あたろーの日記
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2002年12月10日(火) マイブームマイブーツ

 別にブームというほどのものじゃないかもだけど、今気に入っているもの。先日買ったロングブーツ。
 この冬は特に街中で流行してます。普段流行には疎い私ですが、とうとう欲しくなってしまい・・・。
 この買い物が結構大変でした。
 歩き方が下手な上に足の小さい私は、履ける靴のタイプが限られています。だから、普段靴を買うときは選択肢が少ない分割と早く決められるんですが、今回のブーツについてはちと事情が違いました。
 今どのブランドの靴売り場でも、ロングブーツはこの冬一押しアイテムだから、売り場のフロントにどーんと沢山並んでます。で、その中から、ヒールが低くて私の足のサイズの23センチのものを探すと、だいたい1ブランドに1足か2足しか条件満たすものがないんですね。今回もさっさと決めてはよ買って帰るベー、と思っていたんですが・・・。
 が。
 ここで問題が起こりましたです。
 椅子に座って、試し履きしてみる。
 ブーツのファスナーを下げて足を入れる。ここまではOK。
 ファスナーを上げる。きゅっ。きゅっ。
 ・・・きゅーっ。
 きゅ。。。
 き・・・きつ・・・きつい。。
 つうか、これより先、上がらん。
 そばで見守っていた若い女性の店員さんが見かねて手を出す。
「夜で足むくんでますからね、今なんとか履ければ朝はラクにファスナー上がりますよー」
 私のふくらはぎを押さえて、ファスナーをそろりそろりと上げる。
 た、たのむから肉はさまないで。。
「だ、だめですねっ!私足太いんだはっはは。。。」
 1ヶ所め、アーウト。ロングブーツって結構きついんだ。
 今度は入るかも、っていう感じの筒周りに余裕のありそうなブーツ発見。
 また履いてみる。
 ・・・だ、だめ。。。これはきっと上がらない。これ、アーウト!
 ところが、客はあきらめモードになっているのに、店員さんはあきらめていなかった。
 若い男の店員さんが、私のふくらはぎをぎゅーっとつまんでブーツのファスナーを無理やり上げようとする。
「よいしょっと。むにーっと」
 私の足元にかがんで太い足をなんとかブーツに仕舞い込もうと必死になっている店員さんの姿を見て、私はだんだん悲しくなってきた。。
 なんで初対面の殿方に、ふくらはぎぎゅーぎゅー押さえつけられてなきゃならないのか、そんな事態を招いた我が身がのろわしい。
「ちょっと立ち上がってみてくださいっ。立てば少しは入りやすくなります」
 ・・・もういいよ。。。だって、男の人がこんなに一生懸命になっても入らない足なのに、私一人で普段履けるわけないじゃんか。。
 はーっ。
 ロングブーツって難しいシロモノだったのね。
 その日私は生まれて初めて気がついたのでした。 
 私の足は、身長の割には小さい。23センチは女性の足でも小さい部類です。
 が、その小さい足の裏に合うブーツを履こうとすると、今度はふくらはぎ以上が合わない。きつい。・・・ということは、私の足は足首より上はきっと標準よりでかいんだわ。
 とまあそんな具合に落ち込んで、私の足はロングブーツに合わない形なのだとあきらめよう、ではこれを試してだめだったらもう買うのはよそう、と覚悟して履いた3番めのブーツ。
 ・・・ふう。やっぱきついわ。
 あきらめようとしていたら、店員さんが
「じゃちょっとだけサイズ上げましょう!」と23.5センチを持ってきてくれました。
 で、それを履いてみる。
 案の定、きつい。でも、なんとかファスナー上がりそう。
「こうやって、お肉を押さえてぎゅーっと上げるんです。ね、今こんな感じで入ったから、明日の朝はラクチンで履けますよ」
 お。おおおっ。
 履けたーっ♪
 ちょっとふくらはぎ苦しくて、つま先スカスカだけど、なんとかサマになってるう!
 あーもうこれこれ!!これでいいよっ!わおん♪
 つま先浮くようだったら下だけ靴下履けばいいんだしね!
 
 で。
 数日後、意を決して会社に履いて行く(朝玄関で格闘しました)。
 朝、自席でブーツのファスナーを下ろす。
 ふぁあああっ。開放感だあ。。。血流がー♪
 結局会社ではサンダル履き。 
 昼休み、ご飯食べに行くので慌てて履こうしたら、ファ、ファスナー上がらんっ。お、おい・・・もう足むくんでんの!?
 ぎゃ、イタ、肉はさむっ(汗)
 ブーツと格闘する乙女を見て、隣席の東田さん(仮名)が一言。
「無理しないで長靴買えばよかったんじゃないの?」
 悪うござんしたねっ。でも長靴にはファスナーついてないでしょ!それじゃかっこ悪いのよ!
 
 それから数日間、私が自分の席でサンダルからブーツに履き替えるたびに格闘が始まるので、周囲の注目を浴びておりました。というか、皆様ファスナーに肉挟まないか心配して見ててくれたようで・・・。
 おかげさまで、購入して2週間ほどたった今、ようやくスムーズに履けるようになりました。祝。
 でも、それが、私の足がブーツの引き締め効果で細くなったからか、ブーツのほうが私の足に合わせて伸びたからか、そのどちらの理由によるものかは分かりません。
 できれば前者だと思いたい。
 
 
 
 
 


2002年12月09日(月) 雪白とバラ紅

 ・・・子供の頃読んだ童話にそんな題名のものがあったので今日はそれをつけてみました。「雪白とバラ紅」。
 
 朝、外を「シャカシャカ」と走る車の音で目が覚めました。
 ん、もしや。。
 窓の外を見ると、雪がどっかり!
 私が上京して十ン年、東京でこんなに積もったのは初めてではないかな。
 やったぁ♪
 実は雪国生まれの雪国育ちなので、雪を見ると異様にコーフンします。
 もっと降れもっと積もれ♪
 会社で「雪には困りますね」なんてすまして皆と話を合わせてるけど
ほんとはウキウキである。
 でも、東京はちょっとの積雪でも交通機関がすぐマヒするから困ります。
 当然といえば当然ですよね。
 除雪車も、除雪道具も常備してないんだものね。
 以前、やっぱり東京で雪が降ったとき、チリトリで雪かきしてるのを見て、目がテンになりました(^^)
 そんな偉そうなこと言ってる私もほんとはもう東京人(!?)
 雪の上、滑らないように用心しながらそろそろと会社に向かったのでした。田舎では長靴履いてばこばこ雪の中歩いてたのに。
 会社で、同じく日本海側出身の部長と、「なんか田舎の風景みたいだねぇ」と話しながら、真っ白になった窓の外を眺めて感慨にひたっていたのでした。
 それにしても寒い〜。

 今日は復刻版「ベルサイユのばら」第3巻の発売日でした。
 第3巻といっても、単行本2〜3巻分をまとめて編集しなおしているので、物語ももう中盤。
 買ってきてすぐ読み始め、ベルばらの世界に浸っておりました。
 はぁ♪
 アンドレって、ほんとにかっこいいよね〜(また言ってる)。 
 外見も中身もこんな人、現実にいるわけないんだけどねー。
 「あたしにはいるわよ」
と言いますか?あなた。
 あーはいはい、ごちそうさまです。
 
 


2002年12月08日(日) 昔ばなし

 風邪で土日自宅に大人しく(また)していたので、話題がありません。
 なので昔ばなしを。

 大学で考古学を専攻していたために、私の学生生活は、発掘と、講義と、アルバイトで明け暮れていました。他の友達とかなりズレていた、と、今でも言われます(笑)。
 発掘っていうのは、遺跡で何かが見つかってテレビで報道される場面で想像しがちなんですが、結構重労働です。地面にしゃがんで竹べらで・・・なんてのはもう作業も落ち着いた時の話で、最初の頃は竹べらどころか、「エンピ」「ジョレン」「ネコ(一輪車のことです)」を使って遺構のある層めがけてひたすら掘り進む、地道で泥まみれの日々です。
 そこに近所の人達が通りかかると決まって「小判が出るのか?」とか、「恐竜の骨探してるのか?」とか聞いてくる。・・・ちょうどテレビで「徳川埋蔵金」とかやってたころだったので。で、発掘の目的が小判でも恐竜でもないと知ると、皆「なあんだ」と言いながら去っていく。地味な作業です。
 発掘に行くと、基本的に男も女もないから、掘る時に出た土をネコ(一輪車)に乗せて運び出す仕事も、男女平等に分担します。私はよく途中でひっくり返して土をばらまいて叱られてましたな。
 
 考古学の先生というのは大抵大酒飲みで一風変わったお人が多い。
 私の恩師も、かなり変わった人、というか困った人でした(笑)。
 お酒を飲みだすと止まらない。翌日仕事があろうが何があろうが、飲み始めたら夜明けまで。。酒に付き合う相手がやがて逃げ出しても、行きつけの店に行って飲み明かし、他の客相手にさんざんクダをまくジイサマ(年齢よりかなり老けて見えるので・・)です。まあ、私もこういうセンセにお酒のほうを鍛えられてしまったような気もするのですが。
 で、翌日。
 夏の炎天下で、発掘作業を黙々と進める私達。
 ・・・せんせい、来ないね。
 ・・・昨日また飲んでたんだろ。教授会の後は必ず荒れるからね。
 とそこへ、周囲の犬達に吠え立てられながら、お酒の匂いをぷんぷんさせて、白髪(というかニコチンで黄色くなった白髪)の酔っ払い登場。
 ・・・来た!
 ・・・やだまだ酔ってるじゃん。
 しーんと静まり返った現場。先生と目を合わせないように(標的とならないように)黙って地面をひたすら掘り進む学生達。そこへ。。
「おーい○○ーッ」(○○は私の名前です)
「・・・」(無視する私)
「不倫しよーぜー」
「・・・」
「不倫しよーぜふーりーんー」
 ったく土かぶせてあげたくなりましたわ。セクハラ教授と訴えるような学生がいなかっただけ、幸せだと思って頂きとうございますね。
 
 夏休みずっと発掘していて就職活動するのを忘れておりましたら、その先生に、しばらく学科の仕事をやらんか、と言われ、卒業後しばらく大学に残って働いていました。
 先生方の講義の準備の手伝いをしたり、学生さんのお世話をしたり、結構楽しかったです。
 で、先ほどの私の恩師。
 朝私が一番乗りで出勤すると、研究室のドアの前に先客がいる。
 ごろーんと寝転んで大いびき。顔真っ赤。。
 ・・・げ。また朝まで飲んでたんだ。
 仕方がないのでずるずると引っ張って、先生の個室まで連れて行く。
 ダンボール(こういうときのために常備してある)をひいて、その上に寝かせる。で、1時間目。出席簿持って教室に行く。私の姿を見ると最初は喜んでた学生達もしまいには不満そうに「また休講ですかぁ?」とか「酔っ払って来てるんですよね」とか言ってくる。たのむ私に文句言わないで。
 研究室に戻ってしばらくするとブーッと内線電話。受話器をとると、
「おえーっおえーっげええええっ」
 ・・・はいはい分かりましたよ。
 水を用意してセンセの部屋に行く。
 げーげー言ってるそばでセンセのボロい鞄を開けて中から「大田胃酸」を出す。
「出席とってきましたから」
「うううううっ。おえーっ」
「酔いが醒めるまでちゃんと寝ててください」
 まあ、当然毎回こんな感じというわけではなかったけれど、よくありました(笑)。
 ウルトラマン怪獣の」「ウー」に似てて(すいません)、なんとなく妖怪風情でしたな。
 だけど人情のある、話の分かる先生でした。
 なんて書くと、「俺はまだ死んでねえぞっ」とどっかから出てきそうですが。。
 相変わらず飲んでるのかなぁ。
 まだヘビースモーカーなのかしら。
 

 
 
 
 
  


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