久々のthe 2nd colony。以前noahARKZで見て気になっていたVoさんのいる101Aも対バンとのことで、行ってきた。
the 2nd colonyはよりドラムン的というか、ビート感の強い方向性にシフトしていっていて、特にベースラインにその傾向が強い。
以前のハウス的でコード感もありつつ複合的なリズム要素もありつつ、という形からは完全に脱却している感じ。
受けた印象を分かりやすく言えば、以前は曲単体で表現していたコード感やダイナミクス、ドラマ性を、今はワンステージという単位で作りこんでいる、という感じ。
最初は「なんか物足りないなあ」なんて思っていても、いつの間にかthe 2nd colonyの世界観に引きずり込まれている。
スルメ。
101A。
noahARKZでVoさんは見ていたのでその点は期待値が高かったけど、何分見るのも聞くのも初めてだったので少し不安もありつつ、といった心境で聞く。
上手、GtVoさんストラト、ドラム、下手ベース(弦が3本)な感じ。
PCから同期取っていて、一曲目が少しズレを感じさせたけど、その後からはグイグイこっちを引きこんでいく力強さを見せる。
ベースはグルーヴ、ドラムはタイトなスネアワークを見せる。GtVoさんはミドルの強いギターを鳴らしつつ、声の存在感が凄い。
存在感というよりは個性、というべきか。
声量があるわけではなく、むしろ音量という意味では最大値でもそこまで大きいわけではないのだけど、繊細ながら切り裂くように抜けてくる声質で。不思議な存在感がある。
そしてなにより一瞬で雰囲気を落とす、上げるというところのダイナミクスのつけ方が緻密。
消え入りそうでも消えない声。
楽曲としてはグランジ的雰囲気とエモの要素も多分に。
しかし嫌なうるささは無く、きっちり聞いて楽しむことも出来るし、暴れたければ暴れられるだろう。
良いアクトだった。
そんな日