ヒカリよりも迅く


ヒカリよりも迅く

		リュカ

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■　ミントアイスの美味しい食べ方を

ミント味のアイスが食べられるようになったら
それが大人の証だと想っていたこどものころ
ハッカ味のキャンディに怯むことがなくなったら
それが成長の証だと信じていた小さなころ
あれからどれほどの時が経っただろう
またひとつ大人への壁にぶつかった
きっと辛いものが食べられるようになったら
あたしはまたひとつおおきくなれるのだと
今でもあたしは辛いものが食べられない
昔の小さな迷信めいた想いは
からだが大人になった今でも息づいている
背伸びして買おうとしたミントアイスは
いつしか平気で食べられるようになっていた
好きでもないのに見つけると手を伸ばしてしまうのは
あのころのあどけない信念のかけら
ハッカキャンディはメンソールの煙草に姿を変えて
なんの苦もなくあたしの口に馴染む
どこか苦くてせつない冷たさは
何も知らない小さなあたしの影を少しずつひたひたと灼いていく
心だけはまだおおきくなれないね
あたしはまだ無意識のうちにミントアイスに手を伸ばしてしまう
まだ大人になりきれないから
もっとミントアイスを食べようとしてしまうのだろうか
たわいもない、意味もない
ただひとつの小さなあたしの記憶が
心を置いていくなと懸命に手を伸ばして呼びかけてくる

――――――
2005年1月11日の書き殴りノートより。
一部加筆・修正。
こうしておとなになれるなら、あたしはいくらでもミントアイスとハッカキャンディを食べてやる。
心にもハッカキャンディを。
ほんの一粒探して。

今日から、22歳。
あたしのヒカリを見つけること。
あたしのヒカリを追い抜くこと。
ささやかに誓わせていただきます。
夏の日、京都は祭で賑わい。
この地でこの日に生まれたかったと小さく想い。
ここで生きてやるのだと、固く固く誓い。

誕生日、この世界に向けて、ありがとう。

2005年07月16日(土)

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■　風流人を気取ってみる日

これから川床でディナーです。
初めてです。なんやかえれー緊張します。
それっぽくなるかなと思って、とりあえず浴衣なんぞ着てみました。
緊張に拍車がかかりました。
あわわ。

待ち合わせまであと15分。
近くでお茶なぞ飲んでますが、どうも落ち着きません。
はぁー

さて、、行ってきますか。

2005年07月10日(日)

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■　ヒカリよりも迅く。

タイトルかえちゃってみたりして。
いまは鬱とか言ってる場合じゃないのよ。
たとえ鬱っ気出てきたとしても、それに気づかないくらいの速度で日常がまわってるんだから。
そんなん忘れるくらいの速さを求めて、あたしの世界をまわしてるんだから。

一日一日が、あっという間に終わっていく。
バイトがっつりで遊びもどっぷりで、なんだか自分が思うよりもずっと必死で無理してやってるのかなってくらい、毎日が過ぎ去っていく。
ここで生きてくことを決めたその日から、あたしは変わるんだと誓ってやってきた。
それからふた月。およそ60日。
変わったことは何だろう？

ボウリング場のバイトを辞めたこと。
髪の色をかつてないほど明るくしたこと(言うても大した色じゃないが)。
着る服のセンスが少し軽くなったこと。
ひとりで新しい家に引っ越したこと。
よく遊ぶ友だちが増えたこと。
付き合ってるつもりになってた人と連絡が取れなくなったこと。
週3日以上のペースで大阪に仕事に行くようになったこと。
辛いものを食べられるようになろうと思うようになったこと。
何かを「選ぶ」場面で迷わなくなったこと。
人の目を気にしすぎないようになったこと。

善きにつけ悪しきにつけ、どれもこれもきっと些細なことだらけ。
でもあたしにとっては、どれも大きなことばかり。
内的要因よりも外的要因の変化が多い。しかもかなりな勢いで。
でもね、まずは形から入るのもアリ、そう開き直ってやってきたんだ。
見える景色や環境を強引にでも変えてしまえば、気持ちだってそれに乗ってくるんだろうから。
そしてそれは功を奏したんだろう。今のあたしを疑うことなく、陰鬱な気分で振り返ることなく走ってこれた。弱い自分の影は表に立たなくなってきた。
とりあえずは、上出来だ。
次にどう変わるか、何を変えるか。
願いは未だ尽きない。

あたしはあと1週間で22歳になる。

何かを誓うにはもってこいの日。
物心ついてから、生まれた日は単なるイベントでしかなかった。
何かを想って迎えた誕生日など、おそらくなかった。
今年は違う。圧倒的にその日を待ち望んでいる。
まとまらない想いを少しずつすこしずつカタチに変えていく。
そんな7日間を過ごそうと。
22回目にして初めて、何を想う？

言葉にはならなくても、誓える何かがある。
なによりも強く想えるはずだと確かに信じている。
ほんとはきっと、泣きそな顔して必死で笑ってる。
でも絶対泣いたりなんかしないんだと、きっと子どものように意地張ってる。
そんなあたしを、全身全霊で肯定してやる。
卑屈に首振ったりしないで、全力で認めてやる。
転ぶだなんて思ってない、負けるなんて想像すらできない。
いつからか手にしてた、そしていつからか失ってた「根拠のない自信」
再び手にしたそれは昔とは確実に違う。
斃れることが怖くてびびって後ろなんか向けないんだとしても。
だからなんだ、びびりながらの全力疾走だってカッコ悪かないって。
強がりだろうと懼れの裏返しだろうと、今走っていられるってことがたまらなくうれしくて楽しくて、仕方ないんだって。
そしてそのまま、走り出したらヒカリよりも迅く先へ行けると。
そう信じたら疑わない。その迅さに置き去られていく過去も弱さもいらない。
あたしが抱えていけるだけの想いは全部抱えて。
また少し、あたしはピッチを上げて走っていける。

2005年07月09日(土)

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■　日々此れオーバーラン

働いて遊んで飲んでまた働いて恋もしてあたしはここで生きてらぁ！

生きてるんだ！

日々を全力疾走してるんだっ！！！

いままでもこれからも速度超過な勢いで
どこまでもひた走ってやるんだ！

生きてってやるんだから！

2005年07月07日(木)

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初日