昼間っから煙草をのんで、うさんくささに少しむせる。格子からの陽射しがフィルターを焼いて、白煙が突風に絡まって、うねうねと自問自答している。お前は犬を殺す気かと。如何せんうっかりとしているなと。三時になったらあいにいこう。八重桜と青空。避雷針と太陽。かなしくなる暇なんて、ない。（しかしやっぱり、うっかりしてしまう。）
なんでわたしがへこんでいるのか。
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ふと、自分が若干トランスヴェスタイトなのではないかと気付く。むしろ今まで気がつかなかった（というか、他人事だとおもってた）こと自体がおかしくね？まあでも女装すると目立つけど、男装だとそこまで周囲にも意識されないからなあ……。
最近は院生室に入り浸っている。あんまり自室で勉強できない性質なので。オンとオフの切り替えの問題なのかな。着替えたり身繕いしたりして、ぴしっとしないと気合が入らなくてだめだ。これはもう昔からそうで、俺が「家ではぐだぐだしてるけど外だときちんとしてる（らしい）」というのは家族の共通認識でもあったりする。たぶん。
あと、俺の問題は朝起きれないこと。というか、いったん寝るとなかなか起きれなくて、特別やらなきゃいけないことがないと夕方近くまで寝てしまう。それを現時点で解決してくれているのは飼い始めた金魚だったりする。餌を朝（午前中）にあげると良い、らしいので。金魚の餌のために起床する大学院生っていうのもなんか間違ってる気がするけど、自分のためには起きれないんだからしょうがない。
そんなかんじで最近はちゃんと午前中には起きて大学に来てるわけなんだが（家で必要以上にごろごろしようとしても落ち着かなくなってきたのは良い傾向だと自分で思う）、自宅に寄り付かなくなったせいで食材の賞味期限がどんどん切れていくという諸刃の剣。
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どうしたらいいのかわからない。やりたいことと、やらなきゃいけないことと、やるべきではないのかもしれないがやりたいこと、が、ごちゃごちゃと散乱している。うっかりかなしくなってしまう。どうしたらいいのか。どうするべきなのか。どうしたい、のか。どれを優先させたらいいのか。どこまでを守ってどこまでを捨てるのか。わからないふりをしてごちゃごちゃのままにしておきたい。そんでそのままうまく世界が回ってくれないかなあ。虫が良すぎるよなあ。
誰もいない
誰もいない
終わらない風見鶏と石油ストーブ
添い寝くらいならしてあげようか
手を伸ばしても掴めないものがあることくらい
君に言われずともとてもよく知っているんだよ
春の終わりに
始まらない椋鳥と引き出しの鍵
心中くらいならしてあげようか
手を伸ばしたら掴めるかもしれないくらい
蝶々はとても近くにいるかもしれないよ
椿の首がおちるよに
