いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2011年05月31日(火) 三回目の被災地入り@気仙沼市

 昨日、選挙後の第一回臨時会が終了したので、本日から震災後三回目の被災地入りをした。前回2回は震災直後であったこともあり、救援物資の輸送だったが、今回は医療救護班の輸送である。

 これは、東京都保健福祉局が主体となって行っている、気仙沼市と陸前高田市の避難所に開設された救護所や病院に、医師、看護師、薬剤師、栄養士などを派遣する「東京都医療救護班」の一員としての参加である。なぜ、医療資格のないお前が?とご不審のむきもあろう。

 実は、会員になっているNPOにを通じ、JVMAT日本災害医療支援機構から運転手の要請があったのだ。航空自衛隊の予備自衛官の災害派遣命令書が届かないので、自力で支援の道を探った結果である。

 本日は朝7時に都庁に集合し、都庁職員、医療チームの方々と6時間かけて気仙沼市までやってきた。気仙沼市の施設内に本部がおかれ、東京都が運営主体となっているが、医療職の名札やジャンパーに書かれた自治体名は九州から北海道まで全国に及んでいる。

 到着後すぐさま、避難所の場所を前任者から案内していただいたが、途中には、駐車場に漁船があったり、土手に大型船が激突したりと、まだまだ震災の爪痕が生々しかった。


 驚いたのは、車にカーナビがないのだ!!!!!必死に目標物をメモしながら走った。(後で聞くと明日からはナビ付きだそうで安堵)

 気仙沼の医療班は、私と東京都職員以外はみなさん医療従事者でなんらかの資格をお持ちの方々である。私はと言えば、大型免許ぐらいである。そこで前任者からの引き継ぎの「無資格者」いぬぶしの仕事は運転がない時間は、1.ゴミ捨て 2.資料の印刷補充 3.全体打ち合わせ会のマイク係
4.鍵閉め 5.ロールカーテン閉め等である。要は雑用すべてである。

 もちろん、そのつもりで来たので何ら文句はないが、医療従事者の献身的な姿、それも非日常のなかでの真摯な姿には頭が下がる。

 5月末でこの医療班は大幅に縮小され、本日で帰京するチームから夕方の打ち合わせで様々な意見や体験が発表された。そして、最後は、気仙沼市の菅原茂市長が全国からの支援に謝辞を述べられた。(以下、ご発言要旨)

多くのご支援に感謝申し上げます。気仙沼市民の健康を全国の方々が守っていただきました。このご恩に報いるためにも早い復興をなしとげ、健康な市民生活を作っていきたいと思います。今回の皆様のご支援は「絆」ではありません。「愛」です。本当にありがとうございました。


 市長さんは途中言葉を詰まらせ、瞳には光るものが見えた。壊滅的な状態からの復興計画は大変だったろうと思う。そして全国からの支援に、心から謝辞を述べられた姿に会場にいたすべての方々が感動したに違いない。

 気仙沼に着いてまだ大した仕事をしていないが、素晴らしい瞬間に立ち会えたことに感謝したい。人間って、日本人ってステキじゃん!!!



2011年05月30日(月) やっぱりタメじゃん!新たな議員。なんのために議員になったのさ?

 本日の臨時議会最終日。補正予算などの反対討論と行ったが、与党会派(自民・公明・民主)の議員さんたちは、新人を含め、結局すべて賛成。なんのために議員になったのか?結局は、区民のためと言いつつ、自分が「議員になりたかった」見え見えである。残念だな〜以下私の反対討論である。

 たちあがれ日本は只今上程されました第31号議案平成23年度大田区一般会計補正予算第1次及び第32号議案大田区議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例に反対の立場から討論いたします。
 
 新たに当選された新人議員各位には、朝日新聞などで「議論しない」「修正しない」「議員別賛否を公開しない」三ナイ議会として酷評された地方議会の標本のような大田区議会をご一緒に変えていこうではありませんか。

 第31号議案は、区長選挙前に作られた所謂骨格予算に対し、新たに当選された区長が政策予算として配分すべき補正予算であります。ところが、「犬のしつけ方教室」等多くのバラマキ新規事業が散りばめられた平成23年度予算は、到底骨格予算と言えない総額2308億8219万円対前年比1.8%増というものでありました。そして、その当初予算の大問題は歳入のうち164億1986万円余りが基金からの繰入金、つまり積立金を取り崩してまかなっているのです。その結果、一時は1033億円を保有していた基金残高は200億円も少なくなってしまったのであります。そして、当初予算のうち義務的経費は1235億円、その内訳は人件費が471億円、扶助費が666億円、公債費が98億円となっております。すなわち、大田区の予算の半分以上は職員の人件費と生活保護、借金の返済で消えていることが明らかなのであります。

 さらに、今回の補正額7億7941万9千円の96%にあたる7億5155万9千円が基金からの繰入、すなわち積立金の取り崩しで賄われているのです。はたして、区民の貴重な財産、預金である積立金を取り崩してまで実施する事業がどれだけあるのでしょうか。

 補正予算の総務費には情報システムの運営として自家発電機のリース料および電気経路増設工事として1123万円余が計上されています。いかにも震災後の備えを装っておりますが、無駄遣いであることは明白です。一昨年約1億円をかけて非常用電源の改修工事を行ったのですが、その際発電機の容量を300kvとしたのですが、情報システム全体を賄うには不足していることがわかったのです。そこで、今回、夏の停電に備え200kvの発電機2台を500万円でリースしようというのです。1億円もかけた工事の際に、適正に必要容量を算出し、その容量を持った発電機を設置しておけばこのような無駄な支出は防げたのであります。所詮、人の金、という感覚が見え隠れいたします。

 続いて総務費において平和都市宣言記念事業として2500万円が計上されております。これは、例年行われていた花火大会を中止し、同じ多摩川河川敷においてイベントを開催する費用だそうです。その際、復興支援も入れるとの説明がありましたが、花火大会の軽費のうち、花火打ち上げの費用を削減しただけで、イベント屋に払う予算はそのまま、といういかにも業者よりの予算には今更ながらあきれるものであります。イベント屋大田区、不動産屋大田区、観光屋大田区の評判通りの予算組には反対いたします。復興支援であれば、2500万円分被災地の野菜でも購入したらどうでしょうか。また、平和記念であれば区長や幹部連れ添って靖国神社の追悼国民大会に参加されれば、さぞかし英霊も喜ぶことでしょうし、経費も交通費だけですむのです。

 福祉費においては、高齢者就労支援事業として「仮称、高齢者就労・社会参加支援センター」の開設に1654万円余が計上されています。高齢者の就労支援は国及び都道府県の事業としてハローワークが担っています。基礎的自治体である大田区がすべきことは、ハローワークと連携して情報提供をすすめることであり、新たな組織を作ることは行政の非効率化に繋がります。この事業で得をするのは、センターの運営を受託する業者と、センター長になるであろう大田区の天下りの職員だけでありましょう。菅直人総理と同様な「思いつき」としか思えない施策には反対です。

 土木費の河川維持管理には防災船着場の整備に5800万円が計上されています。これは大田区羽田の海老取川に浮き桟橋を設置するという計画ですが、すでに5月2日からこの場所からほど近い場所にある旧三愛石油タンカー桟橋を日本空港ビルデイングが2億円をかけて旅客船用桟橋とする工事を開始しています。空港ビルデイングの報道発表によれば、災害時には防災船着き場として活用できるとも述べており、あまりの類似施設、あまりの近さに驚きを感じています。また、大田区が計画している予定地の上下流には橋がかかっており、大規模震災時の陥落で桟橋までの水路が遮断される危険があります。さらには、川幅が狭くUターンをして多摩川に戻ることが出来ないうえ、満潮時には喫水から橋までが2m程度と低く、防災船着場としては不適な場所であります。唐突にこのような計画が発表された背景には、なんらかの圧力や協力要請があったに違いありません。防災船着場だけではもったいないので、観光用の船も使わせよう、との提案が夏休み前には発表され、すぐさま「待ってました」とばかり、特定の業者が名乗りをあげる、という図式が目に見えるようです。周辺には、日本空港ビルデイングの船着場以外に、屋形船や釣り船の係留地が整備されています。いまさら中途半端な防災船着場を、わざわざ作る必然性はなく反対です。

 いま、可及的速やかに大田区が取るべき防災対策は、災害弱者に対する対応であります。さる3月11日の震災当日、JR蒲田駅はシャッターが降ろされ、身体に障害をお持ちの方々や高齢者は東西通行が遮断されてしまいました。また、駅のアナウスや防災無線を聴くことができない聴覚障害をお持ちの方々に対する対策は、いまだ実施されていません。不要な船着場やイベントなどに使う予算があるのなら、聴覚障害者や視覚障害者の方々を含め、災害弱者に対する、災害情報告知方法を早急に確立必要があります。また、我関せずと、東西自由通路まで閉めてしまった、お役所より「お役所的」なJR東日本には抗議を行うべきでもあります。

 また、同じく土木費には、公園施設長命化計画予備調査委託として1795万5千円が計上されています。公園施設を長命化させることには賛成ですが、なぜ大田区職員ではできないのでしょうか。最近の大田区の予算書を見ると、やたら調査委託やら審議会などが乱立しているように思えます。大田区の職員が自らの目で調査確認をして計画を策定する、その際、専門家の意見を聴くという、職員の当事者意識の醸造こそ大切なことです。なんでも委託、なんでも審議会に丸なげのような施策には、到底賛成できません。菅総理のマネをしてはいけません。

 以上、申し述べましたように、本補正予算には、到底賛成することができないのであります。どうか、志高い第17期の区議会議員、とくに区長与党と言われる区議会議員の皆さまには、議会の権能を発揮する絶好の機会であります。

 地方議会には制度設計上、与野党は存在しないのです。もはや、特定の団体や特定の企業の利益のために区民の税金が使われ、それを議会が追認する時代は終わったのです。どうか、本補正予算に反対の声をあげていただきますようお願いいたします。

 次に、第32号議案、大田区議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例について反対討論を行います。本議案は、大田区議会議長の月額報酬を200円下げ、区議会議員のボーナスを6月は6.5%、12月は5%減額するというものであります。名古屋の河村市長や前阿久根市長など、大衆迎合とも思える「議員報酬削減」がハヤリでありマスコミも面白おかしく報道をし、国民も同調をしています。ところが、議会とはなんぞや、地方議員の仕事とは、との議論は聞こえてまいりません。
戦前、地方議員は無報酬の篤志家であったと聞き及びます。はたして、区議会議員とは専門職なのか、ボランテイアなのか、さらには、区長や大田区執行部の諮問機関、あるいは、追認機関なのか、等、まったく議論されずに「職員が下がったから下げる」という提案は乱暴極まりないものであります。

 特別職報酬審議会の答申を得ている、とお答えになるかもしれませんが、特別職報酬恣意議会は、町会長や商店会長らで構成をされ、「下げてもいいですか?」という諮問に対し、「いいですよ」と答申する機関にすぎません。区議会議員のあるべき姿を議論する場でもありません。

 いま、地方議会は不要論まででるほど、存続の危機を迎えております。本当に区民の信頼を得れる区議会、地方議会にかわるためにも、議会、議員の在り方につき真剣に議論することが求められます。その議論の末、区議会議員は無報酬にすべき、という結論が出たとすれば私は喜んで、賛成討論をするでありましょう。

 これから、「いったい議会ってなんなんだろうか?議員って何か?」という自問自答を余儀なくされるであろう、与党会派の志高い新人議員の皆さまには、どうか趣旨をご理解いただき、第32号議案にも反対の態度をお取りいただきたくお願いをするものであります。

 以上、こんなヤツが一人は必要な犬伏秀一「喝!」と申し上げ反対討論といたします。



2011年05月28日(土) 「国際都市」大田区では英国から戸籍抄本が取れません!

 羽田空港が昨年秋に「再国際化」して以来、松原大田区長のキーワードは「国際都市」である。空港からまったく関係ない遠くの商店街にも、3000万円かけた羽田国際化の「小さなノボリ」を配り、区民を税金で中国に送り、ご自身もとてつもなく高い費用で諸外国を歴訪。

 ところが、脇が甘いというか、所詮田舎の役場である。身の丈にあわない「国際化」を唱えるよりも、基礎的自治体としてのサービスの向上こそ、いまやるべきが「民間出身」区長の仕事だろう。

 以下、英国在住の方からのメールを転載する。

はじめまして。

大田区役所の対応に呆れ、メールを差し上げています。
(虚偽の情報を流し、さらにそれを指摘すると、一切対応を放棄されて困っています)

http://www.city.ota.tokyo.jp/download/koseki/kosekiseikyuu/files/kosekigaikoku.pdf

このページにあるように、海外在住者が戸籍証明を請求する場合、
1.国際郵便為替
2.国際返信切手券
で、手数料・送料を支払うよう指示されています。

ところが、私のおりますイギリスには、1。は存在せず、2。は8ヶ月前から全英で発行が停止されており、現在流通していません。
その旨、イギリスの中央郵便局(royal mail) にも、ロンドンイギリス領事館にも確認しました。

ところが、それを大田区に問い合わせたところ、まず電話相談しかないと言われ国際電話をかけましたら
1.音声が悪いのでかけ直せと切られる
2.海外からの電話と知りながら、質問の度に何分も待たされる。
という状態で、50分近い電話にも関わらず、全く回答が得られませんでした。

あまりに話が長引くのでEメールで相談したいと言っても、Eメールはないと言われ、それではあまりにも費用がかかりすぎる(イギリスは日本より物価が高いです)と粘りましたら「それでは15分後にかけ直してこい」と言われました。

その後、やっとのことでメールアドレスを聞き出してメールしましても 1の国際郵便為替にしろ、の一点張り。

仕方がないので、再度国際電話をかけましたら、戸籍担当の責任者(野口さんという年配男性だったと思います)という方が出て、
「国際郵便為替がないはずは、ないでしょう」の、一点張り。
日本大使館や中央郵便局に確認したことなど、前回と同じことを繰り返しましたが、話が通じません。
(というか、そんはずないでしょ?と、一切信じてもらえません。)

確実に、イギリスでも使える方法を、どこの郵便局または銀行で扱っているかの情報とともに教えてくださいとお願いして電話を切りました。(というより、かなり乱暴に一方的に電話を切られました。)

その後来たメールには、またしてもイギリスには存在しない方法が書いてありました。

あきれまして、「故意に虚偽の情報を流すのは、法に触れるのでは?24時間以内に正しい方法をお知らせください。」
(その時点で、すでに一週間以上経っています)とメールしましたら、今度は一週間以上返事全くがありません。

支払方法につきましては、現在wire transfer しかないと郵便局に言われたこと。現金を送る方法もありますが、現在イギリスでは90%以上の現金が郵送中に盗まれていることたとえ保険をかけても、送信者にお金が戻ってくるだけで、先方には届かないことを指摘され、その旨ももちろん伝えました。

そうしましたら「大田区には銀行口座がない」と言われたり「wire trasferはこの区にはない」などと意味の不明なことを言われ、さらには「口座がないわけはないと思いますが・・・」と尋ねましたら「一日に何千人もの区民から振り込まれると、確認に時間がかかるからだめ」と。「海外で郵便為替のない国に住んでいる大田区民が、一日に何千人も請求するほど存在するのですか?」と言いましたら、ガチャンと電話を切られました。

尚、イギリスのロイヤルメールの電話番号は +44 8457223344
イギリスロンドン領事館の電話は+44 20-7465-6565
この、情報ももちろん伝えました。郵便局本局の方にも、何度も足を運びました。もちろん、ロイヤルメールのHPもありますので、そこに存在するサービスを指摘してくださいとお願いもしました。

大田区の苦情相談にも、大田区長にもメールをいたしましたが、同じく一週間以上返事がもらえません。電話もかけましたが、とりついでもらえませんでした。

また、万が一と思い、普通為替でお金を送りましたら、それは受付ないとのこと。

イギリスビザの手続きのための書類で、至急イギリス大使館に出さなくてはなりません。(イギリス領事のほうからも、その対応では在外日本人の生活上に問題があると、いずれ大田区には連絡が行くようにはなっています。)

どうにかして、戸籍証明を取りたい=お金を払いたい(三千円程度のお金です)のですが、これ以上どこに相談してよいものかわからず、メールを差し上げました。

どうか、なにかよい案をご存知でしたら、お教えいただければと思い、メールを差し上げました。

参考に、大田区役所からのメールを添付いたしました。
どうぞ、よろしくお願い致します。

○○○○○
● ●●● House
●● Avenue
Kingston Upon Thames
KT2 5UL

+44 2085 470 ●●●●
+44 75 3303 ●●●●

 「大田区の窓口の職員にマトモな対応を求めるのは無理。彼らはサルか火星人が日本語をしゃべっているのだから」と書いたことがある。その後、大田区職員の2チャンネルなどでも「サルと火星人」が話題となり、窓口の対応は、サルから人間へと格段によくなったものだが‥

 まだ、サルと火星人が潜んでいたのか!!!さてさて、国際都市大田区の区長さん、部長さん、課長さん、サルになるか、国際都市として誇れる対応が出来るか、月曜日が楽しみである。



2011年05月27日(金) 区議会議員の区外施設視察

 お役所はなんでも「理由づけ」が必要である。商店街の新年会の参加費を税金で賄おうとすると理由を書く必要がある。「区内商店の実情について意見交換をした」等のようにだ。まあ、新年を祝って酒ぼ酌み交わした、とは書けないだろうが、言い訳がまかり通る世界でもある。

 例えば旅行もそうだ。海外旅行とは書けないから「海外視察」となる。行政視察、●●視察等、旅行会社には格好のカモでもある。何しろ、民間の価格は関係ないのだから。

 さて、区議会議員選挙の年に必ず行われる「視察」が、区外施設視察である。これは、新たに議員に当選した新人や希望者に対し、大田区外にある施設を視察させるというものだ。

 4年前までは確かに「区外施設」が多かったのだが、今回は「契約保養所」という名の「旅館見学」が多くなってしまい、はたして、必要な視察なのか疑問が残る。以下、4回の視察先をご覧いただきたい。

長野(1班:6/28〜6/29 2班:6/30〜7/1)
視察先:スパランドホテル内藤(山梨県笛吹市)・野辺山学園
宿泊先:休養村とうぶ

伊豆(1班:7/4〜7/5 2班:7/7〜7/8)
視察先:熱海シーサイドスパ&リゾート・伊豆高原学園
宿泊先:伊豆長岡京急ホテル

神奈川(1班:7/11〜7/12 2班:7/13〜7/14)
視察先:ホテル城山(湯河原温泉)・ゆがわら水の香里(湯河原温泉)
宿泊先:強羅アサヒホテル

千葉(7/21)
館山さざなみ学校

 無論、宿泊費は税金で賄われ、昼食や夜の宴会いえ夕食時のお飲み物代も、税金で支給される「日当」が充当される。したがって、全額税金である。

 契約保養所の旅館など見なければ「神奈川」の視察はいらないし、「伊豆」も日帰りで実施できるだろう。行政のお金の無駄を指摘すべき議員として、はたして新人議員さんはどう感じるだろうか。



2011年05月26日(木) 公職選挙法と選挙@深谷市議夫婦釈放か

 我々公職選挙法に基づいて選ばれる立場の者にとって他人事でないのが、候補者や議員の公職選挙法違反事件である。いつ「明日はわが身」になるかもしれないからだ。

 公職選挙法自体が「あれもだめ」「これもだめ」と、候補者は「常に悪さをする者」と想定しているのではないか、とすら思えるほど細かく決められているので、警察が逮捕、送検しようと「決意」すれば適用できる条文がいくつもある。いくつか例示をしよう。

選挙前に、候補者や現職の議員が自分の名前を書いた「のぼり旗」とたてて、駅前などで演説をしているが、これは文書図画違反となる。無論、タスキをつけての選挙期間外の演説も違反である。(公職選挙法第143条第16項各号 罰則の規定同第243条)

会費の明示のない会合、懇親会に公職の候補者や現職議員が「会費」と書いて参加費を支払うこと、また、一般の出席者が払うべき会費を超えて「会費」を支払った場合は、公職選挙法により「買収」となる。また、よく見かける光景が、お祭りや盆踊りなどに、議員がビール券などを持参して「自分の飲み代です」と、言い訳をする行為も逮捕を伴う犯罪である。(公職選挙法119条の二第1項、249条の二第1項)

支援者や地元の方が亡くなり、お葬式に参加できないため、その前後に香典を本人が届けること、また、葬式当日に本人ではなく秘書や妻が「議員や候補者名」で香典と届けることも「買収」にあたる。

 上述のように、普段、結構街中で「当たり前」のように見かける行為が、実は逮捕されるような犯罪であることは、あまり知られていないし、へたをすると「会費」を出し渋る候補者や議員に対し「会費にしおくから」とか「奉納板に名前書かないから大丈夫」などと、寄付を強要する受付担当者の姿も、まだまだ多い。この「依頼主」も逮捕である。

 大きな買収事件が激減しているため、警察の注目は「未成年者選挙活動」と「運動員買収」である。未成年者は例え親族であっても、選挙活動に従事させることができないのだ。ただ、「単純労務」といって、事務所の電話番や宛名書き、お茶だし等は認められるが、「いぬぶし候補をお願いします」というような選挙活動は罰則をもって禁じられている。

 また、運動員(「お願いします」と選挙活動をする者)には、事前に住所氏名を選挙管理委員会に届けた者で、所定の人数以内、かつ法により定められた報酬以外を支払うと「運動員買収」となるのだ。

 最近の「ハヤリ」は、未成年政治活動と運動員買収のセットでの逮捕だ。未成年の学生さんが選挙事務所内の雑務を手伝ってくれて、ある時、街頭演説で「○○候補をお願いします」と善意でやってくれたとする。そして、候補者は「事務所内での単純労務」の報酬として、時給を払ったとしよう。アウトである。過去の判例から、支払った候補者は、逮捕拘留最長21日。罰金50万円、公民権停止5年という厳しい処分である。

 さて、今回の事件は深谷の市議会議員が2月に3000円の会費を徴収し懇親会を行ったが、警察は「会費を払っていない」との調書を無理やり作成して、市議と妻を逮捕した、と支援者らが抗議文を公開したというものだ。

 事実を正確に知りえる立場ではないので、本件を論評はしないが、警察の選挙捜査というのは、決して愉快なものではない。彼らが、候補者や支援者を「張り込む」姿は、まさに「獲物」を狙う目であり、「被疑者扱い」とも思える。

 わが陣営は、グレーゾーンが多い公職選挙法の中、キレイに戦ったと自負しているが、それでも様々な場面で私服警官による「尾行」や「張り込み」はあった。たとえば、ある講演会のあとの「反省会」。会費制(3000円)で行ったこの会で会場の柱の陰から、携帯電話のカメラでこちらを隠し撮りする場違いな二人組の男性。どう見ても私服警察官である。

 せっかくの楽しい「反省会」が、とても嫌な想いになってしまった。私は、警察官や消防官、海上保安官、自衛官など国民の生命財産を守ってくれる公務員には、絶大なる信頼と感謝の念を持っているのだが、4年に1回「被疑者扱い」される、私服警察官の尾行や張り込みは好きになれない。もうちっと、うまくやって欲しいものである。

 それよりも、50%を割る地方議会や首長選挙について、法律をもって規制をすべきである。棄権は、オーストラリアでは罰金25ドル、ブラジルではパスポートを発行しない、と聞く。

 投票率があがり、浮動票が増えれば、候補者らが「会費」を持って盆踊りをまわらなくなるだろう。それよりも、政策を訴える活動をしたほうが浮動票を取り込めるからだ。結果、買収などという前近代的な選挙はなくなるだろう。

 政治家や政治のレベルは、有権者や国民のレベルと一致する、と誰か有名な学者が言っていた。菅直人総理がどうしようもない、まったくそうである。が、だ。誰が、どうしようもない民主党に政権を託したのか、それを忘れてはなるまい。 



2011年05月25日(水) 大田区六郷地区の皆さんにお願い

 全国には、六郷と名前が付いている地名が多く存在する。大田区では西六郷、仲六郷、南六郷、東六郷と町名があり、六万人を超える人々が暮らしている地域である。

 そして、この地域の町会や青少年対策委員会では、秋田県六郷町(当時)と同じ名前のよしみで交流を続け、六郷町が町村合併で美郷町になってからは、地域から大田区として友好都市の交流を続けている。

 さて、今回の震災で初めて知ったのが仙台市若林区にある「六郷」である。避難所だった東六郷小学校は崩壊してしまったという。現在では、六郷中学校体育館、武道館、JA六郷、六郷市民センターが避難所に指定されており、地域の市民約450名が生活をしている。

 大田区にも東六郷小学校や六郷中学校があり、とても親近感を持つ。そこで、3月に東北地区への救援物資を集めた方々が、今回は、同じ名前の仙台市六郷地区を「勝手に応援しよう」と、下記のとおりチャリテイ−のお祭りを企画された。

日時:6月4日(土曜日)13時〜19時

場所:大田区東六郷2-10-9 東六郷2丁目町会会館及びその周辺
(京急雑色駅より徒歩5分 水門通り商店街中央)

模擬店等イベント多数

収益金は、仙台市六郷地区の被災者の皆さんにおくられる。

主催者は、町会など特定の団体ではなく、町会、PTA,地域の方々などの有志の実行委員会である。

 どうか、大田区六郷地区の皆さんには、お祭り気分で出かけて、同じ地名の方々に元気をお届けして頂きたい。どうか、ご協力を!

 但し、私は、5月31日より6月5日の間、医療チームの輸送班として気仙沼市にいるため参加は出来ないので悪しからず。

 当日は盛会で仙台市六郷地区の皆さんに大きな声援が送れるよう願ってやまない。



2011年05月24日(火) 連合審査会質問

 本日から2日間、連合審査会が開催される。これは、本年度当初予算に加え、新たな区長(実際には再選)のもと政策的予算の補正予算につき、本来各所管常任委員会毎に審査するものを一括して全議員出席の連合審査会で「審査」するものである。

 補正予算の審査とは言おものの、国会の予算委員会と同様、補正とは関係のない質問も多い。私の質問時間は答弁を含めてたったの10分間。したがって、2点について質問した。質問に先立ち、議場内に以下のようなメッセージを贈った。

私は、区議会議員選挙で「こんなヤツが一人は必要だ」とのキャッチフレーズを訴え当選いたしました。「こんなヤツ」とは、どんなヤツか?区長の退職手当の見直しを選挙公報に掲載した松原忠義区長が、先週木曜日に、2314万円の退職金を銀行振り込みで満額受領したとか、清水繁教育長が5月10日から15日の間、教育委員会幹部2名を連れ、ドイツに旅行をし、総額180万円近くの費用を税金から支払い、うち現地での「お車代」が40万8千円だった等、区民が知らないことを公開し、区民の感覚を訴えることであります。

今回当選された15名の新人議員の皆様には、どうか4年間、あちら側(お役人)の常識に騙されないよう、区民の目線を忘れないよう、先輩議員としてお願いするものでございます。

質問1
防災船着場として5800万円をかけて海老川に整備しようとしている桟橋について

この場所から直線で1キロも離れていない場所にある三愛石油タンカーバース(桟橋)を日本空港ビルデイングが旅客船用に改修する工事が5月2日から開始された。同社の発表によれば、災害時の輸送ルートとして活用する、ともある。なぜ、こんな近くに、区独自で船着場を作るのか?

予定地は、両側に橋があり、川幅も狭く、水深も浅い。満潮時には水面から橋桁まで2メートル程度になり、実用的ではない。過去、大森ふるさとの浜辺公園に防災船着場と称した桟橋やクレーンを設置した際の、大田区起案文書がここにあるが、実際には「防災」は後付の理由で、本当の理由は水面権利者の要望にあった。

今回の船着場も、あまりにも唐突であり、あまりにも中途半端な計画であるし、地元の漁業関係者などの意見も取り入れていない等、不信感が募る。真の理由を述べよ。

質問2
8月15日の平和都市宣言事業について

毎年行っている花火大会を中止し、代わりに平和都市宣言式典を開催。税金2500万円を使ってイベントを行い、復興支援をするというが、なぜ、区民や各種団体の手作りで実施しないのか。

復興支援であれば、2500万円をそのまま被災地に贈ったほうが、よほど喜ばれるし効率的である。平和祈念は靖国神社への参拝で行うべきである。

最近の大田区は、東京都や他の22区から「不動産や」「観光や」「イベントや」と呼ばれている。行政がすべきことと民間に任せるべき仕事がゴッチャになっている。どう思うか?

 以上の答弁は、書くに値しない「いい訳」のオンパレードであった。

嗚呼!また4年間、お役人の「非常識」と戦っていくのか!誰か出て来い、共に戦う戦友よ!



2011年05月23日(月) 大田区役所「お金」のビックリ2連発!!

 さて、毎度ながらお役所には我々「フツーの感覚」を持った民間人から見るとおかしなことが山ほどある。残念ながら、お役所にしか勤務したことのない方々には、それが「非常識」だとは理解出来ないのだから始末が悪い。

 住民の代弁者であるべき各地方議員も知らず知らずのうちに、お役人に飼いならされて「与党」という称号のもと、お役人の防波堤として育っていってしまう。そんな構図のなか、私はと言えば12年間必死に戦ってきたつもりである。

 さて、本日公文書開示で発見した「ビックリ」2連発をご披露しよう。

ビックリ1:

再三書いてきたが、大田区の区長が在職4年間で総理大臣の5倍もの退職手当を当落に関わらず支給されるのは、住民感覚からはおかしいことであるが、どうも区長さんや、所謂与党会派(自民党、公明党、民主党)の区議には「おかしい」とは映らないらしい。



先週19日木曜日には、めでたく松原忠義区長の銀行口座に区民の税金から2314万円の退職手当(実際には税金などが控除される)が送金された。松原区長は、区長選挙の公報において「区長手当の見直し」を明言されている。ところが、当選後は全額受領し「見直し」については第三者機関を設置するとおっしゃる。




ご自身の任期については、ご自身で「三期」と定める条例を作られたのに、退職手当は「第三者」とは、どうだろうか。なんでも、誰かのせいにする民主党政権のマネをしてはいけない。ご自身の在職中の退職手当の額は、ご自身の責任で決めればいいのだ。

ビックリ2;

大田区教育委員会では、中学生の海外派遣先について米国セーラム市に加え、ドイツ連邦ブレーメン市を追加することにした。そこで、5月10日から6日間、清水繁教育長ら幹部3名がドイツに「実地踏査」に出かけた。

その金額たるや、相変わらずの「お役所価格」である。総額は約180万円。航空運賃は一人13万円。HISのHPによれば、だいたい8万円の区間である。まあ、以前のように渡しきりの公示運賃(約60万円)で支給していた時代よりはマシにはなったが‥

現地の専用車代(お車代)は5日間で408,240円!!!ガイド代は、5日間で223,640円也!!高い!!近畿日本ツーリストが「のせすぎ」が、または現地でのお食事代、お飲み物代を隠したのか?私が旅行会社の社長だったころ、官庁営業でよくお役人から依頼された「極意」でもある。

さらに打ち合わせ費用(?)76,00円、コーデイネーター費用69,890円と意味不明の金額が続く。また、現地でのチップとして41,040円まで税金で払っているのだ。

実は、旅行会社からの見積書以外に彼らには、支度料や旅行雑費という名目で16万円余が別途領収書なし(本人の領収書のみ)で支給されているのだ。チップなど、そこから払うべきである。




視察だから高い、特殊なガイドだから高い、は旅行業界では「ウソ」として認識されている。

そろそろ、このような「税金を使う旅行は高くて当たり前」「自費で行く旅行はなるべく安く」という、お役所の常識を終わらせる時代が来たことを認識して欲しいものだ。

また、大田区の28校の中学校から、各学校2人の海外派遣を税金で行うことは、義務教育のあり方としてどうなのだろうか。疑問である。



2011年05月22日(日) 大田区被災地ボランテイア参加者さんからの報告

 インターネットでお知り合いになったNさんから、大田区の被災地支援ボランテイアに参加されたご報告を頂いた。今後参加される方、大田区の所管課の志高い職員さんのため、ご本人のご承諾を頂き転載する。

犬伏様

●●在住のNです。いつもお世話になります。この度は、大田区の被災地支援ボランティアで、東松島市に行ってまいりました。 作業内容は、床下や庭、畑などのへドロ除去がメインでした。床下や降雨後のへドロは、水分を含んでいるので重量があり、気温も上がってきているので、体力的には中々ハードでした。しかしへドロを除去しないと家の工事も出来ませんし、衛生面の問題も生じます。その為、今だ自宅に戻ることの出来ない人が多い様です。

作業をした赤井、矢本などは、だいぶ復旧が進んできた様ですが、被害の甚大な野蒜地区などは、まだまだ手つかずの様ですから、今後もボランティアの力が必要とのことです。住民の方々も、ボランティアには、大いに期待しておりました。 他の自治体では、継続しての派遣は行っていないでしょうから、是非大田区では、現地のニーズがある限りは、今後も継続して頂きたいと思います。

作業は、6人で1グループを形成し、各々の特性を生かしつつ行いました。年配者や女性も参加されており、参加された方々の、私心を捨て公に尽くされる姿には心を打たれました。ここで得た経験、絆は、必ずや大田区、日本の安定に繋がると思います。 その為、多くの区民が体験出来れば良いのですが、日程的に社会人が参加するのは厳しい部分もあります。今後は週末派遣型や夜行日帰り型などが出来れば、参加し易くなると思います。

また復旧には、ボランティアがまだまだ必要であるという認識を、社会全体で共有出来れば、迷っている方々も参加し易くなるでしょうし、会社や上司の理解も得られ易いと思います。ともすると、もう復興に向かっており、出る幕はないと思ってしまっている人も多いと思います。 私も今回の参加にあたっては、職場からは必ずしも肯定的な見方ばかりされた訳ではありませんでした。
この国難に際しては、ボランティア休暇の導入をもっと呼び掛けて、東北地方の復興に国民皆であたる気持ちで、制度を整えて頂きたい気持ちが強いです。

また今後は梅雨時期にも入りますし、気温も益々上がりますから、怪我、熱中症対策が必要になると思います。またそれに関連して、参加者には、事前に健康診断書の提出を義務付ける(もしくは大田区での健診を受ける)などの、参加者の健康状態の把握も必要になるのではと感じました。年配者の参加も多かったですし、せっかく良い活動をされていても、事故が起きたら水泡に帰してしまうと思います。

まとまりのない文章で申し訳ありませんでした。今回のボランティアは、犬伏さんのブログで知りましたので、この掛け替えのない貴重な体験が出来たことのきっかけを与えて下さったことに、本当に感謝しております。またボランティア参加者の2名の方と、政治、国防など熱い語らいが出来ました。その2名の方も今回の選挙では、犬伏さんに投票されたと言っておりました。本当に嬉しかったです。 今後も出来る範囲で、公の為に尽くすことを自分なりに考え、実行していきたいと思います。ありがとうございました。

大田区●● N

大田区ボランテイア募集について



2011年05月21日(土) 嬉しい、嬉しい、プレゼント

 久しぶりに長男家族が泊りがけで我が家にやってきた。北関東の陸自部隊に所属して官舎住まいの彼らと会えるのは年数回だが、5月の連休中は東日本の災害派遣で長男には会えなかった。

 そこで、今日は、災害派遣の束の間の休みで嫁さんの実家と我が家に寄ってくれたのだ。

 私は、午後、地元のものづくり企業の経営者の方々と、新たな事業計画の勉強会に参加していた。多くの中小企業が不況にあえいでいる中、自らの持てる技術を持ち寄って、新たな挑戦をする方々の熱意に触れることが出来るのは、大変な励みにもなる。

 勉強会が終わって、工場の片隅で缶ビールと魚肉ソーセージで「即席懇親会」が始まった。実は私は、この魚肉ソーセージが大好物である。貧乏なサラリーマンの親父との父子家庭だった私に、親父はよく魚肉ソーセージで様々な料理を作ってくれたのだ。したがって、この味は、正に「お袋の味」ならぬ「親父の味」なのだ。

 さて、その楽しい懇親会を中座しようとすると、その勉強会の座長役の社長さんから「まだ、いいじゃないか。」と引き留められた。そこで、孫が来ていて、災害派遣から戻った長男から「まわっていない寿司」が食べたいと言われている旨をお話して「解放」して頂いた。

 そして、楽しいひと時を旧知のお寿司屋さんで長男家族と我が家の家族で過ごした。ほろ酔い加減で帰宅すると、先ほどの社長さんから電話がかかってきた。

「国民のために働いてくれている自衛官全員にお礼を申し上げたいが、そうはいかにので、息子さんにお礼を言いたくて、寿司屋に今来たのだが帰った後らしい。もう一度来ていただけないか?」とのこと。

 きっと息子は嫌がるだろうな、と聞けば「いいよ!」と快諾。昔の彼なら考えられない返事だ。二人で、またさきほどの寿司屋さんに戻った。笑顔で迎えてくれた社長さんは、息子に質問攻めだ。

 親バカを一つ。

 社長さんが息子に次のように述べられた。

「自衛隊は、なにかた批判され、なかなか評価されないが、今回は多くの国民が感謝しているに違いない。」

 と、息子は

「私たちは、感謝されようが、批判されようが、常に粛々と任務をこなすだけです」と応じたのだ。これには、まいった!と言うか、よくぞ愚息をここまで育てて頂いた、と自衛隊に感謝、感謝の瞬間でもあった。

 楽しい時間を再度過ごし自宅に戻ると、さきほどの社長さんから息子宛に、豪華な胡蝶蘭が届けられていた。国会議員が当選したり、大臣に就任した時に贈られるような、素晴らしい花だ。


 息子は恐縮し、嫁さんは「狭い官舎には置く場所ばない」と、それでもダンナに対する評価に嬉しそうだった。

 自衛官が国民に評価されたり感謝されるのは「国難」の時だとは、吉田茂首相の防衛大学校1期生の卒業訓示である。粛々と60年近く耐えてきた組織が今、評価されている。

 早く、自衛隊の存在が忘れられるような平穏な生活が、被災地に戻ることを祈りつつ床についた。

 社長さん、ありがとう!



2011年05月19日(木) 以下の救援物資が必要です!

 大田区の子育て支援組織である、ふぼれんの菅野さんよりご紹介頂き加入した被災地支援のMLでは、様々な要請が寄せられている。本日届いたものは以下のようなものだ。

 発信人の茂木さんは、私の地元の焼肉屋のご主人が直接現地でお会いして、その人柄、真剣さには太鼓判を押されていた。ご支援いただける企業、団体様には、直接連絡をとっていただきたい。

 なお、個人レベルでの一つ二つのご支援は、お気持ちはありがたいのだが、受け入れ側の手間に配慮して、今回はご遠慮願いたい。以下、茂木さんからのメールを転載する。


宮城の復興支援にお力添え頂いている皆様へ

おはようございます。
宮城復興支援センターの茂木です。

おかげさまで物資も生命維持から生活維持については被災地に
行き届くようになり、現在は生活向上の物資の支援をさせて
頂いております。今までのご支援、お礼申し上げます。

さて、以下物資が仮設住宅用等で必要になっています。ご支援
頂ければ幸いです。

<仮設住宅用>
*9月末日までマックス5,000世帯の仮設住宅に納品。
・新品_お椀(みそ汁用):大量★急ぎ★
・新品_ご飯茶わん:大量★急ぎ★
・新品_大皿(カレーなどで使用):大量
・新品_箸(使い捨てではないもの):大量★急ぎ★
・石鹸:大量
・歯ブラシ:大量★急ぎ★
・歯磨き粉:大量★急ぎ★


<戸倉中学校用★急ぎ★>
・ハサミ 70個
・ホワイトボード用黒板消し 2個
・チョーク(白) 24本
・チョーク(ピンク) 24本
・チョーク(水) 24本
・チョーク(黄) 24本
・ホワイトボードマーカー(赤) 50本
・ホワイトボードマーカー(黒) 50本
・ホワイトボードマーカー(青) 50本
・教室用カーテン(210×330) 10枚
・カバーガラス
・掃除ロッカー


<宮城復興支援センターストック用>
・水 500ml  大量(急ぎ)
・水 2l 大量(急ぎ)
・ジュース(果物、野菜) 大量
・醤油 大量
・味噌 大量
・砂糖(1kg)大量
・レトルトおかず 大量
・カレールウ 大量
・常備薬(風邪、のど、腹痛、絆創膏、マキロン)
・湿布
・消臭剤
・殺虫剤
・生理用品(夜用)
・シャンプーとリンス
・かかとのない靴でスニーカーみたいなもの(各サイズ)
・洗濯洗剤
・長靴(各サイズ)
・栄養ドリンク
・白米

以上、ご支援頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。


★ GANBARO↑MIYAGI ★
 復興センターの運営費のための募金にご協力下さい。
 http://gakuwarinet.com/ganbaro/bokin/index.html
-----------------------------------------------------------------
[NPO連携]GANBARO↑MIYAGI / 宮城復興支援センター
 http://www.gakuwarinet.com/ganbaro

 センター長 茂木秀樹(もぎひでき)
 携帯:080-5221-9314 メール:mogi@gakuwarinet.com

 〒983-0861宮城県仙台市宮城野区鉄砲町246-3
 TEL:022-256-2231 FAX:022-256-2232
-----------------------------------------------------------------
*当センターの窓口団体(責任団体)はNPO法人学割netです。
 NPO法人学割net http://www.gakuwarinet.com
 〒980-0014 宮城県仙台市青葉区本町1-12-12-2F
 TEL:022-398-9969





2011年05月18日(水) わかってないな!防衛大学校改革案

 亡国民主党の北沢防衛大臣の指示で作られた「防衛大学校改革に関する検討委員会」は、7回の会合を経て改革案をまとめた。その柱は、高等専門学校卒業生の3年次編入だそうだ。

 確かに、高専卒業生は一般の大学の3年次編入が認められている。が、だ。防衛大学校は、ただ単に学術を学ぶ場ではない。2年次までで、自衛官として必要な基本的な素養を教育され、集団生活の下級生としての立場も学ぶ。

 また、1年から2年生に進級して後輩を初めて迎える嬉しさは、その立場にならないとわからにだろうとも思う。さらには、陸海空自衛隊の部隊研修を通じ、自分の将来進むべき道を決める大切な2年間でもある。

 そして、3年次には、航空、海上、陸上要員としての教育が開始され、最上級生をフオローしつつ防大生の中堅として学生生活の要ともなる時期でもある。

 その貴重な2年間のプロセスを省略して、技術教育を受けてきたという理由で、高専卒業生を3年次に編入することは問題である。

 この論理は、我が母校である航空自衛隊生徒を廃止したものと似ている。
「技術空曹を養成する」という航空自衛隊生徒の目的は、他の制度で補完されているし、生徒出身者のほとんどが幹部自衛官となるのであれば、もはや生徒制度はいらない、というものだった。

 15歳から19歳の多感な時期に、航空自衛隊において教育を受けた精神力やロイヤリテイは、他の制度とは比較にならないし、組織のなかにおける団結力も群を抜いているのは自衛官の誰もが認めるところだ。航空自衛隊生徒の廃止を決定した元凶は、当時の航空幕僚長だった。防大しか知らない将官には、悲しいかな、航空自衛隊生徒の本質はわからないだろう。

 同様に、今回の改革案をまとめた委員会の委員の構成は以下のとおりである。防衛大学校のあの大変な下級生時代を経験しているのは、下段の4名のみで、ほかは文官である。

防衛副大臣(委員長)
松本防衛大臣政務官、広田防衛大臣政務官、西元防衛大臣補佐官、
防衛事務次官、大臣官房長、防衛政策局長、人事教育局長、経理装備局長
防衛大学校長、統合幕僚長、陸上幕僚長、海上幕僚長、航空幕僚長

 頭でっかちな指揮官を作らないための、AO入試などは評価できるが、高専編入は、防大の歴史に大きな汚点を残すだろうと、残念でならない。



2011年05月14日(土) どれも入りません!日中・日韓・日朝友好議連

 地方議会には何かと「国政の模倣」をして「いかにも政治の場」を繕いたいのか、様々な国会のまねっこが存在する。公開の場での議論をなくす原因の一つが「幹事長会」であろう。

 区民は無論のこと、議員ですら「傍聴をさせない」のだ。そこで、区長や執行部から次期の定例会に提出する議案などが示され、議事日程などが決められる。

 そして、幹事長会に引き続いて行われる「公開」の議会運営委員会で、先の幹事長会で決定した事項について、公に「おさらい」をして、議事録に残すのだ。つまり、区民に公開される議会運営委員会では、実質的にには「おさらい」だけなのだ。

 また、友好議員連盟なるものも各地方議会に存在する。(町村ではないところもある)大田区には、日中・日韓・日朝、各友好議員連盟があり、ほとんどの区議会議員が三議連に加入している。

 私は初当選の時から、日朝には入っていなかったが、反日デモの時に、日中を離脱。教科書問題で日韓を脱退。現在は何一つ入っていない。まあ、入っていたところで、たいした事業(いや、ほとんど何もしていない)を行っていないので、会費分だけ助かるというものだ。

平成22年度の各議連の事業は以下である。

日中議連

東京都日中友好協会通常総会祝賀レセプションに会長出席
大連市児童生徒表敬訪問
朝陽区青少年友好訪問団表敬訪問
「日本と中国・東京版」9月号、新年号賛助広告掲載
日中友好新年会 副会長出席

日韓議連

民団大田支部韓国国楽公演 プログラム広告掲載
同 公演鑑賞

日朝議連

東京朝鮮第六初級学校チャリテイ大夜会 会長出席
日朝友好促進東京議員連絡会訪朝報告会・懇親会 会長出席
朝日新春の集い(朝鮮総連・商工会主催) 会長出席

 主たる事業は賛助広告と、会長の宴会出席であることがわかる。訪問団の表敬とて、大田区役所を訪問した児童生徒などが「ついでに」区議会を訪問したにすぎない。

 こんな、ほとんど「儀礼的」な連盟などやめて、議会改革促進議員連盟でも作ったらどうだろうか。また、日中があって、極めて親日的な友邦である台湾との友好はどうしたのだろうか。「国交がない」は理由にならない。同胞を拉致された愚連隊国家北朝鮮とは国交はないではないか。

 新人議員の諸君には、議会事務局に「ハンコ」を預ける悪習と、意味の無い議連加入をやめるよう訴えたい。「おかしい」ことを「おかしい」と言える、マトモな議員になって頂きたいものだ。



2011年05月13日(金) なぜ大田区だけ隠す?中学校別評定割合一覧

 いやビックリした!!大田区役所や大田区教育委員会が「情報開示後進自治体」であり、「隠蔽体質」と「情報リークの犯人探し」がお得意なことは、再三事例をあげて書いてきた。それが、ここまできたかと‥

 本日は、東京都教育庁へ出向き「公文書開示請求」を行ってきたのだが、その際、都庁職員から「驚くべき事実」を告げられたからだ。

 開示請求をした文章は「平成22年度中学校評定割合一覧」である。区立の中学校で、どこの学校が「一番5段階評価の5を取りやすく」「どこが取りにくいのか」この数値を学校別に一覧にしたもので、21年度分までは「学校名入り」で手許にある。

 東京都教育庁は、学校名別一覧を開示しているのだが、大田区教育長(個人ではなく、処分庁としての職名)は頑なに拒否。学校名を「非開示」としている。私の非開示の審査請求に対しては、大田区情報公開・個人情報保護審査会より「非開示を取り消し開示することが相当である」との答申がされたにもかかわらず、それを無視するがごとく非開示を貫いているのだ。

 まあ、大田区教育長が「非開示」にしても賢明なる東京都教育庁が開示してくれるので、どうでもいいと「いたずら感覚」で、開示請求をしていたのだ。

 ところが、隠蔽体質をあらわにした大田区教育委員会は、強行手段に出たのだ。開示請求に対応してくれた、東京都職員が以下のように話してくれた。

「大田区だけが、東京都教育委員会に提出する学校別評定割合の学校名を伏して提出してきたので、東京都で開示請求されても、学校名は出ないのです。」

 な、なんと東京都にある62区市町村で、大田区だけが「学校名を隠して」東京都教育委員会に報告してきたと言うのだ。さすが「情報公開後進自治体」に相応しい立派な対応である。

 大田区教育長の非開示についての理由は以下のとうりである。

学校名を開示した場合の弊害が発生し、その弊害により公正又は適切な意思決定に障害を生じるおそれがある。その弊害とは

1 評価・評定についての無理解から生じる風評被害
2 評定「5」「4」の評定割合が低い学校に対する不当な圧力
3 評定「1」「2」の評定割合が高い学校の児童・生徒保護者、地域に対する偏  見や差別の助長(犬伏注:区立中学校に「児童」は在籍していないぞ!)

 へえええ???なぜ、東京都にある62区市町村において、大田区だけが上記のような「弊害」が発生するのであろうか。実に不思議な勝手な理論である。

 問題は、特定の学校が例年高い評定であり、また反面、低い評定の学校も限定されている事実である。なぜ、そうなるのか。教員の資質なのか、日教組の教員の恣意的「平等」からか、保護者の問題か、地域性か、などを議論すべきであり、問題の本質を見極めずに「臭い物に蓋をする」ような大田区教育長の決定には、到底「フツー」の区民は納得しまい。

 本日、当事者の大田区教育長ご本人は、区民の税金約150万円(3名で)を使ってドイツを外遊中、いえ公務出張中である。一人50万円のドイツ旅行ってJTBやHISでは、なかなか見つけられないが、また高額になる「特殊な事情」を説明するのだろうな。お気をつけてのご帰国をお待ちしております!

*****学校名を記載した平成19年度、21年度の評定割合一覧をさしあげています。送付先をメールでお知らせください。**********



2011年05月12日(木) ありがとう共産党!7名の議員に情報提供せずby議会事務局

 いったい「議会」は誰のために存在し、開催しているのだろう。12年間区議会で思い続けている疑問である。

 議会で質問をしようとすると、担当の管理職が「ぶる下がり取材」よろしく、毎日電話や訪問攻勢をかけ、質問内容を聞きだす。素直な与党(自民・公明・民主)の議員は内容どころか、質問原稿そのものを渡す。すると、区側も「センセイ、こんな答弁でよろしいでしょうか」等と答弁内容の調整をする。

 その結果、本会議ではお役人の「手許にある」質問原稿を議員が朗読し、すでに答弁内容がわかっている、お役人の答弁をモットモらしく聞く、という茶番が繰り広げられるのだ。結局、「センセイご指摘のように」などの形容詞がついて、本会議など開かなくても「やる予定だった」施策が「いかにも」のように決定される。

 さらに「議案審査」では、与党会派には、お役人が事前に「議案勉強会」なるものを設定し、「ガス抜き」と説明を行うので、議場では一切修正なしで「賛成多数」で可決される。少なくとも「公開の場」での議論はない。

 また、私などが「おかしいぞ!」と突然「動議」を出そうとしようものなら「シナリオ通り」の議会運営が「正しい」と勘違いしている議会事務局に「翻意」を促される。

 お役人は、与党の幹事長3名に「事前に議案を納得してもらえば議会対策はOK」なので、地方議会における「与党」はとても便利でよい制度だと感謝しているに違いない。また、与党の幹事長たちも「事前の相談」こそが「区政の中枢」に入った証と勘違いしているふしも見受けられるのだ。

 さて、そんな疑問を持ちながら新たな議員構成での議会が始まる。与党(自民・公明・民主)のメンバーを見る限り「議会改革」は、あり得ない布陣だと感じるのは私だけではないだろう。シナリオ通りの議会、議論しない議会、修正しない議会。これでいいのだろうか?15名の新人諸君!

 新人議員さんには、くれぐれも、与党三会派の仲良し三羽ガラスに「呑みに誘われたら」ご注意あそばせ。「こいつは呑ませれば仲間に出来る」と、議員として甘く見られている証拠だから。そういう慣習こそが、地方議会を「痴呆議会」にしていることを、新人の議員さんには理解して頂き、危機感を持っていただきたいのだ。

 そして、本日たまげたのは、すでに2回行われている「会派代表者会議」によって、これから4年間の区議会の枠組みが決まるのだが、その情報が議員3名未満の「会派」には、まったくもたらされていないのだ。

 委員会の名称変更、平和祈念コンサートの開催の可否、正副委員長など21項目の内容が、「非公式」の議事録もない自民・公明・民主・共産の4名の代表者により決定された、そうだ。

 そうだ、と言うのは、当然その経過を説明すべき区議会事務局からは、本日現在なんら報告がないからである。ところが、日本共産党からの呼びかけで、本日「議会改革」の意見交換会があり出席をしたのだが、ここで共産党から「代表者会議」の某大な資料が、われわれ非交渉会派の議員に配布された。

 私は、共産主義はこの世から葬らねばと思っているし、共産党の「ご都合主義」には否定的だが、議会改革については意見の一致を見る点が多いし、今回「議会事務局が配布しない」資料を配布してくれたことは、大いに感謝である。

 こんなに一杯の資料が43名の議員には配布され、7名の議員には配布されない。明らかに区議会事務局の怠慢である。スムーズな「代表者会議運営」にばかり神経がいき、「議会の総意」という本質的命題を忘れてしまった結果であろう。

 我々議員も、政党の理論、区長の理論、与党の理論、お役人の理論に振り回されるような過去を反省し「区民のためにある」議会を目指して改革していかなければならない。

 でないと、議員年金と同じように「不要論」が出て、最後は「崩壊」して終わる運命を我々地方議会も辿るかもしれない。



2011年05月11日(水) 私は平和祈念コンサート実行委員にはなりません!

 自宅に帰ると「平和祈念コンサート実行委員会」のお知らせなる書面がファックスで入っていた。

 10年程前から、8月15日の午後に「全議員が実行委員」になり「平和祈念コンサート」を行っている。終戦記念日に音楽を聴き、平和を祈り、その収益でアジアの子供たちを支援しよう、という趣旨だ。

 しかし回を重ねるうちに、だんだん趣旨が見えなくなり、議員がチケット販売で苦労し、最後は「自費で引き取り」支援者に配るなどということも頻繁に起こり、区の管理職や学校管理職には「チケット購入は任意」という名目の「強制」が働くことが恒例になった。

 出演者や楽団には、ある政党やその支持団体と関係の深いと言われる人々が選ばれるなど不審は少なからず募っていた。 

 そして、一昨年からは「九条の会」の講師を勤めている方が理事長の団体へ剰余金を寄附をし、カンボジアに学校を建設した。学校建設はいいだろう。が、少なくとも「全議員が実行委員」であるならば、政治的中立を担保しなければいけないと思うが、どうやら「与党」の皆さんはその点は「寛容」なようである。

 さて、そして今日のファックスだ。私の知らぬ間に、4名(自民・公明・民主・共産)の「会派代表者会議」において、今年の夏もコンサートを行うことが決定されたので、実行委員会に出てこい、という極めて乱暴な「お誘い」である。

 我が国が、大震災という国難の今「平和祈念コンサート」を開催して、カンボジアに学校を贈る場合か、との議論に参加させずに「実行委員」は冗談じゃない。謹んでお断り申し上げる。

 どうか、素直で従順な区議会議員の皆さんで、せいぜいコンサートを楽しんで、カンボジアに学校を作っておくれ。私は、8月15日、靖国神社で英霊に感謝の祈りを捧げ、被災地の支援に行ってくるから…

 もし、今回の「平和祈念コンサート」のポスター、チラシに「全区議会議員が実行委員」とあったら、それはウソである。私は、実行委員就任を承諾していないし、いまの状態での開催には反対なので、実行委員にはならない。

 コンサートより「議論する」マトモな区議会にしようぜ!!



2011年05月10日(火) 祝 松原区長 退職手当満額2314万円決定

 選挙前から、区長の退職手当がたった4年間で2314万円は高い、と訴え続けてきた。当のご本人は、私の議会での質問に「規則で定められているので頂戴する」と答弁された。

 ところが、今回の選挙公報には、他の候補が「区長退職手当はもらわない」と書いたことを受け「区長退職手当見直し」などと公約にかかげてりのは、笑った。満額もらった後に「見直す」とは、立派な「民間感覚」である。

 さて、実際にこの退職手当は出たのだろうか?真実を確かめようと所管課に「公文書開示請求」を行った。普通の自治体であれば、議員の調査に応じて「開示請求」などしなくても文書は出すのだが、「情報開示後進自治体の大田区」では、「反区長」の正論派に対しては、一般区民と同様の「公文書開示請求」を要求し、1枚10円の手数料まで徴収するのだ。

 しかし、残念なことに「まだ文書が存在しない」らしいのだ。つまり、まだ区長には退職手当が支払われていないらしい。決済は、5月19日。松原忠義様の銀行口座に、大田区会計管理室より2314万円が振り込まれる段取りだ。

 いや〜よかったですな!これで、区長選挙の支払いは大丈夫。14万票の区民の皆様の投票と、69万人の何も知らない区民の皆さまの税金のお蔭です!



2011年05月03日(火) 憎きウサマビン・ラディン容疑者殺害!

 我が家の、私の人生を大きく変えた男、憎きウサマビン・ラディン容疑者が米軍特殊部隊により殺害された、とのニュースが飛び込んできた。

 私は昭和54年、22歳の頃より、旅行会社を経営していた。昭和の終わり頃は旅行業界でも些か有名で、イレブンPM、トウナイトをはじめ、NHK以外の民放テレビ各局、ラジオ、新聞、雑誌などに登場していた。

 この会社は、最盛期には、売り上げ20億円、店舗6店舗にまで成長した。ところが、平成13年9月11日の同時多発テロで、会社の経営は底なし沼へとおとしめられたのだ。

 売り上げは激減どころか、ほぼゼロ。従業員の給与、店舗の家賃、様々なリース料、銀行への返済など、収入はないのに支払いは変わらず来る状態が3ケ月ほど続いた。平成14年1月、もはやこれまで!と廃業を決意した。

 弁護士は債務の多さに自己破産を勧めたが、「借りた金を踏み倒すこと」は私の人生観に合わず、長期弁済を選択した。長女は私立の希望する中学校進学のため必死に勉強をしていたが、断念せざるを得なかった。

 長男は私立高校の3年生。なんとか卒業はさせたが、大学進学に失敗した彼は貧乏なオヤジを想ってか、浪人をせずに陸上自衛隊に入隊。

 そして、私は大田区議会初の「議員報酬差し押さえ」と、様々な経験をさせてもらった。その原因が、ウサマビン・ラディンである。

 ゴルゴ13が実在したら、本当にヤツを暗殺して欲しいと当時は真剣に恨んでいた。今や、あれから10年が過ぎようとしている。何件もあった借金の返済も順調にすすみ、いまでは金融機関と取引先のJTBだけにまで減った。

 いまさら、ウサマビン・ラディンが殺されても、なんら我が家の生活に影響はない。それどころか、ひょっとしたら不見識かもしれないが、彼は我が家の恩人かもしれない。

 彼のおかげで、長男は大学進学をあきらめ、陸上自衛官になった。そして、久里浜駐屯地で最愛の伴侶を見つけ、いまではハイチに、アフリカに、福島にと、任務に精励している。あの事件がなかったら、長男のこの人生はなかっただろう。

 長女はといえば、区立中学校で多く友人(彼氏)に出会い、いまでは将来の夢に向かって猛勉強の最中である。そのまま私立中学校に進学していたら、こんな頑張っただろうか。

 妻は、私の経営していた旅行会社の膨大な経理事務から開放され、月末の資金繰りに悩むこともなくなり、新たな道で趣味に仕事に実に楽しそうだ。

 私は、あの事件をきっかで、様々な経験をし、さらに強くなることが出来た。多分、たいていのことでは揺るがない自信もついた。詳しい事情も知らない某党のトンマな区議が、私が「借金を踏み倒している」と事実無根の誹謗中傷の文書を流したこともあったが、なんのそのである。

 我が家族も、この壊滅的破綻から「復興」するために、皆で力をあわせたため、賃貸住宅に住み、水道が止められ、ガスが止められる、などという最貧生活の中でも、より親密に仲良くなれたと思う。

 と考えると、この男ウサマビン・ラディンは、我が家にとって、憎き仇ではなく、幸せを運んでくれた「恩人」かもしれない。無論、彼によって最愛の家族や友人を奪われた人々の憎悪は当然のことであるし、彼の非人道的な我がままな行為を是認するつもりは毛頭ない。

 が、私の中からは、あの会社を潰された当時の、どうしようもない憎悪の念は、もはや存在しない。

 彼の殺害のニュースを聞いて、ひとつの時代が終わったという気持ちではあるが‥

 彼の死をきっかけに、世界中のテロが終息することを願ってやまない。

 

 



2011年05月02日(月) 社印はダメだが、三文判ならOK by大田区会計基準

 お役所には、民間では信じられないような「不思議な常識」が存在する。この是正が私のミッションだと思って常々「お笑い話」として公開しているのだが、長い間お役所にいる方々には、いったい何が「笑い話」なのか理解して頂けない。それが問題なのに!

 さて、本日の笑い話は、ハンコである。選挙の関係で大田区役所が払うべき費用の請求書を選挙管理委員会に提出した。すると、請求書2通が書類不備で戻されてきた。理由は「代表者の私印が押印されていない」からだそうだ。

 その請求書には「民間では当たり前」の、会社の社印(通常角印と呼ぶ)が押印してあったのにである。

 そこで質問した。代表取締役印を押印しろ、というのならまだわかるが、三文判でもいいというのはどういうことだ?

会計管理室出納係長:大田区の会計基準では、社印の押印は定められていない。請求者の私印または、代表取締役印のいずれかを押印するようになっている。

私:百円ショップで売っている三文判がよくて、何万円もする社印ではダメだという合理的理由にはならないではないか。

会計管理室:そう定められているのでお願いしたい。

私:わかった。百円ショップで無駄なお金105円を払ってくるよ。

 おかしくない、と思ったあなたは、使えない議員か長くお役所にお勤めの方だろう。民間会社の請求書に社印を押印せずに私印を押して出したら「社印が漏れている」と戻されるはずだ。

 印鑑と言えば、このようなことを監視チェックする役目の区議会議員のハンコが、実は議会事務局に預けられて、議員本人が金額も知らない請求書や受領書に押印を「全面委任」していることは知られていない。

 私は、私が知らない請求書などに私の印鑑を事務局職員が押印するという行為を認めるほど「人徳がない」ので、ただ一人預けていない。いちいち職員が印鑑をもらいにくる。民間では当たり前の行為を行っている議員が、私一人だということも大問題なのだが、多くの議員は、そのことを不思議だと思っていない。

 今回初当選の新人議員各位には、せめて「自分のハンコ」ぐらい自分の押印する民間の常識を守って欲しいものである。まあ、役人に騙されて、ほとんどの議員がハンコの全面委託に応じるだろうが‥

 嗚呼、情けない〜痴呆議会
 



2011年05月01日(日) 嫌いな議員には「当選祝い」をしません?by松原大田区長

 いやはや驚いた!私の地元の民主党の議員さんの家に、選挙開票日に松原忠義区長が「お祝い」の挨拶に来たそうだ。他の区長与党(自民・公明・民主)の当選した議員の自宅にも同様に訪問されたようだ。

 我が家へは?勿論来ない。それは、あれだけ選挙期間中に「区長の問題点」をがなり立てられたら普通は「お祝い」など述べたくないだろう。しかし、だ。区長は、地方自治の二元代表制の片方であり、議員はその一方である。

 「自分を応援してくれる議員」だけでは、本来の二元代表制は成り立たない。であれば議会も不要である。例え選挙で反対側にいても「是々非々」が議会であるはずだ。それは、国会議員秘書、区議、都議、と「特別職の公務員」としての人生街道を歩まれた区長なら、当然理解されているはずだ。

 私は、絶対に「松原区長再選」だけは阻止しようと動いていた。が、選挙の結果14万人を超える有権者が「松原区長でいい」との選択をした以上は、極めて残念な結果ではあるが、民意を尊重すべきであるとのスタンスである。

 したがって、開票日の翌日には区長室に出向き、秘書課長に「お祝いのメッセージ」を書いた名刺を託した。それが「大人」であると思っているし、選挙で戦う者同士の礼儀だと信じているからだ。

 まして、69万区民のリーダーたる松原忠義区長には「大将の器」として、共産党や私など「反区長」を明確にしている議員にも「祝意」を伝えるべきだったのではと残念に思う。

 今回、表向きは「松原派」を装いながら、他の候補の会合に出席したり、妻を出したりしている連中や、応援したふりだけの連中もいるのだ。そんな連中は真の仲間ではないことは、平成19年の区長選挙での前助役の選挙、今回の前議長の区長出馬でも明らかになったではないか。「肩書」に寄ってくる卑しき輩は、「肩書」が消えると、すぐさま寝返るのは歴史が証明している。

 区長を含め、もっとみんな、大きくなろうぜ!

 こそこそ生きるんじゃねえ!!


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