あたろーの日記
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2004年08月02日(月) 夢の続き考えて眠れなくなった。

 旧暦6月17日。
 自分の感情を客観的に分析する技術を養わないと。押し寄せてくる気持ちの波にのまれてしまうと這い上がってくるのが大変だ。

 夜中の2時頃突然目が覚めた。
 不思議な夢を見ていた。悪い夢じゃないけど、少し心が揺さぶられるような、どこか不安で、どこか懐かしい感じのする夢。で、目が覚めたところで、夢の続きを考え始め、そしたら今度は眠れなくなってしまった。ぜんぜん眠くなくなってしまったので、困って、本を読み始めた。ますます頭が冴えて、いよいよ眠れなくなった。うつらうつらして、再び目覚めて、また軽く眠って、とうとう明け方になったので、布団から起きた。
 というわけで今夜はもう瞼が半分閉じてます。
 ぐっすり眠れそうです。。


2004年08月01日(日) スーパーマーケット生態系

 旧暦6月15日。
 夕方買い物に出かけようとして外に出たら、アパートの共有スペースに止めてある私の自転車の下で猫がくつろいでいた。

 自分の自転車の下が居心地いいなんて言ってくれる猫がいて、嬉しいです。そんなとこ気持ちいいんですか?って思わず声かけたくなる。私の自転車をどうぞよろしく・・・という気分。
 日曜夕方のスーパーはたぶん一番混んでる。
 どのレジにも買い物客の長蛇の列が続いている。1台に6〜7人くらいのお客。待つのは仕方ない、レジで根気よく待つということも或いは別の場面で自分を救ってくれる訓練になるのだ、なんて訳の分からないこと自分に言い聞かせて大人しく尻尾に並んだ。
 ところが5つだか6つあるレジの一番端の1台が、店員さん誰もついてなくて、開いている。こんな混んでる時間帯なのにもったいないなーと思っていたら、米の袋をもったおじさんが、「ここ開いてるのになんで店員いないんだ」「こんなに客が待ってるのにどうしてレジ開けとくんだ」と周りの客に同意を求めるように文句を言いながら、誰も並んでないレジに1人並んだ。
 そんなことしたって無駄な抵抗だべー、と思う。憮然とした表情で、レジを打つ店員が現れるのを待ち、きょろきょろしているおじさんの隣で、私の並んでいる列はどんどん進んで、次はとうとう私の番、というところまで来たとき、店内放送が流れて、隣のおじさんのレジに急いで店員が駆け寄ってきた。「すみませーん!」と若いお兄ちゃん。バババババッとレジを打ち、おじさんを解放。
 スーパーはオバタリアン(死語?)天国で、おばさん達の生態をじっくり観察できる良い場所だと思っていたけど、どっこい、おじさんだって頑張ってます。いや、試食品のタコを食べまくってたおねーさん!あなたも負けてませんでした。
 あと、2階の菓子売り場で、おばさん達。「あたしお菓子選びなの」「あたしもなの、お・か・し」「ふふふ」「ほほほ」「ちょっとお菓子なのよねえ」「そうなのよねえ」ときまり悪そう。
 別にお菓子売り場で再び出くわしたことを恥じる必要なんぞないだろうに、野菜売り場や精肉売り場で会ったときとはまた別の、ある種の羞恥みたいなのがあるようでして、やけに会話が多くてテンションが高いおばさま達であります。
 でも、その気持ち私も分かるような気がする。
 野菜や精肉、鮮魚なんかと違って、お菓子ってほんっとに自分が「食べたいっ」と思うものを「漁って」るわけで、それは例えば精肉売り場で豚バラ肉のグラム単価を気にしてたり、脂身と赤身の比率を比べたりしながらトレーを手にしてる表情と、製菓売り場でチョコのたっぷりついたクッキーはどれか吟味している表情との違いに端的に表れているような気がする。肉や野菜は家族のための、あるいはこれから作る料理がなにかによって素材をちゃんと選ばなきゃならないという責任感を持ってみんなスーパーに来てるわけだから、なにやっても(トレーをあれこれひっくり返して日付の新しいものを探しても)偉いのであるけれど、ことお菓子となると、特に女性は本能で選ぶ部分があるので、わりと呆けた顔して選んでいたりして、面白い。つうか、それって自分にも当てはまるわけで、スーパーのお菓子売り場に知り合いがいたら私はそーっと気づかれないうちに退散するかもしれない。
 たぶん、スーパーのお菓子売り場にいる自分を見られることは、耳かきをしている自分の表情を見られることと同じくらい恥ずかしい。でも、不思議なことに、コンビニではそういうことがない。あ、分かった、コンビニのお菓子売り場には老若男女いろいろいるけど、スーパーのお菓子売り場はたいてい子供か女性だから、ついつい鎧脱いじゃってるのかも。
 で、言い訳しておきますと、そのスーパーの2階はお菓子だけじゃなくて、日用雑貨とか乾ものとか乳製品とかがあるので、私はそれらを見に行ったのです。自分でもちと偉いと思うのですが、この2ヶ月くらい、スーパーでお菓子を買ってません。あんまりお菓子食べたいと思わなくなったのは何故か知らないけど、すごい進歩じゃん、と思います。


2004年07月31日(土) 土ブラ

 旧暦6月15日。
 コンタクトレンズは使い捨てのワンデーアキュビューというのを使っているのですが、とうとう残り0日分となったので慌てて東京駅そばまで買いに行きました。コンタクトレンズ屋さんと同じビルに入っている眼科の処方箋が必要なのでまずそっちに。・・・土曜の午後ってこんなに混んでるんだ!親子連れも含めて100人近く??フロアの椅子に座りきれなくてエレベーターホールまでお客が溢れてました。2時間待ち、という声もどこからか聞こえて、がーんとなったけど、ここで帰るわけにもいかないので諦めて待ってました。幸い私は度数の調節とかはせず、医師の診察だけだったので1時間くらいで済みました。やはり結膜炎だそうなので目薬いっぱいもらってきましたが、結膜炎の治療って今は目薬だけでいいんだっけ?通院しなくていいのかな?

 コンタクトを買って、どうせここまで来たからちと銀ブラしようと歩き始めた。銀のブラジャーってあるかなとか、土曜にブラつくんだから土ブラにしようとか、ぜんぜん面白くない洒落を独りねちねち考えながら歩く。誰かが一緒だったら、そのくだらない洒落を聞かされる羽目になったんだろうけど幸い被害者はいなかった。
 「なか卯」があったので入ることにした。コンタクトレンズ買うのとお昼ご飯食べるのどっち先にしようと迷ってレンズ屋さんに行ってしまったので、もうお腹ぐぅぐぅ。店の前少し離れたところで女子大生らしき集団5人ほど立ち話してる。「『なか卯』って○○ちゃんの御用達だったんだって」「えーっ!よく行ってたの〜?」「もしかして1人でぇ〜?」「やぁ〜っ(笑)」
 私が店の中に入ろうとしたら背後で「ぁ」と小さく声がして、しーんとなった。悪かったね。
 店内にはどうやら外の彼女達の仲間とおぼしき若い女性が、店の雰囲気には似つかわしくないほど緊張した面持ちでうつむき加減に座っていた。しばらくして呼ばれて奥に行ったので、どうやらアルバイトの面接だと分かった。とすると、『なか卯』御用達の彼女はこの人?(ま、どうでもいいけど)
 牛丼が消えてからあんまり食べに行かなかったけど、久しぶりに行ったらやっぱりまだ牛丼はなかった。牛丼は吉野家より松屋よりなか卯のほうが美味しいんだけど。。で、豚丼。並盛り330円が280円でお得な値段になっていた。ラッキー。味は、牛丼ほどではないけど、まあ、美味しかったです。

 東京駅から中央通りを銀座に向かって歩いていくと、ペン・ステーション・ミュージアムというのがあったので入ってみました。1Fはカフェになっていて女性グループの声が賑やか。2Fは対照的にガラーンとしていて、とってもおちつけるミュージアム。PILOTの万年筆をはじめとする筆記具の歴史を概観。豪華な蒔絵の万年筆がずらーっと陳列されていたり、弘法大師の頃の筆もあったり、楔形文字の刻まれたロゼッタストーンのミニチュアレプリカも置いてあったり。入場無料でしかも居心地いいなんて嬉しいです。
 また歩き出して、次は警察博物館に入りました。ここも無料。入り口においてある白バイに、小さい子供達が白バイ隊ルックでまたがって記念撮影してました。制服が似合って可愛かったです。中には「警視庁創始者川路大警視」の業績を紹介するコーナーとか、大正時代に導入された赤バイなんてのも展示されてて、結構勉強になった。けどあんまり興味ない(分からない)のも多いのでそこそこ見て出てきました。
 次は伊東屋寄って、鳩居堂寄って、三越入って、マックのお店入って・・・どこも混んでました。マックのお店はiPod miniの日本発売直後だったのでさすがに賑やか。「シルバーは今日お持ち帰りできまーす」と何度もかけ声が。ということは他のカラーは入荷待ちなんですね、やっぱり。パソコンもiPodも買う予定はないのですが、銀座歩いていてあの真っ白いマックのお店の前を通るとついふらふらと引き寄せられてしまう。で、ぐるっと店内回って、みんながパソコンいじったりしてるの尻目に、iPodをクレードルから持ち上げてみて、「重い」って呟いて、またすぐ戻して、それで出てきた。マック欲しいけどパソコン何台も必要ないので、でも、マックって白くてお洒落だなーと思いつつ、今は関係ないや、と自分に言い聞かせて、だけどいつか使ってみたいけど、自分はWindowsでパソコン覚えてしまったので、とか、いろいろぶつぶつ考えながら出てきた。マックが銀座にあんなでかいギャラリーみたいなショップを出したのはうまい作戦だよなあ。
 教文館書店という本屋さんは、銀座のど真ん中にあるけど2階の書籍フロアはいつも静かで好きだ。でもそれは閑散としてるという意味じゃなくて、落ち着いて本を探せる店だということです。書棚の本の並び方に、店員さんの勉強具合が現れるものですが、この本屋さんは、本をよく知っているなあ、勉強してるなあ、って気がして、安心して本棚の前を歩けるのです。安心っていうか、正確に言うと、ちょっとわくわく、という感じかも。本を知っている売り手のいる書店では、本棚の前に立つと、本棚のほうから「これを読め」「あれは面白いよ」「それはあなたに必要な本だよ」と話しかけてきてくれるんですよね。逆に、本を知らない店員さんばかりだったり、売らんがなの精神でベストセラーや売れ筋本ばかりが尊重されている店の書棚の前に立つと、自分が読みたい本を探すことにばかり神経がいってしまって、書棚との静かな対話、っていう楽しみはまったくない気がします。世間で騒がれてたり映画化されてたり何かと話題になったりしてる本だけが本じゃない、誰もが読んでるから自分も読まなきゃ、みたいに思わせてしまうような書棚は好きじゃないです。そうじゃなくて、手に取る人は少なくても、長い年月をかけて、コンスタントに細々とでも読み継がれるような本の居場所をちゃんと作ってある書店って、とても信頼できます。といっても、そのやり方が難しいというのは、「誰が『本』を殺すのか」上・下(佐野眞一著・新潮文庫)を読んでみて、よーく分かりました。ところで、教文館もその本に出てくるけど、置いてなかったのは、売れちゃって入荷待ちだから?私の探し方が悪かったのかな?
 教文館の奥にある書棚の一角は、私が記憶する限り数ヶ月もしくは1年以上前からずっと、エリック・ホッファーが強い存在感を放っていて、気にはなっていたのだけど、訪れるたびに買うか買うまいか迷って、結局買わないでいた。けど、たぶん、今、私にとってエリック・ホッファーは必要な本なのかもしれない。とにかく無性に読みたくなって、何冊かある彼の著作の中からまずは「エリック・ホッファー自伝」(中本義彦訳・作品社)を選んだ。
 教文館を出て、ほんの一杯飲みたくなったのでコリドー街へ。焼き鳥もつ焼きのお店が密集してる地帯を通るも、さすが土曜の有楽町ともなると、女性1人で入って片隅に置かせてもらえそうな店はない。若い男女のグループが多くて、賑やかすぎてなんだか居心地悪そうだし、私みたいなのが1人店内に入って本なんか読み始めたら周りが引いてしまいそうな雰囲気だったので、焼き鳥は断念。こういうとき、おぢさん着ぐるみなんてあったらいいのに。
 そこで、以前友達に連れて行ってもらったお茶漬け屋さん、八十八楽に入った。ここはお茶漬けがメインだけど、おつまみやお酒(特に焼酎)も充実していて、小さくてお洒落な居酒屋です。女性1人でも入りやすいし、お茶漬けだけ食べて出てもいいし、居座ってお酒飲んでも居心地いいし、で、私が行ったときはカップルとか、女性同士とか、男性同士のグループでほぼ満席でしたが、1人なので片隅にちょこんと座れました。
 地鶏ごぼうのお茶漬けと、たこわさ豆腐と、冷酒(黒帯)の3品(銀座で1000円で収まるのが嬉しいです)頼んで、ちびちび飲みながら1時間くらい、ホッファーを読んでました。いつも思うのだけど、女性1人で入って誰にも邪魔されずに本を読みながら飲める、というのが私にとって居心地のいい居酒屋なんですけど、なかなかないです。だから、そういうお店を見つけると嬉しくて贔屓にしてしまいます。
 そういえば、あちこちの店から時折うおおおおおっていう雄叫びやら歓声やら悲鳴やら一斉に聞こえてました。サッカーの試合をテレビ観戦してたんですね。そっかー(さっかー)。サッカーのことはあんまり分からないけど、確かにウチで1人で見るより、どこかのお店でファン同士盛り上がってみるほうが断然楽しいだろうなあ。ちと羨ましかったりして。
 


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