あたろーの日記
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2005年03月06日(日) なんとか書いた。

 旧暦1月26日。
 同人誌の校正に集まる。
 実は、原稿の締め切りが先月末だったのに、とってもぜんぜん書けなくて、今日の集まりまで待ってもらった。なのに、それでも納得のいくものが書けず、3作品平行して、あっち書いたりこっち書いたり。ずばっと、こう、自分が書きたいものが作品の中に顕れてこなくて、ウンウン唸ってとうとう昨日になって、これまでのものを一旦中止して、真っさらな気持ちで新しいものを書いた。取りあえず、書くだけ書いて、なんとかピリオドを打って一作品。原稿用紙たった16枚の掌編小説。今日の昼まで書いて、フロッピーに入れて校正会場となっているメンバーの家へ飛んでいく。
 しかし、書いたとはいっても、しょせん、やっつけ仕事なので、書いた本人ですら納得がいかない作品になってしまった。いやいや、書いた本人が納得してしまったら、これ以上の進歩は望めないわけで、そういう見方をすれば、進歩の余地があると言えなくもないけれど。
 同人誌には、ベテランの方々が沢山いるので、とにかく作品を出して叱咤激励とアドバイスを戴く。これがとても有り難い。何でもそうかもしれないけど、これで完璧、と本人が思ってしまってはいけない。まだまだ先がある、自分はまだまだ駄目だ、といつも思っていないといけないんだと思う。その謙虚さが吸収力を強めるような気がする。
 校正を終えて、夜は宴会。料理上手な方が腕をふるって、美味しいお酒の差し入れもあり、みんな上機嫌で、いろんな話に花が咲く。
 明日が休みだったらよかったんだけど。贅沢かあ。


2005年03月05日(土) パキラ君へ。

 旧暦1月25日。
 3月になったのに、この寒さ。日中ちょっとぽかぽかして、部屋の中、窓越しの陽光に心地よくなったけれど、夜はやっぱり寒い。明日また雪が降るとか?どうりで今夜も冷えるわけですね。
 部屋の隅っこに、ででーんとパキラがいます。前に住んでいた杉並時代からのつきあい。私の頭大の手のひらみたいな形の葉っぱは、最も高い部分ですでに私の背を追い越しています。私が外出している間は、我が部屋の主なのです。ところが、このパキラ、南国の植物なので、日本の冬に弱い。冬でも観葉植物(南国の)がぬくぬくしている環境は、今の日本の建物事情なら沢山あるのでしょうが、我が家は私が不在の時はとっても寒いので、パキラにはお世辞にも住みよい環境とは言えません。けれど、このパキラ君、過酷な条件下でも頑張ってくれています。冬の間、葉っぱの半分以上が枯れた。でも残りは青々としている。冬の間はパキラも休眠期なので、必要以上に水をやらないように、できるだけ日光に当てるように気をつかいながら、今年もまたなんとか春を迎えることが出来そうです。
 部屋の中に緑があると、なんとなく落ち着く。実家の両親が緑好きで、時間が出来ると夫婦で庭に出て、父はサツキや山野草を、母は花壇や家庭菜園を、それぞれせっせといじくっている。あの2人はまさにグリーンフィンガーなのだと、今になってしみじみ思う。帰省の際は、実家のそう広くない敷地に入ると、むせかえるような草いきれの中を歩くことになる。そういうわけで、私も自分の部屋に植物がないと、寂しいのかも。
 他のことで頭がいっぱいで、パキラ君にまで気が回らず、冬の間は3〜4日に1回の割合で水をあげればいいのだけれど、それすら忘れていることも多々ある。そういうある日、机に座ってパソコンのキーボードを叩いていると、背後でパキラ君が、「のど乾いたよー」と訴えているような気がして、急にこちらも落ち着かなくなる。申し訳ないな、と思う。自分はいつも珈琲やお茶やハーブティや、はたまたお酒なんぞも飲んで喉の渇きなど感じる間もない暮らしだけど、パキラ君は私がお水をあげないと、自分で飲むこともできない。ほんとにごめんなさい、だ。
 もうちょっと、寒いのを我慢すれば、パキラ君にも心地よい環境が訪れます。もう少し、頑張ってね。


2005年03月04日(金) 痛勤ラッシュ。

 旧暦1月24日。
 朝起きてまず外を見る。うひゃあ、雪だ雪。ハタハタと降り積もっていく。こういう日は当然自転車じゃなくて、電車。これがいつにも増して満員だった。・・・すし詰め状態を通り越して、なんて言うんだろう、押し寿司状態?本すら読めない。自分の鞄が自分の身体から離れないようにするのが精一杯。なんでこんなに混むのだ!?・・・いつも自転車や車で行く人が今日は地下鉄を使ったからか?だとしたら私にも責任がありますm(_ _)m
 ギュウギュウの電車の中で、私の御ケツに後ろの殿方の手が当たるのは、いったいぜんたい、ワザとなのか、それとも偶然の成り行きなのか。それを見極め・・・じゃない、感じ分けるのに、2〜3駅分くらい要した。結局、こいつぁ許せねえ、タダじゃおけねぇ、ってんで、思い切って・・・・周囲の迷惑も顧みずに身体を大きくずらして相手に「こっちは分かってるんだぞ」の意思表示をする。隣の若い男性が、私が後ろの男を避ける為に動いたのに気づき、チロチロと後ろを振り返る。これでも手が追っかけてきたら、ひっつかんで「がう〜っ!!!」と対抗するつもりだったけど、相手も敏感に察知して、手を引っ込めた。
 以前、電車の中で痴漢の濡れ衣を着せられて人生狂わされた男性が話題になりました。なので、こちらも慎重になりますです。しかし、普段自転車通勤だと、満員電車ってほんと気持ち悪い。見ず知らずの人と否が応でも密着したまま狭い箱の中に入れられて移動する、これって、異様な体験にほかならない。・・・まったく性質の違うものだから、ここに引き合いに出すのは間違っているかも知れないけど、ナチスのユダヤ人虐殺の際、大勢のユダヤ人達が、ガス室に、立ったままぎゅうぎゅう詰めにされて、毒ガスで殺された、というのを読んだことがある。ナチスの人種政策そのものが大きな間違いだったのは当然だけど、とりわけそのガス室が、人を人と見ていない、人間性の否定であるように感じる。・・・東京の朝の満員電車も、人間性の否定という点では、深刻度は違えど、同じであると思う。
 朝の通勤ラッシュに遭うたび、私は自分が人間扱いされていないような気がする。
 


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