パンドラの箱
DiaryINDEXpast


2010年11月27日(土) 呼吸。


この箱は僕にピッタリだ。

孤独を感じるほど広すぎず、
圧迫を感じるほど狭すぎず、
膝を抱えて まあるくなって眠るのに
申し分のない広さだ。

目を閉じれば
僕はいつしか
箱いっぱいになっていき
箱の中は僕で満たされ
僕は
僕の
呼吸の音だけを聴きながら、
丸く
丸く
小さく
大きく、
いつかこの身体が消えてしまっても、

この箱の中は僕で満たされている。


こはる |MAIL

My追加