翠の日記

2003年04月29日(火) ぼたん祭り

 趣味の園芸5月号で、ぼたんの記事を見ていたら欲しくなりまして、白(白王獅子)と紅白混じり(島錦)の2本セットを通販で申し込もうか思案中でした。
 時期柄、電車の吊り広告には上野東照宮での「ぼたん祭り」のポスター。ということで、母妹と3人で行って来ました。花はちょうど見頃で、ぼたんはやはり、大輪が綺麗ですね。 古典的な色だけでなく、黄色やピンク(どうみても合成着色料使用に見える)があって、豆緑という緑のぼたんは時期がずれているためみられませんでしたが、なかなかに華やかでした。(名前も華やかで、ネタになりそうなものも…。)
 出口でぼたんの鉢植えを販売していたので覗いていると、妹の「これが良い」の声。名札を見ると、『不借金』…『フシャッキン』なんです。「あと、あれとかあれ」と指し示す花すべて『不借金』…当たり前です、同じ色と花の大きさなんですから。「1株で借金が返せちゃうくらい高級ってことなんだよ」とは言うもののさすがに、考えてしまったようでした。
 結局、「勉強しておくよっ!」というおばさんの声に乗せられて、蕾が5つ付いた島大臣という「これぞ牡丹色」の鉢を買ってしまいました。身の丈80cmくらいの鉢を担いで、上野公園を歩くのはちょっと恥ずかしかったけれど、まあ満足の買物でした。



2003年04月28日(月) 蛇の夢

 悪夢では、最近どうも獣づいてるみたいです。蛇が獣かというと違うんですが、感覚的に。
 百貨店出店のため(このへんがすでに夢)、ブツを仕入れに出かけたときのこと。買付け(?)から早く戻らなくちゃと走っていると、道にゴロゴロと蛇が転がってるんです。その大きさが尋常じゃないんです。頭が人間と同じくらい、胴が直径20cmの、しかも無残に引き千切られた死体ですよ!
 それでも、「これ、死んでるんだよな」と避けながら走りぬけるんですが、中からむくりと起き出すヤツがいてですね、全速力で走って、避けて、何とか無事に着きました。
 「一体どうしてこんなことに」と夢の中で思ってるんですが、頑なに現実だと信じている私に、毎回感心します。「似たような夢を見たことがある」と思いながら、コレを夢と思わないのはどうしてだろう? 不思議です。常に現実と認識しているという前向きな性格なのかしら?(自分で言うか)
 蛇といえば、毎年6月ごろ家に出没するんですが、今年もそのくらいかしら? 昔は脱皮した皮を財布に入れたりしたものだけれど、さすがに最近はそんなことはしなくなりました(笑)



2003年04月26日(土) ぱたぱたはためく

 今朝の起床は5時…。何の音だろうとぼんやりしてたら、障子がたてている音でした。ここは室内なのに何故?と、問うまでもなく、湿気で伸びた障子が隙間風で「ぱたぱた」と鳴っているのでした。
 しかも、私が最近寝床としている場所は四面障子という部屋なので、四方からぱたぱた…ええい、うるさいっ! 覚めてくると、風が雨戸+ガラス戸を鳴らす音と重なって、もう眠ってはいられません。でもせっかくの休みなので、意地になって起き出しはしないんですけれど、かなり無意味…。
 
 



2003年04月24日(木) ダブルス

 テニスは高校の体育でやったことがある程度で、特にダブルスにはあまり良い思い出がありません。
 基礎練習のあと、男女混合で経験者と初心者を組合せて、試合を行ったのですが、初心者の私はまったく動けなくて、パートナーに迷惑の掛けどおしでした。
 前にいても、手が届く範囲の球しか返せないんですよ。球がラケットに当りさえすれば、ちゃんと?(力の抜けた弾まないボレーで)ネットを越えるんですけれど、彼は1人でダブルスやってるようなものでした。
 負け続けても、すでに諦めてるようで、怒られたりはしませんでしたが、さすがに全試合終わった後に、「今期の成績、覚悟してた方がいいよ」と言われました。うぅ…ごめんなさい。
 そして、私の嫌なところは、シングルスだと勝てるんですよね。さすがに経験者には敵いませんが、絶対評価をつける教師だったのでソコソコの成績を貰い、本当に彼には申し訳なく……。本当にダブルスって難しいと、思ったものでした。
 そんなテニスの授業で楽しかったのは、フォームの綺麗な男子が2人いたこと。容姿も爽やかで、「綺麗だなぁ」と思って見ていたら、隣のクラスメートから同じ声が聞えてきて、「やっぱりそう思う?」と、あれこれ談義を…。
 類は友を呼ぶ、そして、三つ子の魂百までってことですね。



2003年04月21日(月) 読書しなくちゃ

 冬場はすっかり通勤電車を仮眠場所としていた私ですが、さすがに最近になって本を読まなくてはと思い始めました。
 自分で文章を書いていると、もう「話」以前に描写能力が皆無になっているのがわかって哀しいんですよ。(もちろん昔は備わっていたとは言えないんですが。)
 以前、友人数人と話していたときに、書くときに「頭の中の映像を文章化」するのか「頭に浮かんだ文章」を書き留めるのか、という話題になりまして、私は概ね前者でしたが、書きなれてた人は後者の方が多かったのでした。
 ときおり、後者がナレーションのように湧いていたんですが、それも今ではほとんどなくなってしまいました。むしろ、シナリオ形式?セリフとト書きが浮かぶだけです。
 さらに本を読んでいないので、語彙が貧困に…。記憶の引き出しに穴が開いているようです(苦笑)
 映画「lielielie」の中で、「自分が打った写植文字が頭の中に蓄積されて無意識に(本人望まないのに)物語を作る」というところがありまして、それがとても羨ましく思いましたね。せめて自分の中に、多くの言葉を取り入れたいものです。(例え消化しきれなくても)



2003年04月14日(月) 火曜サスペンス劇場

 主題歌集を買いました。
 新星堂で発見したときには、ついに待ち望んでいたものが、という気持ちがぬぐえませんでした。
 一番好きだった「25時の愛の歌」が入っていましたから。
 岩崎宏美の初期4曲までのレコードを買い損なってから、ずーっと待ってたんですよ。
 番組の記憶としては「家路」から、「あなたの海になりたい」ぐらいで、その後途絶えて、「横顔」辺りから復活。丁度サークルの活動日が当たっていて、知らない曲が結構ありました。
 この番組の曲は特に好きで、中学の卒業文集には、「橋」の歌詞をイラスト付きで載せてたりします。(我ながら暗っ!)文章書くのが面倒くさいっていうのも大きかったかもしれません(ダメな中学生)別れと感謝が曲のテーマだったので、まぁいいかな、と……。それも、アルバム持ってるわけではなかったので、歌詞はミュージックフェアの字幕を書き取った気がします。ビデオのない時代、よくできたものだと思います。
 今はある程度新譜ならネットで調べられますし、本当に便利な世の中になったものです。
 しばらくは、通勤のBGMはこれになるでしょう。



2003年04月11日(金) ブラックジャックによろしく

 自分の知ってる場所がロケ地って、思った以上に楽しいものですね。
 舞台となる大学病院は、妹の勤務していた日医北総…。
 この病院施設のすごいところは、本当にヘリポートがあるってところだけでなく、外科は全て個室、食器は陶磁器製、病室はTV(セットもしくは他病院)よりも豪華というところ。
 そして極めつけ、本当に周りに何にもないんですよ。
 屋上から周囲を見る斉藤先生の視界、荒涼とした心象風景を演出せんがためのCGではなく、現実の風景です。
 しかも、新興住宅地だから、あんなボロアパート存在しないし、あそこから自転車で行ける病院って……。
 それはさておき、最近医者ものってエリートとか、天才が多かったから、新人の苦悩って新鮮ですね。
 つねづね、医者を職に選んだ人のすごいところって、人の命を預かる勇気だと思っているので、セリフや展開が真実味を帯びて伝わってきます。
 まぁ、ストーリーにあったように、そう思ってなる人はきっと少ないとは思いますが、一般人にしてみれば、院長の言う通り「試験に受かった段階で医者」ですからね。
 「命救ってるんだ、金もらってどこが悪い」って本当、若くもない私は思ってしまいました。
 それは、私が健康だから言えることか…。
 次回以降も楽しみです。




2003年04月08日(火) タイミング悪っ!

 特に旬というわけでもない食材なのに近頃は特売がございまして、我が家で鯵を大量に仕入れました。
 しかーし、
 父よ、何故、4人家族なのに54匹も買ってくるのですか?
 家はもう、祖父母、叔父叔母、従兄弟が食卓を囲む時代はとっくの昔に通り過ぎたというのに。
 母よ、何故、それを一度にすべて唐揚にしてしまうのですか?
 食卓にこんもりと盛られた鯵の山……。
 そして、運悪く会社の給食でも、鯵フライが登場し、都合4日一食ずつ鯵を食することになってしまいました。
 いえ、美味しいんです。揚げたても、一日経っても、南蛮漬けにしても、フライでも。
 でも、4日連続だと、さすがに、おなかも疲れてます(笑)。ごちそうさまでした。



2003年04月06日(日) Mebius

 ついに我慢できなくて、冬の間の残業代の残りでノートパソコンを購入しました。
 でも、今まで使っていたデスクトップは液晶タブレットとお絵描き系色々入った優れものなので、捨てずにそのまま使用ってことで。
 ルータも購入してネットワークにしようと思ったら、繋がらない……。
 どうして、説明書通りにやってるつもりなのに、1回でできないんでしょう。いつも、不思議です。いえ、単に私の知識が不足してるので、何かが間違ってるんですが、それがわからないんですよね。
 会社の人と、お店の人に聞いても、現象自体がおかしいみたいだし。それで、再びチャレンジしてみると、できたりするから余計に混乱するんですよ。(だから、どこかで間違っていたということなんですが)
 もう、毎回電化製品の新機種を購入するたびに、同じことをやってるので、家族も「家に不穏な電波があるのでは」なーんて言ったりもしてますが。
 わかってるんです、単に機械音痴なんだってことは……。
 ファイルの共有なんかも、3回ほど、試して削除してを繰り返して、さて諦めようと思ってふと見ると、できてたり…。何の操作をしたの!?私ってば!という時がしばしば(苦笑)
 でも、何とか無事に環境が整ったし、春になって残業も減ったので、HPの更新ももう少しマメにしていきたいですね。
(しかし、冷暖房の効かない部屋が嫌でノートを購入したのに、陽気の良い季節になってしまっては、無意味なのではという声もちらほら…)



2003年04月02日(水) 『夜叉ヶ池』

 3/29公演に行ってきました。
 原作を知らない人のために、前説でストーリーの簡単な説明が入るという演出が新鮮でした。
 その理由も、始まってから納得しました。主要登場人物のセリフが文語調のままなんです。
 これにはちょっと驚きました。時代劇とか、平安とかの言葉と違って明治の文語は読む印象が強いから、セリフが頭の中で文章に変換されて文字列となって浮かぶという奇妙な錯覚に陥ってしまいました。

ストーリーは、
 龍神伝説(池に封じられた龍神が盟約を忘れないように、日に3度の鐘をつけ。人が怠るとき、村は洪水に襲われるだろう)を守る鐘守の夫婦の元に、休暇を利用して説話収集をする夫の友人が訪れるところから始まる。夫も元は都の学生。妻に魅せられて鐘守になったので、都では行方不明扱いだった。
 龍神(白雪姫)には、隣の山に恋しい方がおり、会いに行きたいが、盟約があるため眷属たちに反対される。説得され、鐘が鳴り続けるならと取りあえず我慢中。
 村は日照りに見まわれており、雨乞いの儀式のため妻に白羽の矢がたった。
阻止しようとする、夫と友人。しかし、村人との争いの末、妻は自害。夫は鐘を付くことを放棄し、妻の後を追う。
 盟約から自由になった龍神は池を飛び出し、村を洪水が襲う。友人は逃げおおせ、村を振り返るのだった。

 主要3人以外は、皆、道化っぽい衣装で、現実世界から切り離されている感じでした。
 面白かったのは池を出ようとする白雪姫を止める場面。
 観客から4人が舞台にあがり、役者と一緒にフォークダンスを踊ったり、子守唄を歌ったりして、白雪姫をなだめ、最期に観劇記念の幕とともに、記念写真撮るんですが、私が観た回の学生が、「桜か?」と思うくらいにノリがよく、しかも見た目も可愛い青年でした。
 佐藤アツヒロ、松本莉緒、岡本健一は言わずもがな、とても美しく、本当に目の保養の舞台でした。


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