迷い心


2003年04月28日(月) 羅列

繰り返し吐き続け
ひたひたと足跡をつけ
同じ時間を歩まずも
同じ歩調を繰り返す

夜毎杯を煽り
喉が焼けぬも
嗚咽を絡ます

三度の眠りが引く頃に
砂城も形忘るる

連続の狭間に落ち込み
安息を得る
潰えぬ夢を
誓わぬ夢に




2003年04月24日(木)

その恋を
あなたは刹那的と言うかもしれない

だけれども

死を思うことが出来る生も刹那的

短いからこそ
その中で恋をする



けど

刹那的な人生の
さらに刹那的な恋

そんなの無いに等しいかもね


とも思う




2003年04月23日(水) もう良いんだよ

がんばりも
努力も
もう良いんだよ

あるがままで

それでも好きで
なにも出来なくて
抱き締める事も出来やしない

無理をして壊れていく君を
抱き締める事すら出来ない

無力でどうしようもない

自分が無くした力と資格を今更ながらに思い起こす

僕には何も出来ない

後悔? 無力感? 孤独感?

ただ悔いるように絞り出されるように涙が流れる




2003年04月22日(火) 雑文

日の沈んだのちの寒気
夜の静けさ
欲するも浸れぬ眠り

過去よりの調べ
巡る感情
蘇らぬ写真
リアルな心証

人工の灯に染まる生活
青ざめる肌
衰える視力
衰える思考
能率の増すルーチン

効率を求め
人を捨てる

甘えはマイナスに繋がり
数字という結果は心身を
鋭利な鍛え上げた刃物に
美しさに目を奪われるが
血は通わず

精神的だけな疲れは
かえって目を冴えわたらす
眠りを眠りを
夢を夢を

体力的疲労を他に求める


時計の音だけを認識する


血と煙と汗の臭いが蘇るような本に浸る

それもまた一つの夢さね




2003年04月21日(月)

前日眠れなかったせいか
仕事が終わり、帰途に着くと嘔吐感に包まれる

家に帰りデンドルミン一錠と軽い食事を摂る
すでに体と心の制動は奪われつつあるが
片付け途中に見付け今日読み終わった
戦闘妖精 雪風(著 神林長平)の続編 グッドラック戦闘妖精雪風を探すが見付からない
諦めまだ未読の本 アフリカン・ゲーム・カートリッジズ(著 深見 真)を見付ける
これを閉じつつある眼で読み続けながら眠る事にする

頭が重い
体が溶け冷めつつある鉛のようだ
じきに意識も

世界よ おやすみ

壊れる前に修復させてくれ
せめて心だけでも




まだ眠い 寝起きは憂鬱




2003年04月20日(日) 弟 (携帯)

ゴイステの最後のシングル聞く?

いらない

あれ?好きだったよね?

一回ライブに行ってさ

うん

MCが長いんだ

どれくらい?

曲 演奏してるのと同じくらい
それ以来なんか聞く気無くした

はっ なるほど




2003年04月19日(土) 因る物(携帯)

何時から握り始めたか
どんなモノかは忘れた

けど
失わないように
落とさないように
逃がしてしまわぬように

きつく握りしめてる

どんな形だったか
まだちゃんと握り締めているのか
確認は取れない
気を抜けば多分無くしてしまう

僕は宝物を持っている
その事実を疑う事すら忘れさせるような宝物




2003年04月16日(水) やぁ

寝着けてるかい?
夢を見てるかい?

アルコールに酔えてるかい?

規則正しいリズムは安定をもたらしている?


全て飲み込み
消化し吸収し糧に

毒も
悪夢も
絶望も
眠りと共に

踊り狂い発散してしまえ
震えはきつく握り締め自分すら抱き締めてしまえ




2003年04月14日(月) 久々に日記でも(携帯)

地元に戻り2週間が経つ。

仕事は多くしかし効率、生産性は極端に悪く感じる。
自転車操業的に日々を送り中途半端な改善をつらね働いた気になる。

いまだ開梱されぬ荷物に囲まれ埃の中に眠る。

昨晩酒を買って帰った。
ただ飲みたく酔いまぎらわせたかった。
頭をにぶらせ沈んだ意識を麻痺させる。

夢見ぬ眠りが時間を飛ばす。

この地の空気は肌にまとわり付き歩みをにぶらせる。
時間は意識する間も無く過ぎ去る。




2003年04月08日(火) (携帯)

目覚め活動し
眠り目覚める

繰り返し繰り返し繰り返す

思考が潜り込む隙間は無く
ルーチンワークに司どらるる

白のタブレットによる誘いは甘美で
かつてのまどろみを蘇らす

久しく忘れていた夢心地

閉じたまなこに浮かぶはいつの情景か

いつかの語らいを反芻し
眠りに落ちよう

戻らぬ時を進ませ
新しい明日を待とう

夜気を吸い込み
闇にこの身沈ます

独り眠る


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