ミドルエイジのビジネスマン
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2007年11月25日(日) 再会のパーティにて

10年の歳月は、中年の部長さんをリタイアさせ、働き盛りの課長さんを部長さんにし、何も知らなかった若造を自信に満ちた中堅社員に育てた。この日集った世代も様々な人々はそれぞれの会社で活躍している。中には悠々自適の人もいれば、自分のオフィスを構えている人もいる。

学閥や地縁で親分に上に引き上げてもらったり、その暗黙の交換条件として小間使いをするのではなく、多くの人が持てる能力と自分自身の努力で専門分野に身を置き、生き々々と働く時代になったのだと、グラスを傾けながらスマートに談笑する人々を見やりながら、感慨に浸った。

それぞれに思いを秘めながらも、胸を張ってプロとして生きている優秀な人達に敬意を払う。



2007年11月18日(日) パソコンディスプレーの更新

最愛の妻と子供たちが使っているパソコンの15インチディスプレーの画面が時々乱れて映らなくなると以前から言われていたので、自分の使っていた17インチをお下がりとしてあげて、お父さん用にはこれ幸いと新たにDELLの通信販売で19インチワイドスクリーンを買った。

その昔のテレビのように、突然画面が横に乱れ始めて最後には消えてしまう。画面が消えそうになった時には、枠の両端を手でしっかりと握って押さえると、運が良ければ復活する。子供たちは、すっとぼけているが、誰かがテーブルから落としたためにフレームのネジが飛んで、液晶板をきちんと抑えられなくなったのが原因だと見ていた。生じた結果を引き受けさせるという意味で、すぐに買い換えることはせずに(お金もかかるし)、我慢させていたのだが、迷惑をこうむっている「最愛の妻」のフラストレーションも昂じてきたので、更新したという訳だ。

取り外したソニーの15インチディスプレーの裏を改めて見ると、2001年8月製造と書いてある。カカクコムで安いお店を調べて、まだ童顔の子供を連れて秋葉原まで行き、街外れの怪しげなビルにある辛気臭い店に並んで買ったことを思い出した。その当時、15インチで最安値が3万5千円くらいだったのが、今はネットでメーカーに直接発注して、宅急便で送ってもらっても19インチが2万5千円だ。6年の間に、すさまじい価格破壊が起きていた。

箱の中に入っていたイラストの入った設定の説明書には、なんと12ヶ国語の説明書きがずらっと並んでいた。しかも日本語は10番目でようやく出てくる位置だ。説明書の中に世界を股にかけるビジネスの大きさと、日本の存在感の希薄さを思った。



2007年11月11日(日) BMW復活

気を揉ませたBMWは3日間の入院で快復した。メーターの不調は車載コンピュータのソフトの不調(?)ということで、プログラムを再インストールすることで直ったそうだ。他にも3日で3分遅れるデジタル時計や車が揺れると後部から聞こえてくるキュッキュッとスプリングの鳴るような音など、日頃から気になっていた箇所も直してもらった。定期点検もしてもらったので、また新車のような調子の良さだ。

3日間は代車を出してもらったのだが、それは四角のドアミラーが付いた11年前の紺色のBMWだった。塗装は色褪せ、ヘッドライトのカバーは曇っていた。ただし、足廻りは抜群だし、道路の窪みに落ちても頑丈なボディはミシッとゆがんだりしない。

11年乗ってもこれくらいの状態なら、家の車も10年乗ったとしてコンデションの許容範囲かなあと、クラッシックカーの趣も出てきた車を運転しながら思った。


2007年11月04日(日) 軽井沢のドライブ

今日も良い天気だったが、軽井沢をドライブしたちょうど一週間前の週末も紅葉狩りには絶好だった。

サンルーフを開いて走れば、空を舞う落ち葉がハラハラと舞い降りて車内に紛れ込む。森の香りが胸一杯に広がる。

東京に住んで、毎週こんなドライブをしている人も居るのだろうな、そんな想いが一瞬頭をよぎった。

歴史のある万平ホテルは林の中に落ち着いた佇まいで立ち、旧くて広いダイニングルームは大人でも抱えきれない太さの木の柱が支えている。付近の別荘も大きな木々の下に思い思いの姿で、柔らかい秋の陽を浴びていた。


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