CYMA’S MURMUR

2005年03月31日(木)   DVDレンタル


ネットでDVDをレンタルするサービスに加入してみた。
DISCAS

貸し借りに店舗に行くのが面倒だという私には、
案外ピッタリかもしれない。

でも、元を取れるほどDVDを見る余裕が私にあるかどうかは謎だ。
とりあえず、2週間試用可能(4枚まで)なので、それが済んでから考えよう。

仕組みとしては、自分で希望作品のリストを作っておくと、
そこから貸し出し可能な2枚を適当に組み合わせて郵送で送ってくる、
というもの。返却も郵送で行う。

希望リストは、20作以上登録すること推奨なのだけれど、
結構下位に入れたものが今日か明日届くというメール通知があった。
どういうロジックで引き当ててるのか、ちょっとだけ気になるなぁ。

今回の対象作品は、

 トゥー・ウィークス・ノーティス 特別版
 グッバイ、レーニン!

の2つ。

「グッバイ、レーニン!」は、
大学時代の友達(勿論ドイツ語学科メンバ)の間で、
かなり評判になっていたので、楽しみ。

気が向けば感想を書くかも。






2005年03月30日(水)   余裕のない日々




精神的に余裕がない。
色々なことに寛大になれない。
自己犠牲の精神がない。
あまりよろしくない。ないない。



なんで私ばっかり!
という、被害者意識が大きいのだ。



しかしさぁ、どう考えても、
14日連続勤務ってのは、ひどくないですか?

抜き打ちででも、前後に休みをもぎとってやる!
とりあえず、もう週末出勤は一切しないよ。
もちろん、家で仕事はするけど。
下手に週末出勤すると、他人のタスクに巻き込まれるしさ。
それはそれで、各自のチームでやってください。

いや、もちろん、私のタスクに関してはわかりますよ。
休みが全部つぶれることも覚悟の上だったし。
でもな〜。
私が、”そのこと”の担当なら、
そっちの”それ”はそっちのチームで何とかしてよ!
なんでそこで私を頼るくせに、
私の代打はできないと最初から決め付けるんでしょうか?

大体、本番稼動直前とは思えない品質のアプリを作ってるくせに、
夜はさっさと帰るし、週末も出勤しないし、
障害の後始末は私に押し付けるし、そんなのってやってられませんってば。



なんていう具合に、余裕を欠いている私。
今のところポーカーフェースを保っているけど、
そろそろヤバイ。
でもまぁここで恩を売っておいて、
そのまま退職前の有休消化に持ち込むのも手ではある。






2005年03月29日(火)   せまりかた



最近再び、”Notre Dame de Paris”がマイブーム。
これはもう、フロロの、”Je t’aime”を聞きたいがため。

捕らえたエスメラルダに対して、死を宣告する司祭フロロ。

 私があなたにこんなにも憎まれるような何をしたというの?
 (What have I done to you to make you hate me so much?)

と問うエスメラルダに、

 憎いんじゃない、愛してるんだ
 (It is no hate I love you)

と小声で呟いたあと、

 ジュ テ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ム!!!

と伸びのある声を張り上げるのだ。

この声が、いいんですよ。朗々と歌い上げる。
強い欲望とその裏にある慟哭が余すところなく表現されている。

私は基本的にフロロという人は嫌いだけれど、
この一言のせいで憎みきれなくなってしまった。

こうして愛を告白したあと、フロロはつらつらと心情を語る。
初めてエスメラルダが踊るのを見たあの日から、
自分の心にはルシファーが棲みついてしまった・・・

そして、権力を盾にエスメラルダに迫る。

 I asked only a moment of pleasure
 I give you a chance
 Before dawn breaks
 The gallows or me
 Death or love
 The tomb or my bed
 It's life or death
 You only need to say yes
 And I'll get you out
 I promise to return you
 To your gypsy brothers

”墓か私のベッドかどちらかを選べ!”ってことですね。
なんと直裁な。

1つ疑問なのは、”a moment of pleasure”でいいの?ってこと。
普通だったら、殺さずに幽閉して手元に置いておくんじゃないかしら?

なんか今書いてて、この二者択一は、
”The Phantom of the Opera”にもちょっと似てると思った。

 Start a new life with me
 Buy his freedom with your love!
 Refuse me, and you send your lover to his death!
 This is the choice,
 This is the point of no return!

 So do you end your days with me
 Or do you send him to his grave?

ファントムがクリスティーヌにせまる。

こっちの二者択一の方がパワーがあるよね。
自分の命、ではなく、賭けられているのは恋人の命だから。

あ〜久しぶりにオペラ座の怪人が聞きたい。
でも、私が持ってるCDは古い奴で(ロンドンオリジナルキャスト)、
CD1枚が1トラックという無茶な作りだから、
好きなところだけ聞くというのがやりにくくてかなわない。

実は、映画はまだ見ていない。
ドイツ語吹き替え版のDVDが出たら買う予定なのだ。
んーでもその前にドイツ語版のCDを買おうかな。
ドイツ語の歌詞カードが付いている、というのが一番の魅力だ。
うむ。楽しみ(大分先になりそうだけど)。





話は変わって、花粉症に関するメモ。
先先週末に目が腫れ上がってから約10日。
最初の1週間は、皮膚科のセンセイと相談の上、
抗ヒスタミン剤を増量。おかげでアトピーも落ち着いた。

先週末の土曜日からは、薬を元に戻した。
そうしたら、今日は体中痒くてたまらない。
やっぱり明日はちょっと増量してみようかな。

花粉症の症状自体は、9割方落ち着いた。
強いほうの目薬はもう全く使っていないし、
弱いほう(ステロイドなし)も、日に1〜2回まで減った。
この目薬に予防的効果があるならば続けるべきだし、
単に対処療法でしかないなら、もうやめてしまおうとおもう。
しかし、だからってマスクをはずしたら、どうなってしまうのか?

やっぱりマスクという手段じゃなくて、
体質改善して元から平気な身体になりたい。
方法がわからないのがもどかしい。






2005年03月28日(月)   読書メモ

◆素晴らしい一日
平安寿子著  文春文庫

 さらりと読めるけど、それぞれの登場人物が魅力的で楽しかった。
 んー、でも、強い印象もないんだよな。読み返すかどうかは”?”ってところ。

◆女たちよ!
伊丹十三著  新潮文庫

 なにがキッカケかわからないけど、伊丹作品が復刻した。
 父の本棚にあった「ヨーロッパ退屈日記」を、
中学生くらいから繰り返し読んでいたことを思い出し(でも母の本かも)、
今回は「女たちよ!」を手にとった。
 この軽妙洒脱、といった感じの文章は、時代にとらわれない本質と、
同時にその時代の特性といったものが感じられて面白かった。
どれだけ読んでも、古臭さを感じない。力を抜いて楽しめる1冊。


◆水の舳先
玄侑宗久著  新潮文庫

 「中陰の花」に引き続きこちらをお買い上げ。
 「中陰の花」にも言えることだけれど、主人公の僧侶が、
常に”迷い”を持っている部分がとても共感できる。
 ”悟り”とは程遠いかもしれないけれど、ある種の哲学を持った人。
不思議なことではないかもしれないけど、宗教とは寛容の一種であるはずだ。
そういう寛容の一環としての揺らぎ=迷い、みたいなものを感じた。
んー、上手く説明できないなぁ。






2005年03月27日(日)   休日

ダラダラと、ひとりものらしい休日。

伊丹十三のエッセイを読んで、
カルボナーラが食べたくなったから作った。

洗濯をした。
花粉症であることを考えると、
外に干すのは論外だし、
コインランドリーというのも疑問だ。
なので、部屋干し。
麻のシーツは半日で乾いた。素晴らしい。

新しく買った TONY VINCENT のCDと、
ミュージカル「十戒」のCDを聞いた。

フレンチ・ミュージカルについて色々考えたけど、
そのうち書くかも。

ベルギー旅行のアルバムを整理した。
途中で放置していたもの。
今日も途中で興味が尽きて、完成まではあと2割程度。

昨日は出社して、結構仕事を色々こなしたので、
今日は心の底からリラックスできた休日だった。
でも明日からのことを考えると憂鬱だけれど。

「ノートルダムの鐘」のDVDを見た。
今日は、気まぐれで、ドイツ語字幕にしてみた。
なかなか面白い。いくつかの単語について発見あり。
ドイツ語は、長い単語が多いから、
字幕を読み終わる前に次に行ってしまうのが、ツライところ。

最近読んだ本については、後日メモする予定。

新規以外で読み返したのは、保坂和志の「季節の記憶」。
いつ読んでも名作だ。素晴らしい。

数日前に、村上春樹の「海辺のカフカ」について書いたときにも
似たようなことを書いたけれど、
保坂和志も、主人公と著者のイメージがかぶりがちな人だ。
私にとっては。
別に私小説だと想ってるわけではないけどね。

「季節の記憶」をドラマ化するとしたら、
という仮定で、脳内キャスティングをしてみた。
なかなか、いいキャスティングができた。
しかしドラマ化しても、全然面白くないだろうな。

今日は以上。


**追記

サンデリアーナの植え替えも実施。
ステレオスペルマムも何らかの対処が必要。





2005年03月26日(土)   遺言


最近、銀行口座を整理していることもあり、
各種契約書やドキュメントの片づけをした。

祖母からの手紙が、いくつも出てきた。
1通だけ、ふと開いてみたら、
ちょうど亡くなる1ヶ月ほど前にもらったものだった。

私がベルギーで買ってきたお土産のチョコに対するお礼や、
従弟の受験の話とか、他愛のないことが書いてあった。

最後の1行を読んで、涙が溢れた。


    貴方の幸運と健康を何時も願っています。


手紙をもらった当時は、ほとんど目にも留めなかった一文。

でも、こんなことを祖母が書いてきたことは、
多分なかったと思う。

過去の手紙を全部紐解いてみようか。
でも、怖い。
今はやめておこう。

でも、本当に。
風邪をひかないように、とか、
仕事をしすぎないように、とか、
夜道には気をつけて、とか、
そういうことはよく書いてあったけど、
こんな風にストレートに書かれたことがあっただろうか。


最近、ちょっと、祖母に関することがらで、
嫉妬というか、そんな気持ちを感じていた。

私は、祖母にとって初孫で、自分で言うのもなんだけれど、
やっぱり孫4人の中では私が一番だったと思っている。
これは私だけでなくて、私の母も、妹も、叔父も認めていること。

だけど。祖母が亡くなってから、
どうなればおばあちゃんが喜ぶかな?
と考えるようになって、
そう考えると、どうしても叔父と従弟の比重があがってきて、
じゃぁ祖母は私のことをどう思っているのだろう、と、
もう確かめようのないところで、従弟に嫉妬したりしていた。

祖母が心配していたとすれば叔父と従弟のはずで、
それは叔父がリストラされたあとあまり収入がよくないことや、
従弟の受験のことだったりする。
私や母や妹のことを愛してないわけでも心配してないわけでもなくて、
ただ、私達はそれなりに安定していて、
少なくとも祖母に変な心配をさせることはなかったというだけ。

あぁ何を書いているのかよくわからなくなってきたけど、
でも、やっぱり祖母は私のことを想っていた、と、
当たり前のこと、わかっていたはずのことを、
この手紙の一文で再認識した。






2005年03月24日(木)   疲れた

疲労物質に満たされた肉体。
ってカンジ。

なんかもう、仕事へのヤル気が末期症状。
今は、本番稼動の運用を想定して毎日処理を実施しているので、
1日たりとも気が抜けない。
処理をして、結果を確認して、ホスト担当者に連絡して、
その合間に障害対応して、さらに隙をぬって設計書を修正して、
本番稼動時のDBサーバ切替と、DB統合の手順書を作成。
顧客問い合わせもあるし、ミーティングの議事録作成もあるし、
残作業が全然減っていかない。
あ!運用引継ぎのマニュアルも作らなきゃいけないんだった・・・

花粉症も腹立つし、肩凝りだってもう最悪な状態だ。
肩凝りから来ているのだろうけど、頭痛も慢性化している。
朝目覚めた瞬間、”会社行きたくないな〜”って思う。
こういうのって、健全とは言えない。






どうでもいいことばかりだけど、
自分の覚書的メモ。

・マグカップを買った。イッタラのティーマにするつもりだったけど、
 持ち手が小さすぎる気がしたので、ロイヤルコペンハーゲンのにした。

・新人、ムカツク。もう生理的に受け入れられないわ。
 頼むから、「楽できるぅ」とか「早く帰れる♪」とか言わないで。
 ちゃんとお仕事してください。

・ネットでチケットを探していて見つけたイベント。内容が想像できない。
  プリンセス天功 VS ガチャピン・ムック

・LondonとWienのミュージカル・チケットを購入した。
 Wienの方は郵送で、もうすでに手元に届いた。
 Londonの方は、現地ピックアップ。
 ネットで座席指定で買えちゃうのって、本当に便利。素晴らしい。
 The Phantom Of The Opera なんて、最前列取っちゃった。
 10年前に私が見たのと同じ劇場でロングラン上演中なんてすごい。

・会社を辞めて半年くらい遊んで暮らすと言うと、皆結構驚く。
 そんなに驚くことかしら?

・しかしながら、やはり、多少は節約生活をしなければならないだろうという
 認識だけはある。ので、財テクでもようやく始めようかな。
 株にチャレンジ!のつもり。

・花粉症でマスクをするようになって、化粧をしなくても良くなった。(いいのか?)
 どうせ、顔半分マスクで隠れるし、マスクから出てる部分(目の周り)は、
 花粉症のせいで荒れがひどくて化粧なんてする気になれないし。
 問題は、食事中だけだけれど、これまたお弁当持参で自席で食べているから、
 色々な人に見られることもなく、まぁいいかな。
 顔の下半分は、アトピーの具合もとてもよい。抗ヒスタミン剤増やしてるしね。
 私の努力より、1粒の薬の方が圧倒的にパワーがあるというのは、
 やっぱり少々むなしく悲しいことであるわ。

・相変わらず、当日記に以下のキーワードでたどり着く方多数。
 ”retirment” ”speech”
 ここだけ英語にしても、過去日記分のキャッシュがヒットするから意味ないんだけどね。
 それにしても、本当にみなさんspeechするの?
 それは60歳とか65歳とか定年で辞める場合?
 今の会社は、普通に全社員宛(もしくは関係者にしぼって)に、
 メール1本でサヨナラって人が大多数。
 不思議だなぁ。

・眼科でもらった目薬、調べてみたらかなり強烈な奴だった。
 や、予想はしてたけどね。でもほとんど説明はなかったよ。
 ステロイドだってことも、言ってもらわなかったような・・・
 インフォームド・コンセントってのはどこに行ったのかな?
 知識のない患者さんだったら、本当に、ヤバイと思う。
 私の場合、アトピーでステロイドに関する知識が若干あるのと、
 眼科でもらった薬を皮膚科でも確認してもらったりしたから、
 それなりのチェック機能は働いているけど。
 まぁ簡単に薬についてもネットで検索できるから、
 自衛手段を講じるしかないということでしょうね。
 あの眼科は、家からとっても近いからまた行くかもしれないけど、
 時間に余裕があるなら、別のところを探したいと思う。








2005年03月20日(日)   海辺のカフカ


海辺のカフカを読んだ。

すごぉーーーーく、面白かった。
意外なほど。


私は村上春樹の小説は、得てして”何も起こらない”ところが好きなのだ。
こんなことを言うと、
ちゃんとストーリーは展開しているじゃないかと、
村上さんは気を悪くするかもしれないけど。

私は

 パスタをゆでたり、
 シャッキリしたレタスを買いに行ったり、
 ビールを飲んだり、
 シャツに丁寧にアイロンをかけたり、
 請求書の整理をしたり、

ただ丁寧につむがれていく生活のディテールが、好きなのだ。
なんでもないことも、村上春樹が書くと、私には神聖で美しい作業に見える。

でも今回はそれだけじゃなくて、のめりこんでしまった。

今までの作品は、どれも主人公が村上春樹の分身に見えた。
プラグマティズムの信者で、不器用でも誠実な人。

今回も主人公の少年は、村上春樹の少年時代を彷彿とさせるけど、
それ以外の主人公達の比率が大きく、私はそこに協調してしまった。

ナカタさんと星野青年の幸せを心から願った。
私が村上春樹の小説を読んで、その登場人物にそういう形で入れ込むことは、
これまでには全くなかったことだ。

上手く説明できなくてもどかしいけれど、
すごーくオモシロかったので、嬉しかった。




話は変わって、花粉症。

相変わらず、調子は悪い。
点眼すると一時的によくなるけれど、時間が経つとまた腫れる。
火曜日までに、普通の人に戻りたい。

いや〜目が腫れてるときの顔はほんっとブサイク!

元々ブサイクではあるにせよ、
こんなにブサイクなのはちょっと辛すぎる。
それぐらいブサイク。

全然使ってなかった空気清浄機をメンテしてフル稼働させ、
マスクと眼帯とアイボンを買ってきた。

もう家から出ずに大人しくするしかない。
3連休なのに。







2005年03月19日(土)   同期会 列車事故 花粉症 祖母


昨夜は同期会だった。
本当に久しぶりに、20時前に会社を出た。
いつものごとく、全員揃ったのは21時だったけど、すごく楽しかった。
やっぱり同期って、イイ。

0時過ぎに帰ろうとしたら、山手線が止まってた。
30分以上待った。
1人じゃなかったし、遊んだ帰りだから良かったものの、
残業帰りだったら切れてたな。

途中からタクシーに乗ろうとしたら、
タクシー乗り場は長蛇の列で、
50人以上が並んでいた。

最悪の場合、1時間歩けば家に着く(実際は多分45分くらい)!
と腹をくくって歩き出したら、空車がいっぱい通るので、
さっさと捕まえて帰った。

タクシーの運転手さんに聞いたところによると、
この時間帯は下りは実車ばかりだけれど、
上りは再度銀座方面に向かう空車が多いから、
駅からちょっと離れた大通りの上り車線で拾うのがベスト。
自分のジャッジが正しかったことがわかって、ちょっといい気分。




今朝は起きたら、目がお岩さんのように腫れあがっていた。
数日前から目がかゆく、腫れぼったくもあったのだけれど、
人相が変わるほど腫れてしまった。

眼科に行ったら2時間待ち。
診察は1分程度で、「花粉症ですね」と言われて終わり。

その後、皮膚科に行き、薬を増量してもらった。
「可哀想に。顔変わっちゃったよね」と言いつつ、
ちょっとだけ笑ってる先生。ヒドイ。
「火曜日までには多分なおるよ」って言ってくれたけど、
本当かしら?



木曜日に、妹からもらった祖母に関するメールで結構泣いたから、
それで目が腫れたのかと思ったけど違ったみたい。

夜、妹に電話して、占いの詳しい内容を聞いた。

 ・庭で片付け物をしていた(強風で飛ばされそうなものをまとめてた)
  そのときに、ゴーっと言う音がしたので、
  長靴も脱がず慌てて家に駆け込んだ。
  普段座っていた居間の椅子のあたりでしゃがみこんだ。
  横の板の間にあった棚がある程度土砂を食い止めたため、
  遺体の破損は少なくて済んだ。

 ・口に泥が入り、息が出来ず、苦しかった。

 ・本人は「平気だ」と言っていたかもしれないが、
  山が崩れるんじゃないかという予兆のようなものを、
  祖母は感じていた。怖いと思っていた。

 ・あの家を守りたいと思っていた。家が大好きだった。

 ・でも建て直す必要はない。また事故が起こると怖いし。

 ・テキパキした人だったはず。事故で亡くならなくても、
  パタッと亡くなるタイプの人だった。

 ・思い出して泣くくらいなら、思い出してもらわなくていい。

 ・お水をあげて。お水に泡が立ったら飲んでる証拠。

 ・言い残したことも、思い残したことも、未練もない。

占いの真偽なんて、結局のところわからないけれど、
なんとなく本当っぽい気もする。

祖母は精一杯生きてきたし、思い残すことも確かにないのだろう。

親戚の人に聞いたところ、祖母のお墓にはお花が絶えないらしい。
村の人々が、何かのついでに、お参りしてお花を供えてくれている。
祖母はあの場所で、みなに愛されて暮らしていた。
東京に出てきて一緒に住もうと誘ったこともあったけれど、
祖母はあの地で人生を全うできて幸せだったと思う。

ただ、私や妹が、祖母の最期の苦しみから目を背けているのは、
嫌だったんだろうね。
だって、とっても、とっても、怖くて、苦しかったから。
その恐怖と痛みを思うと私はまたいくらでも涙するけれど。

祖母はそれも望んでいない。

忘れてくれていい、なんて。
私がおぼあちゃんのこと忘れるわけないじゃない。
絶対忘れない。忘れられないくらいの沢山の大切なものをもらった。

だから、私も幸せになれるよう、もう少し頑張ってみるね。

泣かないことに、罪悪感をもったりしないで、
温かい気持ちで祖母のことを思い出すようにする。

そうしようと思う。








2005年03月18日(金)   他人から見て

今の会社の1つ目のプロジェクトで一緒だった人から、
立て続けに、お言葉を頂戴した。



1人目は、28歳くらいの、プロパーの男の子。
起業を目指して退職するというので挨拶に来てくれた。

  ”しぃまさんも、こんなに長くいそうな印象なかったんだけど・・・”

だって。
結構しぶとく長く居座ってますね、ってことか?



2人目は、35歳くらいの、中途入社の男性。
エレベーターでばったり会った。
薄情な私は、挨拶されて、名前がすぐには思い出せなかった。

  ”久しぶり。今どこにいんの?”
  ”○○プロジェクトで9階にいます”
  ”何やってんの?”
  ”DBAですよ”

という会話のあとで、言われてしまった。

  ”あ〜そっちの方に進んじゃったのか〜

  ”「じゃった」って言い方はないじゃないですか〜”
と言い返しつつ、
やっぱり私はキャリアパスを間違ったのだろうか?と思う。

彼とは最初のプロジェクトから解放された時期が同じで、
次はどうする、という話をそういえばした、かもしれない。
キャリアパスについても、ちらりと相談した、かもしれない。

そうそう。人買い会議の前に、順番を待ちつつ、
お互いのそれまでのキャリアと今後のキャリアについて語り合ったっけ。
そしてその後彼は律儀に、

  ”希望が通って、○○プロジェクトの基盤担当に決まりました”

ってメールくれたっけ。

何の根拠もないけれど、彼からは好意を感じる。
恋愛とは直接結びつかなくても。
彼とは最初のプロジェクトでも接点はゼロで、
ただ「次はどうなるんだろう?」という
不安と期待を共有した一瞬があっただけなんだけど、
それでも確かに好意を感じる。

話してても素直になれるし、ホッとする。
だから、例の人買い会議直前も、ペラペラ私は胸のウチを語ったのだろう。
その割には彼のことすっかり忘れていたけれど。



私はアナリストになりたいわけでも、
コンサルタントになりたいわけでもなかった。

任された範囲をマットウする技術屋さんでいいのだ。

でも”そっち”は間違った方角だったかしら?

彼の言葉で、ほんの少しだけ心が乱された。

もうどうしようもないからこそ。







2005年03月17日(木)   死者を悼む


最近、ちょっとした罪悪感がある。
早くも、祖母の死を忘れつつあることに対して。

最初は、祖母の写真を飾ってあるあたりを通るだけで、涙ぐんでいた。
悲しいから、写真から目をそむけたりしてた。
お茶をあげるときは、色々話しかけていた。

でも近頃は、あまり意識することがなくなった。
祖母のことを考えても、泣くこともほとんどなくなった。
お茶をあげる行為自体も、想いがあまりこもっていなかったかもしれない。

同じような話を人から聞かされれば私は言うだろう。

それが人間というものだ、と。
生きるというのはそういうことだ、と。
忘却は人間の能力のひとつなのだ、と。
泣かないことは裏切りではない、と。

でも私は罪悪感を感じている。



妹が占い師に見てもらったらしい。
言われたことは、大体以下のような感じ。

 ・お水が欲しいと言っている
 ・言い残したことは特にない
 ・最期の瞬間、怖かったことだけわかって欲しい
  みんなにとっては一瞬でも、祖母にとっては長い時間だった
 ・亡くなった場所は、居間
 ・家を建て直してもらう必要はない
 ・残された家族の夢に現れたのは本人

”怖かった”ってのがショックで、久々に泣いた。
でも、本当にそうなんだろうな。
”一瞬だったし、怖くなかった”って言って欲しかったけど、
そういうわけにもいかないね。



今朝も、お茶をわかしたときに、祖母の前にお茶を供えた。
いつまでこの行為が続くのだろう?と思った。
そのうち形骸化してしまうのではないか?
永遠に続くのだろうか?

血縁者を祀ってあるわけでもないのに、
夫の祖先の仏壇に毎日ご飯をささげ続けた祖母はすごい。

そんなことを考えていたまさに今日、
「おばあちゃんにお茶あげてる?お水欲しがってるって言われちゃった」
なんてメールが妹から来たから、さらに募る罪悪感。

水に呑まれたのに、水が足りないの?
私も毎日は供えないけど。



怖かったってのは、本当なんでしょう。
伝えたいことはそれしかないのかよ!
とちょっと思ったのも本音だけれど。

私も妹も、「おばあちゃんは苦しまなかった」と思いたくて仕方ない。
でも、事実はそうではないんだよ、と、
ただそういうことを祖母は伝えたいのだろうな。

祖母が苦しまなかったと思いたいのは私達のエゴで、
実際祖母が恐怖に慄いたのなら、それを心から理解することが供養なのかな。

なんて、たかだか占い師の言葉に左右されすぎだと思うけど。



そろそろお彼岸だし、もう少し祖父母を心にとどめておこうと思う。






2005年03月15日(火)   チケット購入


とりあえず、往復のチケットを押さえた。
CXで。途中の移動も含めて、112,000円。
乗り換えが多いのが難点だけれど、
BAの見積もりが最終的に16万を超えていたから、
それに比べれば上出来。

今回は、メールで色々と見積もりを出してもらって、
その中から選んだ。

基本的に、どこの会社も似たような値段設定だ。
数千円の差なら、決め手は印象。

メールの応答が遅かったり、
質問に的確に答えなかったり、
代替案の提示ができなかったり、
そういう会社はいくら底値でもお断り。

今日は、なるべく早く確定したかったので、
メールで予約依頼を送付後すぐに担当者に電話した。

担当のO氏は、メールの印象通り、論理的にはきはき話す人だった。
すごくソツのない対応。でも冷たい印象はない。
とても優秀な人なんだろう。好みのタイプだ(なんだそりゃ)。

さぁ旅行に向かって一直線!
と行きたいところだけれど、仕事がヘビーで何も考えられない。

早くこの状況をなんとかしたい。






2005年03月14日(月)   安いチケットを探せ!


先週末から、夏の旅行の格安航空券を探し始めているのだけれど、
これが想像以上に難航している。

格安の料金が出揃っていない、というのが一番の理由かな。

通常私は9月の連休がある時期に旅行することが多くて、
その場合GW直後にチケットを手配する。
大体、GWまでは、GWの手配にかかりきりで、代理店のレスポンスが悪い。

しかし、7月の旅行となると、GW明けまで待っていられず、
でも情報量がイマイチなので、困ってしまう。

よくわかんないけど、テロのせいやなんやかやで、
燃料費だの保険料だの付加的に取られる費用も多く、
単純計算していくとエライことになる。

今一番有力なのは、CX。
本当はBAがいいんだけど、料金差が5万円くらいなので、
さすがに腰が引けてしまった。

いや〜こういうことやり始めると、仕事になりませんね。
検索して、問い合わせして、別のサイトで格安分の空席確認して・・・
とやけに忙しい。
ま、仕事より全然楽しいけれど。

早くチケットを押さえて日程を確定しないと、
今後の作業に響くのよね〜。

ユーロスターの早割のチケットを買わなきゃいけないし、
ミュージカルのチケットだって予約しなきゃいけない。
ホテルもそうだし、なんならレストランも。

とりあえず、各種手配が落ち着くまでは、
仕事は二の次(オイオイ)。

仕事のためにも、まずは手配を頑張ろう。






2005年03月13日(日)   受信料


今日はちゃんと仕事した。

4〜5時間、というところでしょうか。

一瞬雪が舞ったけれど、それ以外は文句のない快晴で、
我が家には日がさんさんと降り注ぎ・・・

平日も、私の知らないところで、
この家は太陽を浴びているんだなぁと不思議な気持ちになった。



夜、NHKの集金がやってきた。かなり久しぶり。

丁重にお断りしたけれども(法律違反ではあるけれど)、
気分が悪いから、もう来ないで欲しいなぁ。
特に週末の夜なんかには。

基本的に私は予測される訪問者(宅配便であるとか)にしか、
扉を開かない。一人暮らしだしね。
宅配便だって、場合によっては居留守を使って、
あとから不在通知を元に再配達手配をする。

しかしNHKのおばさんは、夜我が家のチャイムを5回も鳴らした。
ま、エアコンついてるし、電気ついてるし、
在宅なのはバレバレだったんでしょうが。

集金のおばさんに罪はないけれど、そういう問題でもないもんね。

ちなみに、韓国は電気代(じゃなくて水道代かガス代かも)と
一緒に国営テレビの受信料を強制徴収しているらしい。
そんなことされたら腹立つけど、まぁひとつの手ではあるな。








2005年03月12日(土)   ガガンボ


忙しい。
本当に、仕事の気が抜けない。
特に、すでに本番稼動しているシステムの
夜間メンテナンスは、気を遣うことこの上ない。

金曜日の夜には、もう気力のひとかけらも残っていなかった。

週末は家で作業。
なんて、結局何もやらなかったりするのだけれど、仕方ない。
いやいや、1本修正したモジュールだけは、
テストを完了しておかなくては。あーメンドイ。


先週末必死で掃除したおかげで、部屋は割と片付いている。
心地いい。

今日は具沢山のコーンクリームスープを作った。
大分前に買ったっきり放置していた、
シンプルなスープカップを使ってみた。いい感じ。

あとは、ブロッコリーやほうれん草やアスパラを
茹でて小分けして冷凍。お弁当の素材作り。


夜、フジテレビでやっていた
「プレミアムステージ超時空ミステリーSP
世紀の天才・ダビンチ最大の謎と秘密の暗号」
を見た。長いな、タイトル。

期待してたんだけど、全然面白くなかった。
あんなに面白い素材を、こんなにつまらなくしちゃうなんて、
もったいない。

私は「ダヴィンチ・コード」は読んだことないけど、
キリストに妻子がいたというのは、
ま、あり得ない話ではないよな〜というのが感想。
しょせん、タダの人だったんだしさ。
しかし、マグダラのマリアを娼婦と決め付けてみたり、
名誉回復してみたり、そんなのどうでもいいのにね。


テレビを見終えて、トイレに行ったら、何かいる!!
虫だ!

一旦戸を閉めて、気を落ち着ける。
窓は開けてないし、換気扇は24時間回しっぱなし。
一体どこから入ってきたのだろう?
しかしまぁ蚊なら気にするほどではないかな。
でも密室でご一緒するのはやだな。
なんて思いながら、戸を少し開けて覗いてみたら、

   ガガンボ??

えー、ガガンボと密室で用を足すなんて、いやだよ。

武器は何を使おうか?
お風呂用洗剤か、ゴキジェットの二択で、ゴキジェットをチョイス。
トイレの扉を少しだけ開けて、噴射。

今我が家のトイレはガス室と化している。

私がトイレに入れるのはいつなんだろう?





2005年03月09日(水)   マーケットプレイス


アマゾン・マーケットプレイスにデビューした。
欲しいCDが普通では手に入らなさそうだったので。

やってみると、安いし、楽だし、いいねアレ。
送料込みで7ドルくらいだった。

日本のアマゾンは、ギフト券バックのシステムが
せこいレベルに改悪された。ショック。







今日は、ちょっと大きい障害が出て、凹んでいる。
これはどう考えても、私の責任だよなぁ・・・

さっきまで、本当に沈み込んでいたのだけれど、
案外少ない工数でリカバリできそうな方法を思いついたので、
今はちょっと落ち着いた。







マーケットプレイスで買ったCDは、
TONY VINCENT の "ON DEED" というやつ。

彼の公式HPからダウンロードして聞いてみたら、
想像以上に気に入ってしまったので、購入。

何かに似てる〜とずっと思ってたけど、わかった。
BACK STREET BOYS だ。

私は何故か BACK STREET BOYSの曲が妙に好きだったりして。
歌詞はどうでもいいんだけど、
メロディラインとハーモニーがなんとも言えずいいのよね。

というわけで、BACK STREET BOYS 好きの方にはオススメ。








2005年03月08日(火)   読書メモ&その他



最近読んだ本

◆未練
乃南アサ著  新潮文庫

 音道刑事シリーズの短編集。
 乃南アサの著書全てが好きなわけではないけれど、
このシリーズはやっぱり好き。
 ひたむきな女性が主人公というのはいいです。
 恋人がまたいい感じだから、もっともっと上手くいくといいな、と、
小説の中の他人事ながら思ったり。
 しかしながら、「事件」を題材にした話が多いから、
そうそう読み返そうという気にはなれないんだよな〜。



◆神様のくれた指
佐藤多佳子著  新潮文庫

 すっごく面白かった!
 なにより、各キャラクターが魅力的で素敵。
 辻も昼間も、その他脇役達も、姿かたちから性格まで、
とてもビビットに描写されていて、
まるでドラマや映画を見ているかのようだった。
目の前で色々なシーンがくっきりと浮かんだ。
 主役はスリを生業とする男なのだけれど、
スリの世界がこれまた素敵で。
犯罪は犯罪なんだけれど、プロの矜持ってものもヒシヒシ感じた。



◆パーフェクト・プラン
柳原慧著  宝島社文庫

 「このミス」大賞受賞作らしいです。
 オープニングは、事件に関わる人々の様子が、
どんどんシーンが切り替わって短く紹介されていくのだけれど、
なかなか引き込まれる導入部だった。
 キャラクター設定は、上述の『神様のくれた指』に比べると、
若干甘いというか影が薄い気もする。
でも面白く、一気に読めるという意味では○ですね。
 ストーリー自体はどこかで見たことあるなぁという感じ。
 誘拐ものでは、やっぱり岡嶋二人の『99%の誘拐』がNo.1だな。




昨日も、本屋に行って、6冊ばかり文庫を買ってきた。
一番のお目当ては、村上春樹の『海辺のカフカ』。
こちらもいつも通り、文庫化されるのを、おとなし〜く待っていたのだ。
今日から読み始める。楽しみ。

それにしても、村上春樹が昭和24年生まれってのに、改めて驚いちゃった。
うちの母より1コ下か〜。
もう少し、近い世代な気がしてたけど、
学生運動とかについても書いてたし、ほんと、両親と同じ世代なんだな〜。



本を買いに行くと、ある程度自分の精神状態がわかる。
心が”開いて”いるときは、何冊も買うし、
調子の悪いときは、買う本が見つからずに余計にイライラしたりする。
気分のいいときは、次から次へと、本と”目が合う”ので、
持ち帰る重さや、お財布の中身や、なんやかやと相談して冊数を絞るのに苦労する。
というわけで、今のところ精神状態は悪くなさそうです。



しかしながら仕事の進捗具合はイマイチ。
次から次へと障害が発生するのはどういうことだろう、全く。

でも今日は、たまたま本社に師匠がいらしてたので、
ちゃっかり個人的に相談をもちかけて、半分くらい解決してもらった。
師匠、いつもどうもありがとう!
あぁ師匠には、バレンタインチョコあげればよかったな。
すっごく助かってるもん・・・







2005年03月07日(月)   アトピー



最近、本当にアトピーの調子が悪く、嫌な感じ。

幸い、顔にはほとんど発症していないので、
周囲の人に気付かれることはない。

でも体中、痒くて仕方ない。
お風呂につかることもなかなかできなくなってしまった。
体が温まると、痒みが猛烈に出てくるから。

毎日チェックさせてもらってるブログにも、
アトピーについて言及しているものが幾つかある。

ある女性は

 アトピー対策のための肌のケアに1日2時間かけている

と書いていた。
2時間も何をするのかな?
それをすれば、症状が治まるというのなら、知りたい。

また、別の人は、

 ビオチンの摂取で劇的に症状が改善した

と書いていた。

というわけで、1週間前から、私もビオチンの摂取を始めた。
前述の女性は、「早い人なら1週間程度で効果が現れる」と書いていたので、
結構期待していたのだけれど、今のとことまだ改善の兆しはない。

この痒みを抑える一番の方法は、薬を増やすことで、
そんなのはわかりきっているのだけれど、
飲めば眠いし、薬に頼りきるのも怖いので、
今は少々ひどい状況も意識的に我慢しているのだ。

この”奇妙な”という名を持つ病気は、
本当に原因がわからなくて、嫌になる。

知らない人には「痒み」の辛さは伝わらないかもしれないけれども、
本当にひどいときには、パジャマが血だらけになる。
朝起きると、手の爪に血がこびりついていたりする。

そういえば、前の会社の先輩で、
アトピーで緊急入院した人がいたなぁ。

顔にひどく発症しているときには、外になんて出たくなくて、
学校をさぼって、家で泣いていたこともあった。
10年以上前のお話。

KO大学の漢方に頼ってみたり、
民間療法に頼ってみたり、
馬鹿な医者に強すぎるステロイドを処方されたり、
色々あった。

最終的には、今も通い続けている、マットウな皮膚科医に助けられた。

藁にもすがる思いで、大学の近くの皮膚科を適当に訪ねたとき、
先生は私の顔を見て言った。

「女の子なのに、可哀想に。絶対治してあげるから」

治療はいたってシンプル。
抗アレルギー剤と抗ヒスタミン剤の投与。
ステロイドの軟膏は最低限。

それを続けて、私のアトピー症状は大きく改善された。
もちろん、恒常的な眠気という副作用はあるけれども。

普段だったら、多分私を見てアトピーだと気付く人はいないと思う。
今は、症状が腕や首に出てしまっているけれど。

なんで私だけこんな目に・・・と思うこともある。
肌がすべらかで美しい人を見ると、すごく憧れる。

でもまぁ私はこの病気と一生付き合っていかなくてはならない。
生命に危険がないだけでも感謝すべきなのかもしれない。

しばらくは、薬を増やすことなく、全力で戦ってみようと思う。







2005年03月06日(日)   偕楽園



梅を見に行って来ました。

アンコウ鍋も食べました。

お味は・・・イマイチ好きなものではなかったかな。

梅はまだ4分咲き。

ちょこっと残念ではありますが、

本日のお出かけ記録は以上。






2005年03月04日(金)   いろいろ



明日は、120%出社確定!
と思っていたのだけれど。

今日のミーティングが呆気ないほど早く終わったこともあり、
(クライアントが議題を理解できてないだけだったりして)
明日出なくてもいいかな〜という怠け癖が出てきている。

というわけで、今日はトコトン仕事をして、明日はOFF!
ちなみに、明後日はおいしいモノを食べに行く予定なのです。






大分前に日記用に書いて、結局載せなかった文章が出てきたから、
その一部をここに載せてみる。

============================================================

イカーン。妄想が・・・

えー私の今の夢はですね、
金持ちで家庭に興味のないワーカホリックの男性と結婚することです。

で、専業主婦になるのです。
暇と金にモノを言わせて、ヨーロッパを追っかけ旅行して暮らすのです。

「あなた、○○の公演が始まるから、ウィーンに行ってきます。
 申し訳ありませんが、よろしくお願いしますね」
と気楽に言い置いて、機上の人。

イイ。なんてイイ暮らしなんだ。
どうせなら、パリあたりに別荘を買ってもらってさ。

============================================================

ミュージカルにとっても入れあげていた時に書いたものなので、
今は上記のような結婚願望はない。
だって、やっぱり仕事中毒の夫の妻(専業主婦)なんてツマラナイと思うもの。






そういえば昨日はひな祭りだった。
数年前のひな祭りの日に、モトカレとデートして、告白されたんだった。

遠い遠い過去。

私にまたそういう、恋愛的幸せがめぐってくることがあるのかな?







2005年03月03日(木)   仕事が大変

今週は本当に仕事が忙しくて、大変な大変な週だった。
明日には最後のヤマと思しき、
エンドレス・ミーティングが客先で予定されている。
大雪が降るかもってのにね。

でも、気分的にはヒトヤマ超えた。
まだまだ作業は山積みだけど、
あとは得意領域のタスクが多いし、
何とか乗り越えられるのではないだろうか?

先週末あたりは本当に仕事について思い悩んでいて、
だからモトカレズに電話しちゃったりして、
そのせいでますます色々不安定になって、
いきあたりばったり会社を休んでしまって、
当然そのしわ寄せがガガッと押し寄せ、
大変な3日間だったのだ。

嫌なことから目をそらすと、
あとからもっと嫌な目にあうよ、
という当たり前の教訓を再認識した形だ。

でもまぁ、いつもより30分早く出社して隠れタスクを片付けたり、
相変わらずの綱渡りな作業っぷりで何とか乗り切っちゃうあたり、
私ってすごい、と思わないでもない。
もちろん、褒められたことではないですが。

モトカレズに電話したとき、
私はちょっと前に日記に書いた、

   やるべきタスクをやらないまま放置していたが、
   あれはどうなったの?と言われ、その場は適当にごまかした。
   慌てて数時間で作業した結果を、何食わぬ顔で提出した
   (事前に下調べしてあったので何とか助かった)

というエピソードを出して、

   こんなにも、ヤル気がないまま仕事してるなんて、あり得ないでしょ!?
   でも、本当に、私もうダメなんだ

と弱音を吐いたのだ。

モトモトカレは、

   でも、ちゃんと下調べしてあったんでしょ?偉いよね。

と優しく言い、

モトカレは、

   誰も進捗管理してなかったら、ある意味そうなるのが自然だって。
   誰からも催促されないのに、ちゃっちゃと仕事終わらせてる奴の方が変。

と、これまた想像通りの回答をくれた。

まぁ、どっちの言葉も、現実的には的外れだと思うけどね。

問題は、”綱渡りなんて当然”と思ってるわけではない私が、
結果的に綱渡りしまくりである、という点なのだけれど、それはさておき。

なんとか辞めるまでは、
責任を持ってやりとげなくては、と改めて思いました。







2005年03月02日(水)   ハンナのかばん



”ハンナのかばん”

の話を昨夜NHKのドキュメンタリーで見た。

早く寝なきゃ、と思いつつ、画面から目が離せなくなった。
柄にもなく泣いたりしながら、最後まで見てしまった。

アウシュビッツで亡くなった少女ハンナと、
アウシュビッツをも生き延びた兄ジョージの物語。
詳細をお知りになりたい方は、
検索していただければいくらでも情報が見つかると思います。
私は、昨夜初めて知ったのだけれども。



誤解を恐れずに言うならば、

私はアウシュビッツに魅了されている。

目も背けたいほど恐ろしい出来事だけれど、
逆に目を逸らせなくなる。どうしても気になる。



何故だろう?

ヘンリ王子の騒動の時にも書いたけど、
私は南京大虐殺について知っているよりは、
大分多くのことをアウシュビッツについて知っている。

1つには、提供された物語の質ということがある。
「アンネの日記」は、少女だった私の心に大きなインパクトを与えた。
そういう意味では「はだしのゲン」もそう。
お話によって身近に感じる出来事というのはある。



もう1つ、ナチスの犠牲となったユダヤの人々について気になるのは、
その出来事がある程度のスパンを持っているから、
ということかもしれないと、昨日気付いた。

ハンナも兄も、テレジン収容所で2年を過ごしたあと、
アウシュビッツに送られる。
どんどん統制が厳しくなって、
家族と引き離されて、
やがてアウシュビッツに辿りつく。
その時間の流れは一言ではとても言い表せなくて、
その物語に私は囚われているのだと思う。

いきなり敵軍に惨殺されても、
長い時間かけていたぶられても、
悲しい死に変わりはないけれども。



悲しくて、悲しくて。
でもやっぱり人間は弱いのだと思う。
状況によっては、いくらでも残虐になれるのだと思う。






2005年03月01日(火)   同期の出世



恒例行事のように、次期に向けての組織変更が発表された。

年末にちょっとだけこの日記にも登場した、
私の同期Kさんが、執行役員に昇格してた。
んー、ビックリ!

しかしまぁあれだけ働いてればなぁ・・・

例の噂話を聞いてからちょっと注意してみてたんだけど、
やっぱりKさんは、ほとんど家に帰ってない。
今日も出社してきたら、ソファで眠りこけていて、ビビッた。
まさに戦い疲れて熟睡、と言った風情で、
それはそれで、胸を打つ光景ではあったけれど。

仕事をして、それが報われて、昇進するのは嬉しいことだろう。
でも、帰りたくないくらい、家庭が不和だとしたら?
人は、何のために働くのだろう?

毎日楽しい???

それは、私自身にも跳ね返る言葉だ。

モトカレは先日電話したとき私に言った。

  海外に行かなきゃ羽伸ばせないんでしょ?
  ダメだよ。
  日本にいたって、家にいたって、解放されることはできるんだよ。
  今はとにかく自分のための、まとまった時間を持つこと。
  今後に向けては、職場で居心地のいい居場所を見つけることだね。

よくわかってるな〜。

何のために仕事をするのか?

生活のためか、自己実現のためか、何のためか?

人生なんて、仕事なんて、多かれ少なかれ苦しいものだ。
とは思うけど。

モトカレはそんな一般的な意見を一笑に付す。

  楽しくやろうと思えば、なんだってそういう風にできるんだよ。

そういう強さが大好きだった。
現実的には、そうそう上手くはいかないこともわかっているけど。

同期のKさんにも、直接聞いてみようかな。
何のために働いているの?と。

数週間後に、久々の同期会を計画しているのだ。
役員になったって、同期は同期だからね。

みんな幸せであればいいなと思う。





 < 過去  INDEX  未来 >


しぃま [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加