散歩主義

2010年03月26日(金) ダウンサイズ

久しぶりに晴れたかと思うと北山時雨が降り出すという、典型的な京都の冬の天候です。
明日の朝は氷点下まで気温が下がるとか。

咲き出した桜も凍えているようだし、気の早い花見客もなんだか気の毒です。

ところで、今日から一日二食にしました。
朝と晩だけ。
晩を抜くと食間が長すぎてバランスが悪いように思えたからです。

もう歳も歳なので基礎代謝は確実に落ちてます。だからオーバーカロリーを防いで身体とアタマをすっきりさせよう、という狙いです。
酒も煙草もたしなまないので、これで肉食を止めたら「なんとか」になりそうですが、お肉はありがたく食べさせて頂いております。
理想は故・土光敏夫さんの食事。庭でとれたサラダ菜とめざし。ヨーグルトとパン一枚。今なら出来そうです。

で、空いた昼の時間に「スギハラ・ダラー」と「奇跡のリンゴ」を飛ばし読み。
手嶋さんの「スギハラ・ダラー」はあるだろうな、と思わせる経済ミステリ。読み応えあります。
「奇跡のリンゴ」はリンゴの自然栽培に成功された木村さんのお話。

木村さんはNHKの「プロフェッショナル」や糸井重里さんの「ほぼ日」でも紹介された事があるので、ご存じの方も多いと思います。
一読、自然の力の凄さに驚くばかりでした。

一方、紹介されているリンゴ、米、野菜の姿を思うに、肥料と農薬による食物を摂取している我々の人体はとんでもない事になっているんだろうな、とも。

ぼくの身近では、薔薇に対する取り組みがあります。
薔薇に噴霧するクスリの害で、体調を崩す人がけっこういたのです。薔薇はクスリがなければ病害虫にすぐにやられてしまうので、そういう方は栽培を断念されていくのです。
ぼくは身体を壊してまでの植栽はおかしいと思ったので、昨年から一切、クスリの噴霧を止めました。
するとツル薔薇が二つともカミキリムシにやられて枯れました。鉢植えはなんとか生きていて、今年も新芽が勢いよく噴き出してきました。地に植えたものは横にニンニクを植え、病気と害虫に備えています。ニンニクは薔薇のコンパニオンプランツなのです。
これから暖かくなると一気に病気と害虫が襲ってくると思うので、丁寧に観察していこうと思っています。

食べ物も植栽も自然に即していくのがいちばんのようです。
本やネット上でも経験と智恵と科学的な裏付けがどんどん蓄積しているようなので、参考にしていきたいと思っています。


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