about tess@新宿motion
2010年04月29日(木)
仕事を終えて、motionへと。入ると3バンド目が終わるところだった模様。

次のバンドはBlieAN。
うーん、相変わらずな彼ら。エピゴーネンとまでは言わないが、確実にマッドのフォロワー。そしてニルバーナのフォロワー。
しかして、確実にその2バンドと違うところはポップネスの欠如にある。

リフの雰囲気やサウンドはある程度似せる事が出来ても、マッドにしろニルバーナにしろ「あの声」を基本に作られたメロディラインによるポップネスは独自かつクオリティの高さを誇っていたわけで、BlieANというバンドも結構イイセン行っているとは思うのだけどそれに遠く及ぶはずも無く。
まあ、客層を見ればわかるよ、それは。だって女の子しかいないもんね。マッドは沸点の高い男共をもトリコにするデジロックのインパクトと残虐非道のポップネスがあった。
イイセンは行ってるのよ、BlieANも。でも体は疼かない。やっぱフォロワーを脱しなきゃ、厳しいんじゃないの、と思う。


そしてabout tess。
今回はいつもよりちょっと消化不良感があったような。
とは言え、やはりの縦横無尽度。うーん、楽しそう。
羨ましい。

そんな感じ。
MIRROR@渋谷O-EAST
2010年04月20日(火)
仕事を終わらせて、迷いつつも渋谷へと。
CINRA主催、exPoP!!!!!の3周年記念イベント1日目。

MIRRORを見に。

入ると通常のステージで一つ前のバンドがライブ中。上手側に設けられていたサブステージには既にスタンバってるMIRRORの面々。
見ると、下手Gtさんのギターが変わっている。以前はオールローズだった気がしたけれど、今回はラッカー塗装っぽいシンラインのボディにローズのネック、アンプもBLUES CUBEだったのがtwin reverbに変わっている様子。サウンド全体の印象はそれほど変わっていなかったなあ。

7分押しでライブがスタート。
相変わらずMCは飄々という言葉がぴったりで、結局最後まで道玄坂のカップルトークを繰り広げていた。
音楽は相変わらず美しい。MIRRORは美しいという言葉が似合う気がする。
journal時代はポストロック色が強いけれど、MIRRORになって以降、最近は特にシンプルなビートの上で2本のギターが自由自在に踊りまくっている。

やっぱり主役は下手gtなモリさんになるのかなあ。独特の横を向くようなフォームにピックと指を繊細に使い分けるハンマリング・プリング全開のプレイスタイルは独創的なフレージングを紡ぎ出してる。華やか。
上手gfキモトさんはいわゆるポストロック然としたギタリスト。ループフレーズの雰囲気やコード感の出し方は好み。

最近のそういったシンプルビートの曲も好きだけど、昔のポストロックイットな曲も良い。
mirrorの持つ美しさに泥臭さが混じり合ったら無敵なんじゃないかな、と。

そんな日。
PaperbagLunchbox@下北沢CLUB251
2010年04月19日(月)
仕事を終えて下北沢CLUB251へと。会社からの道順は完全に頭に入っている。

入ると、WEEKENDという3MCな方々がラップしていた。
こういう賑やかな雰囲気は久しぶりで、なんか良い感じ。

どうやら最後の曲だった模様。

そしてpbl。
ドラムさんがMCでベースの人がHIPHOP好きだと言っていて、本当かどうかはしらないけど、不思議なベーススタイルの説得力が増した。

オレンジ2010versionと銘打って、かつての名曲をリアレンジ。
最新型のpblはリズムがHIPHOP。その上でポエトリーなロックをしている、という印象。
それは本当の意味でのミクスチャーで、以前あったpbl=フィッシュマンズ的イメージからの脱皮とカテゴライズからの解脱を可能にしている。
そんなオリジナリティの獲得が世の大人たちの安易な暗躍から逃れる術ともなっているのだろう。

着実に進化するpblは、飛び立つ前の蝶のように青い羽根を羽ばたかせていた。

そしてこの日最後の曲はスライド。
シンプルなドラムのシーケンスに特徴的なベースフレーズとパイプオルガンのようなキーボードサウンド。
明るくそして暗く、軽やかに美しく孤独と絶望を歌うボーカル。

いつにも増してテンション高かったなあ、ボーカルさん。

良いライブだった。
そんな日。
凛として時雨@さいたまスーパーアリーナ
2010年04月17日(土)

TOUR 2010 "I was music"SUPER FINAL。
知り合いが行くというので全く予定にも組み込んでなかったけれどノリで当日券参加。

時雨はかなり久々。調べてみたら08年10月10日、木下ナイト@赤坂BLITZ以来とのこと。1年半ぶり。
BLITZで見た時雨はかなり手を離れていった感覚が強かったものだけど、今回はさいたまスーパーアリーナ。日本でも有数のデカイ会場でワンマンなのである。

現在の時雨がどの程度人気があるかとかは知らなかったので行って驚いた。さすがにSOLD OUTまではしていなかったものの、1Fアリーナは結構な人だかり。2Fもそこそこの入りで、会場費+設営費の元は取れてそう。
とは言え、運営+設営のウマさにも目がいった。アリーナのブロックは通路幅を大きく取ってある程度人の密集度を上げていたし、2FのA(一番安い座席)も人を詰めさせるように座席指定して見た目にも本人にもまばらな印象を受けさせない配慮。
演奏中の照明もフロア上のトラスに照明を釣ることはせず、基本はステージ上を照らす方法を取っていた。フロアはかなり暗い設定なだけにステージに集中が行く。それによりエンタテインメント性はやや薄れるものの、客席への注目を避けながらも非常にストイックなロックステージ然とした印象を与えることに成功していた。

開演前のピ氏の注意・連絡事項が終わり、15分押しでスタート。1曲目は予想通りの「鮮やかな殺人」。
久しぶりに聞いた時雨の音は、その実昔となんら変わっていなかった。
ステージ上はとてもシンプルで、スクリーン的なモノは無し。3人の距離感も近い。

Sadistic SummerやらDISCO FLIGHT、新曲やらを続けざまに披露、MCなしで突き進む。
頻繁に見てた頃は30分くらいのセットが通常だったので、なんか新鮮。TKは最近は「HIP HOPが〜」とか言わないのだろうか。
想像、C感情S、テレキャスらへん、懐かしい曲たち。

そしてドラムソロと怒涛のナカノMC's。(当たり前?だけど)完璧にお客さんに受け入れられている様が、個人的には結構新鮮で。
とは言え、いつものちょい滑り感もそのまんま。変わってない。

正直なところ、始まってしばらくは照明ワークを含めて4桁会場の規模のセットだな、という印象。ちょいと不満だった。まあ2Fの下手側なのに加えて「この客席の感じだと致し方ないのかな」なんて思いもありながら見ていたのだけど、曲がすすむ毎に徐々に照明が輝き始め、ドラムソロが終わる頃には最初に感じた物足りなさが綺麗さっぱり消えていたのであった。まさにしてやられた。

そしてTelecasticから怒涛のnakano kill you、そしてお待ちかねの感覚UFO。ドラムの流れから全ての音がストップしてベースリフに入るあの瞬間が好き。
ただ、惜しむらくはポジション的にか会場的にか演奏的にかは分からないけど、ミッドローからローハイ・ローミッドらへんが弱くてベースが聞き取りづらかったのが残念だったトコロ。

そんなこんなで345's物販MCも昔と変わらず。違うのは会場の規模とグッズの数くらいのもので。「ぜひ、ぜひぜひ」も相変わらずでした。
そしてラスト、傍観。うん、もう満足したよ。
アンコールなんてしない、ってのも一緒。

初めて時雨を見た05年のERA。
雪が振った日に手刀で初ワンマンを見たのは06年の1月だった。
その後、LOFTやQUE、Match VoxにMosaicでも見たっけ。

この日、1万を楽に越えるキャパシティの会場で鳴らされた2時間の音の余韻は、あの頃、200人にも満たないようなハコを爆音で満たした30分のステージの後に感じた感覚と何ら変わることが無かった。

それが純粋に楽しくて、どこか嬉しかった。


変わるもの、変わらないもの。変えちゃいけないもの。
そんな事を考えた。

そんな日。

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ある筋から手に入れたsetlist
01 鮮やかな殺人
02 Sadistic Summer
03 ハカイヨノユメ
04 DISCO FLIGHT
05 I was music(新曲)
06 Tremoro+A
07 想像のSecurity
08 CRAZY 感情 STYLE
09 テレキャスターの真実
10 ラストダンスレボリューション
11 a 7days wonder
12 moment A rhythm
---Dr Solo---
13 JPOP Xfile
14 Telecastic fake show
15 nakano kill you
16 感覚UFO
17 夕景の記憶
18 傍観
rain drops pianissimo/allfo:@下北沢THREE
2010年04月11日(日)
allfo:の初企画にして初ライブ、というアホの子のようなイベント。
仕事を中抜けして行ったはいいが、割と急いでいったので汗だく。

rdpはGtVoが335からジャズマスに変わっており、ありがちながらもその分サウンド的にはこなれていた。
ベースが結構歪んでいたなあ、ボーカルが歌詞飛んでいたなあ、みたいな印象。
ま、悪くないんじゃないでしょうか。

それにしてもバンドのイメージをどう持って行きたいのかが全くもって謎。
Bookやフォックス的な方向へ行きたいのならマイワールドやR.A.Yをやるのは明らかに合わないし、逆もまた然り。
バンドの裾野を広げるにはまだまだ早いとしか思えないので、まずはどっかの頂きを極めないと。
もしくは、本当の意味でジャンルレスになるか…。まあ無理だろうけど。

とりあえず個人的な感触を言うと、マイワールド的なメジャー感を出すのは当分控えた方が良いのでは無いかと思う。

プロデュース力的な視点では彼らにはセンスをあまり感じないかな。


一旦会社に帰り再びTHREEへ。
汗だく。

undersignというバンドを少し拝見。
k-plan臭のするバンドで、リズムの揺れが多少気になるものの中々にグッドバンド。
もう一捻りあるともっと楽しいかなあ。


そしてallfo:
初ライブで企画やるというアホなバンドで、しかも他にインストバンドを呼んでいないというアウェー具合。何してんだか…

思ったより演奏はまともで。
まあ、所々でリズムがよれたりずれたりしていたけどもご愛嬌、と言った感じ。
楽しそうだし中々良かったんじゃないでしょうか。
あとはキラーなチューンを作れるかどうか。

打ちあがり。そんな日。
Hasta La Vista Babies@Zher The Zoo 代々木
2010年04月06日(火)


仕事を終えて代々木へと。
入るとドイツオレンジというバンド。うーん。

本質は青春パンク。
この人は弾き語りとかの方がいいんじゃないかね、と。
無理にああいう雰囲気のバンドやってなんの意味があるんだか。

そしてHasta La Vista Babies。
正直、結構期待感を持っていったので肩透かしをくらったら残念だな、なんて思っていたのだけどそんな事は無く。
すごい。
ドラムボーカルは突き抜けて、ギターボーカルはひねくれる。
ギターはベースアンプにも繋がっていて、サウンドに物足りなさは無い。

オルタナティブでロックでポップネスも感じる。
そしてMCが力抜けまくり。素晴らしい。

あっという間の30分。
久々に純粋に楽しめる時間であった。

また行こう。

sei(adoo)@渋谷乙
2010年04月05日(月)


会社を抜け出して見てきた。
まあ、客としてみることはあんまり無いかな、と。

一番感じたのはやっぱり曲と曲の間。
ちょっと落ち着きが無いかなあ、と。さっさとやるだけじゃなく、じっくり間を作っていけばいいのに。

ギターが勿体無い。何かっていうと、コードの鳴り方がちょっと汚い。
歌はまあ、ちょいと抑揚が少ないけども、それが彼女のスタイルならばいいのではないかと。

まあまあ、参考になりました。