てぃるるの日記

2003年12月06日(土) 雨の中、憂き思い〜イラクへの侵略戦争について〜

 今日も雨が降っていた。冬というより、まるで梅雨のようだ。そして気分は晴れない。欝のとき、人は寝すぎる。寝すぎた自分を怠惰に思い、人はまた更に鬱になる。そんな悪循環に陥るには充分すぎる雨だった。

 何時ごろまで眠り、何時に起きたのかはもう定かではない。昼頃、私の携帯電話が鳴った。大阪府下からの見知らぬ番号だった。私はその番号にかけてみた。それは弁護士事務所だった。聞くとそのK弁護士は父の友人で、父に電話をかけたつもりだったのだと言う。実は私の携帯の番号は以前の父の携帯の番号なのだ。K弁護士は父の新しい携帯の番号を教えてもらっていないのだと言う。
 私は「父は家族以外に携帯の番号を教えていないんです。お電話があったこと、父に伝えておきます。」と言っておいた。おそらくK弁護士は、最近父の友Oが雇用先である府からいじめ同様のいわゆる「肩叩き」にあっているとかいないとか、それでOは退職しようとしているとかいう件のことで電話してきたのであろう。
 世間では公務員叩きが激しくなっているが、実は甘い汁を吸っているのは一部の高級官僚のみであって、それ以外の人々は結構辛い目にあっているのだ。

 私は父の携帯電話に掛けてみたが、連絡がつかなかった。
 今から起きればリバティ大阪の企画展、性的少数者の現在〜性のありようを問い直す〜
に関連したリバティセミナー
に参加できる。そう思いながらも気だるくて、なかなか起きる気になれなかった。

 何時ごろだっただろうか。私は空腹のあまり起きてバナナ一本を食べ、野菜ジュースでいつもの抗鬱罪と、甲状腺ホルモンの異常分泌を抑える薬を飲んだ。そしてネットをしたり、作ってもらった肉うどんを食べながら、レンタルビデオで「THE ビッグオー」THE ビッグオー(4)
第6話 A legacy Of Amadeusと第7話 The Call From The Pastを見たり、昨日の残りの蟹をほじくったり解体したりして食べた。
 そしてまたネットをしていた。そのうちに母が帰ってきた。そして兄と交代した。我が家にはPCが一台しかないのでこうしているのだ。
 四日市で渋滞に捕まっていた父は、伊賀上野のやじろべえという店で私たちのために天丼とおすしを買ってきてくれた。私は天丼といくらの寿司をひとつ食べた。
 そして再びネットをして、MLにメールを送った。以下はそのメールである。
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 こんにちは。
川口賞という賞の存在なんてこのニュースで初めて知りました。

<外交官殺害>奥大使、井ノ上1等書記官に「川口賞」

6日行われる奥克彦大使と井ノ上正盛書記官の葬儀で、2人に対して川口順子外相が優れた職員を表彰するために設けた「川口賞」が贈られることになった。2人は今年8月、イラクでの活躍を理由に表彰が決まったが「まだ任務が終わっていない」などとして受賞を辞退していた。(毎日新聞)
 12月6日3時4分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031206-00002166-mai-soci


「イラクに行きたい」首相が族長子息との会談で

 小泉首相がイラクへの自衛隊派遣後、自らのイラク訪問を検討していることが5日、明らかになった。

 イラク南部の部族のリカーブ族の族長の子息で民主化運動に取り組むアブドル・アミール・アル・リカービ氏と3日に会談した際、首相はイラク南部を訪問したいとの意向を示した。イラク戦争後、外国首脳のイラク訪問は、最近では11月下旬のブッシュ米大統領の例があるが、首相訪問の環境が整うかどうかは自衛隊派遣後の現地の治安などの情勢次第だ。

 関係筋によると、首相はリカービ氏との会談で、「イラクに行きたいと思っている」と述べ、具体的な入国ルートなどについて意見交換したという。首相のイラク訪問は、11月27日(現地時間)のブッシュ大統領のバグダッド訪問以前から、首相周辺を中心に内密に検討されていた。陸上自衛隊の先遣隊をイラク南部のサマワに派遣し、自衛隊によって入国ルートと現地の安全が確保され、訪問の環境が整えば、陸自本隊が派遣される前にサマワなどイラク南部を訪問するという構想だ。

 首相が先頭に立って、テロに屈せずにイラク復興に取り組むという日本の姿勢を国際社会に示すと同時に、自衛隊の安全確保に対する国内の懸念を払しょくする狙いがある。

 訪問時期については、当初、年末年始から来年1月の通常国会召集までの間を念頭に置いていた。しかし、陸上自衛隊の派遣が当初予定よりずれ込む可能性があるため、再検討が迫られる状況となっている。(読売新聞)
[12月6日10時14分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031206-00000101-yom-pol

上記の記事のように、小泉首相は本当にイラクに行くつもりなのでしょうか?
一方でゲンダイに次のような記事もあります。
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小泉と会談したイラク指導者の怒り

 イラクへの自衛隊派遣を決めた小泉首相が、世論の地ならしに“姑息な演出”をし
ていたことが分かった。「イラクの生の声を聞くため」と、3日に行ったイラク民主
化運動の指導者アブドルアミール・リカービ氏(56)との会談のことだ。
 自衛隊の安全確保策などについて意見交換したと報道されているが、リカービ氏周
辺から「小泉内閣に利用された」と怒りの声が上がっているのだ

http://gendai.net/contents.asp?c=010&id=6396

                   (12月5日の日記に続く)



2003年12月05日(金) 晴れた日だけどしんどいよ(5日の日記と6日の日記の続き〜イラクへの侵略日本の右傾化について〜)

 この日は晴れていたらしい。しかし私は昨日の友人宅でのおでんパーティーで疲れていたのでベッドで寝転んでいた。幸いこの日は授業はなかったのだ。昼頃、私はレンタルビデオ店で借りた「羊のうた」の二巻を見た。
 この日は晴れていたらしい。しかし私は昨日の友人宅でのおでんパーティーで疲れていたのでベッドで寝転んでいた。幸いこの日は授業はなかったのだ。昼頃、私は風呂に入浴剤のバブを入れてバスタイムを楽しんだ。また、レンタルビデオ店で借りたOVA「羊のうた 第二章」OVA「羊のうた 第二章」Amazon
「羊のうた 第二章」公式サイト
を観賞した。
そして少しネットをした。

さて、ここからが12月6日の日記の続きである。
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では、イラク駐留米軍の様子はというと・・・


イラク駐留米軍、1700人が現場放棄か 仏紙報道
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 イラク駐留米軍で、任務を勝手に離れる兵士が相次ぎ、5月の「大規模戦闘終結宣言」以降では約1700人にのぼると、すっぱ抜きで知られるフランスの風刺週刊紙カナール・アンシェネが3日報じた。米国への一時帰国を利用して、そのまま復帰しないケースが多いという。「イラクで米軍を悩ますのは襲撃による死者の増加だけではない」と同紙は指摘した。

 同紙は、仏情報機関が得た情報として報じた。ブッシュ政権内のタカ派は米メディアに漏れるのを恐れているという。駐米仏高官が入手した別の情報では、精神的な問題に陥って治療のため本国に戻された米兵が別に7000人いるとも伝えた。

 また、仏ジュルナル・デュ・ディマンシュ紙は反戦弁護士を通じて米国内で会った現場離脱の米兵(28)とのインタビューを1ページつぶして掲載した。イラク人を殺した経験や現地で見た遺体のイメージが頭から離れず、2週間の休暇を得たのを機会に離脱。捕まれば禁固か出身国への送還が待っているとおびえ、日々住む場所を変えているという。
(12/04 20:54)
http://www.asahi.com/international/update/1204/010.html

『あらゆるアソシエーショニストたちのための広場』に、
イラクの市民に対してアメリカ兵士がしていることの写真が掲載されています。
ぜひ、ご覧ください。なかなかショッキングです。

http://associationists.fc2web.com/
いまイラクで起きていること
http://associationists.fc2web.com/BRKIC0001.html


ちなみに先日友人達が作ったという反戦ステッカーを少し貰いました。
こんな画像です。ネットで流すことについては承諾を得ています。

「イラク民衆虐殺」
http://www.42ch.net/UploaderSmall/source/1070691834.JPG
「やる気」(一部問題あり)
http://www.42ch.net/UploaderSmall/source/1070698396.JPG
「戦争中毒」
http://www.42ch.net/UploaderSmall/source/1070694879.jpg
「戦争モード」(一部問題あり)
http://www.42ch.net/UploaderSmall/source/1070693339.JPG


度重なる石原都知事の暴言に、韓国の市民も怒りを顕わにしているようです。

石原知事をだまらせろ ソウルの大使館前で抗議
 【ソウル5日共同】ソウルの日本大使館前で5日、元従軍慰安婦らが集会を開き、石原慎太郎・東京都知事が韓国併合について「彼ら(朝鮮人)の総意」で行われたなどと発言したことに抗議、日本政府は謝罪すべきだと訴えた。
 集会は毎週水曜日に元慰安婦らが日本大使館前で開いているが、この日は知事発言に反発した市民団体などから計50人が参加。石原知事の「妄言」を防ごうと、布に描いた知事の似顔絵の口などに赤い糸を縫いつけて「口をふさげ」と訴えるパフォーマンスも繰り広げた。(共同通信)
[11月5日19時21分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031105-00000180-kyodo-int

また、教育基本法についてこんな記事がありました。
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「神髄」やさしく語り掛け「わたしたちの教育基本法」発刊

教育研究者の大田堯さん(日本子どもを守る会名誉会長、東大名誉教授)=さいたま市=が埼玉新聞社からブックレット「わたしたちの教育基本法」を発行した。

 中央教育審議会が改正を提案するなど教育基本法をめぐる論議が高まる中、戦後教育をリベラルな理論と実践でけん引してきた大田氏は「わたしたちのものである教育基本法をあらためて考えてみよう」と問い掛ける。

 大田氏は、国民に「臣民という従属的な存在」となることを求めた戦前の教育勅語の価値観と「一人ひとりが主権者になること」を目指す同法を対比。「(戦後の)廃虚から生まれた憲法、教育基本法には、よりよき人生へのあこがれがある」と、「基本法」に含まれる意味を読み解いていく。

 重視するのは精神の自由。文部科学省が「心のノート」を配布し、教育勅語の復活とさえ思われる「改革論」が目指すのは心を法で縛ろうとするものであり、人々の精神的自由を抑圧。とりわけ子どもたちを苦痛に追いやるだけだ、と指摘している。

 「今、子どもを支配する価値観はお金。子どもが人となる要件として欠かせない自然という舞台と、そこで自由に演出される遊びと、それに根差した学びを取り戻すことが、大人たちの差し当たっての急務」といい、安易な改正論は教育の将来を誤った方向に導くだけでなく、やがては憲法改正にもつながっていく、と危ぐしている。

 教育基本法を考える市民集会で講演した内容を埼玉新聞に連載、反響を呼んだ。この間の講演記録も大幅加筆修正し、緊急出版。優しい語り掛けは、長年の教育研究と実践に裏打ちされた説得力を持っている。教育(子ども)を通して私たち一人ひとりの生き方についても考えさせられる内容。

 大田氏は「私たちのものである教育基本法を、あらためて、肩の力を抜いて、読み、かつ、考えてみた。それによって、現在を吟味し、未来を拓(ひら)く道標探求の試みとしたい」と述べている。

 六百円(本体五百七十一円プラス消費税)。問い合わせは、埼玉新聞社(048・862・3371)へ。
http://www.saitama-np.co.jp/news12/05/16x.htm


では日本の野党はどうかというと・・・不安です。
以下の記事を読むとますます不安を感じます。
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「護憲」、若者にはわからぬ 社民党が総選挙反省会

 社民党は4日、先の総選挙の候補者と党幹部の懇談会を開き、惨敗した選挙戦の反省点を語り合った。出席者43人のうち38人が落選者で、「『護憲』という言葉が、若者にはわからない」など、党の旗印である「護憲」のアピールの見直しを求める意見も飛び出した。民主党との選挙協力についても「民主党を批判できず、社民党の色が薄まってしまった」など批判的な意見が相次いだ。

 福島党首は「皆さんの話のなかに、選挙戦総括の核心がある」と語り、様々な「敗戦の弁」に聴き入っていた。

(12/04 21:49)
http://www.asahi.com/politics/update/1204/013.html

社民党まで護憲を掲げなくなったら護憲派や平和主義者の市民は困ります。

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民主、甘い処分でお茶濁す 「比例は公明に」問題

民主党は衆院選の小選挙区で公明党の支持母体・創価学会の支援を受ける見返りに「比例代表は公明党に」と運動した3議員を2日付で「幹事長名による注意」処分とした。与党・公明党への投票呼び掛けはまさに党倫理規則で禁じる「選挙において他政党を利する行為」。岡田克也幹事長もかねて「きちんとした対応をしたい」と強調しており、執行部として一応のけじめをつけた格好だ。
 しかし「幹事長名による注意」は8段階ある「措置と処分」の中で最も軽いもの。“温情”の背景には「ほかにも同じようにバーター協力をしている親公明党議員がかなりいる」(幹部)実態がある。傷口をこれ以上広げないため、当事者から「不公平だ」と反発が出ない程度の処分にとどめた−というのが実態のようだ。
 注意を受けたのは鮫島宗明(比例東京)、松本龍(福岡1区)、楢崎欣弥(比例九州)の3氏で、それぞれ報道で公明党への投票呼び掛けの事実が「発覚」した。(共同通信)
[12月2日19時8分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031202-00000194-kyodo-pol

与党への投票を呼びかける野党議員・・・。怒ればいいのか、笑えばいいのか。
                  (更に続く)


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