

息子はバイトを長期お休みすることになった。
どうしても行くことができなくて電話をした時、店長から「しばらくお休みするか?」と言われたのだ。
最近息子はまた姉の家に行っている。布団から起きる気力さえないと言っていた息子が少しずつ動き始めた。
自転車で学校まで行ったことはあったが、栃木の姉の家も自転車で行き来するようになった。栃木まで片道50km、三時間かかる。それでも電車よりも気楽なのだと言う。
2007年11月24日(土) |
パニックになっているお弁当屋さん |
あまりにも日記を書いていなかったので、その生活に慣れていた。
早く起きられるかどうかは別として、とにかく早寝に徹していた。
息子のバイトのことは明日にでも書くことにしよう。
今日はお弁当屋さんのお話。
先日仕事でクタクタになったのでお弁当を買って帰ることにした。
電話をしておくと待たずに済むので、職場を出たところで電話をした。
「海苔唐明太弁当二つと唐揚げ弁当を一つお願いします」と。
20分ぐらい時間を下さいと言われ、いつもよりも時間がかかるんだなぁと思った。
サラダぐらいは作ろうと、野菜を買って25分後にお弁当屋さんについた。
すると・・・
「すみません。白いご飯が無くなってしまったんです」
「あの~電話したKですけど・・・」
「あ~Kさんね、できるかなぁ。ちょっと待っててね」と言った後、
「ねぇ!どこまでできるのよぉ!」
店員がいきなり奥でお弁当を作っている人を怒鳴りつけた。
狭い店内に5~6人の客がいた。
「どこまでできるかな?ねぇっ!どこまでできるの?どこまで進んでるの?」また調理場に向かって怒鳴る。
「ちょっと待って下さいね。もしできなかったら、ご飯はエビピラフでもいいですか?」と言われたので「いいですよ」と答えた。
その後の店の状況はかなり悲惨なものだった。
「ほらっ!これマヨネーズがかかっていないでしょ?唐揚げまだなの?!何やってんのよっ!」
すごい声が飛ぶ!
そこで別のお客が入って来て、
「すみません、ご飯切れちゃったんですよ」
と断られた。
店員3人はパニック状態に陥っていた。しかも、一番経験が浅いと思われる50台の女性は怒鳴られっぱなし。なんだか気の毒になってしまった。私は帰った方がこの人達のためになるのだろうか?と思ったが、一部始終を見届けたいなんて言う変な好奇心のため、待つことにした。
「ごめんなさいねぇ。今日は朝チラシが入ったのよ。それでこんなにお客さんが来ると思わなかったんで、ご飯を炊く計算が狂ってしまって」とレジにいる店員が謝った。70は軽く超えていると思われる女性がこのお弁当屋を仕切っている。
三人の主婦が話している。
「私達もう40分ぐらい待っているわよね。一言言うとなんか違うよねぇ。たとえば、唐揚げ一つ増やしてくれるとかさ~」と大きな声で話している。
結局私のお弁当が出来たのは電話してから一時間後だった。
一時間もあればおかずの一つや二つは作れただろうに。
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私のはまだいいよ。
牛丼と中華丼二つを頼んだ人は、
「みんなに公平に白いご飯を入れているから、白いご飯一つに、エビピラフ二つです。どれかわかんなくなっちゃったから、下のご飯はお楽しみということで・・・」
って言われてました。ウケタ!
かなり待ち、さらにエビピラフになった人達は、お味噌汁をつけてもらいました(^^)v
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息子は高校に行くこともバイトに行くこともできなかった。
朝は学校に行けないと言って苦しみ、その後はバイトに行けないと言って泣いた。
バイトに行けないなら自分で電話しなさいと言ったら、自分で電話したが、
「つらくてつらくて・・・」
としどろもどろ。
店長から、
「やめちまえ」
と言われたらしい。
電話を切ってから声をあげて泣いた。店長が本気でそう言ったのかどうかはわからない。気分次第で言う人だから本音ではないかもしれない。
外に出ることができない。人に会うのがつらい。苦しいと訴える息子の辛さを考えた。
私もこの二ヶ月は特につらかった。甘えさせてもいいのだろうか、突き放した方がいいのだろうか、と試行錯誤して来た。でも、ずっと変わらないのは息子を信じているということ。いつかきっと陽の当たる日が来ると。
私は息子の肩を抱いて泣いた。幼子をなだめる様に背中をなでた。
ずっとこうしたかった。抱きしめてあげたかった。
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どうしているのだろう。
猫のレオン君と共に横浜に引っ越ししたらしい。
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患者に、
「看護婦さんはいつ働いているんですか?」
と聞かれた。
「私は基本的には午後の勤務です」
と答えると、
「そうなんですか?この前午前中に来た時いなかったから、骨密度測ったりするのやらずに帰っちゃったのよ。看護婦さんが居る時がいいなぁって思って」
と言われた。
うちの病院では、採血、骨密度測定、レントゲン等、骨密度に関する検査を「骨密度セット」と呼んでいる。その検査をするために今日来たのだ。
誰がやっても同じだと思うけど、
「看護婦さんにやってもらいたくて」
という一言がうれしかった。
中本(仮名)さんという人は、リハビリだけをやりに来ても、私に会うと、
「よかった、ホッとした」
と言ってくれる。
こんな風に言ってくれる患者さんの言葉が私へのビタミン剤になる。
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いつもニコニコしているから。
膝の裏に水が溜まって抜きに来る田辺さんはは「プンク田辺」
(水を抜くことを「プンク」というから)
猫に咬まれて来る長沼陽子さんは「猫 陽子」
巻爪でよく来る嵐山(あらしやま)さんは「巻爪あらし」
患者の名前を覚えるために、特徴と名前を駆使してニックネームをつけています。
もちろん、患者さんやインチョーには内緒です。
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娘の音楽祭で号泣してしまった。
複式クラスの「ひまわり学級」の合唱とハンドベルの演奏に感動し、涙腺が緩くなっていた。
二年生の全員合唱はすばらしかった。特に男の子の声がしっかり出ていて、みんなが頑張っている姿を見たら、涙がにじんだ。二年生の合唱を聴いて、息子の事を思った。友達と喧嘩したり、何かを一緒に取り組んだり。息子はこんなこともできなかったんだ。
社会に出られるかが不安で、毎日親子で苦しむ日々だ。
二年生の合唱が終わった時斜め前の席に娘の同級生のお母さんを見つけた。
二週間ほど前には一緒に食事にも行った。
そのSさんに声をかけた。
「息子に中学校生活を送らせてあげたかった」
そう言った途端、堰を切ったように涙が流れた。Sさんは「そうだよね。わかる、わかる」とうなずいて、私の背中をなでてくれた。
悩みの種が尽きない。
でも、それは・・・もしかしたら幸せの種かもしれない。
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2007年11月07日(水) |
学校がある日に行ってくれ! |
指に出来たイボを液体窒素で焼く度に涙が出るほどの痛みを感じ、嘆いていたのが一段落。と思いきや、今度はヘルペスになってしまった。2年前になったのと同じで、液体窒素でイボを焼いた後の痛みと比較にはならず、生きているのが嫌になるほどだ。
しかし、そのピークも過ぎた。仕事を休んだのは一日だけで、後はどうにでもなれ~という気持ちで仕事した。色んなことが起きている。
それを日記に書けなかっただけで、私の毎日は平凡ではなくドラマチックだ。
息子は学校に行けない日々が続いている。眠い人が眠い人を起こすのはよくないと考え、私も早起きを心がけている。今日は7時に起こし、久しぶりに送り出すことに成功。
久しぶりの事なので、晴れ晴れとした気持ちになりのんびり過ごしていたら、携帯が鳴った。
「今日は遠足だから授業はなかった」
と息子。
遠足には申し込んでいなかったね。
でも、そのぐらい把握しておこうよ(T^T)
前もやっと行った日が面接の日で自分は休みだったし。
そして帰って来た息子は、
「自転車乗りに行って来る~!」と。
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意味が無いとは思わないけど、ちょっとため息が漏れた。
しかし、元気に「行って来ます」と言う息子を「行ってらっしゃ~い!」と
明るく送り出した。
学校がある日に行ってくれ、と思うのは贅沢な悩みかもしれない。
姉からたくさん素麺をもらい、茹でて食べるのに飽きたので、油で揚げて「かた焼そば風」にしてみました。
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夕方6時ごろ母からメールがあった。
「今日もお父さんの機嫌がいいよ。今手を振って家の中を歩いてる」
鬱病が治らず、ひどい状態が何年も続き、電気療法を受けている父。
一昨日電気をかけたので、調子が良いらしい。
私は何年も父の良い状態を見たことが無い。先日烏山に行った時も、気分が悪いせいか、とても機嫌が悪かった。
「父の笑顔を見たい」
せめて、いい表情をした父を見たいと思った。
「これからそっちに行く」と母に電話をした。
栃木の姉の家まで一時間半ぐらいかかる。それでも往復するのに億劫だとは思わなかった。
案の定娘は行かないと言い、息子は行くと言った。
私が知っている最近の父はいつも愚痴ばかり言っていた。
目が見えない、耳が聞こえない、歩けない、オシッコが出ない。
念仏を唱えているようだ。
ものすごく機嫌がいいというわけでもなかったが、愚痴をこぼさない父に会うことが出来た。歩かなきゃ足腰が弱ってしまうという意識があるせいか、家の中を歩くことがあるのだが、手を後ろで組んでいるので、
「それじゃつまづいた時に危ないよ」
と声をかけると、すなおに手を下ろした。いつもなら必ず反論するのに、電気をかけた後は2~3日調子がいいらしい。そんな父の姿を見られたことがうれしかった。
収穫はそれだけではなかった。
学校にもバイトにも行けない息子を今の状態から救い出したいと思っていた。気分を変えるためにも、姉の家に連れて行きたかったのだ。
姉は息子に時間をかけて話した。親だからできることと、親にはできないことがある。私が言っても聞かないことでも姉が言うと聞く事もある。
姉が色々言ってくれたことが息子の心に響いたかどうかはわからない。
それでも、親とは違った角度で見たことを話してもらうのもいいことだと思う。
息子は睡眠薬を飲んだ当日と翌日バイトを休んだ。
今度の土日は元々主人と山に行くことになっているので、バイトはお休みだ。その次の週に行けるのかどうか、疑問である。
そして学校も。
明日行けるのかどうか。
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