2006年09月24日(日) |
猫森集会 ドッペルなかんじの日 レポ |
うむーネタがない。 (ミミカはもう何かツッコんじゃいけない所までいってるし) ネタがないので先日行ったヒロコさんのコンサートの話でも書こうかな。 (iTMSへのリンクを試しに貼ってみました。30秒試聴可です。雰囲気伝われば)
9/24(日)猫森集会 Dプログラム(千秋楽)inスペースゼロ
土日のどっちか悩んで、スタートが17時と早かったのでこの日にしました。 (あー去年も同じ千秋楽の日に行ってますね。多分同じ理由) 以前はCプロのオールリクエストを選んで行ってましたが (もっと以前は全プログラム制覇とかもやってましたが) 最近は演目が決まってる日の方がよりたくさんの曲が聴けるので そっちを選んでます。オルリクも余裕があれば行きたいケド。
会場内にはグッズ売り場と「アタゴオルは猫の森」前売券売り場と CD売り場がありました。新譜『テルーと猫とベートーベン』はこの日に買おうと 決めてたのでこの時点でまだ未聴。 最近は金銭面に余裕もないのでグッズとかも買えません(TT)しくしく。 のこちゃんUSBメモリとかアームクッションとかがあったなぁ。 (USBメモリ、4,000円で「割高です」と紹介してたけど何MBだったんだろ?)
で、開演。 真っ赤な衣装っぽい素敵な衣装を身にまとったヒロコさん登場。
#1 意味なしアリス
今日のテーマはなんてったって「ドッペルなかんじの日」ですから そりゃもう意味不明、ナンセンス、不可思議な歌を期待して来てる訳で のっけからキター!てな感じの選曲です。 挨拶のあとお断り。 「今日は励ましソング、癒し系ソング、ありません。ゴメンナサイ」
でも人によっては『意味なしアリス』で励まされましたって人も いるかもね〜♪だめだ、ぜんぜん、意味がないアリス〜♪ …だめか〜(^^; みたいな感じで、続けて「少女の歌、3部作いきます。えーと
#2 Sakana-Girl
#3 悲しみの時計少女
#4 七角錐の少女
です。」と紹介されて七角錐でおもわず拭いた。 少女といってもドッペルな少女ですから黒いです。黒少女です。 最初の2曲は好きな感じでいいんですが、七角錐は必ずといっていいほど 寝てしまいます。眠らされます。(私だけじゃないと思う…) この曲は最後まで起きてられない何かの力があるんです…。
間奏で打ち込みと4拍ずれたまま最後までいっちゃった、と後で 言ってましたが、全然わからなかった…あっちの世界いってたし。
ここで本日のゲストその1鈴木あかねさん登場。 前回の幻想図書館「アタゴオルは猫の森」でカツラ他たくさんの役を やった役者さんです。芸大声楽科出身でオペラから芝居に転向した 異色な経歴の持ち主。 せっかく2人ボーカルなのでハモり歌を、という事で
#5 花園の子守歌
#6 赤い靴
ああ、惜しい。ここで「月と恋人」もやってくれたらうれしかった!! 花園はほんとに素敵なハーモニーでした。癒し系ソングあるじゃ〜ん。
ここで新アルバムの解説。「テルーと猫とベートーベン」になった訳は 「テルー=ゲド戦記」「猫=アタゴオル」までは聞かずとも分かるとして ベートーベンはなんじゃらほいと思ったら昨年ケラさんとかとやった モンティパイソンの舞台のために訳詞した曲の事だったんですね。 アルバム買ってなかったので初聞きです。
#7 偉大なる作曲家〜Decomposing Composer
歌いだしがいきなり「ベートーベンの曲は〜今でも〜」という訳詞で ようやくアルバムタイトルの謎がすっきり。いやそれにしてもスゴい歌詞だった…。 モンティパイソンは全くどういうものか知らなかったんですが ヒロコさんの歌付きでなら全部見てみたい。 曲が終わって暗転、と同時にフォーマルスタイルの男性が スポットライトを浴びて登場、曲の終わりの朗読(これもスゴい文でした…)。 スーツ萌え!!!ベスト萌え〜っっっな私としては目の保養でした…。
お次はピアノに鈴木さんが座り、ゲスト2金子森さん(さっきのフォーマル男性)が椅子に座り、 ステージの真ん中でヒロコさんとゲスト3平川瑞穂さん(小動物系ちっさいお姉さん)が 並んで横揺れダンスをしながら「フィンランド」(モンティパイソンの歌)を。 あああ〜ドッペルな感じですね。いいですね、すごく。
フィンラーン フィンラーン フィンラーン あこがれのくに〜♪ ロシアからは近くて日本からは多分すごく遠い〜♪ フィンラーン フィンラーン フィンラーン そんなかんじ〜のくに〜♪ (これは残念ながらアルバム未収録。ゆえに歌詞うろおぼえ)
ちなみにiTMSとかAmazonでもオリジナル版を試聴できます。
Decomposing Composers
Finland
Monty Python Sings このアルバムの#8と#20に入ってます。 モンティパイソンの後は「不思議の国のアリス」from幻想図書館。 不条理ナンセンスな世界が続くなぁ…。
#9 公爵夫人の子守唄
#10 ハートのジャックが有罪であることの証拠の歌
#11 ウミガメスープ
役者さん達はコーラス部分以外でも歌に合わせて無言で芝居を続けてます。 ウミガメスープの「空中のハエをつかんでスープに仕込んでる」ようにしか 見えないあの動きは何だったんだろう…。いまだヒロコさんサイトでも解明されず。
さらに続きまして、せっかく役者さん3人がゲストなので ちょっと普段できない感じの事を…という事で曲名は伏せて、 ワクワク感150%で暗転。
フォーマルスタイルの金子森さんの第一声「本物は誰でしょう〜!!」 いきなりコンサート会場は「そっくり人形展覧会会場」となりました。 ステキすぎる〜。おもわず拍手喝采です。解答者のお嬢さんは小動物系平川さん。 お二人ともハマり役です。あのドラマCD風の曲がまさに生舞台で再現。
#12 そっくり人形展覧会
いったん暗転。
#13 山猫おことわり
#14 本日は雪天なり
今度は「車のいろは空のいろ」のステージに早変わり。 山猫では松井さん役は平川さん、雪天では金子さん。 金子さんが真ん中にひっぱりだされてあの名台詞 「に、ん、げ、ん、の、ま、つ、い、で、す!」
だめだ〜泣かされてしまいました〜。 私の世代ではこのお話は教科書に「白い帽子」が載ってたりしたので みんな知ってると思うんですよ。子供の頃夢中で読んだお話の世界に いきなり引っ張り込まれた。おそるべしドッペル。 普通にアルバム「猫の森にはかえれない」で聞いた時よりも いろいろいろいろ、いろーんなものが溢れてきて泣けてしまいました。 役者さんって、舞台ってスゴいなぁ。もうその一言に尽きます。
拍手喝采のステージが落ち着いて。 やっぱり「ドッペルなかんじの日」のシメはこんな曲で。
#15 かおのえき
#16 ドッペル玄関
「かおのえき」のコーラス部分、役者さん達のキレた歌いっぷりが すごかったなぁ。 金子さんのフォーマル衣装はモンティパイソンの朗読、そっくり人形の司会者、 運転手の松井さん、そして「ドッペル」では縄で吊り下げたホストと まさに七変化でした。ああ堪能した〜。 で、やっぱり裂けて中が見えるホステスは鈴木女史ですよね♪ 平川さんは小動物らしくコマコマ動き回っていろいろイタズラしてました。
泣いて笑って癒されて。ほんとに楽しいステージでしたよ〜。 幻想図書館に欠かさず行ってる私の好みとしては、この日を選んで正解だった。
アンコールは
#17 テルーの唄
うん、無難。一応今年の代表曲だし。 私はずっと(なにしろ席がはじっこなので)ドアの前で立ってる会場係員さんの 無表情な顔の下で「なんだこのコンサートと客」と思われてるんじゃないかと 気になっていたので、「こういう曲もちゃんとあるから!!」と 心の中で弁解してました…。
一度客電がついて終了を迎えたあと、アンコールその2。 これは千秋楽のお約束らしいですね。知らなかったー。得した気分♪
#18 素晴らしき紅マグロの世界
やっぱり「ドッペルなかんじの日」はドッペルなかんじで終わるのね…(笑) 幻想図書館の時とは独立した歌として歌詞が変わってますね。
帰り道、いそいそと新譜を購入し、Dプロのプレイリストを作って 車で聴きまくっております。 ムスメが「しんでつちのなかー♪」とか「マグロへつづくみちー♪」とか 歌い始めてます…やばい…。
テルーと猫とベートーヴェン
(余談ですがiTMSの曲名で「子守歌」が「子守り歌」だったり 「子守唄」が「子守歌」だったりするのはまだ許せるとして、 「本日は雪天なり」が「本日は晴天なり」になってるのは許しがたい(-.-;)
|