斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
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2004年09月30日(木)
非接触ICカードと個人情報、戸籍を変えよう
非接触ICカードの登場により、認証デバイスが「カードの形」である必要がなくなった。 非接触ICカードは物理的にICカードリーダーを通す必要がないので、どのような形状でも問題がない。 そのおかげで、ガソリンスタンドのSPEEDパスのようなキーホルダーにつけておけるような極小の媒体が登場してきて便利になった。 早速、G-ShockもSPEEDパスが内蔵モデルが登場した。 クルマのイモビライザーも非接触ICタグの変形版である。 昨日書いた生体認証が普及するまでのつなぎとして、様々な形状の非接触ICタグを利用した認証デバイスが登場するだろう。 僕はすでにキーホルダー型の非接触ICタグデバイスが増えすぎて、キーホルダーがカギよりも非接触ICタグ系のデバイスでじゃらじゃら状態。 サイフとキーホルダーは非接触ICタグ関連デバイスだらけ。 スピードパス、クルマ、バイクのイモビライザー、社員証、Suica、そしてFelica携帯。 認証デバイスをマルチ搭載できるようにして欲しいなあ、と思う。 僕が僕であることを認証できれば良いのだから、免許証でもパスポートでも健康保険証でも何でも良いので、僕を僕であることを認証できるマルチデバイスが欲しい。 もちろん最終的には、生体認証なのだけれど、まずは、非接触ICタグを利用したマルチ認証。 デバイスはFelica携帯でも良い。 生体認証であれば、なくしたり盗難に会う危険性はほとんどないのだけれど、マルチ認証ができるようになってくると、今度はそのマルチ認証デバイスに入っている情報の重要度が高くなりすぎる。 携帯電話は指紋認証と遠隔ロックをかけているとはいえ、僕の個人情報満載である。 そして、前々から気になっているのは戸籍情報。 レンタルビデオをはじめとする各種の手続きをする際に確認として免許証のコピーを求められる。 レンタルビデオだけではなく、カード作成時や諸手続き時には便利な本人確認書類として免許証が使われることが多い。 だが、免許証には自宅住所だけではなく、本籍地まで記載されている。 確かに免許証は常に持ち歩いているし、手軽な本人確認媒体だ。 でも、免許証には本籍地の情報まで記載されている。 情報を取りすぎではないのか? レンタルビデオの会員になるのに、本籍地の情報が必要だとは思えない。 逆に本籍地の情報そのものに意味があるのか良くわからないけれど。 僕の場合、本籍地の住所は父親の実家になっている。 僕の実家ではない。 父方の祖父母はずっと以前に亡くなっているので、父親の実家には20年以上行っていない。 ほとんど本籍地の意味をなしていない。 僕はそろそろ本籍地を変更しようかな、と思っている。 本籍地が現住所から遠く離れていると、戸籍謄本の写しの取り寄せが面倒だからだ。 本籍地は基本的にどのような住所にでも設定できる。 戸籍の住所って意味なしなのだけれど、免許証のせいで簡単に戸籍までチェックされてしまうのは、変だと思う。 変更する戸籍の住所はもちろん「東京都千代田区千代田1-1」だ。 やんどころなき存在である僕にはこれしかない。 認証デバイスが便利になるのは良いのだけれど、自分の個人情報がガンガン取られてDBに貯まっていくのは気分の良いものではない。 企業が個人情報漏洩を防がねばならないのは当然としても、個人としても自分の情報は自分で守るべき。 手始めにまずは戸籍を変更しよう。 ■SpeedPassつきG-SHOCKhttp://www.speedpass.jp/gshock/gshock.html ■東京都千代田区千代田1-1http://www.mapfan.com/m.cgi?MAP=E139.45.26.4N35.40.50.1&&u1=%2Fkeywordsrch%2Ecgi%3FSRCHKIND%5F%5FSRCH%5FADR%7E%7EPARAM%5F%5F%25C5%25EC%25B5%25FE%25C5%25D4%25C0%25E9%25C2%25E5%25C5%25C4%25B6%25E8%25C0%25E9%25C2%25E5%25C5%25C4%25A3%25B1%25A1%25DD%25A3%25B1%7E%7E&s1=%BD%BB%BD%EA%A5%AD%A1%BC%A5%EF%A1%BC%A5%C9%A1%A7%C5%EC%B5%FE%C5%D4%C0%E9%C2%E5%C5%C4%B6%E8%C0%E9%C2%E5%C5%C4%A3%B1%A1%DD%A3%B1&s2=%A2%A9100%2D0001%20%20%C5%EC%B5%FE%C5%D4%C0%E9%C2%E5%C5%C4%B6%E8%C0%E9%C2%E5%C5%C4%A3%B1%2D%A3%B1 ■千代田区1-1への戸籍変更手続きhttp://www.city.chiyoda.tokyo.jp/service/tetuduki/tetuduki_koseki.htm
2004年09月29日(水)
静脈認証でカードはいらなくなる時代がやってくる
昨日に続いて東京三菱銀行ネタ。 東京三菱銀行が、手のひら静脈認証キャッシュカードを発行することになった。 Felicaも内蔵。 磁気ストライプ部分に認証情報を入れないことで、スキミング(エロい店などでシャワーを浴びている間に磁気ストライプ上のカード情報を抜かれること。カード自体は盗まれないので、実際にカードが使われるまで発覚しない。僕の周りでも被害者続出)にも対策にもなっている。 今回は、残念ながら通常の銀行カードではなく、DCカードというB級カードのゴールド会員向け。 今更DCカードのゴールドカードを作ってもしかたがないので、僕は申し込まない。 でも東京三菱銀行は全有人店舗に導入すると言っているので、いずれ通常の銀行カードにも採用されるのだろう。 DCカードのゴールド会員限定ではコストが合わない。 東京三菱銀行が動いたことで、他の銀行、クレジットカード会社も追随すると考えられる。 静脈認証は思ったよりも早く普及していくと思う。 だけど、僕は思う。 バイオメトリクス認証ができるのであれば、そもそもカード自体がいらないのではないのか? 現在はまだ、バイオメトリクス認証が普及していないので、カードとの併用という事になる。 だけど、バイオメトリクス認証の端末が普及すれば、カードそのものが必要なくなる。 生体はID、パスワードの両方の機能を備えている。 生身の身体があれば、カードを持ち歩く意味がない。 おサイフ携帯どころか、完全手ぶら、全裸でもOKなのだ。 静脈認証が一気に展開されないのは、単なるATM機器の置き換えコストと、銀行内の業務移行をスムーズに行うためだけだと思う。 生体認証は確実に普及する。 生体認証が普及し、全裸でもお金が引き出せる時代がやってきても、通帳、キャッシュカードの類はなくならないだろう。 それはそれで選択肢として必要だ。 いきなり生体認証がID、パスワードの両方を兼ね備えるようにはならない。 移行にはいくつかのステップが必要。 まずは、カード、パスワードに生体認証が「追加」されることによるセキュリティーの強化。 そして、カードのパスワード代用としての生体認証。 最終的には、カードなしで生体認証により、ID、パスワードの両方を兼ね備える。 技術はすでにあるのだ。 これからのステージは単なる業務移行と限定的展開による実証実験的なステップ。 マイノリティーリポートですね。 ■東京三菱銀、手のひら静脈認証キャッシュカードを発行http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0409/27/news049.html ■マイノリティ・リポートhttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006CTJN/wwwjunokunoco-22
2004年09月28日(火)
絶妙な仕様の東京三菱ダイレクト「ケータイアプリバンキング」
東京三菱ダイレクトの「ケータイアプリバンキング」がリリースされたので、早速使ってみた。 僕は、大和證券のiアプリを以前から使用しており、iアプリの利便性は良くわかっていたので、モバイルバンキングのiアプリを待ち望んでいた。 「ケータイアプリバンキング」は、残高照会、取引履歴、振込み等ができる。 アプリケーション的には、iモード版とほぼ同じ。 だけど、利便性、セキュリティーに関しては、大幅に向上している。 実際に「ケータイアプリバンキング」を使ってみると、実に絶妙な仕様であることがわかる。 「利便性」と「セキュリティーの確保」は常にトレードオフの関係にある。 セキュリティーを強化すると利便性が損なわれる。 利便性を優先すると、セキュリティーに問題が出てくる。 東京三菱銀行の「ケータイアプリバンキング」は利便性とセキュリティーのバランスが絶妙なのである。 東京三菱ダイレクトのiモード版では、契約者番号と暗号の乱数表みたいな確認番号を入力する必要があった。 銀行カードのほかに契約者カードと呼ばれるカードがある。 契約者番号には、乱数表がある。 アクセス時には口座番号とは別の契約者カードに書かれている契約者番号でアクセスし、乱数表から随時要求される番号を入力するという仕様。 乱数表には、横にア、イ、ウ、エ、オ、縦に1、2、3、4、5と合計25のマスがあり、それぞれ2桁の数字が入っている。 アクセス時には、「イの3」といった乱数表の確認番号の入力が必要となる。 携帯でアクセスするためには、契約者カードに書かれた確認番号が必要となるので、契約者カードも持ち歩かなくてはならない。 乱数表を持ち歩く事になるので、セキュリティー上の問題が大きい。 iアプリ版は、初期設定時にこの合計25の確認番号の全てを入力する。 この初期設定が終わってしまえば、後は暗証番号のみの入力である。 乱数表を持ち歩かなくても良いので、セキュリティー上の安全度が高くなる。 「ケータイアプリバンキング」で絶妙な仕様だな、と思うのが振り込みの仕様である。 「ケータイアプリバンキング」では、PCから事前登録した振込み先にしか振込みはできない。 一見不便に感じるだろう。 だが、携帯電話でどこにでも振り込みができる仕様になっていたとしたら、携帯電話をなくした時や盗難にあった際に、数字4桁の暗証番号のみで預金を自由によその口座に振込むことができてしまうことになる。 僕の場合、事前登録してあるのは、自分が契約している駐車場の振込み先のみ。 ネットコマースで使用する振込みには、ジャパンネット銀行を使用している。 ジャパンネット銀行も同じく乱数表が必要となるが、こちらの乱数表も持ち歩かないようにしている。 振込み先の事前登録を行うPCからの接続時には携帯とは異なる別のパスワードが必要となる。 そのパスワードはどこにも書かれていない。 変更も自由にできる。 絶妙な仕様だと思う。 利便性とセキュリティーの担保が絶妙なバランス。 さすがは大銀行、と言わざるを得ない。 相当慎重な仕様検討が行われたと推察される。 携帯電話が盗まれたとしても、残高や取引履歴が見られてしまうだけで、好き勝手に振込みをされてお金を取られてしまう、という事はない。 でも、そうは言っても4桁の暗証番号のみで携帯電話から自分の銀行口座が自由に閲覧、操作できるというのは気分の良いものではない。 僕の携帯電話(F900iC)には、指紋認証機能、遠隔ロック機能がある。 アクセス時には指紋認証を設定する。 携帯電話を無くしたり、盗まれた場合には、遠隔ロックで使用できなくする。 加えて、僕の場合はFOMAとPDCのデュアルネットワークサービスなので、FOMAを無くした場合は、PDCを生かしてしまえば、その時点でFOMAは使えなくすることができる。 携帯電話はどんどん便利になっていくが、同時にセキュリティー機能の強化も急務となっている。 東京三菱銀行の「ケータイアプリバンキング」は利便性とセキュリティーのバランスが絶妙だな、と思った。 きっとこの「仕様」がモバイルバンキングのスタンダードになっていくのだろう。 ■東京三菱銀行「ケータイアプリバンキング」サイトhttp://direct.btm.co.jp/appli/index.htm ■簡易通帳として使える~東京三菱銀行の「ケータイアプリバンキング」http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/0409/27/news024.html ■大和證券「ダイワ使えるチャート40」http://www.daiwa.co.jp/ja/access/onlinetrade/imode/iappli.html
2004年09月27日(月)
インターネットトースター ~白物ネット家電にヒネリが欲しい
白物ネット家電が普及する兆しがまるで見えない。 DVD/HDDなどのAV系家電は、ネットにつながることが必然的な状況になっているが、白物ネット家電まるでダメ。 白物系のネット家電は、家電各社から既に製品として発売されている。 だが、全くと言って良いほど売れていない。 売れていない、という前にネットに接続する必然性が感じられない。 現在考えられている白物系ネット家電について整理する。 ・インターネット冷蔵庫 冷蔵庫内の在庫管理。RFIDタグのついた商品を冷蔵庫に入れておくと、冷蔵庫内の在庫情報をチェック、事前に自動発注機能の設定しておくことにより、必要に応じてネットスーパーに注文。ただし、RFIDタグ自体が普及前。現在発売されているインターネット冷蔵庫は、在庫管理というよりも、冷蔵庫にPCをつけただけのもの。 ・インターネット洗濯機 洗濯機の洗濯コースがダウンロードできる。洗濯機のインターネット経由での操作に関しては、タイマーで対応できるので、ネットに接続する意味なし。ダウンロードするほど洗濯コースがあるとも思えない。SDカードでも使えばじゅうぶん。 ・インターネットエアコン エアコンの風のパターンのダウンロード、エアコンのネット、携帯電話からの操作。自宅に帰る途中に携帯電話で室温を適温にしておく。ダウンロードに関しては洗濯機と同じくSDカードでじゅうぶん。 ・インターネット電子レンジ インターネット経由でレシピがダウンロードできる。冷凍食品等にRFIDタグがつけば、自動調理も可能になる。レシピはSDカードでじゅうぶん。RFID対応は、製品が普及すれば複雑な加熱パターンが必要となる冷凍食品が発売される可能性があるので、一概には否定できない。あくまでもRFIDタグ普及前提。 ・インターネットポット 独り暮らし老人管理用。独り暮らしの老人がお茶を飲む回数、タイミングをネット経由でチェック。離れた家族や医者による日常的な健康管理、安否確認に使用。既に「みまもりほっとライン」としてサービス展開中。 ・インターネット風呂 携帯経由でのお湯沸かし。帰宅前にお湯沸かしを設定。自宅に帰ればお湯が沸いている。タイマーがあれば必然性はなし。 ・インターネットホームセキュリティー 自宅の鍵の開閉、インターネットカメラによる自宅内の確認。異常時にアラーム、撮影画像を携帯に送信する。クルマや駐車場にも同様に設定。 このなかで、僕がすぐにでも欲しいもの、ネットに接続する必然性があるのは、セキュリティーシステムである。 これは確かに欲しい。 あとは、エアコンくらいはあっても良いかな、という程度。 物欲が沸かない。 インターネットポットを除いて製品やサービスにヒネリがない。 ニコラス・ネグロポンテのビーイングデジタルを読み返していると、インターネットトースターの話が出てくる。 朝、インターネットに接続されたトースターで食パンを焼くと、パンにその日の天気予報マークの焼き目がつく、というシロモノである。 面白い。 ヒネリがある。 アホな発想ではあるが、物欲は沸く。 白物系のネット家電にはこのようなヒネリが欲しい。 白物系のネット家電にはネットに接続する必然性がないのだから、直球勝負ではなく、面白系で勝負してきても良いのではないか? PCの世界ではUSBのアホ製品は多い。 USB扇風機、USB加湿器、USBクリスマスツリー。 USBによるPC接続なのに、PCから操作できるわけではなく、USBからは給電しているだけなのだけれど、アホすぎて逆に売れていたりする。 もともと白物家電をネットに接続する必然性なんてないのだ。 白物ネット家電にはインターネットトースターのようなヒネリが欲しい。 ■みまもりほっとライン(インターネットポット)http://www.mimamori.net/ ■ライト切替式USB扇風機 「風光迷微」http://www.e-lets.co.jp/product/fuko_meibi.htm ■USB超音波浄水加湿器「キリー・ポッターⅢ」 http://www.e-lets.co.jp/product/kiri_potter3.htm ■USBクリスマスツリー 「線上のメリークリスマスⅢ」http://www.e-lets.co.jp/product/senmerry3.htm
2004年09月26日(日)
迷ったら両方買え ~VAIO type 505 EXTREMEを注文
僕は、いろんなモノをアホほど買う。 座右の銘は「迷ったら両方買え」なので、単なる色違いから始まって、ばしばし買いまくる。 ばしばしモノを買いまくってはいるのだけれど、最終的には2つの両極に位置するモノを使い続けることになることが多い。 ひとつのモノに全てを求めるには無理がある。 両極端なモノを使い分ければ良いのである。 ・Audi TTとDucati 998 クルマかバイクか?と言われるとそれぞれ必要。両方あると楽しい。この両者に関しては散々書いているので、省略。 ・G-SHOCK(The G チタンモデル)とRolex(サブマリーナ) 電波時計と太陽電池で機能としてはG-SHOCK(The G チタンモデル)が最強なのであるが、いささかカジュアルなので仕事用はRolex(サブマリーナ)。両方を使い分ける。 ・FOMAとPDC Felica内蔵の最強携帯電話のF900iCと小型軽量のPreminiをデュアルネットワークサービスで使用。それぞれ長所短所があるので、2台を使い分け。 そして超巨大ノート型PCと超小型PC。 僕は、先日超巨大ノート型PCを買った。 17インチ液晶にPentium4 3GHz、メモリ1GB。 ノート型PCとしては最強。 重量も4.4キロと超重量級。 「迷ったら両方買え」が信条の僕としては、超巨大ノートパソコンを買ったからには、超小型ノートパソコンも買わねばならない。 今までモバイル用に使用していたThinkPad s30は母親にあげてしまったので、現在のモバイル環境は両手で打てる最小キーボードつきのHPのジョルナダ720というWindowsCEのPDAである。 ジョルナダ720では無線LANとAirH"を使えるようにしてある。 とりあえず、超軽量のノート型パソコン的には使える。 が、ジョルナダ720は速度が遅く、画面が狭すぎるので、完璧なモバイル環境とは言い難い。 完璧を期するために、新たに超小型のノートパソコンを物色することにした。 条件は、「超軽量であること」、「画面はある程度広いこと」、「キーボードは普通に打てること」である。 結局、「VAIO type 505 EXTREME」を選択した。 785グラム!。 厚さ9.7ミリ。 単純に世界最軽量のノート型パソコンとして考えると、VAIO 505 EXTREMになってしまう。 PanasonicのLet's NoteやSharpのMuramasaなど他社にも1Kgを切るノートパソコンはある。 が、僕としては、世界最軽量でなくてはならない。 加えてVAIO 505 EXTREMはトラックポイントつきである。 僕は、ThinkPadを10年以上使い続けているので、トラックポイントがベスト。 仕事でも自宅でもメイン機にするつもりはないので、拡張性などはどうでも良い。 僕の自宅はネットワーク接続型のHDD、周辺機器制御用のPCサーバー、ネットワークプリンタが無線LAN環境で利用可能になっている。 なので、拡張性は気にしない。 無線LAN(802.11g/54Mbps)で接続できれば良い。 VAIO 505 EXTREMを近所のPC屋でいじり倒して使い勝手を確認。 問題なし。 キーボードもトラックポイントも十分使える。 カーボン模様で格好良くて、無線LANカードがついてくるので、SonyStyle専用モデルを買うことにした。 SonyStyleには3年間保証サービスもついてくる。 ソニー製品にはソニータイマー(1年間の保証期間が過ぎると自動的に故障するタイマー)がついているので、延長保証は必須である。 僕の場合、PCをかなりハードに使用する。 3年も使うと、キーボードの文字がこすれて剥げて読めなくなる、トラックポイントが折れる、キーボードのタッチがおかしくなる、筐体が割れる等の症状が出てくる。 外付けキーボードは一番頑丈と言われるIBM製を愛用しているが、それですら2-3年でキータッチがおかしくなる。 扱いが荒い、というよりも長期間ハードに使用した結果である。 僕のハードな使い方に3年間もマトモに耐えられるノートパソコンはない。 消耗品である。 3年間の延長保証はありがたい。 「迷ったら両方買え」の信条を守るべく、4,4キロと0.785キロという、世界最重量と世界最軽量のノートパソコンを使い分ける僕なのであった。 ■VAIO type 505 EXTREMEhttp://www.jp.sonystyle.com/Style-a/Product/X505/index.html ■ソニー バイオノート505 EXTREME開発者インタビュー(前編)http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1113/ubiq32.htm ■ソニー バイオノート505 EXTREME開発者インタビュー(後編)http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1114/ubiq33.htm
2004年09月25日(土)
手ぶらモバイラーへの道 ~2.8グラムのメーラー環境
僕はヘビーモバイラーである。 いつでもどこでもインターネットに接続できなくては気が済まない。 「ヘビー」モバイラーと言っても「ヘビー」は利用頻度がヘビーなのであって、重量的にヘビーでは困る。 いつでもどこでも軽くモバイルコンピューティング環境がなければならない。 常時必要なアプリケーションは「メール」、「ブラウザ」、「スケジュール管理」である。 この3つの機能は全て携帯でまかなっている。 最近の携帯はPIM機能は充実しているので、PDAを持ち歩く必要はない。 携帯とPDAのPIM機能はほとんど差がない。 メールはリモートメールというiアプリを使っているので、PCと同じ環境でメールの読み書きができる。 僕はiモードメールはほとんど使わない。 携帯でPCメールが普通に使えるので、携帯でもPC用のメールを使っている。 リモートメールはほとんどOutlook Express携帯版、といったアプリケーションなので、メール環境としてはほとんど問題なし。 スケジュール管理に関しては、Outlookと携快電話を使ってPCと連携を取っている。 が、携帯は長文を書くのには面倒。 特に仕事用のメール等、長い文章を携帯で書くのはつらい。 スケジュール管理程度であれば、携帯で入力すれば良い。 簡単なメールでの返信も携帯だけで十分。 PCメールの閲覧、返信等は全て携帯でできるようにしてある。 僕は、モバイル環境であっても、簡単な文章ではなく、きちんとした長文を書きたい。 ソリューションとしては、キーボードつきのPDA、超軽量ノート型パソコンがある。 現在は、HPのジョルナダ720というキーボードつきのPDAが「両手で文章を打てる最小サイズ」なので、持ち歩いている。 加えて超軽量ノート型パソコンも物色中。 超軽量モバイル環境の作戦のひとつとして、USBメモリにメーラーのアプリを入れて持ち歩くことにした。 今やどこでもPCはある。 他人のPCをちょいと貸してもらえば良い。 オフィスや友人宅等でPCを借りれば良い。 インターネットカフェや漫画喫茶を使う、という手もある。 もちろん、僕のメールはウェブベースでも使えるのだけれど、ローカルにメーラーがあるほうが何かと便利。 USBメモリにメーラーを持ち歩けば、超軽量モバイル環境ができるはずだ。 僕が常時持ち歩いているUSBメモリはインテリジェントスティックという2.8グラムのもの。 これにメーラーアプリケーションを入れてしまえば、2.8グラムのメーラーになる。 2.8グラムのUSBメモリを財布のなかに入れておけば良い。 Felicaがあるから財布も持ち歩きたくない、というのであれば、携帯のSDカードにでも入れておく、という手もある。 探してみるとインストール不要のメールアプリはいくつかある。 何種類か試してみて、採用することにしたのが「nPOP」。 フリーウエア。 インストール不要でメーラーの基本機能は揃っている。 読み書きともに問題なし。 nPOPで2.8グラムメーラー環境ができあがり。 僕はTシャツ、短パン、ゴム草履、手ぶらであっても何気に仕事が普通にできる手ぶらモバイラーなのであった。 これでまた一歩、手ぶらモバイラーへの道に近づいた。 ■nPOP(インストール不要のフリーウエアメーラー)http://www.nakka.com/soft/npop/ ■Rmail(携帯用のメーラーアプリ)http://rmail.jp/ ■インテリジェントスティック(2.8グラムのUSBメモリ。512MB版でも7,000円台)http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/todays_goods/15738.html
2、3年ぶりに秋葉原に行ってきた。 秋葉原は家電の街、コンピュータの街を経て、「萌えの街」に変貌した。 いわゆる「萌え」系について、テレビや雑誌等で特集されていたりして気になるので、恐いもの見たさで突撃することにしたのである。 僕は友人と赤坂で午前中からビールを2リットルほど飲み、来るべく「萌え」に備えた。 いい大人が「萌え」系の店に入るには、アルコールの力が必要だ。 赤坂見附から銀座線で末広町に着く。 地下鉄から出ると、「メイドさん」がチラシを配っていた。 噂の「メイドカフェ」である。 素直にもらう。 「メイドさん」以外にも「看護婦さん」や「ランドセルを背負った小学生」や「ゲームのキャラ」があちこちでビラを配っている。 エロゲー屋は、店頭のテレビで小学生陵辱系のゲーム映像を流している。 まずは「メイドカフェ」か「コスプレ喫茶」を探すことにした。 メイドカフェは何軒も見つかったが、カウンターのみだったり、単にウェイトレスがメイドさんの格好をしているだけで、イマイチおもしろくない。 僕たちは秋葉原をぐるぐる回って、「痛そうな店」を探した。 ゲームデーのイベントをやっているコスプレ喫茶を発見。 ビルの2階だ。 何も知らずに入ってしまった女性2名が「何なのこの店?」的な困惑の会話をかわしながら出てきた。 おっ、痛そうだ。 僕たちはこのコスプレ喫茶に入ることにした。 平日昼間だというのに満席。 カウンターからテーブル席まで痛そうなオタクがみっちり。 僕は、こんなにたくさんのオタク一色の風景を初めて見た。 平日昼間になぜ、こんなにオタクが・・・。 無職か? コスプレ喫茶なので、ウェイトレスは全員コスプレ。 僕の知っているキャラはいない。 僕はマンガやアニメをほとんど見ないので、知識ゼロ。 コスプレなのだけれど、僕にはいったい何のコスプレだかわからない。 同行の友人はいくつかのキャラはわかったみたいで、僕に何のキャラだかを教えてくれる。 ウェイトレスはセーラームーン「みたいな」衣装をまとい、髪の毛を青、紫、金等、さまざまな色に染めている。 全員ミニスカ。 露出度高。 これが、「世界が憧れる」オタクの聖地か。 僕たちは、焙煎カフェラテを注文。 コーヒー牛乳より薄いと思われるほとんど牛乳の「白」に近いラテが出てくる。 550円。 550円で、時間制限なしでオタクを満喫できるのは安い。 しばらくすると、イベントタイム開始。 ストリートファイターⅡでコスプレウェイトレスと客が対戦する。 髪の毛が青いセーラームーン的な格好をしたウェイトレスが、くじびきの箱みたいなものを取り出し、対戦するウェイトレスと客を選ぶ。 僕たちは「当たりませんように」と願う。 これはストリップ劇場で、ステージに上げられてしまうよりも恥ずかしい。 そのイベントタイムでは、3回の対戦が行われた。 360度どこからみても素晴らしい絵に書いたようなキモオタが3回とも選ばれる。 オタク達は抽選で選ばれているのにもかかわらず、激強。 コスプレウェイトレスも決して弱くはない。 オタクが異様に強いのである。 勝利したオタクは「勇者」と書かれたタスキを貰い、コスプレウェイトレスと記念撮影。 うれしそうである。 痛い、痛いっ、痛過ぎ。 写真を撮りたい。 が、テーブルには撮影禁止のマークがついている。 僕らのような「観光客」が写真を撮ろうとするのだろう。 コスプレ喫茶を出た後は、フィギュア屋とエロゲー屋を何軒か見て回る。 僕はエロゲーはやったことはおろか、売っているのを見るのも初めて。 エロゲー屋はワンフロア全てエロゲー。 「エロ」と「萌え」が満ち満ちている。 熱心にエロゲーを選ぶスーツのオヤジ。 スーツのオヤジが手にしているエロゲーには、スクール水着を脱がされているメガネ少女の「萌え絵」が描かれている。 正直言って、秋葉原はマトモではない。 オタク達がただ二次元世界にとどまっていてくれるのならまだ良い。 だけど、秋葉原の「萌え」はエロと直結なのである。 たぶん童貞であろうオタク達の二次元と三次元の境界線上に生じた変態的エロ。 小学生やアニメキャラとのセックス。 ベースがエロである秋葉原の「萌え」はマズいだろう、と普段はモラルなどほとんど気にしない僕ですら思った。 ある意味、秋葉原は歌舞伎町よりモラル的に問題がある。 秋葉原はまともな青少年は立ち入り禁止の区域と化していた。 大通り沿いの店頭で小学生が陵辱されているゲームがテレビで流されている街には親子連れは行けないだろう。 風俗店が並ぶ歌舞伎町のほうが秋葉原よりずっとマシ。 しかも秋葉原はユーザー主導でできあがってきた街なのだ。 ヤクザが仕切っているわけでも、企業が作りあげた街でもない。 オタク達の欲望が作り出した街なのだ。 オタク達の変態的エロ願望の街。 ランドセルを背負った小学生を犯したいのか? 秋葉原の「萌え」は歪んだ変態欲望がベースだった。 秋葉原の現状はいくらなんでもひどかった。 規制対象だと思う。 「観光客」として興味本位で「萌え」探検に出かけた僕達だったのだけれど、現状は笑えるものではなかった。
2004年09月23日(木)
自分再起動プロジェクト
僕は今、再起動中である。 僕の身体システムにはウィルスやスパイウエア、いらないDLLがたくさん詰まっている。 僕の身体システムに起きている異常および原因を除去し、自分自身を再起動中。 僕は、30年に渡る慢性かつ強度の睡眠障害保持者である。 かつ、10数年間に渡る大量飲酒や不規則な生活といった不摂生により、肉体がおかしくなった。 ドクターストップがかかり、僕は現在、会社を休職して身体を正常にすべく奮闘中。 僕は、医師の所見をベースに身体改善のための自分で3つのSTEPを設定した。 医師からの指示は、投薬および ■STEP1 自律神経失調の改善 ・状況 過度の睡眠不足と過労により、自律神経がおかしくなった。手のひらの発汗、動悸、バランス感覚の消失。まっすぐに歩けなくなり、転倒して骨にヒビ。 ・アプローチ 好きなだけ眠る。眠りたいときに眠り、起きたくなったら起きる。好きなことだけをして過ごす。および投薬。 ・ゴール 自律神経失調による諸症状の改善。 ・現状 ほぼ、完治。 ■STEP2 睡眠障害の克服 ・状況 午前4時就寝、午前7時起床、という生活が長く続いていた。夜、眠くならない。だが、朝は、朝で起きるのはつらい。だが、起きてしまえば、昼間はもちろんのこと、徹夜しても平気。一方で、脳は大丈夫だったが、身体的症状に異変が起こった。 ・ゴール 午前1時就寝、午前7時起床を目覚まし時計なし、で行えるようにする。 ・アプローチ 投薬を中心として、起床時間を午前7時に固定。午前1時就寝、午前7時起床を身体のデフォルト値として定着化させる。昼寝、寝酒禁止。 ・現状 目覚まし時計なしでも、午前7時に起床ができるようになりつつある。だが、睡眠薬なしでは、未だに就寝できず。 ■STEP3 正常な肉体への改善 ・状況 睡眠障害とは別に、身体の酷使、不摂生により、慢性的な病的諸症状。起床時に吐き気、慢性的な下痢。ベスト体調時から比べて、体重8キロ増、体脂肪率10%増。 ・ゴール 病的諸症状の改善。体質改善による体重、体脂肪率の削減。 ・アプローチ 規則的な生活、食事および運動。起床、就寝、食事時間の規則化、カロリーの削減。毎日のジョギングおよび、ジムトレーニング。 ・現状 病的諸症状はほぼ完治。体重、体脂肪に関しては、未だ改善されず。 現在はSTEP1は、ほぼ完了。 STEP2の仕上げとSTEP3にとりかかった段階。 「倒れる前の正常値」にはほぼ戻っている。 だけど、「倒れる前の正常値」の生活だと、とてもマトモな人間の生活だとは言えない。 マトモな人間、「生物学的にみて」マトモな人間になりたい。 休職により、社会的マトモさは、放棄せざるを得ない。 だけど、今の僕には自分自身を社会という「外部との接点における正常値」よりも「個体としての正常値」に戻したい、という願いがある。 僕は、自分の身体の改善を、「身体改善プロジェクト」として捉え、改善のためのプランを策定した。 こうやって、病気治療に対しても、いちいちプロジェクトにしてプロジェクト管理までやってしまうのが、コンサルタントの悲しいところ。 でも、コンサルスキルって何にでも応用できるなあ・・・。 「自分再起動プロジェクト」は順調に進行している。 だけど、思ったよりも長年に渡って狂ってしまった肉体を正常値に戻すのには時間がかかっている。 自分の肉体を正常値に戻すだけで、こんなに時間がかかってしまうとは、思ってもみなかった。
2004年09月22日(水)
Bフレッツ化断念無念
僕の自宅のインターネット接続はADSL8Mである。 減衰が激しくADSL8Mでも実測値で700K程度しか出ない。 日常的に使用するには支障がないが、納得がいかない。 ADSLをもっと速いものに契約変更する、という手もあるが、僕の自宅はNTTの局舎からの距離が3Kmほどあり、減衰が激しいので、速度向上は望めない。 僕は、減衰が少ない「はず」のBフレッツに変更することにした。 自宅マンションは既にBフレッツに対応している。 僕はNTTにADSL8MからBフレッツマンションタイプへの変更を申し込んだ。 Bフレッツなら最大100Mである。 光ファイバーだから減衰もない「はず」。 Bフレッツをインターネット経由で、申し込んでからしばらくするとNTTのコールセンターから連絡があり、工事日まで決めた。 だが、その後、NTTの僕のマンションを実際の担当者から別途連絡が入った。 NTTの担当者によると、僕の自宅マンションのBフレッツは100Mではなく、10Mらしい。 NTTからマンションまでの回線は光だが、マンション内の回線はLANではなく、VDSL。 マンションまでを光ファイバーでつなぎ、そこから各部屋へはVDSLで接続される。 Bフレッツ導入済の各家庭での実測値は1~2M程度らしい。 速度の爆発的向上は望めない。 NTTの担当者は「Bフレッツに変更してもADSL8Mとほとんど速度は変わりませんよ」と言う。 意味なしなので、僕は光化を断念した。 管理組合のなかに反対者がいて、100M導入が見送られたらしい。 訳がわからない。 NTTを選択するか、他のベンダーを選択するかで議論されるならわかるが、10Mから100Mへの速度アップに反対する人がいるとは・・・。 利用料金、工事費の問題か? 分譲マンションの光導入は、管理組合がネックになる。 マンション全体のインフラとしての工事が必要となるからだ。 賃貸であれば、大家の一存で決定できる。 新築マンションの場合もデベロッパーが決定できるので、導入は容易。 だが、既築分譲マンションには管理組合がある。 マンション全体のインフラとしてのネットワークの選択の決定権は管理組合。 僕の自宅は4棟で構成され、約400世帯が暮らす比較的大規模なマンション。 管理組合が重要事項を決定する際には、各家庭に回覧板が回り、そこに賛成か反対かを記入し、印鑑を押す。 完全な多数決制。 以前にスカパーの共同アンテナ設置に関してアンケートが取られたことがある。 その際、僕は反対票を投じた。 既に僕の部屋にはスカパーのアンテナが設置されていたからだ。 スカパーの共同アンテナ設置に関しては、同じ考えを持った家庭が多かったようで、否決された。 でも、10Mから100Mへのインフラ変更に関しての回覧板は記憶にない。 管理組合ではなく、Bフレッツの導入家庭にでもアンケートを取ったのだろうか。 光化断念。 無念。
2004年09月21日(火)
僕の年間労働時間は「3537時間」
厚生労働省によると「年間平均労働『1800時間』を掲げてきたものの、パート採用など雇用形態の多様化で、平均労働時間は減っても正社員には見かけほどの時短効果が出ていないことがはっきりしてきた」のだそうだ。 2003年度の日本人の年間平均労働時間は、1853時間。 だが、この数値はパート労働者を含めた時間。 正社員の年間平均労働時間ではない。 僕は、自分の年間労働時間を計算してみた。 僕の場合、倒れる前の労働時間の実態は、平均すると平日は午前9時半出勤、午前2時退社だった。 あくまでも「平均」である。 週に1~2回は徹夜もある。 昼休みや夕食の時間を2時間引くと、1日あたり14.5時間労働。 週末は土日のどちらか1日は出勤していた。 休日出勤は5時間とする。 祝日(年間15日)や有給休暇(20日)を差し引く。 有給休暇は完全消化とする。 すると・・・。 僕の年間の総労働時間は「3537時間」。 改めて計算してみるととんでもない数字だ。 自分でもここまでの長時間になるとは思ってもみなかった。 僕は年俸制なので、残業手当も休日出勤手当もつかない。 「残業」という概念がないので、サービス残業には該当しない。 コンサルタントは年俸が高くても、時給にすると安い、と言われてもしかたがない。 僕の労働時間が長いのは、仕事が遅い、要領が悪い、というような理由からではない。 平日昼間は、ミーティングやクライアント訪問等でギッチリとスケジュールが詰まっている。 バックオフィスの人達は定時で帰宅してしまうので、事務的な仕事も昼間のうちに終わらせなくてはならない。 コンサルタントとしての本業は、実質的に夜と休日しかできない。 これが日本のサラリーマンの労働実態だ。 僕は極端な例なのかもしれない。 僕の会社では「9 to 9」キャンペーンと称し、労働時間短縮を目指している。 午前9時出勤、午後9時退社。 昼休みの1時間を除いて、11時間労働。 同じく休日祝日、有給休暇を完全消化するとして計算する。 年間総労働時間は、「2486時間」。 これはあくまでも「目標」である。 当然のことながら目標達成には程遠い。 目標値はあるが、時短のための具体的な施策はない。 厚生労働省の掲げる労働時間「1800時間」は、僕の現状の労働時間の半分。 あり得ない目標値。 年間労働時間1800時間など、僕には想像することすらできない。 いくらがんばっても1800時間は無理だろう。 2400時間程度が努力目標。 2400時間だとしても、僕の3537時間からすると、全然働いていないくらいの時短。 1800時間しか働かなくても良いのであれば、僕の人生は全く変わったものになる。 年間平均労働時間が本当に1800時間になれば、当然のことながら、企業は人手不足になる。 雇用も促進される。 雇用促進どころか、深刻な人手不足に陥るだろう。 労働基準監督署にはもっともっと厳しい指導をしてがんばって欲しいものだ。 ■正社員の時短促進・厚労省が法改正方針 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20040923AT1F2201J22092004.html
2004年09月20日(月)
アイ、ロボット ~ロボット工学三原則とフレーム問題
【ネタバレ注意】 「いわゆる電脳系近未来SF」にはふたつの系統がある。 「ブレードランナー」を祖とする、「マックスヘッドルーム」、「攻殻機動隊」、「マトリックス」といったサイバーパンク系。 もうひとつは「2001年宇宙の旅」を祖とするクラッシック系。 「アイ、ロボット」は設定はサイバーパンク的なのだけれど、物語的にはクラッシック系に属する。 公開時期、映像表現、「ゴースト(魂)」から、どうしても「イノセンス」を連想してしまう。 主人公は腕を義体化している。 「アイ、ロボット」は「実写版イノセンス」だという人もいる。 ロボットのサニーは「ゴースト」的なものを持っているが、アイザック・アシモフのロボット工学三原則をモチーフにした作品であり、「ロボット(アンドロイド)が感情を持つのか?」、「人とは何ぞや?」的なテーマには、ほとんど触れられていない。 サニーはロボット工学三原則を厳格に守る、という機能設定になっていないためにゴーストを持つに至った、という事になっている。 ■ロボット工学三原則 ①ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。 ②ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。 ③ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。 今となっては、「ロボット工学三原則」というよりも「家電JIS規格三原則」。 アイボでさえもロボット工学三原則に従ってはいない。 「ゴースト」を持つロボット(アンドロイド)が成立するためにはロボット三原則を厳格に守ることはできない。 ロボット工学三原則には「フレーム問題」が存在する。 僕はアイ、ロボットはフレーム問題をテーマにした映画なのだと思う(僕の勝手な解釈?)。 フレーム問題とは、ロボットが何かを処理しようとしたとき(例えば、コンビニでパンを買って来いという指令)、課題の処理の過程で無限の可能性に出会う時にロボットが機能の限界のために、自分のなかの「フレーム」のなかでしか思考できないことによる問題のことである。 ロボットは課題を処理する際に出会うであろう無限の可能性に対し、それぞれに対して判断、処理が必要となる。 「コンビニでパンを買ってくる」という簡単な課題に対しても、無限の処理が必要となる。 コンビニに向かう道中、店員とのやりとり、パンの選択。 ひとつの課題のなかに存在する判断が必要となる可能性、そして、それぞれの可能性のなかに含まれる複数の可能性、選択肢。 乗数的に選択肢、処理は累増する。 乗数的に累増する無限の可能性の全てを処理することは不可能だ。 ロボット(AI)は無限の可能性のなかから不必要な可能性を「捨てる」、「無視する」といった処理が必要となる。 次には、では、何を「捨て」、「無視」すべきか?という問題が生まれる。 「捨てる」、「無視する」対象の判断にも同様の膨大な処理が必要となる。 アイ、ロボットでは、ロボットが「人間」を「個」としての人間ではなく、「種」としての人間と解釈する。 人類は戦争で殺し合い、環境を破壊し、自滅への道を突き進んでいる。 そうした場合、ロボットは論理的にはどう行動すべきか? ロボット工学三原則に従うと、「種」としての人間を存続させるためには、「ロボットが人間を支配すべき」という結論に至る。 人間は非合理的であり、非論理的だ。 ロボットは、人類を「種」として存続させるためには「ロボットが純粋論理的合理性を持って管理する事」が理にかなっている、という結論に達する。 そしてロボットは人間を管理、支配するために反乱を起こす。 ロボットは人間を守る、というロボット工学三原則に厳格に従った結果、反乱を起こすことになる。 ロボット工学三原則に従うと、フレーム問題の解決過程において、このような問題を引き起こす。 でも、アイ、ロボットではそんなややこしい問題は語られない。 やはり、ハリウッド映画。 難しい映画でも、考えさせられる映画でもない。 僕は構えすぎて観てしまった。 アイ、ロボットは、何も考えずにハリウッドアクション娯楽映画として純粋に楽しめば良い映画だった。 ■アイ、ロボットhttp://www.foxjapan.com/movies/irobot/ ■ロボット工学三原則http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%88%E5%B7%A5%E5%AD%A6%E4%B8%89%E5%8E%9F%E5%89%87 ■フレーム問題http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%A0%E5%95%8F%E9%A1%8C ■ロボットの心―7つの哲学物語 柴田 正良 (著)http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061495828/wwwjunokunoco-22 ■われはロボット アイザック アシモフ (著), http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150114854/wwwjunokunoco-22
2004年09月19日(日)
アイ、ロボット ~プロダクトプレースメントとアウディRSQ~
アイ、ロボットを見てきた。 アイ、ロボットにはアウディーがイヤというほど出てくる。 僕はアウディTTクワトロのオーナーなので、どうしても気になる。 アイ、ロボットの設定は2035年。 映画に登場する「アウディRSQ」も2035年モデルである。 ■Audi RSQ ■Audi TT DTM仕様 外見ははどう見ても2035年型TT。 タイヤ部分を通常のものにすれば、TTの次々期モデル、と言っても良いくらい。 アウディは新型A6からフロントマスクをこのアウディRSQと同じ「大口」にする、と宣言しているので、次期TTはもっとRSQと似たデザインになるだろう。 仮にロゴがなくともアウディだとわかるアウディのデザインアイデンティティー。 このアウディRSQはアウディそのものがデザインしている。 映画人がデザインしたコンセプトモデルではなく、自動車メーカーであるアウディーが製作した2035年型のコンセプトモデル。 メーカーが製作したコンセプトモデルが映画のなかでカーチェイスをする、という例ははじめてではないか? アウディーのメーカーとしてのアイデンティティーや将来コンセプトを表すブランドマーケティングの一環だろう。 このような映画やドラマのなかで製品を登場させ、広告、マーケティング活動を行うことを「プロダクトプレースメント」という。 HDDレコーダーの普及により、CM飛ばしが深刻化しているなか、「プロダクトプレースメント」が注目を浴びている。 広告はCMではなく、映画やドラマの劇中に挿入するしかない時代がやってきている。 プロダクトプレースメントそのものは昔からある。 「007」なんかは良い例。 現在の007はBMWとオメガ。 ショーンコネリー時代の007は、アストンマーチンとロレックス。 僕は、ショーンコネリー世代なので、映画で007が着けていたのと同じ型のロレックスのサブマリーナを持っている。 そして、マトリックス。 マトリックス・リローデットはドゥカティ。 僕はマトリックスを見て、映画に登場するバイクの「実物大完全レプリカ(色、形だけではなく細部のパーツ類まで映画と同じ)」であるDucati 998 Matrixを買った。 ただ、プロダクトプレースメントはまだ広告費としての料金設定や契約等がまだ未整備なので、「ビジネスとして」本格化していくのはこれからだろう。 現状ではほとんどの場合、メーカーが協賛として製品を無料で提供しているレベルであろう。 テレビドラマの場合は、企業はスポンサーとして参画し、CM契約のおまけとして劇中に製品が登場させる契約になることが多いようだ。 だが、従来のCMの広告価値がどんどん下がっていく今、広告業界にとって、プロダクトプレースメントを本格的なビジネスとして捉え、料金や契約の標準化を行うことは急務である。 そして、アウディRSQ。 タイヤ部分に特徴が見られるが見事にアウディデザイン。 四つ輪のロゴがなくても一目でアウディとわかる。 アウディのプロダクトアイデンティティーは2035年になっても変わらない、という事を主張している。 現行TTに新型A6のフロントマスクを合体させたようなデザイン。 タイヤ部分は普通のタイヤではない。 映画を見た際にはエアカーだと思っていたが違うようだ。 球形のタイヤが入っており、真横にも進める構造になっているらしい。 トラックボールのような構造か? ちなみに、僕が以前勤めていた某社の2010年の近未来生活のコンセプトビデオに登場するクルマは僕が以前保有していたVolvoのエステートである。 社員である僕の個人保有車なのでレンタル料もいらない。 僕は、撮影用にクルマをぴかぴかに磨いてもらう事を条件にクルマを貸し出した。 輸入車であれば、自動車メーカーのクライアントも目くじらを立てないだろう、という理由と、エステートなので、車内の様子を後ろからカメラを入れて撮影しやすい、という理由で採用された。 僕のVolvo850はCGで合成されるだけではなく、内装も後付けの形で未来のクルマに変貌していた。 アイ、ロボットはアウディにとっての素晴らしいブランドマーケティングになっている。 プロダクトプレースメントとしても画期的。 プロダクトプレースメントを商品広告ではなく、ブランド、デザインアイデンティティーを主張する事に成功している。 僕としてはRSQにも興味があるけれど、プロダクトプレースメントとしてアウディーとアイ、ロボットの制作者側とどのような契約書がかわされているのかに興味がある。 ■アイ、ロボットhttp://www.foxjapan.com/movies/irobot/ ■Audiの未来へ(日本語)http://media.excite.co.jp/sa/audi/01future.html ■The Audi RSQ Car of the Year 2035(Audi本家 英語)http://www.audi.com/com/en/experience/irobot/audirsq/audirsq.jsp ■Audi RSQ Concept(RSQの写真がいっぱい)http://www.seriouswheels.com/top-2004-Audi-RSQ-Concept.htm
2004年09月18日(土)
iPod万歳!エイベックスがCCCDを事実上廃止!
エイベックスがCCCD(コピーコントロールCD)を事実上廃止した。 僕はCCCD反対論者である。 エイベックスは「2002年より導入してきたCCCDでは、著作権の重要性を啓発し、カジュアルコピーを防ぐことを目的としていた。著作権の重要性がある程度認知されたほか、ファイル交換ソフト利用者の減少など、その取り組みが一定の成果を挙げることができたと判断したため」」と説明している。 これは嘘だ。 消費者は確かに著作権の重要性に対して認知をしたのだろうけれど、CDのMP3へのリッピングを止めてはいない。 認知しただけ。 僕のようにMP3でしか音楽を聴かない人間にとって、CCCDは「悪」である。 でも、僕にとってエイベックスのCDは趣味的に合わず、買うことはもともとあり得なかったので、どうでも良かったのだけれど。 エイベックスは「iPodに代表されるようなHDDオーディオプレーヤーのさらなる普及を予想しており、新しい音楽の楽しみに対応することも理由のひとつ」とも答えている。 本音としてはこちらのほうが大きいだろう。 iPodに代表されるHDD音楽プレイヤーの爆発的な普及により、CCCDは忌避されるようになった。 MP3信者にとってCCCDは悪である。 その他にエイベックスの例の「お家騒動」が裏にあると想像する。 「日本レコード協会会長の依田氏」と「レンタルレコード屋の店長出身の松浦氏」。 最終的にレンタルレコード屋出身の松浦氏の勝ち。 松浦氏はCCCD反対論者だったという話もある。 実際には、ある程度のPCリテラシーがある人間にとってはCCCDはどうだって良いプロテクトだった。 CCCDのMP3へのリッピングはツールを使えばそれほど難しいことではない。 CCCDであろうが、MP3ファイルのリッピングに関してはどうだって良かった。 ツールもワザもなくとも、iTunesを起動した状態でCCCDを挿入すれば、かなりの確率でCCCDは認識される。 ツールすらいらない。 ツールを使えばCCCDのリッピングは更に確実。 MP3ファイルの生成が面倒になっただけ。 僕はそもそもCCCD自体に疑問を感じていたので、CCCDは1枚も買ったことがない。 消費者としての抵抗(たまたま欲しいCDがCCCDではなかっただけ、という説もある)。 iPodの広告コピーは「Goodbye 『MD』」であって、「Goodbye 『CD』」ではない。 CDとMP3の関係はかつてのLPとカセットテープの関係、CDとMDの関係である。 CDをMP3化することを不可能にするCCCDの存在は多くの人達の音楽の聴きかたに多大なる制限を設けてしまった。 僕自身もCDは相変わらず買い続けているけれど、CDはあくまでも保存用のマスターである。 僕はCDを購入したらMP3ファイルを生成し、CD本体はしまってしまう。 一度MP3ファイルを生成したら二度とCDを取り出すことはない。 PCかiPodで聴く。 CDはそれほど耐久性のあるメディアではない。 LPほどではないにせよ、すぐに傷がつく。 CDウォークマンやカーオーディオでCDを聴いていれば、CDが傷だらけになるのは一層速くなる。 僕は「CD Dr.」というCDの傷を消去する機器を使用している。 傷ついたCDの盤面の傷を修復する機器だ。 CDを酷使していて傷だらけにしてしまった僕にとっては必需品。 でも、今や、CDは「マスター」としてMP3ファイル生成後は、大切に保管し、CD本体から音楽を聴くことはない。 CD(WAV)とMP3では明らかに音が違う。 音質をキチンと聴き比べれば誰にだってわかることだ。 だけど僕はMP3の利便性のほうを優先した。 CDとLPの関係だって同じだ。 CDが登場した際、僕はCDの音が嫌いだった。 硬くて、キンキンした音。 CDはLPに対して、表現できる音域がせまい。 CDは音として耳が認識可能は音域は一応カバーしているのかも知れないが、人間は耳だけで音を聴いているのではない。 全身で聴いている。 特に超低域での音の差は歴然。 大きな音で聴き比べれば良くわかる。 僕はLPに対して明らかに「音」として劣っているLPからCDへ移行した。 LPに対して取り扱いが便利だったから。 LPは聴く前にほこりを拭いて、スプレーをかけて、という一連の「儀式」が必要だった。 ジャケットも大きいし、取り扱いも慎重に行う必要があるデリケートなメディアだった。 単純に言って、面倒くさい。 僕はLPレコードの面倒くささからCDへと移行したのだ。 そしてMP3。 MP3はiTunes等で管理してしまえば容易に利用可能。 CDはLPと比較すれば取り扱いが容易になったけれど、iPodに代表されるHDD型MP3プレイヤーの使い勝手は更に良い。 僕はiPodの登場によって格段に音楽を聴く時間が増えた。 iPodをもう2年以上使い続けているし、手放すことのできないツールになっている。 でも既にiPodの30GB版ではもはやMP3が入りきらなくなった。 40GB版でも入りきらない 僕は現行iPodに採用されている東芝が1.8インチの60GBHDDの発表を行ったときから、ひたすらiPodの60GB版の発売を待ち続けている待っている。 最近の噂によると、東芝のiPod 60GB版に対するリークにアップルが激怒し、60GB版 iPodの導入の予定は難しくなっているらしい。 いずれ出るとは思うけど。 僕としては60GB版のiPodが発表されたら、発表された時点で予約を入れる。 CCCDの命は短かった。 iPod万歳! ■エイベックス プレスリリースhttp://www.avex.co.jp/j_site/press/2005/press040917.html ■エイベックス、CCCDの採用を弾力化。現場スタッフが採用決定http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040917/avex.htm ■iTunesによるCCCDの取り込み方 http://www.ipodstyle.net/products/apple/itunes/itunes_tips.html ■CDリペア器 CD Dr.http://www.rakuten.co.jp/tenkomori/521185/518128/ ■Don't expect a 60GB iPod any time soon. (英文)http://www.macosrumors.com/80704A.php
2004年09月17日(金)
楽天(三木谷氏)とライブドア(ほりえもん)
僕はプロ野球には詳しくないのだけれど、楽天(三木谷氏)とライブドア(ほりえもん)のプロ野球への進出意向表明による騒動は野次馬的に面白い。 プロ野球問題に関しては国民的関心があるとみえ、ニュースに興味を持たず、ファッション雑誌以外の活字を読まない僕の母親ですら「堀江さんってすごいなあ(・・・それに比べてアンタは・・・昼間っから酔っ払って・・・別に期待もしてないけど・・・)」と言っていた。僕は楽天がプロ野球事業への参入を表明するずっと前の8月初旬頃から「堀江さんじゃなくて三木谷さんだったら門前払いを食らわなかっただろうにね」と答えていた。 僕のようなコンサルタントの目から見れば、楽天の戦略は明確に見える。 楽天の事業拡大は株式公開時に得た資金によるM&A。 買収企業の選択は一貫して「楽天というポータルの価値向上」を目的としている。 ライブドアには「ノリ」や「勢い」はあるれど、戦略性、事業の一貫性、事業全体の最適化、といった面では不安がある。 ライブドアは複合事業体であり、小さな事業の寄せ集めである。 今のところそれらの小さな事業体の相乗効果は見えない。 ライブドアをポータルにして、それらの小さな事業体をまとめあげよう、という魂胆なのだろうけれど、ポータルとして見た場合、ライブドアは弱い。 ライブドアはもともとはオンザエッジというインターネット関連の有象無象の小さな事業の寄せ集め企業である。 「ポータルとしてのライブドア」は後付け事業であり、事業展開にポータルが必要になったから、つぶれた「旧ライブドア」を買収した。ちなみに倒産し、「現ライブドア(旧オンザエッジ)」に買収された無料ISPの「旧ライブドア」の社長であった前刀禎明氏は現在アップルのヴァイスプレジデントで、日本でのiPod事業の責任者である。どうでもいいが、iモードの夏野剛氏は社長失格の板倉雄一郎氏の「ハイパーネット」の元副社長である。奇しくも倒産無料インターネット繋がり。ネットベンチャーをつぶしてもしぶとい。更にどうでもいいが、戦略コンサルタント業界にも元ネットベンチャーCEOのコンサルタントが何人かいる。ただし、その場合、普通の中途採用者扱い。おまけなし。更に更にどうでもいいが、僕も何社かのネットベンチャーから経営者としてオファーを受けたことがある。ネットバブルの頃は迷惑電話、迷惑メール並に、オファーが「殺到」していた。僕はネットベンチャー嫌いなので、丁重にお断りしたけれど(ベンチャーに関する僕のトラウマについてはまた別途書きたい)。日本のベンチャーの経営層、企業の新規事業の開発部門は慢性的な人材難なのである。 楽天は「楽天」というポータルを先に作り、そこから新規事業を「買収」というかたちで追加、強化していった。 買収事業も一貫性がある。 ライブドアは新規事業が先でポータルが後になってしまった。 順序が逆だ。 ライブドアにとってポータルとしての「ライブドア事業」は後付けであり、企業としてのライブドア全体に占める売上も事業貢献度も低い。 ライブドアがポータルを軸とした事業の相乗効果を得るのは難しいだろう。 この騒動で知名度は一躍上がったので、ここからどうなるかはわからないけれど。 プロ野球機構がライブドアを門前払いにしたのは、「Tシャツを着た小僧」を生理的に受け付けられなかった、という話だろう。 レガシーなプロ野球機構には「どこの馬の骨かもわからないインチキくさいベンチャー小僧」に見えたに違いない。 僕もそこは理解ができる。 僕は日常的にはスーツを着用せず、金髪にしたりしているが、クライアントと接するときには髪を黒く染めるし、きちんとしたスーツを着る。 人は「外見」で判断する。 その人物の内面の理解には時間がかかる。 ビジネスの現場において「外見」は重要だ。 ライブドアのほりえもんは「確信犯としてのTシャツ」なのだろうけれど、そこには問題がある。 相手がスーツだったら自分もスーツ。 最低でも襟付きのシャツを着る程度のビジネスカジュアルは必要だ。 ビジネス社会はそこまでカジュアルではない。 スーツを着た興銀出身、MBAの三木谷氏とTシャツのほりえもん。 僕は、経営者としては楽天の三木谷氏のほうがずーーっと安心感がある。 僕としてはプロ野球騒動は楽天が近鉄を買収、来期もパリーグ6球団、2リーグ制維持、というシナリオが一番しっくりくる。 ■楽天 投資家向け情報http://www.rakuten.co.jp/info/ir/ ■ライブドア 投資家情報http://finance.livedoor.com/ir/4753/ir
最近、僕の周りで何人かの人が亡くなった。 数年前、僕がベンチャーを立ち上げていた頃の仕事仲間だ。 2人は老齢だったので、しかたがない。 誰でも知っている有名経営者だ。 僕はその2人から資金援助を受けていた。 だけど、もう2人はまだ若かった。 1人は30代前半。 もう一人は40代前半。 30代前半で亡くなった友人の死亡原因は欝による自殺。 ネットベンチャーの経営者だった。 僕と仕事をしていたころ、経営は順調だった。 雑誌や新聞にも良く登場していた。 でも、業務は過酷だった。 自宅を持たず、オフィスに寝泊りしていた。 僕よりも少し年下だったし、いい人間だったので、僕たちは彼に仕事をどんどん発注していた。 彼も僕を慕ってくれていた。 でも、激務がたたり、途中から段々とおかしくなっていった。 欝と躁が交互にやってくる。 躁状態のときは、僕の携帯に電話がかかってくる。 ほとんど意味をなしていない話を延々と1時間以上に渡ってしゃべり続ける。 電話を切らせてくれない。 欝の時には泣きながら、悩み事を延々と話す。 2000年前後にはネットベンチャーが無数に立ち上がり消えていった。 彼は成功者のほうに分類されていた。 表面的には成功者だったけれど、精神的にはほぼ限界だった。 そして、彼は経営者を解任された。 解任後は更におかしくなった。 そして、韓国でビルから飛び降りた。 40代前半の友人は、渋谷のクラブの経営者だった。 そのクラブは音響、映像の設備が整っていたので、僕は仕事でも良く使った。 製品発表等のイベントに使っていた。 偶然だけれど、僕が文章書きのコンテストで大賞を受賞したときの受賞式もそのクラブだった。 彼は授賞式の会場でVIP席に座っている僕を見つけ、「仕事ですか?」と尋ねてきた。 彼は僕と同じ大学の出身、僕と同じ会社出身、同じ営業部に在籍していたこともある。 彼も成功者だった。 お店の経営は順調でベントレーに乗っていた。 でも、激務のせいか病に倒れ、亡くなった。 数年前には僕の親友が亡くなった。 小学生の頃から彼が亡くなるまでずっと親友だった。 僕にとって最も大切な友人だった。 彼は、慢性の欝状態だった。 常に多くの薬物を服用していた。 酒とハルシオンで常に酩酊状態だった。 オーバードーズ。 彼は転勤で福岡に赴任していた。 毎週、僕に2~3時間の電話をしてきた。 東京に出張してくる時には僕の家に泊まったし、僕も福岡に出張するときには彼の家に泊まった。 亡くなる前の週、彼はいつものように僕に長い電話をしてきた。 酩酊状態で「お前は俺にとって最高の友達なんや」と泣きながら言った。 それが僕が彼から聞いた最後の言葉だった。 たぶん、僕も今までの生活を続けていたら、あと10年くらいしか生きられなかっただろう。 医者からも「このままの生活を続けていたら、心筋梗塞等で突然死していたかもしれません」、と言われた。 僕は、生きたい。 僕は成功者ではない。 失敗者ではないけれど、成功者とはとても言えない。 思い残すことがたくさんある。 まだ成すべき事をできていない。 僕は生きる。 生きる事を最優先にする。 だから、体調を完全にするまで、仕事には戻らない。
僕は重度の睡眠障害である。 最近、睡眠障害に陥った、という事ではなく子供のころからの習慣。 生まれてすぐの頃、既にその兆候は現れていた。 乳児の段階で既に眠らない赤ちゃんだったらしい。 なぜだかクルマの中だと眠るので、両親は毎晩、乳児の僕をクルマに乗せて眠らせるためのドライブをしていたという。 うっすらと記憶が残っている。 本格的な睡眠障害を自覚したのは、小学校3年生の頃。 その小学校3年生の時点で、既に就寝時間は毎日午前3時だった。 オールナイトニッポンの第一部(AM 1:00~AM 3:00)を聴いてから就寝していた。 僕は小学生の頃から30代なかばの現在に至るまで、ずーーーーーっと、そのような生活だったのだ。 超夜型生活。 今は心療内科に通い、睡眠障害の克服を目指している。 コンサルタントという職業上、徹夜や深夜におよぶ労働は、日常的なので、この睡眠障害はかえって都合が良かった。 毎日午前4時頃に就寝し、午前7時に起床。 睡眠時間3時間でずっと生活していた。 午前4時でも眠くない。 大量の酒を倒れるほど飲んで、強引に眠っていた。 もちろん朝は眠い。 酒を飲んでいるので、睡眠も浅い。 目覚ましを何重にもかけ、カフェインの錠剤を服用することで、何とか生活していた。 3時間睡眠でかつ、酒により睡眠は浅い。 それに加えて、週末も毎週仕事に出ていた。 結果として、僕の自律神経はおかしくなった。 朝、起き上がれない。 まっすぐ歩けない。 動悸がする。 手のひらに汗をかく。 バランス感覚がおかしくなり、転倒し、骨折した。 そろそろ、マトモな生活に切り替えなければならない。 僕はもうそれほど若くはない。 心療内科の医師は、「朝、起きる時間を一定にすること」という指令を僕に下し、マイスリーとサイレースという2種類の薬を処方した。 マイスリーは「超短時間超強力型」と呼ばれる、服用すると一気に眠くなるが、2~3時間で代謝される。 寝入り用である。 サイレースは「中時間マイルド型」であり、途中覚醒を防止するために服用する。 1錠で約3~4時間の効果がある。 マイスリーで寝つき、サイレースで途中に目覚めないようにする。 僕はその日の睡眠予定時間に合わせて服用量を変えている。 睡眠予定時間 2~3時間:マイスリー1錠 睡眠予定時間 4~5時間:マイスリー1錠、サイレース1錠 睡眠予定時間 6~7時間:マイスリー1錠、サイレース2錠 そして、寝酒は禁止。 僕は、医師の指示に素直に従っている。 起きる時間を午前7時に設定して毎日、薬の量を調整する。 治療開始当初は、相変わらずめちゃくちゃな睡眠時間だったが、最近になって改善されてきた。 初めは、まず、眠る訓練。 明け方まで眠らない習慣を改める。 これには2ヶ月くらいかかった。 睡眠薬を使用しても眠くならなかった。 何とか、午前1時頃に睡眠薬を使用することによって寝付けるようになった。 次は、起きる時間の一定化。 午前7時に起床する。 予定があってもなくても午前7時には起床する。 初めの頃は目覚まし時計3段がけ。 次に以前ここでも書いた光で目覚める目覚まし時計。 ベッドルームのカーテンも開いたまま眠ることにし、朝の光が挿し込むようにした。 昼間はできる限り、太陽の光を浴びた。 治療を開始してから約半年。 今は、夜の1時に就寝し、朝の7時に起床する、という生活がここ何週間か続いている。 夜眠る際には睡眠薬の服用が必要だけど、朝はキチンと起きれるようになった。 目覚ましなしでもキッカリ朝7時に起床できる。 昼間はいくら眠くても昼寝をしない。 昼寝をしても15分以内のうたた寝程度に収める。 就寝予定時刻の数時間前からは酒は一切飲まない。 午前1時就寝、午前7時起床。 このリズムを体内に作り上げ、定着化させる。 僕はほとんど生まれつき、といっていい睡眠障害を克服しつつある。 睡眠薬による補助なしでは、未だに眠れないのだけれど、睡眠サイクルは厳格に守っている。 今のところ、睡眠障害克服に向けた取り組みは順調である。 現在は「睡眠サイクルの定着化」の段階。 でも、仕事に復帰したら、深夜徹夜労働の日々が待っている。 業務の性格上、深夜徹夜労働は避けられない。 せめて、午前1時には就寝できる労働環境なら問題ないのだけれど。 そうはいかない。 僕は「睡眠サイクルの完全定着」のために休職を延長することにした。 ■2004年07月12日(月) 睡眠障害と戦う僕 ~クスリ編~ http://www.enpitu.ne.jp/usr9/bin/day?id=99799&pg=20040809 ■2004年07月13日(火) 睡眠障害と戦う僕 ~グッズ編~ http://www.enpitu.ne.jp/usr9/bin/day?id=99799&pg=20040713 ■2004年08月09日(月) 僕の睡眠サイクルは36時間 http://www.enpitu.ne.jp/usr9/bin/day?id=99799&pg=20040809
2004年09月14日(火)
学生時代に制作した音源発見!
自宅を整理していたら、僕が学生時代に制作した音源が見つかった。 大学3年生、1980年代後半、20歳の時の作品。 当時の僕はナゴムレコードに所属するバンドに在籍していた。 そのバンドで録音した音源。 バンドは3人編成。 バックトラックはすべてMIDIで作成されている。 ボーカルを除き、手弾きも生音も一切ない。 コーラス部分ですらサンプリングしたものを使っている。 ライブ時にはドラムやベース、ギターのバックメンバーを入れていたけれど、この音源はスタジオで録音されたもの。 MIDIの打ち込み草創期。 打ち込みなので、僕がどのパートを担当しているかを説明する事は難しい。 僕は、ライブではギターを弾くこともあったし、キーボードを弾くこともあった。 時にはボーカルの時もあった。 と、いう事で、2曲をMP3化してみた。 古くなったアナログ音源(LP)なので音飛びが激しい。 1980年代の後半の録音なので、音は恐ろしくチープである。 この録音当時、僕たちはアナログ音源にこだわっていた。 いわゆる「ぴこぴこテクノ」。 古いアナログ音源をMIDIでコントロールするため、わざわざサンプリングして使っていた。 MP3ファイルをアップしておいたので、1980年代後半の関西のインディーズの音に興味がある方は聴いてみてください。①Happy Time by Peters 1987(MP3 4,504KB) ②Jammin' Days by Peters 1987(MP3 3,544KB) 音の悪さ(音飛び等)は我慢してください。 また時間のあるときにでも作り直します。 ■当時の僕たち周辺の様子を書いているサイトを発見。さて、僕はどこにいるでしょう?http://homepage1.nifty.com/hebon/fhp/fhp_24.htm
2004年09月13日(月)
無線LANホットスポットは「顧客サービス」として捉えなおすべき
少しずつではあるが、無線LANのホットスポットが増えている。 仕事中や出張時には常にPCを持ち歩く僕としては無線LANホットスポットの増加は、切なる願いである。 僕は外出時のインターネット接続にはAirH" 128Kbpsを使用している。 AirH"はメール閲覧程度であれば問題ないが、ウェブサイトのブラウジングには重すぎ。 ちょっとニュースを見る、くらいであれば良いのだけれど、リサーチ等、本格的にガシガシインターネットに接続するとストレスが増大する。 プライベートメールは既にFomaに移行しているので、AirH"の出番はない。 会社のメールはOutlookもしくは、Webメールしかなく、携帯未対応なので、AirH"で接続せざるを得ない。 この会社のWebメールシステムは、導入当初はどうしようもないモノだったのだけれど、少しずつ改善されてきた。 今ではブラウザ経由でOutlookとほぼ同じ機能が使える。 Javaのアプレットを使用しており、OutlookがWebブラウザ上にそのまま載っている感じ。 Outlookがほぼそのまま載っているので、メールの読み書きけではなく、設定等までほとんどの機能をブラウザ上で利用可能。 Microsoft Outlook Web Access。 僕は通常のOutlookはアプリケーションとしてかなり重いので嫌いである。 いつの間にやら本家のOutlookよりもOutlook Web Accessのほうが快適になってしまったので、日常的にはOutlookの使用をやめ、Outlook Web Accessをメインに使っている。 本末転倒なのだけれど、Web経由のほうが快適。 スピードも速い。 でも、ネットへの高速接続は必須。 AirH"128Kでは遅い。 携帯電話にも未対応。 Outlook Web Accessのiアプリ版を作ってください>>Microsoft なので、無線LANのホットスポットは必須。 僕のモバイル機器はPCだけではなく、PDAにも無線LAN接続機能を持たせている。 でも、無線LANホットスポットはほとんど使わない。 ごくごくたまに使うこともあるけれど、試しにつないでみる、という使い方。 日常的に使用していない。 接続が面倒だからである。 無線LANのホットスポットはまだフラグメントしたインフラである。 多くの事業者が「点」的に展開している。 さまざまな場所で利用するためには、いくつものサービスに加入せざるを得ない。 僕は無料系のホットスポットサービスにいくつか加入しているが、いちいちIDとパスワードを入力するのが面倒。 いちいち設定を行うのが面倒。 喫茶店やインターネットカフェ等の長時間滞在型の場所で使う場合は少々面倒でも我慢するが、駅やホテルのロビー等、短時間しか使用しない場所でいちいち設定するのは面倒。 サスペンド状態のノートPCの画面がガシッと開き、サクッとインターネットに接続したい。 いちいち、設定をしたり、IDやパスワードを入力したくないのである。 ID、パスワードは覚えていられないのでメモを参照する。 実用的とは言えない。 公共の場所、特に駅など短時間滞在型の場所では設定なしでホットスポットに接続できるようにして欲しい。 そもそもホットスポットの設置なんて、ほとんどタダみたいなものだろう。 基地1局あたり、数千円で設置できる。 月額のプロバイダ料金も何百円の世界。 ほとんどタダみたいなものである。 そんなところで有料サービスをやろうなんて考えるほうがどうかしている。 「顧客サービス」として無料かつ設定もIDもなしで開放すべきである。 利用料金がどうこう、という前に有料の「会員サービス」であるがための設定や接続が面倒なのである。 セキュリティーがどうのこうの、という問題はもちろんある。 無線LANの電波漏れは容認すれば良い。 どうせブロードバンド接続は利用時間無制限の固定契約なんだからケチケチするな。 誰でも接続できるように解放すれば良いのだ。 勝手に「自分の電波」を他人に使用されたところで何も問題は生じない。 自分のPCが覗き見られる危険性に関しては、PC側で設定をしておけば避けられる。 無線LAN接続サービスはさっさと無料化すべきだ。 会員制も廃止すべき。 だれでも自由に「無料かつ設定なし」で使用できる公共インフラにすべきだ。 僕の自宅には無線LANのアクセスポイントが2つあるけれど、漏れ出る電波は誰でも使ってもらっても構わない。 企業は無線LANのホットスポットは、その場を訪れる顧客に対する「顧客サービス」として捉えなおすべきだ。 無線LANは公共インフラにならなければならない。 無線LANインフラが、携帯電話と融合したとき、3.5Gから4Gへ向けての進化の第一歩となる。 ただ、無線LANインフラが完璧に整備され、音声通話が完全にIP化されると、4Gの意味は薄れる。 でも4Gには4Gにしかできないことがある。 「点」としての無線LANホットスポットと「面」としての3G、4G。 4Gと無線LANは共存できる筈。 4Gと無線LANの共存、それがモバイルの次に目指すべき目標だ。 ■フリースポットhttp://www.freespot.net/ 追記(2004/09/15):社内の某氏より携帯電話経由で会社のOutlookを見る裏技を教わりました。知りたい方は直接ご連絡ください。
2004年09月12日(日)
自宅の無線LANを54Mbpsにアップグレード
僕の自宅では4台のPCとネットワーク直結型のHDDがLAN接続されている。 LANは有線のLANと無線LAN(802.11b 11Mbps)。 PCのうち3台はノート型。 ノート型が多いので、無線LANは必須である。 だが、僕の自宅の無線LANにはデッドポイントがいくつかある。 ベッドルームだと電波が強いのだけれど、肝心のリビングの電波が弱い。 リビングはベランダに面しているせいか近所の家から漏れ出てくる電波のほうが強い。 と、いう事で無線LAN環境を強化することにした。 Laneedの54Mbpsの無線LANアクセスポイントとPCカードのセットを買う。 802.11g。 9,980円(税込み)。 安い・・・。 今回買った54Mbpsの無線LANのアクセスポイントはルーター機能を持っていないので、アクセスポイント増設用である。 設定は無視して、いきなりリビングのハブにガシッとつなぐ。 設定なしでもつながった。 だって、ただのアクセスポイントだもの。 ハブが無線化されているだけ。 設定すればいろいろできるが、面倒なので、設定なしでそのまま使った。 暗号化もなし。 当たり前だけど、無線ネットワークは速くなった。 自宅のどの部屋でも無線LANが高速で接続できるようになった。 途中で途切れることもない。 僕のPCは受信可能な無線LANの電波のなかから最も強いものを自動的に選択して、接続する設定になっている。 外出時でも無線LAN環境を設定なしで使えるようにするためだ。 でも、そのせいで知らないうちに他人の電波を拝借してしまっていたこともしばしばだった。 これで勝手によその家の無線LAN経由でインターネットに接続してしまう、という半分ドロボウみたいなことをしなくても済む。 この無線LANアクセスポイントは、小さくて、重さも41グラムしかないので、持ち歩くこともできる。 有線LAN環境のあるところに行った際、勝手にそこのハブにつないでしまえば高速無線LAN環境のできあがり。 オフィスも勝手に無線LAN環境にできる。 無線LANのアクセスポイントがたくさんあれば良いのにね。 ■ELECOM 54MB高速無線LANアクセスポイント&カードセット [LD-WL54G/PACK] (あくまでもアクセスポイントであってルーター機能はない)
2004年09月11日(土)
第一回イヤカラの会開催報告
「第一回イヤカラの会」を開催した。 「イヤカラ」とは、「一般ピーポーとカラオケに行く場合、歌いたくとも、その場の空気を読み、歌うのを遠慮していた『自己中心的なイヤな曲』を歌いまくるカラオケ」である。 ジャイアンのリサイタルみたいなもんだ。 参加者は男子2名、女子2名。 人数が増えると、自分が歌う時間が短くなるので、4人程度が適当だろう。 男子2名、女子2名だと、合コンのようであるが、これは合コンではない。 あくまでもイヤカラ。 『自己中心的なイヤな曲』を歌わねばならないので、合コンは成立しない。 あくまでも自分勝手に歌う。 まずは幹事である僕が「日本印度化計画」をバカでかい声で歌い、イヤな空気を作る。 1曲ではイヤな空気がまだ薄かったので、連続して「ドリルキング社歌」を歌う。 だいぶ、イヤな感じが強まってきた。 一次会からイキナリのカラオケなのでまだ誰も酔っていない。 ビールをガンガン飲み、みんなで無理やりに酔っ払う。 酔っ払わないとイヤな曲は歌えない。 生暖かいイヤな空気が作り出され、参加者もガンガンとイヤな曲を入れ始める。 ビールもピッチャーでどんどん持ってきてもらう。 酔っ払うにつれ、どんどんワケがわからなくなっていく。 70年代タイム、とか80年代タイム、とか音楽しりとり(歌っている曲に関連する曲でつないでいく)。 やはり、洋楽が多い。 女性陣は若いせいか、90年代の曲が多い。 イヤカラで人気があったアーティストも90年代モノ。 イヤカラ人気ベスト3は、 1位 レディオヘッド 2位 ニルヴァーナ 3位 オアシス なかでもレディオヘッドはダントツの人気である。 みんな歌いたがる。 レディオヘッドを何曲も歌い続けるカラオケって・・・。 イヤカラの会は時間が経つにつれ、レディオヘッドカラオケとなっていった。 普通のカラオケだったら、レディオヘッドが延々と続くと、顰蹙を買うが、イヤカラの会では盛り上がる。 ようは音楽的嗜好の似たメンバーを集めておけば、楽しいのである。 オヤジの「デュエット演歌セクハラつき」よりもずっといい。 僕はレディオヘッドだったら、ギターを弾きながらでも歌える。 ニルヴァーナもアンプラグドの楽譜を持っているし、弾くのは簡単。 イヤカラはパンピーと一緒だとツラいが、音楽的嗜好が近いメンバーであれば十分楽しいのであった。 次は、レディオヘッド、ニルヴァーナの生ギターカラオケだ! ギターの練習もしよっと。 ■2004年09月02日(木) 「イヤカラの会」結成 http://www.enpitu.ne.jp/usr9/bin/day?id=99799&pg=20040902 ■Guitartab(Radiohead)ギターのタブ譜がいっぱいあるhttp://www.guitaretab.com/r/radiohead/
2004年09月10日(金)
新PCセットアップとマンション無線LAN事情
納期が1週間かかるハズだった「最強最大最重量のアホバカ仕様のノート型PC」がなぜだか1日で組みあがってきた。 夜11時までやっているお店なので、閉店間際に受け取りにいった。 受け取り当日は、ちょこっといじってみただけ。 印象は「速い、デカい、重い」である。 未セットアップのため、常駐ソフトが何もないせいで、速いだけなのかもしれない。 アプリケーションが入っていないので、使用感はまだ良くわからない。 僕はトラックポイント主義者(トラックポイント歴10年。マウスは全く必要ない)で、タッチパッドのマシンは久しぶりなので、ちょっとイライラする。 タッチパッドは1時間ほどいじっていると使い方のコツがわかり、マウスなしでも大丈夫になった。 ずるずると指をずらすのではなく、ちょりっ、ちょりっ、ちょりっ、と指を滑らせて、離す、という連続ワザを使えばうまく使える事がわかった。 タッチパッドでもマウスは(゚⊿゚)イラネ!!。 僕の会社はネットワーク経由で各種のアプリケーションをダウンロードできるようになっている。 マイクロソフト等のソフトウエア会社とコーポレート契約をしているので、MSオフィス等も「正式」にダウンロードできる。 最初にダウンロードが必要なソフトウエアは2GBほどある。 ADSLでも時間がかかるので、夜のうちにダウンロードができるようにしておいて、床に着く。 朝、起きると2GBのファイルがダウンロードされていた。 で、本日から本気でセットアップ。 新PCだけではなく、他のPCのメンテナンスを怠っていたので、ドライバやソフトウエアのバージョンアップを同時に行なう。 僕の家でネットワークに接続され、現役稼動中のPCは計4台(現役外があと数台、MACも2台ある)。 それ以外にほとんどPC代わりに使用しているジョルナダ720等のPDAもある。 これらは全て無線/有線でLANに接続されている。 ①DELLのデスクトップ フルタワー、21インチディスプレイの自宅メインマシン。完全オーダー品。電源を入れっぱなしでいつでも使える状態にしている。Windows2000。新PCがセットアップできたら、メインPCの座は退き、周辺機器制御用のサーバーにする。 ②東芝のノートPC DVD/CD-Rつきのサブノート型PC。日本未発売の米国仕様モデル。仕事用のメインマシン。会社から支給。無線LAN内蔵。WindowsXP Pro。 ③IBMのノートPC ThinkPad s30。ピアノ塗装のサブノート型PC。僕の保有するPCの中では最も軽く小さく非力。1年ほど前までのメインマシン。iTunesのネットラジオで寝室BGM用。WindowsXP Home。次回の帰省時に母親にあげる予定。 ④PCデポのショップブランドの巨大ノートPC 新たに①に取って変わってメインPCになる予定。17インチ液晶つき。Pentium4 3GBHz、メモリも1GB搭載。現在セットアップ中。WindowsXP Pro。 ⑤HPのキーボードつきPDA ジョルナダ720。一応PDAに分類されるが、キーボードがついており、ほとんどPCと同じ。フルサイズのPCカードも挿せる。自宅ネットワークには無線LANで接続。外出時のエディター&メールマシン。WindowsCE。 と、まあこれらのPC類が僕の自宅のネットワークには接続されている。 ネットワークにはネットーク接続が可能なNAS(Network Attached Storage、ネットワークに直結できるイーサネットポートつきのHDD)をぶら下げ、ファイルサーバーとして使っている。 3台あるプリンタ(レーザープリンタは修理中)もネットワーク経由で使用可能になっている。 その他、設定が面倒なので、ほったらかしにしてあるPS2のLinuxキットもある(だってマニュアルなしだもの)。 本日の作業は、④の新PCのセットアップが中心なのだけれど、自宅のシステム全体としての最適化や整合性の確保、それぞれのPCのメンテナンス、ネットワーク接続形態の見直しも同時に行なう。 朝、7時に起床し、夜12時まで外出もせず、ひたすらセットアップ。 4台のPCと1台のPDAをずらりと並べ、全てを自宅LANに接続。 5台を並べると、壮観。 と、いうかただのオタクの人である。 これを機に自宅のシステム全体を最適化した。 そして、無線LAN。 3年ほど前に自宅を無線LAN化した。 有線LANは7年前。 僕が保有するモバイル系のPCおよびPDAは全て無線LAN接続である。 無線LANルーターは玄関に置いてある。 僕の自宅はマンション。 集合住宅なので、僕の無線LANルーターだけではなく、近所から漏れ出てくる無線LANの電波も拾う。 ベランダ近くの部屋では、自宅の電波よりも、「よその家から漏れ出てくる電波」のほうが強い。 そして、そのよその家から漏れ出てくる無線LANの電波経由でインターネットに簡単に接続できてしまう。 マンション型ホットスポット。 僕の電波も漏れ出ているだろうけれど、こっちは暗号化している。 僕のPCは自動的に最も強い電波を拾うようになっているので、よその家の無線LANを使ってしまうこともある。 でも・・・、ご近所さん、PCのなかも見えてますよ・・・。 無線LANのセキュリティーには気をつけましょう。 一応、マンションの自治会には注意を促すよう、報告しておこう。 僕は近所の人が僕の無線LANの電波を使ってネット接続することは全く構わない。 ボランティアのホットスポットみたいなものだ。 マンション全体をホットスポット化すれば良いのに、くらいの感覚。 フリーホットスポット。 僕のPCは全て外部アクセスができないように管理しているので、僕の無線LANルーダーを他人に使われても問題はない。 無線LANは近所さん、ご自由に使ってください。 でも、そのためには自宅のPCのセキュリティー管理には気をつけましょう。 と、いうことで朝7時から夜の12時まで延々とPCのセットアップをやりつづけ、疲れた・・・。 次に実家に帰ったら、実家も勝手に無線LANにしよう。っと(親には既に連絡済)。 会社も無線LANにして欲しいなあ。 ■2004年09月08日(水) 最強最大最重量のアホバカ仕様のノート型PCをオーダー http://www.enpitu.ne.jp/usr9/bin/day?id=99799&pg=20040908 ■2003年05月02日(金) NASを自宅に導入 http://www.enpitu.ne.jp/usr9/bin/day?id=99799&pg=20030502
村上春樹の新作、アフターダークが発売されたので読んだ。 僕たち庶民にとって、「ドラクエ」、「FF」、「村上春樹」は発売日ゲット&速攻クリア、読了が義務化されている。 薄っぺらい内容かつ活字が大きいので、あっという間に読了。 せっかくなので、感想文をamazonのレビューに書いてみた。 僕がamazonのレビューを書いたのは初めてである。 速攻でレビューを書いて送ったのだけれど、ようやくamazonのサイトにアップされた。 amazonはレビュー内容をきちんとチェックしてから掲載しているようだ。 字数が短いとやはり書きづらい。 以下、amazonのレビューに書いた内容。 『★★★☆☆ 村上春樹は既に古典なのか? オクノ総研 かつて村上春樹は時代を超越したところにいた。「アフターダーク」を読み終えた今となっては時代からズレていた、というべきか。僕は「アフターダーク」を読みながら、1,024回ほど「ダサっ!」と心の中でつぶやいた。 「アフターダーク」は村上春樹節が288ページに渡って続く「短編小説」。ジャン・リュック・ゴダールにデューク・エリントン。CDではなく、LPレコード。四半世紀の間、変わらない事が村上春樹。村上春樹は2004年に生きてはいるけれど、彼自身は1980年のままだ。 独特の静謐感は健在。現代の「動」の世界を舞台に「静」を描く。だけど、残念ながら今回はそれが成功していない。時代を超越した村上春樹ではなく、「時代に取り残された村上春樹」がここにはいる。村上春樹は既に「古典」なのか。 村上春樹は1949年生まれ。50歳半ば。現代の夜の渋谷を舞台にした小説を書くには無理がある。「世界のこちら側とあちら側」。若い読者である僕たちは「あちら側」にいて、村上春樹は「こちら側」にいる。文学は残酷だ。 アフターダークはこれまでの村上作品と比較すると難解さはない。すらすらと一気に読める。容易であるが故に、僕は違和感を憶えた。リアルな物語なのに、リアルとの乖離が大きい。 「冒頭の10行めまで」は、★★★★★。 かつての村上春樹に敬意を表し、厳しめの評価。』 ■アフターダーク 村上春樹(著) ■海辺のカフカ 村上春樹(著) ■オクノ総研 WEBLOG 2002年09月16日(月) 海辺のカフカ
2004年09月08日(水)
最強最大最重量のアホバカ仕様のノート型PCをオーダー
自宅のメインPCとして「7年」に渡って活躍してきたDELLのフルタワーデスクトップがそろそろヤバくなってきたので、PCを買い増すことにした。 僕のメインPCであるDELLのCPUはPentium 450MHz。 Pentium3でも4でもない。 ただのPentium 450MHz。 導入当時は最強マシンだった。 7年前に、DELLのBTOで、ベースが17万円だったところを可能な限りのオプションを搭載し、50万円を超すマシンとなってしまった。 当時の僕はまだクリエイターだった。 「ファイナルファンタジーで遊べる環境」ではなく、「ファイナルファンタジーを制作できる環境」を目指してシステムを組んだ。 ビデオカードもサウンドカードも最強の製品を選択した。 メモリもハードディスクも可能な限りの大きさのものを搭載した。 フルタワーなのに空きベイはひとつもない。 モニターだって21インチの巨大「ブラウン管」だ。 そこにプリンタ×3、スキャナ、サラウンドスピーカー、ウーハ、ペンタブレット、音源類等、USB機器だけでも10個以上が「USBタコ足配線」で繋がってる。 それらのシステム一式をクルマも乗せられる、という頑丈さがウリのERECTAのラックに組み込んでいる。 購入後もカード類を最新のものと、とっかえひっかえして7年間使い倒してきた。 僕はカードの抜き差しを頻繁にやるので、フルタワーのケースは開けっ放しである。 加えて、電源も入れっぱなし。 7年間に渡って酷使してきた。 でも、さすがに限界が見えてきた。 あちこちに不具合がある。 でもDELLは引退はさせない。 今後はサーバーとして働いてもらう。 お疲れ様です・・・。 システムが巨大化、増殖し、部屋の中で異様な威圧感を持ってきたので、本体と周辺機器のラックを部屋の隅に追いやり、周辺機器とともにLAN経由でサーバーとして使うことにした。 僕の自宅である2LDKは、デジタル機器があふれ返っている。 僕がネットワーク犯罪か何かの容疑者になり、家宅捜索を受けたら、確実に犯人扱いされるだろう。 「いつかはやると思ってました」 友人達もそう証言するに違いない。 買い増しのPCを物色する。 モバイル系のPCは売るほど持っているので買うつもりはない。 というか、さっさと中古で売れ>>僕 デスクトップもしくはデスクトップの代替機を中心に検討する。 日本の大手メーカー製のPCには興味なし。 ハード、ソフトともにカスタマイズされ過ぎているので、後々の改造時に不自由。 できる限り「素」のマシンが欲しい。 僕は最強かつ「素」のマシンを探した。 最終的に選んだのは、自宅から徒歩2分のPCデポのショップモデルでBTOでカスタムオーダーが可能な巨大ノート型PC。 「O'ZZIO NRW17B HT」。 僕はあちこち移動するので、できれば持ち運び可能なPCであるほうが望ましい。 常時持ち歩くワケではないが、持ち運べない事はない、というレベルは必要。 ベースモデルにパーツを自分で選択して組み立ててもらう。 ベースモデルは「ノート型」PCだが、「Pentium4 3GHz HT」に「17インチ」のTFT。 重さも4.4Kg。 異様にデカい。 ノート型ではあるが、こんなに巨大なノートはない。 PowerBookG4の17インチモデルよりも1Kg以上重い。 僕は「最強のスペックにしてください」と店員にオーダーした。 ノート型PCはデスクトップPCとは異なり、後でアップグレードや改造することが困難。 購入時点で最強のスペックでなくてはならない。 ここでお金を惜しんではならない。 ただ、ノート型とはいえ、BTOカスタムが可能なモデルなので、将来のパーツの交換は比較的容易だと思われる。 最終的なスペックは、下記のようになった。 ディスプレイ:17.0inch WIDE TFT 1440x900 CPU:Pentium4 3GHz HT メモリ:1,024MB HDD:80GB 光学ドライブ:DVD-RAM/ ±R/RW & CD-R/RW ネットワーク:1000Base-T/100Base-TX/10BASE-T その他:6 in 1カードリーダー内蔵 デスクトップマシンから見ると、たいしたスペックではないが、ノート型としては現時点では最強最大最重量のアホバカスペック。 お店でもこのようなスペックで注文する人は珍しいらしく、パーツの在庫がない、という。 パーツを取り寄せ、組み立ててもらう。 納期は約1週間。 楽しみ~。 ■O'ZZIO NRW17B HThttp://web.pcdepot.co.jp/webshop/commerce/CSfEcLastBtoGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=1033
2004年09月07日(火)
パーソナルERPが欲しい
大企業には既にERP(enterprise resource planning)が完全に浸透している。 ERPとは「生産や販売、在庫、購買、物流、会計、人事/給与などの企業内のあらゆる経営資源(人員、物的資産、資金、情報)を有効活用しようとの観点から、これらの経営資源を企業全体で統合的に管理し、最適に配置・配分することで効率的な経営活動を行っていこうという経営手法・コンセプト。一般に、『企業資源計画』あるいは『経営資源計画』と訳される」~@ITより引用~ ERPはそれぞれの企業にあわせてシステム構築をするのではなく、システムにあわせて企業を変革する。 ブティックが、「この服が着たければ痩せてきなさい。このデブ」と、言うようなものだ。 コンサルタントはこの「デブ」企業をERPにあわせてダイエットさせるための「業務改革」を行なう。 ERPシステムベンダーは大企業マーケットは食い尽くしたので、今後は中小企業への適用が必要となっている。 僕は、このERPを個人として活用したい。 PIM(personal information management)の発展版に近いイメージだろうか。 マイクロソフトのOutlookは携帯電話やPDAとの連携も可能であり、既にデファクトと化している。 Outlookはメール、スケジュール、住所管理、To Doメモを管理できる。 このOutlookを拡張し、パーソナルERPにするのだ。 ネット家電が普及期に入れば、PIM機能だけではなく、個人にもERP的なシステムが必要となる。 ネット家電やネット機器が自宅にあふれかえれば、統合的な管理が必要となる。 テレビ番組の予約録画やセキュリティー管理、といったネット家電の基本管理から、ネット冷蔵庫の在庫管理、税金や社会保険の管理、株、入出金の管理まで。 僕が個人として管理すべき内容を数え上げれば切りがない。 まずは、OutlookとMS Money、携帯電話管理ソフト、年賀状作成ソフトを統合させる。 僕はこれらのソフトを一応連携させてはいるが、統合ソフトであれば便利になるはずだ。 そして、この統合ソフトにネット家電管理機能を付加する。 当然、携帯電話から全てを操作可能にする。 PIM+ホームサーバー+ERP。 これが将来必要となる家庭用統合ソフトウエアである。 これを「PERP(personal enterprise resource planning)(C)オクノ総研」と名づけよう。 発音は「パルプ」にする。 あ、「PERP」の「E」は「Enterprise(企業)」だった。 「PIRP(personal information resource planning)」、とすべきか? いや、個人じゃなく家族でも使うから、「FIRP(family information resource planning)」のほうが正しいか? でも「Enterprise」には「統合」的な意味もあるぞ。 やっぱり「PERP(personal enterprise resource planning)」でいいや。 僕が黙っていても「PERP(C)オクノ総研」は、いずれ必要となり、開発されるだろう。 商標登録しておくべきかな。 ■ERP (enterprise resource planning) http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/erp.html
2004年09月06日(月)
ネット家電が無料になる日は来るか?
ヤフーBBがADSLモデムを街頭で配布する姿は、当たり前の風景になった。 携帯電話は1円で売られている。 これはハードウエアは無料同然に配布しておいて、あとで通信料で収益を上げるモデルだ。 このモデルは、他にも応用できるのではないのか? プリンタは既に爆安になっている。 僕は、LEXMARKのカラーインクジェットプリンタを4,980円で購入した。 LEXMARKはプリンタ本体ではなく、インクカートリッジの価格を高めに設定し、「消耗品」で収益を上げるモデルを採用している。 このビジネスモデルはネット家電にも応用できるのではないか? 冷蔵庫、洗濯機、エアコン。 消耗品、もしくは日用品に関連する家電であれば、ブロードバンドネットワークを活用する事により、ダイレクトに消耗品、日用品を購入可能なビジネスが可能となる。 ネット冷蔵庫には、日常的に在庫を確保しておきたい食料、飲料を登録しておく。 僕の場合だと、冷蔵庫には牛乳、ミネラルウォーター、ビール、氷、冷凍食品が常に入っている。 RFIDタグが食料、飲料についたとしよう。 そうすれば、冷蔵庫は在庫管理機能を持つことになる。 一定量を下回れば、直接、ネットスーパーに注文すれば良いのだ。 ネットスーパーが冷蔵庫を無料で配布する。 洗濯機には洗剤、漂白剤、柔軟剤が必要だ。 エアコンにはフィルター交換が必要だ。 ネット家電に消耗品を特定のお店に自動的に注文するモデルを導入すれば、ネット家電は無料、もしくは無料に近い価格設定を行なう事ができるのではないか、と思う。 ネット家電にダイレクトマーケティング機能をつけることにより、ネット家電製品本体の価格を無料にするのだ。 ヤフーBBのように街頭で冷蔵庫を配布する(持ち帰るには重いな)。 デジタル放送対応のTVも無料で配布する。 テレビはデジタル放送化に伴い、インタラクティブ性を持つことになる。 テレビからダイレクトにショッピングを行なう事ができることになるのだ。 だとすればデジタル放送対応テレビが無料、もしくは無料同然の価格になってもおかしくない。 僕は、アナログテレビ放送の広告モデルはHDDレコーダーによって崩壊する、と常々言っている。 録画した番組を試聴し、CMをすっ飛ばす。 TV番組を放送開始後、10分遅れで見始め、CMは全て飛ばす。 リアルタイムの放送は見ない。 民放のビジネスモデルの崩壊は秒読み段階に入っているので、早急に検討すべきだろう。 検討の余地はあると思う。 おっさん達が大好きなCRM、顧客理解も実践できるぞ。 家電業界、放送業界、広告業界、流通業の方は検討してみるように。
2004年09月05日(日)
現実化する攻殻機動隊的世界
攻殻機動隊的世界が実現可能かどうかが、気になってしかたがない。 僕は義体化よりも電脳化のほうに興味がある。 義体化は自分の身体が障害を持たない限り行なわないだろう。 だが、電脳化は技術的に可能になれば行なう。 できれば頭蓋骨に穴を開けたくはないが(そこがハゲになるから。首から脳髄接続なら許容)、メリットが大きいようであれば穴を開けて、脳に電極を埋め込んでも良い。 人柱になろうじゃないか。 僕は自分の脳のCPUパワーを上げたいのではない。 僕は自分自身の脳をネットワークに接続したいのである。 僕の脳がネットワークに接続可能になる時代には、世界中にセンサー類が張り巡らされ、地球そのものがひとつのネットワーク複合体と化しているだろう。 僕はその地球そのもののネットワークの一部になりたいのだ。 僕はネットワークとしての地球の一部となり、全体となる。 バーチャルの世界ではなく、リアルの世界の地球との一体化。 人と人とも脳が直接接続される。 他人と自分の境界線は曖昧になる。 「ネットは広大だわ (C)草薙素子」なのである。 攻殻機動隊の時代設定は西暦2030年前後である。 今から約25年後。 僕は荒巻部長(公安9「課」なのになぜ部長なのかは知らない)くらいの歳になっている。 僕らは2004年の現在、未来を超えた時代に生きている。 「2001年宇宙の旅」 木星どころか月にも最近は行ってません。AIはHAL9000どころかAIBOレベルです。 「鉄腕アトム」 設定では2003年4月7日生まれのハズだけど・・・。 攻殻機動隊的世界も2030年に間に合わないのではないか・・・。 僕は電脳化できないのか? 調べてみると意外に研究は進んでいた。 電脳化から光学迷彩まで、プリミティブではあるものの、基礎技術は既に存在する。 脳に直接電極を挿すタイプから、脳波を使用するものまである。 電脳化が可能になれば、僕は真っ先に手術をすると思う。 人柱になる覚悟はあるが、あっという間に僕だけ初期型の型遅れ人間になるのは嫌だ。 ちゃんとバージョンアップ可能な仕様にして欲しいものだ。 ■視線と脳波で操作するラジコン(映像)http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/2004/08/11/movie/tt.ram ■脳-コンピューター直結インターフェース、臨床試験へhttp://hotwired.goo.ne.jp/news/news/technology/story/20040507306.html ■視力回復に向けて開発が進む「バイオニック・アイ」http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/technology/story/20030722301.html ■マイクロソフト、「人体ネットワーク」技術の特許を取得http://japan.cnet.com/news/ent/story/0%2C2000047623%2C20069435%2C00.htm ■念力マウスhttp://www.watch.impress.co.jp/akiba/mono/minddrv.html ■光学迷彩http://projects.star.t.u-tokyo.ac.jp/projects/MEDIA/xv/oc-j.html ■PAN(Personal Area Network)http://www.sys.cs.meiji.ac.jp/~masao/Board/infosys2002/hikita/pan/pan.html P.S. 「マトリックス」はネトゲの延長線上(UI拡張版)でしかないの書かない。バイク(Ducati 998 Matrix)を買ったので満足。
2004年09月04日(土)
個人情報流出事故は内部管理の甘さによるもの
某B級クレジットカード会社から郵便物が届いた。 「ああ、またダイレクトメールか・・・」と、思い、開けずに捨てようとした。 今更、B級のクレジットカードを作ってもしかたがない。 封筒には「重要」と書いてあった。 「『重要』なダイレクトメールだろうな」と思いつつ、念のため封を開いた。 封を開くと「500円」のギフトカードが入っていた。 「この度、誠に遺憾ではございますが、あなた様の個人情報の一部が社外に流出した可能性がありますので、ご報告申し上げます。多大なご心配をお掛けすることとなり、謹んでお詫び申し上げます」 ・・・思い出した。 数年前に乱発されていた政府主導の電子マネーの実証実験に参画した際に作ったカードだった。 このカードは、随分前に解約し、細かく切り刻んで捨てていた。 電子マネーの実証実験がブームだった頃、僕はありとあらゆる実証実験にモニターとして参加していた。 その度に専用クレジットカードを作っていた。 そのおかげで、今でも自宅には無駄なICカードリーダー等の電子マネー周辺機器がある。 税金の無駄遣い。 実証実験で使用したカードは全て解約したのだけれど、僕の個人情報はしっかりと、クレジットカード会社に残り、流出していたのだった。 今や個人情報が流出していないクレジットカード会社を探すほうが困難なくらい、個人情報流出事件が続いている。 そして、そのほとんど全ては単なる「アホミス」である。 インターネット上での個人情報流出事故は個別には起き得るが、大量の情報流出は起きない。 特にネットワーク上での事故はほとんどあり得ない、と言っても良い。 犯罪者にとって、盗む効率が悪いからだ。 パケットを拾って、チマチマと個別のクレジットカード情報を集めたところで、旨味は少ない。 クレジットカード情報の流出経路は2つ。 ①外部からのアクセスによる流出 ②インターネットショップ、クレジットカード会社等における内部流出 ①外部からのアクセスによる流出 マスコミや被害企業は「ハッカーによる犯行」と言うが、外部からのアクセスは、「ハッキング」と呼べるほどのものではない。 ほとんどの場合、サイト管理者のミスである。 「URLを直接打ち込めば個人情報が丸見え」、とか、「CGIのパーミッションの設定ミス」等の単なるアホミス。 サイト管理スキルのない「ド素人」がサイト管理をしている場合である。 そして、そのアホミスはネットの掲示板を通じて、あっという間に広がる。 確かにサイト管理に特別なスキルは必要ない。 だが、「ド素人」がサイト管理をしている企業は多すぎ。 「ふぁいあーうぉーる?何それ?」 「ぱーみっしょん?聞いた事ないです」 「ウィザードのボタンを押して、ソフトについていた素材集でサイトを作りました」 スキル的に「ド素人」でも構わないが、ほんの少しでいいから、勉強してくれ。 ②インターネットショップ、クレジットカード会社等における内部流出 これは外注管理の無茶苦茶さと、内部管理の甘さから来る。 内部流出なので、システム管理の問題ではない。 人的なセキュリティー管理の問題である。 個人情報の入ったシステムは完全に他のシステムと切り離し、フロッピー、CD-R、DVD-R等のリムーバブルメディアの接続インターフェイスは全てはずす。 USBやIEEE1394の端子もはずすか、接続できないようにする。 システムはシステム管理者以外は「物理的に」アクセスできないようにする。 外注の人間がシステムにアクセスする場合、こんなこと常識だと思うのだけれど。 僕たちがコンサルティングを行なう場合も同様。 クライアント企業の持ち出し不可の機密情報を取り扱う場合、クライアントに出向き、クライアント先に部屋を用意してもらって仕事をする。 厳重な管理が必要とされる場合は、PC類もクライアントに用意してもらう。 外部からのPC、リムーバブルメディア、AirH^等は持ち込み禁止。 今後は携帯電話もPC化しつつあるので、持込禁止になるかもしれない。 更にM&Aやリストラ等、クライアント社内に対しても厳重に管理すべき情報を取り扱う場合、専用に秘密の場所に専用オフィスを借りる場合もある。 システム関係の情報流出なんて、99%は内部のセキュリティー管理体制の甘さによる人災なのだ。 クソ高いセキュリティーシステムを導入する前に、「内部の管理体制」を見直すほうが先だ。 まずは、セキュリティーマニュアルを作成し、それを厳格に適用する事。 いい加減気づけよ。
2004年09月03日(金)
確信犯としての偏向映画「華氏911」
「華氏911」を観てきた。 平日の朝イチの回だったせいか、客席は60代以上の老人ばかり。 こんなに老人だらけの映画館は初めてだ。 映画の内容は、「ブッシュはアホでマヌケ」である、というマイケル・ムーアの個人的な視点で描かれている。 ブッシュをいかに「アホでマヌケ」であるか、という点に徹底的にこだわった映像表現。 お笑い的表現で始まり、少しずつシリアスな内容へと話は進んでいく。 映画のなかでは、ブッシュとビン・ラディン一族とのつながりや石油利権について触れられているが、日本人の僕が知らない情報はほとんど何もなかった。 日本に住み、日本語のメディアから得られる情報以上の「ファクト(事実)」は出てこない。 米国の知られざる暗部を暴露する、といった内容ではない。 情報量としては日本のテレビの2時間程度の特集番組とそう変わりはない。 本来なら映画ではなく、テレビで放映すべき内容だと思う。 マイケル・ムーアはなぜ、「映画」というメディアを選択したのだろう? 僕はテレビのほうが訴求力があるように思う。 マイケル・ムーアが本当に描きたかったのは、「反ブッシュ」だけではない。 映画の後半に出てくるブッシュの「持てる者とさらに持てる者」という言葉。 マイケル・ムーアの武器としてのレンズが向かっているのはブッシュだけではなく、マイケル・ムーアを含む全ての富める米国人である。 マイケル・ムーアは「『僕たち』加害者」と言う。 この映画は徹底してマイケル・ムーア個人の視点であり、偏向している。 その偏向した視点を前提として鑑賞するのがこの映画の見方だ。 一応ノンフィクションではあるものの、マイケル・ムーアのフィルターが強くかかっている。 そういった意味で、テレビのような公共メディア(公共の電波を使用している)では描きにくい内容なのかもしれない。 「華氏911」の内容が偏向している事については、それはそれで良いと思う。 そもそも日本のメディアにだって、「客観報道」などというものは存在しない。 記者やディレクター、デスク、スポンサーによって「主観的に編集」されたものである。 全てのメディアはもともと偏向しているのだ。 マイケル・ムーア、「華氏911」は「確信犯として」偏向しているところに存在意義がある。 ■アホでマヌケなアメリカ白人 マイケル・ムーア (著) ■アホの壁 in USA マイケル・ムーア (著) ■アホでマヌケなマイケル・ムーア
2004年09月02日(木)
「イヤカラの会」結成
「イヤカラ」とは、僕の造語なのだけれど、「一般ピーポーとカラオケに行く場合、歌いたくとも、その場の空気を読み、歌うのを遠慮していた『自己中心的なイヤな曲』を歌いまくるカラオケ」である。 僕は、学生時代、新入社員時代はカラオケが大嫌いだった。 バンドをやっていたせいかも知れない。 が、気づくとカラオケ大王と化していた。 一時期は毎週末、朝までカラオケに行っていた。 店員:「お時間は何時間にいたしますか?」 僕 :「とりあえず、8時間でお願いします。あ、延長って大丈夫ですか?」 みたいな。 だが、僕はいわゆるひとつのJ-Popというものを全く聴かない。 洋楽のみ。 パチンコにハマっていた時期はパチ屋でBGMとして聴いていたので、多少は知っていたが、今は全然知らない。 音楽番組も見ない。 たまにテレビのチャンネルをザッピングしているときに音楽番組にあたってしまう時もあるけれど、速攻でチャンネルを変える。 現在のJ-Popのベストテンを見ても、半分以上は知らないアーティスト。 MP3ファイルは既に12,000曲を超えてしまったのだけれど、99パーセント洋楽。 邦楽は、ほとんどない。 なので、僕は、一般ピーポーとカラオケに行くと気を遣う。 一応サラリーマンなので、一般ピーポーの前でマニアックな洋楽は歌いづらい。 洋楽を歌うにしても、なるべく一般ピーポーが知っているような選曲をする。 僕とカラオケに行った事のある人は「ウソ吐け!、好き勝手に歌いまくっとるやんけ!」と言うかも知れないが(いや、絶対言われる。間違いない)、アレでも一応気を遣っているのである。 「びっ、ビートルズだったら大丈夫かな? ん、んじゃあ、ストロベリーフィールズフォーエバーで」 「お、オジーオズボーンはMTVで『オズボーンズ』をやってるから、メジャーだろうな。いや、やっぱり、オジーオズボーン『直』は一般ピーポーの前ではマズい。ブラックサバスで妥協しよう」 「え? 日本語の曲も歌え? ううううう。じゃあ、電気グルーヴのドリルキング社歌で」 「洋楽禁止? あー困ったなあ。 あ、筋少発見。日本印度化計画で」 と、いうことで僕は「イヤカラの会」を立ち上げる事にした。 第一回は、9月11日(土)@六本木某所だっ! 僕はこのために、洋楽の楽譜を数冊買い込み、ギターを弾きながら練習している。 ギターだけだとつまらないので、ACIDというPCでループを作成できるソフトウエアでバックトラックを作った。 ギターの音もグレードアップさせるため、PCにも接続可能なマルチエフェクターも買った。 バックトラックもOK、ギターの音もOK。 さあ、「イヤカラ」の練習、練習。 あ、カラオケ屋よりも自宅のほうが音が良いような・・・。 それに、おいっ、ACIDで作っている音はオリジナル曲やんけ、それにギターもジェフベックの曲を練習してどうするっ、それインストやんけ。 本末転倒。 ■ACID(バックトラック作成用のループ系音楽ソフト)http://www.hookup.co.jp/software/acid4.0/acid4.0.html ■GS-10(PCにもつながるギター用マルチエフェクター)http://www.roland.co.jp/products/boss/GS-10.html
2004年09月01日(水)
YMO再結成イベント「sonarsound tokyo 2004」チケットゲット!
こなさんみんばんは、あつはなついですねえ。 兵庫県の実家から横浜の自宅まで、600キロの道のりをクルマでタラタラと走り、帰ってくると、宅配便やら郵便物があふれかえっていた。 その中にハケーン! チケットぴあからの郵便物。 「sonarsound tokyo 2004」 YMOの再結成が見られる、というイベントのチケットである。 坂本龍一、細野晴臣、高橋幸宏が、「ヒューマン・オーディオ・スポンジ」として10月9、10日に恵比寿ガーデンプレイスで開催される「sonarsound tokyo 2004」に出演するのだ。 これは行かねばならない。 還暦近いジイさん3人がステージの上でパソコンをいじっている、という姿を見るハメに陥る危険は大きいが、とりあえず、チケットだけは取っておけ、と。 僕は、WEB先行予約の抽選に応募しておいたのだった。 「sonarとは、バルセロナにて1994年にスタートし、毎年6月半ば、3日間にわたり昼と夜の2部構成で行われるヨーロッパ最大のアドヴァンスド・ミュージック(テクノ、ハウス、ヒップホップ、ポスト・ロック、エクスペリメンタルなどエレクトロニック・ミュージックを中心に前進しつづけるサウンド)とマルチメディア・アートのフェスティヴァル」~sonarsound tokyo 2004サイトから一部引用~ ちなみに、バルセロナは、僕が世界で最も住みたい街ランキング第1位。 日本では、夜10時開演!で2日間に渡って行なわれる。 デジタルミュージックの見本市みたいなものか。 一般発売は9月4日(土)から。 夜行性の人及び、いまだに80年代をひきずっているおやぢは行くべし。 楽しみ~。 ■sonarsound tokyo 2004http://www.sonarsound.jp/
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