめん。

あと、女が4人ガチで芝居ってのが、自分にはしんどいんだろうなあ。「女の芝居」て、好みじゃないもの。

秋山さんは好きだけど、この人ヴァンプが標準仕様で、凛々しくてカッコイイツナ様は例外的キャラクターだったのねと今さら気がついた。うん、上手いけどね。あ、椿鬼奴に似てるといつも思ってしまう。

ただ、麻実れいは、好みはさておき、凄いと思いました。うん、オーラが違う。

浅野さんも、木場さんも、こんなもん(=演技)なのかな〜とちと不満に思ってたのも正直なところですが、

が、

女どもがハケてからの展開が、神でした。
オチの付け方もよかったし、演技も男3人になったらさっきまでのクサさはどこへやら。軽やか。
う〜ん、やっぱやるな、井上、栗山、こまつ座と思いましたとさ。まあ、神に至る助走が長過ぎるけどさ。あのクサさはラストの爽快感のための計算なのかなあ。


客層も、なんとなく「新劇」ぽかったよ(地味目のろうにゃくにゃんにゃん)30年以上前の労演(←友だちに誘われて入ってた)の観劇経験からのイメージですが。


2011年10月04日(火)  ギッター・コレクション→ジパング展

展覧会はしご。

帰ってきた江戸絵画 ギッター・コレクション@リニューアルした文化博物館。
おお、よかったよ。
思っていたよりずっとよかったよ。質、量、ジャンルの豊富さ、全て予想を上回っていた。

若冲の白象(掛軸、水墨)知ってるヤツとまた違う。初見だわ。これも可愛いなあ。
芦雪は、MIHOの最終期よりもクオリティ高いんじゃないかと。
水墨画も、ギッターさんは、意味はわからなくて見た目が楽しいものを集めてらっさるから、ワタシが見ても楽しい。「壽」尽し、漢字だけなのに、楽しすぎる。白隠、中原南天棒、すばらし〜。



ZIPANGU ジパング展@京都高島屋
山口 晃目当て、あと会田 誠、それと山本太郎を実見したかった、ま、そんな感じで、臨む。
山口 晃の「山乃愚痴明抄」傑作でした。文字も全部読んだ。
会田 誠は「大山椒魚」1点のみの出品だったけど、満足です。うん。キレイエロ系だったから。
山本太郎は、うんまあ、微笑ましいっつーか。アイデアは単純だし、技術的にもちょっと惜しいってとこだけど、なんか愛嬌がある。あー。わかりやすい、使いやすい。

池田 学が圧巻でした。「藝術新潮」で見たことがあるけど、実物は初めて。ペン(彩色)のうるとら細密画。「白」の残し方が壮絶。う〜ん、凄い。「ブッダ」はサイズにも圧倒された。

束芋が、外せないでしょって感じで、小品1点。

そのほか気になった作品、作家。
岡本瑛里「奪還」、題材とか画風はアニメとかゲームの絵っぽいけど、もっと重みがあって色調とか好き。凄みがありました。
渡邊佳織「開け心」、赤い折り鶴が気になった。自分で折ってみたくなった。
龍門 藍「のし髪」、コレ、グッズでホントにぽち袋になってて、それはキュートだった。

陶芸とか立体モノは、なんやろ、御苦労さんて感じかな。


出品作家の中では、会田 誠がもう大御所って感じで、年齢的には次いで山口 晃、ほかに60年代生まれが3人ほどで、大半が70-80年代生まれ。ふむ、なるほど。
そんな中で、力一杯もしくは達者な作品に混じり悪い意味で「稚」な作品があり、作者の生年を見て、思わず「えートシこいて何やってんねん」と呟いてしまいました。ええ? 私より2つも年上で、コレ? はは、びっくり。


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