2002年05月31日(金) |
お役人は、たて社会! |
600人を超える大規模中学校の先生からの、嘆き。”人数に関係なく、一校は、一校”例えば、体育館。170名の学校も、600名の学校も、同じ広さのものが1つ。印刷機、人数に関係なく1台。コピーも。テニスコートも。この中学は、テニス部員が93名。テニスコートは3面。1面あたり、30人を超える。中学時代、テニス市民大会2年連続優勝の、いぬぶしとしては、なんとかしたい。 そうだ、区営のテニスコートがあるじゃないか。平日は、あいているだろう。区の財産の有効活用になる。さっそく、道路公園課の担当係長に電話。曰く”教育委員会から依頼があれば、無料で利用させても可能である” すぐさま、教育委員会に連絡すると、とても喜ばれた。ところが、道路公園課長に、教育委員会庶務課長が、連絡したところ、”区民の利用が妨げられる、うぐいすネット(区の予約システム)がどうの云々” ようするに、やりたくない理由のオンパレード。あ〜あ、やんなっちゃうな。じゃあ、てめえの予算で、大規模校に、校庭買ってやれよ! 多摩川の駅前に、50億も払って、利用目的も決まってない、マルキンコーポレーション(丸金を反対に読んでネ)から買っても、中学生には、あいてるテニスコート有料だと。お役人の常識、かくあらん!
2002年05月30日(木) |
議会に遅刻 すみません! |
今日は、第一回臨時会。1時に開会され、副議長選挙、議案の上程などがあり、2時30分(と思っていた)に休憩。20分後に再開とのことだった。普段の本会議と違って、今回は、”議事録署名議員”だ。これは、議事録に確認の署名をする議員で、定例会ごとに、議席番号順に、議長から指名される。まあ、とにかく、休憩にでたが、先日抜いた親不知が痛くて、薬局へ走った。まだ、時間は大丈夫と、議場へもどったのが、ジャスト2時50分。間に合った。ところが、次の休憩時間に、議長から”遅れちゃだめだ”と、怒られ、続いて開催された、委員会、特別委員会でも、複数の議員から”前代未聞だ”と言われた。いったい、何を言っているのか、チンプンカンプンでいたら、同僚議員が説明してくれた。 曰く”再開は、2時45分で、署名議員(いぬぶし)が来ないので、数分議事が止まった後、議長が、補充署名議員を指名して会議が始まった”とのこと。 署名議員が出席していないと、会議が開けないことをはじめて知った。開会時間も、20分後という時間のみで、スタートする時間を5分勘違いしていた私の完全なポカ。議長、事務局、補充署名議員のM議員に、迷惑をかけてしまった。 学校の教職員、区職員の時間管理の甘さを、普段指摘しているだけに、大反省! すみませんでした。みなさん
2002年05月29日(水) |
校長が変われば学校が変わる! |
昨日は、役人のあまりの対応のヒドサに筆が進んで、書きたいことが書けなかったので、今日書くことにする。 最近親しくお話をするようになった、区立六郷中学校の教頭先生から”総合学習の時間に、おもしろいことをやるから”と、お誘いを受けたので、昨日でかけた。 校門を入ると、女子生徒とすれ違い、むこうから自然に”こんにちは”。この学校では、いつも、こうだ。実に気持ちがいい。玄関をみると、私には理解できない、アルファベットが並んでいた。(多分ドイツ語のようだ)体育館に行くと、2年生の生徒が、赤十字のボランテイアさんから、介護の要領について、実習をしていた。一人の離脱者もなく、楽しそうに聞いている。その間を、校長先生が、声をかけながらまわっている。そして、驚きは、なんと、ドイツ赤十字から10名近い視察団が同席していたのだ。同行者の説明によると、2週間ホームステイや視察を通じて、相互理解を深める、との計画だそうだ。そういえば、この学校は、以前から、ボランテイア活動、特にJRC(赤十字)に力をいれていたっけ。 見学の後は、校長の発案で、教員、ドイツの皆さんと、別件で来校中の、中国人、国籍不明の外国人(聞き忘れただけです)で、”地域と学校”という題で、討論をするそうだ。ドイツでは、午前中は、学校、午後は、地域で学習する制度になったらしいが、もう一度、地域から学校に戻すことを検討しているとのこと。日本では、この4月から、学校週5日制になり、学校から地域に学習の場を変えた。この点からも、タイムリーで意義深い討論会だと思う。 以前は、”荒れた中学”だった、六郷中学が、校長の創意と意欲によって、素晴らしい学校に変わっていく様は、見ていて心地良い。労働者の権利の主張ばかりしている、エセ教員には、是非見習って欲しいものである。
2002年05月28日(火) |
役所にたのむなら、ホームレスになれ! |
10年来の付き合いのあった、建設会社社長から電話。経営していた会社が、経営破たんし、管財人がはいり、破産した。マンションには、債権者の使いとおぼしき、怖いお兄さん達がきて、ここ何日も、車暮らしだ。畳に寝たいとおもい、k地域行政センターに行ったところ、”そんなところはない”と、けんもほろろに断られた。何か方法は、ないか。との趣旨であった。さっそく、担当課長に確認すると、調べて電話するとのこと。午後2時前だった。産業経済部に電話すれば、部長、課長、担当係長すべて、同じ会合で宿泊出張とのこと。(民間で、すべての管理職が出張なんぞ、ありえないな〜)電話に出た役人に、経営者の緊急避難施設はないか、と聞けば”所管が違う”。あ〜あ、公務員! 別情報で、23区人事厚生一部事務組合でやっている、淀橋荘というのがあって、そのような人を受け入れているとのこと。電話で聞けば、再就職証明書がないと、入所できない。と。(ヤクザに追われて、再就職なんか、まだ先だろ) 2時間もたったので、先の、大田区課長に電話すれば、”会議中””なんでもいいから、電話にだせ”と、呼び出し、どうなったか正せば”会議が終わってからやろうと思っていた” おいおい、なめんなよ!普段、同和だの、エセ人権主義者に言われて、人権人権といってるくせに、今晩、区民が車の中で、一夜を明かすか、畳に寝れるか、所詮、あんた達には人ごとだよね。そして、延々と、”担当者は悪くない”の言い訳。はいはい、もう結構。あんたたちは、規則通り、正しいよ。そんなことは、どうでもいいから、今日から、ホムレスの収容施設にいれてよ。 すると、”ホームレス”の定義から、そこが、いかに、ひどいところかの説明が始まる。こちらも切れた!冗談じゃないよ。いままで、真剣に経営にあたり、納税をしてきた人間が、破綻したら、何もせず、ホームレスは助けるだと!よーし、次の議会は覚悟しておけよ。と、恫喝すれば、緊急施設に入所することに、しぶしぶ同意。ああ、良かった。今晩から頼みます、と言ったのは、午後4時30分。すると、課長さん曰く”もう、今日は無理です。明日、おいでください”嗚呼、公務員天国。かくして、かの社長さんは、今宵も、車で一泊。課長さんと、担当者は、どこぞで一杯(?) 頑張れ 社長さん!
今日は、防災対策特別委員会の視察。さる5月7日に発生した、不燃物処理センターの火災現場に出かけた。バスの車中で、23区清掃一部事務組合(地方公共団体が、その事務の一部を共同で行う場合に設立する特別地方公共団体)の施設管理部長より、事故発生から、消防署員殉職、マスコミ発表の時間が説明された。以下、その説明による。 16:08 火災発生 現場作業員により初期消火 16:30 消防開始 16:50 放水終了(これは、あやしい 犬伏注) 17:15頃大田区に”鎮火”と連絡。大田区職員は帰宅 17:45 酒井消防司令補死亡 22:13 東京消防庁 火災発生と殉職のプレス発表 23:10 一部事務組合 殉職を知る
なぜ、プレス発表から、1時間もたたないと、当事者である、一部事務組合に情報がもたらせられないのか。実に、役人の組織は不思議だ。”自分の家が火事になり、そこで人が死んでいるのに、新聞発表の1時間後まで、その家のオヤジが知らない、なんてことありますか?”と、質問したが、トンチンカンな答えしか、戻ってこなかった。また、古手の最大政党の議員も”役所には、それぞれ管轄があるから…”と、役人擁護の発言。そうかな、私は、当事者意識の欠落が原因だと思う。 大田区防災課長に、この消防官に表彰状を、と頼むと、”清掃部の所管”と言われ、清掃部に言えば、”一部事務組合の所管”と、一部事務組合に言えば、”我々は、23区の合意で運営しているので、23区の区長さんの合意がないと”と。そして、この議論は、大田区防災課長のところを、23区の区長と買い換えて、永遠に続き、結局誰もやらない。役人とは、かくあり。どこかで見た詩、役人のことか。
誰かが、やらなければいけない仕事があった 誰でもできる仕事だった 誰もが誰かがやると思った でも誰もが、誰もやらないとは思わなかった そして、最後はみんな誰かのせいにした
誰のせいかは、問うまい。しかし、酒井消防官の殉職を犬死にしないためにも、2度と、この種の事故が、おきないよう願ってやまない。救いは、スーツ姿の施設管理部長が、言い訳に終始していたなか、作業服の工場長が、誠実に現実を報告してくれたことだ。
酒井消防官の、ご冥福と、ご遺族のご多幸を心からお祈り申し上げる。
2002年05月26日(日) |
消防団の皆さん ご苦労さん! |
素晴らしい五月晴れの日曜日。今日は、蒲田消防団消防操法審査会が行われた。 一から七までの分団が、それぞれ日頃の訓練成果を披露する。その動作たるや、予備自衛官の私など、足元にもおよばない程、キビキビしている。昨年まで、連続優勝の6分団がVを重ねると思いきや、ノーマークの7分団が優勝!しかし、甲乙つけがたい動作に、一同感動。生業の合間の訓練は、さぞかし大変だったと、区民の一人として感謝感謝!区議会河津議長が、挨拶の中で、先般殉職された、酒井消防官に弔意と敬意を表明されたのは、とても良かった。消防官、消防団、警察官、海上保安官、自衛官など、自らの命をかけて職務にあたっている者にとって、名誉と誇りこそが、生きがいだと思う。その生きがいに、国民は感謝し、応援しなければいけない。だのに、有事法制反対〜だ。なに、平和ボケしてんのよ!
2002年05月25日(土) |
長い長い工事が始まります! |
今日は、娘が卒業した小学校の運動会。校外委員長、PTA副会長と勤めさせていただいたので、知り合いも多い。ただ、在学中は、議員バッチは校内では着けないことにしていたので、議員として運動会に参加するのは初めてだ。来賓席に案内されても、なんとなく居心地が悪い。お茶当番のPTA役員さんと、おしゃべり。PTAは、”先生”と言わないし、慇懃無礼でもない。仲間として扱ってくれるのが、ありがたい。 運動会を中座して、次は、京浜蒲田駅で、京浜急行連続立体交差事業の起工式に参加する。京急社長、区長、国土交通省、国会議員、都議、区議、町会長など、関係者が集まり、工事の安全を祈り、鍬入れをした。都議までは、全員名前紹介、区議は、”大田区議の皆さんです”と、いっぺんに紹介。こういう洗礼を色々な機会に受けると、なにくそ、もっと上を、と、若い議員は燃えるのだろう。(わたしゃ、どうでもいいけど…) この工事、取り急ぎ平成16年には、環状8号線踏み切りが、仮高架になり、その後、10年以上の歳月をかけ、本線、空港線が高架になる。また、それに伴い、雑色、糀谷、京浜蒲田に駅前広場(都市計画決定済み)ができ、その周辺が再開発 (事業予定)される。まさに、沿線の街づくりに、とてつもない影響がある事業だ。この工事が、安全に、そして、その工事の影響を受ける区民の生活再建が、スムーズにいくよう祈らずにはいられない。 それにしても、この事業の完成時には、私も50代後半かぁ〜 感無量!
2002年05月24日(金) |
やっぱり自民党はエライ? |
昨年の7月から、ある町会の皆さんと進めている事業がある。その案件のスタートの提案、担当の役人への調整、毎週のような会議への出席や、まだ書けない調整等、必死に取り組んできた。ほぼゴールが見えてきた今日、なんと、自民党、公明党の議員から、町会長宛て電話が入ったそうだ。曰く”議会対策上、ご相談にのりましょう” トンビに油あげ!おいおい、ちょっとまってよ。油あげとは思ってないけれど、突然のそれはないでしょう。自民党の議員に電話で抗議すると、”じゃあ、この話は、壊そうか”と。 はいはい、どうぞどうぞ、お願いですから、町会さんの要望聞いてあげてね。 一人会派の悲哀と、戦後営々と続いてきた、政官業の構造を見た気がする。 その後、娘の中学校のPTA歓送迎会があった。学校の体育館で、会費3000円は、チョット割高感あり。しかし、先ほどの事件で、ビールをやけのみ。終了後は、お母さんたちと、2次会へ。何時の間にか、日にちが変わっているのに気づき、退散。いやいや、PTAのお母さんは、ゲンキです!
2002年05月23日(木) |
役所の窓口には、バッチをつけていきましょう! |
区役所本庁舎内の、保健所とかいてあった窓口で、50歳くらいの女性職員に、”飲食店の営業許可についてわかります?”と聞けば”ここじゃありません”。じゃあ、どこだか教えろよ!と思ったが、”どこにいけばいいですか?”とやさしく聞く。”分庁舎””分庁舎?””そう、大森の”。つかえねな〜 こちらから、いちいち聞きたいことを聞かないと、結論にたどり着かないのは、エライ人から、こんなオバさんまで、共通の役人の特技のようだ。 これが、議員バッチをつけて、担当課長を呼び出して聞けば、それはそれは慇懃無礼に教えてくれるのにね。顔が売れていない1年生議員の悲しさだ。 夜は、青少年対策委員会の総会に出席。小学校のPTA副会長の時から、この委員になって続けている。行事が多くて、忙しい会だが、面白い。メンバーも、議員扱いしないでくれるのが、うれしい。ところが、今年から、同じ地区の若い議員が、この会に入ってきた。彼は、衆議院議員秘書、都議秘書を勤めた経験から、地元まわりは凄い。いきおい、地元の会合は、出席合戦になってしまう。若いのだから、自民党の古手みたいな、”地回り”なんかしないで、新しいスタイルを確立すればいいのに、と、他人事ながら、いささかかわいそうになる。
2002年05月22日(水) |
役所のたらい回しは、実は親切! |
朝一番に、中年男性の相談者が役所10階の、我が自由党控え室に来られた。相談の趣旨は、昨年離婚をして、奥さん、子供と別居した。ところが、金融機関の都合で、家族同じ住所にする必要があったので、区役所1階の住民票のコーナーと、4階の国民健康保険のコーナーで、”離婚した妻が、児童扶養手当(一人親に支給)をもらっているが、大丈夫か?”と聞いたところ、いずれの職員も”大丈夫”と答えたので、10月に住民票を、離婚前の状態にしたところ、最近になって、”児童扶養手当資格喪失”という書類が届いたので、なんとかしてほしい、という相談だ。児童育成係に聞くと”手当のことは、住民票窓口などで答えないように言ってあるんですが…”との回答。そうか、担当以外の窓口で、たらい回しにするのは、このような事件を防ぐ、役人の親切心だったのか。恐れいります!(本当かよ) まあ、本件は、担当課長と、こんな、まともな職員がいるんだ、と、感動する位、身なりも、言動もしっかりした係長さんのおかげで、解決した。 相談者曰く”でも、区民が来たんじゃ、あんな親切にしてくれなかった、と思うよ” いえいえ、誰が来ても親切ですよ!大田区は。と、言える日が、早く来てほしい。
2002年05月21日(火) |
自由党いぬぶし、共産党のデモに参加? |
10時から、区議会防災対策特別委員会があった。防災課長から、事務報告。ところが、5月7日、大田区内のゴミ処理工場の火災事故、そして、その事故により、殉職された、酒井消防司令補(その後、2階級特進)の件についての報告がない。その点を質問すると、”本件は、23区一部事務組合が窓口になっており、大田区は、清掃部が所管しているので承知していない”と。おい、おい、勘弁しておくれよ。区内で人が死んでるんだよ!”原因は?”と聞けば、”5月7日、事件当日の資料によると、原因は不明です”と、おっしゃる。もう、2週間もたっているのに、判らないのかと、こちらも負けない。すると、”本日まで、消防から、特に情報は入っていない”と。あ〜あ、”公務員様様” 情報こないなら、聞きにいけよ、と迫れば、上司の部長が、”行政は、色々な役割分担がある”と、助け舟。 危機管理より、言い訳。そういえば、不審船発見の報が、海上自衛隊対潜哨戒機から、官邸に届くまで、約9時間。そのうち、3時間は、”何故、報告が遅れたか”についての理由を考える会議だったそうだ。出来ない理由を考える能力は、お役人の必須条件か? 反対に、やる、と決めたら、無理やり、やる理由をつくるのも、大したもんだ。 首都移転は、そのいい例だろう。官僚と、田舎議員(失礼!)が、バブルの調子にのって、首都移転をぶちあげ、今月中に、候補地を絞り込むそうだ。首相官邸を650億もかけて新築し、外務省も改築、議員会館も改築。引越しを真剣に考えているものが、家を建て替えるのだろうか、と、諸兄の頭を疑う。そんな訳で、委員会の後、同僚の関根勉議員とともに、首都移転断固反対のデモ行進に参加した。 有楽町から、日比谷公園まで、バスと、各政党(自民、公明、民主、共産)の宣伝カーを連ねての、自動車デモ。駐車場から出る隊列は、パトカーが反対車線を止めて誘導。信号機には、制服警官がつき、青に変える。う〜ん、流石は”官製デモ”、すごい。 日比谷公園からは、徒歩で、国会へ。”我われは、首都移転をゆるさないぞ〜!ゆるさないぞ〜”共産党の宣伝カーから流れてくる、労働団体やら、共産党独特の抑揚のある街宣に、自分が同行していることが、妙にいごごちが悪かった。 それでも、はんた〜い!
2002年05月20日(月) |
5分間早ければで6000円GET |
今日は、区議会都市交通環境委員会の開催日である。羽田空港に近い、海老取川の環境汚染についての陳情(議会にお願いすること)について、現場を視察することになっている。ところが、東京簡易裁判所から、特定調停(債務を長期減額弁済するため)の呼び出しが来てしまった。公務と、裁判所、悩んだが、委員長に欠席届を送り、いざ調停に。生まれて初めての裁判所(傍聴には一度来た事がある)。さすがに、いざ!という感じで臨んだ。1階の受付周辺には、弁護士やら、どこぞの銀行員風の人などが、順番を待っている。なぜか、全員が、自分の債権者に見えてしまう。時間が来て、弁護士さんと調停室に入ると、初老の、どうみても法曹界の人ではなさそうな方、二人が座っている。相手方は来ていない、本日は、事情聴取だけで、次回は6月26日とのこと。いささかちょうしぬけしてしまった。すぐさま議会に戻ったが、丁度、委員会が閉会されたところだった。同僚議員から、”おしいな、5分早ければ、6000円もらえたのに”との言葉。実は、区議会議員には、委員会、本会議などで、区役所に招集された場合、1日につき6000円の”費用弁償”というお金が支払われる。議員になったばかりの頃、事務局に、この趣旨を聞いたところ、”役所へ出てくる費用を支払う”とのこと。う〜ん、六郷から役所まで、バスだと往復420円、タクシーだと2000円、自転車ならロハ。ハイヤーでも使うのか… 頂きながら、文句を言うのも変だが、やっぱり変だと思う。年間にすると、約54万円。”費用”だから、非課税。第2の報酬と言われている区政調査費と合わせて、区議会議員の報酬全体を再検討する時期ではないか。
議員は、どのレベルでも、会合のお誘いが多い。盆踊りや、新年会、忘年会など、一シーズン200件以上と豪語する先輩も、いらっしゃる。いきおい、一件5分とか、10分になり、区民から”何しにきたんだ”といわれる。ところが、これまた、行かないと”なぜこないんだ。アイツは生意気だ”となるから、始末が悪い。まあ、しかし、私のように、一年生議員で、野党の自由党、行政へのゴリ押しはしない”使えない議員”には、あまり招待状がこない。だから、という訳ではないが、私は、最初から最後(それこそ、後片付けまで)いるのが好きだ。 今日は、地元の長寿会の総会に、勝手に(招待もなく)出かけた。この会の皆さんは、以前から親しいし、招待されなくてもいっちゃえ、と受付にいくと、”何しにきたの。今日は、総会よ。関係ないでしょ”と、おばあちゃんにやられてしまった。こんなことでめげていては、議員はできない。笑顔で、”どうも”と、中へ。入ってしまえば、”わんちゃん”は、人気者。2時間の懇親会で、約30人の席を全部まわれず、最後のテーブルから苦情がでた! 議員になるまでは、このような席で、テーブルをまわることには否定的だったが、実際、まわってみると、実に様々な意見、苦情、指摘がある。これを、普段、一軒一軒まわって聞いていたら、大変な時間と労力がかかる。そう考えると、会合は、おもしろいし、区民の皆さんの生の声を聞く、いい機会だと思う。 ただ、お願いですから、”カラオケ歌わないと、応援しないぞ!”との、恐喝は、やめていただきたい。生来の音痴には、最大の意地悪です!
今日は、大田区保育園児童館父母の会連合会(通称:ふぼれん)の総会に出席した。この団体の事務局を務めている方は、元共産党員。どうせ、共産党のかくれ外郭団体だろう(すみません)と、以前は思っていたが、知れば知るほど、凄い、そして、マトモな団体である。とかく、市民運動というものは、ある種、その団体の”エゴ”を行政にゴリ押しするものが多い。ところが、この団体は、市民自治のための、市民団体の役割を的確に認識して、議会や議員の意識改革まで企んでいる(!)。昨年は、上池台児童館が、大田区で初めて運営民間委託になると聞くや、NPO法人をたちあげ、膨大な運営企画書をつくりあげた。このすばらしい企画書に危機感を抱いた、区職員組合は、”労働強化反対”の本音を隠し、得意の”子供達のために民間委託反対!”をさけび、区職員である、児童館館長まで、反対運動に参加させたのだ。結果、民間最大のU社が受注をしたが、今後、この団体の参入が楽しみである。なぜなら、サービスを受ける側(父母)からの、注文を、サービスを提供する側にまわった場合に、具現できるのか、という検証ができるからである。さらには、もし出来たとしたら、区管理職、職員組合は、もはや、得意の”出来ない理由”を言えなくなってします。 しかし、それにしても、文句ばかりいう市民団体の多さにはたまげる!
私は、22歳から旅行会社をはじめ、年商12億円まで成長させたが、昨年12月、売上げの80%以上を依存していた最大手J○○の、一方的な保証金値上げ要求に応えられず、廃業を余儀なくされた。銀行、信用金庫、リース会社などに多くの負債が残り、そのほとんどを個人保証をしていた為、弁護士や友人から自己破産による整理を勧められた。一時は、額も大きく、そのつもりでいたが、どうも”借りた金を返さない”ことに疑問を抱き、現在、調停など、長期弁済の道を模索している。このような経験をしてみると、親近感を覚えて下さるのか、多くの経営者からの相談が、激増した。そして、これらの相談に接して、思うことは、”経営者は孤独だな”ということだ。チョットしたことだけれど、誰にもいえない。銀行には格好つけておかないといけない。もはや、格好つける時代は終わった。自らの企業をどうするのか、経営者のビジョンが求められている。多くの危機的経営に陥った経営者は、本来の仕事よりも、手形決済と、銀行返済の資金繰りの翻弄されている。当然、売上げは下がり、益々苦境に陥る。 私もそうであったように、危機に際し、冷静さを失うと、方向を誤る。冷静になり、事業の将来像、再建策、または、廃業した場合の負債の検討などをすべきだ。そのうえで、自ら決したことは、もうブレないで、必死に行う。街金に走ったり、自殺さえしなければ、必ず再起の道はある!”打つ手は無限” 中小企業の活性化こそが、日本の再建の原動力。頑張りましょう!
最近、区民や、区役所職員からの内部告発が、FAX、メール、ハガキなどにより、随分と届くようになりました。情報の出所は、絶対に秘匿しているのですが、どうしても匿名が多くなります。今回の情報は、調布地区のある小学校の用務主事(昔は、用務員さん)が、学校に朝来て、出勤簿(いまだにハンコです)に捺印をすると、組合事務所に出かけたり、組合活動にでかけてしまうので、善処してほしい、というものでした。区職員課や、教育委員会に確認したところ、大田区には、組合専従職員(公務員としての職務をせず、組合の仕事のみを行う)は、いない、とのことで、勤務中、定められた届(職務免除願)を出し、所属長が認めた場合に限り、なんと、なんと、週2.5日まで、時間内組合活動が認められるそうです。なんと、すばらしい制度なんでしょう。週2.5日というと、丁度半分です。有給休暇20日、リフレッシュ休暇だの、夏休み、冬休み、慶弔休暇に、時間内組合活動半分。いったい、いつ仕事をするんでしょうか。すべて、区民や、国民の税金からの支出です。 区の職員組合の事務所は、区役所9階にあります。9階の案内表示には、かかれていませんが、エレベーターを降りて、左に曲がった、一番奥にありあます。ドアは開けれているので、いつも中を見ることができますが、常に区の職員が数名おります。専従がいないとすれば、皆、職務免除の、時間内組合活動なのでしょうか。労働者の権利の擁護が、組合の仕事であれば、自らも、襟を正したうえで、交渉のテーブルにつくべきだと考えます。
私の区議会議員としての歳費は以下の通りです。
報酬 623,000 長期掛け金(年金のこと)68,200 所得税 21,810 住民税 47,900 その他 7,100 合計支給額 477,990
議長は、プラス30万 委員長は、3万 副委員長は、15,000 多い
はたして、この報酬は、多いのか、少ないのか。それは、有権者が、次の選挙で判断することになります。
ところで、今日の給料日、実は、一円も振り込まれなかったのです。なんと、議会事務局の職員が、供託してしまったのです。実は、今年の1月、23年間経営していた会社を廃業せざるを得ない状況になりました。その結果、個人として、会社に連帯保証していた、借り入れ、リース契約などを、支払わなければいけなくなったのです。弁護士、友人からは、自己破産をするのがよい、と勧められ、そのつもりで覚悟を致しましたが、どうしても、自らの生き方として合わない。納得がいかない。ちなみに、破産をしても、公民権に影響はありません。そこで、長期弁済の、特定調停という方法を弁護士にお願いをしました。そのうちの1社である、大手事務機メーカーの子会社、Rリースが、歳費に仮差し押えをかけてきたのです。そんなこともあるかな、とは思っていましたが、区役所は大騒ぎです。総務課長、職員課長、議会事務局にも、余計な手間をかけてしまい申し訳なく思っています。20日に調停をする予定ですので、結果がどうでるか… また、この事実は、役所内に限らず、そこら中で、お話をしています。支援者の皆さんは、そこまで言う必要はない、と心配してくださいます。もちろん、会社の保証人になって、お金を返さなければいけないことは、私人としての犬伏秀一であり、公人としての議員活動とは違うものです。しかし、それは、私が引き起こしたことですので、公私を問わず、有権者の選択に影響を与える、つまり、商品でいえば、デメッリト表示に相当すると考えたのです。区役所や、公務員には、情報開示を迫り、自らは、都合の悪い情報を秘匿するのは、私の行き方ではありません。それよりも、より一層、区民や、中小企業の痛みのわかる議員として頑張るつもりです。
本日、善良な区民の皆さんと、船橋市議の中村実氏と、外務省に街頭宣伝に行った.これは、松下政経塾出身の、山本へるみ氏の呼びかけによるもので、現場でも、警視庁公安、愛宕署の皆さんの、”暗黙の応援”を頂いた.応対した北東アジア課の、女性事務官の、本音の対応は、オフレコながら、外務省にも、まともな役人がいるのだと、感動した。 我々一人一人の力は、小さいけれど、声をあげれば、必ず変わる。そう信じて、今日もビラを配ります。
夜は、先月行われた、子供ガーデンパーテイの反省会。地元小学校のPTA副会長の肩書きで出席したところ、主催団体会長が、区議として紹介してくださる.ありがたいやら、困ったやら、複雑な思いで、ご挨拶させていただきました。日本では、ボランテイアはすばらしく、政治家は、汚いという、不思議な申し合わせが厳然として存在すると思っているので、今日の対応は、予想外で、会長の配慮が、とてもうれしい。.
昨年、区立中学校の教員が、PTAの歓送迎会で、酒に酔って、自転車を盗み、警官に職務質問をされる、という事件が発覚した。当該教員の処分について、教育委員会指導室長に確認すると、”戒告処分”とのこと。人を教育する立場の人間が、窃盗をして、戒告という、まあ、ほとんど、何もないに等しい処分。ああ、公務員はいいな!ちなみに、この教員は、現在も、同じ区立中学校に勤務しています。 馬込地区で、昨年、大森駅周辺で歓送迎会をした、かの学校さん、注意しましょう。
日曜日は、議員にとって、かき入れ時。会合、行事等、とにかく、顔を売るチャンスが多い。以前、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんを返せ!という、街頭演説をして帰宅すると、妻や子供達に”犬伏家の日曜日を返せ”と、抗議されて、苦笑したことがある。しかしだ、今日は、何もない。どうしたことだ。こんなことで、いいのか。 まあ。ゆっくりさせてもらおう。今日は、母の日。私には、二人の母がいる。一人は、産みの母。3歳の時、父と離婚して、私は父と暮らしたので、父が病死し、改めて引き取られた、中学2年、3年の2年間しか暮らした記憶はない。中学を卒業すると、母と暮らしたくなくて、防衛庁の高校である、航空自衛隊生徒として、家を出てしまったからである。 いつまでも、子供じゃないだろうと、平成7年12月に、母の再婚先に、土下座をして、家を出た事、産んで頂いたことにお礼をした。しかし、いまだに、どうやら許してもらえていないようだ。年賀状を出せば”音信不要”と戻されるし、母の日にお菓子を持って訪ねれば、”葬式にもくるな”といわれるし…なかなか、敵(?)も、手ごわい。 今年も、母の日。ちょっと、引いてしまい、いけなかった。でも、本当に、産んでもらったこと感謝、感謝! そして、もう一人の母。父が、私が8歳の時、再婚した相手だ。小学校2年から4年まで、本当の母子のように、仲良く過ごしたが、何故か、父の晩年、実家に帰ってしまった。今でも、父の面影を胸に、独身で、キリスト教系の神学院で受付をしている。先週、神学院を訪ねると、とても喜んでくれた。本当に辛い時、物心両面で助けてくれた。 どちらも、相手は、どう思うとも、大切な母だ。
2002年05月11日(土) |
神社は宗教じゃない! |
今年も、地元の神社の祭礼が6月8日〜9日に行われる。 周辺の町会には、例年と通り、負担金の額が町会の人数に応じ示される。総額800万円余り、一町会平均50万円余り。政教(!?)分離に基づいて、町会会計と分けて、祭礼委員を別にしている町会もあるが、実態は、町会ぐるみである。それでいいじゃないの。あえて、違うと、装っても、同じなのは、明白。太古の昔から、氏神様と、部落の政治は、一体だったし、今だってそうでしょうに。町会役員と神社総代、神社委員、青少年対策委員やPTAと氏子青年会。切ってもきれない長い歴史がある。それを、戦後、GHQのヲーギルトインフォメイション(戦争犯罪心理作戦)に乗せられた、朝日新聞と、一部エセ民主主義者が、神社=天皇制の象徴=軍国主義 として、排除しようとしたのだろう。 初詣に始まり、お宮参り、七五三等、神社は、日本人の生活そのものである。誤解と、ブーイングを恐れず申し上げるなら、日本の伝統文化であり、宗教ではない、と申し上げたい。最近、PTAや、町会役員に、積極的に創加学会の会員が参加している。そうした方々が、神社に文句を言うかと言うと、そうでもない。立正佼成会の皆さんにいたっては、神社の清掃をされている。自らの、アイデンテイテイである、神社を、素直に認めようではないか。
2002年05月10日(金) |
かくも情けない国 日本 |
昨日、在中國総領事館に北朝鮮難民が、駆け込み、中国武装(警官は普通、武装してるだろうに)警官が、館内まで侵入し、捕らえた。という衝撃的な映像が報道された。とくにたまげたのは、わが国外務省の役人の行動である。傍らで、女性と、幼児が泣き叫んでいるのに、何事もないかのように、中国警官の帽子を拾い、ご丁寧にも、ホコリを祓って返しているではないか。お前ら、アホか! 国家としての誇り、外交官としての危機管理能力は、どこにいったのか。裏金つくりと、自らの出世のことしか頭にない、売国外交官には、あきれるどころか、恐ろしくなってしまった。こんなアホが、わが国の代表として、諸外国と交渉しているのかと… 天安門事件の時、日本のカメラマンは、中国公安警察にカメラを壊され、殴られたが、米国の記者は、取材を続けていた。この違いは、国家のプライドに対する態度の現れであろう。米国の記者のカメラを壊し、殴ったら、米国は、本気で怒るであろうことは、中國も知っている。日本は、”極めて遺憾である”と、談話を発表するのがセイゼイだろう。 この際、すべての中国人へのビザ発給停止。在中國大使、領事の本国召還、在日中國外交官の国外退去要求、ODAの無期限中止くらいのことをしないと、永遠に、日本は中國の属国となり続け、世界中の物笑いのタネになる。
抗議の声を 外務省 3580-3311 官邸 3581-0101 在日中國大使館 3403-3380
外務省へ抗議のデモ 5月14日(火)11:30 浜松町北口集合
2002年05月09日(木) |
お役所の掟を、ぶっ飛ばせ! |
5月7日、大田区内にある清掃工場において火災が発生し、消火活動にあたっていた、第二方面本部酒井特機隊長が、殉職された。ご本人とは、一面識もないが、47歳という年齢、昔、制服を着ていたこと等、人ごととは、思えず、新聞記事を読みながら、涙が出てしまった。 たまたま、私は、区議会防災対策特別委員会の委員なので、区としてなにか弔意を表せないか、と、担当であろう防災課長に確認したところ、”所管は、清掃部である”清掃部では、”あの工場は、23区事務組合のものである” おう、お役所の掟が出たなあ〜 こいつは、役人にまかせていては、明日のお通夜には間にあわん! 区長室に連絡し、担当助役に直訴。助役も、何か出来ないか気になっていたとのこと。さすが話が早い。区長名の生花と弔電を打っていただくことになった。議会側では、議長と、防災委員長が、すでに、それぞれの判断でお通夜の出席を決めていた。ご遺族に、区民の感謝の意が伝わると良いのだが。
一難さって… 昨年から、大田区水防演習に、関係職員の理解で、陸上自衛隊の、大田区を担当する一連隊1中隊長が参加できることになった。今年も、参加を、と思い、一連隊に連絡すると、”創隊行事のため参加できない”との返事。まあ、しかたないが、せっかく、恒例になった参加行事をもったいない。上級部隊の第一師団に依頼すると、”区のカウンターパート(相方)は連隊であり、師団は、都道府県であるので、参加できない”との、またまた、お役所の掟が、出たあ〜 そうじゃないでしょう!誰でも、いいから、自衛官がいることが、必要なんですよ。と、なんで、私が、現職の自衛官に訓示をたれなきゃいかんのだ。よし、わかったよ。ズドーン!と、参加させてあげるからね。 一番嫌いだけれど、役人を動かす、簡単な方法を実施した。連隊長や、師団長よりエライ人間から依頼すればいいだけのこと。なんと、エライ方に依頼後、10分で、”再検討しましたが、参加させていただく”との返事。あれ、創隊行事はどうしたんだろう… まあ、ともあれ、ご配慮に感謝。有事だけでなく、平時の関係強化も重要ですよ。
2002年05月08日(水) |
商店街の補助金をもっと早く! |
大田区から、区内商店会に支払われる、各種補助金は、なんと、年1回しか支払われない。例えば、昨年8月に実施された、糀谷阿波踊りの、イベント助成金が、糀谷商店街振興組合に支払われたのは、なんと、本年3月26日だ。民間では、末締めの、翌月末支払いが一般的で、それ以上のサイトだと、敬遠される。また、大企業の場合は、公正取引委員会で、問題にされる。それが、区は、最大365日後。糀谷のケースでも、8ケ月後だ。じょうだんじゃない!と、予算委員会で質問し、改善を要求したが、”ばらばらに請求が出ると、事務量が増える”と、意味不明な理由で、改善されず。そこで、5月中に改善されない場合は、大田区監査委員会へ監査請求するぞ、と、はやりの恫喝を。 そのせいかどうか、本日、産業経済課長より、年四回支払う、との改善策が示された。まだまだ、とは思ったが、その努力には感謝! 区の中小企業向け融資も、斡旋審査会という会合を月1回しか開かない関係で、申込みから、融資実行まで最大70日程度かかる。ちなみに、本日書類が、完璧にそろっていて、融資実行は、6月末。5月10日だと、なんと、7月末の融資となる。こんなこっちゃ、本当に必要な企業は、よそにいく。どうりで、利用実績が低いはずだ。信用保証協会付きなら、早いと、役人はおっしゃるが、信用保証協会の保証が取れれば、区なんかにこなくても、どこでも貸してくれるって!本質的に、公務員には、中小企業や、商店の辛さは、理解できない。
今年から、娘が区立中学へ進学し、オヤジも、PTAの校外委員長に、なってしまった。小学校でも、そうだったが、PTAとして学校に行く時は、絶対に議員バッチを着用しない、ことを励行している。たまたま、父兄の仕事が、区議だった、というだけで、PTAとは直接には関係ない。以前、尊敬する、椎名参議院議員に、バッチを着けないことについて質問すると、”あれは、国会の通行証だよ。通行証は、外ではつけないだろう”と、言われ感激した。 区役所内や、区議会議員として活動している時には、着用を心がけているが、それ以外の時は、努めてはずしている。いや、常に議員である、との反論も、先輩議員から頂くが、常に区民の常識から乖離しない為にも、着脱を繰り返すつもりだ。おかげで、私のバッチは、すでに2回も修理に出された。 今日は、娘の学校が、すべての授業を公開すると聞いて出かけた。 1年生から3年生までの授業を見学したが、学年を追うごとに、授業放棄組が増えていくのを目前に見て、うなってしまった。彼らは、何故、授業に参加しなくなったのか、これからどうするのか… 公教育の限界なのだろうか。
午後は、新任校外委員長として、警察に挨拶。引継ぎノートによると、1500円程度のお菓子を持参せよ、とのこと。仰せの通り持参した。応対した署員に来訪の趣旨を告げ、お菓子を渡し、この間、約2分。なんと、くだらん習慣だろう。日本中のPTAで、こんな、”お上”スタイルの虚礼が行われているのだろうか。来年への、引継ぎには、くだらないから止めろ。と書いておこう。昨年通り、前任者の通り、前例に基づいて、…こんなことで、いかにわが国の改革が遅れていることか。傷は深い。
今日は、朝5時から所属する勉強会の役員会。朝早い会合は、”先約が…”との言い訳がきかないから、辛い。 9時からは、社団法人倫理研究所女塚実践部35周年記念式典のお手伝いで、区民ホール アプリコへ。開会は、10時だが、”お手伝いを”との依頼で、早めに会場に着く。式次第、国旗などのセットアップを終わり、次の役(!?)は、来賓か、と思いきや、”録音係りをやってください” ハイハイ なんて使い勝手のよい区議だろう、と自分で誉めながら、録音台へ。すると、”次に、来賓をご紹介します”とのアナウスに、あわてて、来賓席へ移動。講師の講演に熱中していると、オオいかん!60分テープを裏返さねば… そうだ、もうすぐ祝宴だ。ビールをテーブルに出さなければ! 乾杯が終わり、追加のビールを、バックヤードに取りにいっていると、 ”来賓の犬伏区議より、ごあいさつを”の声。 ちょっとまってくださいな。今、行きます。 この会合、決して主催者側では、ありませんが、根からの宴会男。 なんと言われようとも、名刺だけ配って帰る”議員”にはなれない損な性格なのです。 テーブルを拭いて、後片付けも終わり、残りのお赤飯をもらって家路に。ああ、いい会でした。
節目、節目に、式典を行い、今在ることを、多くの人々に感謝すること、とても重要なことだと思います。どうも、最近のわが国には、この式をとることが軽視されているようで心配です。
2002年05月04日(土) |
清掃作業員はシールがお好き |
今日は、本当に久しぶりに、区の行事や、地元の会合が何もないので、ゆっくりさせていただこうと思いきや、おもしろい事件が発生しました。近所の区民の方からの通報です。 ”不燃物の収集にきた清掃作業員が、袋の中をあけているので、分別の点検をしているのかと思ったら、缶についているシールを集めているのです。あれで、残業でも貰ってたら、頭にきます”というものです。 今、ビールや、コーヒーの缶には、何枚か集めると、賞品がもらえるシールがついています。それを、公務である清掃作業中に、はがして集めている、というのですから、絶句してしまいます。さっそく、清掃事務所作業係長に電話をして、全職員への注意喚起を依頼しました。 ちなみに、昨年より、清掃事業は、東京都から、23区へ移管をされました。ところが、”都職員”から”区職員”に、ランクダウン(そうですかね!)されることを嫌がる職員と、組合費が激減するのが困る、都職員団体が、都と区に働きかけて、なんと、平成18年までは、東京都職員の身分のまま、区に出向する、という協定をむすんだのです。 職場すらない、民間のリストラ組からみれば、何寝ぼけた事、いってんだ、と激怒されることと思いますが、これぞ、公務員の常識、区民の非常識です。
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