2007年08月06日(月) |
ゆりかごから墓場まで |
義母が死去して4日目。 だいぶ落ち着いてきました。 初七日を迎える前に明日から出勤します。
しかし・・・。 ヒトが亡くなるってこんなにお金が掛かるとは思いませんでした。 出産の時は時間があるので少しずつ準備が出来るけれど、急に亡くなるとパニックになりますね( ̄▽ ̄;)
今回は密葬というカタチだったので僧侶を呼ぶとかお車代とか掛からなかったけれど、これから迎える四十九日法要ではいったい幾ら掛かるのか考えると憂鬱です。
戒名を付けてもらうわけですが、一体どの位のお金が必要なのか? ネットで色々調べているワケですが、最終的にはお世話になるお寺の住職に聞こうと思います。
出産の時は私は正社員でガンガン働いていたので問題はありませんでした。 子どもに関しても生まれてから保険に4つ(苦笑)も入っているので、今後の高校等の進学についても大丈夫だと思います。
ただやっぱりね・・・。 お葬式の場合は結婚式と同じで値段に上限がありませんねぇ。 私は結婚式は行わなかったので苦労はしませんでしたが、さすがに密葬とはいえ、葬儀に関しては省くことの出来ない部分があります。
それでも異常にお金が掛かるなんて・・・。想像すら出来ませんでした(涙)
生き様が死に様という言葉を聞きますが、自分が死んだ場合に残された家族に迷惑をかけないようにしなくちゃと思いました。 今から遺言状の準備と貯金をしなくてはいかんね(滝汗)
今朝、義母が亡くなりました。享年79歳。
だいぶ前から入院はしていたんだけれど、ここ数ヶ月でガクッと体力が落ちて・・・。 食事が出来ないから鼻からチューブで栄養を流していたんだけれど、それも無理があるからと胃に直接ということで手術したばかりだったのね。
その頃から益々体力が落ちて、医師からは覚悟はしておいて下さいと言われていたけれど、こんなにもすぐに逝っちゃうとは夫も私も驚いています。
今日は別の用件で夫が病院に行く日だったの(義母の体調は安定していたらしい)。 でも夫が義母に会って医師の処に行って5分後に体調が急変してそのまま帰らぬ人になってしまいました。
きっと夫(息子)に会うまで頑張っていたのでしょう。
私は嫁として色々頑張ったけれど、結局は衝突が多くて同居は出来なかった。 気の強かった義母は独り暮らしをしていたわけだけれど精神的に参っちゃったみたい。 精神崩壊とは大袈裟だけれど鬱状態になってしまい入院。
鬱から痴呆になって最後は赤ちゃんに戻ってしまった。
私は考えてみたの。 母一人子一人で生活していたところに私が突然現れて結婚。 義母にしてみたら夫は息子であり親であり夫であったのかなぁと。
それを私が夫を奪ってしまったことで、義母の精神状態をおかしくしてしまったのではないかと今ずっと考えています。 義母には申し訳ないことをしてしまったのではないかと気分が重いです。
生(せい)あるものは遅かれ早かれ死が訪れます。 オギャーと生まれた瞬間に背中の後ろに死があるのです。 夫からは義母の生き方を聞いていました。それを思い出してみると義母の80年間という人生は果たして幸せだったのだろうかと思いました。
幸せだったかそうでなかったかは本人しか分からないことだと思います。
今隣にいる夫は普段と変わりません。 20年以上義母の面倒をみて、死目にも間に合い悔いは無いような感じです。 逆に夫から「なんでお前が落ち込んでいるんだよ(笑)」と言われました。
今日は義母の死を通じて色々と考えさせられた日になりました。
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