あたろーの日記
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| 2004年02月08日(日) |
あたしだって購読者です。 |
旧暦の1月18日。 昨日のことだけど、自宅に朝日新聞購読者対象の世論調査の電話がかかってきた。受話器をとると、品のよさげな年配の女性の声で、「少しお時間いただいてもよろしいでしょうか」とのことだったので、いたずら電話ではないな、と、気軽に応じた(10年前、そういう調査を装ったいたずら電話にひっかかり、性的な質問にくそ真面目に答えてしまったことがある)。 本人と同居家族に情報サービス関連の仕事に従事している者はいないか、と問われ、次は、朝日新聞は朝刊夕刊両方配達してもらっていますね、と確認されたので、「私は紙の新聞じゃなくて、インターネットの朝日新聞のサイトで会費を払って朝刊を読んでます」と言うと相手は「はぁ・・・」と、いまひとつ理解できていない様子。なので、「IDとパスワードを入力してその日の朝刊を全部読めるサービスに入っています」と説明する。でもやっぱりピンとこなかったようで、「はい、質問は以上でございます。お忙しいところどうも失礼いたしました。ご協力ありがとうございました」「あ、はい、いいえ〜」と、電話は終わった、あっけなく。 受話器を置いて、しばし呆然とした。 夢の世論調査(世論調査受けてみたかったんだよ!)は、こうして、私の鼻先をかすめて去っていった。尻切れトンボの会話の後に、私が味わった虚脱感を、調査担当のおばちゃんは当然知らない。なんの調査か知らないけど、たぶんこの時期、自衛隊のイラク派遣についての意識調査あたりじゃないかと思う。そりゃ紙の購読より3000円も安いけど、購読者にはかわりないじゃんかぁ。それに私だって世論調査でたとえば小泉内閣不支持のウン%に貢献してみたい。自衛隊の派遣について一購読者として意見を言ってみたい。それを、それを・・・調査対象外とみなしてさっさと見捨ててしまうとは、ひどいではないですか。。 と、いじけたけれど、いじけてもしょうがないので気を取り直して。たぶん、受話器の向こうの女性の頭の中には、新聞=紙というイメージが固定されているんだと思う。ネット購読、なにそれ?という感じなんだろうなあ。しかたないです。自分だって数年前には思いもよらなかった購読スタイルだもの。 ほんとは紙の新聞のほうが読みやすいし、記事を切り取ってスクラップするというアナログな作業も楽しいんだけど。一人暮らしだと古新聞の整理が案外面倒だし、部屋も狭くなる。こまめに処分すればいいのだろうけど、あの記事切り取ってから、この記事後で読んでから、なんて思っているうちに部屋が乱雑になっていく。それがいやで。 実家ではずっと「新潟日報」を購読している。私が生まれる前からウチでは新聞と言えば「日報」だ。上京して一人暮らしをし、しばらく読売と朝日を交互に購読していた私は、帰省するたびに日報のページの少なさと読み応えが今ひとつ足りないのに不満だけど、地方紙には地方紙ならではの良さがある。紙面作りに独特の味が出ている。だから隅から隅までずずずい〜っと読む。しかも、夕刊がないので、朝読んだ新聞を夜再び読む。翌日もまた読んだりする。ところが、母は、掃除の時に前日の新聞や広告をさっさと物置に入れてしまう。物置に行っちゃうだけなら取りに行けばいいのでかまわないのだけど、運が悪いと、物置の前の猫のプラスチック箱製のトイレの砂代わりにちぎって放り込まれてしまう。あの記事をもう一度・・・と思いながら物置に取りに行くと、タマやクマがジージジーッと音を立てながら放心顔でこちらを見ているその後ろ足の下にみるみる濡れていく見覚えのあるタイトル文字。何度抗議したことか。そのたびにもたもた読んでいるのが悪いのよ、みたいに言われてしまう。母の言うことも一理ある。マイペースで時間をかけて新聞を読む私のスタイルは、今の時代に合わないのかも。。。と、いきなり考えが飛躍してさらに落ち込む私。尻切れトンボな終わり方ですが今夜はもう寝ます、明日月曜なので。
旧暦の1月17日。 昨日「一太郎2004」が発売されたので、いそいそと買いに行ってきた。 会社でのワープロは「ワード」だけど、自宅ではまだ「これ」というワープロが定まらなくてなんか落ち着かなかった。「一太郎」は、1年半前までずーっとWindows95と一緒に「一太郎7」を使っていて、OSもソフトもぜーんぜんバージョンアップしないでのんびりこんとしていたのだけど、新しいパソコンに買い換えてOSがいきなりWindowsXP(^^;)になってからは使っていなかった。今自宅ではNEC製LaVieのA4ノートをメインにして、外出用にSharp製MebiusのB5ノートも使っている。A4のほうには「ワード」が入っているけれど、B5のほうには入っていない。ほんとに軽いモバイルノートなのでほんとにシンプルなソフト構成だったのです。。。そこがよかったのだけど、私が自宅でパソコンをいじるときに一番使うのはワープロなので、はよ気に入ったワープロソフトを見つけないと、と思っていた。で、はじめの頃、2台には「秀丸エディタ」と「QXエディタ」を入れて使っていたのだけれど、どうもしっくりこない。起動も速くて使いやすい、人気のあるエディタとは分かっているのだけど、長く「一太郎」に慣れてしまっていた身にはどうも。。これは嗜好の問題であるかもしれませんが。それともワープロとエディタの違いでしょうか。それで最近では2つのエディタは使わず、A4では「ワード」、B5では「ワードパッド」を使い、外でB5を使って帰宅したらメインのA4の「ワード」に読み込んで・・・という作業を繰り返していた。 でも。。。 B5ノートを使うのは、主として図書館で資料をめくりながら必要事項をまとめ写すとか、大学のレジュメ作成とかなので、文字をどんどん入力していく分には「ワードパッド」の機能にさほど不満はないはずなのだけれど、なにせ、仏教語や江戸時代の言葉や用語、古文漢文が入り交じるので、文字の変換が、とんでもないことになる。せっせと辞書登録していたけれど、あぁ、何が欲しいって、私は「ATOK」が欲しいんだ、と、思うように変換してくれない画面にいらついておりました。 「一太郎」は重いとか言われるし、実際、以前自分が使っていて重いと感じたこともあり、ただでさえ容量が少なくてゆっくりしてるB5に入れるのはどうかなぁ、と思っていたのだけど、「ATOK」ついでに「一太郎」も買おう、と思い、今回の最新版の発売日まで待っていた。「一太郎7」からいきなり「一太郎2004」。その間、「一太郎」は8から13まで進化・・・ひええ、ほぼ毎年バージョンアップしてたんだぁ。。。(そんなに毎年買い換えられないよ)。 ふだん、電化製品やPC関係の買い物は新宿のヨドバシカメラやビックカメラでするのが多いけれど、たまには秋葉原に(ほんとはこっちのほうが自宅からは近い)、と、行ってまいりやした。 秋葉原、って・・・。初めて訪れたときも思ったのだけど、街歩いている人のタイプというか、傾向というか、やっぱり独特だよなあ。人だけでなく、街全体の雰囲気なんだ。それを言ったら女性が群がる浅草橋のアクセサリー用品の問屋街とかも独特だけど、秋葉原ほどではない。。その、秋葉原っぽさが嫌いなわけじゃない、PC部品なんかを夢中にむさぼってる姿は浅草橋でビーズ玉を必死にかき回してる姿と同じだし、そういうクリエイティブな「オタク」さって個人的には好きなんだけど、それとは別に、大人の男性達が街頭に置かれたゲーム画面に食い入るようにして一列に立ち並んでいる姿とか、ロリコンっぽいアニメの女の子があちこちに君臨するように描かれているとか、なんかこう、三十路の女は必要なものだけ買ったらさっさと退散したほうがよろしいどすか、みたいな雰囲気がどよよ〜んと漂ってるところが・・・苦しい。。と言いつつ、十六夜の月が電気街のネオンの向こうにぽっかり浮かぶまでいちまった私。街の匂いをかぎ回っておりました。 ただ、私が上京したての1990年代初めと比べると、秋葉原の活気の様子がだいぶ違っているなあ、とも思った。たまにしか来ないからどこがどう変わったというところまでは感じ取れないけど、土曜のかき入れ時にも関わらず大通りに面したお店のシャッターが閉まっていたり、閉店セールをやっている店も多かったりで、櫛の歯がどんどん欠けていきつつある、という印象も受けた。帰宅して、こんな記事をみつけて、なるほどと思った。「【特別企画】アキバで閉店相次ぐ!今、電気街で何が起こっているのか?」
話がそれました。秋葉原には「一太郎2004」を買いに行ったんです、それで。 いくつかお店を回ってみると、やっぱり同じソフトでも値段が違う。私の見た範囲で、最大700円近い差があった。数百メートル四方の中で、前日発売された商品の値段にそんなにひらきがあるもんなのかー、と、ちょっとびっくり。ポイントカードなんか導入している店はポイント還元する分値段が高めなのかなぁ。でも、ヨドバシとビックカメラ以外ではポイント貯めていないので、今回は一番安価なところで。見たところ一番安かったサトームセンの駅前5号店でキャンパスキットを7280円で購入。へへ。学生証って嬉しいもんですな。同じサトームセンでも、店舗によって値段が違うらしい。電車賃ほどの差もあるからこれは大きいです(電車賃って・・・すみません、巣鴨秋葉原間です)。その後入った別の大型店では発売キャンペーンをやっていたので、つい近寄って同じキャンパスキットを手にして値段を確認していたら、キャンペーンのお姉さんが申し訳なさそうに、「あの、それは学生さん対象の商品になります」と言う。へへーん、いいんだよー、もう買っちゃったもーん♪
帰宅して早速、A4とB5のノート両方にインストール。B5のほうにはCDドライブがついてないのでちょっと面倒ですが、A4経由です。でも、両方ともスムーズにインストール完了。あぁほっとした。これでATOKが使える。2台の間でファイルの共有が楽になります。ワード文書との連携も簡単だそうなのでますます便利になりそうです。それから、ちょっと使ってみたところ、さほど気にならない重さ。起動に時間がかかっていらいらする、ということもなさそう。少なくともザウさん(所有のザウルス)のワードよりも速い立ち上がりです。・・・嬉しいです。
ところで、サトームセンで購入したときに、おじさんが袋におまけを入れてくれた。なんだろうと後でわくわくしながら出してみたら、こんなんでした。タダでもらっておいて文句は言えないけど、スライムのキーホルダーなんて、いらないよゥ。。。
旧暦の1月16日。 今日は満月。 仕事で遅くなって、銭湯が閉まる15分前に「すみませんっすぐあがりますからっ」と言って入れてもらう。フロント(番台じゃないんです)のおじさん笑ってる頷いてる。初めて閉店間際に飛び込んだときは嫌な顔で「12時閉店なんですけど」と言われたけど、私はすぐ上がると言ったらほんとにすぐあがってくるので今では信用(?)されてるらしい。事実、ダーッと服脱いでダーッと頭のてっぺんからつま先まで洗って、ドドーッと湯船に浸かって・・・体まだ温まらないけど、我慢して出てきた。だいたい閉店間際の常連さん達は慣れたもので、12時になっても浴室には10人位が体洗ったり歯磨きしたりしてる。完全に人がいなくなるのは20分過ぎくらいだろう。 確かにね、その銭湯は閉店時間が早い(他では1時まで営業しているところも多い)けどね、お風呂屋さんだってタイヘンなんだよぅ、きっと。もちっと人の身になって考えてあげようよ、と、言いたくなる。 でも、今夜は満月を銭湯の露天風呂に浸かって眺めるのを楽しみにしていたので、それができなくて不満・・・不満月だった。しゃあない、自分が仕事でもたついたのがいけないのだもんね。
イラクに大量破壊兵器がなかったかも知れない、と、ラムズフェルド国防長官。ふざけなさんな、あんたがイラク攻撃に一番躍起になってたくせに、と言いたい。今更前言撤回みたいなこと言われても。多くの人の命が失われ、多くの人の人生が狂い、環境を破壊したイラク戦争が、そんないい加減で曖昧な情報を元に始められた、あるいはそれを利用して始められたなんて、とてもやるせない。もとより戦争に正当な理由などあるはずがないのだけれど。
イラク戦争で、最も深く考えさせられたことのひとつ。ひとつの出来事を一方から見ているだけでは本当のことは分からない、ということ。というよりも、絶対的に本当のことなんて、存在しないのかも。文化によって価値観も違う、捉え方も違う、それぞれの文化圏にあまたの人がいるのだから、人によってさらにさまざまな見方、ものの考え方がある。それを踏まえた上で、互いにとって最良の結果を求めていくのが筋じゃないかと思う。理想論かもしれないけど、国際社会ではそうしていかないと収拾がつかなくなる。今の国際情勢は、超軍事大国のアメリカが、力にものを言わせながら、自分の価値観をイスラム世界に植えつけようとして行動してきた結果なんだと思う。フセインの独裁は悪い、その圧政下で多くの人が犠牲になり、抑圧されてきた、と言われる。それは本当のことだろうけれど、昔フセインを援助して結局力をつけさせる原因を作ったのはアメリカだ。また、誇り高いイスラム教徒の中には、アメリカの支配を受けるのなら、フセインの独裁のほうがまだましだ、と言う人もいるという。日本に生まれ育ち、抑圧された生活というものを知らない私からすると感覚的に理解できないことだけれど。だけど、欧米主導型の国際政治の論理では読み取ることのできないイスラム世界の現実がそこにある。日本人は明治からずっと、欧米至上主義的な価値観に引っ張られてきたと言っても過言ではないと思う。だから中東世界の価値観に疎いし、理解不能のことも多い。・・・けれど、欺瞞に満ちた今回のイラク戦争をさまざまな角度から、いろいろな立場から見なければいけないと感じたことは、私にとって、自分の中に植えつけられてきたある種の欧米崇拝的な価値観を崩す大きなきっかけとなった。
それにしても、何度聞いても滑稽だなあ。 イラクに大量破壊兵器があるだのないだの言ってるアメリカが、実は世界で一番大量破壊兵器を持ってる国なんだものね。
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