2008年06月27日(金)  2人目は まどろみ王子 とても楽


水曜にこうティの1ヶ月検診に行ってきた。3.5kgで生まれたこうティは、すでに5kgになっていた。身長は54cmで、体重も身長もついでに頭囲も、成長曲線の平均枠の上の方をつっぱしる彼である。この時期のまなティは4kgだったので、えらくでかく見える。この調子で大きくなってくれ。


こうティ本当によく寝てくれるので助かる。1日20時間は寝てるんじゃないか。おっぱい飲んでる間以外はほとんど起きていない。

まなティのときの育児記録を見てみると、この時期のまなティは1日9時間くらいしか寝ないと書いてある。ときどき7時間なんて日もある。とにかく大変だった記憶があるが、こんなに寝ていなかったのか。起きてる間はよく泣いていたし、本当に大変だった。私も半分ノイローゼ気味だった。

赤ちゃんって、固体差が激しいと思う。手がかからない子もいればかかる子もいる。2歳くらいになると、いくら我が子でも性格的な親との相性が良かったり悪かったりってことも出てくる。良ければ育児は楽しいし、悪ければツライだろう。これはもうどうしようもない。1人や2人育てたくらいじゃ、育児は語れまい。ましてや、他人の育児に口出しなんてもってのほかだ。


そんなまなティが昨日の夜から実家にお泊りでいない。私のお産のときにまなティは実家に3日くらい泊まっていて(あとは病院に泊まっていた)、そのときはものすごく楽しそうだったのに、それはお得意の空元気だったようで、やっぱり預けられてる感があったのか、その後は実家に遊びに行くことすら拒否して私にベッタリだったが、最近は心も癒えたのか実家に入り浸りだ。すぐに「ママ、みーちゃん(私の母)家に行くから電話して」と言って電話の子機を持ってくる。子供の心は繊細だ。

ということで、昨晩は夫婦で念願のデリバリーピザを取る。まなティが牛乳アレルギーなので、チーズ物はずっとご無沙汰で、ピザのチラシを見ながらヨダレを垂らしていたんだよなー。オーストラリアではよく食べていたのに、考えてみると帰国してここ2年くらい食べていなかった。

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先週の33歳の誕生日から仕事を開始した。こうティのために平日は実家の母か父がうちに来てくれて、土曜は相方がみていてくれる。乳は前もって搾乳して冷凍保存してある。私が外に出ているのは4時間なのだが、こうティはその間ずっと寝っぱなしで冷凍乳の出番ナシなんてこともあるくらいだ。本当に手のかからない子である。

今は生徒も少ないし週に数日しか働いていないが、やっぱり仕事って楽しい。ひと月も外に出ていなかったので、電車に乗って人を観察するのも新鮮だ。自分の格好がユルユルとだらしないこととか、無駄に太っていることに気づかされるし、よい刺激である。誕生日に相方に買ってもらったバッグを持って、張り切って仕事だ。もうすぐ夏休みで忙しくなる。


こうティが私の腹から出てきて産声を聞いたその瞬間に私が思ったことは、「3人目も絶対産もう」と「この子のためにも仕事をもっと頑張ろう」だった。ずっとまなティのためにも仕事を頑張らねばと思っていたが、今回はよりいっそう強く感じた。子供を2人育てていくために、私には覚悟が必要だ。


最近思うのは、もし私が子供を作らずに仕事をバリバリしていたら、ときどきふと「なんのために働いているのか」と張り合いの無さを感じるだろうが、子供がいる生活は『張り合いだらけ』だということだ。

 子無しの私→ときどき無気力
 子有りの私→休む暇なし

どっちもどっちだが、私は後者がよい。子を持ってみて、私は考え込む暇もないほど走り続ける方が心身ともに健康でいられる気がする。


つづく。


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2008年06月16日(月)  濃厚な アイスクリーム 常備して


今日、体重は-9kgになっていたが、落ちる勢いがなくなってきた。このままではマズイぜ。私が食べているものの中で何が余分かというと、アイスである。

数ヶ月前にアイスクリームメーカーを買った。そもそもの始まりは、卵&牛乳アレルギーのまなティが食べられるアイスを豆乳とかで作ってやろうと思って買ったんだが、いざ作ってみると、まなティ、大して好きじゃないでやんの。前から薄々気づいていたけど、どうやら甘党ではないみたいだ。煎餅とかところてんばっか食べている(しょうゆと酢の味に目がない)。


それで、そのアイスクリームメーカーはお払い箱かというとそんなわけもなく、乳脂肪分47%の生クリームを使って、オイシイオイシイ濃厚アイスを作って冷凍庫に常備し、大人だけで楽しんでいるのである。

ずっと知らずに生きてきたが、アイスクリームメーカーってのは神だ。アマゾンで、これ→貝印 アイスクリームメーカー←を見つけて、安いので試しに買ってみたんだが、あらかじめ保冷ポットを冷凍庫で冷やしておけば、20分でアイスができるすぐれものなのである。しかも、材料も凝れるので無添加でめちゃくちゃ美味しいアイスができる。分量も適当でいいので楽だ。


ダイエット中(しかも授乳中)にアイスを常備はイカンよなぁ。でも、もう作らないというのもつまらんので、金曜の夜に週末で消費できる分だけ作ることにしようかと。

いいものばかりで作っているので、自分で作るアイスのカロリーを計算してみたら、恐ろしくて直視できなかった……。

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「まなティが最近悪さばかりするのは私のせい」という仮定を立てて、原因を考えてみたら、臨月頃からお腹が苦しいのでお風呂や寝かしつけを相方に任せていたり、身軽に遊んでやれなかったり、産後はこうティにかかりっきりになっていたりで、ちょっと寂しかったのかもしれんということに気づいた。ママ不足。

もう帝王切開の傷もよくなってきたので、ここ数日は毎日お風呂(シャワーだが)に一緒に入って、寝かしつけも私がやっていたら、だいぶ落ち着いてきた。今まで寝付くまでに1時間近くかかっていたのに、今は15分位でウソみたいに寝てくれる。寝る前に、「ママ、ギューってしてて」とか言っているのをみると、やっぱり寂しかったんだろう。


まなティは、人に気を遣うタイプで、寂しいときでもおちゃらけて「私だったら大丈夫よ」的な空元気な態度をよくする。ビックリしたのは、私が入院中にまなティと相方も病院に泊まっていたんだが、病室で一緒にご飯を食べているときにまなティの大好物を指して、「ママのもあげようか?」というと、「いいよ、ママ食べて」と言って、何度言っても断固として受け取らなかったことだ。いつもならもらうくせに、どうやら私が弱っているのを見て遠慮したみたいだ。

今日も、朝私がバナナを食べようとしたら、「まーティも欲しい」と言うので、手に持っていたバナナを差し出したら、「これママのでしょ? だったらいいよ」と言っていた。2歳半児が。ほかにも、お腹が大きいときも、傷のある今も、私のお腹を触らないように触らないように甘えてくるのがカワイイ、というか子供なのに気を遣っていてかわいそうなくらいだ。


今後もしばらく、「まなティの悪さは寂しさの裏返し」という目で見てみようかと思う。そして、できる限り甘えさせてやろうと。


つづく。


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・私も子供を持って初めて見えたことがたくさんあります。
 あの時の親の言っていたことはこういうことだったのか、とか。

2008年06月12日(木)  自己嫌悪 心に空しい 風が吹く


あ〜、今日もまなティを叱ってしまった。心に空しい風が吹く。ここ数日相方の仕事が忙しくて帰るのが遅いので、忙しい夜に助けが得られず、いっぱいいっぱいになっている。新生児プラス2歳児は私の許容量を超えている。


まなティを寝かしつけた後、こうティに乳をやりながら、昔読んだ子供の育て方に関する本をもう一度引っ張り出して読んだりしてみた。そのうちの1冊、親野智可等著の『叱らないしつけ』にはこのようなことが書いてある。

 子供を叱り続けると、子供の長所が見えなくなってしまう。
 子供の長所を親がうまく評価してあげられないと、
 子供は長所を表に出すことをしなくなる。

 感情を高ぶらせてまでしなくちゃいけないしつけなんてない。

 子供を叱らなくてよいシステムを作ることに頭を使うこと。

 それでも子供ができないことには、
 目をつぶる決意をすること。
 そして同時に、長所を伸ばす決意もする。

 親自身がプラス思考になる。


一度この本を読んで、なるほどと理解したはずなのに、なんかすっかり内容を忘れていた感じだ。

この最後の「親自身がプラス思考に」というのは納得だ。最近寝不足でアトピーまで出ててイライラというかゲンナリしているのだ。それに加えて、まなティもこうティが生まれて複雑な心境なんだろうな、とも思う。


凶悪犯罪を犯す人というのは共通して、「周りに自分を丸ごと受け止めてくれる人」がいなかったんじゃないかと思う。インタビューに答える容疑者の親も、たとえ立派な親に見えても、子供を丸のまんま受け止めてあげなかったんじゃないかと思う。

じゃあ、子供を丸ごと受け止めるってどういうことかと考えると、これがなかなか答えが見つからない。たぶん、厳しいか否かとか、教育に金をかけたか否かとか、そういうこととは全く無関係なんだろう。「子供を丸ごと受け止める」は、かなり難易度が高そうだ。

私は叱らないことに重きを置いているけど、叱らなければ丸ごと受け止めたことになるかと言えば、そうとも言えない。理不尽に怒るオヤジでも、子供を丸ごと受け止められる人もいるだろう(どうだろうか?)。肝心かなめの「丸ごと受け止める」ことさえ押さえておけば、ほかがある程度グタグタでもどうにかなるんじゃないか。


私はまなティを丸ごと受け止められているだろうか…。う〜ん、自分の今日の叱り方を思い返すと、ぜんぜんできていないと思う。

まなティを寝かしつけるとき、叱ってごめんね、と言う代わりに、ぎゅっと抱きしめて「まなティ大好きだよ。ママとパパのところに来てくれてありがとうね」と言うと、「まーティもママが大好き。パパもこうちゃんも大好き。家族だね」と言いながら眠りに落ちていった。

まじで泣けた。「家族」だなんて。こんなに小さいのにそんなこと考えていたのか。ダメな母親でごめん。明日からもっと頑張るからよぉ〜。


相方が帰ってきて、今日の一部始終を報告し、「まなティにイライラして、頭に血が上ったときどう処理してる?」と聞くと、「俺は、これを笑って乗り越えられたら、俺の器が一回り大きくなると思って頑張ってる」と相方。まったく相方らしいぜ。相方曰く、まなティは私たちの許容量を試しているんだと。

私たちだけじゃなく、世の中の親はみんなそれぞれのやり方で頑張ってるんだろうな。私もテンパってる場合じゃない。まなティの人生の時間の一時も無駄にしてはいかん。


つづく。


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>>「匿名メールフォーム」へのレス

・でもホント、ハンドルネームですよね〜。

・私はジャージャー牛でっす。

・最近mixiの方に流れていって、日記人口減ってますよね〜。
 enpituもすっごい人が減ってるような。
 Hさんの日記も楽しみにしてま〜す。

2008年06月09日(月)  体重が 面白いほど よく落ちる


出産して20日弱だが、すでに体重が−8.5kgだ。退院前の検診では3kgしか減ってなくて、3.5kgの子供を産んだのにイッタイナゼ??と泣きたくなったが、むくみが取れるとともにどんどん落ちてきた。母乳もたらふくあげているし。毎日体重計にのるたびに数百グラムは落ちているので、のるのが楽しみ。

妊娠中に増えた体重は11.5kgなので、産前の体重まであと3kgだ。でも、まなティを妊娠中に増えた体重がまだ戻っていないので、あと10kgくらい減って欲しいくらいだ。いや、もっと減ってもいいかも。

ということで、久しぶりのダイエット宣言。完全母乳で育てている今こそ痩せられる好機だし。とりあえず、産前の体重まであと3kgを目下の目標に落とします。

私が落とすと言ったら落とすのです。


そうそう、母乳は、まなティが半年前まで飲んでいたのがよかったみたいで、なんの問題もなく出ている。ジャージャーと。硬く張ったりもしないし、飲む時だけ乳が作られる優等生のエエ乳です。


つづく。


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2008年06月06日(金)  天邪鬼 動かすために 熟考す


臨月頃からシャキ神が光臨して、モノを捨てたり掃除したりする衝動に駆られている。産前は棚という棚の不要物を捨て、産後の一昨日は、ベランダの花を全部夏花に植え替え、昨日はベランダの掃除と窓磨き、今日はトイレや風呂など水周りをピカピカに。明日は台所でもしようかと思っている。

もともとモノがあふれているのが嫌いなので、モノを捨てるときはかなり爽快だ。モノがたくさんあっても把握しきれないし、何よりもホコリがたまるし、掃除のときあれこれ移動しなくちゃいけないのが面倒でしかたがない。「見せる収納」というのは几帳面な人にしかできないだろう。面倒くさがりは、あくまでスッキリと。

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まなティを叱らないというので徹底していたが、2歳半の今、もはやそれは無理である。軽くダメと言っても聞いちゃくれない。今教えなくちゃいけないやっていいことと悪いこと、行儀が悪いこと、失礼なこと、迷惑なことがたくさんあるのに、悪魔の2歳児は簡単に言うこときくほど甘かない。

しかしであるよ、なかなか言うこと聞かないまなティを叱った後、冷静になってみると、激しい敗北感に襲われるのである。冷静に叱ったつもりでも、後で考えてみるとやっぱり熱くなっているわけで、その自分の姿が滑稽でもある。果たして効果はあったのか…と疑問にもなる。親の威厳というものは、熱く叱らなくても持つことができるんじゃないかと思う。どうすればいいかわからんが。

やっぱり「熱くなったら負け」ということにして、いかに言葉で理解させるかというのに専念しようかと。言葉で理解させられないときに熱くなっていたが、とにかく2歳半児でも理解できる言葉を捻り出すことに頭を使って、それでもどうしても聞かないときは、「チャクチャクさんが来るよ〜!」「あと5秒できます!」と言って、5秒数えて言うことを聞かない場合はくすぐることにしている。怒るんじゃなくて笑いながら。熱くなるのは極力さける。これが案外効いて、おもちゃの片付けでもなんでも、キャーキャー言いながらやってくれる。一種のゲームである。

自分の頭に血が上ってくるのを感じるときは、脳みそに氷をのせるのをイメージしたりして、理性で冷ます。とにかく、熱くなったら負け、である。


まなティに何かやって欲しければ、「当事者にさせる」ことだと最近思う。例えば、ご飯を残らず食べて欲しいときは、一緒に買い物に行って、「お昼ごはん何にしようか」と相談しつつ、一緒に材料を選んで、「これはまなティが選んでくれたネギだね〜」などと言いながら食べる。

髪が伸びてきたのに、ピンでとめたりするのがあまり好きではないので、お店でピンを選ばせて自分でレジに持っていかせて、実際髪をとめるときも、いくつかピンを見せて、「今日の服にはどれが合うと思う?」などと選ばせてやると、案外すんなり受け入れてくれる。

昨日も窓を磨いているときに、内側にまなティが貼ったシールがあって、それをはがしていたら、天邪鬼の2歳児は「とらないで!」と激しく抗議してきたんだが、なんだか汚いし私はどうしてもはがしたかった。そこで、「ママ、この窓をピカピカにしようと思うんだけど、手伝ってくれる?」と前置きして、「じゃあ、まずはこのシールをはがそうか」とキラキラした目で(←いかにもエキサイティングなことをしようとしている雰囲気を醸し出す)提案したら喜んではがしていた。その後、窓の外側も一緒に洗ってくれた。こんな楽しいことはない、という顔で。


子育てというのは、本当に子が親を育ててくれる。


つづく。


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>>「匿名メールフォーム」へのレス

・HNて!
 HNは「こうティ」です。
 これからたくさん登場すると思います。よろしく!

・意外に回復も早くて、エネルギー余ってます。
 今回は産後ウツにもならなそうです。
 こうティ&まなティの行動日記ぼちぼちと更新します。

2008年06月03日(火)  生まれたよ 新生児って 神様だ


ご無沙汰スマン。

5月19日に破水→入院、20日に促進剤(錠剤)、21日に促進剤(点滴)で、その日の夜に3532gの元気な男の子を産みましたよ。

いやー、新生児。かっわいーの。なんなんでしょ、この世のものとは思えないこの存在感は。神様に近い気がする。

前回はヒドイ難産で、今回は大丈夫だろうと思ったら、帝王切開でやんの。せっかく子宮口10cmまで耐えたのに、分娩台で何時間いきんでもビクとも出てこず、そのうち胎児の心拍数が低下してきたので帝王切開になってしもた。

原因は、へその緒が胎児に絡まっていたことと、胎児の向きも逆だったこと(逆子という意味じゃなくて)。


なんにしても、かわいーからいいのである。2人目だから親の肝が据わっているからか、ヤツ(以下、こうティ)の性格が平穏だからか、今のところよく寝る手のかからない子である。まなティもかわいいかわいいと、こうティを受け入れ愛でている。猫のパスカリーナは前回同様無関心。

まなティが生まれたときは私も相方も必死すぎて育児を楽しむまでいってなかったけど、今回は気持ちにユトリがあるので十分楽しめそうだ。すでに3人目が欲しいとさえ思ってしまうほど。


ぼちぼち更新します。


つづく。


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