●明日の朝はずいぶん冷え込むとか。 今日の午後から北風が冷たくて、夜、ポロシャツとトレーナーからシャツとセーターに着替えました。
●空いた時間に本づくり。少しずつですが作っては送る毎日。 いろんな方に読んでいただいています。
●我が家の薔薇は先頭を切ってノイバラが咲きました。まっ白な花です。
●夜、江國香織さんの「号泣する準備はできていた」を読み終えました。 もう何度目かの通読です。
辛口の批評で有名な某文芸評論家をある時期から信用しています。 彼が「もし現在の小説家の中で天才がいるとしたら、それは江國香織だ」と書いていたからです。
好きな小説家は沢山いるけれど、作品の上に「作業の爪痕」を見事なまでに残さない、というか「書きたいように書いて見事」なんです。
こないだ見たアクターズ・スタジオで「天才という言葉は傲慢で大嫌い」と「天才」ナタリー・ポートマンがいっていましたが、たぶん江國さんもそういわれるのは嫌でしょうね。 ただ読めば読むほど感心するばかりなのです。
ぼくの場合、作品を書く上でお手本にしている、今、生きている作家は江國香織さんと庄野潤三さんのおふたりです。 特に短編小説においては江國さん以上の人は、あまり考えられません。
ある時期、困ったら吉行さんを読んでいましたが、今は江國さんを読みます。 暗記してしまいたいぐらい。
今日は毎月恒例の婦人公論閲覧日。 自分が投稿していなくても必ず見ます。 今回は佳作でした。作品は「晩年」。 こちらです。
とてもよい天気で風が強く、松の花粉が煙となって散っていきます。 そういえば松の花粉アレルギーというのはあまりききませんね。
昨日のことですが、我が薔薇栽培に新たな一品が加わりました。 「ヴァイアー・ディアマン」といいます。四季咲きの白薔薇。 白はニュー・ドーン、ホワイト・マスター・ピース、マウント・シャスタに次いで四つ目です。あ、ノイバラもあった。
いつの間にか一番多い色になりました。
今ある薔薇たちにも蕾が出てどんどん膨らんでいるところ。 5月が楽しみです。
ところで詩や作品を掲載しているアメブロですが、投稿がやりにくくなりました。コピペが駄目なのと、編集が機能しないことがよくあります。
文章だけならエンピツでもいいんじゃないの、という気もしますねえ。 不要な機能がないぶんすっきりしているし。
連載の小説を書いているところです。
ここ二、三日、朝の散歩で出会う人たちと「ひんやりしますね」と言葉を交わしている。 昨日までは激しい雨だったし、風も強かった。で、今日、すっきり晴れたかといえばそんなことはなくて、薄墨の筆が暴れたような空の下、今日は薄ら寒かった。
そんなひんやり加減が嫌いかというと、実は結構好きなのだ。 今朝四時半頃に起きだして、片づけたり珈琲を淹れたりしながら作品のことを考えた40分ほどのひんやりとした静かな時間は、ぼくにとっては素晴らしい時間だった。
いろんな角度から連載小説の次回の風景を描き出そうとしていたら、ビートルズの曲が口をついて出た。作中で響かせてもいいし、この曲のトーンで書いてもいい。
それをメモをしてから、「街函」の製作に移る。今日はまず妹夫妻に贈るためのもの。 23日にロンドンに帰るので、それまでに渡さなくてはいけない。 羽織袴のキースと高島田の妹の写真も添えて準備しておく。
それから岐阜の方へ発送する分の製作を済ませる。
あいまあいまに脳神経外科の先生の書いた本を読む。 脳というのは制約があってこそ動く。「自分のため」というのが一番しんどいし、得るものは少ない。「何をやってもいいよ」というのがとても苦しいのと同様。「誰かのため」に動く方が、実は脳は動きやすいのだ、と。
経験からとてもよくわかる。
それともうひとつ。 「何かをするための『まとまった時間』なんて存在しない」 これは重要なテーゼだ。ほんとうにそうだ。 細切れの時間にどれだけ集中できるか、そしてそれをどれだけ繋いでいけるか、だと思う。
「街函」の完成を告知してから何人もの方からご注文をいただきました。 ほんとうにありがとうございます。
また何人かの方には感想をブログにアップしていただき、ただただ頭を垂れるばかりです。 ほんとうにありがとうございました。
京都のある方からは書店において欲しい、という意見もいただきました。 これから書店の方に検討していただき、話し合いをしていこうと思います。
本づくりが忙しいのですが、本は江國香織さんの文庫「赤い長靴」を読んでいます。音楽はBlues中心。連載を書き、メルマガを書き、小説も書き、詩も書いていきます。
新しい読者の方からメールをいただくたびに、身が引き締まる思いです。そのことがよい結果を生むように、さらに努力していきます。
これからもよろしくお願いいたします。
送付方法にいくつかの選択肢をつくりました。
①郵便の「エクスパック500」で。 (全国一律500円) ②三冊以上はヤマト便で。 ③クロネコヤマトのメール便で。 以上三通りの方法を考えています。 一番安いのは③です。 ①は丈夫な専用封筒の値段込みなので 選んでいます。
上記の三つのうちから選んでくださいませ。 尚、ヤマト便には「営業所止め」という方法もあります。 郵便局の局留めと同じ方法です。
また読まれた感想などいただけると嬉しいです。 よろしくお願いいたします。
「街函」をあすから少しずつ送付を開始します。 さて、ガイドページでカヴァーに使った和紙は「越前和紙」と書きましたが 「因州和紙」の誤りでした。 越前にしてはずいぶんコシがあり、しっかりとしていて随分素朴だなあとおもっていたのですが、紙屋さんで詳しいお話をうかがったところ「因州和紙」とのことでした。
「因州」すなわち因幡の国、現在の鳥取県の西部です。 神話にも登場するお国柄。古代日本文化の中心地のひとつでしょう。
有名な越前和紙や石州和紙(こちらは島根県津和野)も優れた和紙ですが、より素朴なのは「因州和紙」のように感じています。 こうして本のカヴァーにつかえるほど強く、粉砕された繊維がそのまま漉き込まれている味わいがあります。
本が届く皆様、正倉院の書物にも記載されているほどの伝統を誇る「因州和紙」を味わってくださいませ。
すったもんだの末、私家本「街函」の体裁が落ち着きました。 結局、無線綴じを改良することでA4版が復活。 A5版はテスト製作だけにすることとしました。 ホームページに案内をまとめてあります。
こちらまで。
これまで出した「音函」「光函」も旧版の在庫が切れ次第、(あと数冊)同様の体裁にしていく予定です。
現在、ご注文を受けた方から順次制作中です。 できあがり次第、送らせて頂きます。
ご希望の方はご一報下さいませ。
2008年04月11日(金) |
「おとなのコラム」掲載されました。 |
連載「日日好好」が掲載されました。 タイトルは「背中」です。 横書きはこちら。 縦書きはこちら。
昼前からの雨で、桜の花びらが鋪道に貼り付いたり、川を流れていきます。 咲くのが早かった平野神社は大分散ったことでしょう。 我が家の付近ではまだそれほど散っていませんが、今週が限りでしょう。
御室の仁和寺などはこれからです。我が家の鉢植えの御室桜もようやく蕾がほころんできたぐらいですから。
明日はいにしえの神社へ行きます。イギリス人が待っています。
試行錯誤の「街函」。完成形が二つできました。 A4版とA5版です。見てくれは圧倒的にA4版が美しいのですが、接着面に難が。それを改良したものを今日ある方に送りました。
こちらでもテストしてみて行けそうでしたら正式に発表したいと思います。
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