しばし、この電脳世界から離脱をしてみようかと思う。 このご時世、完全な離脱は無理だとは思うのだけれど、 自分自身で何かを記したり、思いを刻んだりすることを これまでよりも、ずっとずっと少なくしてみようかと思う。
今まで、わたしはこの世界にたくさんの言葉を残してきた。 ときには感情的に、ときには穏やかに、ときには涙と共に。 それでも、わたしはできるだけ考えて できるだけ丁寧に言葉を残してきたつもりだ。 おかげで、学生時代よりも言葉を綴ることがずっと上手くなったと思うし ありがたいことにわたしの言葉を褒めてくださる方もいた。
だから、こうして言葉を残すことがとても楽しくて、幸せだった。
でも。
たまたま覗いた、見ず知らずのひとの、ほんの些細な一言に 鋭い刃で身を貫かれたような感情を抱いてしまった。 そうして、辛く悲しいという感情と共に、 自分はどうなんだ?という疑問が湧き出してきた。 わたしが残した言葉によって、誰もが傷ついていないと 果たして言い切れるのだろうか、と。
そんなことずっと考えていた。 だから、この無機質な世界に留まることに、少し疲れた。
少し、休もう。
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