2006年01月31日(火)  地球防衛軍。
 
最近ウィルスメールがよく届く。sakashitaさんとsaitoさんのパソコンはウィルスに感染されてます。僕の場合メールサーバーのウィルス対策や、アンチウィルスソフトを入れているので被害はないのだが、sakashitaさんとsaitoさんのパソコンが心配である。
 
こういう類のウィルスは、感染するとアドレス帳に登録してあるメールアドレスに一斉送信して悪いことをしでかすのだが、ということはsakashitaさんとsaitoさんのアドレス帳には僕のメールアドレスが登録してあるということになる。でも僕はsakashitaさんもsaitoさんも知らない。ということは送信元のメールアドレスを偽装して送信している場合もあるということになる。相変わらず世の中は複雑極まりない。
 
まぁパソコンがウィルスに感染されればソフマップに売りさばいて汗水流して働いて得た給料で新しいパソコンを買えば済む話であるが、僕自身がウィルスに感染されれば汗水流して働けなくなって病気プラス金欠による餓死で命を落としてしまう可能性がある。
 
というわけで周囲にインフルエンザに感染したという話をチラホラ聞くようになって僕は仕事以外彼女の部屋から一歩も出ずに、最近購入したプレステ2の「地球防衛軍2」ばかりやっている。
 
2006年01月30日(月)  東京キッド。
 
国家試験終了。久々に勉学に励んだ日々だった。左のポッケに参考書。左のポッケにゃチューインガム。空を見たけりゃビルの屋根。もぐりたくなりゃマンホール。そんな東京キッドの冬は終わった。
 
これで思う存分愛に生きることができる。僕を縛るものはもう何もない。もう参考書とか問題集とか破り捨ててやりたい。今度の資源ゴミの日に一斉処分したい。でも不合格だったら来年も勉強しないといけないから合格発表の3月31日まで処分することができない。
 
すごく悶々するけれど、この悶々気分を性の力に変換させて僕はベッドで大奮起。そんな睦月の空の下。彼女の髪を撫でながら明日から愛に生きるのです。国家試験終了。ホントに僕は頑張った。
 
2006年01月29日(日)  軽い尿漏れに。
 
国家試験の会場は東京ビックサイト。池袋から国際展示場駅。埼京線で1本、軽く30分たらずで行ける東京ビックサイト。僕は山手線で大崎で降りてりんかい線で会場に向かうという軽く訳のわからない遠回りをしてしまってこういう軽い無駄を何よりも嫌う僕は軽い自己嫌悪に陥りながらも軽い足取りで会場に入り、2時間半の試験を軽く1時間で終わらせて退場。
 
いくら軽い自信があっても1時間半を残して退場することはないだろうと思うかもしらんが軽い自信が重い尿意に勝てなかったというだけである。尿意ムカつく。つーか朝マックでブレンドコーヒー3杯飲んでしまった俺ムカつく。そんなん考えればわかることなのにブレンドコーヒーテラウマスwww
 
2006年01月28日(土)  運ぶ喜ぶ。
 
とうとう明日から国家試験である。国家試験は2日間あり、1日目が「専門」といって精神保健福祉士の専門科目で(1)精神医学、(2)精神保健学、(3)精神科リハビリテーション学、(4)精神保健福祉論、(5)精神保健福祉援助技術といった僕が得意とする科目であり確実に合格する。
 
しかし2日目の「共通」これは社会福祉士国家試験と共通する8科目、(6)社会福祉原論、(7)社会保障論、(8)公的扶助論、(9)地域福祉論、(10)心理学、(11)社会学、(12)法学、(13)医学一般。心理学と医学一般を除いた他は全く興味がない科目である。勉強してもあまり頭に入ってこないので運も大きな要素となるのである。
 
という合計13科目を2日間にわたって解いていくのだが、2日間にわたって解いていく前日の今日、僕は彼女の膝枕で耳かきをしてもらってる。明日は「専門」だから合格することは確実で明後日の「共通」は運が左右されるから今さら必死こいてもどうしようもない。だから膝枕。そんな膝枕。運ぶ運ぶ運ぶ力こぶ。
 
2006年01月27日(金)  Gyao見れない。
 
パソコンテレビの「Gyao」が突然視聴できなくなって、視聴できない理由を探そうとグーグルで「Gyaoが見れない」と、ラ抜き表現で検索したら738件ヒットしてラ抜き表現するような奴らがGyaoが見れないということが理解できたという偏った考察。
 
真面目に原因究明してみようと検索先をいろいろ調べてみたが、何をやっても視聴できずに、どうやら国家試験前にパソコンテレビなんて見てると試験落ちるぞと神様が言っているような気がして、僕に降りかかる全ての試練が神の仕業だと考えれば、その試練について深く考えることもなくなるので楽といえば楽。でも真面目に原因究明してみるとどうやら神様とGyaoはあんまり関係がないような気がする。
 
2006年01月26日(木)  ヒモライフ。
 
最近は仕事以外は彼女の部屋に入り浸りで、僕は看護師で不規則な勤務シフトなので平日が休日ということが多く、朝、彼女を見送った後、ベランダでタバコを吸って、さぁ勉強でも始めっかとあくびをした後再びベッドに戻って彼女の香りに包まれながら再入眠。昼過ぎに起床して、こんなぐぅたらな生活を送っていてはダメだホントに。勉強しなくちゃいかん。一分一秒がとても貴重なのだ。これじゃあ受かるもんも落ちてしまう。さぁ出かけようと一念発起。オリジン弁当で昼飯を買って体育座りしていいとも見ながら弁当食って視線の片隅に見える問題集をできるだけ見ないようにしながら彼女の帰りをただひたすら待っているヒモのような生活。
 
2006年01月25日(水)  試験済んでから。
 
国家試験まで残り1週間を切り、朝から晩まで試験勉強に励んでいるかというとそうでもなく、かといって全ての苦悩から逃避して遊んでいるかというとそういうわけであるわけがなく、仕事の日はちゃんと仕事に行っているあたりが社会人学生っぽくてそれが一つのモテ要素になって看護婦さん達からモテモテなわけがなく、モテなくてもいいたくましく育って欲しいと思っている母親の為に、モテなくてもいい私だけ見てて欲しいと思っている彼女の為に仕事と勉学を両立させつつ恋愛もこなしながら文章を書き続けているという僕に拍手。試験が終わってから。
 
2006年01月24日(火)  ナショナル・ミニマム論。
 
僕が国家試験勉強に苦しんで苦しんでテレビなんて見る暇がなかった間にホリエモンが逮捕されて河村隆一が入籍して内田恭子アナが結婚退職することが決まっていた。 

こうやって何の関連性もないニュースが毎日毎日垂れ流されて、こうやってテレビから離れていると、知らなきゃ知らないで済む問題ばっかりで、知らなきゃどうしようもない問題は自分をとりまく日常にしか存在せずに例えばこの国家試験問題集。ムカつく。何度やっても間違える問題は決まっている。脳が全然学習できていない。ムカつく。でも試験は近付いている。ホリエモンは人の心も金で買えると嘯いていたが、試験問題も金で買えるのだろうか。試験問題集は金で買ったけどね。3900円。
 
試験問題集3900円。これはまったくもってぼったくりである。試験は「専門」「共通」と二日あるので、それぞれ3900円の問題集買って7800円。僕は7800円を費やして問題解けなくて叫んでいるのである。辛い。7800円費やして苦労して涙して得られるものは7800円以上の資格手当である。ビバ。ちょー頑張る。
 
2006年01月23日(月)  好ショック一代男。
 
どこで知ったのかしらないが、現在の彼女もこの日記を読み続けていたようで、あれだよ彼女ってば。ネットの話なんて全然しないし、時々僕がネットの話なんかしてもちっともわからないような顔してたし、2ちゃんねる見るとウィルスに感染しちゃうんでしょレベルのかわいいことを言っていたにも関わらず、「あのね、僕ブログで日記書いてるんだ」と何気なく言うと「知ってる。ちょー読んでる」と即答。参りました。僕のプライバシー筒抜けでした。
 
前の彼女との別れに至るまでの懊悩を綴った「いいわけ」や「私の枯葉」を、リアルタイムで読んでいたという。僕と食事に行った後とかに。僕と駅前で待ち合わせした前とかに。
 
あんな日記を読んで、というか過去の日記には自分でもよくわからないけど結構歴代の彼女に対してひどいことをしたということを書いているというのに、彼女ってば全てを受容し共感しダンマリを決め込んで僕がブログに日記を書いているという、一般の人から見るとちょっとダサいことをカミングアウトする日を静かに待ち構えていたのだ。
 
「私のことも日記に書くの?」と、彼女は意地悪な笑みを浮かべながら僕に訊ねる。「うーん。どうだろ。よくわかんないよ」と、動揺を隠しながら彼女との日々を書くべきかどうか迷いながらこんな彼女についての日記を書いている。
 
2006年01月22日(日)  ブラウン管のこちら側。
 
フジテレビからテレビ取材のオファーがきた。本当に。何の取材かってのは書けないけど、テレビだよテレビ。インタビューとかあるんだって。インタビューがあるってことは顔が出るんだってさ。というわけで断った。
 
ということを友人に話したら「なななんで断るんだ!」と、周囲の視線が集中するほど大声で怒鳴られたが、顔出してインタビューされてそれによって得られるメリットっていうのがあんまり感じられなかったというか、考えようによってはすげぇメリットになると思うんだけど、単に面倒臭かったのかもしれないね。
 
ちょうど国家試験勉強の追い込み真っ只中にオファーがきたからテレビどころじゃなかったのかもしれないね僕。いつも無精髭を生やしている僕。角度によってはクリエイティブな職業に就いているような感じがしないでもない僕。でも違う角度によってはフリーターにしか見えない僕。
 
というわけで僕はこれからもワールドワイドウェブの片隅で細々と何人くらいのそれがしがどこで読んでいるのかわからない文章を書いていくと思うのです僕。
 
2006年01月21日(土)  涙そうそう。
 
もう10日前の出来事なんて覚えていない。だから日記書けない。沖縄行って一度でいいから真剣に夏川りみと交際できるか考えてみたい。どうだろうね。そもそも夏川りみが沖縄にいるのかどうかさえ知らないし。あー10日前何してたっけー。と、苦悩の真っ只中の1月30日。実は国家試験が終わってちょー天国。ちょー何もすることがない。ちょーうれし涙そうそう。
 
2006年01月20日(金)  苦悩と葛藤。
 
お前は年末に彼女と別れて悲しみに打ちひしがれながら迂遠な日記を書いて不覚にも感動してしまったけれど、年が明けて気が付けば新しい彼女ができている。なんなんだ。どういうことだ。説明してほしい。というような内容のメールが届いて説明しようかと思ったけれど、会ったこともない人間に僕の内情など説明する筋合はないけれどメールありがとう。ちゃんと説明します。
 
ひとつだけ言えるのは、前の彼女と別れてから次の恋愛に着手したということで、前の彼女と付き合っていた頃に今の彼女が好きなことは好きだったけれど、具体的な行動は何一つ起こしておらず、電話番号もメールアドレスすら知らなかった。ただ、気持ちが少し傾いていただけのことである。
 
人はそれをすでに浮気ではないかと言うかもしらんが、こんなものが浮気になったら楽天に入団すると見せかけて古巣ヤクルトに戻った石井はどうなるんだ。WBCを辞退した松井はどうなるんだ。金こそ全てと嘯きながら転落人生を歩もうとしているホリエモンはどうなるんだ。耐震強度偽造問題のヒューザーの社長はどうなんだ。あの眼鏡は。あの数珠は。全然関係ないではないか。ただ手元に朝日新聞があっただけではないか。
 
とまぁこんな具合にいつまでたっても自分と向き合わないのは僕の悪い癖であるが、ちゃぁんと僕ぁ考えてますよそのくらい。気持ちを切り替える過程に様々な苦悩や葛藤が存在したのだけど、そういうこと書いてると気持ちが陰になっちゃってちっとも前に進めなくなっちゃうから、こんな感じで楽観的に書いてるだけなんです。文章によってのみ僕という存在を把握できるわけで、リアルな世界に生きている本当の自分は、毎日歯をくいしばって血の涙を流して生きているっていうのは嘘。
 
2006年01月19日(木)  愛に生きる。
 
先日、部屋の壮大な大改造を終え、今度こそ試験勉強に集中できる環境が整ったと思いきや残念。僕の人生はだいたい残念にできているのであるが、その残念の中にも希望を見出すのが細木和子曰く金星人の成せる業であって、何が残念かというと、僕は試験勉強そっちのけで新しい彼女にぞっこんなのであって、新しい彼女も僕にぞっこんなのであって、これを浮世では両想いといってとてもめでたいことなのであるが、好きよあなた、僕も好きよなんて言いながら試験が受かれば大学なんていらないのであって、僕の場合、好きよと言いながらも常に脳裏に試験の存在があって恋愛に集中することができない。
 
だから国家試験が終了してから惚れた腫れたのラブストーリーを始めればよかったのであるが、僕はこの通り馬鹿なので彼女との試験勉強の最中にキスをするという暴挙に出てしまった。不合格確実である。年始から転落人生である。
 
でも大丈夫。だって彼女は現役の国家資格所得者なんだから。まぁ僕だって看護師という立派な国家資格を持っているのだが、国家資格を二種類、医療と福祉。この二種類の国家資格を所得していれば僕の今後の人生が今まで以上に開けてくるのは明確であって、基本給もアップ、手当てもアップ、手取りもアップと金のことしか考えていないので神様はきっと僕のことを落とすと思うが、僕には彼女がついている。現役精神保健福祉士の彼女がついている。ちょー厳しいけど。問題に答えないとキスすら応じてくれないけど。僕には彼女がついている。というわけで、部屋の大改造を終えたというのに、最近はほぼ彼女の部屋に入り浸ってメールのチェックと風呂に入るときだけ大改造を終えた我が部屋に戻っている。この日記もそんな時間に書いている。愛だけに生きている。
 
2006年01月18日(水)  壮大なる逃避。
 
試験前というものは、無性に部屋の掃除をしたくなったり漫画を読みたくなったり古いアルバムを開いてみたりと、建設的に見えてとことん非建設的なものを真剣に始めるのであるが、僕の場合、国家試験を間近に控え、何を始めたかというと、部屋の大改造を始めたのである。こういうものは誰にも止められないのである。
 
まずベッドを粗大ゴミの日に破棄し、新たにソファーベッドを購入。同時に独り掛けの赤いソファーも破棄。先日絶命したハロゲンヒーターも破棄し、新たにハロゲンヒーターを購入。更に3段衣装ケース2個破棄し、6段のチェストを購入。これを3日がかりで仕上げてやっと綺麗になったと深夜にビールを飲みながらタバコを吸っていたら涙が止まりませんでした。
 
2006年01月17日(火)  終電過ぎて始まって。
 
「国家試験が終わってからね」という双方の暗黙の了解を破ったのは双方の意見が一致したからであって、いきなり何を言っているかというと、今日が新しい恋人と交際が始まった記念日になったからである。
 
いかんなぁ。こんな時期に恋だの愛だのにうつつを抜かしてちゃいかんなぁ。と思いながら勉強をしつつ二人の距離を縮めるという二兎追ってニ兎捕まえた上にキスのオマケつきみたいな状況になったのは、新しい恋人は、僕が今月末に受験する現役の精神保健福祉士であって、一緒にいると必然的に試験問題を出されてしまい、繋ごうとしていたその手は、腕組となって頭を悩ませ続けるのである。
 
国家試験が終わってから、国家試験が終わってから。そう思っていたはずなのに深夜1時に彼女の部屋。勉強が終わってさぁ帰ろうと時計を見ると終電過ぎてる。終電に気付かなかったのではなく、終電に気付かない振りをしていたという思惑の一致。恋愛ってのは演技の連続なんだなぁと思う所以である。
 
「こんなケジメのない恋愛したの初めて」
 
深夜1時のリビングで、キスをしたあと彼女は笑った。国家試験を控えながらもお互い惹かれ続けていった。国家試験が終わってから。二人に課せられた決意を、自らの意志で崩されていく脆さ、儚さ、そして嬉しさ。
 
手を繋ぐよりも、愛の言葉を呟くよりも先に、僕たちは深夜1時のリビングで、静かに唇を重ね合わせた。ケジメのない恋愛。僕らしい言葉ではある。終電はとっくに過ぎた。二人の長い月日が始まった。
 
2006年01月16日(月)  風説の流布。

僕は流行り物に疎い。疎いというかまず猜疑から始まってしまうのがいけない。
 
「ノルウェイの森」を友人に勧められて、「俺はみんなが読んでる小説を右にならえで読むような大衆にはなりたくないね」と言いながらその後、村上春樹の作品を全て読破。「世界の中心で〜」が面白いと前の前の彼女が小説を勧めた時も「ふっ。恋人が病気で死んだ悲しい物語なんて時代遅れも甚だしい」と言いながら映画で号泣。流行ってるものはそれなりに流行る根拠が存在するのが当たり前で、それを鼻で笑う僕がいちばん馬鹿を見ているのである。
 
先日、大学卒業が一時的に絶望的になったとき、彼女になる予定の彼女が、どうせ暇になったんだったらこれ観てみてとツタヤでレンタルしてきた「24」
 
うは。これ知ってる。流行ってんでしょ。みんな面白いって言ってるやつだよ。ふっ。観ないよ。大衆が評価した作品なんて薄っぺらいに決まってる。流行ってるからそれについていこうって姿勢がいけない。独創性が失われちゃたまらない。観ないよ。でも観るよ。だって君のことが好きだから。と、不純な動機で「24」の1・2巻を鑑賞。鑑賞後、すぐさま3・4巻をレンタルしに行った。
 
流行りものは馬鹿にできない。さすがに倖田來未を聴こうとは思わないが、流行りものに対するアンテナは常に張っていないと駄目だと痛感。「24」ほんとに面白いよ。僕はジェイミーのことをシャクレ姉ちゃんって呼んでて彼女に叱られたという観てる人しかわからない話をしつつ、僕はジェイミーのことだけは信じていた。
 
2006年01月15日(日)  お前のものは俺のもの。
 
とある女性を好きになって、その女性には彼氏がいて、それでも好きで好きで愛しくて、その女性も僕に興味を持ってくれて、彼氏がいるんだけど交際が始まって、20年後にその女性の本当の彼氏にバレちゃって、「俺の彼女に何をした!」と怒鳴りこんできても全然平気。
 
とある女性を好きになって、その女性には彼氏がいることを知らずに、好きで好きで愛しくて、その女性も僕に興味を持ってくれて、彼氏がいることを知らないまま交際が始まって、10年後にその女性の本当の彼氏にバレちゃって、「俺の彼女に何をした!」と怒鳴りこんできても全然平気。
 
だということを知った。
 
というのも、現在国家試験勉強中で、数ある科目の中に法学という全く興味のない学問が存在する。勉強してても全く頭に入ってこない。意味がわからなすぎる。でも意味がわからないと試験に落ちちゃうので、無理矢理にでも解り易いものに関連付けて理解しなければならない。
 
世の中には所得時効というものが存在するらしく、占有の始めに他人の物を他人の物と知っていた場合には20年間、他人の物と知らずかつ知らなかったことに過失がない場合は10年間、所有の意志または自分のものとする意志をもって平穏かつ公然と占有していた場合に、占有者が所有等の財産権を所得することをいう。
 
継続は力なり。もしくは石の上にも10年から20年である。俺の物じゃないってわかってながらも平穏かつ公然とそれを使っているといずれ自分の物になっちゃうという、この国はなんて寛大な国なのであろう。
 
この所得時効の説明の次に、消滅時効というものの説明があって、これは法律上権利行使ができるにもかかわらずこれを行使しない状態が続くことによって権利を消滅させる制度であると書いてあり何が何だか全くわからない。早く試験終わってほしい。
 
2006年01月14日(土)  独身アミーゴ。
 
まぁ大学を卒業できないならできないで国家試験勉強をする必要もないわけで、なんていうか救われた部分もあって、今月は国家試験の為に婦長さんにすげぇ休みをもらったのでこの休みを利用してとことんプレステしてやろうか。それとも田舎にでも帰ろうか。東京ではこの通り人生に負けてしまったけど、地元じゃ負けしらず。そうだろ?
 
シー。俺達はいつでも2人で1つだったということは、2人揃って一人前ということでちっともいいことじゃない。1人で頑張ることこそが独身アミーゴなんだよ。そうだろ? よって留年を免れた僕は再び一人で机に向かわなくてはならなくなった。情けないぜ、助けてくれ。
 
2006年01月13日(金)  理不尽Graduation��
 
携帯に大学から着信があった。どうせ留年を正当化させるために説得しようとしてんだろと思い、シラフでは説得に容易に屈してしまう恐れがあるので、昼間からビールを飲んで理不尽には理不尽で返してやろうと呂律が怪しくなった頃に電話を掛けなおす。
 
「もしもーし。さっき着信入ってたんスけど。あ、ヨシミです」
「あ……ヨシミさん……」
「なぁに。来年卒業するために必死で勉強してる振りして忙しいんスけど」
「あ……。えっと、少々お待ち下さい」
 
2・3分待って、電話先の人間が変わった様子。
 
「あ、すいません。ヨシミさん……」
「なぁに。って誰あなた。留年係?」
「そういう役職はありません」
「知ってるよ。あったらヤだよ。あったとしても話したくねーよ」
「そうですよね……。えっと……ですね……」
 
昼間から自暴自棄になってビールを飲んで呂律が回らない僕より、なんだか電話先の人間の口調がおかしい。なんなんだよまったく。と、タバコに火をつけて寝転がって天井に向けて煙を吐く。
 
「えっとですね……。11月の試験のことなんですけど……」
「あの落ちたってやつでしょ。どーせ落ちた理由とか教えてくれないんでしょ。あれさえ受かってたらスムーズに卒業できたし国家試験も受験できたんだ。あんた達の機械的な応対のおかげで僕は1年棒に振るうえに数十万の学費を払わなければならなくなった」
「そのことなんですけど……」
「どのことだよ。だいたいね、落とした試験の科目ってのはカウンセリング演習でしょ。馬鹿にしてるでしょ。僕はね、10年精神科で働いている生粋の心理畑の人間なんだよ。カウンセリングなんて基礎の基礎なんだよ。そんな科目をね、落とすわけがないんだよ。落ちる理由すらないんだよ。多分あんたよりカウンセリングのことは理解できてるよ。なのになんで落ちたんだよ。って言ってもどうせ理由なんて教えてくれないからもういいけどさ」
「……申し訳ありません」
「謝って済むのなら人間は月になんて行かないよ。行くかもしれないけど」
 
「試験の結果……間違えてました。あの……その……合格でした」
 
!! 酔いが覚めた。なぜ覚めたのかというと、休日は国家試験のために図書館に缶詰になって勉強しなければならないのに、国家試験を受けられないので自暴自棄になって昼間から酒を飲んでいてどうせ夕方くらいにはベッドに入るだろうと思っていたのだが、不合格と思っていた試験が合格だったということで酒なんて飲んでる場合ではない。今すぐ図書館に行って国家試験勉強を再開したいけど僕はもうベロンベロンに酔っている。
 
「な……な……! ふ、ふざ……ふざけ……! あ……ありがとうございます」
 
怒りと嬉しさが同居して仲良く肩を並べて目が合ったらキスなんてしたりして万歳万歳祝い酒。
 
2006年01月12日(木)  理不尽Graduation��
 
「今頃11月の試験落ちてたって通知届いたんでー、再試験受けてー、卒業したいんスけどー」
「はぁ?」
「だーかーらー、11月の試験落ちてたみたいなんでもう1回受けさせてくれってはなしー」
「今再試験の申し込みをすると、再試験は2月になりますよ」
「いいじゃなーい」
「卒業が認められるのは1月の試験までです」
「どゆこと?」
「2月に受けたとしても留年は確定となるわけです」
「……」
「というわけで」
 
「ちょ、ちょ! おかしいでしょ。そんなの。2月はまだその年の学生なんだから2月に受けたって卒業できるでしょ」
「しかし卒業年の試験は1月が最終月になると学習の手引きに書いてあります」
「あ、ホントだ! 書いてある! ちょーゴメンなさい! ってわけがない。僕が言いたいのはね、だったらもっと早く不合格の通知をしろと」
「はぁ……」
 
「そうでしょ? 11月の試験落ちましたー。すんません再試験しまーす。しかし卒業できませーん。この流れおかしい。不合格の通知が1ヶ月早ければ再試験間に合ったわけでしょ? つーか11月に受けた試験なんだから今頃結果が送られてくること自体がおかしいんですよ。僕はこの1科目の為だけに、しかも1科目の講義を受けるのではなく、1科目の試験のためだけに留年しろってこと? ということは何?」
「来年度の学費も納入していただきます」
「ざけんな。あ、すんません。ざけないでください。2月に再試験受けて合格して、来年は一切勉強しないというか受ける科目すらないのに数十万の学費を払えと。僕は何を卒業するんだじゃなくて何を入学するんだ」
「そもそも11月の試験を落として……」
「だーかーらー! あーっもーイライラする! その合否の通知をね、1ヶ月早く知らせてくれたらよかったんですよ。いつも1ヶ月後くらいに届くくせに遅れた時は致命傷。なにこれ。イジメ?」
「決してそういうワケでは……」
 
「話がわからない人だとは思わないけれど、あなたは人の気持ちがわからない人だ。ちょっと名前教えて下さい」
「あ、え……?」
「名前教えてって」
「あ、あの……ゃぁぁです」
「はぁ?」
「あの……ゃぁだです」
「聞こえないんですけど」
「……やまだです」
 
「責任をかぶるのがイヤなんでしょう。名をすぐ名乗らないなんてお役所的な対応をする人間にありがちな行動ですよ。僕は大学卒業できないということよりもそっちの方が悲しいってのは嘘。卒業できないことがホント悲しい」
「もうよろしいでしょうか……」
「全然よかねぇよ。どうすんだよ。ホント試験不合格でゴメンなさい。1科目の為に数十万払って来年卒業します。それでいいですか」
「よろしいです」
「よ・か・ね・ぇ・よ! 卒業できないってことは国家試験も受けられないってことでしょ! どーすんの。死ぬ気で勉強してたのに」
「そうですね……」
 
「そうですねじゃないデスヨー! 何? 僕が悪いことした? ちょっと頭悪くて11月の試験1つ落として、残りの単位は全部修得してあとは国家試験受けて卒業待つばかりって状況だったわけでしょ。11月に試験不合格だったことがそんなに悪いの? じゃあ11月に試験落とした奴はみんな卒業できないってことじゃん。ちょっとマジでふざけんなよ。国家試験の受験費だって11月に払ったんだぜー数万円。でもその数万円を払った時は、僕はもうすでに留年が確定していた。なにこれ。やだ。こんな社会イヤだ。こんな人生イヤだ。そんなやまださんイヤだ。愚痴ばっかりいってゴメンなさい。さようなら」
「あ、ちょっと待ってください」
「……なんですか」
「な、なんでもないです」
「……ではさようなら」
 
というわけで、理不尽に太刀打ちしたけれど、理不尽な返答ばかりで最後には絶望と落胆で話す気すらなくなって電話を切ってしまったが、こういう問題に直面した時、話を聞いてくれる消費者センターのような第3機関は存在しないのだろうか。やだなぁ。このままだとまた僕は世の理不尽に屈してしまって枕を濡らして泣き寝入り世の中いつも闇の中。
 
2006年01月11日(水)  理不尽Graduation��
 
まぁー国家試験は余裕で合格するでしょ。と、自信満々でいたのはただの空自信ではなく、1日3〜4時間、休日になると朝から晩まで勉強していたからであって、これで受からなかったら誰も受かんないでしょーって具合に珍しく真剣に勉強に取り組んでいたのだが、本日、受験3週間前にして不合格が確定となった。
 
なぜか。こっちが聞きたいよってくらい世の中は理不尽なんだなァ。
 
というのは、この国家試験、大学を卒業できるという前提、いわゆる卒業見込みってやつで受験資格が得られるのだが、僕はこの卒業見込みが見込めなくなって国家試験を受験して合格しても資格がもらえないという状況になってしまったのだ。
 
そりゃお前おかしいだろう。卒業見込みだったってことは卒業できる予定だったってことだろ。どうして今さら卒業できないなんてこと言い出すんだい。と、人はそう思うだろうし僕もそう思っている。
 
11月に受けた試験が不合格だったという通知が今日届いたのだ。
 
11月だよー11月。2ヶ月前の試験が落ちてたなんて言うんだぜー。この忙しい時に。試験勉強まっさかりの時に。まぁ11月の試験が不合格だったら、その科目の再試験を行って合格すればいいじゃないと思った。社会は人に優しく構成されていると勘違いしていた僕は。だから大学に電話しました。涙が止まりませんでした。
 
2006年01月10日(火)  絶命。
 
くっそ。深夜2時。突然ハロゲンヒーターが絶命した。蛍光灯のように徐々に輝きを失っていくのではなく、停電したかのようにブツンと。
 
我が家の暖房環境はエアコン+ハロゲンヒーター。このエアコンがどうにも使えないもので、足元が全く暖まらない。今だってメチャクチャ寒い。貧乏揺すりしながら日記書いてる。くっそムカつく。
 
ハロゲンヒーターの寿命は約3年らしい。なるほど今年は購入して3年目の冬だ。くっそストックしとけばよかったって考えは風邪をこじらせてから日頃から手洗いうがいを奨励していればよかったと思うことと一緒でどうにもならない。
 
今日は仕事の日。いつも朝7時に起きてハロゲンヒーターのスイッチを入れてソファーに座って30分ほど二度寝をするのだが、ハロゲンヒーターが絶命してしまったので今日は二度寝ができずに、メチャクチャ朝の準備がスムーズに進んだ。全然嬉しくない。これから冬本番だというのに、というか国家試験勉強終盤だというのに寒い。ただただ寒い。
 
彼女になる予定の彼女にメールすると、「じゃあ私が暖めてあげるっ♪」ってメールが返ってきてそれから10分後に「じゃあおやすみ♪」ってメールが届いて人の甘い言葉を信じ込んで危うく僕が絶命するところだった。そうでなくても凍死します。
 
2006年01月09日(月)  道玄坂グルーヴィー。
 
「この前貸してくれたアルバムの6曲目、すごいいい曲だね」
「えー、どんな曲だっけ」
「ほら、ちょっと静かで幻想的な」
「歌ってみて」
「サァ〜ァ、フフフ〜ン、目を閉じて〜、チャララララ、し〜てく〜フフフ〜ン、思い出す〜」
「……」
 
渋谷の道玄坂。彼女はしばらく首を傾げた後、しばらく僕の前を歩き、立ち止まり振り返り、眉間に皺を寄せ、「あなたはあれだけカラオケ上手く歌えるのに、鼻唄になるといつもさっぱりわからないわ」と言った。
 
今回も、彼女が貸してくれたアルバムの素晴らしさもとい、僕はちゃんと君が貸してくれたアルバムを傾聴し何かしらの感動を抱き君の音楽的価値観と共通、共感するものを発見し、その感想を述べようと思った素晴らしい人間であるということを伝えるために、アルバムの6曲目、シングルで出してるようなメジャーな曲ではなく、あえて6曲目という地味な位置付けの曲をチョイスしたというのに、彼女は眉をひそめて異星人を見るような目で僕を見ている。
 
憐れな僕はうつむいて小声で同じフレーズを鼻唄で奏でてみて、なるほどこれでは伝わらない。僕自身、今何の曲の鼻唄を奏でたかさっぱりわからない。これはきっと女性の歌手の曲だからいけないんだ。あの曲のトーンで歌っているからいけない。そうだよそうだよリズムだよグルーヴだよ、ちょ、ちょっともう一回聞いて。
 
「サァ〜ァ、フフフ〜ン(手拍子)、目を閉じて〜、チャララララ(リズム)、し〜てく〜フフフ〜ン、思い出す〜(グルーヴ)」
 
そして僕は渋谷のど真ん中で迷子になった。
 
2006年01月08日(日)  世界を超えた時。
 
僕にとってのベスト・オブ・手羽先は「世界の山ちゃん」の手羽先だったが、「鳥良(とりよし)」の手羽先が、んまー、忘れられない味になった。
 
「世界の山ちゃん」も「鳥良」もチェーン店で、数年前までは「世界の山ちゃん」は名古屋にしかなかったが、今では東京に9つくらい店舗があるらしい。そのうち近場の池袋に2店舗あるので、いつか行こういつか行こう。新しい彼女を連れて行こうと企んでいたら、新しい彼女になる予定(国家試験勉強中の為、恋愛自粛中)の彼女が、学生時代「鳥良」でバイトをしていたらしく、夕暮れのなか、渋谷から原宿をぶらぶら歩いていて、「腹減ったね」「そうねお腹空いたね」「何食べる」「あなたとだったら何でもいい」と、恋愛自粛中の僕たちにそういう会話が生まれるわけがないが、腹が減ったのは確かで、そこにたまたま鳥良の看板が見えたものだから、「絶対手羽先おいしいから入ってみよう」と彼女は勧めるけれど、僕のベスト・オブ・手羽先は「世界の山ちゃん」なので、まぁ世界には勝てないだろうと鼻で笑いながら手羽先かじったら美味すぎて涙が出て、手羽先を握った手で涙をぬぐったら手羽先の辛口スパイスが目に入って彼女が輝いて見えた。
 
2006年01月07日(土)  米研究グループ、史上最大の素数を発見。
 
新年早々ものすごいニュースが報じられていた。以下、ライブドア・ニュースより転載。
 
『AP通信によると、米セントラルミズーリ州立大学の研究グループがこのほど、これまでで最大の素数を発見したと2日、公式発表された。スティーブン・ブーン副学部長とカーティス・クーパー教授が率いる同研究グループは昨年12月中旬、700台のコンピューターを使って発見に成功した』
 
わからない人にわかりやすく説明すると、アメリカの大学の偉い人がコンピューターをいっぱい使って遂に発見したのである。つうか存在したのである。さ、最大の素数が!
 
素数って何? って頭を傾げてる人に説明すると、1とその数自身以外に約数を持たない、1より大きな自然数のことで、その中でも(2のn乗−1)で表せる素数(nも素数)をメルセンヌ素数という。ここまでついてこれたかな。で、今回発見された素数は、(2の3040万2457乗−1)で、桁数は910万にもなるそうだ。
 
全く意味がわからない。
 
このニュースのどの辺りがどの程度すごいのかさえわからない。素数も自然数もわからないし、700台のコンピュータを使う理由もわからない。スティーブン・ブーン副学部長は、「ついに見つけることができて、すごくうれしい」と、ホントに嬉しいのかよと思わざるを得ないような当たり障りのないコメントを残してるだけだし、実は一番すげぇのは700台のコンピューターなんじゃねぇの? と訝ってしまうほど、根っからの文系の僕はこのニュースの凄さがわからない。
 
それにしてもスティーブン・ブーンって名前がいいね。ブンブーンってリズムに軽快に乗れるところがいい。スティー・ブンブーン。スティー・ブンブーン。
 
「ほら、ブンブーンが通ってるよ」ってのは幼児に対して「ほら、車が通ってるよ」という意味であり、「ほら、ワンワンがいるよ」ってのは、「ほら、犬がいるよ」という意味であるが、島根県出身の僕の新しい彼女になる予定(国家試験勉強中の為、恋愛自粛中)の彼女は、魚のことを幼児語で「たいたい」と言うらしく、しかもそれがブンブン、ワンワンなど、普遍的な幼児語だと信じていたらしく、僕がたいたいなんて聞いたこともないと言うと、史上最大の素数を発見した時のような驚いた表情を浮かべていた。
 
2006年01月06日(金)  なんて尾崎節。
 
休日。午後から図書館で試験勉強。1時から始めて6時の閉館まで集中集中。ここは知識の集中治療室。ここに集う人間は、自宅で勉強すればいいものの、部屋にはゲーム、テレビ、マンガ等、周囲に散りばめられている娯楽欲求に容易に屈して、試験前に変に真剣に部屋の掃除を始めたり、マンガを読み始めたり、昔のアルバムを開いたりするような気の弱い連中ばかりで、自らを図書館の学習室という勉強する以外何もすることがない環境に隔離しなければならない憐れな人間。
 
そんな知識の集中治療室で、僕は全ての欲求を断ち、昼から夕方まで勉強して勉強して勉強して、いざ家に帰ってみると、果たして今日はどんな新しい知識が身に付いたのだろう。もしかして勉強しているという行為に満足して、ろくに知識を吸収しようとしなかったのではないだろうか俺は僕は。勉強しようと意気込んで本屋に行って参考書を買った時点で既に勉強した気になっている僕のことである。油断してはならない。一体今日は何を学んだのだろう。どの支配からの卒業なのだろうなんて尾崎節。
 
2006年01月05日(木)  春の魔法。
 
明日は朝から勉強するぞといくら前夜に意気込んでも、翌日正午前に起床するのはもう僕にとっては当然の定理であって、最近は、「はいはい頑張れ意気込んでいる僕自身」みたいに変にクールな自己洞察ができるようになったので、翌日朝に起床することができなくても「僕って結局こういう奴なんだ」と諦めという名の自己受容に達することができて気分爽快なわけがなく、また朝起きることができなかった。国家試験は目前だというのにこんなことでいいのか僕。いいよね僕。
 
だいたい僕は精神医療の現場で10年近く働いているんだから精神保健福祉士の資格試験なんて勉強しなくても半分くらいはできるよね僕。半分以上はできるかもね僕。もしかしたらほとんどできるかもね僕。そんなわけねぇよ俺。どこまでいっても怠惰な俺。勉強を始める以前に顔を洗うことに対して面倒臭いと思っている俺。
 
多分落ちる。試験落ちる。つか試験落ちて一回目を覚ました方がいいかもしれない。最近は挫折を経験してないからね。やっぱ人生1度きりなんだから、もっとこうコンスタントに挫折を経験しなきゃね。よーし、目指せ挫折! 頑張れ不合格! ワナから始まる女の純愛! 春の魔法は溶けにくい!
 
2006年01月04日(水)  エビエビチキチキ。
 
池袋にバーゲン目当てに外出すると思いきや、ジュンク堂に行って問題集を購入するあたり、自分で自分を褒めてあげたい。褒めてあげたいので、帰りにパルコに寄って人波かきわけマフラーとコートとセーターを購入。マクドナルドに寄って買ったばかりの問題集を開きながらてりやきバーガーを貪っていたら、「長時間のご滞在はご遠慮ください」と店員。なんだよ問題集開いててりやき食ってただけじゃないか。どうして新年早々そんなひどいことを言うのだ。と、周囲を見渡してみると、なるほどレジまで長蛇の列。おせちに飽きたジャンクフーダーな人たちが押せや押せ押せ、押せば港が近くなる。押せば都が近くなる。タラッタッタッター。im lovin‘it!
 
2006年01月03日(火)  空と虚しさ。
 
おせちを食べ過ぎてお腹を壊した昼下がり。トイレに座ってタバコを吸ってユニットバスに湯をためて。お尻を拭いて部屋に戻ってソファーに座ってタバコを吸って。ユニットバスの湯加減みたあと洋服脱いでお腹が冷えてトイレに座ってタバコを吸って。
 
トイレの横には風呂がある。タバコの煙と湯気あがる。偉くもないのにヒゲがある。竹でもないのに節がある。言葉じゃないのに意味がある。トイレに座ってタバコを吸ってお腹を壊した昼下がり。お金じゃないのに価値がある。好きでもないのに欲がある。
 
窓を開けると冷たい空気。向かいのビルは汚れてる。僕の心も汚れてる。体も尻も汚れてる。お腹を壊した昼下がり。小さな風呂に身を沈め、我が身の憂いをただ嘆く。
 
2006年01月02日(月)  板橋上空。
 
大晦日から夜勤で、夜勤明けのお正月はただ眠り続けて、正月らしい正月を送ることができないというか送る気がない僕の1月2日。職場から「主任、至急病院に来て下さい」と、電話が掛かってきて、あぁしくじった。何かわからんけど仕事しくじった。正月からでっかいミスをしちまったんだ俺は僕は。なんという悲惨な年明け。なんという悲痛な迎春。俺が何をしたってんだ。あ、そうか、不義の恋愛をして彼女を振っちまったんだ。あぁ寒い。あぁ怖い。看護におけるミスは時に人の死に直結するからね。正月早々、業務上過失致死で刑務所行きかも。あぁせめておせち食いたかったなぁ。もう5年くらいおせちって食ってないよなぁ。
 
「主任!」
「あ、は、はい」
「明けましておめでとう」
 
看護婦さんがすごい形相をして新年の挨拶をする。気が気でない。早く本題に入って欲しい。「ちょっと待ってて」と言って看護婦さんは消えてしまったので、その間にナースステーションに広げてあるカルテを読んで、どの患者さんに問題が起きたのか目にも止まらぬ速さで調べる。僕の母親の年齢くらいの看護婦さんは、もう一人の看護婦さんを連れて再び戻ってきた。
 
「主任!」
「あ、は、はい」
「明けましておめでとう」
 
いったい何なんだ。何が起きたというんだ。正月休みに呼び出して一体これから何が起きるんだ。しかしあれだね、正月のテレビ番組の東京上空からヘリで撮影って何の意味があるんだ。テレビなんてお笑い芸人が馬鹿騒ぎしてるか、ランニング一丁で大学生が駅伝してるか、朝っぱらから演歌歌ってるかそんなんばっかりじゃないか。世の中の人間全員が正月ムードに浮かれてるから番組も適当でいいやって思ってるかもしらんが、僕みたいに正月気分が皆無の奴が冷静に番組を視聴してるんだとか思っても何にもならない。いったい何なんだ。二人の看護婦さん、ニヤニヤ笑って手には大きな紙袋。
 
「はい。あなたどうせ正月も一人なんだから、おせちなんて食べてないでしょ。正月早々無精ヒゲ生やして。だから私達がおせちを作ってきてあげました。二人でちょっとずつ持ってきたから、これで少しは正月気分を味わいなさい主任なんだから。そういうこともしっかりしないと」
 
涙を流しながら自転車をこいで帰宅。おせちもらったおせちもらった。看護婦さん達におせち作ってもらった。それぞれの家庭のそれぞれのおせちが僕の食卓に並ぶ。素晴らしい。僕にもお正月がやってきた。アハハ。お笑い芸人がコントやってる。アハハ。学生が箱根を全力で走ってる。アハハ。東京上空にヘリが飛んでいる。オーイオーイ僕はここにいるよー。
 
2006年01月01日(日)  努力するひと。
 
年が明けた頃、僕は何をしていたかというと患者さんのオムツを換えていたのであって、「ちょっ、もう年明けちゃいましたよ」とヘルパーさんに言われるまで気付かない始末で、こんな新年を迎えたのだから今年もそんな良い年にはなんないよなと思っているけど、良い年になるにも悪い年になるにも自分の行い次第でどうにでもなるのであって、人生での運なんてのはたいがい20%くらいだと思うので、その20%の運がとことん悪くても残りの80%の努力でカバーすればいい。
 
初詣で「今年も良い年になりますように」と小銭を投げて拝む時間があったら国家試験の勉強をするね。僕は。机に向かってペンを持つね。僕は。と、夜勤明けの寝ぼけた頭でプレステをしながら新年昼過ぎに就寝。午後8時に起床して新年早々朝だか夜だかわからない一人時差ボケに陥っている。
 
今年の目標は、まず通信大学の卒業、国家試験の合格。これはセットになっていて、通信大学を卒業しなければ、国家試験が合格しても無効になってしまう。だからどっちも頑張らなくてはいけない。あと、最初の本を出してもう1年以上経っているので、そろそろ新しい本を出版したい。あとはちゃんと働いてちゃんと貯金しなきゃね。なんてったって今年は三十になる歳なんだからそろそろ結婚も考えなくてはいけない。結婚する人と出逢わなければいけない。
 
オムツ交換の最中に年が明けてしまったが、自分の人生は自分で何とかする。自分でなんとかできない人には、優しくそっと手を差し伸べる。白衣をまとったやさ男、今年も優しくネガティブに。優しいのにネガティブってとこがポイント。今年もよろしくお願いします。
 

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