2004年07月30日(金) |
「ルビー&カンタン」 |
2003年フランス 監督 フランシス・ヴェベール キャスト ジェラール・ドパルデュー ジャン・レノ
カンタン(ドパルデュー)の笑いのノリに最初ついていけなくって・・むむっ、笑えないよ〜って思ってたのですが、ルビーと一緒に脱獄してだんだんと二人がからんでくるころから俄然面白くなりました。 「ボク、カンタン」 「親友同士ってパブやるんだ!」 押して、押して、友情をプッシュするカンタンと迷惑いっぱいのルビーのコンビがね〜。可笑しかった。 女装の二人・・赤いスーツにとがったヒールのジャン・レノ!!いやあ・・めったに観れないいいものを観たわ〜(笑)こんな二人組いたら、みんな避けてとおるよね〜。 ブーブークッション・・懐かしいね。これには子どもが大受け〜! パトカーを乗り継いでの逃走劇も笑ってしまったわ。 普段は喋りっぱなしなのに・・やるときは黙ってガシッって力を出すカンタンでしたね。ルビーは腰押さえたり、撃たれたり・・散々で情けないジャン・レノが新鮮でした。
女性が登場してルビー、急に饒舌になりましたね。 もっとからんでくるかなあ・・って思ったけど爽やかにさよならだったわ〜。 ラストは・・もっといろいろあるかなあ・・って思ったけど早かったですよね。 というか・・え?これで終わり・・でした。 「親友同士」ってパブ・・出来るんでしょうか。ちょっと見てみたいような・・恐いような・・(笑)
ドパルデューとジャン・レノ、それぞれの味の出た映画でした。
2004年07月21日(水) |
「アンダーワールド」 |
2003年アメリカ 監督 レイ・ワイズマン キャスト ケイト・ベッキンセール スコット・スピードマン シェーン・グローリー マイケル・シーン ビル・ナイ
ふふふ・・・好きな世界ですわ。 吸血鬼もの・・ 夏の夜にはぴったりではありませんか。 画面もなかなかCoolですよね。深〜い、濃い、暗〜いブルー。
主人公を演じるケイトもカッコ良いですよね。余分な言葉のない、Coolな女性、大好きです。(ハンサムな女性って好き!!ちなみに美人な男性も大好き〜 笑) アクションとかポーズも決まってました!! でも撃ちまくるんだね・・最初っから。 えっとね、もっと違う感じ(これまでの吸血鬼ものから)を想像していたのですけど、撃ちまくりでしたね。 狼男のほうは・・いやぁ・・変身シーン、なかなか怖かったですけど。こちらは、噛むんですね、がばっと。結構原始的かも。 お話の展開がなかなか凝ってて、一種のどんでん返しですよね、これは。途中でえっ?あらら〜?ってことになるのが面白かったです。ただルシファーのお話は、回想シーンだけじゃなくってもっと観たかったかな。
ビクター、再生した時には、え?強いの、この人?って思ってしまいましたが。だって、お年だし・・つながれてましたもの。 ところで、クレイヴン・・どうなりましたっけ。私見逃したかな。
ラストの終わり方も良かったですよね、次への期待が沸きましたよ、ゾクゾクって。 個人的にはあの金髪の女性エリカ・・彼女にもまた出て欲しいわ。 自分の感情のままに行動してた彼女、主人公と対照的でいいキャラでしたよね。結構好きです〜。
ライカン・・・狼男だから・・・もちろん女性はいないんだよね。ということは、ライカンに噛まれたら女性は死んじゃうですかね? だったら、やっぱり彼らは恋をするなら人間か吸血鬼・・ってことになるんだよねえ・・。どちらに恋しても大変じゃない?それって。なぜだかそんなこと思ってしまったのでした。
2003年アメリカ 監督リチャード・ドナー キャスト ポール・ウォーカー フランシス・オコナー ジェラルド・バトラー ビリー・コノリー アンナ・フリエル イーサン・エンブリー
14世紀へタイムトラベル・・これだけで結構好きな展開なのですけど。 なぜだか・・とっても疲れたのでした、観てて。 行った先が100年戦争ですから、もちろんず〜っと戦ってて。主人公たちもず〜っと逃げてるものだから・・・。 スーパーマンのようにそこで活躍するわけでもないところがリアリティがあるといえば、あるのでしょうけど・・でももうちょっとすかっとするところも欲しかったのでした。
お話の展開とか伏線は、あの手を取り合って眠る石像のあたりで、はは〜んと思ってしまうのですが、ま、分かってても面白かったです。でも、最後も予想したとおり(誰が生き残るか)の結末でしたね。
私のお目当てのポールとイーサンですけど、ポールはやっぱり爽やかで、イーサンはメガネ・・素敵だったわ。影の主役・・というべきはバトラー演じる助教授さんですけど、黒髪で髭面・・思わず「トロイ」のヘクトル兄さんを思い出しました、私。で、かなり贔屓目で見ちゃいましたね。彼とレディ・クレアの恋が映画の中の重大ポイントでしたものね。 でも・・ねえ・・・。吹き替えで観たのが失敗でした。。 吹き替えのレディ・クレアの声・・いやいや・・批判はしたくないけど。 世紀を超えた恋も・・興ざめになるかという・・(批判だよ、立派に)。 ぜひぜひ字幕で観ることをお勧めいたします。
2004年07月13日(火) |
「スパイダーマン2」 |
2004年アメリカ 監督サム・ライミ キャスト トビー・マグワイア キルスティン・ダンスト アルフレッド・モリーナ ジェームズ・フランコ ローズマリー・ハリス
数あるヒーローものの中でも、なんだかとても親近感を感じてしまう「スダイダーマン」。 偶然にも大いなる力を手にしたピーターの悩める姿が・・そう感じさせてしまうのかな。叔父さんの死のこととか、MJへの気持ちとか。 そんな彼の気持ちや周りの人の描き方・・ストーリーもしっかり作られてました。 Drオクのキャラも良かったわ。人間的に魅力ある人に描かれていましたよね、あのお茶のシーンなんて!!あのシーンはとても生きてました。あれがあったからラストのあのピーターの言葉が生きてくるのですよね。 MJも共感持てたのでした。彼女、綺麗になりましたよね。1の時は正直・・ええ〜って思ったのでしたけど。時々とても綺麗に見えて(って誉めてるのです・・これは) 「中途半端な気持ちで生きてゆくのは間違ってる」という彼女の言葉がとても印象的でした。 ハリー君は・・今回かなり苦悩の表情ばかりだったわ。ちょっとビックリでしたけどね、あの仮面のところ。もっとあそこでピーターと会話があると思ったのでしたけど。そして最後・・うう〜ん・・ということは・・彼は・・・どうなるのでしょう「3」ではね・・
アクションは相変わらず爽快でした、都会のジャングルを飛んでゆく姿〜。 電車のシーンには思わず力が入ってしまったのでした。 それにしても今回はかなり見えちゃいましたね、スパイダーマン、いろいろと。電車の中で人々がスパイダーマンを持ち上げて渡してゆくところ・・あれは感動的でした。
エレベーターのシーンとコインランドリーのシーンは可笑しかったわ。 洗うと色落ちするのね、あの衣装。
1976年カナダ フランス 監督 ニコラス・ジェスネル キャスト ジョディー・フォスター マーティン・シーン アレクシス・スミス スコット・ジャコビー モルト・シューマン
ひさびさに観ました。以前観たのはいつだったかしら。かなり私も若かったと・・(笑) 前に観た時よりとてもよかったのはどうしてなんだろう。
以前はジョディー演じるリンの妖しい魅力ばかり感じていたような。 でもね、全然違ったわ。ダッフルコート姿はとてもキュートだし、あのフードのついた部屋着って可愛い〜。 クールで心のうちを人に見せなかった彼女がマリオと出会って。 彼に気持ちを打ち明けるシーンなんてね。今まで父親の言葉とおり、必死に生きてきた彼女の内面が感じられてとてもじーんときたのでした。 マリオとふざけている彼女のあどけなさと・・フランクとのあのシーンのギャップがね、魅力なのですよね。 ラストのお茶のシーン・・うろおぼえだったのですけど。あんな展開だったとは!!ゾクゾクしたわ。 しかもフランクがマーティン・シーンだったとは!!全然知らなかったのでした。 あの最後のお茶のシーンのリンの白い寝巻(?)も綺麗だわ。シンプルなの。
見直してよかったなあ。お茶のシーンもしっかりあったし。キッチンでお茶を入れるシーン。あの缶はトワイニング・・だよね。ポットやカップも綺麗でした。
暖炉の火に輝くリンの金髪、静かな彼女の横顔。 流れるショパンのピアノ曲。 エンディングも印象的でした。
2004年07月04日(日) |
「くじらの島の少女」 |
2002年ニュージーランド・ドイツ 監督 ニキ・カーロ キャスト ケイシャ・キャッスル=ヒューズ ラウィリ・パラテーン
ニュージーランドのマオリ族のお話。くじらに乗ってやってきた勇者パイケアの名をもらった少女。族長として代々伝統を守ってきた家に生まれた彼女だが、祖父である族長は彼女を後継者とは認めない。族長は男でなければならないから・・・
頑固者おじいちゃんに何度怒られようが、叱られようが・・諦めないパイケアのひたむきさ。歌でも槍でも彼女にはとても才能があるのに・・もうなんて頑固なの、このおじいちゃん。女じゃどうして駄目なん!!って言いたくなったわ。でもパイケアを自転車に乗せて可愛がったりするんだよね、おじいちゃん。 おじいちゃんに負けてない、しっかり者のおばあちゃんも良いんだよね。台所では私が主人だよ!!なんて啖呵きったりしてね。
マオリのあの歌とかね、踊りとか(横で見ていた彼が思わず「マーク・ハントや!!」と叫んでましたけど 笑)とても印象的だったわ。鼻を合わせて挨拶するんですねえ。そしてあの舌を突き出して威嚇する戦いのポーズ!!
パイケアのあのスピーチに思わずもらい泣きしそうなりました。おじいちゃんに届いて欲しい、彼女の気持ちって。 ニュージーランドの自然や、海も綺麗で。くじらとのシーンも幻想的でした。こういう独特の雰囲気をもった映画って好きです。
それにしても主演のケイシャちゃん、素敵な彼女はオーリィに似てる!!黒髪くるんくるん、目もぱっちり、鼻も通って。オーリィが女の子だったらこんな感じかな〜って。 「似てるよね」って私が言ったら「そういえば似てるわ、目とか鼻とか。唇の薄いとことか。」って彼も言ってましたけど!!オーリィが唇薄いこと!!いつのまにそんなこと知ってるん!!?
俳優さんたちもみんなマオリの方たちで、さすがに堂にいった演技でしたね。 最後にみんなで漕ぎ出すカヌーの見事なこと!!
2004年07月01日(木) |
「ハリーポッターとアズカバンの囚人」 |
監督 アルフォンソ・キュアロン キャスト ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン マイケル・ガンボン アラン・リックマン ゲーリー・オールドマン
シリーズ3作目です!ハリーたちも大きくなってねぇ・・(とまるで親戚のおばさん状態の心境ですが)。どこか今までとは違う雰囲気なのね、画面も少し暗めだし。 制服も着崩して、魔法学校での生活も慣れたふうのハリーたち。今回は私服姿もたくさん見られました。ハリーはスウェット系なのですね、ハーマイオニーは意外にもジーンズ!!キュートでした。ロンはニットです、彼のファッションが一番好みでした(笑)
新キャラの先生たちも良かったです。エマ・トンプソン演じる占い学の先生は、可笑しいよね。お茶占いの授業があったわ!!私も習いたい〜。 ルーピン先生、物静かでね、優しくてこんな先生に習いたいよね。あの(自分にとって)一番怖いものを可笑しいものに変えちゃう授業、あれが可笑しくって。私だったら何だろう?うう〜ん、怖いもの・・・んん?無いかも〜(ある意味怖いよ、それ) そんな中で変わらないスネイプ先生・・・あの苦々しい顔で登場するだけで嬉しかったりして(笑)ちゃんと3人を守ろうとしたりもするしねぇー。
シリウス・ブラック役のゲーリー・オールドマン、もう少したくさん観たかったかな。あの最後にね、ハリーに言った言葉、あれにはほろほろ・・ぐっときました。
パンフに載ってたんですけど、ハリーたちは監督さんにそれぞれのキャラについてレポートを提出したんですってね。 ハリーは1枚にぎっしり・・で、ハーマイオニーはなんと16枚半!!それでもってロンは・・・未提出・・だってそれがロンだから・・・って!!笑ってしまったわ。 3人とも自分のキャラを分かってますよねぇ〜!!
全体にとてもテンポが良く、ラストまで来ましたよね。 ラストは、わりとあっさりとしてたような。 あの時間を戻してからのシーンは、それまでの伏線が次々謎解きされて面白かったわ。
エンディングも楽しいです。 「いたずら完了」!!
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