うつ病で摂食障害などを抱える看護師。色々あるけど、生きて行くのだ!

2004年11月28日(日) 生きてるだけでいいじゃない?

 最近、自分の仕事のことばかり日記に書いているが、子供のことを考えていないわけではない。

 二葉は学校に全く行っていない。一生は、金土しか行けなくなった。(木曜日は休みの日)
主人と話す時間がないほど最近は忙しかったが、

主人は、
「一生は、性格的に色々問題あるけど、生きているからいいじゃない」
と言う。
私もそう考えるようにしている。家にいる時はとても明るく、おとなしい子ではない。バイトをしたくても、面接で落ちてめげていたり、睡眠のリズムが狂ってしまって学校に行けなかったり、それが続いて落ち込むことが多かった。

心のリズムとしては最近少しずつ浮き上がって来て、学校を休んでも午前中に起きてゲーム(最近発売になったドラクエⅧ)をやったりしている。普段なら、学校に行かない日は、午後じゃないと起きない。私が考えるに・・・今の一生に大事なことは生活のリズムを治す事。それからじゃないと、何をするにもスムーズに行かない。

一生に関しては、3人の人に相談しようと思っている。まず、薬をもらっている病院の医師。学校に週1で来る元精神科医のカウンセラー、そして春まで通っていた塾の先生。

落とした単位は来年取ればいい。一生の学校は落第がないんだからね。

学校に行って、勉強ばかりしてキリキリしているよりも、笑顔で明るい一生でいて欲しい。


 そして、二葉の問題。今年度から学区外からの通学が認められるようになる。
二葉はみんなが行かない学校を希望した。
一からやりたい。新しい友達を作りたい。それが二葉の気持ちだ。

週に一度の算数の塾は真面目に通っている。宿題もきちんとやり、漢字は私と一緒に勉強している。普段の生活は快活そのもの。元気で明るく、「この子本当に不登校?」というような子だ。

 「今後の方向性は?」と担任に何度も聞かれる。
 「ちょっと待って下さい」と言いたい。
今充電中だから、待ってあげましょうよ。もう充分充電してる気もしますが^^;

心の問題は解決していないのだろう。

春になれば、きっと雪が溶けると信じている。

そうじゃなくたって、二人の子供はしっかりと生きている。
だからなんとかなるさ。
それだけで幸せだと思いたい。





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2004年11月25日(木) 母親の代わりはいない

 ぐったりです。月曜日は休みだったが、午前中に友人から電話がかかって来て、一緒に食事をした。それ以外、今週は休みが無い。日曜日も予定が入っている。

 主に訪問入浴。たまにデイケアの仕事が入る。訪問入浴はかなりの重労働だし、
デイケアは責任のある仕事だ。
 
 「毎日働いているんだから、フルタイムで働けるんじゃない?」と言われるが、それはまだできそうにない。人材バンクの良さは、自分の予定の出し方で、仕事をしない週も作れること。
 しかし、最近は悪いところばかりが目について、うんざりしている。12月3日は仕事の日になっているが、一昨日二葉の担任から電話がかかって来て、卒業アルバムの写真(クラブの)を撮る日があるとのことだった。26日と3日で、26日は過ぎたし、仕事だった。そうすると、3日しか無い。二葉が写真を撮る撮らないは別として、一緒に過ごす時間が欲しかった。昨日仕事の合間(お昼休み)に電話し、その旨を伝えると、「困ります」の一点張り。「そういうことをされますと、事業所にも利用者様にも、代わるスタッフにも迷惑がかかりますし、こちらも信用をなくしてしまいます」と言うのだ。
 
 私は、今まで何度も変わる業務表に振り回され、一度は仕事だと思っていたら、休みだったということもあった。しかもファックスもメールも電話連絡も何もなく。私が「明日もよろしくお願いします」と言ったら事業所の人に「明日はないよ」と言われ、夜8時頃自分の予定表を確認してから人材バンクに連絡した。しかも営業時間は過ぎていて、個人の携帯に。
 すると「今日の日中に連絡があったんですよね」と言う。「あの~何も連絡がなかったんですけど」と言うと「そうですか~?」と一言。自分たちのミスはその一言で済ませ、人を将棋の駒のように使う。
 何度も振り回されていること、急に電話がかかって来て明日仕事をして欲しいと言われたのを受けたことなどを言うと「みなさんそうなんですよ」と言う。


だったら、お互い様じゃないの?


スタッフの代わりはいても、母親の代わりはいないんだよ、と言いたかった。

結局代わりは見つかったが、かなり嫌みったらしいメールが来た。
「こういうことがあっては困ります。今後このようなことは絶対にないように、云々」
こっちの言い分をガ--ッと書きたかったがそこは我慢して、
「ありがとうございます。今後はこのような事が無いように、十分注意しますのでよろしくお願いします。ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした」とメールを打って送信した。

二葉だけでなく、最近一生も学校を休んでばかりいる。
そんなことがストレスになったのだろうか、急に白髪が増え、髪の毛が毎日ごっそり抜けている。おばさんを通り越しておばあちゃんになりそう;。;老け込むのが嫌だから、今日ヘアカラーをした。洗顔の後は化粧水をたっぷりつけて、コラーゲン入りのクリームを塗る。苦労をしても、老け込むのは嫌じゃ~!




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2004年11月22日(月) 私物

 病院をやめることを先生に電話で話したものの、私物はまだ残したままだった。
行こうと思っていたが、スタッフに会うのが嫌で、おっくうになっていた。

 明日、デイケアの仕事がある。もしかしたらナースシューズが必要かもしれない。二葉の面談のため、学校に行った帰り、思い切って取りに行った。本当は誰にも会いたくなかった。会ったら、とめどなく涙が流れてどうしようもなくなってしまいそう。私はやめたくてやめたわけじゃなかった。辞めざるを得なかったのだ。

 自分の体のことだけではなく、薬物を盗んだ犯人にされた。汚名を着せられ、どんなに私が叫んでも、わかってはもらえない。そんな中で働くことは辛すぎる。

 誰にも会わないわけにはいかなかった。1人のスタッフに、
「お久しぶり~元気?」と声をかけられた。
作り笑いをして「はい」と答えたが、嫌な気持ちになった。

まずナースシューズをはいて、ロッカーのある3階まで行こうとした時、病室のネームプレートが目に入った。スローリーさんがまだ入院している。一瞬迷ったが、
ノックをして病室に入った。スローリーさんは、ビックリしていた。
「どうして?どうしてやめちゃったの?淋しくてたまらなかったのよ。残念で残念で・・・」
私の手を握って離さなかった。
そう言われたら、我慢していた涙が堰を切ったように流れた。
「本当はやめたくなかったんだけどね・・・色々あって。高熱が出て、何度も入院したの。だから」

「大変だったわね。この間、O先生と話していたのよ。どうしてやめたのかなぁって。本当にいい人だったのよ、って話していたの。私が誰かに靴を持って行かれた時、自分のナースシューズを貸してくれたことがあったのよ、家にまで来てくれたこともあったし、って」

スローリーさんの言葉で、そういうこともあったなぁと思い出し、また涙が流れた。15分ぐらい話をして、「また会いましょうね」と言って病室を後にした。
他のスタッフは見ないようにした。色んな人と会話していたら、未練が募ってしまう。

 3階のローカールームに入り、自分の私物を紙袋に入れた。エプロンが1枚。駆血帯、ナースキャップにつけるピンバッジ、自分でも忘れていたものが結構あった。それを持って、また2階に降りた。
 
 でも、これで全てが終わったわけではない。私は、今日とっさに思いついて物を取りに行ったので、鍵を持って行かなかった。貴重品が入っていない時は鍵をかけていなかった。だから後日また鍵を持って行かなければならない。物事を終わりにするって大変な作業だなと感じた。人との関わりを断ち切り、挨拶をし、自分の物を整理して。そうして、次の段階に進まなければいけない時期があるのだと感じた。

 明日は祭日だけど、デイケアの仕事がんばって来ます。




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2004年11月17日(水) やっとけじめをつけました

 ずっと気になっていたことがある。それは、前の病院をやめるということを院長にハッキリ言わず、人材バンクに登録して仕事を始めてしまったこと。

元々前の病院はやめたくてやめたわけじゃなかった。高熱で入退院を繰り返していたので、働くことができなくなっていた。


言わなきゃ、言わなきゃとずっと思っていた。でも、先生の顔を見るのが辛かった。今まで5年間働いて来た病院であった色々なことが思い出される。先生に会ったら、涙で言葉にならなくなりそうだった。

 昨日思い切って電話した。
「本来ならば、実際にお会いしてきちんと挨拶をするのが筋なんですけど・・・」
と切り出した。
今は訪問入浴の仕事をしているということを話した。
病院で会う先生とは全然違う印象だった。とても優しい口調だった。
「よかったじゃない?そうやって少しずつ働いて、健康を取り戻せば、フルタイムでも働くことができるようになるから」と言われた。

 病院にはまだ私物が残っている。それを取りに行って、あの病院とはサヨナラだ。






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2004年11月16日(火) 居心地のいい場所

 昨日、人材バンクの派遣で訪問入浴に行って来た。初めての場所なので、余裕を持って早めに着くようにと、6時に起きて、6時45分に家を出た。雨が降っていて寒い。

 事業所の最寄駅に着き、地図を見てもバス停がわからない。バス停に並んでいる人に聞いたがわからなかったので、営業所に電話をした。「○番のバス停で○○行きに乗って下さい。わからなかったらまた電話下さい」と言われた。

 やっと6番のバス停を探し、地図どおりのところで降りた。の行き方がが書いてある地図はわかりにくくて、事業所が見つからない。そこでまた電話を入れた。
迎えに来てもらいホッとした。頑張って6時に起きたのに、結局遅刻してしまった。

「地図がわかりにくいからしょうがないですよ」とみんなにフォローしてもらい、さっそく制服(作業着?)に着替える。そして、ナースバッグのチェックと、利用者カルテの申し送りを受ける。

 私の仕事は、利用者の家に行って、バイタルサイン(熱、血圧、脈)や、全身の状態を見て、入浴できる状態かを判断するのが大きな役割だ。それは、看護師の資格がなければできない。それが終わると、シーツ交換や、入浴後の準備をし、その後他の二人と患者の入浴をさせる。

 入浴の仕事は、体力、体力、体力。中腰が多いので腰を痛めるし、かなりの重労働だ。先日行った事業所での仕事は納得行かないことだらけで、仕事をする気力も失せていた。しかし、昨日のところはとてもよかった。車には運転と機械の操作をするオペレーターと入浴をさせるヘルパーと看護師の3人が乗る。初めてなのに他の二人がとても優しくてよかった。それに、「この方はちょっとわがままですよ」と言われたお客様(と呼ばなければならない)も、先日のがんこじじいとは大違い。あの人を超える人はいないでしょう。

 各事業所によって雰囲気ややり方も違う。爪が伸びているお客様がいると私は気になる。家で介護をするということはとても大変なことだ。爪が伸びているなぁ、切ってあげなきゃと思いながらもできずにいるのだ。「遅刻したのに、爪切りで時間とってすみません。早めに終わらせますから」と言うと、「大丈夫ですよ。ゆっくりやって下さい」とヘルパーさんが言ってくれる。家族との会話もできる。前のところは、いちいち聞いていたら終わらないよという感じで「お変わりないですか?」と聞いて「無いです」と言われたら、全部の項目の良好の所に○をつけてと言われた。なんだか変だと私は感じる。自分で答えられない人は家族に聞くのだが、「眠れているようですか?」と聞くと「それが、昼夜逆転どころか、バラバラなんですよ。それでずっと呼び続けるからこっちは睡眠不足です」と言う。そういうことを聞いてあげるもの大事な役目だと思っている。

 褥創(じょくそう→床ずれ)のできそうな方の家族には防止方法を教えた。私達は大学病院で働いている時、「病院で褥創ができるのは看護婦の恥だ」と教わった。きちんと看護されていないということになる。自分で動けない患者は2時間起きに「体位交換」をし、クッションを置いたり、いろいろな工夫をする。でも、家で介護するのは24時間体制というわけにはいかない。その中でいかに褥創ができにくい状態にするかを家族に伝える。そういうことも、コミュニケーションの一つだと思っている。
 「床ずれ」と言ってもバカにできない。痛いだけではなく、皮がむけてバイ菌が入ると、別の病気を引き起こしてしまうことがあるのだ。

 そんな風にして、ただ入浴させるだけではなく、看護婦として利用者や家族に接することができてとてもうれしかった。看護婦としてというよりも、私が私らしく接することができたのだと思う。それは、事情所の体制によるものだと感じた。苦しくて辛くて、「やめたい、やめたい」と、求人広告ばかり見る日々だったが、昨日一日行っただけで、「もう少しがんばれそう」と思った。

 看護婦として・・・などと偉そうなことを書いた私だが、うつ状態には変わりなく、家にいる日はほとんど寝ている。家事もろくにできない。昨日は、重労働のため、帰って来てから3時間以上ベッドの上にボーッと座っていた。そして、今日は疲れが残って一日寝ていた。こんな感じだけど、居心地のいい場所を見つけたかなと思えてうれしいと感じている。まだ一日しか行っていないので、これからまだ色々なことを経験することになるだろう。





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2004年11月12日(金) 断っちゃいました

昨日、業務指示書がFAXで二回届いた。それは、変更があったということ。しかも二回目に届いたの容姿には先日「Yさんの50カ条」というタイトルで日記に書いた西○○の事業所の名前が。しかもYさんがコースに入っている火曜日。

いくら仕事とは言え、どうしてもYさんのところには行きたくない。
わがままと言われるかもしれない。でも、絶対にYさんはダメ。
Yさんに慣れるより先に、胃潰瘍になってしまう。

悩んだ末、断ることにした。
「西○○だけはどうしても・・・ダメなんです」
と、電話を入れた。

「差し支えなければ理由を教えていただけないでしょうか?」

と係りの人に言われ、ありのままを話した。

「でも、どこに行ってもそういうお客様はいらっしゃると思いますよ」

それはわかっている。


普段一生や、二葉に言っている言葉だ。

「どこに行っても、嫌な人、自分に合わない人はいるものだよ」

と。

私は、Yさんに怒鳴られた後、帰りの電車の中で泣いた。
こらえてもこらえても、止めることのできない涙だった。

「どうにか行ってもらえないでしょうか?」

向こうは強く言う。

私はどうしてもここは折れることができなかった。

多分、これから行く先々の中で、Yさんが最高(最悪)だろう。

だから、勘弁して欲しい。私の心をこれ以上痛めつけたくない。
身勝手な看護婦かもしれない。でも、これだけは譲れない。

どうしてもできない、とキッパリ答えた。
「西○○は遠いので朝も早いですし・・・かなり負担になります」
と。

「そうしますと、これから紹介するお仕事が減ってしまう場合がありますが、よろしいですか?」

それは止むを得ない。

本当の理由は違うのかもしれない。自分の心を傷つけたくないんじゃなくて、私がキレたら、


「このくそじじいっ!

わがままにもほどがある!」



と怒鳴ってしまいそうなのだ。そうすると事業所の人にも迷惑をかけてしまう。

行かないに越したことは無い。




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2004年11月07日(日) 私の場所

 ハッキリ言って、人材バンクに登録した方が、普通に仕事するより時給がいい。それは訪問入浴だから(重労働だから)だけじゃないことがわかって来た。今週は三日入っていた仕事が一日になり、来週も二回変更になった。

 誰かが休む時、虫食い状態になった穴を埋めるのが私達の仕事かもしれない。だから前日電話がかかって来て、仕事をしてくれと言われたりする。

 私は、入浴の仕事が嫌いなわけではない。お年寄りと接するのが苦手なわけじゃない。でも、今の仕事にやりがいを感じない。こんなことを書くと、「やりがい感じて仕事してる人なんて少ししかいないよ!」って言われそうだけど。

 それでも私はまた職安に通い始めて、仕事を探している。家で求人広告を見ているだけじゃダメなのだ。求人広告に載っていないものも、パソコンで探すことができる。のんびりと探せば、きっと私の場所が見つかるはず。

 私は白衣を着たい。(コスプレ願望じゃないよ!^^)
病院で働きたい。看護婦をしている私が一番輝いているから。




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