the band apart@新木場Studio Coast
2005年07月23日(土)
昼過ぎに起きて、だるだると用意。
結構ギリな時間だったが新木場まで遠いし道中暇なので本でも買おうかと本屋へ。
すると例の地震ですよ奥さん。
家の方は東京でも西の方なのでそんなゆれも酷くなく、せいぜい震度3といったところ。
めぼしい本も見つからず、すごすごと本屋を出て西武線で都内を目指す。

馬場で山手線経由で行くか東西線経由で行くか悩むも、とりあえず定期もあることだし山手経由だな〜とか思ってたら連絡口がすごい人だかり・・・
西武線がわりと普通に動いていたから油断していたが、山手線をはじめ、首都圏主要の電車はことごとく止まっていた模様。

東西線の方に回るも同じく改札より中に入れず人がすごいことに・・・しばらくうろついた後、埼京線は動いているので西武線で西武新宿まで行って乗り換えてくれとのアナウンス。
すごすごと再び西武線に乗り込み新宿へ。

同じくすごい人だかりだが、埼京線は一応動いているようなので安心し、とりあえずホームへ。
ちょうど良いことに新木場は埼京線の先だ。

で、ホームは。。すごい人。
一応埼京線は動いているとは言え、圧倒的に人に対して本数が少ないのに加え、一部山手線利用者もまわってきていてありえない人ごみ。
しばーらく待ってやっと電車到着。中央線朝の最盛時のラッシュとまでは行かないが、それに近いくらい乗込み発車。

だが渋谷で人もかなり減り、多少快適になる。
新木場行きのはずが途中で降ろされ、乗り換えて新木場へ。
駅にたどり着いた頃には既に開演時間を30分近く過ぎていた。

まぁ見れるだけましかなーと思いつつスタジオコーストへ行くと会場の外にある物販にたくさんの人。
あれ〜?と思いふらふらしてみると会場開演ともに1時間ずらしの張り紙。

おぉー、ラッキーと思いつつ、まぁ当然かと思いつつ物販にてTシャツ+タオルを購入。
ロッカーに荷物を預けて準備万端!

っつーか新木場スタジオコーストってageHaのことだったんだな、とロッカーの張り紙で気づく。

中に入りチケットを水に換え、ふらふらした後フロアへ。


天井が高くて、ステージが横幅に対して狭い。
ライトが無駄にたくさんぶら下がっていて、後ろの方は色々な席が見受けられた。

総じて印象は体育館といったところ。


ステージを見るとライトアップされた機材が。
あんまよく覚えてないけども、ベース・ギター共にORANGEのアンプ。
で、ボーカルギターがマーシャルのヘッドにJCをスタック代わり。
で、さらにマーシャルっぽいスタックといった感じ。

ライブの方はと言うと最初は他人のことを全く考えないカタチでのノリかたをされるお客さまに辟易だった(ちょっとアレレな感じの客が多いように見受けられた。)けども、あぁー、踊ればいいんだな。と気づいてからはそんな気にならなくなった。

新譜をそんな深くまで聞き込まなかったのを少し悔やんだけれども
古い曲も満遍なくやってくれたし、WアンコールでディズニーVA収録の星に願いをとかもやってくれたし。

そこまで過剰な思い入れが無い分素直に楽しめたライブだった。

ライブ終了は22時半。
電車もさすがに動いていたので、東西線で馬場経由で帰宅。

んでも足立区で震度5弱を記録だっけ?
とは言え、たったあれだけの地震であそこまで移送機能が麻痺できる東京と言う街に乾杯、というか完敗。

そんな日
ELLEGARDEN@渋谷AX
2005年07月18日(月)
ELLEGARDEN
RIOT ON THE GRILL TOUR FINAL
at 渋谷AX

39本に及ぶRIOT ON THE GRILL TOURも(追加公園はあるが)とうとうファイナル。
LOOKにいけなかったり、エルレ週間ができたりと、なかなかに思い出深いツアーとなった。

等の本人たちは、ペパロニまではわからなかったという自分達の人気っぷりにようやく気づいたらしく
LOOKでのライブ後から細美は結構悩んでいたようだった。
それも一旦、O-EASTでのライブで晴れたようで
その後の対バンツアーは(少なくとも俺の参加した分では)かなり突き抜けたライブを披露していた。
しかし、O-EASTから常にWアンコールがあるという異常な状況。(俺が行った横浜までは確認)
きっとそこらへんから悩んでいったところもあるんじゃないかな。

ワンマンツアーが始まり、声の出ない細美はどうもステロイドを使いながらライブを行っていたみたいだ。
副作用である鬱と戦いながらも名古屋でのワンマンを終えて、ASIAN KANG-FU GENERATIONが主催するNANO-MUGEN FES 05に参加。
ここで、Make A Wishをほとんど歌えなかった細美が、逃げるように舞台を降りる時にギターを投げ捨て、レスポールのネックを折ってしまう。
細美によると泣いていてそれどころじゃなかったらしい。
後藤に借りた59ヒストリックで大阪を乗り切り、リペアの済んだ愛用のレスポールで渋谷に帰ってきたのだった。


その日俺は、彼女とライブ始まる前まで家でまったり。
ギリギリまでいたので、渋谷についた時には6時半をまわっていて速攻で荷物をロッカーに入れ、着替えながら入場。
フロアに入るとred hotを演っていた。速攻で入り口にたまる人を押しのけて前へ行く。
特にめずらしい曲はやらずにライブはすすむ。

気づくとほぼ真ん中の3列目にいた。

細美はシャラポワに恋をしたらしい。シャラポワたけし。シャラポワタケシ。平仮名のほうがよいんじゃん?
「懐かしい曲」ってことでSLIDING DOOR。時々やるよね。でもやっぱ懐かしい。
ラジオで「知らない人もいるだろうけどよかったら買って聞いてみてくれ」とか言っていたThe Autumn Song。
この曲を作っていたときが最高落ちていたらしいよ。
あいかわらず俺が躊躇なく腕を突き出せるsupernovaやsurfrider assosiation、No.13、ジターバグ
どうも客のノリがちがうんじゃねーかと思っているMissingとか。
ライブに来れなくなったやつらの為の歌っていうけど、それと同時に何かを失った自分達への歌なんじゃねーのか?という疑問がふと沸いた
まぁそんなことはどうでも良くて、特にはもう言わないけど、要はいつもの細美で、いつものエルレだった。

細美がツアー中「すーごい落ち込んでいた」時に、ウブさんが言ったという言葉。
「またアマでやればいーじゃないですか」
悩む細美を見て、励まそうとか元気ださせようとかではなくて、フラットな気持ちで言ったんであろうそんな言葉。
きっとメンバーにすれば当たり前のことで、それすらも忘れてしまうほどテンパってた細美がありありと思い浮かぶ。
けど、なかなかそんな簡単にいえる言葉じゃないよ、ウブさん。

「おまえらしらねぇの?ウチのメンバーはみんなすーげぇイイ男なんだぜ?」
言ってる細美が一番嬉しそう。

「引き出しに入ったチケット眺めて、『このライブまでがんばろう』って思いながら来てくれたんだろう?ありがとな」
きっと細美もそうだったし、今でもそうなんだろう
好きなバンドのメンバーがきちんと自分達の思いをわかってくれていることの幸せは、この上ないなぁ

BBQ RIOT SONGで本編を終えて、アンコールに応えてELLEGARDENが戻ってくる。
「今日は2曲やっていいか?」
「つまんねーときはすげーつまんねぇ顔して、悲しいときはすげー泣いて、楽しいときにすっげぇ笑って、そんな歌です」
そんなことを言って、風の日が始まる。

(あー、Wアンコールはいらねぇよって事なんだろうな)と、彼らの未だ晴れない気持ちを垣間見て
それでも、明日には忘れて、風の日には飛ぼうとしてみようと思いつつ。

「俺たちはこの先10年でも20年でもライブを続けて行こうと思ってるから、今日は次の曲で終わりだけど・・」
客の要求は続く。
『また最初からー!』やら『あと5時間ー!』やら『一晩中!』やら。
『次のツアーで!』と言ったのは俺。笑って「またツアーやるよ」と返してくれた。

最後はやっぱMake A Wish
今ではこの曲が最後でなきゃすっきりしないなぁ、もう。

帰りがけ、タワレコでCDを買い、帰宅

---------------
ELLEGARDEN
RIOT ON THE GRILL TOUR

05/05(木) 千葉LOOK
05/06(金) ○ 渋谷CYCLONE
05/10(火) 徳島JITTERBUG
05/11(水) 松山SALON KITTY
05/13(金) 名古屋E.L.L.
05/15(日) 長崎DRUM Be7
05/16(月) 鹿児島SR HALL
05/18(水) 熊本DRUM Be9
05/20(金) ○ 渋谷O-East
05/22(日) ○ さいたま新都心VOGUE
05/23(月) ○ 熊谷VOGUE
05/25(水) ○ 横浜CLUB 24 YOKOHAMA
05/26(木) 宇都宮VOGUE
05/28(土) 水戸LIGHT HOUSE
05/29(日) 郡山CLUB ♯9
05/31(火) 青森Quarter
06/02(木) 函館Bay City's Street
06/04(土) 旭川HiJack
06/05(日) 札幌PENNY LANE24
06/08(水) 新潟LOTS
06/10(金) 長野CLUB JUNK BOX
06/12(日) 神戸CHICKEN GEORGE
06/14(火) 滋賀HUCKLEBERRY
06/15(水) 岐阜CLUBG
06/19(日) 富山SOUL POWER
06/21(火) 金沢vanvan V4
06/22(水) 福井CHOP

06/28(火) 高松DIME
06/30(木) 岡山PEPPER LAND
07/01(金) 福岡DRUM LOGOS
07/03(日) 広島CLUB QUATTRO
07/05(火) 松山SALON KITTY
07/06(水) 高知CARAVAN SARY
07/08(金) 名古屋CLUB DIAMOND HALL
07/10(日) 大阪BIG CAT
07/13(水) 札幌PENNY LANE24
07/15(金) 仙台CLUB JUNK BOX
07/17(日) 新潟LOTS
07/18(月) ○ 渋谷AX


残すは追加公演のみ。
09/02(金) 福岡DRUM LOGOS
09/03(土) Zepp Osaka
09/05(月) 札幌ファクトリーホール
09/09(金) Zepp Nagoya 
09/11(日) Zepp Tokyo

ap bank fes'05@つま恋
2005年07月17日(日)
朝9時に東京駅集合のはずが9時に電話で起こされる。
まーじであせった。髪の毛もぼさぼさのまま着替えてバッグ背負って家を出る。
なんとか新幹線には間に合い、静岡県はつま恋へ。

掛川駅とうちゃく。まさに何も無い。そしてくそあつい。
バスにゆられること10分弱。なぞの駐車場にバスが止まり、みなおりていく。
やばい、気温もやばいが風景がやばい。何もないにもほどがある。

とりあえず集団について公園内に入る。
入り口でチケットをブレスレットに交換して、はいってすぐのとこにある建物で飯を食う。
バイキング。とりあえず食っておいた。

3時前くらいになって、建物を出て会場へと向かう。
暑さは多少やわらぐも、物販のブースがある一角へいくと黒山の人だかり。人山の黒だかり。どっちだっけ。しってるよ。
そんなこんなで会場へ。
B1ブロック。一番ひだりの前から2番目のブロックでした。
しばらくはレジャーシートなんぞをひいて開演を待つも、しまえとのお達しが来たのでしまい、B1ブロック最後方の一番ステージ寄りで開演をまつ。角度的に一番みやすい。

ほぼ定刻どおりにスタート。
どんな構成なのかと思っていたが、前半bankband、後半Mr.Childrenの二部構成の模様。
そこに、ゲストとして各アーティストが参加する形だった。

まずはbankbandで2曲かな?やり、一青窈が登場。
俺でもしってるくらいの代表曲を二曲ほどやり、コーラスへ。
うん、なんつーかやっぱ歌うまいわ。
次がsalyu。初聞きだったけども思いのほかよかった。なんかイイキャラしてそうだったけども。
お次はポルノグラフティ。なんだろう、一番の盛り上がりよう。あぁ、一般的にはこういう扱いなんだなーと思った。
んで中島美嘉。声がよいね、この子は。なんちゃら独特な声しとる。結構好き。会場もまったりムード。
で、きましたGAKU-MC!さすがのステージング、やはりラッパーちゃんなので客の乗せ方をわかっとりますな。
ラストはスガシカオが登場。意外ときらいじゃないのよ、シカオちゃん。ファンキーな曲に歌をのせて聞かせる。結構メインストリームから離れたことやってるのに支持されるってのはすごいのう。

と、ゲストがラストかと思いきや、シークレットで佐野元春が登場。
桜井が一番うれしそうだった。
そんなこんなでbankbandも終了。転換がおこなわれ、短いインターバル。

Mr.Children。
今日は桜井の喉の調子がかなりよかった。
いや、前日とかみてないからしらないけどさ。
「10年ぶりで懐かしい曲をやります。Mr.Childrenの曲の中でも最もすばらしい曲と言っても過言ではありません」
会場に期待感が走る。もう一度桜井が言う
「Mr.Childrenの曲の中でも、最もすばらしい曲と言っても『OVER』ではありません!」
一昨日行ったミスチルの聖地でもある渋谷La'mama。そこでもやったであろうOVERという歌。
今にくらべればやはりシンプルな楽曲で、その分力量を問われる。
それを2万人という観客の前で演奏するMr.Children。すばらしかった。

この日桜井は終始嬉しそうに、楽しそうにしていた。
きっと、自分の全てを出し切っていて、ファンの全てを信じきっていて、だからこそあれだけ楽しそうに歌えるんだろう。

ライブが終わり、規制退場で順番に会場を後にする。
オフィシャルの新幹線ツアー的なものだったので、他の人たちと違う退路。
すんなりバスまで行けて、楽にかえれた。

どんなライブに行っても思い出すのはELLEGARDENのことなのだが、なんとなく細美と桜井がダブった。
きっと桜井も同じような葛藤の果てに、全てを出し切って歌い、後は客に委ねるという方法にたどりついたのだろう。
それはそれですばらしいことだし、現にすばらしいライブだった。
姿勢はきっと二人とも同じだ。真摯に音楽をやっていく。それが基本の姿勢。

ただ、きっと細美はそれだけじゃ終わらないだろう。売れていくバンドたちが何処かで振り切った(ように見える)ファンへの要求。
と言っても、ただただ真摯に音楽を愛するということだけだろうけど。
きっとどこまでもそれを求めていくだろうし、求めて欲しい。

そんな感じで帰途についたとさ


帰りに、掛川駅で空き缶を蹴っていた中学生(高校生?)
わかってない、わからないなら来なくていいのに。
→SCHOOL←@渋谷La'mama
2005年07月15日(金)
気づけば昼。そう、寝坊だ。
とりあえず今日は早引けする予定だったのだが、たいして仕事もないし会社いってもものの数時間しかいれないので休むことにした。

で、まったりとしつつ渋谷はlamamaへと向かう。
インディー時代のミスチルのホームの箱だったことでも有名なlamama。行くのは初めてだ。

なんとかかんとかたどりつき、中に入る。
やや扇型の内部。ちょうど行くとはじまるところだった。
LOOPというlamamaのフェスらしい。人はまばら。今日一番おおいときで50人といったところかな?
客層はやはり女性ばかり。まぁそんなもんだ。ちょっと浮いてるかな?とか思ったり。

一組目が終わって奥の方へ。
つぎは→SCHOOL←
今日はキーボード有りの4ピース。ベースとキーボードは女の人でした。

本人曰くのセットリスト
1ズワイガニブラックマン
2TOWER
3僕らの存在
4サーフライダー
5スピードクラシック
6ワンダーステップ
7春風

9月にはアルバムもリリースするようなので楽しみ。
OCEANは熱かった。ちょっと良いかもなー。
VOの人がキャップをかぶっていて、昔の細美をちょろっと思い出したり。
ちょっと体がだるかったのでOCEANが終わって帰宅。
N A N O - M U G E N F E S 2 0 0 5 @ 横 浜 ア リ ー ナ
2005年07月09日(土)
最近はエルレとかの検索でひっかかって人が来ることが多い。どうなんだろ。
レポではなく日記なのであしからず。

目当てはELLEGARDEN。
次にSTRAIGHTENER。
見れたらアジカン。それくらいの気分で行ったNANO-MUGEN FES

全体的な雰囲気は悪くはない。
が、FESというものに行ったことはないけれどもっとまったりムードでも良いんじゃないかなぁ、とも思った。

モンパチ@O-WESTチケ発売の10時に間に合うように起きて、電話とネットをスタンバイ。
ネットですんなり購入完了。
WESTのキャパでうれしくなっている自分に今きづいた。

なかなか家を出る気にならず、グダグダして開演には間に合わない時間に家を出る。

横浜アリーナにつくとちょうどスパルタローカルズがやっているようだった。
着替えて、クロークに荷物を預ける。すんなりとしたもの。
今思うと時間ずらして正解だったかもしれない。開演に間に合う時間だとすごい混んでたのかな・・

スパルタが終わって、場内へ。エルレはBステージ。
イーストと、その後の数回の関東圏のライブでのパフォーマンスを見てどんなエルレが帰ってくるのか楽しみだった。
なんとかBステージ最前ブロックに潜入する。

と、Aステージで2組目のバンドが始まる。FARRAHだ。
UKロックを基本になんでもあり、みたいなバンドだった。ベースの女の子のファンキーぶりが印象的。

そしてエルレの番。

supernovaから始まるセットリスト。
曲は大体こんな感じ(supernova/モンスター/No13/虹/red hot/Bored Of Everything/Missing/ジターバグ/Make A Wish)

なんだろう、ライブ慣れしてないのかなんなのかモッシュでもなく客が雪崩れ倒れまくる。
細美は声がかすれていて中々でない。
俺は3〜4列目あたりにいたが、かなり遠い。細美もMCで「お前らが遠くてさみしい」と言っていた。
「今日はお前らの声まだ聞いてない」という細美に客が声だしで煽る。
「普通にメールしてる友達がこんなの企画するなんてすごいよな〜」
「だってゴッチとかすーげぇ普通の人だよ?」
"普通"を強調する細美。みんな普通の人間なんだっていうアピールに聞こえなくもなかった。

ここまでも細美は総じて楽しそうに見えた。声は出てなかったけど。
次が最後の曲、というときになる。

俺の3個前(つまり最前列)の男が「"風の日"やって〜」と言い出した。
これに関しては何も言うまい。

細美はそれに答えて
「こういうとこは証明とかプログラミングしてやってんだ、だから"風の日"用のがないから出来ないんだよ」
と言って、ふと一瞬目が変わって戻る。そして細かいデティールは覚えてないけどこんなような事を言った。
「これからも俺たちはお前らが聞きたいものはやろうとは思わない」
「ただ自分達がやりたいもの、良いと思えるものをやっていくつもりだから」
「もしそれを気に入ってくれたらまたライブきてくれよな」

そういって、Make A Wishが始まる。
いつの間にか細美はマイクの前からずれてウブさんの方に体を向けて横目にこっちを見ている。
時に客席のほうにずれてきたりして、BPMの変わるところでまた戻ってきて、やっぱりマイクから外れる。

歌終わり(曲終わりではない)ですぐにウブさんを通り越してギターを投げ捨てて、右手にいなくなる細美。
残った三人で曲を終わらせる。ゆういちも細美ほどではないがベースを投げて置き、ウブさんと高橋さんは客に挨拶して左手へはけて行った。

ナイーブな人だってのは一応間接的にはしってたけども
最後の曲をほとんど歌わず、曲の終わりまで居ずに、ギターを投げ捨ててはける。
ライブでそんな細美を初めて見た。

俺はそれほどまでエルレのライブに行ってるわけじゃないけど、決して少ない数では無いと思う。

俺はすーげぇ不安になりながら、「最高だった〜」「かっこよかった〜」「かわいかった〜」という言葉が溢れてる中会場を出て水を買いにいった。

ずっとその事を考えながら、おにぎりを食いながら休んで、もう一度会場へ。
ライブは終わっていないのだ。

会場ではINDUSTRIAL SALTがやっていた。
空いているブロックで座りながら見て、終わると同時にAステージ最前のブロックへ。
DOGS DIE IN HOT CARSを座りながら聞いて、半分寝てて、とうとうSTRAIGHTENER。

そこまで前に行こうとも思っていなかったので、いい按配の位置で待つ。

テナーなんて、エルレよりさらにライブに行ってるわけじゃないけど、ここ最近の演奏はすごいタフで、揺るがない印象を受ける。

新譜もとめどなく良いし、KILLER TUNEは本当にKILLER TUNEだ。

ここでも客は柳のようにフニャフニャで、なんだかなぁという感じを受けたが、テナーには(とりあえず表面上は)なんの揺るぎも感じられなかった。

ASHを見て、アジカンを見ることなく会場を出る。
着替えて、ひなっちTシャツを買ってアジカンを見る。
アジカンも俺が数回見たときとは印象が違い、良いライブをやっていた。
あの時はやっぱりたまたま悪かったのかなぁ。

そうして、気づくと細美の日記が更新されていた。
とりあえずホッとして、そうだったのか。と思い、そうだったのか・・・?と思い。

どうしても最後のギターを投げ捨てた細美が脳裏から消えなかったけれど、細美の言葉を信じてまずは安心した。


AXのチケは譲ってもらえることになった。
ZeppのチケはHP先行、スペシャ先行、e+先行ともにはずれた。
O-WESTのチケは無事とれた。


どうやらレスポールのネックは折れたらしい。