いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2010年12月28日(火) 鹿島建設、建築確認前の事前着工か?@羽田

 御用納めの今日、羽田地区の地元の方からお呼びがかかった。旧荏原製作所跡地に建築するヤマト運輸物流センターにつき、建築請負業者である鹿島建設の情報提供が悪い、というのだ。そこで、本日、説明のため鹿島建設の副所長を呼んだので立ち会って欲しいとのこと。

 羽田空港を見渡せる会議室に出向くと、地元の代議士、区長に立候補を予定している区議、都議の秘書と、そうそうたるメンバーが勢ぞろいしていた。

私が鹿島側に要望したのは、以下4点である。

1.掘削土の安全対策の徹底
2.搬入砂利、基礎材の安全性確認
3.近隣への情報公開と説明
4.建築工事への地元業者への門戸開放

 ところが、その質疑の過程で驚くべき事実がいくつかわかった。まず、建築確認がまだおりていないのに、すでに地盤改良工事と称して「掘削土」の搬出が行われていることだ。


 工程表によれば、12月下旬から「本工事」である「土工事」が開始されることになっていたが、昨日現在「建築確認」はおりていない。確認の遅れで工程に影響がないよう「地盤改良」名目の「準備工事」を着工し、「本工事」ではないそたのでは、との詭弁にも聞こえる。状況によっては、建築基準法が禁ずる「事前着工」の疑いがあるとしても、今日で御用納めである。東京都に監察の依頼が出来る来春には、建築確認がおりてしまう。

 もうひとつの事実は、汚染土の搬出である。この土壌改良は、売主である荏原製作所の調査により、相当の土壌汚染があることがわかったため、その改良のため行われる。ところが、この地域での説明会では、汚染の事実も含め説明されなかったようだ。

 今日の説明では、われわれの質問により「汚染土」の搬出を認めたが、「東京都の基準」に則って処理している、との説明に終始さたのは、議会に対するお役人とそっくりである。お役人の議会説明同様の「手続きが間違っていなかった」との説明は無意味である。「事実の説明」が求められるのだ。さらに、搬出汚染土の総量は約4万立米(リューベ)を超えるとの説明もあった。

 また、心配なのは、鹿島建設東京土木支店が羽田空港D滑走路の護岸工事で、国の承認を受けていない砂利、およそ1200立米を不正に使った事件である。このことにより鹿島建設の所長、ブローカーら5名が詐欺の疑いで書類送検された。

 この工事では、「岩ずり」と呼ばれる岩を砕いた資材を使う契約であったが、横浜市の鹿島建設が施工した再開発工事現場で出た砂利が転用されたということで、国土交通省が被害届を出していた。

 今回も地盤改良工事や、土工事で大量の砂利などが現場に搬入される計画である。羽田の埋め立てとは土木と建築、支店は違うが「同じ鹿島」である。くれぐれもご注意いただきたいものだ。副所長の説明によれば、砂利などの搬入は4月からだと言うが、業界通によれば1月11日から始まるらしい。

 この現場の近くには、やっと水質が改善されつつある海老取川、それに連なる多摩川、東京湾がある。如何わしい硬材や建築廃材などが「砂利」などに混じって搬入され、地下水に浸透すれば、取り返しのつかない環境被害及ぼす。

 施主であるヤマト運輸は、公開公園の設置、保育所の付置、障害者授産施設の開設など、大企業としての社会的責任を果たそうと努力している。どうか、建築を請負う会社も、コンプライアンス(法令順守)とアカウンタビリテイ(説明責任)を果たしていただきたい、と要望したところ、1月4日からの工事再開を6日に遅らせて説明する旨約束された。

 奈須りえ議員が中心となって調査をすすめている、旧トーヨーボウル解体工事現場では、竹中土木が、とんでもない説明をし、その説明を大田区が鵜呑みにするという醜態が演じられているようだ。

 この例からも「大手だから安心」という構図は昨今は存在しない。むしろ、「大手だから余計に心配」である。

 旧臨空タウン構想の中心地である工事現場で、絶対に疑惑が生じないよう、施主、建築業者、行政、地元住民が共に情報を共有することが求められる。

ブログランキング にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へにほんブログ村
上記二つのバナーをクリックして頂くとランキングがあがります!



なかのひと

 




2010年12月27日(月) 祝 たちあがれ連立拒否 & 西東京市議選民主惨敗

 まさかとは思っていたが、やはり多くの国会議員はまともだった。たちあがれ日本が本日開催した両院議員総会で、民主党から打診があった「連立」につき拒否する考えをまとめた。

 ただ、6名の国会議員のうち、予想通り与謝野馨氏は「賛成」を主張したようだ。与謝野氏は財政の政策通として名高いが、靖国神A級戦犯合祀反対など、真正保守政党としての「たちあがれ」とは、そもそも基本的な考え方が違う気がする。

 今回の統一地方選挙においても、選挙区である東京1区(新宿、千代田、港区)より、秘書1名、支援者1名が、それぞれ自民党公認で区議会選挙に立候補することが決まっており、またご自身のホームページには、3区の自民党都議、区議が写真入りでリンクを貼られている。はたして公党の「共同代表」として、いかがなものだろうか。

 さて、この連立問題同様に注目を浴びていたのが、西東京市議会議員選挙である。一地方選挙ではあるが、来年の統一地方選挙の前哨戦との位置づけで、民主党は大物国会議員を動員して必死だった。

 が、結果、現有5議席のところ、立候補者7名。現職4名落選。当選は3名だけ(新人2名、現職1名)と菅直人総理の選挙地盤でありながら、散々な結果となった。落選された候補者には申し訳ないが、売国民主党を崩壊させるいいきっかけとなった。

 たとえ市議会議員選挙であっても、有権者は政党を意識することが明白になったとも言える。それが故、みんなの党は全員当選を決め、組織がしっかりしている公明党、共産党、生活者ネットワークも全員当選した。

 さあ、いよいよ明日は御用納め。区議会議員として今期最後の御用納めである。今期ではなく、本当に最後の御用納めにならぬよう頑張らねば‥

ブログランキング にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へにほんブログ村
上記二つのバナーをクリックして頂くとランキングがあがります!




2010年12月25日(土) そりゃないぜ!たちあがれ日本に連立打診?

 報道によれば、民主党の岡田幹事長と「たちあがれ日本」平沼代表、与謝野共同代表が会談を行い非公式に「連立」の打診があったそうだ。また、別の報道では「平沼副総理か」などというものまである。

 わが党は結党趣旨の第一の使命に「打倒民主党」と掲げている。その民主党と連立を組むということは、いったいどのように説明するのか。あまりにもヒドイ民主党を中から変える、のだろうか。

 対応は月曜日に両院議員総会(6名)で決定されるそうだが、その結果次第では「重大な決断」をしなければいけないかも知れない。まさか、連立受諾はないものと信じたい。以下、本日、党本部へ送った「意見具申書」である。


たちあがれ日本                平成22年12月25日
衆参国会議員各位
                 たちあがれ日本大田区第一支部
                     支部長 犬伏 秀一
                     (大田区議会議員)

 諸先生方には、我が国政治の壊滅的状況のなか、日々「救国のため」ご尽力を頂いていることに深く感謝申し上げる次第でございます。
 私は、平成11年の区議初当選以来、真正保守政党であると信じた自由党で活動をしてまいりました。しかし、平成15年、小沢党首が民主党との合流を決めた際には、民主党へは移籍せず、一人で政治団体「自由党」を名乗ってまいりました。民主党との合流は、地方自治の現場において日教組や自治労と戦い続けている私にとって、魂を売るに等しい愚行と思えたからです。
 本年4月、平沼赳夫代表が「たちあがれ日本」を結党され、その理念を拝見し我が意を得たりと入党させていただきました。参議院選挙では、区議会議員でありながら首都圏の各地で街頭演説の弁士の重責を頂き、自らの想いを話せば、それが党の理念そのもの、という大変気持ちのよい選挙戦を経験させていただきました。本当によい党を選択したものだ、と心より「たちあがれ日本」の結党に感謝したのです。
 ところが最近の与謝野共同代表の行動は、結党の趣旨から見て疑義を抱かざるを得ません。わが党の結党趣旨の第一の使命は「打倒民主党」であったはずであります。菅直人総理との単独会談、小沢前幹事長との公開囲碁対局など、まったく不可思議な行動であります。
 政党に関わる法令上「共同代表」という立場は存在しませんが、対外的には党を共同して代表すると思われている「共同代表」の重大な行動には、当然のことながら党所属国会議員の同意が求められるでしょう。同意なしに行動されたとすれば問題です。
 さらに、本日の報道によれば民主党から非公式に連立の打診や、「平沼副総理か?」などという無責任な活字も散見されます。月曜日には議員総会で対応を協議されるとのことでありますが、どうか、今一度「結党趣旨」に立ちかえり、賢明なご判断を心より伏してお願いするものであります。
 私たち、心ある地方議員同志は、それぞれの地域において真正保守系議員として恥じることなく「打倒民主党」を旗印に頑張っているのです。ここに、その心中をご賢察いただきたく誠に僭越ながら意見具申させていただきます。

ブログランキング にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へにほんブログ村
上記二つのバナーをクリックして頂くとランキングがあがります!




2010年12月23日(木) 支援者Oさん逝く、さようなら

  この世に生を受けてから実に様々な方々のご支援を受けて今日があることを痛感する。その支援者のお一人に田園調布にお住まいのOさんがいらっしゃる。

 Oさんと初めてお会いしたのは平成6年の頃だったと思う。当時私は大前研一氏の主宰する政策提言グループ「平成維新の会」のメンバーであり、氏が設立した政策学校「一新塾都議養成科」の塾生だった。

 Oさんは、平成維新の会東京B区(だったと思う)のリーダーとして活動されていた。お仕事は存知あげずにいたが、その見識とリーダーシップから「かなりのお立場の方」だろうと思っていた。

 一番の思い出は大森にある、いすゞ本社ビルの「ベルポート」一階で開いた「大前研一氏の講演会」だ。広い公開ホールに1000人分のパイプ椅子を用意した。メンバーみんな必死で大前氏を都知事にして、日本を変えるんだ、と頑張った。結果、見事に1000人分の椅子が埋まり、立ち席まで出る盛況ぶりだった。が、都知事選挙では大前氏は振るわず、政治の世界からは消えていかれた。

 Oさんとは、その後も親交が続き、Oさんが平成維新の会のメンバーを母体にした「道州制推進連盟」を立ち上げられ会長になられた時も、私は会員にならしていただいた。そんなご縁から、私の4回の選挙では、毎回お住まい周辺の公設掲示板へのポスター貼りを担当して頂いていた。

 ところが、ある時の私の区政報告会会場で、地元の中堅企業の社長さんがOさんを見つけてビックリしてこう言ったのだ。「社長!なんで区議の報告会にいるんですか?」Oさんは「だって友人だから」と。

 この地元の社長さんに聞くと、Oさんは、なんと元東芝常務取締役で、東芝プラント建設社長だった方だそうだ。いやはや、冷や汗ものである。東芝の常務にポスター貼りをお願いしていたのか‥

 Oさんは、そんな立場を一切出さずに、平成維新の会や道州制連盟、私の活動など、今はやりの「一兵卒」として黙々と活動されていた。実るほど頭を垂れる稲穂かな、を正に実践されていた。

 ところが、昨日奥様から「喪中ハガキ」を頂戴したのだ。12月17日に旅立たれたのだと書かれていた。84歳のお誕生日まで後10日だ。ご葬儀は終わっているだろうが、今日ご自宅にうかがったが、残念ながらお留守だった。

 Oさんはホームページや日記、著作など多くの文章を残されていたが、その中からいくつかをご紹介して追悼としたい。

「靖国問題批判に対する反論」
 まず第一に、個人と個人の間においてなら謝罪という儀礼はあり得るが、国家と国家の間では、謝罪などという行為は成り立たないという国際関係の常識を弁えていないのは頓珍漢である。国家は絶対価値であって、いかなる国も他の国の上に聳えることはなく、従って他の国の下に屈することもない、というのが現代の国家観念である。
 国家間の連帯を保つ必要が生じたり、紛争を解決しなければならない時に採択される唯一の方法は条約である。条約を結ぶ、或るは条約を破棄する、それのみが国家間の行動様式である。
 国家が国家を侮辱したり罵ることはあってはならぬことであり、ある国家が相手国に何かよからぬ遺憾の念を持った時は、正規の外交交渉の場に持ち込み、事態を理性的ニ解決すべきである。
(中略)条約が成立したあとから、昔のことを持ち出して駄々をこねているのは、日本に対しては韓国と中国だけである。
(中略)護国の英霊に対して感謝するのは、様式は各国それぞれ違うとしても、近代国家としてはごく当たり前の行為である。それに文句をつけるのは非常識ないちゃもんであり(中略)朝日新聞はじめ、中国の明らかな非常識な要求に迎合する進歩的知識人と称する反日的日本人が少なくないが(中略)近代国家としての国際常識を一刻も早く身につけることが緊急に必要である。

[結婚] 
 以前から入社5年で結婚しようと考え、相手を選ぶ選定基準も詳細に決めていた。複数のお見合い相手が集まったので書類審査し、最初にお見合いをしたの家内の○子であった。両親共にお見合いし、評価基準に達していたのでOKとした。

 
 靖国については、まったく異論がない。その他、我が国の安全保障、外交問題についても実に判りやすく、また厳しく断じられている文章は気持ちがよかった。

 結婚の部分は、流石に東大工学部出身の技術屋さんだなと思うと同時に、実は、Oさん流の照れ隠しで、奥様に「一目惚れ」だったのだと思う。

 Oさん、お疲れ様でした。どうぞ、ごゆっくり天国で我が国の行く末を見守ってください。合掌

ブログランキング にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へにほんブログ村
上記二つのバナーをクリックして頂くとランキングがあがります!




2010年12月22日(水) チャンネル桜「今日の自衛隊 防人の道」出演

 本日、日本文化チャンネル桜「今日の自衛隊 防人の道」に出演した。スカパーまたはSo-netの有料チャンネルだが、ユーチューブやニコニコ動画では無料で閲覧できるので、ご覧いただきたい。

 何しろ、NGなしの撮りっぱなしなので、言葉を選んだつもりだが、ご容赦願いたい。

ニコニコ動画 犬伏秀一はこちらから

ブログランキング にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へにほんブログ村
上記二つのバナーをクリックして頂くとランキングがあがります!




2010年12月21日(火) 2011大田区長選挙立候補予定者by都政新報

 都庁関係者、都内自治体関係者を読者にした「都政新報」という新聞がある。主に地方自治政策、都区制度、多摩地区の市政、教育行政などを報道しているもので、郵送で配布される。

 本日付の都政新報の2面は「11年23区の選挙状況」と銘打って、各区の区長選挙の状況を報じている。以下、都政新報の記事をそのまま転載する。

[大田区]6人が名乗りを上げた前回選挙では、自民の推薦を受けた松原忠義氏(67)が、態度を明らかにしていなかった公明党支持層を取り込んで約8万5千票を獲得。次点との差約9000票で乱戦を制した。松原氏は再選出馬を表明し、すでに自民が推薦を決めている。

自民区議8期で、元議長の永井敬臣氏(66)も出馬の意向。地元東京4区の平将明代議士(自民)と会談し「除名も辞さない」と立候補する考えを伝えた。永井氏は

「4年間の区政運営を見て、計画ばかり作って実効性に乏しく、部長職を倍増させるなど、区長選で民間出身を標榜したとは思えない」

と話す。現在、みんなの党に推薦依頼している。

また、6月に自民党を離党した区議2期の湯本良太郎氏(34)も出馬の考えを固めた。羽田空港跡地利用で、展示場整備を検討している現区政を批判。

「莫大な財政負担が予想され、稼働率を見ても展示場を整備する利点はない」

としている。

このほか、共産も候補者を擁立する予定。民主は態度を明らかにしていない。乱戦が予想され、今回も公明党の動向が鍵を握る選挙になると見られる。
(以上、都政新報2010.12.21より転載)

 現区長の松原忠義氏は、宇都宮徳馬代議士(戦前は共産党、戦後自民党)の秘書(国家公務員)から自民党大田区議(地方公務員)2期半、自民党都議(地方公務員)2期半を経て「民間出身」を標榜して区長に当選された。いずれの肩書きも「民間」ではない。唯一民間であるとすれば「町会長」をやられたことだろう。

 組織で仕事をした経験がない、「費用対効果」「PDCA」を実線したことがない、という組織の長そして致命的な弱点をお持ちの経歴である。
(*PDCAとは、計画し、実行し、その結果を検証したのち、改善策やさらなる次の施策を講じていく、という組織行動の基本概念のこと。)

 結果として、お役人主導の区政、「計画ばかり作る(永井氏の弁)」区政になってしまったのだ。そして、出自である自民党区議団からも反乱者(?)を2名も排出することになってしまった。

 今回も公明党支持母体の創価学会票とF票(学会員の知人、友人票)総計4万〜5万が注目される。政権を支え「マニュフェスト実現」を図る公明党支持母体とすれば、現政権を応援するであろうことは自明である。

 が、前回の松原忠義氏の得票は8万5千。公明支持の票5万を差し引けば、たかだか3万5千である。はたして、この3万5千の票は、来年春、どう動くのか。

 国政も区政も「政権交代」は誤りだった!と言われないよう、松原区長には、残り数ヶ月の区政運営に頑張って頂きたいものだ。

ブログランキング にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へにほんブログ村
上記二つのバナーをクリックして頂くとランキングがあがります!




2010年12月20日(月) プレミム付商品券は、本当に商店街振興になったか

 今日、地元の信用金庫で順番を待っていると顔見知りの商店主から声をかけられた。様々な商店の窮状を訴えられた後、こんなことを話されたのだ。

プレミアム付商品券の換金に、この信金の窓口に持ち込むのだが、我々のは数枚、マルエツはこんなに(手で30センチほどの幅を示す)あるんだよ。なんのための商品券だか。それとね、信金に定期預金したって、せいぜい1%の金利だ。プレミアム商品券は10%プミアだ。持ち込むだけでネ‥色々、考える人がいるんだよ。

 ええええ〜!!!知らなかった。プレミアム付商品券は商店街だけでしか使えないと思っていた。マルエツなど大型店でも使えたのか。さっそく産業振興課で実態を教えてもらった。

 それによれば、10%のプレミアム付商品券は、マルエツ、セブンイレブン、駅ビル、スーパー北村、コモデイイイダ、蒲田医師会などでも使えるようにしたそうだ。以下、その11月末の換金状況である。

商店街262,578,000円(57.73%)、駅ビル96,214,000円(21.15%)、セブンイレブン18,540,500円(4%)、蒲田医師会838,500円(0.2%)、理容組合635,000円(0.1%)、大型店76,022,500円(16.71%)

 先ほどの商店主の方のお話と実態は少し違うことがわかった。商店が全体の57%で大型店は16%、ただ、マルエツは一店で大量に持ち込むから目立つのだろう。

 がだ、であっても、区民の税金を5千万円も投入して10%のプレミアをつけ商店街を活性化しようとしたものが、40%以上が駅ビルや大型店に流れるのはどうだろうか。利便性を考える必要があるのだろうか。

 もう一つの問題は、商店主さんが暗に指摘した「自己換金」の疑念だ。知人、友人を総動員して(一人の購入制限がある)プレミアム付商品券を買いあさる。例えば、200万円分買えたとしよう。それを「売り上げ」として金融機関に持ち込むと現金化できるのだが、10%のプレミア20万円分が即刻利益として手許に入ることになる。超短期金利10%である。信金の定期預金を崩して一気に買えば年率何百%にもなる。

 勿論、多くの商店主の方々は常識ある商人なので、そんな不道徳なことはしまい。ただ、現状のシステムは、このような不心得を排除できないのだ。次回には、大型店と換金制度の検討を要望したい。真の商店街振興策となるように。

ブログランキング にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へにほんブログ村
上記二つのバナーをクリックして頂くとランキングがあがります!




2010年12月16日(木) 騒音性難聴が進行!聞こえないストレス

 20年程前から耳鳴りが始まり、数回通院し投薬治療を行ったが、まったく効果がないのでやめてしまった。その後、ネットで怪しげな本を見つけたり、鍼灸院が行っている「気」の治療に「無駄ガネ」を費やしたりと、結構気にしていた。が、20年も「耳鳴り」と付き合っていると、慣れてしまった、ほとんど意識しないですむようになった。

 ところがだ「耳鳴り」の次は、「騒音性難聴」との診断が。コンサート会場で大きな音を聞いたり、ウオークマンなどで大きな音を聞いた場合になる難聴だそうだ。診察した医師から「騒音の職場環境ですか?」と聞かれ「私の声が一番うるさい職場です」と真顔で答えた。

 さて、何が「騒音」だったのだろうか?若き少年自衛官(自衛隊生徒)の頃、射撃訓練で小銃の発射音、航空団研修や術科学校(専門職学校)への入校での航空機の騒音などが考えられるが、はたして、そんな前のことが影響するのだろうか。または、年1回の予備自衛官としての招集訓練でも同様のことがある。

 医師の答えは「YES」だった。騒音性難聴は花粉症と似ていて、どの段階まで耐えられるか人によって違うそうだ。積もり積もって「難聴」になる人もいえれば耐えられる人もいる、とのこと。

 この診断は、10年ぐらい前だろうか。高音域の音が聞きにくいので、女性の声、特にヒソヒソ話は聞こえなかった。ところが、最近、さらに難聴が進んでしまった。

 セミナーなど講演会では前列の座らないと聞きづらいし、モゴモゴしゃべる講師だと、まったく意味不明となってしまうのだ。会場が笑いにつつまれても、キョトン。なんで笑っているのかわからないのだ。

 さてさて、困ったものだ。新聞広告などで集音器や補聴器が2、3万円で打ってるのを見て気になっていた。ところが、先日、新聞折込で近所の顔見知りの眼鏡屋さんが、補聴器の専門店であることを知った。そして、その日夜、偶然にも商店街の忘年会で、この眼鏡屋さんの店主にあった。

 「ちょっとヒヤカシでいいから寄りなよ」との言葉に誘われて、お店に出向いた。聴力検査では、低音域は「まったく問題なし」、高音域は「若干弱い」程度。ところが中間の音域、つまり人の会話の大部分の音域が相当悪いそうだ。

 このレベルに合わせた補聴器のカタログを見せて頂き、たじろいだ!高〜い、のだ。片耳で30万など普通である。え、ちょっと待って‥新聞には2万とかあるのですが?と質問すると「それで、うまく合えばいいのですが、音域の3調整が出来ないので難しいと思います」とのこと。義母からも安い補聴器は「おもちゃ」と思ったほうがいい、と言われた。

 この眼鏡屋さんの補聴器専門員さん(店主の息子さん)によれば、単純に耳の問題なら補聴器でいいが、脳の疾患の場合もあるので、1回脳の専門医で診察を受けてからのほうがいい、とのアドバイスをいただいた。

 そういえば、先日、ボーリングで転倒して脳震盪を起こしたっけ。それと関係あるのかしら。いや、神様が「もっと人の話をよく聴け」と、試練を下さったに違いない。そうだ、きっと。

 いずれにしても、皆さん、私の周囲では「ヒソヒソ話」はやめてネ!聞こえないから。特に、お役人のヒソヒソ話は厳禁!

ブログランキング にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へにほんブログ村
上記二つのバナーをクリックして頂くとランキングがあがります!




2010年12月15日(水) がんで死亡しやすい区はどこだ!@保健福祉委員会

 今日は区議会保健福祉委員会である。お役所には様々な統計資料があるが、縦割り行政のおかげで、部局を横断的にまたがり相互利用したり、比較分析する能力と意識が欠けている。その結果、似たような調査資料を何度も違う部局が、これまた違うコンサル会社に発注し「題名だけ違う」似たり寄ったりの報告書が多数存在し、数字の関連性を精査しないから、「報告書作成」ですべての仕事が終わってしまうのだ。

 さて、今日の保健福祉委員会でも、そのような資料配布が行われた。毎月定例で配布される大田区介護保険業務状況もそのひとつであろう。3ケ月前の介護保険の介護度別認定数、施設数、サービス受給者数などが羅列されている表だ。

 例えば、要介護3と要支援2のみ他と違って100数十名が前年同月より減っているのが目立つ。これは何を意味するのか?この質問には、明確な回答がなかった。要介護3の下である要介護2が308名増加していること、要支援2より軽い要支援1の人員がやはり前年当同月より522名増加していることから、要介護3や要支援2程度は、介護度がリハによって下がる、ということはないか、という検証の報告もない。

 介護サービス受給者の一部を抽出しての報告はあるが、では、何の介護サービスを受けた、介護度いくつの受給者は、どう動いたか、という動態についての報告まない。議会は結果の「報告会」ではない。過去を検証し、施策を議論し、執行機関(お役人)に実施させる「意思決定機関」なのだ。マーケッテイング感覚の欠落した報告書には、何の意味もない。

 次に配られた「おおた健康プラン(素案)」には実に興味深い資料が転載されていた。それは「がんの予防、対策」という項目の23区々別の各がんによる標準化死亡比(人口の年齢構成比の違いを除去して死亡率を比較する指標)の一覧である。東京都の平均を100として、各区の死亡率を出したものだ。

胃がん(男性)1位 墨田区 136.4 2位 荒川区 124.3
大田区は13位で100.4

大腸がん(男性) 1位 台東区 126.9 2位 墨田区 122.0
大田区は108.3で6位

乳がん(女性) 1位 千代田区 147.6 2位 江東区 117.8 3位 墨田区 115.4 大田区は98.5で14位

子宮がん(女性) 1位 墨田区 139.8 2位 新宿区 137.9 3位 江東区 122.1 大田区は97.3で15位

 これは平成16年から20年の5年間の平均値だそうで、データーとしての信頼性は高いだろう。プラスマイナス5%程度は統計上の誤差とも言えるだろうが、平均値に比べ40%以上も死亡率が高いことは原因を究明する必要があるだろう。

 なぜ、墨田区が各がんでなぜ死亡率が高いのか、なぜ乳がんに限り千代田区が突出しているのか。等、データーの解析により様々な予防策が見つけられよう。ところが、その解析は、少なくとも大田区では行っていない。比較検討は、研究者の間では、当たり前の手法であると思う。

 作ることが仕事にならないよう、データー分析をよろしく頼みますぞ!

 ある政治学者の言葉:

仕事の数だけ公務員がいる訳ではない。公務員の数だけ仕事を作っているのだ。

 嗚呼!来年度税収41兆円!公務員給与(退職金、年金含む)35兆円!

ブログランキング にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へにほんブログ村
上記二つのバナーをクリックして頂くとランキングがあがります!




2010年12月13日(月) これが談合指示のファックスだ!

 大田区の談合については再三「一人淋しく」訴えている。なぜ、これほど高率な落札率で落とされていてもお役人や他の議員は、違和感を覚えないのか不思議だ。彼らの言い分は「役所や議会は捜査機関ではない」だ。が、おかしいと思ったら、行政や議会の権能をフル稼働してでも阻止するのが、例え自治体や地方議会であったとしても、その責務であると思う。

 さて、私の話は「所詮、ウワサ話」と、お役人が取り合わないので、決定的な証拠写真を公開しよう。これは、ある入札について業界の「仕切り屋」から、談合組織各社にFAXで送信された指示書である。


 これによれば、1回目、2回目、3回目と、指定された価格以上で入札するように、それ以上にする「乗せ方」は各社の自由とする、というものだ。入札当日は入札15分前に再確認のため、入札室のある区役所9階の電話のわきに集合せよ、との注意書きまである。

 この書類は「談合撲滅」を、この書類を持参して大田区幹部に進言したKさんから頂いたものだ。Kさんは、その大田区幹部から「Kさん、こういうものは表玄関から持ち込んではダメだよ」と諭された(?)そうだ。

 業界の「談合体質」に嫌気がさしたKさんは、その後、業態転換を図り、今では、談合とは無縁の業界で大成されている。Kさんのいた談合組織のあった大田区の業者の多くは、廃業又は、苦しい経営を余儀なくされているそうだ。

 はたして「区内産業育成」という大義名分のもと「官製」を疑われるような今の入札制度をいつまで続けていくのだろうか。目を覚ませ!大田区の業界、お役人!

*ちなみに、本談合はすでに公訴時効が成立している。

ブログランキング にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へにほんブログ村
上記二つのバナーをクリックして頂くとランキングがあがります!




2010年12月11日(土) 忙しい師走の土曜日

 区議会議員には土日という感覚はない。いや、土日こそが地域の方々と情報交換の出来る機会であるとも言える。ただ、その情報交換が「御用聞き」になるのか、「政策提案」になるのかで議員の資質が問われる。

 さて、今日は、朝からお隣の町会の年末一斉清掃に参加した。ここは「準超町会員」扱いなので、とても気楽に参加できる。5名ほどの班にわかれて町内を清掃するのだが、日ごろ、なんとなく歩いている地元に起こった様々な事件(?)などをうかがいながら回るのは楽しい。

 町内清掃が終わると、背広にお色直しをして、ある企業の事務所へ。区内でのまちづくりのために、この会社の協力が必要だとの情報があり、旧知の社長さんと意見交換。さらに、次は老人福祉施設へ向かった。この施設の新たな計画をうかがうためだ。

 午前の部が終わって、その近所の「何の変哲もない」普通の蕎麦屋さんに入った。が、「素晴らしい」蕎麦屋さんだった。蕎麦だけでなく、とにかくメニューが豊富で安い。同行した知人が「お得なセットメニュー」750円なりを注文したので、私も同じものを頼んだ。写真をご覧いただきたい。ハンバーグ、コロッケ、鯖の味噌漬け、お蕎麦、ご飯。恐ろしい量だった。商店街の衰退が叫ばれるなか、ご主人のご苦労と工夫があふれ出る、すてきなお店だ。


 夕方からは、妻と「親バカ」で娘の大学に向かった。学校のグリークラブの副将を務める長女のコンサートを聞きにである。学校の荘厳なチャペルで開催された演奏会の副題は「イタリア初期バロックの名作オラトリオとミサ曲」とある。歌声はキレイだが、歌詞はすべてイタリア語だかラテン語で、訳文を追っかけても、いつの間にかわからなくなる。いやはや、どうも文化的素養が欠落しているようだ。


 次の会合があるため、妻だけ残して地元へ。地元町会の神輿会の忘年会に参加したが、遅れて参加したため宴は最高潮。大騒ぎの中での挨拶、そして車座での政治談議となった。自営業者が多いメンバーからは「政権はどうでもいいから、景気をよくして欲しい」との悲痛な訴えが多かった。人災とも言える「民主党不況」を変えるパワーがいずれの政党にも欠けている。情けない状況は、救国再編しかあるまい。

 盛り上がっているうちに、もう一軒の忘年会の終了時間が近づいた。あわてて自転車で、次の会場に行くも「真っ暗」。あちゃ〜やっちまった。止む無く、神輿会の会場に戻り、後片付けをお手伝いして帰宅。

 まあ、この程度なら年末にしては会合の少ない一日である。多分、自民党や一部、地元活動に熱心な民主党の区議は、この数倍の忙しさだと思う。まだまだ呑める??

ブログランキング にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へにほんブログ村
上記二つのバナーをクリックして頂くとランキングがあがります!




2010年12月10日(金) 「会費」と書かれていれば合法?いいえNO!東京都選管

 忘年会、新年会のシーズンとなったが、一番困るのが「会費の明示」のない会合である。例えば、町会役員は「参加費無料」などというものだ。組織に所属している人達は「無料」であっても、よそ者である議員は、それなりの費用を負担しなければいけないだろう、と普通は思う。

 受付の方たちも「会費なら大丈夫だろ」と、アドバイスまでくださる。長年議員をやっている人ですら、そう信じていて「会費」と印刷した封筒を持参している。

 ところが、これが「寄付行為」にあたり罰則をもって禁止されているのだ。
以下、東京都選挙管理委員会のQ&Aである。

Q:政治家が選挙区内で開催される会費制ではない会合に招待されたとき、提供される飲食物に見合う実費相当額を出すことはできるか?

A:実費相当額であっても会費のような債務の履行ではないので、禁止された寄附にあたる。

Q:選挙区内で開催される会費制の会合に政治家が無料招待されたとき、主催者の了解のもと無料招待を辞退し、正規の会費を払って参加することはできるか?

A:他の参加者と同額の会費であれば寄附にはあたらないので、会費を払って参加することは問題ない。

Q:政治家が氏子や檀家となっている選挙区内にある社寺の修復のために寄進をすることは出来るか?

A:罰則(50万円以下の罰金)をもって禁止される。社寺の修復のために氏子や檀家が寄進をすることは、半ば強制的との考え方が一般的ではある。しかし、他の氏子や檀家がみな寄進するという場合であっても、債務の履行でない限り、政治家がそれを行うと罰則の対象になる。

 と、とにかく社会人としての常識の範囲であっても、法律では厳しく禁止されているのだ。どうか、これから忘年会、新年会のご招待状をくださる皆様にお願いである。無粋なヤツだとお思いでしょうが、「会費」の明示をお願いいたしたい。

 ただし「某組合」のように議員だけ「会費15000円」というのは、寄附の強要にも抵触するのでアウトである。

ブログランキング にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へにほんブログ村
上記二つのバナーをクリックして頂くとランキングがあがります!




2010年12月09日(木) 給食費払わないと一品減らすぞ!by区立小学校長

 全国的に給食費の未払いが問題になっているが、大田区教育委員会は「大田区には未払いは存在しない。すべて年度末までには処理している」との答弁を繰り返す。本当だろうか?「談合は一切ない」との答弁と同様、これとて信用できない。

 新しい自治体と住民の信頼関係の基本は、あらゆる情報の公開と共有であろう。その意味では、大田区は大変後進自治体であると言える。情報は出来るだけ出さないよう、公文書開示請求でやむなく出す場合でも法定期限ぎりぎりの2週間後。

 そんな自治体では、とにかく暴露が重要である。暴露して議論を始めること、それによって情報は出さねばバレる、正しいことをしないと叩かれる、という良循環を役所の文化にすることが大切だ。

 さて、地方公務員たる大田区調理員が年収700万円以上を得て年109回「お昼ご飯」を作る学校給食も、私のシツコイ追求と時代の流れで、中学校全校が民間委託となり、小学校でも「退職不補充(増員しない)」で、民間委託がすすんでいる。

 区立小学校の給食で、民間委託か公務員が作っているか、簡単な識別法をお知らせしよう。お子さんに聞いてほしい。週のうち、ほとんどの給食が「お皿」3枚以上だったら、その学校は「民間委託校」であり、4枚使うことがあれば絶対に民間委託である。ところが、普段はお皿は2枚、つまり丼物やカレ-系、たまには3枚使うという小学校は、公務員の調理員が作っている。バナナやミカンを皿に入れて出して3枚という学校は、絶対に公務員調理員である。理由は、大田区職員労働組合にでも聞いていただきたい。

 さて、そんな現場で、面白い報告を聞いた。10月に行われたある区立小学校の保護者給食試食会の席で学校長が、次のような趣旨の発言をしたというのだ。

本校の給食費の未納が100万円近くになった。このままでは、給食の品目を一品減らさなければいけない。

 え〜え!!!なんということを言うんじゃい。正しく給食費を支払っている子供たちが、払っていない親のせいで、給食を減らされるとは。事実関係を確認すべく教育委員会に連絡すると、以下のような調査結果がもたらされた。

当該校の学校長はPTA会長とともに給食費未納問題の解決に努めていた。そこで、ついつい「愚痴」のような形で話してしまったもので、決して本気で一品減らそうと思った訳ではない。

 政権中枢にいらっしゃる皆さんのたまげる発言の事例や、学校現場での教員の「失言」など、我が国国民の言葉に対する感覚がおかしくなっているのではないだろうか。言葉は言霊である。校長センセイ!お気をつけあそばせ。

 さて、よくこのような議論になると某党の諸君は「低所得で払えない」などとおっしゃるが、それは違う。生活保護世帯や保護世帯ではない低所得世帯は、給食費相当額を公費から支給されているのだ。問題は中間層の方々である。ついつい払い忘れ、その額が多くなると、いよいよ払えなくなる。さらに悪質なのは「義務教育だからタダにしろ」とういう確信犯である。

 いずれにしてもお金というのは「うるさい所」から先に払う、という原則がある。例えは悪いが、給食費よりも国保、国保より税金、地方税より国税、税金よりサラ金、サラ金よりヤミ金には先に払うという順番があろう。したがって、未納問題解決の基本は、1ケ月未納になったら「払うまで」何度でも連絡することだ。

 多忙を極める教務の合間に教員に「取り立て」をさせる現在の制度も問題である。給食費は私費会計なので公金ではない、というのが大田区の考え方である。条例により給食費の収納を公金として、支出も公金の歳出扱いにすれば、実に簡単だ。未払いがあれば公費で補てん。取り立ては、収納担当の大田区本庁舎の専門職員があたり、多額になれば、国税徴収法に基づいて強制的な扱いもできる。

 まあ、23区中22区がそのようにしないと、後進自治体たる大田区はしないだろう。なにしろ国際化が主要課題だから…

ブログランキング にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へにほんブログ村
上記二つのバナーをクリックして頂くとランキングがあがります!



2010年12月08日(水) 今日は開戦記念日!日本を考える二つの集会

 今日は、大東亜戦争(太平洋戦争)の開戦記念日である。昭和16年12月8日午前3時19分、日本軍が真珠湾のアメリカ軍基地を奇襲攻撃し、3年6箇月に及ぶ大東亜戦争(太平洋戦争)が始まったのだ。

 先の大戦の結果、我が国は負け、負けた故の様々な弊害が今日まで我が国国民の精神構造まで病んでしまっている。戦勝国の連合国とりわけ米国は、二度と日本が連合国に襲いかからないよう弱体化する作戦を企てた。

 ひとつは、あの戦争で「国民は悪くない」「悪いのは軍であり財閥である」との刷り込みである。その作戦の頂点が極東軍事裁判というインチキな法廷での「戦犯作り」だった。法理論の基礎である「罪刑法定主義」を無視したリンチ裁判であった。これにより、「悪者は軍隊の指揮者」との認識を国民に与えた。

 さらには、財閥解体、昭和20年12月10日発布の「ウオーギルトインホメーション(日本悪者心理作戦)」により、全国紙は、事前検閲により「日本は悪い国だった」と書かせられたのだ。

 また、この作戦を成功させたのは、学校教育を牛耳った日教組を中心とあいた左翼教員だった。旧帝国大学においても、左翼の学長、教授が輩出され、「学べば学ぶほど日本が嫌いになる」システムが、GHQ主導のもと進められていった。その効果は、いまの日本に見事に開花しているではないか。

 さて、その開戦記念日に二つの会合に出席した。1件目は、明治記念館で開かれた第三回「真の近現代史観」懸賞論文受賞記念パーテイだ。これは、アパグループ代表である元谷外志雄氏の提唱により始まったもので、今回で3回目だ。


 私がなぜご招待を受けたのかといえば、7年程前だろうか李登輝氏が提唱された「台湾正名運動」の10万人集会に台湾に出かけた時、元谷代表、奥様、ご長男と同じバスに乗り合わせ、昼食をご一緒したご縁である。それ以来、様々なお誘いを受けるようになった。

 第一回の受賞者は、田母神俊雄航空幕僚長(当時)である。田母神氏は、この懸賞論文の「日本はいい国だった」というい趣旨により、航空幕僚長の職をおわれた、世界でまれに見る空軍参謀長となった。つまり、自分の国がいい国だと言ってはいけない軍の最高指揮官が、世界のどこにいるのだろうか。結果、氏は講演に執筆活動に超多忙な日々を過ごされており、普通に退官されるより、余程有意義な生き方をされていると思う。

 さて、今回の最優秀賞は、佐波優子さん。実は、彼女は西村真悟前代議士が主宰する「西村塾」の塾生であり、私もメンバーでよく存じ上げている方だ。
学生時代に読んだ日本軍将兵の遺書がきっかけで、遺骨収集をされた体験を書かれた。以下は、佐波さんが読んだ遺書の要旨である。

『武もとうとうお役に立つ時が参りました。生をうけて二十余年、ただの一度もお心を安ませることなく過ごして来たことをお詫び致します。
今思いますに人一倍子煩悩の父上にとって、この遺書を読まれればどんなであるか推し量ることが出来ます。
でもこの皇國危急の時、私達の涙は隠されねばなりません。
私の肉体はここで朽つるとも、私達の後を、私達の屍を乗り越えて、私達を礎として立ち上ってくるこれから生まれてくる子供達や孫達のことを思えば、またこれらの人々の中に私達の赤き血潮が受け継がれていると思えば、決して私達の死も嘆くには当たらないと思います。
どうぞ私のことを笑って誉めて下さい、武も笑って散ります。さようなら。武より』

 31歳の美しい佐波さんが記念講演で語る遺骨収集の現場での、凄惨な光景のお話には何度目頭を拭いただろうか。最後に彼女はこう結んだ。

これからの私たちは、一柱でも多くのご遺骨をお迎えすることも大事ですが、それと同じぐらい、ご遺骨が帰って来られた時に「帰ってきて良かった」と思っていただける日本を再建することが大切ではないでしょうか。

 まったく、その通りだ。240万人の将兵が死亡し、いまだ115万柱が戦地に取り残されているそうである。私の伯父、犬伏寛男海軍少佐も南方洋の深海に眠っている。機会を見つけて遺骨収集に参加したいと思う。

 次は、文京区民会館で行われた「靖国神社の御霊に感謝し安寧を護る」国民集会である。平日の夜なのに会場には全国から訪れた人々が集い、それぞれに想いを発表された。

 特に、昨年来日し靖国神社の社殿の入り込もうとした高金素梅については、「絶対に参道から入れない」との決意を共有した。

 靖国問題は、国家観の問題で宗教問題ではない。国家の為に殉じた方々をいかに手厚く祀るか、という問題で諸外国から文句を言われる筋合いではない。我が国の国民を苦しめた米国軍人が葬られているアーリントン墓地に、米国大統領が赴くことに我が国が文句を言ったことがあるだろうか。靖国神社に行ったこともない多くの我が国首相が、アーリントン墓地には花を捧げるではにか。

 開戦記念の日、あらためて英霊に恥ない日本の再建をせねばと誓った。

ブログランキング にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へにほんブログ村
上記二つのバナーをクリックして頂くとランキングがあがります!



なかのひと


 



2010年12月07日(火) 二連ポスターが街を汚す?

 様々な選挙で共通の景色が告示日(公示日)の6ケ月前を過ぎると、候補者名ともう一人誰かの名前の入った、通称二連ポスターが街のいたるところに貼りだされる。

 そもそも、選挙前の6ケ月には「候補者名」を類推される文書図画の類の頒布を制限し、お金をかけないようにしよう、というのが公職選挙法の趣旨だと思うが、いつのまにか2連ポスターが認められてしまった。

 遡ること20年。多摩地区で日本共産党の関係者が「確信犯」で、3連ポスターを貼りだしたところ「お咎め」がなかった。そこで、こn3連が全国に広まり、止む無く総務省も追認した、という歴史がある。

 当初は、3名の弁士の記載が必要であったが、現在では2名となり、残り1/3は党名又は党代表の写真、講演会の告知にあてなければならない、されたのだ。

 ただ、街中に貼られているポスターの多くが「違反」であることは、一般の方々には判りづらい。簡単に見分ける「違反」は次の3点である。

1.統一地方選挙(区長、区議)候補者本人の写真、名前だけが書かれたポスターが11月以降に掲出されている場合

2.候補者名と弁士名(国会議員など)の写真や色使いを変えて、明らかに候補者が目立つようにしてあるポスター(氏名の色は同一、同じ大きさでなければならない)

3.無人の駐車場、廃屋にヤケに多く貼ってあるポスター(通称:無断張り)

 はたして、いかほどの効果があるのか、各陣営共疑心暗鬼のなか、陣取り合戦が繰り広げらている。

 かく言う私も、地元の強力な支援者に連れられて先週の土曜日に町内を一巡して「ポスター貼り」をさせて頂いた。いぬぶしなんか知らないけれど、○○さんに頼まれたら嫌と言えない方々が圧倒的であったが、お蔭様で、その地区の路地は、レトロ映画のような私のポスターだらけになった。

 ありがとうございました!


↑正しい?ポスター


ブログランキング にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へにほんブログ村
上記二つのバナーをクリックして頂くとランキングがあがります!



なかのひと



2010年12月06日(月) いぬぶし棄権続出は議員として失格?by議員必携

 今日は、平成22年大田区議会第四回定例会最終日である。本定例会に上程され、各委員会で審査された議案が、あらためて本会議の場に戻り、委員会の判断を議会全体として是とするか否とするのかの判断(採決)を行う。

 一般的には、委員会で可決されたものは、本会議でも可決されることになる。パワーポリテイックが民主主義の基本であるが、それに安住しているお役人と、お役人から提出された議案は「すべて正しい」がごとき行動をとる、与党会派の行動原則(?)には、いささか残念である。我々議会が議決機関である、との誇りをすて、地元の陳情のために首長やお役人に擦り寄る姿は、情けない。

 さて、本日は27本の議案が上程された。これに対する私の態度は以下のとおりである。

賛成:13本、反対:2本、退席:12本

 反対の2本は次の理由による。

共産党提出(元社民も同調)の高齢者医療費助成条例は、先日の日記に書いたように「選挙目当て」の感があり、拙速なこと、財源の裏づけがないことなどにより反対。

97号議案大田区立羽田中学校校舎取り壊し工事請負契約は、事前の談合情報通りの共同企業体が落札しており、断じて許せないため反対。

94号から98号(97号を除く)の契約議案については、極めて談合の疑いが濃いが、残念ながらその確証がないため、賛否を示せないため退席。(棄権)

9つある特別養護老人ホームの施設長、その運営法人の理事長、事務局長がすべて大田区管理職またはOBで占められている社会福祉法人池上長寿園に、さらに指定管理者として指定したいとの第101号議案他7件の「指定管理者の再指定」の議案については、「再指定の手続きは間違っていない」との資料しか、「議決機関の議会」に提出しない「執行機関たるお役人」に抗議の意味で退席(棄権)をした。

 民間会社の取締役会で「この取引先の選定手続きは、社内規定により適切だったので承認願いたい」と、部長級が説明したとしたら「選定過程における資料を出せ」と、当たり前のように言われるだろう。出さなければ、部長さんは次の異動で「僻地」か?

 ところが、大田区では、何とか「具体的資料を出さずに逃げ切ると」評価され、地方自治法上正しい選択として「資料を出してしまうと」めでたく「僻地(飯田橋)行き」となる。

 飯田橋とは、区政会館という豪華な23区共有の建物があり、様々な特別区関係団体が入居している。特に、東京23区清掃一部事務組合には、現政権から疎んじられている極めて優秀な大田区管理職が多く重責に就いている。

 参考までに清掃一部事務組合の「大田区出身の重鎮の方々」を記載する。

施設管理部長、総務部長、世田谷清掃工場長、監査事務局長、計画推進担当部長、目黒清掃工場長、多摩川清掃工場長、大田清掃工場副工場長、労務研修担当課長(一部は、疎んじられた方ではなく通常の派遣の管理職も含まれる)

 さて、このように多くの退席(棄権)は、「議員必携」という書物によれば「厳に慎まなければならない行為である」そうだ。

 では、議案の意味や深い問題点については気にせず、なんでも「賛成」してしまう諮問機関や追認機関とも思しき行為は「是」なのだろうか。

 なんとか、なんねえのか〜この体たらくな状態!!!!!

ブログランキング にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へにほんブログ村
上記二つのバナーをクリックして頂くとランキングがあがります!




2010年12月05日(日) 修士論文、目次だけできた!@放送大学大学院

 今日は、地元町会のモチつきに参加した後、横浜にある放送大学神奈川学習センターにむかった。月1回の大学院のゼミに出席するためだ。普段アカデミックな世界からは縁遠い生活を送っていると、月1回「勉強漬け」の5時間(午後すべてゼミ!)は、リフレッシュできる楽しい時間である。

 今日は、少し遅刻して参加。一年先輩の8期生は、いよいよ10日後が修士論文審査の締め切りである。われわれ9期生は、来年2月までに、修士論文の基礎となる研究レポートを提出しなければならない。

 ゼミでは、各自が論文の進捗状況を発表し、先輩や教授、講師からアドバイスを頂く。以下、本日の、私のレジュメである。9名いる同期生のなかでは、もう一人とブービーを争っている進捗である。反省!

基礎的自治体における首長と議会の関係についての一考察

            放送大学大学院 
            文化科学研究科 社会経営科学プログラム 
            天川ゼミ 9期生 犬伏 秀一
はじめに
1.首長と地方議会の現状と課題
2.大田区における区長と区議会の現状と課題
3.本稿の目的

第一章 二元代表制に関する先行研究
1.先行研究の概観
2.先行研究の方法、結論
3.先行研究の問題点

第二章 問題の提起
1.首長は大統領か総理大臣か
2.地方議会に与党と野党が理論上ありえるのか
3.地方議会は必要なのか(機能しているのか)

第三章 首長、地方議会に関する資料
1.入札落札率
2.予算、決算特別委員会審査時間、委員数
3.与党会派率
4.首長の出自、当選回数
5.専決件数
6.投票率

第四章 仮説の検証
上記の数値と、議会が機能しているかどうかの相関関係

第五章 結論

おわりに 首長と地方議会の適切な関係構築にむけて


(修士論文作成の現状報告)

大田区議会では、区長提案議案は必ず原案通り可決されてしまう。決算も認定、予算も原案通り可決。専決も承認。幹事長会に理事者が説明すれば、それで議案審査が終わり、というような現状が、はたして議会と言えるのだろうか。また、区民、有権者の無責任ぶりも問題である。区長、区議会選挙の投票率は5割をきるのだ。少なくとも大田区においては、二元代表制は機能していないことを痛感している。では、なぜ機能しないのか、他の自治体ではどうなのか、これが本研究の動議づけである。

このような現状の首長と議会は、はたして、全国的にあたりまえなのか。きっとそうであろう。では、それを、どう「普遍的結論」として導き出すのか。

そこで、入札落札率・予算、決算特別委員会審査時間、委員数・与党会派率・首長の出自、当選回数・専決件数・投票率などに注目して見ることにした。

仮説としては、落札率が高い(談合が疑われる95%以上)自治体は、議会が機能してないだろう。等、上記の各数値が、議会の無機能化となんらかの相関関係があるのではないかと考える。

そのうえで、地方議会の機能化のために、会派解消、起立採決の廃止(無記名電子投票)などの提案を行う。

しかしながら、地方議会は機能していない、ということにつき普遍性を証明し、客観的事実と根拠を示す方法で、頓挫しているのが実情である。

なんらかの形で活かしてみたい、と思っているのが阿久根市、名古屋市、大阪府の事例である。阿久根は議会を無視した市長に対して、住民がノーという審判をつきつけたもの。名古屋市は、首長の言うことを聞かない議会を首長がリコールの先頭にたったというもの。大阪府の橋下知事は、地域政党「大阪維新の会」を作り「翼賛議会」を作ろうとしている。民主主義と二元代表制を、より形骸化する好事例である。

参考文献
政治指標と財政支出:647市の計量分析(1985 飽戸弘・佐藤誠三郎)
革新自治体の終焉と政策変化(2001 曽我謙悟・待鳥聡史 年報行政研究)
地方議員の研究:日本的風土の主役たち(1986 村松岐夫・伊藤光利 日本経済新聞社)
分権時代の地方議会改革(2008 東京財団政策研究部)
地方政府の政策決定における政治的要因(砂原庸介 第62回財政学会)


ブログランキング にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へにほんブログ村
上記二つのバナーをクリックして頂くとランキングがあがります!




2010年12月04日(土) 大森地区事件のその後、大森記念病院&葬祭場

 大森地区において発生した事件(?)2件について、その後の展開をご報告する。

 1件目は、放漫経営で破綻した大森記念病院である。理事長のバブル期の投資や、愛人への利益供与などにより米国ハゲタカファンドである「ローンスター」により診療報酬を差し押さえられ、本年6月10日に閉院。(都には休院と届出)93名の入院患者は転院を余儀なくされ、うち4名の方が転院作業中もしくは、転院直後にお亡くなりになった。

 また、職員130人分の給与が最大4ケ月も支払われないなど、被害が広がっていた。ところが、当の経営陣である理事長、その妻、娘は病院最上階に陣取り、アワビだ寿司だ、ウナギだ、と出前三昧。

 労働基準監督署の未払い立替も遅遅としてすすまず、従業員さんたちの怒りは頂点に達していた。そこで「優先債権」である「労働債権(給与)」などを確保するため、従業員さんたちが選んだ手段は「第三者破産申し立て」である。

 その結果、9月24日付で東京地裁から破産手続きの開始決定を受けることが出来たのだ。帝国データバンクに調べによれば、負債額は2009年3月期末時点で約16億3100万円。

 そして今日、元従業員さんから嬉しい電話があった。

「破産管財人から連絡があり、来週にも未払い賃金の全額が支払われることになりました。」やった〜!!!!退職金も減額はされるものの支給されるとのこと。年末年始を前にして、元従業員さんには最高のクリスマスプレゼントとなったようだ。

 それにしても、労働基準監督署、東京都、大田区、と行政がほとんど救済の力になれなかったことを、少しでも関わった者として申し訳なく、また残念である。

 2件目は、ストレッチャーでご遺体を商店街を通過して搬入・搬出するという斎場計画である。

 業者側の言い分が、住民側と大田区に対してコロコロ変わることに不信感を強めた区担当者が「本当のことを教えてほしい」と強く迫り。少しばかり事態は好転した。Oさん、Nice Job!

 業者側は、ご遺体の搬入をあきらめて「骨葬」にする、と申し入れてきたのだ。つまり、よそで火葬をして、ご葬儀だけをこの場であげる、との提案である。それでも、商店街に「黒装束」の参列者が毎日連なることは、どうかと思うが、一歩前進である。

 区議会都市環境委員会に提出された陳情は、なんと「継続審査」となってしまった。「採択」に賛成したのは、共産党と生活者ネットワークだけ(2名)だった。

 自民党の区議からは「地元では、このような施設を望む声もあり、町会や商店会は反対してない」との、事実誤認の発言があった。3つある商店会長、町会長、目の前にある病院事務長さん、地元の荒木秀樹区議はいずれも「反対署名」をしている。陳情書が町会長や商店会長名だと自民党は即座に賛成してくれたのだろう。

 民主党の区議からは「現場を見ないと」との意見が出され、12月15日に現場を視察することになったようだが、12月15日には「改装工事」は終わっている。さらには、12月の委員会で採択されても、議会としての採決は3月の本会議となり、とっくに「ご葬儀」が始まっていて「訴えの利益」がなくなるのだ。

 なんとも、のんびりした議会の委員会にはビックリである。地元では「やはり、区議会議員のご子息経営の建築会社が工事を請け負ったから、相当圧力を議員にかけているのではないか」とのウワサまで飛び交っている。まさか、そんなことはしないと思うが、現場に出されていた請負建築会社のロゴ入り壁面板は取り外されていた。

 今後は、粘り強い住民反対運動で「中止」に追い込むことだ。花屋さんも葬祭場ではなく、保育所や高齢者の小規模多機能施設でも作れば、おおいに喜ばれるのに、どうかしら??

 以上、大森地区の事件のその後である。

ブログランキング にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へにほんブログ村
上記二つのバナーをクリックして頂くとランキングがあがります!



2010年12月03日(金) たちあがれ日本街頭演説会@有楽町

 相変わらずの亡国民主党さん、またやってくれました!11月28日の米韓共同軍事演習開始の日のこと。北朝鮮による韓国砲撃の際のあきれた対応を反省したのか、菅総理は全閣僚に都外への禁足令を出した。その日に、長島昭久前防衛政務官(外務委員会筆頭理事)、笠浩史(りゅうひろふみ)文部科学政務官、山岡賢次党副代表の4名が、な、なんと、こともあろうか中国大使館主催のゴルフコンペに栃木県まで出かけていたというのだ。

 さらに、在日中国大使を含む9名分のコンペの費用は、すべて中国大使館が支払ったとある。ところが、事が表ざたになったところ、あわてて3名の議員がコンペ代金を山岡事務所に届けたそうだが、山岡事務所が中国大使館に支払ったかどうかは定かではない。

 キャバクラ嬢出身の太田議員や山岡副代表はともかく、民主党内保守系の期待の星だった長島昭久、笠浩史両氏が参加したことは、真に残念だし、その軽率な行動には抗議したい。

 さて、このような国難のときこそ、保守が頑張らねばならない。今日は、15時から有楽町イトシア前で、たちあがれ日本街頭演説会に参加した。他の区議会がすべて議会中といういことで、司会をおおせつかったのだ。


 たちあがれ日本には、衆参6名の国会議員が所属しているが、本日は、平沼代表、園田幹事長、中山恭子参議院議員、藤井孝雄参議院議員の4名の参加だった。

 駅のキオスクには、「小沢新党、与謝野馨合流か?」といった夕刊紙の広告が出されていた。所用があったのだろうが、このような時期だからこそ、与謝野共同代表にもお越しいただきたかった。

 また、藤井参議院議員は「民主党から助けてくれ、というならば力あるわが党が国のために力を貸す」という趣旨の発言をされ、いささかびっくりした。わが党の結党の理念の大きな柱のひとつが「打倒民主党」であり、政界再編の礎になることだ。

 はたして、その目的からして今の民主党に「手を貸すことは」どうだろうか。宣伝カーの下で司会用マイクを持ちながら「?????」だった。

 家に帰ると、長女から誕生日プレゼント。親父の性格をよく知りぬいた彼女らしいプレゼントに感激!親バカでした。




ブログランキング にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へにほんブログ村
上記二つのバナーをクリックして頂くとランキングがあがります!




2010年12月02日(木) 災害時駅前滞留者対策訓練@お誕生日

 今日は、朝から「蒲田駅前災害時滞留者対策訓練」に参加(見学?)した。これは、大地震などで鉄道が停止すると駅周辺に帰宅できない大量の滞留者が発生することに対処するもので、都、区、警察、消防、自衛隊、ホテル、鉄道、町会、学校等57の団体で構成される対策協議会主催で開催された。


 協議会参加企業などからの、想定滞留者が駅前に集まりだし、地元町会などの「運営者」により隊列を組み、整然と移動するといいう訓練内容だ。参加者1300名という大きな訓練でも注目されていたのは東京消防庁の無人放水機である。1セット1億円近くするおの器材は東京都内で3台しかなく、そのうち1台が、我が大田区に配備してあるそうだ。多くの工場や空港の所在する当区にとっては心強い存在である。


 さらに、終了後の大人気は、陸上自衛隊第一普通科連隊第一中隊(大田区が警備担当区域)によるトン汁の炊き出しだ。新潟や阪神における震災でも、陸自による、温かな食事とお風呂の支援は被災者に大変喜ばれたそうだ。400名分用意したトン汁は、あっという間に「売り切れ(無料)御免」。


 訓練が終わって区役所に戻ろうとすると、通り道にある顔なじみの韓国料理屋の女将さんが声をかけてきた。「いぬぶしさん!今日はお誕生日でしょ。席と生ビールの樽用意して待っているからね」と。昨年、誰も祝ってくれない自分の誕生日を、勝手にこの店に陣取って行ったのだ。まず、知人と数人で着席。それから、誰かまわず電話をして呼び出す、という大変迷惑な誕生日だった。予期もしないお客に、料理屋さんの生ビールの樽が底をつき、ご近所の安売りの酒屋さんまで、私が樽を買いに行った、という珍事だ。

 「そうか!期待されているんじゃ、今年もやらなくては」今日は、真面目に帰宅しようと思っていたので、妻にメールで連絡すると「我が家の誕生日パーテイは来年までなし!」と、返信があった。すまん!

 さて、当日の午後に無理やり呼び出された仲間は10人余り。先日、結婚したばかりの鈴木隆之区議会議員も哀れな被害者だった。先約があるのに、わざわざ自宅に戻り、抱えきれないほどの花束を持ってきて頂いた。(家業がお花屋さん)


 どさくさで、ご連絡できなかった皆様。来年も12月2日(金)18時から実施予定なので、今から手帳に入れておいて頂きたい。

 ご参加いただいた皆様、心より感謝!!!

ブログランキング にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へにほんブログ村
上記二つのバナーをクリックして頂くとランキングがあがります!




2010年12月01日(水) 正直者がバカを見るか?大田区介護保険徴収

 平成21年度の大田区介護保険事業概要が配布された。その4ペジには、恐ろしい事実が坦々と「当たり前」のように書かれていた。それは、介護保険の第一号被保険者(65歳以上の区民)の保険料収納率についての報告である。

 第一号被保険者は大田区で146,759人。そのうち老齢(退職)年金からあらかじめ保険料を差し引く(源泉徴収)する方法で納付する「特別徴収」で納めている方は114,723人で、収納率は当然ながら100%。

 ところが、ご自分で納付書または銀行口座振り替えで払う「普通徴収」の方々32,036人は、収納率が83.62%。つまり5200人余りの方が支払わないのだ。そして昨年度繰越滞納額は3億3300万円。この滞納額のうち払ってくれた学派4054万円。滞納額の12.18%にすぎない。

 残りの2億9千245万円余りの滞納額は、その他の方々の保険料で賄われ、不足すれば区民の貴重な財産である一般財源から繰り入れられることになる。まじめに払っている方々が一人あたり約2000円を、払わない人の分を負担していることになる。

 この滞納繰越額は、5年経つと「消滅時効」となり、逃げ得となってしまう。勿論、そのような「逃げ得」をして喜んでいる輩には、ろくな余生はないだろうが、それでも、公平な負担という大原則を揺るがす行為である。

 区は断固として「払っていただく」処置を取らなくては、区政に対する信頼は益々低下してしまう。

ブログランキング にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へにほんブログ村
上記二つのバナーをクリックして頂くとランキングがあがります!



 < 過去  INDEX  未来 >


いぬぶし秀一 [MAIL] [HOMEPAGE]
 
↑今日の日記は気に入りましたか?
My追加