アルテミスの日記
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うちの両親は ほとんど 民放見せてはくれなかったし はやりの 番組も知らずにいても どの道 いじめられっこの私には 話をする相手はいないから 関係なかったし まま 話せたとして 話題のひとつ かみ合わなかったかも
それでも 流行歌くらいは 皆が 歌っていたりして 聴いていたから 知らないわけじゃない
やっぱり 痛むなあ・・・ でも 多分 あの頃の事が鮮明に甦る事には意味がある・・ 辛いのはもう いやなんだけれど・・・ あのころの記憶が近づいてくると 死にたくなるから・・ 嫌なんだ。 あのときの自分が見えて あのときの世界が見えて 死にたくなるから あのころの自分を抹殺して 今の自分も消してしまいたくなる。
多分 それは忘れていた記憶 なかったことにしようとしていた記憶が 向こうから 近づいてきた証拠・・・
私にも封印した記憶がある。 靄のかかったようで でも 思い出したくない 事だけはっきりしている記憶。 長い事 放置し 触れなかったけれど・・
そろそろ おいでなすったかな? まだ 早いよ・・と 思うから 早々に 退散しよう・・ どんな事だったのかも 形にならないでいるほうが 幸せな事だってある
思い出すことだけが 回復じゃない。 心の傷は 触れずに 直せるものなら それが 本当は 一番望ましい。 だから できれば 私は 思い出したくないし 思い出すつもりもない それでも 靄のかかった記憶という形ででも 私に存在を それとなく知らせることは・・・
成り行きのまま・・ 封印は封印のまま 眠らせていたい。 もし それが 破られる必要があるのなら 私が どれだけ 避けても いつか 思い出すだろうけれど・・
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