2002年06月30日(日)  どこにでも 暗い問題 隠れてる



先日、送信者不明の添付ファイル付きメールが届き、
受信と同時に添付ファイル(内容不明)が勝手に開いてしまいました。
すぐさま削除し、ウイルススキャンをかけましたが、何も出てこず。
なんだか不安でたまらない、たまり@寒村です。

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今日は、オーストラリアが抱えている大きな問題を偉そうに書いちゃいます。

これを初めて聞いたとき、びっくりしたんですが、
オーストラリアでは、どんなに健康でも仕事がない人には失業手当てが出ます。
それも永遠に。
その額の詳細は定かではありませんが、手当てだけでまったく問題なく暮らせるとか。
しかもそれだけではなく、家賃、水道代、電気代、ガス代などは、
一般の人の4割程度を支払えばいいんだと。

失業手当をもらって、普通に生活し、あまったお金は貯金したりして、
旅行に行ったり、車を買ったり、そんなことも可能なんだと。

そんな制度があるから、学校を卒業して一度も働いたことがないなんて健康な若者が、
わんさかいるらしい。
しかも、その失業手当をタバコやアルコールやドラッグにつぎ込んで、
子供に何も与えないなんて親も。

さてさて、その失業手当、国が払ってるわけですが、
国だって、何もないところからお金をホイホイ出せるわけもありません。
そう、全ては税金でまかなっています。

細かい額は忘れたんですが、ある額以上の年収(大して多くもなかった)になると、
税金で取られる額は、なんと、50%なんだそうな。
50%ですよ、50%。汗水たらして稼いだお金が、半分になっちゃうんですよ。
そんなの働かないで失業手当てもらってる方がいいじゃん、
なんて気が起きるのも当然のような。

なんで政府はこの働かない健康な人たちに、
働けと言わずお金を与え続けるか、というのが、
一番の疑問になってくると思うのですが、これをオージーに訊いてみたところ、
オーストラリアという国は、他民族国家で、宗教も民族もさまざま。
つまり、個人の事情がそれぞれ違う。
なので、「〜しなさい」ということを言えないのだとか。

これを聞いて納得したのですが、学校でもホストファミリーでも、
「イヤだったらしなくていい」という言葉をよく聞くんです。

例えば、ヘレン先生が私に仕事を与えるとき、子供に何かやらせるとき、
ホストファミリーが私に何か頼むとき、などなど……、もう何でもかんでも、
「イヤだったらしなくていい」という言葉がついてくるんです。

一見すると、個人を尊重していて自由でいいわ〜なんて感じがしますが、
これがこの国のいろんな問題の根源になってたりするようなので複雑ですな。

オーストラリアは、そのほか日本と同じ高齢化なんて問題も抱えていて、
税金のやりくりがどんどん大変になっているらしいです。
なので、これから国を支えてくれる高度な技術を持った
若い外国人を移民させようとやっきになっています。

オーストラリアは移民しやすい国だとかよく言われていて、
「オーストラリアに住みたいわ〜」と淡い希望を持った人も多いですが、
もちろんその裏には、
「移民させてやるからには働いて税金払ってもらうぜ」という下心が隠れています。
まぁ、50%の税金を取られたところで、家や土地や生活必需品はかなり安いので、
技術さえあれば、豊かな暮らしは保障されているようなもんですが。

あるオージーが言っていました、
「高度な技術がある若い移民は大歓迎。
でも、それ以外はこの国に入ってきてほしくない」と。

う〜む。外国人の私にそれを言うか?


つづく。


2002年06月29日(土)  その名前 確かにそうでも いけません



スリッパを履いて階段を下りる時、ついスリッパの中で足の指をグーの形にしてしまう。 
 はい ・ いいえ

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まいど、たまり@寒村です。

今日は、私と同じ時期に日本語教師アシスタントの同じプログラムに参加している、
Aちゃん@メルボルンがアデレードに来ているので、彼女と再会を果たすべく、
朝から電車に乗ってアデレードに繰り出してみました。

で、お昼ご飯におなじみの中華街で、飲茶を食べようということになりました。

 余談ですが、今「飲茶」を辞書で引いたところ、
 『中国茶を何杯もお代わりをして飲みながら、
 点心を食べる中国人の慣行』とありました。
 え? 飲茶は「慣行」なんですか? 初めて知りました。
 ということはつまり、「忘年会」とか「宴会」なんていう言葉と同列です。
 「忘年会を食べる」と言わないように、
 「飲茶を食べる」もおかしいことが今発覚しました。
 なので、もとい、

お昼ごはんに飲茶をしようということになりました。

2人で1件の中華料理屋に入り、メニューをもらったのですが、
それが日本語付きのメニューでした。
海外の日本語付きのものには、なにかしらネタが隠れているのが常です。
このメニューも不穏な空気に包まれています。何かを感じます。

案の定、あっさりと発見してしまいました。
点心(シュウマイや餃子やチマキなど)のメニューの一番上に、でかでかと、

「デザート」

と。

しかもお約束の「お世辞にも上手とは言えない字」で。
もともと「点心」は「お菓子」の意味だったらしいので、
そんな訳になってしまったのでしょうか。

あまりにも簡単に期待に応えてくれたので、なんだかうれしくなってきました。
まだまだあるはずです。

そのとき、Aちゃんが究極のヤツを発見してくれました。
その料理は、何かの動物のモツ煮込みのように見えます。写真の横には、

「牛のはらわた」

と。

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久しぶりの街に大興奮してしまい、なんやかやと色々買い込みました。浪費しまくり。

お気に入りのかかとなしローファー(スリッパ型)の中で、
足の指を1日グーにしていたので、スネの筋肉が痛いです。


つづく。


2002年06月28日(金)  みなさんは 何と一緒に ハンバーグ?



朝出かけるとき、庭で犬に飛びかかられて、
ジーンズのきわどい部分を泥だらけにされてしまいました。
犬たちにどこまでもなめられている(色んな意味で)たまり@寒村です。

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もうすぐ(7月4日夜)、2週間の休暇を利用して彼のいるウロンゴンに行くので、
育ち盛り(?)の男の子を2人かかえた私は、
給食センターのおばさんばりに夕食の献立を考えている毎日です。

大型スーパーがかなり遠いので、買い物の度に、
同居人のエリックに車を出してもらわなくちゃいけません。
小心者の私は、悪くて度々は頼めないので、一度連れて行ってもらったときに、
もれなく必要なものを買うということが強いられます。
失敗は許されません。(←大袈裟すぎ)
なので、今から献立を考えておいて、
買うべき食材を全て書き出しているというわけです。

とかなんとか言ってますが、野菜などはやっぱり新鮮な方がいいので、
近くの小さな八百屋で買うのですが。


ここでまたまた小さな疑問が湧いてきました。

 ハンバーグの付け合せってみんなの家はなに?

ちなみに、うちの実家は、ポテトサラダ、にんじんグラッセ、
ホウレン草のバターソテーというのが定番です。

でも、これを彼の家で作るとなると、お鍋が足りません。
どれか2品が必ず冷たくなってしまうのです。

あなたの家のハンバーグつけ合わせ案求む! 
帰りに掲示板に寄ってってくださいませ。

あ、あと、先週の金曜日(6月21日)の歯磨き対決もまだまだ続いておりますよ。
こちらも、掲示板へGOですよ。


つづく。


2002年06月27日(木)  改めて やってみました マナー考



今日、新しく入った小4の子に、
「『○×▽□◎%』って日本語でどういう意味?」と訊かれて、
まったく日本語にないような音だったので、
「それ日本語じゃないと思うよ」と答えると、
「あなたは日本に行ったことないから知らないだけ。
 私は2回も行ったことあるんだから」と言われてしまいました。
私はいったい何人なのでしょう。
「否日本人疑惑」をかけられた、たまり@寒村です。

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さてさて、本題です。
昨日鼻水をすするのが西洋ではマナー違反だということを書いたので、
今日は、世界のマナーにどう対処するかについて、
私が考えるところを書きたいと思うのです。


ご存知の通り、国にはそれぞれ違ったマナーがあります。

例えば、中国ではものを食べると、
クチャクチャと音をたてて口を開けて噛んでもOKだそうです。
これは、音を出して「食べてる感」をあらわにすることで、
料理を振舞った相手に「料理を堪能している」ということを
表現するためだと思われます。

日本では、食事中にクチャクチャ音をたてるのはマナー違反ですが、
ラーメンやうどんなどの麺類は、ズルズル音を出して吸ってもOKです。

西洋では、食事中にこれらの音を出すことは、一切許されません。
(鼻はものすごい音をたててかんでもいいのに)


ここで疑問が湧いてきます。

 疑問:オーストラリアの日本料理屋で、
    オーストラリア人と一緒にラーメンを食べるとき、
    日本のマナーを適用するか、西洋のマナーを適用するか。


 予想できる回答と理由:
  1.日本のマナーを適用する。
    理由:日本料理屋にいて、日本料理を食べるから。

  2.日本のマナーを適用する。
    理由:日本人だから、どんな状況でも関係なし。

  3.西洋のマナーを適用する。
    理由:たとえ日本料理屋にいたとしても、
       あくまでもオーストラリアなので。

  4.西洋のマナーを適用する。
    理由:オーストラリア人と一緒なので。

こんな感じで意見が分かれるところだと思うのですが、
まずは、「マナー」という言葉の定義を明らかにする必要がありそうです。

 マナー:礼儀作法にかなっているかどうかという観点からみた態度。
      (三省堂国語辞典より)


これだけではわかりにくいので、「礼儀」の定義もみてみましょう。

 礼儀:他人と交渉をもつ時に、尽くすべき敬意表現と、
     超えてはならない言葉の壁。(同じく)


う〜む。要するに、「マナー」とは、相手を敬う態度のようです。
なので、この「オーストラリアの日本料理屋でオージーとラーメンを食べる」
という状況下では、
4.の「オーストラリア人と一緒なので、西洋のマナーを適用する」
というのが正しそうです。

つまり、そこがオーストラリアの日本食屋だろうと、日本のラーメン屋だろうと、
一緒に食べてる相手がオーストラリア人である以上、
相手が不快に思うと予想される「ズルズル」という音は
たてない方がいいということです。

もちろん、このオーストラリア人が日本の文化を十分理解していて、
ラーメンはズルズル音をたてて食べるものだと分かっているので、不快に思わない
というのであれば、音をたててもまるで問題ないと思いますが。

この場合、周囲にいる知らないオーストラリア人にまで
気を遣うべきなのでしょうか???
「マナー考」はまだまだ続きそうです。

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こっちに来て、今日で丸5ヶ月になりました。
「まだ」5ヶ月です。


つづく。


2002年06月26日(水)  鼻水は ブラの中にも 潜んでる



小学校で子供たちに「コニチ〜ワ」と挨拶される度に、
なぜか「コニチ〜ワ」と一緒に訛ってしまう、たまり@寒村です。

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今日は寒かった。本当に寒かった。
(と言っても、日本の冬なんかより断然暖かいのですが)
私の鼻からは、こよなくリキッドに近いサラサラの鼻水が、
知らない間に顔を出したりしてました。

ところで、西洋文化では鼻水をすするのがマナー違反だって知ってました?
極端に大きな音でズルズル〜とすするのは、
日本でもあんまり芳しいことではないですが、
(ズルズル〜…ゴクン、はもってのほか)
子供がほんのちょっとだけ鼻をすすっただけで、
烈火のごとく怒り狂う親を何度となく見て、
西洋での「鼻水をすすること」のマナー違反度が
かなり逝っちゃってることを知りました。

鼻水様はばい菌だらけなので、
身体の中に吸って入れるという行為がいけないのは、分かる気がします。


つまり、彼らはその鼻水様を外に出すわけです。
どうやって処理するかと言うと、
映画や海外ドラマで見たことがある方も多いでしょうが、
主に、ハンカチでブビビビビ〜〜〜〜〜、とすごい音で派手にやってしまいます。
そして、そのハンカチを捨てる……のではなくて、またポケットにしまいます。
次に鼻水をかむときは、
さっきかんだ面と違う面を出してまたブビブビするという寸法です。

そう、西洋でのハンカチの存在意義は「手を拭くため」ではなく
「鼻をかむため」なのです。

私がまだこのことに気づかなかった頃、
公衆トイレでハンカチを出して手を拭いていたら、
隣にいたおばさんにじーーーっと見られたことがありました。
オージーはハンカチを持っていないことが多いので、
珍しがられてるのかなと思っていたんですが、
単に、「うわっ、こいつ汚ね〜」と思われていたんですね。

そういうわけで、ハンカチを食事の場で出すのもマナー違反なんだそうです。
これはもう、鼻をかんだハンカチか否かという主張は抜きにして、
出しちゃダメなんだそうです。
西洋人の頭の中で、「ハンカチ=鼻水」ってなっちゃってるからでしょう。

少なくともオーストラリアでは、ハンカチなんてなくたって、
トイレには使い捨ての手拭用の紙か、
ドライヤーのようなやつ(名前は知らん)が、
食事の場には布か紙製のナプキンが、必ずあるので大丈夫です。
私もお気に入りのハンカチを10枚近く日本から持ってきましたが、
ほとんど使ったことないです。全く持ち歩いてないです。


すっかりハンカチの話になってしまいましたが、
もう1つ、鼻をかむ道具として忘れちゃいけないのが、ティッシュです。

日本では、道端で「もうお腹いっぱい」というほど
ポケットティッシュをもらえます。
考えてみると、あれってすごいサービス(?)だと思います。
私たちの頭の中で、「もはやポケットティッシュは買うものじゃない」
という概念がありますが、オーストラリアでは当然ながら、
買わない限りティッシュを手に入れることはできません。

なので、割高なポケットティッシュではなくて、ボックスティッシュを買って、
数枚をポケットに忍ばせておいて、
1日中それを何度となくリサイクルする、という人が多いようです。
使い方はハンカチと同じというわけです。なんか鼻水をすするより汚い感じします。


プライバシーの保護のため、実名を出すことは避けますが、
私の最も身近なオーストラリア人中年女性Hは、
その鼻かみ用エコ(使い古し)ティッシュを、ポケットではなくて、
なんと、

ブラジャー

の中にしまっています。
なぜにそこなのかと訊かないこと。
私だってそんなもの知らないし知りたくもありません。

そして、不幸なことに、Hは鼻水がしょっちゅう出る体質みたいで、
その度に、襟ぐりから手を入れて、ブラジャーの中をゴソゴソし、
くしゃくしゃのティッシュを取り出して鼻をかみ、
またブラジャーの中にしまっています。

ときどき、両方のブラジャーの中をゴソゴソしながら
「ないっ、ないっ」としばらく慌てた後、
ズボンのポケットにティッシュが入っているのを見つけてホッとしているHを見て、
「探す順番おかしくないですか?」と問いたくなるのを
必死でこらえたりしています。

もはや、鼻水をすするのがマナー違反だとかなんとか、
そういう問題ではないような。


つづく。


2002年06月25日(火)  西洋人 あんたら意外に 若いのね


サリーの両親の家から来ている犬2匹が私のベッドに乗って、全然下りてくれません。
犬に完全になめられている(いろんな意味で)たまり@寒村です。

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先週の日記にも書いたのですが、今私の小学校はテスト期間中です。
テストをして採点するということを延々と続けていて、
平和すぎて何も日記に書くことがないので、
先週末にあった恐ろしいことを書こうと思います。


私は、6月14日(金)から、毎週金曜日の午後、
近くのハイスクールの日本語の授業にも参加しているのですが、
そこの日本語の先生に「生徒にいろいろ質問してあげて」と言われて、
家族のこととか、どこに住んでるかとか、何歳か…なんてことを質問していました。

それを聞いていた先生、私がいったい何歳なのか疑問に思ったみたいで、
(ご存知の通り、年齢不詳気味なので)私に幾つなのか訊いてきました。
私が27歳になったばかりだと答えると、
ものすごく驚くという予想通りの一連の反応を示した後、

「私はいくつに見える?」と訊いてきました。

その先生に2人の小学生の子供がいること、そして主には見かけから判断して、
30代後半だと思いました。
でも、ここはやっぱ若く言ってあげた方がいいのかなと、大人の優しさを発揮して、

「(かなり無理があるけど〈←心の声〉)30歳くらいかなぁ」と言ってあげました。

答えは、ズバリ賞でした。
あぶねぇ〜。もう少しで36歳とか言っちゃうところだった。

それにしても30歳て。
私と3歳しか違わないじゃないですか。私が小3の時、小6じゃないですか。なのに…(自粛)。

みなさん、外国人が「幾つに見える?」と訊いてきたとき、
その人の貫禄とか肌年齢とかから自分で予想した年齢マイナス10歳で
答えることをオススメします。
その後の相手の接し方が大幅に違ってくること間違いなし。
海外で生きる大人の大事な処世術の1つです。


つづく。


2002年06月24日(月)  最初から これに乗れれば よかったな



ハイスクールのスクールバスの運ちゃんとの不思議な友情はまだまだ続いていて、
(「運ちゃんとの不思議な友情」については、6月12日(水)の日記参照)
先週の水曜日の帰り、私がいつものようにバスに乗ると、運ちゃんが、

「小学校で何やってるの?」
「帰りしかバスに乗らないけど、朝はどうやって学校に行ってるの?」
「朝8時10分に、いつも帰りに降りるところで待ってれば乗せてくよ」
「高校で子供たちを降ろした後、ちゃんと小学校まで乗せてくし」

と、ナンパしてきた朝もバスに乗ることをすすめてきた。

私が毎朝乗せてもらってる小学校の先生の車はいろんな意味でイヤだった。

1.朝がやたら早い
2.拾ってくれる場所が遠い
3.車内はいつも重い沈黙
4.車内がチャイブを練りこんだクリームチーズ臭い
  (チャイブとはハーブの一種ですが、簡単に言うとネギです)

「見ず知らずの異邦人の私をタダで乗せてくれるなんて、なんてありがたいんだ」
なんて、感謝するのが正しい道徳的な姿なんだろうけど、
人間、お世話になってるからって、
常にありがたく思えるほど単純じゃなかったりする。

私は、運ちゃんの言葉の方をありがたく受け止めることにして、
今まで乗せてくれた先生には感謝を込めてお礼を言い、
月曜からバス通することを伝えた。


そんなこんなで、今日の朝からスクールバスをご利用。
朝、ちょっとだけゆっくりできるようになったし、
簡単だし、タダだし、誰にも気兼ねしなくていいし、ヴィヴァ・スクールバス。

運ちゃんは、相変わらず顔が怖い。鬼みたいなんだもん。(←カナーリ失礼)

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今日は月曜恒例、ジェニングス先生のクラスでした。
「ひとつ、ふたつ、みっつ、…」という数の数え方を子供たちに教えました。

ジェニングス先生ってば、お昼休みを利用して私の英会話の特訓をする
と言ってきかない。
今日のお題は「日本の私の家について」でした。たじたじ。


つづく。


2002年06月23日(日)  大袈裟な 歪んだ日本 教えてます


今日は、サリーの家の車庫で、
いろんな色のガラスをダイヤモンドのついたカッターで、
小さく小さく5ミリ角くらいに切って、木の板の上に並べて作る、
モザイク画作りを始めました。
私はユーカリの花と葉っぱをデザインしました。
できあがったら、出来不出来にかかわらず写真を載せますね。

<今日の懺悔>

 オーストラリアには地震がないので、
 地震についての知識が誰もないことをいいことに、
 日本での地震の被害を大げさに伝えるために、

 「地震が来たら、広場に逃げるんだよ。
  でも、地面が裂けることもあるから、安全なところはどこにもないんだよね〜」

 と、調子に乗って言ってしまいました。
 ご存知の通り、地面が裂けることなんぞめったにありません。
 もひとつおまけに、

 「日本人は地震なんて怖がらないよ」

 とも。
 実際は、夜中に地震があったらドキドキしちゃって
 朝まで眠れないこともあるくらい、
 日本人の私は地震が怖いです。

 私が帰るころのこの寒村の住民の日本に対する印象は、どんなになるんでしょ。


つづく。


2002年06月22日(土)  買う気力 萎える店員 ここにあり



今日は朝から、サリーを家に残して、サリーのママと2人で、
寒村から30分ほど離れた、カナーリ大きなショッピングセンターへ
買い物に行きました。

サリーのママは新しいメガネを探していて、私もあちこち見て回りたかったので、
午前9時半〜12時まで別行動することになりました。

前にも日記に書いたように、サウスオーストラリアは地中海性気候。
なので、冬(つまり今)は冷たい雨がよく降る。
実際に、毎日のようにシトシトザーザーと雨がよく降っている。
なので、私はこの機に雨用の新しいブーツを買おうと思い立ち、
靴屋めぐりをすることにしました。


靴というのは試着してみないことには始まらないので、
目ぼしいものを試着してみるために1件の靴屋に入ってみました。

すると、獲物を見つけたハイエナのようにすかさず近づいてくる女性店員A。
歳は24・5歳ごろ。左耳の上には、
なぜかでかい能天気な南国風の赤い造花をつけていて、
ドラッグでもやっているDJのような変なテンションと身振りで、
「何を探してますか♪」と。

私の足は22.5センチ寄りの23センチで、しかも幅も厚みもないので、
デカ足大国オーストラリアで靴を探すのは至難の業。
なので、ここは商品知識の豊富なオーストラリアの店員にお任せすることにして、
「サイズ」「ブーツの長さ」「雨用」という情報を伝えて、私は椅子に座りました。
「任せてよ♪」とDJばりに身振りつきで言って、店員Aは裏に消えました。

しばらくして現れた店員Aの手には、かなりドレッシーな靴が握られていました。
私は日用使いにしたかったので、試着ぜずに、
もちっと頑丈で歩きやすそうなヤツをお願いしました。
再び、「任せてよ♪」とDJばりに身振りつきで言って、店員Aは裏に消えました。


次に現れた店員Aが持ってきたのは、どっからどう見てもシニア用の紐つきブーツ。
とりあえず試着してみたけど、やっぱりどっからどう見てもシニア用。
「この紐のあたりがファンキーだよねぇ♪」と、店員A。
この紐のあたりがオバチックだと思うのですが。

「形があんまり好きじゃないです。もっと若々しいのはありますか?」と、私。
三度(みたび)、「任せてよ♪」と言って、店員Aは裏に消えました。


次に現れた店員Aの手には、どうみても私には大きすぎる靴が握られていました。
「これメンズなんだけど、一番小さいサイズだから大丈夫♪」と、店員A。
なにが大丈夫なんでしょうか。見てください、ブカブカですよ。

「大きすぎます」と、私。
四度(よたび)、「任せてよ♪」と言って、店員Aは裏に消えました。


次に現れた店員Aの手には、なかなかよさそうな靴が握られていました。
「これ子供用だけど、ぴったりだと思うよ♪」と、店員A。
試着してみると、それでも全然ブカブカでした。靴の中で私の足が泳いでいます。
「まだ大きいです」と、私。「え? そんなはずはないんだけど」と疑う、店員A。

靴の上からつま先部分をぎゅうぎゅう押してみて、
本当にブカブカだということを知ると、
五度(ごたび)、「任せてよ♪」と言って、店員Aは裏に消えました。


しばらくして現れた店員Aの手には、さっきのワンサイズ下の靴が握られていました。
「絶対、今度はぴったりだよ♪」と、店員A。
試着してみると、長さは丁度よくても、幅と厚みが全然ブカブカで、
余裕がありすぎます。
「足にフィットしてないみたい」と、私。

靴の上部の余った革部分を確認して、「これで大丈夫だよ♪」と、店員A。
全然大丈夫なんかじゃないですよ。「いや、気になります」と、私。
六度(むたび)、「任せてよ♪」と言って、店員Aは裏に消えました。


戻ってきた店員Aの手には、
スキー靴の下に履くようなものすごい厚さの靴下が握られていました。
「これを履けば絶対大丈夫だよ♪」と、店員A。
こんな靴下持ってないよ、と思いながらとりあえず試着してみました。
私の足はどこまでも小さいようで、それでもまだ歩くとカポカポします。

「なんかまだダメみたいです」と、私。
「え?! 大丈夫なはず!」と、店員A。「ピッタリしたのが欲しいから」と、私。
「もういいです」と言いかけた私の言葉をさえぎるようにして、
七度(ななたび)、「任せてよ♪」と言って、店員Aは裏に消えました。


戻ってきた店員Aの手には、さっきと同じ靴下がもう一組握られていました。
この死ぬほど分厚い靴下を2重に履かせようという魂胆なのでした。
人形のようにされるがままになって靴下を履かされ、
ギブスをつけたように膨れ上がった私の足を
もはや靴にねじ込むことはできませんでした。

「本当にもういいです」と、私。
「いい考えが浮かんだわ♪」と、店員A。ろくでもない考えの予感がします。
八度(やたび)、「任せてよ♪」と言って、店員Aは裏に消えました。


戻ってきた店員Aの手には、靴の中敷が握られていました。
それを靴に敷こうとするのですが、なんせ小さな子供用の靴なので、
全然靴にフィットしていません。
それでも無理やり靴につっこみ、差し出す店員A。

すでに、私の購買意欲はすっかり萎えていたので、
「また来ます」と言って立ち上がりました。
それでも、「21日以内なら返品できるよ♪」と、背後で食い下がる店員A。


もう、グダグダじゃないですか、あなたの接客。
「あなたの欲しい靴は、うちにはありません」って言ったらどうですか。
正直、あんた商売ヘタですよ。
だって、私もう2度とここへは来れないじゃないですか。

もはや、私はどこの靴屋に入る気力もなく、
手ぶらで巨大なショッピングセンターを後にしたのでした。


つづく。


2002年06月21日(金)  歯磨きは 意見わかれる 習慣だ



朝の歯磨きはいつしますか? 

 1.朝食の前

 2.朝食の後

私は幼いころからずっと1番。家族もみんな1番。
だって、寝起き時の口の中って異様に気持ち悪い。
それは、寝てる間に口の中でばい菌が増殖してるからだって聞くし。
そんなこと聞いたら、歯を磨かずに朝食を食べるなんてできないよ。

でも、2番派曰く、
「朝食前に歯を磨くと、歯磨き粉の味と食事の味が混ざってまずくなる。
 それに、出かける前に歯を磨きたい!」と。

食後に磨いたって、口の中に残る食事の後味とミント味が混ざって気持ち悪い。
(そんな理由で、食後にミント系のガムを噛むのも私はイヤ)
それは、ミント味が先か味噌汁味が先かというような違いに思える。

出かける前に歯を磨きたいという気持ちの方はよくわかるけど、
どうせ、昼食後も磨かないわけだし(もちろん磨く人もたくさんいますが)、
なにも、殺気立って朝食後にだけ磨かなくても…と思うのだ。

むむむ。。。とりあえず朝の歯磨きの意義の違いを洗い出してみたいと思います。

<朝の歯磨きの意義>
 1番派 → 口の中の気持ち悪さ&ばい菌除去
 2番派 → 食後の食べかす除去

う〜む。。。そっか。。。
2番派=虫歯さん(←虫歯になりやすい人の意)ということか?
うちの家族は誰も虫歯さんじゃないから1番だってことか?
はっきりしたような、しないような。

みなさんはどっち派ですか? ちなみにオージーは2番派が多いように感じます。

2番派さん、私の知らない2番のメリットを教えてください。
食前と食後の2回磨くのが一番いいのは明白ですが、
今回はその意見はなしの方向で。
もちろん、「磨かない」という意見もなしの方向です。

さあ、掲示板へGO!


つづく。


2002年06月20日(木)  憂鬱な 日々の中で 死ぬ英語



今日も一日中テストテストテスト。

今週の月曜日に始まった鬱はまだ続いていて、
仕事以外で1日中誰とも話したくなくて、食欲もあんまりなくて、ひたすら眠い。

同時に英語もスランプを迎えていて、頭が英文を作って排出してくれない。
言いたいことがあっても全然英語が思い浮かばない。
無理に話そうとすると、まったくもっておかしな英文が出てくる。
そこで、また落ち込んで鬱になる。

1ヶ月くらい前に、「イケル」と思ってた英会話力は、
いったいどこに行ってしまったんだろう。
すっかり退化しちゃった気がするんですけど。
一時的なスランプならいいんだけど。
この日記を読んで笑える日が来るといいんだけど。

あと14日で休暇に入るので、それまで、とりあえず耐えます。


つづく。


2002年06月19日(水)  日本語の テストで噴火 もういやだ



今、私のいる小学校はテスト期間に入っている。

オーストラリアの公立校は、1年間が4学期からなっていて、
私のいるサウスオーストラリア州では、
2学期・4学期にそれぞれテストをして、通知表のようなものを出す。
今、2学期の8週目で(2学期は全10週)、残すところ2週なので、
日本語のクラスでも、生徒の学習状況を評価するためのテストを全クラスでしている。


これが大変。テストと言っても、
子供たちは日本の小学生のようにしょっちゅうテストをしていないので、
テストの何たるかが全然まったく皆目わかってない。

ちょっと目を離したすきに、

「なんでお前は歩き回っとんねんっ」「だって、消しゴムがいるんだもん♪」

なんてことがざら。

「何か質問があったら、歩き回らずに手を上げなさい」と言うと、
ばんばん手が上がって、

「ここの答えは何?」とか
「これって、これで合ってる?」とか訊いてくる始末。

「テストなんだから、教えられないよ。自分で考えな」と言うと、
「ちっ、なんだよ」という顔をする。


日本語のペーパーテストとなると、やっぱり日本語を英語に訳すことになるんだけど、
この「訳す」というのが、これまた全然まったく皆目わかってない。
これにはかなり驚かされる。なので、先週までさんざん「訳す」練習をした。

 コンニチハ。 
 ワタシ ハ ハルミ デス。 
 14 サイ デス。
 シュミ ハ ジュウドウ デス。 <実際はローマ字です>

を、

 Hello.
 I'm Kate.
 I'm 11 years old.
 My hobby is horse riding.

などと勝手に変えてしまってる子がたくさんいた。

「違うでしょ。よく見て。14って書いてあるでしょ」と言うと、
「知ってるよ。でも私14歳じゃないもん」と答える。
「あなたのことを聞いてるんじゃないの。ハルミのことを言ってるんだよ」
「ハルミなんて知らないよ。誰?」
「誰とかじゃなくて、この文章をそのまま英語にして欲しいの」
「だから英語にしたじゃん」

と、頭の痛い問答が延々と続く。


 オニイサン ハ 13 サイ デス。

を、きちんと、

 My older brother is 13 years old.

と訳してくれる子がたまにいるんだけど、
クラスの他の子が、「あんた、お兄さんなんていないじゃん」と怪訝そうな顔をする。

「訳す」という概念がない子供に、「訳す」ということを教えるのが
こんなにも大変だということを初めて知った。
1+1がなんで2になるかを説明している心境。
「2なもんは2なんだよっ」と言ってしまいたい。


で、テストの後半では、ローマ字で書いてある日本語の文章を
1人ずつ読んでもらって、
私が日本語の「発音」と「イントネーション」を評価するというテストをしている。

私のところに4人ずつ来てもらって、読んでもらうんだけど、
その他の子供たちがどうしても騒ぐ。その度にヘレン先生(以下「へ」)が激怒する。

私:「じゃ、ストップって言うまで読んでね。はじめ!」
子:「コンニチハ。 ワタシ ハ・・・」
へ:「こらっ! そこーっ! たまりがテストしてるんだから、静かにっ!」
私:「ごめん。よく聞き取れないから、最初からお願い」
子:「コンニチハ。 ワタシ ハ ハル・・・」
へ:「何度言ったらわかるの!? いい加減にしなさい! 外で立ってなさい!」
私:「ごめんねぇ。また聞き取れなかった。2番からでいいよ」
子:「ワタシ ハ 13 サイ・・・」
へ:「まだしゃべってるの!? 今どういう状況かよく考えなさいっ!!」


ってか、お前が一番うるさいんじゃ、ゴルルァッ!!
どういう状況か考えるのはお前じゃ、ヴォケッ!!

しかもお前が作ったテストは誤植だらけなんじゃ、ゴルァ!!
「アカアサン」って誰じゃ、ゴルァ!!
「アカアサン ハ トウキョウ ニ ハタラキマス」って
どういう意味じゃ、ゴルァ!!
「コニチ」ってどこの国のあいさつじゃ、ヴォケ!!

と、イライラしながら1日を終え、帰るころには、頭がガンガンしてた。
スクールバスの中で、痛む頭に耐えながらやっとこさ家にたどりつき、
ドアを開けると、

ものすごいバニラ臭が私の脳天を直撃。

「冷蔵庫の掃除してるの。この洗剤バニラの匂いなんだ。いい匂いだよね♪」

とサリー。

オイッ、オマエラーーー。ドイツモコイツモーーー。
ゲロ吐きそうになるのを必死で抑えて、就寝させてもらいました。午後5時に。


つづく。


2002年06月18日(火)  シアワセな 誕生日は 久しぶり



おーいおいおいおいおい。。。(←大声で泣いていることを示す擬声語)
また歳をとってしまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。

えっと、今日で45歳になりました。うそ。27歳になりました。
(↑若く感じさせるための悲しいトリック)


27歳というのは、27年間生きて、28年目を歩み始めるときにもらう歳。
昨日まで26歳だったのに、「26」なんて数字、
もはや私とはまったく関係ないようで寂しい。
そして、今日初めて27歳になったばっかりなのに、
すでに28年目を歩き始めてるなんて、
いったいどういうことよっ。理解なんて全然したくないっ。

とかなんとか言いながら、本当は歳をとることをそこまで恐れてなかったりもする。
なんかほら、年齢ネタは25歳すぎの女にとって定番でしょ。
みんな喜ぶし。(←誰が?)
だからね、あえて言ったり書いたりしてみてるだけ。
この歳になれば、人間中身ですから。(と、歳を気にしてる人は必ず言う)

去年の誕生日は、家から1歩も出なかったような。
そして夕飯が親子ドンブリだったような。
「この歳になって誕生日なんて」と言っておきながら、何もなければ、
それはそれで根に持ったりするから、ホント女って複雑。
私も、去年の親子ドンブリのことをネタにするなんて、
未だに根に持ってるんだなぁ、と今気づいてみたりしました。


で、今年はどんな誕生日だったかと言うと、
先週の土曜日にサリーとサリーの両親と事務のブレンダに
小さなパーティをしてもらって、
今日は今日で、サリーのママが「パヴロヴァ」という
オーストラリアのケーキを作ってきてくれて、
(サリーのママは私の働く小学校の養護の先生です)
学校のレセスタイム(午前の20分休み)に、
事務の人たちみんなで「ハッピバースデイ」を歌ってくれて、
小さなプレゼントまでもらってケーキを食べて、
さらに、日本語の授業でも、休み時間の校内でも、あちこちで、
「ハッピバースデイ」の歌を聴くことができました。
(当然ながら「ガッコ外エイゴ」にもUPした
 「ヒップヒップフラーイ」が何度も聞けました)

家に帰ると、サリーがプレゼントとカードを持って待っててくれていて、
さらに、日本にいる友達や親からも「おめでとうメール」が届いていて、
なんだか幸せな誕生日でした。


私はひたすら1日中照れたようなだらしない顔をしていて、
つくづく主役向きの人間じゃないんだなぁということ実感しまくりました。

そして、夕飯は、野菜たっぷり焼きそばを作って一人で食べました。
私にぴったりの結末。


つづく。


2002年06月17日(月)  鬱なので 一切の感情 消してます



朝、目が覚めると、もう何もかもがどうでもいいような気分だった。

私ってこういう気分にたまになるけど、いったい何が原因なんだろう。
何かイヤなことがあったわけでもなく、いつもと同じように寝て、
同じように目覚めただけなのに、ひたすら鬱な朝なのだ。

今日は、体調も芳しくなくて、シャワーを浴びても一向に目が覚めた気がしない。

愛想笑いも、無理して輪に入って英語を話そうとするのも一切止めて、
外界からの情報はできうる限りシャットアウトして、
よいことも悪いことも何も感じないようにして、今日1日過ごそうと心に決めた。

今日は月曜日で、ジェニングス先生のクラスの日だったけど、
先週中に準備しておいたプリントを使って、支障のない程度に授業をし、
その他の時間も適当にやり過ごして、さっさとスクールバスに乗って家に帰ってきた。

午後5時頃、早い夕飯を食べて、パジャマに着替えて、お化粧も落として、
それからは、ひたすらベッドでゴロゴロしていた。
そのおかげで今はだいぶよくなってきたけど、まだ本調子じゃないので、
明日もおとなしくしていようっと。

人生が楽しいと思えるかは、環境とか努力とか気持ちの持ち方とは
関係ないのではと最近思う。
それはもっと大きなものに支配されている気がしてならない。
だから、鬱なときはどうにか浮上しようなんて思わずに、
波に身体を預けてたゆたうのが一番。

関係ないけど、鬱のときはリスニング力が半減する気がするんだけど。
これから検証してみます。

嗚呼、今日で26歳ともお別れだわ。涙


つづく。

※サーバーがダウンしていなければ、
 これから「おいしいレシピ」と「ガッコ外エイゴ」を更新します。


2002年06月16日(日)  結局は ホムペの更新 できません


今日は昼から、サリーが友達の子供の誕生日パーティに出かけたいたので、
私は一人リラックスした1日を過ごした。

昼過ぎに、サリーのママとパパがテレビのアンテナを直しに来たときに、
サリーのママが「オレンジケーキ」のレシピをくれたので、
早速チャレンジすることに。

なかなか上手く出来上がりました。
かなり簡単で美味しいので、早速「おいしいレシピ」に載っけます。お試しあれ。

そして、とうとう English のページに「ガッコ外エイゴ」をスタートします。

私の英語のネタ帳には、
こっちに来てから毎日ちょびちょびと書きためていった英語の表現がかなりあるので、
暇さえあれば更新していきたいと思います。

うっ。今早速更新しようとしたら、メンテ中で更新できず。。。
メンテが多すぎるって理由で「さく×2」を出たのに。結局サーバー運の悪い私。
ってことで、「おいしいレシピ」&「ガッコ外エイゴ」は明日以降に更新します。

そんなこんなで平和な1日でした。


つづく。


2002年06月15日(土)  日本食 初めて食べる 人を見る



来週の火曜日(18日)が私の誕生日なので、
今日、サリーが予約していたくれたアデレードの和食レストランに食事に行った。
来てくれたのはサリー、サリーの両親、学校の事務のおばさん(ブレンダ)。
私も入れて5人の小さなお誕生パーティ。

さてさてその和食レストラン、
「相撲ステーション」というベタな名前で、
ロゴマークが右手にドンブリ左手にお箸を持って、うん■座りしているお相撲さんで、
入り口が鳥居の形になっていて、店内にはスマ●プの曲が流れていたことを除けば、
まずまずな感じでした。
シェフのうちの2・3人は日本人だったみたいで、味も量も大満足。
お客さんも結構入ってたし。(ただし日本人は皆無)

面白かったのは、料理が出てくる度に、
目玉が飛び出すほど目を見開き固まる私以外の4人の様子。
中華やタイ料理は結構メジャーになってるけど、日本料理はそれほどでもないらしい。
特に、私のいる寒村の住人にとっては、
中華料理だってそれほどメジャーじゃなかったりする。


最初に出てきたお寿司の舟盛りでみなさんいっせいに凝固。
私がどうやって食べ始めるか固唾をのんで見守る。

私がお箸でサーモンのにぎりをとってお醤油をちょっとつけて口に入れると、

「それ、生?」と恐る恐る訊いてくる。
「生だよ」と言うと、「じゃ、これは?」とまぐろを指差す。

「それも生。全部、生」と言うと、ようやく堪忍したのか、
めいめいにお箸を持って、お寿司を取ろうとする。が、うまくつかめない。
お箸を両手に1本ずつ持って、持ち上げようとしてみたり、突き刺そうとしてみたり。
見かねて、「お寿司は手で食べてもいいんだよ」と言うと、
「なんだよ、早く言ってよ」ってな感じでみんな手で食べ始めた。

しばらくすると、舟盛りの横に置いてある小皿に乗ったガリを指差して、
「これ、何?」と訊いてくる。「甘いしょうがだよ」と教えてあげると、
「私、しょうが好き♪」とブレンダが1枚とって口に入れる。そのまま凝固。
私が「甘い」と言ったのがいけなかったらしい。。。だって甘いと思うんだもん。


そんな感じで食事は続き、コースも佳境にさしかかったとき、
お椀に入ったお味噌汁が出てきた。
これまでは、手づかみかお箸を1本ずつ両手に持って解決してきた日本の料理。
熱い汁物ではそうもいかない。みんなお椀の中身をまんじりと見ながら凝固。

気を取り直して、「これ、ホウレン草?」と
お味噌汁の中のワカメを指差しながら明るく訊くサリーに、
「海草だよ」と答えると、再び凝固。西洋人は海草が苦手な人が多い。

私がお椀を手に持って、お椀の縁に口をつけて飲むと、
「なんだ、持ち上げていいのか」とほっとした様子で
お椀を持ち上げてお味噌汁を飲み始める4人。
でも、中身がなかなか口に入ってこない。
お箸1本でワカメをひっかけてすくい上げる。これは成功。
お箸1本の上にお豆腐を乗っけてプルプルしながら持ち上げる。
これは失敗(私でも無理)。

「フォークもらう?」と何度訊いても、
「いや、いい」と言って頑張っていた4人だけど、
しびれを切らしたサリーがウエイターに
「フォーク1本ください」と言うのを皮切りに、
「1本じゃなくて、2本」「いや、3本」「4本だ」と次々にギブアップ。
それからの食事は当然のごとくすごーくスムーズでした。

そんなこんなで一波乱も二波乱もあってテーブルの上は無茶苦茶になってたけど、
最終的にはみんな初めての和食を楽しんだみたいだった。
私も久しぶりの和食をお腹一杯食べられて、大変満足でした。


プレゼントに、クッカバラ(ワライカワセミ)の小さなぬいぐるみを
みんなからもらった。
サリーのパパが、一目見て私にぴったりだと思って買ってきてくれたらしいんだけど、
サリーのパパはものすごくシャイで
人とあんまり接しない人だというのを知っていたから、
なんだか涙が出るほどうれしかった。
この小さくて白くてポヨポヨしたクッカバラを大切にします。


え? いくつになるか知りたい?
134×(349+298)÷3211.037 歳です。


つづく。


2002年06月14日(金)   「小学生」 と言った相手も 小学生



今週は、小学校の授業で、
「着物」と「袴」がどんなもので、どんなときに着るかなどを教えている。

教室には着物姿の女性とか、七五三の子供の写真なんかがあるので、
それを見せながら説明するわけだけど、
私も、七五三と成人式の写真を日本から持って来ているので、それも生徒に見せる。


ヘレン先生が、私の7歳の七五三の写真を子供たちに見せながら、
「これは、たまりが7歳のときの写真です」と言うと、

「か〜わい〜い♪」と、子供たちは口々に言う。(いい子いい子)

ヘレン先生が、私の成人式の写真を子供たちに見せながら、
「これは、たまりが20歳のときの写真です」と言うと……、

子供たちはいっせいに私の方に顔を向け、
無言のまま上から下まで舐めるように私を眺めた後、怪訝そうな顔で、

「あんた、いったい今いくつ?」

と、のたまう。
生徒は私をいったいなんだと思っているのだろうか。友達か?


今まで一番言われたことのある年頃は、高校生。次いで中学生。
ちなみに、今までの最年少記録は、小学校6年生。

若く見られるのは大いに結構。だけど、小学生って。。。
それは若く見られてるのとはちょっと違うのでは。私の何かが違うのでは。

来週で27歳になると言うのに、これでいいのか、私。
27歳の目標は、「大人っぽい女になる」って今決意したっ。
でも、いったいどうすればいいの? まずはシークレットブーツとかかな、やっぱ。


つづく。


2002年06月13日(木)  貼ったヤツ 一歩前に 出てきなさい



あ゛〜〜〜〜。

今日、学校で変なものを見つけてしまった。前はこんなものなかったはずなのに。
いつの間に誰の手によって、こんなものが。。。


うちの小学校の日本語の教室は、学校が始まる前と放課後は、
スクールケア(親が働いている子供たちが遊ぶ教室)となる。
で、軽いおやつなんかも出るので、教室にキッチンがついている。
そのキッチンのシンクの向かいの壁にそのブツ発見。

それは、
日本で撮られたとみられる写真をネット上からプリントアウトしたA4版のもので、
全部で6枚ある。
どれも一見アイディア商品のように見えるんだけど、
日本でそんなもの見たことない。ギャグだと信じたい。


【1枚目】
 背広姿の50過ぎのおやじが、赤ちゃんを抱っこして、
 哺乳瓶でお乳を上げている。
 ここまでは、よしとしよう。(背広姿というのがひっかかるが)
 問題はその哺乳瓶の形と場所。
 ブラジャー状のものに、ミルクの入ったおっぱい型の哺乳瓶が2つついていて、
 先には、ピンクのゴム製乳首がついている。
 このおやじは政治家かなんかで、
 「男性も育児をしよう」というようなことを訴えようとでもしてるのか。
 だけど、赤ちゃんがその哺乳瓶に見向きもしていないのが痛々しい。

【2枚目】
 女性がお箸を持って、ラーメンを食べている。ここまでは普通。問題はそのお箸。
 お箸の手で持つ部分より上に、ニョキッと小型扇風機がついている。
 そして、その女性がお箸でつまんだ麺に風がちょうどあたり、
 麺を冷ましているという構図になっている。
 ある意味欲しい気もするが、重そうだから、やっぱいらない。

【3枚目】
 女性が鼻をかんでいる。その女性の頭には、
 トイレットペーパーホルダーが。ああ悲し。
 そのホルダーは、太い紐のようなものが
 女性のあごの下をぐるっと回る形で固定されている。
 そして、その女性はトイレットペーパーをホルダーとつながった状態で使用中。
 ああ、馬鹿げてる。花粉症の人もこんなの欲しがったりしないでください。
 これは、お願いではなく命令です。

【4枚目】
 赤い傘をさしたOL風の女性の全身写真。
 傘の縁に透明のビニールシートがついていて、
 その女性をすっぽりくるぶしまで包んでいる。
 ちょうど横断歩道で信号待ちをしている構図で、
 当たり前のようにそこに存在するのだ。もうなにもコメントすまい。

【5枚目】
 目薬を点そうとしている女性。
 レンズの入っていない黒ぶちメガネに小さなロートが固定されているわけだ。
 はぁ〜。。。
 
【6枚目】
 電車の中で居眠りする女性。彼女は頭に赤いヘルメットをかぶっていて、
 後頭部には、やや柄が短いトイレ掃除用のスッポン(正式名は知らん)
 がついている。
 そして、頭の後ろのガラス窓に吸盤部分がくっついて固定されている。
 さらに、悲しいかな、ヘルメットの前頭部分には、
 10cm×15cmほどの黄色い看板のようなものがついていて、
 「西荻窪についたらおこしてください」と書いてある。。。
 なぜに西荻窪。。。


全てが痛い。痛すぎる。
どの写真も、本当にふつーの人が街中でふつーにそれを使ってるような写真で、
「私たちの国ではこれが当たり前ですが、何か?」と言いたげな冷めた目をしている。

子供たちは完全にそれが日本だと信じてしまうだろーが、ゴルァ。
こんな目立つ所に、誰が貼りやがった、ゴルァ。
そして、誰がこんなくだらねー写真を撮った、ゴルァ。

今日の日記は全てこの目で見たノンフィクションです。
しつこいようですが、ネタではありません。あしからず。


つづく。


2002年06月12日(水)  小心は 嫌いじゃないよ 意外とね



今日はサンサンと日が照ってたかと思うと、突然空が真っ暗になって、稲光が走り、
ものすごい風とともに横殴りの豪雨となり、また、日が出てくる。そしてまた豪雨。
というおかしな天気だった。

まるで私の心のようだなぁと思ったので、
今日は私の心の動きを書いてみようかと思う。


く覚えてないけど、明け方悪い夢を見ていたらしく、
目覚ましが鳴ったとき、まだ真っ暗の部屋で目を覚まし、
なんだかすごく悲しくて、寂しくて、孤独で、
どうしようもない気分になってしまった。
今日学校行くのいやだなー。ウツダー


ャワーを浴びて、服を着替えた。
今日は、おとといシドニーで買った紺のタートルネックセーターと、
同じくおととい買った黒のファー付コートを着て学校へ行った。
毎日教室でガタガタ震えてるのに、今日はぜんぜん寒さを感じなくて、
なんだかうれしくなって、心まで温まったような気がした。
身体が温かいってシアワセー


昼休み、サンドイッチと一緒にミルクティーを飲もうと思って、
先生たちでごった返すスタッフルームの冷蔵庫から牛乳を取り出そうとしたとき、
手が滑ってしまい、牛乳パックを自分の足の上に落としてしまった。
今日はたまたま夏にアデレードで買った
お気に入りのかかとなしローファーを履いていて、
牛乳がローファーの上に溜まってて焦った。
被害は少なかったけど、床にも牛乳が飛び出てた。

「あいつ、自分の靴から拭いてやがる」と思われたらいやだなぁ、
と、とっさにどうでもいいことを考えて、
ペーパータオルでまず床から拭いて、その後で靴を拭いた。
顔を上げると、誰一人として私を見ている人はいなかった。
そうだよね、誰も見ちゃいないよね。
人の目ばかり気にしてる自分を不甲斐無く感じて、
さらに、牛乳パックを落としたとき、結構大きな音がしたのに、
誰も気づいてくれなかったことにちょっと悲しくなった。
ま、どうでもいいことだけどね。ウツダー


の後、事務所で事務のおばちゃんたちとお昼ごはんを食べたけど、
今日は結構英語が聞き取れる日にもかかわらず、
話の内容が私にまったく無関係だったので、
ほとんど理解できなくて、一人ポツネンと取り残された気がした。
自分の知ってる話題に持って行ける人もいるのかもしれないけど、
私にはできない。ウツダー


りに、ハイスクールでスクールバスに乗るために、
小学校を出たとき、目の前の道に、
ちょうどハイスクールに向かっている私の乗るバスが通りがかった。
運ちゃんが私を見つけてくれたので、小学校の前でスクールバスに乗ることができた。

最近、私の乗るバスの運ちゃんと私の間に、
暗黙の不思議な友情のようなものが芽生えてる。
その運ちゃんは、厳めしい顔つきの60前後のおじさんで、
笑った顔を見たことがない。ちょっとコワイ。
だけど、密かに異国人の私をいつも気遣ってくれていて、
本当はバス停でもないのに、サリーの家に一番近いところで私を降ろしてくれる。
道ですれ違ったときは、サッと一瞬だけ手を振ってくれたりもする。
些細なことだけど、シアワセー


日はいつも買っている料理の月刊誌の発売日。早速、スーパーへ。
「袋はいらないです」っていう英語がわからず、
雑誌1冊でもいつも袋に入れてもらってた私。
先日、オージーが Don't worry about a bag. と言っているのを聞いて、
そっか、I don't need a bag. じゃなくて、そう言うのかと納得したものの、
たったの1回しか聞いたことがない英文なので、
小心の私は自信が持てず使えずにいた。

今日、その雑誌を買うとき、勇気を振り絞って使ってみたら、あっさり行けた。
1つの表現が私のものになったような気がして、うれしくなった。
もう次から余裕で使えるよ。シアワセー
(ちなみに、I don't need a bag. もOKだって。ネイティブチェック済み。
 でも、Don't worry about a bag. の方が思いやりがある感じするね)


ーパーで、雑誌とマフィンを3つとカスタードタルトを1つ買って、
家に帰りつくと、また外は暴風雨。
ふと、「小学校を出るとき」「バスを降りてスーパーに行くとき」
「スーパーから家に帰るとき」
と私が外を歩いてる間は1滴も雨が降っていなかったのに、
その他は嵐のような豪雨が吹きすさんでいたなぁと、ということに気づく。
なんだか神様に見守られてるような不思議な感じがした。シアワセー


速おやつにしようと紅茶を入れて、マフィンにかじりつく。
パサパサしちゃって、激マズー。なんだか、機械で大量生産した悲しい味がした。
昨日からずっと食べたかったのにぃ。ウツダー


も、カスタードタルトの方はあたりで、ウマー。
見かけはあんまり期待できそうにもなかったのに。シアワセー


そんなふうに、些細なことで、小心者の私の心は重くなったり、はずんだりします。
もっとどっしりとした精神力を持ちたいな。でもやっぱ今のままがいいや、
と思う今日この頃。


つづく。


2002年06月11日(火)  これでもか ブルーな飛行機 どこまでも



本当は昨日の日記に書いたんだけど、あまりに長くなりすぎてしまったので、
今日の日記のネタにしてしまった「昨日あったこと」を書きます。


5月31日の日記に書いたブルーな飛行機のことを覚えていますでしょうか。
そう、初体験だったヴァージンブル●についての日記です。
「忘れちゃった」または「読んでない」という方、まずは、ココ「前編」ココ「後編」
読んでおくと今日の日記をより楽しめます。(保証はできませんが)


行きがヴァージンブル●なら帰りもヴァージンブル●。涙
今日もシドニーのメイン空港からずっと離れた、
やっつけ仕事の1階建てのしょぼい建物から飛行機に乗りましたよぉ〜。

ヴァージンブル●も2回目なので、もう何も驚くことはあるまいと思っていた私を、
あっさりと裏切ってくれたのです。ヴァージンブル●。
さすがは、私が見込んだブルーな航空会社だけのことはある。
前回よりもさらにパワーアップしてくれました。


飛行機に乗ると、
「この便のパイロットは○○、フライトアテンダントは△△、□□、××です」
なんて機内放送が流れる。
今まで、外資系の飛行機に乗るときよく聞いてなかったから、
他の航空会社がどうなのか知らないけど、
ヴァージンブル●の場合、

「この便のパイロットはスティーブ、フライトアテンダントはリンダ、
 カーリー、メリッサ、キャシーです」

というようにファーストネームで紹介される。
これだけでも、日本人の私にはかなり不自然な感じがする。
だって、これをまるっきり日本バージョンに置き換えてみると、

「この便のパイロットは健二、フライトアテンダントは美幸、聡子、陽子、弘美です」

と言っているようなものじゃないか。機内は一転お水系の店と化す。

当然のように、ヴァージンブル●のフライトアテンダントの胸についた名札には、
そのまんま、「リンダ」「カーリー」「メリッサ」「キャシー」
と書いてあるだけで(もちろん英語で)、苗字の頭文字さえもない。


飛行機が離陸する前、緊急時の救命胴衣などの使い方などの説明が、
彼女らの身振り付きで行われるのは当たり前の光景。
ヴァージンブル●が他の航空会社と少しだけ違うのは、

「緊急時の説明をいたしますのは、機内前方がリンダ、前方寄り中央がカーリー、
 後方寄りがメリッサ、一番後方がキャシーです」

という機内放送が流れる。まるでアイドルのような扱いなのだ。


まぁ、ここまでは前回乗ったときと同じだし、よしとしよう。
だんだんと雲行きが怪しくなってきたのはこの後なのです。
飛行機が着陸する直前、驚くべき機内放送が。

「着陸後、フライトアテンダントのカーリーが歌います
 本日この便を利用された方はラッキーですね

ハァ???? ナンデスト????????
モイッカイイッテクダサイ。
ナントイイマシタ? ワタシエイゴワカラナイヨ。

私の頭をパニックにしてしまうほどこの機内放送は威力がありました。
このときばかりは、私の聞き取った英語が間違っていることを願ったりして。
しかし、私の願いもむなしく、着陸後あっさりその歌が始まったのでした。
別に上手くもなんともないただの素人の歌が。ゲッソリ。

乗せる側がそのノリなら乗る側も同じ。歌が終わったあと、拍手が起こり、さらに、

「メリッサは歌わないのか〜っ?!」とか「リンダ出て来〜い!」
という男たちの上気した声。そして、女の乗客たちの冷ややかな目。

コ、コワイヨォ〜〜〜。ここはいったいどこなの〜〜〜?
私はいったいどこに迷い込んでしまったの〜〜〜?


ヴァージンブル●のやり方がすっかり読めた気がしました。

「スチワーデス」という言葉は差別用語だ!
彼女たちは見世物じゃないんだ!

という時代の流れに内心ウンザリしていた男性たちの心をワシヅカミにするべく、
勇敢にも時代の流れに逆行し、スッチーをアイドル化し、
そして男たちを固定客にしてしまおうという魂胆なのでは。
ヴァージンブルーの機体に描かれた「ほとんど裸体」の女性の絵しかり、
男好きしそうな、若くてハツラツ元気な美人ぞろいのスッチーしかり、
全てはそういうことだったのか。

それなら、プレハブの待合室で、搭乗券がペラッペラのレシートで、
イヤホンで2.5ドルとって、機内食も有料にして、
メインの空港から遠く離れたしょぼすぎる空港で、
それなのに、航空券がちっとも安くない理由が理解できる。
要するに、付加価値をつけてるってわけなのね。
アメニティーがどんなにしょぼくても、お客を寄せる自信があるというわけなのね。


ちなみに、私が見てきたことにウソ偽りはありません。
ネタなんかじゃなくて、れっきとしたノンフィクションです。

今回の教訓:一度乗ったくらいで知った顔をするな、と。
      そして、もう二度と乗らない、かも。

ところで、「スチワーデス」というのを中国語で
「空中飯盛女」と書くというのを聞いて、
「そりゃヒドイ」と思ったことがあるのですが、これって事実ですか? 情報求む。

---

飛行機の話を書いたので、調子に乗って前々から疑問に思ってたことを
2つ書こうと思う。

【疑問1】
 飛行機が滑走路まで移動して離陸するまでと、
 着陸準備に入って着陸するまでの間、
 機内の電気が消えるのはなんでだろう?

最初に私が考えたのは、
「離陸や着陸に、ものすごいエネルギーがいるから、
 電気に使っているエネルギーをもエンジンにまわすため」
という小学生なみの馬鹿げた理由。
電気ごときにそんなにエネルギーを奪われているはずがない。

【疑問2】
 飛行機の中はどうしてあんなに寒いんだろう?

私なんかは、そのために毎回完全防備の格好をして乗るんだけど、
それでも手足が冷たくなって感覚までなくなってくる始末。
上空の空気が冷たいのは分かるけど、
それなら暖房をもっと利かせてくれればいいのに、と思うのだ。


この2つの疑問に対する答えは、未だ見つからないままだけど、
私の頭に浮かんだ恐ろしい理由をここに書くことをお許しください。

「離陸&着陸時電気が消えるのは、その時が最も墜落しやすくて、
 墜落したとき、暗い海などに投げ出されても、
 暗さに目が慣れている必要があるから。
 機内が寒いのは、墜落したとき、
 痛みをできるだけ感じることなくあの世に行くため」


わ〜ん。飛行機嫌いな人、拍車をかけちゃってごめんなさい〜。
あくまで、おバカな私の言っているたわ言なので、忘れてください〜。
(忘れられるかっ!)


口直しに、ヴァージンブル●の機内食のお値段でも書こうかなぁ。>(´▽`;)

コーラなどの缶入りソフトドリンク=2.5ドル(175円)
ミネラルウォーター=2ドル(140円)
コーヒー・紅茶=2ドル(140円)
カクテル類=6ドル(420円)
その他のアルコール=5ドル(350円)
小袋入りナッツなど=2ドル(140円)

どれも店頭の2倍といったところだろうか。思ったより高くない。
でも、普段タダのものにお金を取られていると考えると、やっぱ高いなぁ。
(気分悪いのもう治りました? ビクビク)

---

調子に乗って、もう1つ書いちゃいます。

ヴァージンブル●のスッチーがファーストネームで呼ばれていることに関連して、
昨日あった似たようなこと。


昼過ぎにシドニーのカフェでお茶をすることになって、スタバに入った私たち。
彼が席を取ってる間に、私はオーダーに行った。

店員:「マグカップが出払ってるから、紙コップでいい?」
私:「もちろん」
店員:「コップに書くから名前教えてもらえますか?」
私:「『たまり』です」
店員:紙コップにマジックで『たまり』と書きながら、
  「ありがとう、たまり。じゃ、たまり、そっちで待っててね」

う〜む。。。不快ではないけど、なんか違和感があるなぁ。


西洋文化は苗字より名前を大事にする。
しかも名前には、日本語の「…さん」「…ちゃん」という呼称をつけようがない。
だからみんな呼び捨て。
どんなに相手が年上のおばあちゃんであろうと、
親しくなって、「ブレンダって呼んでね」と言われれば、
「ブレンダ」と呼ぶしかない。

これが、小心でコテコテの日本人の私にはなかなかできない。
「こんな若造の私が呼び捨てにするなんて、なんか悪いなぁ」と思ってしまう。
いつか、これにも慣れる日が来るのだろうか。う〜む。


つづく。


2002年06月10日(月)  シドニーで とうとうゲット 冬の服



とうとう寒村に帰ってきてしまいました。
次の休みまでたったの23日なので、
今回の彼との別れは前回ほどの辛さではなかったかな。
とは言え、やっぱ寂しいのであります。涙


今日は昨日の予告どおり、朝からシドニーに出かけた私たち。
(午前8時半出発のはずが午前10時出発になったけど…)
私の乗る飛行機が午後7時25分出発の便だったので、
それまで買い物でもしまくるか、と。

昼についたので、まずは中華街で飲茶をたらふく食べて腹ごしらえ。
そのあと中華街にある洋服屋でとうとうコートをゲット!
お尻の真ん中くらいの長さの黒のウールのジャケットで、
取り外しできるフードにファーがついたもの。
私は身体が小さくて童顔なので何を着ても子供っぽく見えるんだけど、
これはなかなか大人っぽくって、一目で気に入ってしまった。

それから、マーケットシティーというチャイナタウンにあって、
かなり大規模な市場のようなガラクタ市に行く。
そこでダッサダサの「オーストラリア」と書かれたキーホルダー(70円)を購入。
こういうの欲しかったんだよねぇ。あくまでもネタでね。

それからマーケットシティーの上に行って、
タートルネックの紺のセーターとグレーの厚手のカーディガンを購入。

とうとう、冬服を買えてしまいましたっ。

それから、ものすごく寒い日用に、スーパーで70デニールの黒タイツを2つ購入。
これは、ズボンの下にコッソリと履く予定。足が冷えるとなかなか温まらないもので。


今日は「クイーンズバースデイ」で祝日なので、
店が閉まってるかなぁと思ってたんだけど、
さすがチャイナタウンの店。ガンガン開いていました。
アジア人は休みの日に店を閉めるような意味不明なことはしませんっ。
みなさん、シドニーに来て、日曜や祝日に買い物しようと思ったら、
各地で開かれているフリーマーケットか、チャイナタウンに直行しましょう。

そんな感じで買い物を満喫して、これまたチャイナタウンで夕飯を食べて、
ブルーな飛行機で下界に戻ってきてしまいました。
空港にはサリーではなくてサリーの両親が迎えに来てくれてた。
サリーは具合が悪いんだと。
明日からまた現実を見つめて生きていきます。涙


つづく。


2002年06月09日(日)  日曜日 どこもはよから 店じまい



今日は朝からシドニーに繰り出す予定が、結局、
寝たのが朝だったということで、中止。
明日の朝(明日はクイーンズバースデイで祝日です)、
シドニーに繰り出すことにしました。
(↑計画倒れな人生)


そんなこんなで、天気もいいことだし、とにかく外に出てみようと言うことで、
午後4時前(おっそ)、彼と2人でウロンゴンの中心街に歩いて行くことに。
でも今日は日曜日、オーストラリアの店という店は早く閉まるのです。

中心地にやっとのことで到着すると、街は当然のように閑散としていました。
別に今日は買い物に来たわけではないけど、
ここまで店が閉まっているとやっぱり寂しい。

結局、中華料理の店でおいしい中華の夕飯(兼昼食、兼朝食)を食べて、
遅くまでやってる大型スーパーでちょこちょこっと必要なものを買って、
中華食材屋さんできくらげを買って、タクシーで帰ってきました。

そんな平和な日曜日。

最近のウロンゴンの天気は、昼間は日が照ってポカポカして、
夜は嵐のように風が吹きすさぶと言った変な感じです。

---

明日は日中シドニーで買い物などをして、夜の便で寒村に帰ります。
次にここに戻ってくるのは、3週間と3日後。
つまり、23日後の7月4日(木)です。たぶん、あっと言う間でしょう。

それまで、「おいしいレシピ」のページの更新はたぶんお休み。
(7月4日までにまた何を作るか考えておきますね)
でも、それ以外のページはできる範囲で更新していきたいと思っております。
特にオーストラリアのページと英語のページを重点的に。

あと、もちろん日記更新は毎日やりまっす。(今度は本当に)


つづく。


2002年06月08日(土)  人生で 大事なことは なんですか?



「社交性は必要か否か」

という問いの答えをココ最近なんとなく探そうとしてるんだけど、
なかなかはっきりとした答えにたどり着けない。
まぁ、答えなんてないと言ってしまえばそれまでだけど、
考え出すと止まらなくなってしまう。

私は社交性というものがあまりない。
あればあったで損はしないと思うけど、今のところ必要性を感じない。

一人で本を読んだり、調べ物をしたり、料理をしたり、
HPを更新したり、何か書いたり考えたりしているだけで、
毎日十分刺激的だし、全然退屈せずに時間を忘れて過ごせる。

友達はもちろんいるけど、私が一緒に出かけたりする友達は限られていて、
そのほとんどが1対1の付き合いで、大人数でワイワイということはめったにない。


人が「社交性はあった方がいい」と言うとき、
社交性にメリットがあるから言っているのだと思うので、
そのメリットについてちょっと考えてみた。

<メリットその1>
「他人からいろんな刺激を受けて自分を成長させることができる」

<メリットその2>
「世の中にいろんな考え方を持った人がいることが分かる」

<メリットその3>
「1人では得られなかったチャンスを得られるかもしれない」

(ソフトヒッキーの私には、これくらいしか思いつかないので、
 他にあったら教えてください)


<メリットその1>に関しては、
刺激に対する感受性の個人差によるのではないかと思う。

毎週末どこかの集まりに参加しないと刺激を受けられない人もいれば、
仕事場で接する人とか数人の友達に会って話を聞ければ十分いろんなものを吸収して、
さらに、その他の自由な時間で自分の中に取り込むという域まで
達することができる人もいると思う。

例えば、私は海外のあちこちに行っていろんなモノや人を
見ているつもりだけど、海外に行ったことがなくても、
私なんかよりもずっと世界のことが見えている人はわんさかいる。
つまり、どれだけ見たかではなくて、
どこをどのように見て、どう自分の中に取り込んだかが重要だと思うのだ。


<メリットその2>も<その1>と同じタイプのものだと思う。

私の場合、今までの人生で出会った人、
親戚関係、学校関係、仕事関係、旅行関係、友達関係、ネット関係、
その他にも、読んだ本とか調べたものとか、
数の上では決して多くはないけど、
世の中は十分多様で、同じ人やモノなんて1つもないってことは、よくわかる。


<メリットその3>も言いたいことはよくわかる。
チャンスというものは他人から与えられることが多い。

確かに顔が広ければ、何かといい話は入ってくるのだと思うけど、
1人ではなし得ない何かを目指すようになって初めて、
社交性を持つようになっても遅くないように思う。
それに、「1人では得られなかったチャンスを得られるかもしれない」
というのは、あくまでも「チャンスが欲しい」という見地に立った考えであって、
誰もがチャンスが欲しいと思っているわけではない。

昔、広告代理店でバイトをしていたとき、
そこのワンマン社長が小馬鹿にしたような口調でよく言っていた。

「サラリーマンが生きてる世界は狭い」と。

でも、それは顔が広くないと生き残れない広告代理店の社長としての意見であって、
広いと思うか狭いと思うかは価値観の差によって変化するもので、
「絶対的に」広いとか狭いというのはないと思う。
1サラリーマンとして幸せに生きていれば、それでいいではないか。


もう1つ思うのは、
人には社交性がある時期とそうでもない時期があるということ。

学校だのサークルだのコンパだのバイトだの旅行だの友達との交友だのを
思いっきり満喫する時期もあれば、
充分時間をかけて自分と向き合う時期もある。


そんなふうに考えていくと、

「社交性は必要か否か」という問いには、

「個人の感受性による」
「時期による」
「目指すところによる」


というような曖昧な答えが導き出される。

これは、どんなことにも言えることで、
「こうあるべき」というようなことを人に言うことは、
決してできないのだなぁと思う。
その人の立場に立つことなんて不可能なんだから。
もちろん、その人によって被害を被っているときは話は別なんだけど。


人生の美学は人それぞれ。
いろんな人がいていいと思う。


つづく。


2002年06月07日(金)  更新だ レシピのページ はまってる



>明日からまともに日記更新しまっす。

なんて書いておきながら、またもや3日もさぼっていた私。。。
どうも一日中ネットにつなぎ放題の環境の方が、さぼる傾向にあるみたい。


今回熱中しているのは、もちろん HP 作成と更新。
今日も「おいしいレシピ」を2つ更新しました。
昼間と夕方に、おとといの夜作った「ビストロチーズケーキ」を。
そして、夕飯後に、まさに今日の夕飯に作って食べた
「ピリ辛ワンタンスープ」を。
なんてタイムリーなページでしょ。そして、私はなんて暇人なんでしょ。
他にやることないのか、と。


「おいしいレシピ」はちょっと凝った構造になっているのにお気づきでしょうか。
それぞれのレシピの材料の欄でピンクに文字の色が変わるものは、
クリックするとその材料の詳細を右上に出る小窓で見ることができます。
主に、オーストラリアのどこで手に入るかとか
どんな性質の食材かということが書いてあります。

自分がレシピブックを見ていていつも困るのが、
初めて聞いた食材の姿形が想像できなくて、買いに行っても見つけられないこと。
そんな問題を密かに解決しようと思った次第なのです。
今まででてきた小窓は全部「食材Bank」に箇条書きでためていくつもりなので、
ご利用くださいませ。(これから作りまっす)


そんなこんなで夜も更けて参りました。
明日も頑張って更新します。


つづく。


2002年06月06日(木)  どうしてよ 私に買い物 させてよね



今日は昼前からウロンゴンの中心へ彼と一緒に買い物へ。
冬物の洋服を今のうちに買っとかないと、アデレードで凍え死ぬことウケアイなので、
半ば脅迫されたような気分で買い物に出かける。
(それでもやっぱり買い物は楽しい)


アデレードってオーストラリアの南の方にあるだけあって、やっぱり冬は寒いんだと。
しかもウエットな感じの寒さなんだと。
なんと言うか、スキー靴の中の靴下のような感じ?(←分かってもらえるかしら)
いつまでたっても体の周りがジメッと冷たくて、一向に温まらないんですわ。
オーストラリアの冬はそんなに寒くないから
分厚いコート類はいらないって聞いてたのによぉ。
確かに、ここウロンゴンは夜はさすがに気温が下がるけど、昼間はなかなか温かい。
私がいるところは、名実ともに「寒村」ってことなのか?


そんなこんなで、買い物三昧。コートやセーター類をごっちゃりと。

と景気よくいくつもりだったのに、結局1枚も買えなかったっ。
いくつか試着してみたんだけど、「これ」と言う感触が得られず断念。
「よさそうな感じなんだけど、なんかココがねぇ」というものは、
たとえ安かったとしても、後々大事にしないので、よくない。

私が知る限りでは、オーストラリアって、
同じブランドの店舗が1つの街の中にいくつかある。
だから、売ってる服の種類も必然的に少なくなっちゃうわけ。

とかなんとかゴタゴタ言ってる場合じゃないんだよなぁ。
本当に冬が来ちゃってるんだから。
どうするんだろ、私。

一応、日曜・月曜とシドニーに滞在する予定なので、そのときに賭ける。

---

午後3時半から彼は授業が入っていたので、
2人でタクシー乗り場に行こうとしていると、
怖いオージーのおじさんに遭遇。

私たち2人が話す日本語を聞いて、

「英語を話せ! オーストラリアに住んでるんだから!」

とすごい剣幕で怒鳴りながら、私たちについてくる。
コワイィィィ〜。

途中でいなくなってくれたからよかったけど、
ものすごい人種差別主義者だったんだろうな。


こっちに来て、あからさまな人種差別をされたのは初めてだけど、
旅をしてて人種差別されたことはしょっちゅう。

「博愛」だの「ヒューマニズム」だの言っても、やっぱり人間。
「差別」は頭の中に当然のように組み込まれた意識なんだと思うのです。
だから、「私は差別しません」なんて言ってる人の方が、
よっぽど差別を意識しちゃってて差別的と感じるのですがどうでしょう。

---

彼の大学のショップでカレーのレシピブックを購入。
昨日のチキンコルマカレーで本格カレーに目覚めつつある私。

そんなマイブームにもかかわらず、今日の夕飯は純和風。
炊き込みご飯とお味噌汁と肉じゃが。
炊き込みご飯は水が多かったみたいで柔らかくなっちゃってた。
しかも味が薄かった。がっかり。。。


「おいしいレシピ」スタートしました。
まずは、「中華風ミートパイ」でも召し上がれ。


つづく。


2002年06月05日(水)  満腹で ダイエットについて 考える



今日も朝からホムペの更新作業に追われる。
肩こりが深刻になってきました。
私って1つのことに熱中しだすと、
とことんまで止められないタチなんだよな。。。


今日の夕飯はチキンコルマカレー。(インドのカレーです)
夕食後はチーズケーキも作った。
今回は成功したみたい。今冷蔵庫で冷やしてるところなので、
明日の朝、切って写真を撮って、「おいしいレシピ」に載せますよ。
チキンコルマカレーも食事前に写真を撮ったので、しっかり更新します。
(この食事の前に写真を撮るって作業がめちゃめちゃ難しい。
 お腹が空いてるから、ついついパクッといっちゃうんだな)


ところで、私はオーストラリアに来て、日本でやってた食事制限というのを
しなくなっちゃったんだけど、不思議なことに体重が増えない。

昔、芸能人の誰かが『ア●アン』かなんかのダイエット特集で、
「私はダイエットしようと思わなくなってから太らなくなりました」
ってなことを言っていて、
「は? 何言っちゃってるの? むかつくなぁ。
 お腹に虫でも飼ってるんじゃないのぉ?」
なんてカナーリ卑屈なことを考えてたんだけど、今はその気持ちが分かる気がする。

もしかして、
「私は太ってる。ダイエットしなくちゃ。あれもこれも食べちゃだめ」
って思うことが、想像以上に精神的なダメージになっていて、
歪んだ食欲を生むんじゃなかろかい。


私の短い人生を振り返ってみて(「短い?」と言わないように)、
太ってる人(ぽっちゃりは太ってるうちに入らない)って、
人前ではあんまり食べない気がするんだよね。
人の目のないところで食べる。ひっそりと。

私は高校2・3年生のころ、
結構太ってて今より10キロ近く多かったんだけど(暴露)、
そのときは、別に特大お弁当を食べてたわけでもなくて、
どっちかって言うと、サイズも中身もダイエット用って感じのお弁当だった。
んで、私がエネルギーを摂っていたのは、夜中のお菓子。
受験勉強しながら、チョコだのポテトチップだのこれでもかってくらい食べてた。
それで、食べた後、ものすごい後悔が襲ってくる。
もう2度こんなことはしないと誓って、次の日の食事を減らしたりする。
そうすると、やっぱりお腹が空くから、夜中に同じことを繰り返すわけだ。


3度の食事(バランスのとれたもの)を規則正しく、
満足するまで食べるようにすると、
一時的に体重が増えたりするんだけど、しばらくするとそれも落ち着いてきて、
食事制限をしてお菓子を食べてたときよりももちろん健康になって、
身体を動かしたくなってきて、
ホルモンバランスがとれてきて肌つやもよくなって、
脳にもすごくいい刺激が行って、精神的にも安定してくるんじゃないだろか。


ま、そんなこと言っても私は医者じゃないし、あくまで推測なんだけどさ。
少なくとも、「食べること」が罪悪だと思うことだけは止めようと思う今日この頃。


つづく。


2002年06月04日(火)  お引越し まだまだ続くよ どこまでも



やっと形になってきましたがな。ニューホームページ。

5月31日の夜にウロンゴンに着いて、
さっそく、マイPCをランにつないでもらって、
それから、5日間、昼夜を問わず引越し作業に追われてました。

作り出すと、夢がどんどんふくらんで、
いろんな技術を駆使したくなっちゃうもんですねぇ。
結局、アデレードの寒村でオフライン作業で作っていたものは使えない部分が多くて、
画像なんかもほとんど全部作り直すハメになってしまいました。
ホームページ作成支援サイトにかじりつき、
途中泣きが入って、投げ出したりしながら、
勉強で忙しい彼にも大いに助けてもらって、
ようやくイメージ通りのものができてきた感じ。

まだ肝心の中身ができてなくて、リンクを貼っていませんが、
新しいところでは、「オーストラリア〜こんな国です」「ガッコ外エイゴ」
「おいしいレシピ」(いずれもタイトルは仮)
というようなコーナーを作ろうと思っています。


もうお気づきだと思いますが、
英語の疑問に答えたりする毛色のものを排除してしまいました。
こっちでは、じっくり回答を作ったりする時間や環境を得られないし、
かといって、帰国まであちこちが閉鎖している状態も
気持ちが悪いので思い切ってなくしちゃいました。
ということで、タイトルもガラッと変えてしまったわけです。

その代わり、オーストラリアに来てから知ったことや感じたことを、
「オーストラリア〜こんな国です」や「ガッコ外エイゴ」で
紹介していきたいと思います。

また、日本語の本が全然読めないという理由で「読書の世界」を休止し、
代わりに、最近はまっている料理のための
「おいしいレシピ」というコーナーを作ろうと思っています。
ここでは、私が作ったり創作した料理のレシピを
写真つきで紹介できたらいいなぁと思っています。
今日もさっそく、お昼ごはんに作った中華風おかずパイの写真を
デジカメで撮ってみました。
このレシピはこれから書きますね。おいしかったので、みなさんお試しあれ。


そんな感じで、引越し作業はまだまだ続きそうです。
毎日、彼のフラットにこもりっきりで、PC以外でしてることと言えば、料理くらい。
でも、ひっきーの私としては、これがかなりしあわせ〜なのですわ。

明日からまともに日記更新しまっす。
今日の夕飯は、ナスとミンチと竹の子の味噌炒め。


つづく。


2002年06月03日(月)  完食が 料理好きには 報酬だ



今日も引越し引越し引越し作業。。。


今日は夜、エリックに車を出してもらって、
「ドンファン」というアジアの食材屋さんとスーパーへ。

もうね、ドンファンサイコー。
中国、日本、その他アジア各地の食材が所狭しと置いてある。
(もちろんアジア人経営)
日本の輸入食材屋なんて目じゃない感じ。
「これもあれば買おうっと。でもたぶんないだろうなぁ」
って思ってたものが全部手に入った。
油揚げとかワンタンの皮なんかも買えたのだ。ほくほく。

そんなこんなで、今日の夕飯はタイ風グリーンカレー。
竹の子の缶詰とジャスミンライスを使ったので、かなり本格的なできだった。

それにしても、たくさん食べてくれる人にご飯を作るのってやりがいある。
ここには、お腹を空かせた男の子(?)が2人もいるので、
作りすぎちゃっても、「おいしいおいしい」って、必ず完食してくれるのだ。
料理好きにはサイコーの環境ですな。


つづく。


2002年06月02日(日)  空腹時 料理をしては いけません



今日もHP引越し作業。。。


夕飯は、ビーフストロガノフ。
お肉屋さんが閉まっていたので、冷凍庫の牛ミンチを使った。
これはこれで美味しかったんだけど、
ビーフストロガノフじゃないものができた。
しかも私も彼もあまりに空腹だったから、煮込む部分を省いてしまい、
なんだか水っぽかったな。リベンジあるのみ。


つづく。


2002年06月01日(土)  やっぱりさ 料理三昧 楽しいな



HP引越し作業に追われてた。


昼食は、市販のパイ生地を使ったおかずタルト。
中身は、ハム、マッシュルーム、ネギ、トマトのペスト、
サワークリームと卵のソース。
これはいつ作ってもアタリ。いつか「おいしいレシピ」に載せますよ。

昼過ぎに、チーズケーキを作った。目を離したすきに焦げてた。美味しかったけど。
これはリベンジ図るんで、レシピはそのときまでお待ちあれ。

夕飯は、牛肉の生姜焼き。
生姜を酢と砂糖と塩に30分くらい漬けておくと、辛くなくておいしく食べれる。


PC以外は。料理ばっかしてるな。
そんな感じです。


つづく。


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