■ゲロッチャ !!■
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2006年10月24日(火) 荻原浩「ハードボイルド・エッグ」

町の図書館で借りてきた荻原浩の「ハードボイルド・エッグ」を読みましたー。
何度も「ふへっ」と笑いながら一気に読んで、
ラストでうっかり涙がこぼれました。


フィリップ・マーロウに憧れて探偵になった主人公。
ハードボイルドに憧れているけど、仕事は逃げたペット探しや浮気調査。
ナイスバディな秘書を夢見て求人出すけど、来たのはシワシワの婆さん。
犬探しの仕事で見つけた出した犬を知り合いの夫婦に預けたところで殺人事件発生!
その犬が殺人事件の犯人(犯犬)に疑われ・・・
探偵も殺人事件を追う!不本意ながら婆さんと共に。




これ、ドラマ化したら面白いンじゃないかなー。
今やるとしたら主演は阿部寛で。
「結婚できない男」の主人公みたいな癖のある演技で 見たいなぁ。


2006年10月20日(金) 十頁だけ読んでごらんなさい





「十頁だけ読んでごらんなさい。
 十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。
 ―狐狸庵先生の心に届く手紙」を読んだ。
タイトル長っっ!!!


手紙の書き方についてのエッセイだった。遠藤周作の。
そういえば
この作家さんの「深い河」を読んでインスパイヤーされた私は
インドのガンジス河に行ってみたいと思ったんだった。


そんなワケで遠藤周作さんには割りと思い入れがある。
この本は、遠藤周作没後10年、奇跡的に発見された46年目の遺稿だというので
楽しみに読んだけど、古めかしいエッセイだった。
でも、時代が変わっても「手紙の書き方」や「お悔やみのしかた」
「ラブレターの書き方」なんかは今も昔も変わらない気がする。
相手の心に寄り添うためのちょっとした心遣いやテクニックは
今も変わらず有効なんじゃないかなぁ。
昔よりも効果があるかもしれない。手紙とかハガキとか貰うと物凄く嬉しいし。
パパ吉が泊まりの出張先から絵ハガキを書いて送ってきたりするけど
なんか嬉しいんだよね。本人のほうが先に帰ってきててもね(^^;)
ユウタンからのエアメイルもとっても嬉しいし、
1年に1回の年賀状も嬉しいv


今は手紙を出す機会はめっきり減って、その代わり
携帯のメールを出す機会が増えているよねー。
ほぼ毎日誰かとメールのやり取りはしているもん。
やり取りはしているものの…
私は結構、返事を出すのを忘れてしまったり、遅れてしまったり する(汗)
自分でもこのモノグサは直さなきゃ直さなきゃと思うんだけど
なかなか直らない。
この本にも書いてあるように、モノグサっていうか気後れするっていうか
返事の文章を書くのに手間取ってしまうんだよね。
親しみやすく、けれど節度を持って、相手の気持ちになって…
な〜んて考えていると、
メールの返事を書くだけで30分くらい平気でかかったりする(笑)
特に携帯のメール打つのは慣れていないから時間がかかる。
ていうか、携帯のボタンは小さいし何度も同じボタンを押さなきゃならないし
小さい箇所を狙ってポチポチ押してると胸のあたりがウザウザしてくるんだよね。
細かい作業が苦手なんだよねっ!
パソコンのキーボードだって気がつくと、だだだだ!だだだだ!って
まるで機関銃の音のように キーをぶっ叩いているくらいだから
小さな範囲の中の小さなポッチを細々細々細々押すのは
ストレスがかかるんだよねっ!
ふーーー。


文字入力に時間がかかるから、
この家事を終わらせてから…この絵を描き終えてから
このブログを書き終えてから…子供が寝てから…
な〜〜んてやってると、どんどん時間が経ってしまう。
するってーと、返事を出す機会を逃しちゃったり したり して(汗)


この本を読んで思ったことは
手紙やメールの返事は貰ってすぐに書くべきなんだってこと。
や。解かっちゃいたんだ。
解かっちゃいたんだが、そんな簡単なことが出来なかったんだ。



っていうか、プロバイダのほうのメールアドレスのアドレスを変えたらしい
(主にパパ吉が使っているので。私はホットメールが主)
それを友達に連絡してない ん だよ  ね。
こないだミキから「メール送ったけど届いてる?」って電話があって
それで気がついた・・・・・



とにかく筆マメを目指したい!




2006年10月19日(木) 「蛇にピアス」読んだ〜

「蛇にピアス」読みましたー。
わたしは村上龍の小説読んでも「だから?」っていう感じで
退廃とかアングラとかいった
ドロリとした生臭い世界は性に合わないようです。
キライじゃないけどウットリはしない。
よって、この小説も「で?」っていう印象。


ギャルがパンクの男の子と出会い、
パンクの子に感化されて身体改造を始め
身体改造を施す側の彫り師と出会い、彫り師はSMのSの男で、二人は寝て
Sはギャルが気に入って
パンクが殺されてギャルが嘆いて
ギャルは、Sがパンクを甚振った挙句に殺したんだと気がつくけど
ギャルはSと一緒に居る。


と。
そんなような話だったような。
女は「男」に染まるンだなって。
単純な三角関係の物語に、舌ピアスとかSMとかの味付けをした
そーゆー話なのかと思った。
違うのかな?


ディテールが過激だから読む人を選ぶけど、
二人の男の間で揺れる女の子の恋愛の部分だけ切り抜くと
結構 切なくていいかも。
パンクの子、アマもピュアで可愛いし、
サドのシバの真摯な姿勢がカッコイイ。
けれど、魅力的な男性ふたりから同時に求愛されてるところが、
少女漫画的というかドリーマーというか
女性の欲深さとイヤラシさがチョット出てて 
なんか、気恥ずかしい感じ。モテ願望が擽られて「ちょっと待ってよ」な感じ。
しかも、ラストに近づくにつれて、Sのサドがサドなのに優しくなっちゃってるし
挙句にサドが「結婚しよう」とか言ってるんだもん!





書いてないから良く解からなくて、後々まで考えちゃってるのは
シバがアマを殺したのは故意か偶然かって トコロ。
ギャルを手に入れるためにパンクのアマを殺したのか?
可愛いアマを愛して甚振ったら死んじゃったのか??


・・・・どっちも、なのかな?

生きていく上で必要な女、ギャル(名前はルイ)を手に入れるため
可愛いアマを死ぬまでサディスティックに愛してあげたのかなー?
シバの一石二鳥ってこと?



現実問題、現実でまっとうに暮らすにはルイみたいな女との結婚が必要で
でも性的嗜好を満たすには、誰かを殺すまで甚振り愛したい欲求もあって…。
うーん。
シバの最愛の人はアマだった・・・って考えるのも面白いね。
三角関係は、アマ→ルイ←シバだったんじゃなくて
シバ→アマ→ルイだったとか。
最愛の人は自分の手で殺して完全に自分のものにしておいて、
最愛の人が愛してた女を手にして悦に入る・・・
っていうのだったら
面白くない??





***


私は高校のときに、スーパー変態雑誌BILLY(ビリー:白夜書房)を見て、
SMにもスカトロにも死姦にも食指が動かないってことは確認済み。
あ、でもスピリットタン(舌の先が割れてて蛇みたいになってる)は
見てみたいかも。




2006年10月17日(火) 図書館で借りてきた本














荻原浩の「噂」が面白いようなので、借りようと思って
図書館を探したんだけど無かった。
今、図書館の係りの人に
探してもらってる最中〜。



みつる |MAIL