いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2004年03月31日(水) ふざけるな!中国。円借款調印式欠席。やめちまえ

 ここまでバカにされていいのだろうか。今日、中国円借款の公文調印式が予定されていたが、中国側が「多忙」を理由に欠席した。今年度の円借款は966億円にものぼる。おおかた、尖閣諸島で中国人を逮捕したことに対するあてつけだろうが、実に稚拙だ。

 そもそも、1000億近い金を借りるのに、その借用証書を書く儀式に「多忙」と行ってこないなど、普通の感覚で許せるだろうか。どうも、日本は「あたりまえ」のことを、あたりまえに出来ない国になりつつあるようだ。

 小泉首相の靖国参拝、教科書問題など、あまりにも中韓に遠慮しすぎるのは、なぜなんだろう。共産党やら「エセ平和主義者」たちは、「過去の過ち」のため、というのだろうが、ドイツがフランスに遠慮して教科書を作った、とか、イタリアの首相が、教会に行かなかったという話は聞いたことがない。

 そんなに無礼なら、円借款をゼロにしてみたらいい。日本人観光客を渡航禁止にしてみたらいい。すべての中国製品の輸入を禁止するのもいいだろう。そうすれば、即座に土下座してくるだろう。どちらが偉いという問題ではなく、外交上の礼儀というものがあるはずだ。国旗を大使館の前で焼かれて、1000億円貸すなんぞ、正気のさたではない。

 今日は、年度末で月末。私を含めて全国の中小企業の社長さんは、資金繰りに追われているはずだ。力尽きて不渡りを出した社長もいるだろう。それなのに、1000億だぁ〜


↑エンピツ投票ボタン
My追加





2004年03月30日(火) 国歌斉唱で起立しない教員は分限免職!クビにしろ!

 相変わらずバカらしいことをやっている学校があるらしい。東京都教育委員会は、卒業式において国歌斉唱の際、起立しなかった教員176人を戒告などの処分とすることを決めた。

 自らの「管理責任」を問われることを恐れ、「全員起立」と虚偽の報告をした学校長がいないと断言できないから、本来の数字はもう少し多くなるだろう。日教組などによれば、教員の「思想・信条の自由」に反する「強制」だ、と言うのだ。

 これは、左翼系の人々得意の論理「自分たちの主張に反する法律はすべて守らない」ということと一致する。論理的に紐解いてみよう。

1、教員は、地方公務員法により「法令を遵守する義務」がある。
2、国旗、国歌法は、憲法、公職選挙法などに基づき、適法に選挙された議員 が、手続に従い、採択、公布された法律である。
3、学習指導要領などにも、国旗、国歌への礼を教える、とされている。

 とすれば、地方公務員たる教員が、国歌斉唱の際、起立しないことは上記に反し、場合によっては分限免職処分にも出来る、と考えるが、どうだろう。

 「思想、信条」の自由は、教員の勤務時間外においては当然保障されており、公務員としての勤務中は、その自由は当然に制限される。例えば、午前と午後の特定の時間に、宗教上の儀式を執り行う、という宗教の信者である教員が、その「自由」に基づいて授業中、儀式を行うとしたら、どうだろうか。異常だと映るだろう。この例と同じで、あんたたちのやっていることは「異常」なんだよ!オウチでやんなさい。

 もし、日の丸がいやだ、君が代がいやだ、とおっしゃるのなら、「法治国家」の国民が取るべき道は、公平な選挙において、新しい国歌、国旗を制定することを公約とした議員を当選させることだ。しかし、いまだかって、どこの政党の公約にも、新しい国旗のデザインがあった、との話は聞かない。

 仕方ないよな。所詮国際的には「異常」なことだから、マットウな国民には笑われるだけだから。

 入学式には、起立してデカイ声で歌えよ。出来ないなら「辞表」もってこい!そんな根性はないだろうな。なにしろ、権利の主張だけだから‥

国旗、国歌に反対する人々の「はんた〜い」の大合唱ではない、理論的なご意見を期待する。(←掲示板に書き込んで!)


↑エンピツ投票ボタン
My追加



2004年03月29日(月) ステキな結婚披露宴、おめでとう!

 婚姻届を提出するには、2名の証人が署名捺印することが必要だ。別に結婚の事実を証明するだけだから法的には誰でもよいのだが、やはり人生の一大事「思いのある人」に依頼したい、と考えるのが人情だろう。

 私は、というと、20数年前に、実の姉と母方の祖母に証人になってもらい、そのことが「交渉決裂中」の母にバレ、母と姉、祖母の人間関係がおかしくなったことがあった。

 ところが、私が、ここ1ケ月で、この証人に2回もなってしまった。勿論、初めての経験だ。1件目は、地元の焼き鳥やのオヤジと、ルーマニア美人との結婚。(詳細は3月19日の日記参照)そして、2件目は、長い間「結婚の約束」をしておきながら、双方の家庭の事情で「入籍」できなかったカップルだ。

 このカップルの男性側から、依頼されて「証人」になった。彼女の誕生日に、すべて記入した「婚姻届」を渡したそうだ。その日、私の留守電に「○○です(男性の氏名)。ありがとうございました」との号泣した女性の声が入っていた。エッ?○○さんという女性を、泣かせるようなことはしていないぞ‥相当悩んだ挙句、かのカップルの女性が、入籍した新姓で電話してきたものと理解できた。長い間、待って、余程嬉しかったのだろう。

 そして、今日、この男性と共通の友人、知人の飲み会が開催された。「そうだ、彼女も呼んで、ついでに(?)お祝いの会にしよう」という幹事の提案で、花束を用意して「簡易披露宴」を急遽開催することになった。

 きのおけない仲間と、お二人。ウエデイングケーキや飾り気はないが、とても心のこもった本当の「結婚披露宴」となった。

 おめでとう!お幸せに!



2004年03月28日(日) 花見三昧の日曜日

 いよいよ、花見のシーズンとなった。町会、PTA、その他、兎に角、花見にかこつけてあらゆる団体が繰り出す。お祭り大好き人間「いぬぶし」としては、楽しくて仕方ない一シュウカンである。

 今日は、花見の予定3件。1件目は、PTAのOBやら、ようわからないメンバーの花見。勿論、議員としてではなく、友達としての花見だ。3年前に来た時は「なんで議員が来るんだ」という目が、結構あったが、もはや仲間として認知された。

 次は、地元の飲食店のファンクラブの花見。神社の境内には、50人を超える参加者に、国会議員1名、都議2名、区議2名の参加だ。私以外の議員さんは、皆、ス−ツにネクタイ、皆、中座だった。いかにも、だ。私は、ラフな格好で最後までいた。ここのメンバーも、議員になる以前、すでに20年近いお付き合いの方が多い。呼び名も「お〜い、ワンチャン」酔っ払ってくると「ワン公」。まあ、いいやね。花見だからね。

 さあ、最後は多摩川の土手で、花見。会場予定地近くまで自転車で行き、土手を歩くと、「お〜い、ここを素通りするのか‥」との声が、3軒。結局、目的の会場まで、到着から1時間もかかってしまった。

 ここでは、「なぜ、今年の中学校の卒業式には、来賓用のビールが出なかったのか?」が話題になった。予算がない、犬伏が文句を言うからだ、など意見が出たが、どうやら「犬伏が、校内で酒を飲むと文句をを言う」というのが、誠しやかに流れているらしい。これは、ウソだ!そんなことを、ビール好きの私が言うはずはない。TPOにあわせた対応を要求しているだけで、どうも誤解されているようだな。

 そういえば、「犬伏」の名前を使われた例として、文化センターの事務室ではテレビを見ないように、と文化センター職員宛、通達が流れたそうだ。理由は、「犬伏議員が禁止したから‥」だそうだ。ウソつけ、そんなこといつ言ったよ。土木の公務員運転手が、勤務時間に畳の奥座敷でテレビ見てるのは、けしからん、とは言ったが‥

 また、学校給食で、公務員調理員が、3枚使うべき食器を2枚しか使わない、いい加減にしろ、と注意を促したら、な、なんと、バナナやみかんを皿に入れて出した学校があった。まったく、お役人や教員は「TPOに合わせた対応、ほどほど」ということが出来ないのだろうか。

 おっと、私も、酒の量が、ほどほどでなくなったようだ。


↑エンピツ投票ボタン
My追加



2004年03月26日(金) いい加減にやめろ!対中韓腰抜け外交

 ああ、まただよ!先日、我が国固有の領土である、尖閣諸島に上陸した中国人活動家7名を、沖縄県警が送検せずに、入国管理局に引渡し、入管は「強制退去」の手続をした、と報道された。

 昨日、「逮捕、送検」との報道には、やっと日本も、まともな主権国家として歩み出したな、と喜び、テレビの画像に「小泉さん、これで支持率あがるよ」と話しかけた。これも、幻!ぬか喜びだった。

 そして、中国では、日本大使館前で、日の丸を焼かれる映像が流れてくる。さらには、中国外務省が、「日本の非人道的扱い」を非難する声明を発表する破廉恥さだ。

 外交は、自国の利益を得るため、オバーな訴えをすることは当然だと思うが、それにしても失礼千万な話だ。なにしろ、今まで、我が国の占有に何も文句を言わなかったのが、国連が「石油など埋蔵資源がありそうだ」と発表した途端に「中国固有の領土」と叫びはじめたのだから。

 そして、恥さらしは、日本政府の相変わらずの「弱腰外交」だ。沖縄県警は「外交問題ではなく、刑事事案」として、粛々と法律に則って処理をすすめていたのに、「圧力」により、送検を断念したようだ。

 よど号の時も「超法規的処理」、金正日の息子がデイズニーランドに来た時は、「誰だかわからない」と処理。我が国は、国際社会では、「腰抜け国家」として有名になってしまった。先日は、韓国国会で「反日法」が可決されるという侮辱まで甘受している。

 なぜ、政府与党内には「まともな主権国家」の正論を言える人がいないのだろうか。それとも、いつぞやの総理大臣や、閣僚のように、皆、中国や北朝鮮の「キレイどころ」に、イカレちゃったのだろうか。

 


↑エンピツ投票ボタン
My追加


 



2004年03月25日(木) 今日は、区役所幹部の異動内示の日

 民間企業も役所も、年度末で、さらには、人事異動のシーズンで、なんとなくそわそわしている。区役所では、一般職員(係長まで)の人事異動は、すでに先日発表され、該当者は新しい職場との調整を始めている。

 幹部職員(課長以上)の異動内示は本日の夕方。議会事務局にも、該当者と思われる(?)方がいて、朝からなんとなく落ち着きがない。(ご本人は否定しているが‥)

 夕方、A4の紙に印刷された内示が配られた。いやはや、実に面白い。この人事を行った人々の「思い」が現れているからだ。ご当人たちにしてみれば、「なんでだ!」「やった!」など、色々な気持ちがあるだろうが、外野で観戦していると、色々なことが見えてくる。

 先日、リンカーンが閣僚に推薦された男を却下した理由を「顔が悪い」とした話をこの日誌に書いた。5年前に区議になって、最も驚いたことは、一部の区幹部の顔だった。この「顔」とは、ハンサムかどうかではない。その人が、いかに真剣に学び、奥深い人生を送ってきたか、人に優しいかどうか、哲学を持っているかどうか、すべて「顔」に、にじみ出ている、と私は信じている。

 その意味において、区幹部の「顔」を見ると、どうだろう。あえて、その驚きの答えは書くまい。(勿論、すべての幹部を指しているのではない)

 以前から、一部の人々とともに、議員の質問、区幹部の答弁、それぞれの手法、話法、好感度などを点数化して、自らの研鑽に利用している。この点数の高い人々、皆、いい顔をしているのだ。

 新しい管理職の皆さん、それぞれの持ち場で、区民のため、より一層「いい顔」になるよう、ご活躍をお願いしたい。


↑エンピツ投票ボタン
My追加



2004年03月24日(水) 教育は『強制』と『矯正』でいいじゃないか

 世の中、最近おかしな権利意識が蔓延している。特に、子供については、まったく筋違いの議論がされているのは、残念でならない。お隣り、川崎市では、公立学校の性教育の副読本に、アブノーマルセックスを奨励する記述のあるものを作成していた。さしずめ、フェミニストの輩は、児童生徒の『自己決定権』だの『知る権利』だの、と言うのだろう。

 松戸市の保育園では、父兄の参観希望に『見てよいかどうかは、子供たちに聞いてください。権利ですから』と答えた、という。さらには、この保育園は、給食を食べる食べないも『子供の権利』だというのだから、あきれてしまう。こんなことを真顔で話す保育士がいること自体、恐ろしい。

 さて、昨日の本会議最終日に、ある議員が予算討論中、原稿にはない中学校の卒業式の話をされた。曰く『3年間不登校だった生徒が、卒業式だけ出てきて、みな感動した』『悪かったこどもたちが文集で、なぜ先生が向き合ってくれなかったのか、と書いていた』と。

 予算委員会で、『今の中学校はもはや、教育の場ではない。学校を正せ』と切実に訴えた若手議員に対して向けたメッセージであると誰もが思った。3年間不登校で、卒業式にだけくることが、はたして『感動』することだろうか。卒業させることも問題ではないのか。彼(彼女)の人生に「甘え」という「生き方」をインプットすることになりはしないだろうか。

 ガラスを割ったり、喫煙をしたり、授業を妨害した生徒が『先生が向かい合ってくれなかった』と?甘えるのもいい加減にしろ!と言いたい。『権利!権利!』の大合唱の結果、学校に行かない権利、授業を受けない権利、どんな脱法行為をしても警察へ通報されない権利(?)など、やりたい放題になってしまたのだはないだろうか。

 あなたは、あなたらしく、と語るのは、他人の権利、すなわち平穏に授業を受ける権利を守る『義務』を果たしてからだ。経済的にも社会的にも自立した『義務』を果たせない者に『権利』はない。(勿論、人としての基本的人権はあるが‥)

 教育が『共育』などとの美辞麗句のもと、その力を失いつつある今こそ、『強制』でも『矯正』でもいいから、公教育を正さねばならない。

 働かない教員と、働けない教員を全員異動させた、勇気ある学校長のいる卒業式、『国歌』を児童全員で歌う姿があった。あたりまえのことを、あたりまえにやる学校、きっといい子供が育ったろう。

 この学校長の大田区外転勤が悔やまれる。


↑エンピツ投票ボタン
My追加



2004年03月23日(火) 平成十六年度予算賛成討論

大田区議会自由党は、ただいま上程されました第1号議案平成16年度大田区一般会計予算および第2号から第6号にいたる各特別会計予算に賛成し、意見を申し述べます。

意見を申し上げます前に、いつもながらと言うか、毎度というか、日本共産党と緑の党が、先ほど、わが国のイラク復興支援につき『派兵』と述べられたので、派遣されている隊員、家族、さらには全国23万9千人の自衛官の名誉のため、一言申し上げます。
この人道支援が、戦争に行くものでないことは、多くの国民が認めるところであります。
東京都水道局と、湯本議員の湯建工務店を派遣し、警視庁に警護させるのでは、ロケット砲で武装したテロにかなわないし、効率的ではないので、自己完結型組織である自衛隊を派遣したものです。わが国の国益と名誉のため活動している隊員の無事任務遂行と、帰国をお祈りして意見にうつらせていただきます。

わが国経済は、全体的には回復の兆しが見え始めてまいりましたが、大田区内中小零細企業、商店の経営者、従業員にとっては、実感できるほどのものではありません。また、国の推進している三位一体の改革は、単に国庫補助金の減額だけが行われ、地方自治体への財源委譲は暗中模索の感を拭いきることができず、区財政にとっては不安定な状態が続くことが予想されます。

このような厳しい状況の中での、平成16年度予算編成にあたっては、特別区税収入がマイナス、人件費など義務的経費が6割近くを占める、困難な割り振りのなか、歳入では微増ながら増額の予算となったことは、都区財政調整をはじめ財源の確保にあたられた結果であると、敬意を表するものであります。

私は、平成11年の当選以来、小さな区役所、大きなサービスを訴えてまいりました。さらには、公務員社会と、一般社会の乖離についても、その是正を促してまいりました。象徴的な事案としては、蒲田駅東口の花壇の植栽費、平米10万円は、やっと、昨年4月からNPO法人に委託をされました。老若男女NPO会員の皆さんが、楽しそうに語らいながら、街を彩る姿は、まさに協働そのものであり、今後も、自分たちの街は自分たちでつくるシステムをすすめるべきであると考えます。

さて、今回の予算委員会においては、多くの問題提起がなされましたが、共通している不満は、議員、区民の時間間隔と、区役所、区公務員の時間感覚の隔たりでありましょう。要するにる、早くやれよ、という不満であります。
企業と行政を同一視するわけにはいきませんが、同一の仕事を処理するのに要する時間は、はるかに民間が早いことは万人が認めるところであります。また、相変わらずの公務員体質もさまざまな事例をあげ提示されました。区内中小企業では、経営者が自らの生命保険を解約して雇用を維持し、クラウンを軽乗用車にかえて事業継続のため必死の努力をしています。はたして、大田区職員はどうでしょう。一昨年から私が訴えて廃止になった東京ドームのシーズンシート。区職員労働組合は、これにかわって、東京デイズニーシーの割引補助券をよこせ、と訴え、区当局もその方向で検討をしています。デイズニーシーに行くな、とは言いませんが、自分のお金でいってよ、と申し上げたい。この感覚を変えてほしい、と手をかえ、品をかえ申し上げているのです。

昨年、大田区の土木職員が年収918万円をもらい、運転手つきの車で仕事にいっていることが、週刊誌で報道されました。しかし、同様のことは、この本庁舎でもおこっています。リースをされたセドリックの後部座席に、満足げな顔をして座って、仕事に向かう、区職員の姿は、決して一般区民からは好意をもたれるものではないと思います。

来年度の予算執行にあたっては、どうか、区民の厳しさを笑顔に変えることができるよう、管理職のみならず、全庁全職員が、心機一転、創意工夫して
取り組まれるよう、強く、強く要望して私の意見といたします。



2004年03月22日(月) 時代遅れの大田区保育実施選考基準

 区内在住の商店主の友人Tさんから携帯に怒りの電話があった。1歳のお子さんが、上のお子さんの保育園とは正反対の保育園に通っているので、転園を申請したが、駄目だった。これだけであれば、残念だったね、という慰めの言葉で済んだのだが、どうも事情は違う。

 同じ園からも転園が相次ぎ、上のお子さんの園にも、他の園から転園が来る、なぜ自分のところは‥‥聞いてみると、サラリーマン世帯に比べて、自営業者は不利なことがわかった、と言うのだ。さらには、転園してきたお母さんに『正直に書いちゃ駄目』と言われ、その彼女は、子供を預けると、カルチャースクールやら、ファミレスでおしゃべり三昧だ、と怒る。

 大田区の保育園の選考基準は、保育に欠ける程度を点数化して、点数の多い順に入園・転園を決定している。概要は以下のとおり。

 常勤              自営(中心者)
 8時間以上の就労   11点   危険なものを扱い8時間以上 11点
 8時間未満の就労   10点   危険なものを扱い8時間未満 10点
 7時間未満の就労    9点   上記以外で8時間以上の就労  9点
 非常勤              自営(協力者で常勤)
 8時間以上       9点    危険なものを扱い8時間以上  9点
 8時間未満       8点    危険なものを扱い8時間未満  8点
                  上記以外で8時間以上の就労 7点


 例えば、このTさんの場合、夫婦で毎日10時間以上働いているから、点数は、夫(自営中心者)9点、妻(協力者)7点で、合計16点となる。では、この夫婦が一般のサラリーマン世帯であるとどうなるか。夫(常勤)11点、妻(常勤)11点、合計22点となり、自営のTさんとは、6点も差が開いてしまう。これでは、競争を勝ち抜けない。

 自宅で通信教育を受け、毎日4時間以上勉強してます、と申告すると5点、自営で奥さんが、毎日8時間未満働くと6点。どう考えてもアンバランスだ。多分、お役人は、大昔の商店で、店舗の奥の部屋で子供をあやして、お客さんが来たら、おんぶして出て行く『自営』を想像して基準を作ったのだろうが、そんな商店や工場をやっていたら、今の世、食べていけないだろう。

 一例をあげよう。コンビニを経営し24時間夫婦で働いても、16点。かたや、ダンナは司法試験を目指して予備校に通い(就学外出8時間で11点)、妻はパートで8時間(非常勤8時間で9点)合計20点。結果は、予備校組の勝ち!

 勤労世帯の子育て支援も結構だが、区内の中小企業や商店の後継者育成のためにも、自営と勤労者の基準を同様にすべきだと思うが、おかしいだろうか。この基準は『規則』なので、担当課長の発議を経て、区長決定で改正できる。課長さん、よろしくネ!


↑エンピツ投票ボタン
My追加



2004年03月21日(日) 防衛大学校卒業式 任官辞退者19名 授業料返せ!

 本日、横須賀市にある防衛大学校の卒業式が行われた。わが国の大学・大学校で総理大臣が来賓に隣席する唯一の学校である。一般の大学と同様の課程と自衛官としての基本教養、訓練を経て、卒業と同時に陸・海・空曹長に任官されそれぞれの幹部候補生学校に入校し1年後には3尉(旧軍の少尉)に昇任する。

 在学中は、授業料・寮費・食費・制服・作業服・下着などが無料で支給または貸与され、学生手当が月額106,700円、ボーナスが年額38万円でる。一般大学に進学した者に比べて至れりつくせりの待遇である。勿論、一般大学では考えられない厳しい訓練と規律が要求される。

 さて、毎年、この自衛官への任官を辞退するものがいる。大学院に進学するもの、民間企業に就職するもの、身体的事情で自衛官になれないもの等である。今年は、439名の卒業者のうち、19名が辞退組だそうだ。

 この者たちの教育に使われた金員は、国庫に返還すべきだと思うが、どうだろう。学生手当は、職業選択の自由やら、労働基準法のからみ(学生は防衛庁職員)で返還は無理だろうから、授業料などの経費くらい返させるべきではないだろうか。

 同様の組織の、防衛医科大学校は、任官後9年間の自衛隊勤務を義務付けており、これ以前に退職する場合は授業料の返還を求めている。当然だろう。

 ただ、あまり大きな声で言えない事情が私にもある。自衛隊生徒として3年半教育を受け、給与を頂きながら、高卒資格も取得し、3等空曹として部隊勤務せず、米国へ渡ってしまったのだ。

 しかし、そのお詫びとして、現在でも予備2等空曹として毎年招集訓練に参加し、自衛官募集相談員やら、協力会で活動している。自衛隊生徒も返金させるべきだな‥


↑エンピツ投票ボタン
My追加



2004年03月20日(土) 共産党からラブコール?予算編成替え動議

 予算特別委員会が昨日終了したが、最終日の昨日、日本共産党大田区議団は、議員の海外視察、同和予算などを削減し、産業経済費、福祉費などを増額した修正予算を再提出せよ、と区長に求める動議を提出した。

 この動議の提出にあたって、いくつかでも同意できる点があれば、共同提出しないか、との打診が日本共産党からあった。区議会においては、区長与党を自認している『自由党』として、野党と共同歩調を取るのはどうか、という意見もあるが、私は、基本的に地方議会は、予算、決算以外は是々非々でよいと思っている。かえって、与党という名が、区民の声を遠ざけるとの指摘もある。

 そこで、共産党の動議について、一晩検証した。産業経済費および、福祉費の増額については賛成できない内容のでノー。とすると、同和対策がほとんどの、人権推進事業1358万円を削減する点、区議会議員の海外視察費用議員一人あたり80万円と、姉妹都市訪問、議員一人あたり60万円を削減する点についてだ。私は、人権推進事業については、平成11年より、廃止を訴えてきたし(一般の区民相談に移行すべし、と)、海外視察については、すでに、この日誌でも書いているが、意義を認めつつも、現状では中止すべき、と言ってきた。

 とすれば、共同で動議を提出するか。熟慮した結果、上述した、与党としての最低のルール、すなわち、予算、決算だけは認定する、という原則により、動議には参加しないこととした。つまり、もし、この動議に賛成しても、反対多数で、予算案は原案通り(上記の金額が計上されたまま)本会議に提出される。そこで、予算案に、与党として賛成するとすれば、動議の内容と理論的矛盾がおきる。

 今後、予算執行のなかで訴えていくことにしよう、と共産党にはお断りした。しかし、一人会派であろうとも、共に訴えようという共産党区議団の態度には、イデオロギーには承服できないが、敬意を表したい。


↑エンピツ投票ボタン
My追加



2004年03月19日(金) 感動の中学校卒業式

 一昨日から、卒業式三昧だ。今日も、中学校の卒業式。昨年は、選挙前だったからだろうか、4名の議員が列席したが、今年は私だけだった。一人一人に卒業証書が渡される。あ、あの子も、あの子も無事卒業だ。

 女子生徒の送る言葉に続き、男子卒業生のお礼の言葉。涙ながらの言葉には、会場中がシーンとして聞きいる。終わると、教員席から拍手がおきた。本人は、席に戻って号泣。

 蛍の光に続いて、『最後の校歌斉唱』と続く。終わると、以前、問題をおこした生徒たちも泣いている。涙はいいな。すべてを洗い流してくれるようだ。今までにない、とても感動的な卒業式だった。すべての卒業生の未来に幸あれ、と祈った。

 ただ、いささか気になるのは、在籍教職員数に比べて、式典参加の職員の数が少なかったことだ。まさか、国歌斉唱の『強制反対』闘争などではないだろうな。いやいや、そんな訳はありますまい。教務が忙しかったのでしょう。

 夜は、地元の焼き鳥屋のオヤジが、ルーマニア人と再婚するというので、披露宴(?)に、焼き鳥やに出かけた。年齢差倍以上。ブロンドの髪のお嫁さん。『他に男はいなかったの?』と、失礼な質問をしたが、言葉がわからなかったのか、笑顔が戻ってきた。

 私が事前に入手しておいた『婚姻届』にご当人がサインをして、私ともう一人が、証人として署名し、夜10時にタクシーで区役所へ。めでたく、二人は夫婦に!(出生届、婚姻届、死亡届などは、24時間、本庁舎で受け付ける)

 中学校卒業生と、新しいカップルに、おめでとう!



2004年03月18日(木) 教育を変えよう!未来のために

 昨日の私立幼稚園の卒園式に続き、今日は存廃に揺れる区立幼稚園の卒園式に出席した。小学校に併設された園舎で式は行われた。かわいらしい演技や歌は昨日同様に目を細めたが、二つ相違点があった。

 一つは、昨日の私立幼稚園では、会場が壊れるかと思うくらいの大きな『国歌斉唱』が行われたが、区立幼稚園で国歌を歌っていたのは来賓だけで、園児たちは不思議そうな顔をして誰一人歌っていなかった。多分、教えられていないのだろう。

 二点目。それは、私立の園児は、姿勢がよく、落ち着きがあったことだ。進行の号令も、私立は『起立』『着席』。区立は『立ちましょう』『座りましょう』と口語調だ。命令調は『軍国主義の復活』と言うのだろうか。

 幼児期の数年で、これだけ違うのだから教育は恐ろしい、と思った。そして、午後からは、予算特別委員会の教育費の質問にたった。

 教員として、不適格な者は大田区に何人いるか、そのような教員の再教育は、どのように行っているのか。人としておかしな者が教員になっているケースは、分限免職や、行政職への異動をせよ。と迫ったが、相変わらず『よくわからない』答弁だった。
 
 区立の小中学校には、各校何人かのM教員と呼ばれる、問題教員が存在する。見分け方は、挨拶と視線、そして顔だ。校内ですれ違いざまに、大きな声で挨拶をして、明るく声が返ってくれば、M教員の可能性は低い。声が小さかったり、オドオドしていたら、まず『当たり』だ。話をするときに、視線がキョロキョロしているのも、私の経験からして危ない。顔、これは相当に大きな判断材料だ。16代米国大統領アブラハム・リンカーンは、『40歳を過ぎた男たるもの、誰でも自分の顔に責任がある』と述べている。真剣に仕事に取り組み、知識を積み上げている者は顔つきが違う。

 新人の若手議員も『荒れた中学校を放置するな。現場に任せて、教育委員会は何もしていないじゃないか。』と、素晴らしい質問をしていた。不適格教員によって、傷つけれた子供たちの心は、そう簡単には元に戻らない。荒れた学校に通う『フツー』の生徒たちの、教育を受ける権利を保障しなければいけない。教育を学校を変えなければ、この国の未来は危ない!

 この若手議員氏は『なぜ、この議場に国旗がないのか。区長にうかがう』と質問を終わった。いいこと言うじゃん。でも区長に聞いても仕方ない。案の定、区長からは『それは皆さんでお決めになることです』との答弁。

 私も一年生の時、再三『議場に国旗を』と主張したが、取り上げられない。それは、交渉会派(所属議員3名以上)の幹事長会で『全会派一致』にならないからのようだ。国旗を議場に立てるのに反対、とは話にならんな、まったく!



2004年03月17日(水) いつもながら感動の神社の幼稚園卒園式

 今日は、地元の神社が経営母体の幼稚園の卒園式に出かけた。議員になってからは毎年、来賓としてご挨拶をさせて頂くが、とにかく元気で規律正しい。開式は『一同敬礼!』から始まる。そして、元気の良い『国歌斉唱』と続き、折り目正しい、厳粛な式典に、子供たちは姿勢を正して整列している。担任教諭が、卒園児の名前を感激のあまり読めなくなったハプニングには、私も思わず目頭が熱くなって、列席者にバレないように涙を拭いた。

 挨拶では、『おじさんから、皆に幸せになるプレゼントをあげる。』と前置きして、ありがとうって言葉を、毎日少しでも多く言うこと、どんな困難があっても、朗らかでいること、を自分の人生のエポッックである『幼少時の親の死』と『倒産』を例にして話した。

 閉式後の懇談で、地域の方から『犬伏さんは、明るくて幸せそうだから、裕福な家庭のお坊ちゃんかと思っていた』と、お褒め?の言葉を頂いた。そうか、あんまり朗らかにしていると、そんな誤解の弊害もあるか。もうちょっと、悲惨な顔をして歩くか‥

 午後からは、予算特別委員会6日目だが、今日は出番はない。もっぱら、聞き役である。どうも、このお役は苦手だ。いきおい、ヤジを飛ばして睡魔と闘うか、隣席の女性議員(委員会では私の議席の左右後ろは女性議員)と『おしゃべり』をして委員長のお叱りを受けるはめになる。

 教育費では、ある議員が『HPにおける議員の発言の重みを理解しなければならない。とくに、掲示板(日記のことか?)などは注意が必要』という趣旨の発言をされた。私は聞き流していたのだが(寝ていた?)、周辺の議員から『犬伏さんのことじゃない?』と言われた。ITを使った議員の発言は気をつけろ、とのことのようだ。まあ、色々なタイプの議員さんがいるが、この日記とHPは『犬伏流』で、品性のない激辛日誌も、私そのものだ、と思っている。勿論、客観的ではない。議事録ではないので、正確でもない。それでも、毎日発信することに意味があると思っている。その趣旨をご理解いただければ幸いだ。



2004年03月16日(火) 区職員は、ヒラでも運転手付公用車でご出発

 今日も、予算特別委員会である。来年度予算について、各款別(かんべつと読む。勘定科目のこと)に、議員が質問をする。私に与えられた時間は、合計31分。これで、一つの款を質問してもいいし、いくつかに分けても良い。今回は、総務費、土木費、教育費を選んだ。

 今日は土木費である。特段、定めはないが、質問文を役人に渡し、答弁の調整を事前にするのが慣例のようだが、私はしない。そもそも、双方に緊張感がなくなるし、『朗読大会』だったら、一日30万円弱(日当6000円 X49名分)もかけることはない。

 本日の質問は、放置自転車対策、土木など職員が使用する運転代行についての二点である。放置自転車対策では、撤去作業は、区内の運送会社1社と、国土交通省の天下り会社1社に、入札をしない随意契約で、年間1億2千万円あまりが支払われている。また、撤去した自転車の保管場所管理も、また、随意契約で1億円余が支出されている。これだけの高額を随意契約とは、ビックリだ。自転車撤去に『その会社でなければ出来ない専門性』があるのだろうか。

 自転車駐輪場を工夫して、駅前周辺に作らないのは、この業者の売り上げを減らさない配慮ではないのか。と質問したが、そんなことはない、という、ありきたりの答弁だった。放置自転車対策は、撤去では解決しない。年間6万4千台もの撤去自転車がある。大田区民の10%が、撤去の『恩恵』に与っているわけだ。もはや、言い訳はいらない。工夫を求める。

 次は、土木などの区職員が使用しているセドリックについて質問した。区役所の駐車場から、シルバーのセドリックの後部座席に『偉そうに?』座って、現場に向かう区職員を見た方は多いはずだ。中小企業の社長なら、誰でも夢見る『運転手付』を、区職員はヒラのうちから体験できるのだ。

 この運転手さん、実は民間委託の民間人である。委託料年額1億980万円也。区内の事業協同組合が、やはり随意契約で受注している。現場に行く区職員自ら運転すると、この1億円はいらなくなる。公務員は運転してはいけないのか?と質問すると、『そんなことはない』と。だったら、運転させてよ。中小企業の社長さんは、自転車で取引先回ってるんだから‥

 ただ、良いことに上記二件の随意契約は、来年度からは競争入札になるそうだ。

 



2004年03月15日(月) 伊豆高原荘(区立保養所)から議会へ出勤

 昨日から、地元町会の役員さんと大田区立伊豆高原荘に出かけた。ここは、以前は、な、なんと、公務員の調理員が食事を作っていた保養所なのだ。民間委託に伴い、その公務員調理員の皆さんは、隣接する伊豆高原学園という校外学習施設に異動した。その数は確か10名を超えていると思う。

 校外施設だから、通常は使わない。年間稼動日数は100日に満たない。しかし、年収700万円を超える、公務員調理員さんが勤務している。施設をすべて民間委託にすれば、大田区へ転勤していただくことも、地方公務員法上は分限免職にもできるが、しない。

 バブルはなやかれし頃、伊東の温泉で仲居をやったほうが給料が良かったのに、大田区職員になってくれた人々を切るわけにはいかない、というのが理由らしいが、区の職員は雇用促進事業のためにあるのではない。ましてや、この人々、大都市勤務者に支給される調整手当12%が、大田区内勤務者と同等に支払われている。お手盛り公務員が、ここにもいる。

 さて、民間委託した伊豆高原荘は、というと、当初の委託先は相当ひどいところで、運営にも問題があり、お引取りいただき、現在は、区内の学校給食業者さんが運営委託をうけている。これが、すこぶる評判がいい。

 なにしろ、2食(夕食、朝食)で、一人2200円。夕食も豪華、朝食はバイキング。ファミレスで食べてももっと、かかるだろう。また、ここの若い料理長が、食事の間中、お客様の間を回って『いかがですか?』と聞いてまわる。本当にここは『区立?』と疑うほどいい!

 大田区には、長野県にも新築の立派な保養所があるが、そこは地元の町の外郭団体に運営を委託しているが、こことは雲泥の違いだ。施設は、伊豆のほうが相当古いが、サービス、気配りは‥
どちらがいいか、敢えていうまい。官民格差わかりやすい例だ。

 おっと、飲んでる場合じゃない、13時から予算委員会だ。急げ!



2004年03月13日(土) バイキングに行くと育ちがばれる?

 今日は、久しぶりに陸上自衛隊に行っている長男が彼女を連れて帰宅したので、彼の誕生日をかねて食べ放題のレストランに出かけた。昼時で満席の受付で案内をしている黒服の男性が、妙にフレンドリーで感じがいい。笑顔も自然で、数秒のトークも絶妙。席を待つ間、この男性のトークに魅了された。こんな社員さんだったら、どこに行ってもリストラには会わないだろう、と感心しきり。

 さて、料理は世界のバイキングなどというキャッチとは裏腹に、価格なりのものでがっかりだった。私は、いつも『食べ放題』やら『飲み放題』などと書いてあると、お店と勝負する気分になってしまう。先週も、飲み放題1200円という店で、瓶ビールを5本飲んで『酒屋で買うより安かった』と得意になって、翌日二日酔いで辛かった。

 お皿にも、ここぞとばかり、色合いやら、食べ合わせなど無視してテンコ盛にするのが『作法』だ、と心得ている。さらには、チャーハンや焼きそばなどという単価が安くて、腹にたまるものは極力さけ、ローストビーフ、カニ、エビなど『費用対効果』の高いものを取る。今回も、お腹が苦しくて、ベルトを外して、このレストランを出た。どうも、少年時代、貧乏をしていた影響か、食える時に命がけで食べる習慣がついてしまったようだ。

 バイキング料理で、私と同様『命を張る仲間』が二人いる。我が後援会長のI氏と、その友人のKさんだ。二人とも、バイキングでは山盛り派である。育ちを伺うと、やはりお二人とも、相当貧乏な幼少時代を経験しているという。以前も書いたが、大地主さんやら、お金持ちの区議とバイキングを食べたことがあるが、その盛り方たるや、品がよくて、到底、元は取れないと思った。こんなところにも、育ちが出てしまうのだろうか。

 いや、I氏、Kさん、私、三名の親の名誉のために付け加えるなら、バイキングの卑しいほどの食べ方は、幼少期の育ちではなく、成人してからの『趣向』に違いない‥



2004年03月12日(金) 大田区男女平等推進センターの図書コーナーは左傾か

 昨日の予算特別委員会、2点目の質問は、大田区男女平等推進センターの図書コーナーにおける書籍についてである。

 このセンターは、昨年『女男』と書いて『みんな』と読ませたフオーラムを開催して、このことを、サンケイ新聞産経抄により、全国的に有名になった施設である。この『女男』の書き方が、日教組の推進している『平和教育』の一貫である『女男混合名簿』の記載と一致するものだから、すわイデオロギーの城か、と全国の注目を浴びたのだ。

 実際、このフオーラムに参加したが、どうもそれ程の、先鋭的な参加者はいないようで、単に言葉の遊びだった,と安心した記憶がある。しかしながら、男女平等やら、ジェンダーフリー運動を隠れ蓑にして、怪しげなイデオロギーが蠢いているのも全国的な傾向である。

 そこで、この大田区男女平等推進センターの図書コーナーに出かけた。あるある、でてきた、でてきた。左傾で有名な岩波ブックレット、土井たかこさんの本、『従軍』慰安婦の本は相当数あった。さらには、自由主義史観(新しい歴史教科書をつくる会の友好団体)に反対するQ&Aなど、ある一方的な方向だけをむいている図書だ。

 現場で、本を示しながら、女性の室長(区の課長級)に正したが、特段、そのような思いで買ったものではない、偏っているとは思わない、ということだ。そこが、余計、恐ろしい。いつのまにか、男女平等⇒ジェンダーフリー⇒性差否定⇒国家否定という構図に、組み込まれてしまう可能性があるからだ。

 公金で購入する図書は、図書館でなくとも、公平中立を旨とすべきであって、『このような意見もあれば、反論もある。判断するのは区民です』という態度が肝要である。より公平な選択を強く要望し時間切れとなった。

 これについては、自民党新人議員(センター所在地域選出)が質問の前に『犬伏議員のような意見は極一部です』と、この室長を弁護したのは大変残念だった。(私の質問中、応援のヤジが自民党席から随分聞こえていたのだが‥)この新人さんの意見が自民党の『極一部』である、と願いたい。また、控え室が同室の、生活者ネットワークからも『考え方がおかしい』と、強い抗議があった。

 さてさて、読者諸氏はどうお考えだろう。


↑エンピツ投票ボタン
My追加



2004年03月11日(木) 大田区職員の86%が地方公務員法違反?

 今日も、区議会予算特別委員会である。生来、人の話を聞くことが苦手な私には、本当に我慢と忍耐の毎日だ。勿論、「ああ、そういう考えもあるな」とか、「おお!いい提案だ!」というものもあるが、単調な原稿拝読型が続くと、いきおい睡魔が襲ってくる。

 初当選のころ、役人が議会で居眠りをするのはけしからん、と、大声で怒鳴ったことがあったが、必ずしも役人ばかりを攻められない。何を質問し、どう答弁を引き出し、それをどのように具現化するか、この道筋のない質問は聞いていても虚しい。

 さて、今日は、私の質問時間がある。総務費についてである。本会議は質問全文を役人に渡し、答弁もわかっているから「朗読大会」のようなものであるが、委員会は、アドリブでできるので好きだ。といっても、お役人は、「適切な答弁」のため、原稿を求めてくる。そして、多くの議員が、本会議と同様に質問全文を原稿にし、わたしているようだ。私はそもそも、筆不精な性格のうえ、事前に通告すると緊張感がなくなる、と思っているので、項目だけ、渋々、昨日教えた。

 一点目の質問は、違法なスト権批准文書が区職員組合によって、庁舎内で配られている点について、当局の無策についてである。これは、地方公務員法第37条により、地方公務員は争議行動(ストライキ、サボタージュ等)を実施したり、企て、そそのかしたりしてはならない、と規定されている。

 最高裁判例(平成元年12月)によれば、実際に行為がおこなわれなくても、組合の役員会で企画しただけで、違反になるそうだ。罰則は、罰金10万円以下または懲役3年以下。

 ところが、2月初旬から、組合機関誌「大田職労」に『スト批准投票に○を』という記載が続いた。これは、スト指令権を、区職労の上部団体である自治労中央闘争委員会に委任する、という委任投票である。しかし、そもそも違法なストの指令権を委任する、という行為自体も違法の可能性を捨てきれない。また、その『企て』をし、『そそのかしている』この機関誌の発行責任者は明らかに、同法違反である。

 そのような文書を、庁舎内で配らせていること、法令違反者を告発しない、馴れ合い体質につき質問したが、答弁はなんとも頼りないものだった。
まあ、理事者(幹部)も、ほぼ全員が、過去には組合員だった訳だから仕方ないのか‥

 ちなみに、この批准の投票率は86%、そのうち賛成した組合員は78%にのぼる。まあ、この賛成票は、ストそのものに賛成しているのではないが、法令を理解し、このような投票自体に疑問を呈する職員が少なかったのは残念なことだ。

 誤解しないでいただきたいのは、適法な労働組合活動を制限でせよ、と訴えているのではない。権利だけを旗印にして、自己の利益の追求だけを主張する違法行為をやめろ、と意っているのだ。区職労と『連帯』すべき、区内の多くの中小企業労働者は、組合もなく、賞与や残業手当は死語。それでも必死に働いている。どうか、このような区民の痛みのもとに、区職員の雇用があることを理解して、より一層職務に精励して欲しい。



2004年03月09日(火) 危機管理は、東京都さんに聞いて?@環境保全課

 今日は、都市整備委員会である。まず、冒頭に先般の陳情審査の私の発言について謝罪した。これは、民有地を区で購入して公園にして欲しい、という陳情について、私が、この陳情は、代表者の自宅をみると『北側』にあり、公園にすると日照が良くなるから、という思いもあるのであは‥と発言したことについてである。実は、この、お宅は、この土地の『南側』だったのだ。

 委員の審査に、誤解を与えたこと、さらには、陳情者に不快な思いを与えたことを、委員長の許可を得て、陳謝した。ところが、残念なことに、陳情者の方は、私の陳謝の発言が終了してから傍聴席に入場され、聞いていただけなかったのだ。まあ、議事録で確認していただこう。

 
 さて、毎回、何がしら『お役人の常識』に怒っている、この委員会だが、今日もやってくれた。

 昨日、田園調布において、ビンに入った『不明な液体』が多数発見され、大田区環境保全課は、対応を協議し、東京都を通じ、自衛隊の派遣を要請した。この行為は正しい。自衛隊法に基づく、災害派遣は都道府県知事のみが出来る、とされているからだ。ところが、その後の話がお粗末だ。

 どのような派遣になるのか、区は大宮にある警備担当部隊に確認したところ、『仔細については、練馬(師団司令部)から都に回答済み』と言われたそうで、現在、東京都の回答待ちだという。これには、予備自衛官いぬぶし、怒ってしまった。練馬(師団)が情報を持っているならば、なぜ練馬に電話して、すぐ聞かないのか?と聞けば『電話番号がわからない』との答弁。『104に聞け』と私。

 もし、そのビンにサリンなど、区民の生命に危険を及ぼすものがはいっていたらどうするのか。情報とは、貰うのを待っていては遅い。取りに行くものだ、と諭した。すると、上司である部長さん。『自衛隊にも指揮系統がある。我々の職務は間違っていない』と、部下の弁護の発言。

 そのとうりですよ。間違っちゃいない。『平時』ならね。でも、こと、『有事』である今回のようなケースでは、所管課は一刻も早く情報を入手し、区民の安全に寄与すべきで、そんな時、組織がどうの、という議論は虚しい。当の課長さんは、危機意識の欠落を詫びてくれたので、次回からは改善されるだろう。

 


↑エンピツ投票ボタン
My追加



2004年03月04日(木) 相変わらず、しょぼい特別委員会

 今日は、交通問題調査特別委員会。この委員会は、京浜急行連続立体交差事業の進捗について、と、交通網整備に関する対策を調査するものだ。しかしながら、先週だかにも書いたが、どうも「実体」がないようで虚しい。

 今日も期待どおり、虚しい委員会だった。10時から1時間半。9人の議員、費用弁償(日当)9000円 X 9 =54,000円。区議会事務局職員1名、部長職1名、課長職2名 区職員の平均時給3500円とすれば4人で21,000円。あわせて、75,000円の税金を使う必要がある会議か、と言われると自信がもてない内容だ。

 役人から出された「所管事務報告」は、以下のようなものだ。

産業プラザ前の踏み切り切り替えのお知らせ
蒲田駅バリアフリー工事が完成しました
駐車場整備基金が廃止になりました
京急蒲田西口まちづくり研究会ニュース
雑色駅周辺まちづくりニュース

 これで、何を議論し、どう街づくりや、交通網整備について提言していこうというのか。一昨日の、都市整備委員会で配布された、蒲田駅周辺の再開発について、JRと大田区で検討した図面(動線や、ゾ−ニング)については配布も説明もなかった。「なぜ、配布しないのか。交通網整備について重要だろう」と質問すると、担当部長は「あの図面は、蒲蒲線計画先にありきの、まちづくり主導で、我々(交通事業本部)としては、いかがなものかと思っており、配布しなかった」ときた。

 いかがと、思うのは、お役人同士の「縄張り感覚」で、勝手にすればいいが、そのように議会に対して「情報操作」することは止めて欲しい、と言っているんだが、わかってくれよ。

 このように、議会の委員会は、情報を余程、議員側が注意していないと、「都合のよい」ものだけ、お役人が出してくることになる。国会か町議会にいたるまで、この辺の改革をしなければ「真の民主主義」には程遠い。



2004年03月02日(火) 渋谷へはJRに乗らずに、東急を使って!

 昨日に引き続き、都市整備委員会が開催された。今日は、昨日上程された議案13件につき、各会派が意見を述べ(討論)、採決をする。広告料値上げの条例には共産党が反対。ポイス捨て禁止罰則付き条例には、共産党、緑の党が反対し、その他11件は、全会派賛成。結局、すべての議案が原案通り可決した。これを本会議に諮り、決定するのだが、委員会で可決されたものが本会議で否決されることはない(制度としてはあるが、実際にはない)ので、このとうりに決定される。

 次は、陳情審査である。まずはじめは、区内にある児童公園をフリ−バスケット場にしてほしい、というものだ。さほど広くない児童公園を動物園の檻のようにかこって、バスケットができるように、との要望だ。ゲームばかりやる子供を外に連れ出すのは大人の責任、と陳情書にある。

 そうかもしれないが、区内いたる場所にある広いグランドを持っている公立の小中学校には、バスケットゴールが設置されている。これを使えばいいじゃないか、と反論した。ところが、学校教員や教育委員会の「責任論」によって、子供たちは、授業が終わると、校庭で遊ぶことは出来ずに「追い返される」。新たな、投資をするより、すでにある公共財産を「いいわけ」ではなく、もっと有効利用できるよう考えるべきである。私、自民、共産が「不採択」を主張したが、継続審査となってしまった。

 次は、JR大森駅のエスカレーター運転時間を、現行午前7時から運転を、午前6時からにして欲しい、というもの。そりゃ、もっともだ。と思ったが、お役人からは「何故、できないか」の理由が説明された。このエスカレーターは、大田区が設置し、運営費を、駅ビル「プリモ」と区で折半しているものだ。うろ覚えだが、「折半」の運営費も、たまげるくらい高額だった記憶がある。ところが、プリモ側が、運転延長に、あまり積極的ではないので、すんなりいかないのだ、という。そりゃそうだろう。プリモ(駅ビル)の営業時間は10時からだもんね。

 あんな、高額の運営費なら、なにもJRの天下り会社のプリモなどに依頼しなくても、他の会社に管理委託してしまえばいい。もっと安く、長時間運転してくれると思うが‥出来ないだろうな。

 それにしても、同じ大森駅の東急インさんは偉い!館内のエレベーターを、身障者がJR駅へ行くために無償で使用させてくれると、大田区に申し出たのだ。やっぱりJR。まだまだ、国有鉄道感覚抜けないな〜
渋谷へは、JRを使わずに、東急を使おう!



2004年03月01日(月) 短いといや怒り、長けりゃ疲れる!常任委員会

 今日は、都市整備委員会が10時から開会された。通常は、毎月15日が常任委員会で、ほぼ12時まえ(昼飯前)には終わるようになっている。他区では、午前午後にわたって開催しているところもあるらしいが、大田区では午前か午後だけである。

 午前は10時開会だと、12時前にあると、質問は「遠慮する」のが、慣例のようで、よほどでないと12時をまわることはない。午後1時開会であれば3時には終わる。これでは短いのでは、と再三この日記でも書いていたが、今日の委員会は、10時から13時までビッチリだった。

 3時間の会議というのは、結構ハードで疲れる。なにしろ、新規付託議案13件、新規審査事件(陳情)5件を、審議するのだから、議事進行する委員長もきがきではないだろう。とくに、この委員会は、私と共産党の委員の質疑が長い、と、いつも言われており、今日は少し控えて、議事進行に協力せねば‥

 今回の議案で面白いもの2件。
ひとつは、大田区手数料条例の改正。屋外広告物の設置許可に対する手数料を値上げするというもので、つぎのようなものが該当する。

広告塔 3,220円 貼り紙、貼り札 50枚ごとに2,250円 立て看板 450円
電柱の利用広告 210円 他

 値上げするのはいいが、貼り紙や、立て看板って、金払えば許可になるんだ。と、素朴な疑問を投げかけてみると、お役人の回答「許可になりません」と。えっ!じゃあ、なんで手数料が存在し、値上げの審査してるんじゃい。これには、明確な回答はなかった。

 結局、申告納付であって、「正直者」だけが払っている手数料らしい。正直者とは、東電広告など、電柱看板を第三者に貸している業者である。不動産や、ピンク業者のステ看板など、税金2000万円を使って、撤去しているのだが、あんなのこそ「許可」してしまって、手数料を取ったらどうだろう。

 また、駅前の景観なんか、なんのその、掲出されている消費者金融の看板なんかは、こちらからお訊ねして、「申告指導」すれば、随分と収入増になると思うが、しないだろうな。

 もうひとつ。路上喫煙に過料を、という議案。6月1日から、区内全域にわたり、道路、公園、広場、その他公共の場所において「歩行喫煙」となる。
これには罰則はないが、別に定める、「路上喫煙禁止地区」においては、喫煙し、または、吸殻を捨てると、過料(行政罰)1万円以下にする、というものだ。

 ただ、過料をきめたものの、お役人は「過料徴収」には、及び腰のようだ。仕事も増えるし、実効性がない、というのが理由のようだが、その実施方法、事前告知の方法によっては、相当の効果があるはずだ。駐車違反が激減したのも、飲酒運転が激減したのも、「マナーが向上」した訳ではなく、罰金増額の効果であることは、誰もが認めている。

 本案については、共産党、緑の党が反対した。


 < 過去  INDEX  未来 >


いぬぶし秀一 [MAIL] [HOMEPAGE]
 
↑今日の日記は気に入りましたか?
My追加