周回遅れに気をつけろ!
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2004年02月28日(土)  神戸に出張してました。

「千と三百円券の神隠し」を書いた後、
肝心の映画の感想を書くまで間がありましたが、
月曜〜水曜まで、神戸に出張に行っていたからです。
本当は神戸じゃなくて、兵庫県と言った方が正確ですが、
神戸って言った方がオシャレなので、神戸出張です。
って、出張にオシャレは関係ありませんね。(笑)

我々下請け会社は、クライアントの都合で
色々な影響を受けるのですが、今回の神戸出張も
クライアント側の下請けシェア再編で
我が社が新たに大阪のメーカーを
担当することになったからです。

その辺の事情はともかく、
私がメインとなって動く仕事としては
実に半年振りくらいの出張ですし、
新しい相手との仕事ということもあり(って苦しい言い訳)、
ちょっとばかしポカをしでかしてしまいました。

さて、以下に挙げる事例の内、
実際に私がやらなかったのはどれでしょう?

1.今回の出張作業場所は兵庫県西宮市。
 三宮から電車に乗って、待ち合わせの岡場駅へ
 向かったのですが、神戸高速鉄道南北線に乗り換えたら
 この電車がどんどんひなびた場所へ向かって行くのです。
 これは電車を間違えたかな?と不安になった頃、
 [有馬口]という有馬温泉へ行く電車に乗り換える為の
 これまた周りに何にもない駅に到着。
 あれ?有馬温泉に来ちゃったよ、いくら何でも、
 こんな所で仕事ってことはないんじゃないの?と
 さすがに不安になって一旦電車を降り、駅員の方に
 この電車が向かう岡場駅付近に、これこれという施設はある?
 と尋ねたのでした。
 (実際その2つ先の岡場駅で正解で、
  岡場駅付近は結構開けていました。)

2.初めて大阪のメーカーを担当するということで、
 そのメーカー担当営業のクライアントの方達と
 営業所近くの居酒屋で飲むことになりました。
 本来なら、仕事をいただいている私が接待する立場なのに、
 逆に接待されちゃいました。
 (すみません、次回は社長から予算もらって接待いたします。)

3.その酒の席で、最近の仮面ライダーシリーズの話で盛り上がり、
 うっかりウルトラセブンや漫画の話も熱く語ってしまったら、
 先方の部長さんから「結構ヲタクですね」という
 認識をされてしまいました。(汗)
 (いつも一緒に仕事をするクライアントの方もいるからと、
  油断しました(彼のヲタクっぷりは公認されてる)。
  初対面の相手に対して自重すべきでした。後悔先に立たず…)

4.作業2日目のこと。
 通常は会社のデジカメを使って撮影をするのですが、
 たまたまこの時は、我が社のデジカメが
 フル稼動状態ということもあり、
 自分が普段使っているデジカメとコンパクト・フラッシュを
 持っていくとことにしました。
 作業道具一式は先にコンテナボックスにまとめて
 会社からクライアントの営業所宛に送っていたのですが、
 カメラとCFだけは自宅から持って行ったのです。
 さて、メモリーがいっぱいになって、
 CFを交換しようと思ったその時、
 大変なことに気が付いたのです。
 今日作業する道具は全部現場に置いてあるし、
 鞄は必要無いね、とホテルに置いてきたのですが、
 持ってきたCFは全部その鞄の中でした…。(滝汗)
 (結局新たに32MのCF買いました。何やってんだか。)

5.作業3日目のこと。
 全ての作業と撮影が終わって、
 カメラをしまおうとした時、ふとカメラケースを見ると、
 ケースのポケットが膨らんでいるのに気が付きました。
 あれ?この膨らみはもしかして……と開けてみると、
 いざと言う時用にと準備しておいた64MのCFが1枚、
 ご丁寧にカードケースに入っているではありませんか。
 がっくし…、これがあるんだったら、何も昨日慌てて
 買いに行くことなかったじゃん……。
 (ああ、無駄使い…)

6.出張から帰ってきて、日曜日にスカパーで放送された
 『F1 LEGENDS 川井ちゃんセレクション』の
 HDD録画が上手くできているかな?と確認してみたら、
 映っているのは、なぜか現在放送番組確認画面。
 ん〜どういうこと? 
 ………あ、しまった!
 HDD録画の予約をする時に、
 この番組の放送時間を確認をしたのですが、
 その画面を解除するのを忘れてたかも。
 …延々8時間続く番組確認画面をどうしろと?(泣)
 前回の『川井ちゃんセレクション』も録画に失敗しましたし、
 どうも川井ちゃんとは縁がないようです。


さて、この内の一つは実際にはなかったことなのですが、
他の5つが真実とは、我ながら情けないです…。
ここまでくると、どれが作った話かなんて、
どうでもいいような気もしますけど、


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2004年02月27日(金)  『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』を観た。







監督:ピーター・ジャクソン
出演:イライジャ・ウッド
   ショーン・アスティン
   イアン・マッケラン
   ヴィゴ・モーテンセン
   オーランド・ブルーム
   ミランダ・オットー
   アンディ・サーキス
原作:J.R.R.トールキン

原題:THE LORD OF THE RINGS
  “THE RETURN OF THE KING”

2003年/アメリカ映画

ワーナー・マイカル・シネマズ
みなとみらいにて鑑賞

映画を観る前から、フロドと一緒に滅びの山へ
指輪を捨てる旅をしたがごとくの試練を乗り越えた私。(笑)
(私が捨てたのは前売券の前売効果ですけどね(苦))
さしずめ、Road of THE LORD OF THE RINGS is ringading.
…と言ったところでしょうか、というのはさておき、
無事観てまいりました『王の帰還』。

3部作の結末に相応しい、満足できる仕上がりと
言えるのではないでしょうか。
上映時間は3時間23分と長いのですが、
ドラマのエンディング部分が通常の映画より長く、
その静かな場面のおかげで、実際の尺程の長さは感じません。
(通常の映画だったら、公開時はカットされていたでしょう。
 3部作通しての映画としては必要な締めですが、
 『王の帰還』だけで構成を考えると長過ぎだと思います。)

↓ 以下、ネタバレを含みますので、
まだ観ていない方は読まない方が良いと思われます。


3作目の導入部はどう構成してくるだろうと注目していたら、
いきなりやられたっ!という感じでした。
ゴラムになる前のスメアゴルを、ストゥア族の姿として
アンディ・サーキスがそのまま演じての登場ですもの。
チラシやポスターでも[ANDY SERKIS AS GOLLUM]と
書かれているから、本人は出てこないと思っていたので、
嬉しい誤算です。

実は『LOTR』のキャラクターの中で、
私が一番興味引かれるのがゴラムであり、
『わしらの愛しいシト…』のあの声が、
音声加工した声じゃないというのを知って、俄然
「凄いぞアンディ・サーキス!」と注目モードなのです。
でも手許にある、2000年発行のぴあ映画データベースを
覗いて見た所、アンディ・サーキスの項はありませんでした…。
これから大きく羽ばたけアンディ・サーキス!!(笑)

意外にもゴラムの重要度が高かったのも驚きでした。
時々フロドとサムを困らせる単なる道案内役
程度のキャラかと思っていたからです。

フロドからして見れば、疑いを抱きつつも連れていけば、
気を抜くと指輪を奪おうとするし、
奸計によりサムとの仲は裂かれるし、
結局裏切られて危うく死にそうになっちゃうしで、
生かしておいたのは失敗だったとなるでしょう。

でも、そのゴラムの指輪への執着のおかげで
フロドは指輪の誘惑に負けたけど助かることができる訳で。
ゴラムを生かしておいたことが、
結果自分を生かしたことになるという因果の連繋。
非常に上手くできているではありませんか。
情けは人のためならず、ですね。

ま、ゴラムを葬ってしまうと、
代わりの道案内がいなくなってしまうから
それはできないでしょうと思う所ですが、
いえいえ、その時はガンダルフの大鷲に乗れば良いんです。
そうすれば滅びの山までひとっ飛び〜!
(指輪を捨てた後に二人を救出に来たようにね)
って、それじゃ、お話になりませんね。(笑)

演出上やや不満だったのは、ファラミアの父である
ゴンドールの執政官が乱心する箇所。
このエピソード自体は良いのですが、その執政官の乱心で、
ゴンドール防御の指令系統に支障が生じ、
先の一手で抗じ損ねる、または後手にまわることになる等、
もう少し基本展開と絡ませて欲しかった所です。

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2004年02月22日(日)  千と三百円券の神隠し(その4)

性懲りもなく昨日の続きです。(最終話)
*****************************************

ワーナー・マイカル・シネマズみなとみらいでは
『LOTR』は、字幕版が2館、吹き替え版が1館で、
それぞれ1日4回上映されるのですが、
10時45分に私が到着した時点で、
字幕版の本日分は全て完売、吹き替え版の方も
最終回の前寄り3列しか残っていない状況でした。
驚くべき人気です。

そんな状況なのに、
チケット売り場には長蛇の列ができているのです。
皆さん、せっかくここまで来たのだからと、
『LOTR』は諦めて他の作品に乗り換えでしょうか?
『ラブ・アクチュアリー』『ラストサムライ』
『ミスティックリバー』『シービスケット』と、
話題作、アカデミー賞候補作がラインナップされていますしね。
…まさかこれだけの人が、明日の席の予約の為に並んでる、
なんてことはないですよね?

絶え間無く伸び続ける列をしばし眺めながら、
そんなことを考えつつ、どうしようかと悩んだのですが、
せっかく来たので、とりあえず明日の分を予約できればと、
その列の後に並ぶことにしたのでした。

遅々として進まない列の中で待つこと30分。
さあ、もう少しで私の順番がやってくるという頃、
場内アナウンスが流れてきました。

「『LOTR』のお席は、字幕版、吹き替え版、
 共に明日の9時、13時の回も完売となりました。
 4時以降の回も残るお席は前寄りのみ
 となりますので、ご了承下さい。」

って、マジっすか!?
みんな、予約だけして今日は帰るの? 何で?
(いや、私もそうするつもりだったのですが。(笑))
せめて15分前に、そうなると判っていたら諦めもついて、
この列には並んでいなかったのになぁ・・・。
放送のタイミング悪過ぎですよ、もう、
あ、次、私の番じゃん。

別に是が非でも今日明日で観たい訳でもありません。
先程のアナウンスを聞いて、明日観るのは
止めようかと思う気持ちも強かったのですが、
一応窓口へ行き、このシネコンで一番大きい
8番スクリーンの4時、8時の回の混雑状況を
確認してみることにしました。

すると、4時の回は前寄り4列の席しか
空いていないとのこと。
私の希望は、前から8番目の列の席。
(この劇場では必ずこの列で観ているのです。)
そこ以外の席では見たくないので、
4時の回は却下とすると、残るは8時45分の回ですか…。
その8時の回は、私が希望する8列目の席は
中央を外れていますが、まだ空いているようです。

さらに確認のため、その回はレイトショー扱いなの?
と尋ねてみると、そうですという答え。
レイトショーは1200円で観られるというのに、
1300円の前売券で観ていたのでは損するばかりか、
この映画は土日のレイトショー以外の時間帯で観ようと、
わざわざ前売券を買った意味もなくなってしまいます。

この並んだ30分を無駄にするか、
買った前売券の前売効果を無駄にするか。
金曜日に前売券が神隠しにあわなければ、
(いや、隠したのは私ですが、)
こんなことにはならなかったのに…。(とほほ)

さて、どうしたものでしょう?

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2004年02月21日(土)  千と三百円券の神隠し(その3)

またしても昨日の続きです。
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善かれと思ってやったことが裏目に出るとは、
なんとも悲しいことです。
チケットを購入したその日から、
『LOTR』初日観劇計画を立てていたというのに…。
(と言ってる割には、金曜日の朝まで忘れていたんですけどね)

確かワーナー・マイカル・シネマズみなとみらいの
初回上映は10時からだったと思うから、
それに間に合うように起きて行けばいいかな?、と
『LOTR TTT SEE版』を観に行った時の
早起き〜!一発!のリポD並みの気合いはどこへやら、
計画が狂ったことで、すっかり投げやりになってます。

やはり気分が乗っていないと、ダメですね。
案の定、土曜日の朝はしっかり寝坊しまして、
起きたらもう10時になっていました。
やっちゃったよ、自分……。
多分今から劇場行っても、早い時間帯の
良い席確保は絶望的でしょう。
でも、まあ、とりあえず行ってみないことには
事は前に進みませんので、遅い朝食の後、
出かける準備をしました。

前売券を持っていず、通常値段で観るつもりなら
ネットで空席状況を確認した上で判断・予約できるのですが、
前売券は劇場窓口でしか座席予約ができないので、
とにかく現場に行ってみないといけないのです。
そして事件は現場で起きる訳で。(笑)

その前に、寝坊した今となっては
もはや何の役にも立たないと言えますが、
念のためワーナー・マイカル・シネマズみなとみらいの
タイムテーブルをちゃんと確認しておこう。
毎週金曜日の夕刊は映画広告特集の日。
もちろん『LOTR』の広告も載っていて、
そこに各劇場のタイムテーブルがあったはずです。

新聞入れから昨日の夕刊を取り出し、
ワーナー・マイカル・シネマズみなとみらいの
タイムテーブルを見てみると、あれれ? 
初回は9時からになってるじゃん……。
『LOTR TTT SEE版』の時は1時間早く間違えて、
今回は1時間遅く間違えて、プラマイ0ってとこですか?

…なんて、言ってる場合じゃありません。
状況はさらに悪化したと言えます。
自分のダメダメっぷりに呆れつつ、
とにかく急いで行くことにしました。

スクーターで劇場があるワールド・ポーターズに
向かう道すがら、歩道を行く人の多さにびっくり。
この時間帯にどうしてこんなにいるの?
もちろん皆ワールド・ポーターズを目指しています。
まさかこれが全部『LOTR』を
観に来た人ってことはないよね?(汗)
もちろんヤバい状況は覚悟していましたが、
これは私が想像していた以上の事態のようです。

スクーターを入口付近に止め、
早足で劇場窓口へ向かった私が見たものは、
案の定、ずらりと並んだお客さんの列と
すでに[完売]の札がたくさん貼られている
電光掲示板のタイムテーブルでした。

<つづく>

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2004年02月20日(金)  千と三百円券の神隠し(その2)

昨日の続きです。
*****************************************

仕事を終え、通勤電車の下車駅である
みなとみらい線[馬車道駅]に到着するまでの間、
『LOTR』をどうしようかと考えていました。

[馬車道駅]は、以前まで利用していた[桜木町駅]より
ワーナー・マイカル・シネマズみなとみらいに近く、
せっかくすぐそこまで来ているのに、
前売券を取りに帰って、また戻って来るなんて、
何だかものすごく無駄なようにも思えます。

いっそのこと前売券では、また別の土日に観ることにして、
このまま直接劇場に行って、明日のレイトショーを
予約してしまおうか?
いや、でも別に2回観たい訳でもないし…。
あ〜もう、だてに前売券なんか買ったものだから、
かえって面倒になってるじゃん。

しばし悩みましたが、結局二度手間になるようだけど、
まずは前売券を探し出すことが先決と判断し、
途中のスーパーで夕飯を買い込みつつ、
家に到着したのは8時少し前。

夕飯を食べるのは後まわしにして、
とにかく前売券を探し出すことが急務。
これだけ前人気の高い映画です、
今日中に明日の席を予約しておかないと、
おそらく良いポジションを確保できないでしょうから。

さてと、朝は焦りもあって発見できなかったけれど、
冷静に見直せば難なく見つかるでしょう。

前売券は買ったままの状態、すなわち
前売券と劇場窓口購入特典のケータイストラップが
チケット袋に一緒に入った状態になっているはず。
いつだったか、部屋の掃除をした時に、
「おっと、こんな所に『LOTR』の前売券が!」
と、確認したのは記憶にありますから。

そう、それで、その時、
「こんな所に置いておくと忘れちゃうといけないから」と、
どこか別の場所に移したことまでは憶えています。
だから、その場所を思い出すだけで良い訳ですね。

・・・・・・で、それは、どこだったっけ?

肝心のそこを思い出せなかったら、
朝と状況は変らないんですけど…。
とりあえず、ただ考えていても前進しないので、
家捜ししながら思い出すことにしようと、
朝見た所も再度入念に確認していきました。

しかし、1時間捜しても一向に見つかりませんし、
どこに置いたかもさっぱり思い出せません。
こんな狭い部屋の中でどうしてなくなる訳?
「忘れちゃうといけないから」と置き換えた場所を
忘れるなんて、朝日新聞朝刊掲載漫画の『ののちゃん』
(いしいひさいち作)のお母さん並みのうっかり具合じゃん。
(ののちゃんのお母さんは玄関の鍵の置き場所を忘れた)

あ〜、もう9時を過ぎてしまった……。
たとえ今見つかったとしても、この時間から行ったのでは、
もう予約の受け付けに間に合わない感じです。
はぁ〜、何やってるんでしょうねぇ。
こんなことなら、たとえ他のDM等に埋もれようと、
いつもの場所に置いたままにしておけば良かった…。

明日の席の前日予約は諦め、夕食でも食べようと服を着替え、
脱いだ服をしまおうと押し入れ扉を開けた時、
ふっと脳裏にあるヴィジュアルが浮かび、
銀行の地下金庫のごとくに堅く閉ざされていた
記憶の扉が開いたのでした。

そう、思い出した、ここだ、ここに置いたんだ。
もちろんこの押し入れも、何度も開けて捜したのに、
押し入れのこの場所に置いたという記憶とは
全然結びつかなったよ。
ふぅ…、とりあえずは良かった。
でも見つかったのは嬉しいけど、
ちょっと遅かったなぁ…。(がっくし)

当初の予定は狂ってしまったけど、仕方ありません。
明日ちょっと早起きして、当日予約することにしましょうか。
チケット売り場がとっても混みますので、
できれば当日予約は避けたかったんですけどねぇ。(とほほ)

<つづく>

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2004年02月18日(水)  千と三百円券の神隠し(その1)

話はさかのぼること先週の金曜日の朝。
さあ出勤しようと玄関で靴を履きかけたところで、
重要な物を持っていないことに気が付きました。

明日は『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』
(以下『LOTR』)のロードショー公開日。
『SEE版』まで観て復習もばっちりですし、
帰りがけにワーナー・マイカル・シネマズみなとみらいに
立ち寄って、明日の席の予約をしようと思っていたのに、
肝心の前売券を持つのを忘れてるじゃないっ。

ワーナー・マイカル・シネマズで公開される映画は、
安くて空いてる平日のレイトショーで観る場合がほとんどですが、
こういう気になる映画は前売券を買って、
土日の早い時間に観たりしているのです。
この『LOTR』の前売券は、発売初日に購入した程で、
気合いが入ってますよぉ〜。
(ホントは「あ、売ってるじゃん」と買った日が、
 たまたま初日だっただけでしたけどね(笑))
お得な前売券と言っても1500円もする作品が多い中、
『LOTR』は1300円って、嬉しいじゃありませんか。

その前売券を置いて行ったのでは、
せっかく立てていた予定が狂うと言うものです。
よく気が付いた、偉いぞ自分!と部屋に戻り、
確かここにあるはずという場所を見たのですが、
・・・あれれ? ないじゃん。

おかしい、いつも映画の前売券はここに置いてるのに…。
この間この辺を整理した時に下に………落ちてないなぁ。
そうそう、ここに置くと忘れるかもしれないって、
向こうの部屋のここに移して………ないなぁ。
ん、この雑誌の山の間に隠れてる………訳ないし。
おっ、ここにある前売券は……観に行く前に終わっちゃったヤツか…。
う〜ん、困りました。見つかりません。出てきません。
え〜!? どこに行っちゃったのぉ?

出勤前で時間に余裕がないというのに、探すこと15分。
見つからないけど、これ以上探していると遅刻確定です。
やむを得ません。
帰りがけに劇場に寄る予定でしたが、一旦帰宅してから
改めて前売券を探し出して、予約に行くことにしようと決め、
駅に向かって慌ててダッシュする私でした。

<つづく>

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2004年02月16日(月)  出張途中にて

月曜、火曜と出張で愛知に行っていました。
月曜日の夜は、5時にチェックインしてから、
思いきり時間を持て余していたので、
この日記の草稿を書いていました。
ホテルが名古屋の栄にあるのなら、
遊びに行く所もありましょうが、
そこは豊田市でしたからねぇ。
(豊田市民の方、ごめんなさい。)

それはそれとして、今回も車での移動なんですが、
日本平PAでドライバー交代をした時のこと。

手洗いに行った後、例のごとく
売店を見るだけ見て何も買わずに戻ってくると、
我々の車の隣に停車したワンボックスカーの前に、
黒い柴犬が1頭いるではありませんか。
赤い円形の重りに引き紐が結び付けられ、
その時、周りに飼い主らしき人はいませんでした。

おやおや可愛いじゃないか、と近づいて行って、
ほれほれと撫で回していたら、
段々尻尾が下がっていったかと思うと、
突然烈火の如く吠え出してしまいました。

歯茎まで剥き出しにしたその顔たるや、
映画の中の1シーンでよくあるような、
エイリアンか悪霊にでも取り付かれた人物相手に
吠えかかっているのか?と思える程
敵意に満ちていて、尋常ではない怒りっぷり。
え〜、私、そんなひどいことしました?
ちょっと軽く撫で回しただけじゃん。

物凄い暴れっぷりに飼い主がやって来て、
「何吠えてるんだ!」と頭をゲンコツで
ゴツン、ゴツンとお仕置きしてるのを見て、
すみません、私が悪いんですと思いつつ、
駐車場を後にしたのでした。
(ワンちゃん、ごめんよ)

実家の飼い犬(白い柴犬)といい、
どうも犬とは相性が良くないようです。(泣)

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2004年02月14日(土)  炊飯器の次は、米の話

炊飯器と同じく15年前の古米を食べてます
…という話ではもちろんありません。(笑)

せっかく美味しく炊ける炊飯器を持っていても、
米が良くなくては意味がありません。
ということで、私がいつも買っていたのは
[魚沼産のこしひかり]です。
いくつかの米を食べ比べた結果、コレが一番美味しいから、
…ではなく、単にブランドで選んでました。(苦笑)

最近食べた米で一番美味しかったのは、祖母の葬式の時、
祖母の近所の方が炊き出してくれたご飯です。
(田舎だから、隣近所は葬式を手伝うのです。)
おそらく、自分達で食べる為に作った米を
大釜で炊いたものと推測しますが、
まさに銀シャリと呼ぶに相応しい色で、
米のひと粒ひと粒はくっつかずに芯までほっこりし、
噛めば甘味も感じる極上のご飯でした。

いくらブランド米が良いと言っても、
農家が自分達の為に作った米にはかないません。
学生時代に、祖父が作った米を送ってもらいましたが、
市販されてる米より遥かに美味しかったですしね。

でも、そんな農家の米は手に入れられませんし、
食費削減が目的なので、[魚沼産のこしひかり]なんて
高い米を買っていたのでは本末転倒です。
かと言って、産地も種類もよく分からないブレンド米まで
下げたくないんです、というわがままっぷりと格闘しつつ、
スーパーの米売り場で腕組みして悩むこと10分。

で、結局買ったのは、「本日特売!」の札が掲げられていた
[秋田県仙北・平鹿地区産 あきたこまち]5kg 2750円。

買う時の基準となったのは、電子レンジ用の
[サトウのご飯]系より安くなること。(笑)
これがセールだと3パックで248円になるので、
1食当たり80円以下になる米が絶対条件。

5000g は 約28合分。
私は1食当たり1合も食べないから、
4合炊いたのを6分割した位でちょうど良い。
2750÷{(28÷4)×6}≒65.5円
よし、大丈夫だ、と、ちゃんと計算確認して
決定したのでした。(笑)

さて、その5kgの米袋を抱えて(その他に買った食材も)、
スーパーから自宅まで3.5km歩いて帰ったのですが、
その途中、ふと自宅近くの米屋さんを覗くと、
同じ米が同じ値段で売っていました。(泣)
わざわざ遠くから持ち運んだ私って一体……。
別に米袋で筋トレする必要なんてなかったのね…。

事前市場調査の必要性を痛感いたしました。
それにしても、あ〜、重かった。

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2004年02月13日(金)  年代物(?)のIH炊飯ジャー(後編)

価格の理由となる機能を差し置き、
そのデザイン・コンセプトに5万円以上払ったんですから、
私って変わり者でしょうか?(笑)
一応当時は工業デザイナーでありましたので、
自分の周りに格好悪いものを置きたくなかったんですよね。

と、まあ、まずは形から入ったのですが
(言葉の使い方間違ってますね)、
実際機能も素晴らしいものでした。

これで炊いたご飯の美味しさは、
今までの炊飯ジャーとは比較にならないレベルにあり、
色々な食事処でご飯を食べる度、
「ウチで炊いた米の方が美味しい」と感じる程でした。
そして「自宅でこんな旨い米が食べられるとわっ!」
と感涙にむせびながら食したものです。(これは嘘)
今では当たり前のようにIH炊飯ジャーが
普及していますので、その炊き上がり具合に
いちいち感動する人はいないかもですが…。

さて、製品としては非常に良い物なのですが、
他の炊飯器と比較すると突出して高価なため、
販売実績の方はなかなか伸びなかったようです。
ちなみに、私が買ったのは発売直後で、
皆に「良いよ」と薦めまくったのですが、
実際購入に至ったのは我が実家だけでした。(笑)
(それも1、2年後くらいじゃなかったかな。)

そんな状況だったのですが、ある時
このIH炊飯ジャーに転機が訪れました。
新聞にもこの転機に関する記事が掲載されましたので、
ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

「笑っていいとも!」の「テレフォン・ショッキング」に
ゲストとして登場したある女優さん
(確か室井滋さんだったと記憶していますが、
 小林聡美さんだったかもしれません)が、
別にその炊飯器のCMに出演している訳でもないのに、
話の流れから「今、IH炊飯ジャー使ってるんだけど、
これが凄く美味しいのよぉ」と、IH炊飯ジャーの
良さについてタモリに熱く語ったのです。

たまたま再放送の増刊号でそれを見て、
「そうそう、さすが判ってらっしゃる」と
独りTVに向かって頷いている私がいたのは
言うまでもありません。(笑)

その放送を見た時は、特に気にしていなかったのですが、
最近では「おもいッきりテレビ」で取り上げられた食材が、
翌日から途端に品薄状態になるように、この日を境に
このIH炊飯ジャーの売り上げが倍増したそうです。
恐るべし、TVによる口コミ効果!

飽和製品であった炊飯器に楔を打った、
このNational製のIH炊飯ジャーのヒットを受け、
各メーカーがこぞってIH炊飯ジャーを開発したのは
猿真似国家日本の名に恥じぬ行為と言えましょう。(笑)
それまでの炊飯器より利鞘が大きくできる
高額商品だったというのも魅力だったのかも。

それもこれも、National製のが売れたからこそであって、
その女優さんのTVでの一言がなければ、
[良いモノだけど高くて売れなかった製品]として
歴史に埋もれていたかもしれないんですよね。
成功と失敗は紙一重です。

時は経ち、結局今ではどのメーカーも、
メインユーザーである女性に好まれ易いと
思い込んでいるのか、いかにもキッチン家電という
デザインに落ち着いてしまったのは、ちと悲しいです。

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2004年02月12日(木)  年代物(?)のIH炊飯ジャー(前編)

つい最近まで、朝食以外の外食率が
95%くらいだった私。
毎日終業後は「今日はどこで食べて帰ろう?」
というのが悩みのタネでした。

当然食費も随分とかかる訳で、
(別に良い物食べてる訳ではないのにさ)
1日平均1800円くらい×30+お菓子代等で
1ケ月6万円くらいでしたでしょうか。

残業代をいっぱい稼いでいた時は
これだけ食費がかかっても
どうってことはなかったのですが、
残業代ゼロの月が続く最近は、
そうも言っていられなくなりました。

そこで、最近日記のネタにもなっているように、
スーパーに通っては、内食率を上げている訳です。
スーパーは一見安く買えたような気になりますが、
気が付くと予定外のものも買ってしまい、
余り食費削減に貢献していないのでは?と、
多少疑問を感じている今日この頃だったりしますが…(笑)

さて、内食率を上げると稼動率が上がるのが炊飯器。
何を隠そう、私の炊飯器は2年近く待機電力の消費以上の
仕事をしたことがない時期があるくらい、
使われていなかったりしてました。(をい)
そんなに使わないのなら、電源プラグは
外さなくっちゃいけませんでしたね。
(でん子ちゃん、ごめんなさい。)

そんな私が使っている炊飯器は、
Nationalの初代IH炊飯ジャーで、
もう15年近く前に発売された製品↓です。


背景は余りに情けないので消しました(笑)

発売当時は、全てが新しいコンセプトの炊飯器でした。
炊飯器初の電磁誘導加熱(Induction Heating)を採用。
釜を伝導率が高いが、値段も高いステンレス素材に。
ステンレスの釜だけで、当時の普通の炊飯器が買える
3万円という製造コストのせいで、販売価格は5万円以上。
今や炊飯器は持ち運ぶ物ではなくなったと持ち手を排し、
円柱型しかなかった炊飯器をスクエアなデザインに。

それまでの生活感漂う炊飯器のデザインが
どうしても気に入らなかった私は、その機能よりも、
この独創的な造形コンセプトに一目で魅了され、
かなり無理をしてコレを買ったのでした。
ちなみに未だにこのデザインを越える
炊飯器は出ていないと私は思います。
(バブル期だから許されたデザインでしょうから…)


<思いきり途中ですが、眠いので明日に続く…(をい)>

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2004年02月10日(火)  『シービスケット』を観た。







監督:ゲイリー・ロス
出演:トビー・マグワイア
   ジェフ・ブリッジス
   クリス・クーパー
原作:ローラ・ヒレンブランド

原題:SEABISCUIT

2003年/アメリカ映画

ワーナー・マイカル・シネマズ
みなとみらいにて鑑賞

『全米が泣いた勇気と感動の実話、ついに映画化』

実話を基にしたという原作本は、
全米で436万部も売れたらしいのですが、
え〜っと、ソレって凄いことなんですか?
書籍事情に疎いので良く分かりません。
そこで、ベストセラーの映画化と言えば
『マディソン郡の橋』かな?と思い調べてみたら、
公開当時『マディソン郡の橋』は
全米で600万部以上売れたと書いてありました。
全米の感動は『マディソン郡の橋』以下と…_φ(。。)(待て)

実話の映画化に弱い私ですが、どうしたことでしょう、
残念ながらこの映画は、あっさり観終えてしまいました。
予告を観た時に期待した感動はどこ???

才能がありながら、その力を発揮することなく
荒んでいたジョッキー(トビー・マグワイア)と、
競走馬にとっての致命傷である足の故障に加え、
馬体が小さいというハンディキャップを抱えるシービスケット。
出会いと共に掴んだ栄光と、そして暗転を経験するが、
その試練も一緒に乗り越えてゆく…。

実話と聞いて驚く程ドラマティックで、
感動に至る要素は充分に足りているとは思います。
でも私には、登場人物達の思いの伝わり方が
弱かったように感じたのですが…。

映像的には、競馬でのレースシーンは、
凝ったカメラワークで迫力を出そうと頑張っています。
(かなり見応えありです。)
主人公自らに降り懸かる不遇と、
人生思うようにならない様の語りを、
舞台設定当時(1930年代)の資料写真とダブらせ、
主人公の主観・処遇は、大観的に当時のアメリカそのもの
であることを示唆する演出も上手いと思いました。

ちなみにこの作品は、第76回アカデミー賞に於て
[作品賞][脚色賞][美術賞][撮影賞][衣裳デザイン賞][編集賞][音響賞]
と大量ノミネートされています。
[作品賞][脚色賞]以外は納得できるんですけどね…。

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2004年02月09日(月)  鍋奉公

鍋をうるさく仕切る[鍋奉行]じゃなくて、
鍋の面倒を見るのに一所懸命で、
自分は一向に食べられない人の事。
(なんか前、妹が「私全然食べてない気がする」
 って愚痴ってたような・・・。
 しっかり奉公してくれたまへ。(笑))

それはともかく、最近の夕飯が鍋物になることが多い私。
鍋物と言っても、一人で土鍋をつついている訳では
もちろんありません。
スーパーでアルミホイルの鍋(なのか?)に
野菜やら肉やらがパック詰めされている
一人前のお手軽鍋のことです。

私が行くスーパーには、
[すき焼き鍋][豚肉ちゃんこ鍋][豚肉キムチ鍋]
[鶏肉ちゃんこ鍋][鶏肉きりたんぽ鍋][豚汁]
[海鮮鍋]と、まあ、とっても種類が豊富。
定価は398円なんですが、必ず[30%引き]で、
タイミングが良ければ[半額]で買ってますので
30%引きなら278円、半額なら199円です。
どうです、お得でしょ?

で、今日はちょっと贅沢して[あんこう鍋]を食しました。
贅沢と言っても、定価598円を半額で買っていますので
お値段299円と超リーズナブルです。
でも、いつもより21円の贅沢ですね。(笑)
もちろん、あん肝付きで美味しゅうございました。

作る手間は大して掛からないし、野菜は取れるし、
身体は暖まるし、その上安いしと良い事尽くし。
外食するよりこの方が良いじゃん、と
最近気が付いた私なのでした。

って、書いてて、今ふと思ったのですが、
アルミってアルツハイマーを引き起こす
原因物質のひとつなんですが、
このアルミの鍋って大丈夫なのだろうか・・・?(汗)

う〜ん、何だか気になりますが、
それはそれとして、ついでに話題も変えて(笑)、
例のリニューアルオープン記念の[88円均一のミスドパック]。
今日新たな看板が用意されていまして、そこには
「毎週火曜恒例 ミスタードーナツ 88円均一セール」
と書かれていましたとさ。
恒例セールになっちゃいましたよ・・・。(苦笑)

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2004年02月08日(日)  『サウンド・オブ・ミュージック』を観た。







監督:ロバート・ワイズ
出演:ジュリー・アンドリュース
   クリストファー・プラマー
作曲:リチャード・ロジャース
作詞:オスカー・ハマースタイン二世

原題:THE SOUND OF MUSIC

第38回アカデミー賞5部門受賞
作品賞、監督賞、編集賞、編曲賞、録音賞

1965年/アメリカ映画

銀座テアトルシネマにて鑑賞

製作40周年記念ということで、
ニュープリント・デジタルリマスター版が
劇場公開されていますので、観に行ってきました。

不朽の名作と言われるこの作品を
恥ずかしながら私は観たことがありませんでした。
ミュージカル映画が苦手だったということもありますが、
時々作品紹介で流れる映像を見る限りでは、
アルプスの草原で、無闇やたらと
明るく歌いまくる変な家族の映画としか
思えなかったんですもの。(こら)

いやいや、観てびっくり、
素晴らしく良い映画じゃないですか。(笑)
同じくジュリー・アンドリュースが主演している
『メリー・ポピンズ』('64)で、彼女は
アカデミー賞主演女優賞を受賞しているのですが、
『メリー・ポピンズ』を観た時は、楽しいけど
「なぜ、そこで歌う?」「なぜ、そこで踊る?」と
やっぱりミュージカル映画は変だよ、という感想でした。

でもこの作品は、歌に繋がる場面の不自然さが少ないし、
1つの曲を別の場面でも使って、また別の演出とするなど、
非常に上手い作りに思えました。

とにかくこの映画に関する知識を全く持っていませんでしたので、
『ド・レ・ミの歌』『エーデルワイス』
『私のお気に入り』『もうすぐ17才』等
音楽の教科書に載っていたり、CMで使われている曲が
この映画(正確にはミュージカルが先ですが)を
出典とすることを知り、驚きました。(お恥ずかしい)

そして何よりも驚かされたのは、
このトラップ・ファミリー合唱団に関するエピソードの
基本的な部分が実話であったこと。
秘かに[実話]の映画化に弱い私です。(笑)

これは確かに傑作と呼ぶに相応しい作品ですね。
と言いつつ実は、導入部分のジュリー・アンドリュースの
いかにも舞台出身女優っぽい大袈裟な演技を見た時、
やっぱりミュージカル映画とは相性が合わない…
と思いかけたんですけどね。(笑)

今回のニュープリント・デジタルリマスター版公開に際し、
字幕を担当したのは戸田奈津子先生。(オリジナル版は違うようです)
トラップ一家が亡命直前の音楽祭で歌った
『ド・レ・ミの歌』の「ティーはパンと一緒に〜♪」部分の歌詞が、
ナチ監視下の音楽祭のせいか[German Bread]に変えられていたのを
最初に歌った時と同じ訳にしたのは何故でしょう?
監督の演出を反映していない字幕には、ちょっと不満ありです。
(別に字幕を見なくても、監督の演出は読み取れたから
 関係ないといえば、関係ないですけどね…)

上映時間は意外に長くて、
途中インターミッション(休憩)もあり、2時間55分。
でも『ロード・オブ・ザ・リング SEE版』を観た後ですから、
2時間55分なんて、短い、短い。(笑)

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2004年02月07日(土)  88円均一

最近利用するようになった、あるスーパー。
「レジにて30%引き」「レジにて半額」のシールが
貼られた商品を求めて店内をウロウロしていると、
店の方達が明日からのリニューアルセールの
準備を始めだしました。

ふと、持ち運んでいる看板のひとつを見ると、
「ミスタードーナツ協賛企画 88円均一
 よりどり5個 440円、よりどり10個 880円」
と書かれているではありませんか。
これは良いものを見かけたようです。(にやり)
現在、会社近くのミスドが100円セール中ですが、
88円均一というのなら、こちらを利用した方が良いようです。

とはいえ、いくらリニュ−アルと言っても、
今から突貫でミスドの販売コーナーを作るとも思えないし、
どうやって商品を並べて、商品を補充するのでしょう?
一定時間毎に近くのミスドから搬送してもらうのか?
と疑問を抱かなかった訳ではありませんでした。

それでも翌日、ハムエッグパイとトマトチリパイと
フランクパイと……ショコラパイも買っちゃおうかな
(って、パイばっかりじゃん(笑))と
期待を胸にそのスーパーに立ち寄った私。

売り場の一角に、確かに昨日見かけた看板が掲げられた
ミスドの販売コーナーは設置してありますが、
ドーナツはひとつも並べられていないではありませんか。
置いてあるのは、ミスドのテイクアウト用の箱だけです。
もしかして、最初からパック詰めされたセット販売なの?
え〜っと、【よりどり】はどこへ行ってしまったんでしょう?

【よりどり】っていうのは、多くの商品の中から
客が自由に『選って』『取る』から『選り取り』なんですけど…。
最初からセット販売してたら、それ【よりどり】ちゃいます。
この売り方じゃあ、販売側の営業上の都合に
『片寄って』『取った』、『寄り取り』っすよ。

確かに440円を5で割れば1個当たり88円になりますが、
それを88円均一って言うのはいかがなものでしょう?
パックになっていたら、1個がいくらなんて
関係なくなってますものね。
これは不当表示でJAROにTELでしょうか?(笑)

おのれ、騙されてもうた、いくら安い言うたかて
こんなん買うてもしゃあないやん…、
と、すっかり落胆して店内を歩いている内、
今日は他に何も買うつもりはなかったのに
ふと気が付くと「30%引き」「半額」シールが貼られた
食料品を抱えてレジに並んでいる私がいる訳で・・・。

思いっ切りスーパーの策略にハマってますね。(とほほ)

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2004年02月02日(月)  『ロード・オブ・ザ・リング TTT SEE版』を観た。







監督:ピーター・ジャクソン
出演:イライジャ・ウッド
   ショーン・アスティン
   イアン・マッケラン
   ヴィゴ・モーテンセン
   オーランド・ブルーム
   ミランダ・オットー
原作:J.R.R.トールキン

原題:THE LORD OF THE RINGS
  “THE TWO TOWERS”

2002年/アメリカ映画

東劇にて鑑賞

通常版に43分が追加されて、上映時間は3時間44分。
さすがにこの長さは、集中力の限界を越えています。
最後のローハンの砦の戦闘シーンの頃には、
もうヘロヘロになって観てました。(笑)

追加されたパートで一番重要なのは、
ファラミア(1作目で死んだボロミアの弟)の回想シーン。
親王は優秀な長兄ばかりに目を掛け、
自分は一度おかした失態から期待すらされない。
物事の善悪を度外視してでも
父の望みを叶え、父に認めてもらいたいと
ファラミアが強く願うに至るエピソード。

オリジナル版では、彼がフロドを解放するという心変わりが
余りに唐突に感じて、話の繋がりがよくなかったパート。
このエピソードがあるとないとでは、
ファラミアのキャラクター付けも大きく変わりますし、
カットしたのは失敗だったかもと思った程です。
ただ、重要だけれど、唐突に回想シーンに入るものだから、
話の流れが分断されてしまうようにも感じましたので、
あまり良い編集ではないかもです。

オリジナル版を観た時も思ったのですが、
エント(木の髭)のキャラクターデザインは
もう少しなんとかならなかったものでしょうか?
他のものはかなりの次元でクリエイトされていると思うのですが、
このエントだけ『ネバー・エンディング・ストーリー』の
キャラかと見間違う程にダサダサなんですけど・・・。(苦笑)

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2004年02月01日(日)  映画の日に慌てる人。

第一作目に続いて観に行って来ました、
『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 SEE版』。
今回は安い劇場招待券を手に入れられなかったので、
一般入場料金の1800円を払わなくてはいけないのか・・・
と諦めていたら、観に行った方から
「レディースデーなので混んでいた」という情報を入手。
特別興行なのにサービスデー対象作品でしたか。

タイミングが良いことに2月1日は映画の日。(にやり)
しかも日曜日なので、定時後ダッシュの必要もありません。(笑)
でもそれだけに、非常に混むことは必至でしょう。

シネコン以外で混む映画を観る時の基本は「初回を観よ」。
2回目以降の回だと、良い席を確保するためには、
始まるまでず〜っと列に並んで待たなくてはなりませんが、
初回なら開場後は席に座って開映を待てば良いだけですからね。

という訳で、チラシで初回の時間を確認して、
気合いを入れて朝7時に家を出ました。
普段会社に行くより早起きしてます。(笑)
この時間に出発すれば、横浜駅に着くのが7時20分、
東横線で中目黒駅に着くのが7時45分、
営団地下鉄で東銀座に着くのが8時15分。
・・・って、あれ? 
初回上映って8時30分からじゃなかったっけ?
到着予定8時15分って、ほとんど余裕ないじゃん。
と言うより日曜日の映画の日ということを考えると、
非常にマズいじゃん。(汗)

家を出る時は超余裕だったのに、一転、大ピンチ。
おかしいなぁ、昨夜の計算では早めに着くはずなのにと思いつつ、
慌てて横浜駅から乗り込んだのは、本日開通したばかりの
東横線直通みなとみらい線の新型車輌。
普段なら喜々として写真でも撮っているのでしょうが、
とてもそんな余裕はありません。

東銀座の駅で東劇に一番近い出口寄りの改札を
利用できるようにと、先頭車両を選んだのですが、
鉄道愛好家と思しき方々が、進行方向を眺められる窓に張付いて
何やら語り合っているのを生暖かく見守りながら、
がんばって早く到着してくれ!と祈っておりました。
電車が頑張ると言うのは無理な相談ですけどね。

営団線乗り換えの中目黒駅に到着すると、
ちょうどホームの向いに待機電車があり、
乗り換えによるロスタイムは、ほぼゼロでクリア。
よし、がんばれ営団線!(だから無理だって)

東銀座駅に到着したのは最初の想定通り8時15分。
そこから走って1分30秒の東劇までダッシュ。
(結局ダッシュしてるのか・・・)
息せき切って券売所に1000円を出し、
チケットを受け取る時、券売所のお姉さんが
「開場までしばらくお待ちください」
と声をかけてきました。

開場? 開映の間違いでしょ?
エスカレーターを早足で登って劇場入口に到着すると、
お客さんの列ができていて、確かにまだ開場していないようです。
10分前だというのに、私の前に80人くらいしかいないのには
やや疑問を感じたのですが、日曜日の映画の日
おそるるに足りずだったのでしょうか。

それより8時30分に上映開始なのに、8時20分の段階で
まだ開場していないってどういうこと?
よく分からないけど、もしかしたら初回の時間って
8時50分くらいだったのを見間違えたかな???
「5」と「3」って似てるからね。(似てないって)

8時30分の開場を前にして、
「まだ席は充分ございますので、
 ご入場の際はゆっくりお進みください。」
と並んでいる客に声をかける劇場スタッフのセリフに、
まだ充分も何も、誰も入場してないんだから
席が空いてるのは当たり前じゃん、
と突っ込みを入れてたのはさておき、いざ開場。

劇場側のお願いもむなしく、
皆さんなぜか小走りで入場していきます。(苦笑)
そんなことをしなくても、豊富な選択肢の中から
自分のベストポジションを確保。

しかし、実際今日の初回は何時からなの?と、
壁に掲げてあるタイムテーブルを見るなり、
「マジすか?」と呟きながら、力なく笑う私がいたりして。
そうですか、9時30分からでしたか・・・。
全然焦る必要なんてなかったじゃない。
1時間10分も前に到着したのでしたら、
劇場がまだ開いていなかったことも、
私の前に80人しかいなかったことも納得です。

って、ことは、間違えて早く来た私はともかく、
私の前にいた80人の方は、最初からそのつもりでこの時間に?
うむむ、皆さん凄い気合いの入り様ですね。(驚)

結局9時5分には満席になって、
立ち見が50人以上いたみたいですから、
結果的には勘違いが効を奏したとでも言いましょうか。
早く着いて余った時間は、ロビーのふかふか椅子にゆったり座って
友人へのメールと、この日記の草稿書きで時間潰しできましたし。

ちなみに映画を見終わって劇場を出ると、
2回目の入場を待つ列は、尋常ではない長さになっていました。
やはり、無理してでも初回にしなくちゃね。

肝心の映画の感想は明日の分にて。

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