2008年07月22日(火)
向日葵の芽を踏めやわらかき足よ たわめて、ぱんと空へ放たれるために 青さを待っている みずけの全くない風に、緑色の影がふえてゆく あなたの声はまだここにあるけれど だんだんと遠くなってゆく 真っ白なたまごが生まれたら 届けに行かなければならないだろう せめて、かけらを 2008年07月09日(水) 胎を蹴る君の足待つ夏の庭 はらをける きみのあしまつ なつのにわ ********* 白い庭のその土が、 生まれたての君の足にやさしくあるように 向日葵の種をかってきた 背たかく伸びたその葉が、 君のために日影をつくるだろう どれほど日差しがきつくとも 私の手のひらと共に 静かな日影をつくるだろう |
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