麻綴り
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2002年11月30日(土) Oranのコンサート/夢の話

アイリッシュ・ミュージック・ナイトというコンサートに行って来ました。

出演のOranというグループは、ブズーキのアレック・フィン、アイリッシュハープのカスリーン・ロックナーン、ティン・ホイッスルのショーン・ライアン、イリアン・パイプス/ティン・ホイッスルのコーマック・カノンからなるバンドです。

主に、カスリーンさんのハープがお目当てで行くことにしたコンサートだったのですが、演奏全体がとてもよくて、本当に楽しめました。
特に、ショーンさんのホイッスルはよかった……。胸にしみいる感じでした。
もちろんハープもよかったですよ。でも、上手すぎて、私が参考にするとかいうレベルではなかったかも……華麗な指さばきにただ見とれるばかりでした。

先日のコンサートでも楽しませていただいた守安功さんが通訳で登場したと思ったら、後の方で突然、守安ご夫妻の演奏コーナーもあり、ビックリしました。
最後には、守安ご夫妻のアイリッシュフルートとコンサーティーナが加わった編成に、さらにボランの方と、フィドルのジム・エディガーさん(と後で知った)まで飛び入りして、豪華なセッションが繰り広げられました。
女性ダンサーも2人、華麗なステップを披露してくれました。

本当にアッという間の2時間でした。

  ***

会場で、ハープ仲間のこぷさんとnaluさんにお会いしました。こぷさんにお会いするのは、お宅にお邪魔したとき以来で、いろいろお話しできて楽しかったです。ハープのこと、子どものこと、いろいろと……。

今回はタンボリン企画のコンサートということで、会場でアイリッシュもののCD等がいろいろ販売されていました。あんまりいろいろありすぎて、目がチラチラしてしまい、冷静に選べないほど……。結局、絞りに絞って、(それでも)7枚も買ってしまいました。
ま、いいんだ。1日早いけど、自分への誕生日プレゼントということで……。

  ***

話はガラッと変わります。
昨日、夢の話をちょっと書きましたが、今朝も私は変てこな……いやな夢を見ました。

見知らぬ女の子(高校生か大学生ぐらいの若さの)が私のハープを胸の前に持って、変な構えで弾いているんです。
「そうやって弾くんじゃないよ」と言って、私が弾こうとすると、弦が変なんです。赤い糸(Cの弦)が2本並んでいたり、太さの順番が滅茶苦茶になっていたり。
女の子は、「説明書に書いてあったから、張り直したんだよ」というようなことを言っている。私が「何いってんの。これじゃ弾けないじゃない。元に戻してよ」と言っても、聞く耳を持たない。
夢の中で私は完全にパニックになっていて、「直して! 直さないと●●●!」と叫びました。
私は、本当にうなされて声を出していたらしく、夫が先に目を覚ましてなだめてくれましたが……。
たわいもない夢のようですが、私としては、ものすごい悪夢でした。何を言っても話の通じない若い女の子って……エイリアンみたいで怖かった。

後から考えてみれば、何ともわかりやすい夢です。
これから子供が生まれたりすれば、レッスンや練習も思うようにいかなくなるだろうし、流れからおいていかれてしまいそうで、知らず知らずに焦りのようなものを感じているんでしょうね。
そういえば、最近見る夢は、遅刻したりとか、何かが思うようにいかないとか……そういう夢が多い気がする……。

朝食の席で、この夢の話をしたら、娘が「わたしはね〜、怪獣が来て、ピアノをこわしちゃう夢」と言っていました。そういう夢を見たことがあるようです。本当かなぁ。
夫は大笑いしながら、「そっちの方が迫力あるな〜」と言っていました。

娘が昨夜見た夢は、やっぱり楽しい夢だったようですけどね。「おもちゃの汽車に乗って、世界1周しちゃう夢。その汽車がね、とちゅうで京浜東北線になったりね〜、いろいろ……」だそうです。うーん。いいなぁ、楽しい夢。私もいい夢を見たい……。


2002年11月29日(金) 乗り心地は良好。

新車のフィットで、娘のお迎えに行きました。
車庫を出るところから、狭い路地を走っている間はドキドキでしたが、大通りまで出てしまうと、もう大丈夫でした。快適な加速、効きのいいブレーキ、静かなエンジン音。坂道も楽々だし、今までの軽自動車とは全然違って、運転が楽です。
うーん、楽しかった。
車庫入れは、まだ神経を遣いますけど。

  ***

娘を幼稚園でお迎えした後、買い物のはしごをしようと思っていたのですが、風邪気味の娘が、明らかに調子が悪そうだったので、1軒だけにして帰りました。
といっても、引っ越し前に住んでいたところの近所の自然食品店に足を伸ばしたので、結構ロングドライブになってしまいました。

帰宅後、娘にオイルマッサージをしてやって、カモミールティーを飲ませ、ラベンダーの足湯をして、ペットボトルの湯たんぽでお腹を温めてやりました。
熱はないんだけど、手足が冷え切っていたので。

そうこうするうちに元気になってきて、「ごはんまだ〜?」などといって、私がカブの葉の炒め物を作るのを手伝ってくれたりしました。
入れるものを一緒に考えて(ひじきと桜エビを入れて、塩と醤油と梅酢で味付け)、葉っぱを切るのを手伝ってくれました。それほど一緒に料理をしているわけでもないのですが、日頃、幼稚園のお料理で鍛えている成果で、サクサクと刻んでくれました。

結局、娘は3杯もご飯をお代わりして、食欲旺盛。食後は、しりとり合戦を始めたりして、普通通りの元気を取り戻していました。よかったよかった。

早めに布団に入れて、山ほど絵本を読んでやり(今日はクリスマスの絵本特集)、横に寝てやって寝かしつけました。というか、私の方が先に寝ていた……。
夫が帰ってきたときに、起きましたけど。
  
  ***

布団の中で「楽しい夢みててもさぁ、目が覚めると途中で終わっちゃうんだよねぇ……」と言っていた娘。
「そうなんだよね。昨日は何の夢見たの?」
「クリスマスツリーを飾り付けする夢」
「そうか〜。楽しそうでいいね」
私は、時間に遅刻する夢とか、トイレを探し回る夢とか、へんてこな夢ばっかり見るんだよなぁ。
娘は、上の階で寝ながら、さっき笑い声をたてていました。また楽しい夢を見ていたのかな……。

ともかく、ゆっくりおやすみなさい。明日は、もっと元気で起きてこられるといいね。


2002年11月28日(木) フィットがやってきた。

ついにわが家にフィットがやってきました。
買おうか、という話があってからだいぶたちましたが、いろいろ紆余曲折を経て、ついに買うことになり、今日が納車でした。
色は、ミントグリーン。

これで、わが家の車は、2台ともホンダ車になりました。
夫が強力なホンダの営業マンと化しているので……。

運転するのが、楽しみなような、怖いような。しばらくは車庫入れのときなど、かなり緊張するだろうな……。ぶつけないように気をつけよう。
(これまでの軽自動車は、私のせいで、いくつも深手を負ってしまっていたので……汗)

  ***

今日は、ネットの海を流れ流れて、何も生産しない一日でした。
マタニティ関係や、育児、アトピー、その他もろもろ、いろいろ興味の赴くままに情報を集めていたら、いつの間にかものすごく時間がたっていた……。

天気がよくて、散歩にも行こうと思っていたのに、結局ひきこもりの一日でした。

  ***

では、これから娘を寝かせに行きます。
ここ2、3日、鼻づまりがひどい娘。風邪の前触れかも。ちょっとオイルマッサージなどしてみようと思ってます。

というわけで、おやすみなさい。


2002年11月27日(水) 電磁波攻撃。

ハープのレッスンのため、都内へ行って来ました。
混みあった電車の車内で、あっちでもこっちでも携帯電話でピコピコっていうの、何とかなりませんかね。
電車の席に座って、買ったばかりの胎教の本を読んでいたら、たまたま胎児に電磁波の与える悪影響……というくだりがあって。と、ちょうどそのとき、左右両隣の人が携帯を取り出して何やら始めたものだから、うわッと思って、あわてて席を立ちました。

携帯の電磁波って、ハンパじゃないんですよね。
私もいちおうプリペイド式携帯なるものを時折必要に迫られて使っていますが、電話をかけるときと、どうしても誰かと連絡を取る必要があるときだけ、電源を入れています。原則として電源オフですね。もちろん電車の車内ではオフ。
あれだけ、車内放送で呼びかけても、みんな無視して使っているというのは、どういうことでしょう。
今日は、ペースメーカーなどをつけてる人の恐怖感をあらためて想像して、ゾッとしました。

帰りの電車も、超満員の埼京線は避けたものの、宇都宮線もやっぱり混んでいて、隣に立った人がピコピコとメールを始めて……。
電車の車内は、電磁波が抜けにくくて、充満してものすごいことになっている、という新聞記事を読んだことがありますが。
本当に嫌です。

  ***

レッスンのことを少し。
“The Christ Child's Lullaby”は……どうしても弾いていて速くなってしまい、自滅してメロメロになる。
先生は苦笑してましたが、「しょうがないな、これは自分で練習しておいてもらおうか……」ということで、オマケで合格になりました。

続いて次の曲、“Lullaby”のコードとアレンジを教わって弾きました。
これは易しい曲なので、とりあえずスムーズに弾けました。油断すると、右手の指使いが混乱してしまうのですが。これは、次回までに練習していきます。

右手人差し指の怪我は、ずっと絆創膏を巻いていましたが、レッスン前に外しました。恥ずかしいので……。
傷があるのは爪の側で、普通に弾く分には支障はないのですが、指と指の間を大きく広げて連続した和音を弾くときに、失敗すると隣の弦に触れて傷をこすってしまいます。ちゃんと弾けてれば問題ないんだけど……。

  ***

今日は仕事もないし、早く寝よう。
娘は、教会からの帰りの車の中で寝てしまい、そのまま布団へ直行でした。

昨夜は夜中に3階から下りてきて、「目が覚めちゃった」といって、私の布団に入ってきました。
夜中に目を覚まして、上階から泣き声を出して呼んだりすることが何度か続いたので、先日「目が覚めたら、我慢してそのまま寝るか、自分で下におりてくるか、どっちかにしてね」と言ってやったのです。
そうしたら、目を覚ますたびに下りてくるようになって……。
まあ、いいんですけど、同じ布団で寝ると、狭くてねぇ。
娘はしょっちゅう蹴りを入れてくるし、私か娘か、どっちがが布団からはみ出しがちだし。いずれにしても安眠できません。

でも、幸せそうにニッコリ笑って布団に入ってくる娘を見ると、「ま、いいか」と思えてしまいます。
こんな時期も、そう長くは続かないものだしね……。


2002年11月26日(火) 指切った……。

あービックリした。
さっき、不注意で右手人差し指に怪我をしてしまいました。洗面台の片づけをしていて、無造作に剃刀の刃に触ってしまったんですね……。普段から、手だけは怪我のないように気をつけているんですが。
ダラダラと血が出て、焦った、焦った。
だって、明日はハープのレッスン日。よりによって前の晩に指を切るなんて。
しばらく、チューチューとしゃぶってたら血は止まり、思ったほどの深手ではなくて、ホッとしましたけど。
あーあ。油断は禁物ですね。ハーパーは手が命。

  ***

昨日のまとまった雨も久しぶりだった気がしますが、今日の明るい陽射しも久しぶりでした。
今日は仕事もない日なので、朝から、たまりまくった洗濯物にとりくみました。
ここ最近読まずに積み上げてあった新聞に目を通して片づけたり、多少家事などもした一日でした。

  ***

ハープもじっくり練習しました。最近サボり癖がついてていけません。ハープクラブ以来、まだケースからハープを出していなかった……。
明日はレッスンなのに、課題曲の“The Christ Child's Lullaby”が、まだよく仕上がっていなくて。真剣に練習しました。
発表会の曲もね……。ひとりで練習しているとそれなりに弾けるんですけど、人前で弾くとボロボロになるんだよなぁ。

  ***

娘は今夜は、おとうさんに絵本を読んでもらって寝ました。
このところ夜更かしが続いていたけれど、今夜は少しマシだったかな……。

昨夜は布団に入ってから、さらに空想ごっこを始めたりして、寝るのがものすごく遅くなってしまったのでした。
朝の寝起きが悲惨なので……だんだん朝型に変えていかないといけないなとは思っています。

  ***

さて、仕事の原稿も届いたところで、この辺で失礼します。
今夜は久々に、ミヒャのニュースが入ってるようです。ああ、しかし全体の分量が多いなぁ……。もう眠いけど……頑張ろう。


2002年11月25日(月) 久しぶりの雨の日。

今日はほとんど何もせず、ダラダラ過ごしました。

昨夜は結局、疲労した身体にむち打って、仕事を半分以上片づけてから寝ました。12時くらいのところで限界が来て、切り上げましたけど。
今朝は弁当を作ったりいろいろしながら、その仕事の残りに取り組んで、結局時間ちょうどに入稿しました。

その後は、朝御飯の残りを食べながら、少しネットをして、出産関係の本を読んで……午後は少し昼寝をしてから、幼稚園のお迎え。

園に行ってみると、娘はお友達のYちゃんと「漢字カルタ」の対戦中。1年生の漢字がカルタになってるのですが……どんどん取っていました。

帰りに駅の近くの自然食品店で、水曜日(お料理の日)に園に持っていく蒸し焼きそばを買う。

帰ってから、娘と一緒にお好み焼きを作って、おやつ。

夕ご飯を食べて、食後は、娘とおじいちゃんとおばあちゃんの出演する劇を見て、娘のお片づけに付き合って、現在に至ります。

何事もなく、平和な一日でした。

  ***

もう9時半だというのに、娘はまだ寝ていません。
パジャマには着替えたものの、いつの間にか、ひとりでお医者さんごっこを始めています。入院だとかいって、座布団の上に寝て、自分で自分に治療を施しているみたい。
やれやれ、もう寝かせないと……。

では、おやすみなさい。


2002年11月24日(日) クリスマス準備で大忙し……。

本当に疲れてます。
よって、手短に済ませます。

クリスマス前は、教会は本当に大忙し。
午前中は礼拝。午後は、チラシ配りの分担の仕切りやら、聖歌隊練習の仕切りやら、会堂の飾り付けやら何やかやで、夕方5時半くらいまでたっぷり働きました。へとへとです。

夕食のスパゲッティを作る元気もなくて、おばあちゃんにお願いしてしまいました。

夫は無事にイギリスから帰国しました。
今、娘とお風呂に入っているところです。

ああ……仕事をしなきゃいけないんだけど……もうダメ。

とりあえず、本日はこれにて失礼いたします。


2002年11月23日(土) 発表会近し……。

昨日は、一昨日のコンサートの話だけで、昨日の日記がありませんでしたが。
まあ、とりたてて何もない一日でした。
ニュースといえば、娘がスイミングで12級に合格したことくらいかな……。帰ってくるなり、「今度はピンク帽子だよ! 580円!」だそうです。今まで白いスイミングキャップだったのが、今度はピンクになるので、新しく買わされるというわけ。でも、どんどん泳ぎが上達していくのは嬉しいものです。風邪で欠席することもなく、寒い日も頑張って泳いでいます。

  ***

今日は、ハープクラブの日でした。実は、先週もクラブがあったのですが、結婚式のために欠席しました。
夫も不在ということで、今日は子連れでクラブに行くことに。
いつもは夫に送ってもらっていますが、今日は自分の運転で行ったので、いつもより早めに家を出て、10時より前に会場に着きました。遅刻しなかったのは、久しぶりという気がする……。

はじめは主に個人練習。また少し、練習をサボり気味だったので、指がよく動きません。“Hewlett”とソロのクリスマス曲を中心に練習。
10時半過ぎから、Mさんと“Hewlett”の合わせ。続いて、“Brian Boru”を合わせる練習。
11時から、発表会を意識して、それぞれの曲のリハーサルをしました。
アンサンブルは3つのグループに分かれるのですが、それぞれグループごとに位置について、ひとりずつソロを弾いてから、合奏の発表。
後から加入したメンバーの人たちも、みんなどんどん上達していて、すごいなぁと思いました。
“Brian Boru”組は、一番最後の発表でした。“Hewlett”は……まあ、とりあえず、前回よりは進歩したかな……と。それほど間違わずには弾けました。まだまだ改善の余地は大いにあるのですが。
自分のソロ曲は……うーん。それほど緊張していないつもりだったのですが、突然、右手の和音がコロッと抜け落ちてしまい、指一本になってしまった箇所があったり、何でもないところでつまづいたり……。いけませんね。まだまだ練習不足です。
“Brian Boru”は、今日は欠席者がいて、4人だけの合わせになったため、低音部がなくて、ちょっと寂しかったかも。

ああ、それにしても、発表会が迫ってきたのをいきなり実感して、ちょっと焦り気味です。12月14日の発表会前には、あと1回しかクラブがないんだから……。
これで本当に、ちゃんと弾けるのだろうか……。
うーん。練習しよう。

  ***

娘はクラブの間ずっと、おとなしくお絵かきをしていました。私は全然かまってやらなかったのですが、楽器の順番待ちで手の空いてらっしゃる方たちが話しかけてくださったりして、楽しく過ごせていたようです。感謝。
練習発表の時には、しっかり演奏を聴いていました。
「おかあさん、えらかったね。まちがえずに弾けて」だそうです。(いや、本当はまちがえてたんだけどね……)

クラブが終わって帰り際、娘は「私も春になったらハープクラブに入る!」と言い出しました。実際は、みんながつけている名札が羨ましいらしくて、それが動機かもしれません。
でも、今日も、練習発表の後の時間に、少しだけ娘が私のハープを弾いたのですが、案外弾けるのですよ。
もちろんまだ強くしっかりと弾くことはできないのですが、軽く音を出しながら、「おほしがひかる」をその場で弾いてみせました。右手は指1本、左手は指2本でコードをつけながら。そのコードがまた、ちゃんとC、G、Fになっていて、それなりに相応しいコードをその場で選んでるんだから、立派です。
いつもピアノを、自分で適当に伴奏をつけながら弾いていたりするので、それを応用しているらしいのですが。(ピアノはまだ先生にはつけてません。ほとんど自己流で楽しんで弾いている……)
きいてみたら、「おほしがひかる」はピアノで練習したことはないそうです。その場で、なんとなくコードをつけて弾けてしまうなんて……。ちょっとビックリです。

クラブに入るかどうかは別としても、ハープはそのうちちゃんと教えてやろうかなと思ってます。指の形とか、弦のはじき方を教えたら、音もしっかり出せるようになるだろうし……。
その前に、ピアノの先生を探すべきかもしれないですけど。どんどん自己流の世界に行っちゃってるので……。
まあ、そのうちに、とは思っています。


2002年11月22日(金) 昨夜のコンサート

「アイルランド・大地からのメッセージ」というコンサートに行ってきました。
出演は、守安功・雅子ご夫妻、ゲストがマイケル/セイリーン・ダブラディーご夫妻。
ダブラディーご夫妻は、去年も来日していて、その際にもこのメンバーによるコンサートがあったのですが、そのときは行くことができず、今回ようやく念願かなって聴きに行くことができました。
夫が出張中ということもあって、娘と2人でのコンサート鑑賞です。

  ***

全席自由なので、開場前に着くように、早めに出発しました。家から約1時間半かかって到着。
そして、図々しくも最前列の席をゲット。
こんなところに、子どもと二人で座っていいのかなぁ……とも思いましたが。後ろだと、座高の低い娘にはステージが見えなくて、よけい退屈するんじゃないかという気もして。思い切って座りました。
ここが、開演してみたら、ハープをお弾きになる雅子さんの椅子の真ん前で。本当に特等席でした。おかげでほんの3メートルほどしか離れていないところで、じっくりと演奏を見ることができました。うー、幸せ。

娘も、ほとんど退屈することもなく、最後まで身を乗り出して、見て、聴いていました。

  ***

守安功さんはホイッスルとフルート、雅子さんはコンサーティーナ(小型のボタン式アコーディオン)とハープ、ボラン、スプーンズ。マイケルさんは、ホイッスル、フルート、コンサーティーナとダンス。セイリーンさんはダンスの担当でした。

1曲目が始まった途端、なんともいえず、泣きたいような気持ちがこみ上げてきて、本当に目頭が熱くなってしまいました。
うまくいえないのですが……なんだか本当に、アイルランドの空気みたいなものを感じて。懐かしいような、せつないような気持ちになりました。
ここに来られてよかったなぁ……と。この奇跡のような時間を、この空間で共有できてよかったな、と。なんともいえない感謝でいっぱいになりました。

  ***

ダブラディーご夫妻と、特別ゲスト(宮澤紅子さんと、『アイルランドでダンスに夢中』の筆者の山下理恵子さん)の踊る、オールドスタイルのアイリッシュ・ダンスも、とても魅力的でした。ちゃんと踊れる人はアイルランドでも数少なくなっているという、古い伝統的なダンス。
セイリーンさんは71歳だそうで、白髪の素敵な女性ですが、背筋が美しくピンと伸びて、まあ何とも年齢を感じさせない、見事なステップを披露してくださいました。
マイケルさんの「シャン・ノース」(即興で踊るダンス)や、紅子さんの「ほうきダンス」も面白かった。テレビでは見たことがありましたけど、目の前で見るのは初めてでした。

娘も、ダンスはとても面白かったようです。休憩時間には、早速ロビーでまねごとを始めて、キャッキャッと大喜びでした。

  ***

音楽の方に話を移すと……。

なんというか、今回は、本当にハープっていいなぁと、改めて思いました。
アイリッシュ音楽を聴いていると、ホイッスルやフィドルのような楽器の方がセッション向きという気がして、日頃なんとなく羨ましく感じていたのですが、ハープって、いい楽器じゃないですか。
あたりまえのようだけど、ホイッスルやフィドルはメロディを弾くだけで、和音はないんですね。そこにポロロ〜ンとハープが入ると、音楽がふんわりと華やぐんです。ああ、ステキ!
今更、何を言ってるんだ、という感じですが、本当に、ハープをやっててよかったなぁと思いました。うん、もっともっと練習して、セッションに参加できるようなハーパーになろう、と心に誓いました。

雅子さんの弾かれていたハープは、私と同じ、ストーニーエンド社のイヴでした。
そのせいもあって、いっそう勉強になったし、自分も頑張ろうという気になれました。
セッションでどんなふうに弾いたらいいのか、というのは私にはまったく未知の世界なので……。指の動きを食い入るように見ながら、耳を澄ませて、ハープの音色を追っていました。
うーん。イヴという楽器も、本当に奥が深い。私みたいな下手っぴでも、それなりに鳴ってくれて、手軽に楽しめるけれど、プロが弾くと本当に素敵な響きを生み出すんですね……(これは、いつもお師匠さまのお手本を聴くと思うことですが)。
あああああ。もっと上手くなりたい!

  ***

雅子さんは、私たちの席の真ん前で、次々にいろいろな楽器を持ち替えて演奏されていました。
ボランの演奏も、目の前で見るのは初めてで、私は興味津々でした。大きなタンバリンのような太鼓ですが、支えている左手の手のひらで、皮の裏側から微妙に音を調整しながら、右手のバチで叩いていきます。私は、左手の微妙な動きに注目して見ていました。

娘が一番夢中になったのが、スプーンズ。
普通のテーブルスプーンを2本、利き手で持って、反対の手に当てたり、自分の身体に当てたりして、カチカチと見事な音を出します。
娘は目をまん丸にして、食い入るように見つめていました。帰り道でも「帰ったら、スプーンを練習する!」と意気込んでいました。
今日、実際にやってみたら、ちょっと難しかったようですが……。

  ***

いや、まあ、なんというか、とにかく盛りだくさんで、贅沢な夜でした。
最後の方ではアイルランド民謡を、会場全体で一緒に歌ったりもしました。
アイルランドそのものをたっぷり堪能した、という感じで――本当に濃密な2時間でした。

終演後、すぐにサイン会があったので、私は開演前に買っていたCDにサインをしてもらいました。
マイケルさんにサインをしてもらった後、“Thank you very much. It was a wonderful night.”とひとことお礼を言ったら、笑顔で握手をしてくださいました。娘にも促して、握手をしてもらうようにしました。

もしかすると今回が、最後の来日になるかもしれないというダブラディーご夫妻。
私はこの夜のことを、一生忘れないと思います。


2002年11月21日(木) 復調。

風邪、治りました。もう大丈夫です。
ええ、今夜はコンサートに行くんですもん。
娘は、「今日はおかあさんとデートだもんね〜♪」とニコニコ顔で幼稚園にでかけて行きました。

  ***

昨日は、朝、日記を書いた後、結局洗濯をしたり、何だかんだで起きていました。
午後、久々にハープを練習したりした後(すっかり腕がなまってる感じ……)、3時頃から夕方にかけて昼寝。
起きてみたら、やや身体が重くて、微熱がありました。
家族は教会へ行って留守だったため、おばあちゃんが土鍋で炊いておいてくれたおかゆで、ひとりで夕御飯。

日本対アルゼンチンのサッカーなど、なんとなく観戦。私がボーッとしている間に、いつしか点を取られ、いつしか負けていました。いやぁ、アルゼンチン、強いですね。でも、日本も弱くなかった。ちゃんと食らいついてたし。……って、サッカーについて何かを言えるほど、わかってません。ごめんなさい。

  ***

もう9時過ぎ、という時間になって、部屋のあちこちにたまった綿ぼこりに急に我慢がならなくなり(「ああ〜ッ、この埃が喉に来るんだ〜ッ!!」)、その勢いで掃除機をかけてしまいました。
うちの掃除機は、排気がきれいな外国製の機種で、窓を閉めたままでも掃除ができます。それはいいのですが、すごく大きくて重い。2階のフロア全体に掃除機をかけてるうちに、全身にじんわりと汗をかいてきて……なんと、それで熱が下がってしまいました。
たまには掃除もしてみるものです(たまにはじゃないだろう……!)。
 
  ***

眠ったまま教会から帰ってきた娘を、何とかズボンだけでも着替えさせ、私の布団に入れる。
(夫がイギリスなので)「一緒に寝んねしようね」と声をかけてやったら、グッスリ寝てたくせに、そのときだけニッコリして「うん!」と返事が返ってきました。
このところ、ひとりで寝るのが寂しかったり、夜中に目が覚めて悲しくなったりするようで……一昨日も、夜中に起きて私の布団に入りに来たのでした。まだまだ、甘えっ子です。

  ***

熱も下がって、気分も良くなったので、調子に乗って12時過ぎまで起きていましたが……。とどめの梅醤番茶を飲んで、厚着をして布団に入りました。

今朝は、目覚めもスッキリ。鼻も通って、喉もほぼOK。痰が切れるようになったので、もう大丈夫です。
私は普段から薬はほとんどのまないのですが、いつもなら浅田飴とプロポリスくらいは使うところ、今回は梅醤番茶だけで乗り切りました。自然治癒力というのも捨てたもんじゃありませんね。ちゃんと治るんだから、人間の身体って偉い。

というわけで、今夜は娘と2人で、アイリッシュのコンサートに行ってきます。
娘が帰りの電車の中で寝てしまうのだけは心配ですが。今の私には、彼女をだっこする力はないので、下りるときには何としても起きてもらいましょう。

それでは、そのことはまた明日、ご報告します。


2002年11月20日(水) 今日も風邪。

昨夜は、厚着して布団にくるまって寝て、汗をかいて――どうやら熱は下がりました。
でも今度は、炎症が喉の下の方に復活してます。あと、鼻水が止まらない……。
風邪ですね……。快方には向かってるようですが。

  ***

夫は今日から数日間のイギリス出張。今朝早く、出かけていきました。
私も一緒に早起きして、よろよろと梅醤番茶を入れて、翻訳の仕事。時間通りに入稿はできましたけど……バーレーンのサーキット建設のニュースには参った。中東の人の、名前の発音なんてわからない。もう調べる元気もなくて、適当に訳してしまいました……。

  ***

さて、仕事も終わったところで(現在、午前10時25分)、また布団に撤退することにします。
おやすみなさ〜い。


2002年11月19日(火) 風邪。

昨日の「風邪気味」から、今日は「風邪」にグレードアップしてるわけです。

昨日、あまり病人らしくしていなくて、娘主催の「家族対抗ゲーム大会」に付き合ったり、夜はクリスマスチラシの版下作りで夜更かししたりしていたら……。
今日はしんどいです。

それでも、今日は梅醤番茶を飲んで1日布団にくるまって寝ていたおかげで、喉の炎症自体はおさまったのですが、今度は熱が上がってきました。さっき計ったら37度9分でした。まあ、身体が風邪を撃退しようとしている反応だと思うので、自然に任せて休むことにします。

今は夕食後。階下ではゲーム大会が行われています。娘がこのところボードゲームにハマっているので……。

それではおやすみなさい。
仕事は明日、起きてからにしよう……。


2002年11月18日(月) 風邪気味。

週末の無理がたたったらしく、今朝起きてみたら、鼻の裏から喉にかけて炎症が起きていました。風邪の兆候です。やれやれ。

昨夜は夕食後、娘にせがまれて、夫も入れて3人でゲーム大会をやっていたら、そのまま眠くなって、仕事もせずに寝てしまいました。
というわけで、7時過ぎに起きて仕事。マカオGPの話と、WRCネタが1本。10時ギリギリに何とか入稿できました。

  ***

今日は、前から予約していた妊婦健診の日。バタバタと支度して出かけました。

赤ちゃんは「とても元気ですね」とのことでしたが、私の方は、体重がちょっと増え気味で、ややむくみが出ていると言われました。うーん。週末に無理をした後遺症かもしれません。
むくみにいいというラズベリーリーフのお茶と、足湯に入れるラベンダーの精油を奨められて買いました。
風邪のことも相談したら、梅醤番茶を飲むようにと言われました。これだから、助産所はいいですね。薬とかを出されるより、ずっといいです。私のライフスタイルに合っています。

帰ってきて、早速、梅醤番茶を飲んでいます。梅肉をつぶして、生姜のすりおろしを入れて、醤油をたらして、熱い三年番茶を注いで作るんですけど。これが効くんですよねぇ……。だいぶ喉がすっきりしました。
お昼におばあちゃんに作ってもらった、サツマイモとカボチャ入りのお粥も美味しかった……。

  ***

3日分の日記を書き終えたところで、今日はこの辺で。
とりあえずゆっくり休みます。
木曜の晩には、娘を連れてアイリッシュのコンサートに出かけようなどと目論んでいるので。それまでに、しっかり風邪を治さないと……。

では、失礼します。


2002年11月17日(日) 不調……。

というわけで(前日から続く)、この日は一日腑抜け状態でした。

しかし、教会学校のお話をしなくちゃならなかったり、聖書研究の司会だったり、いろいろあったのですが。準備は、教会へ行く車の中でやりました。
それはなんとか無事に切り抜けたのですが、いろいろ忘れ物をしてきたことに後から気づいたりして……。どうも不調でした。

この日、入稿するはずだったクリスマスのチラシの版下は、素材を忘れていったせいで完成できず。とりあえずパソコンの作業だけを終わらせて来ました。これから切り貼りをしないと……。

クリスマスを前に、教会はこれからが1年で一番忙しい季節です。いろいろ大変です……。


2002年11月16日(土) Yさん・Cさんの結婚式

教会の友人であるYさんとCさんの結婚式でした。
私たちの教会はオフィスビルの一室という小さなスペースなので、板橋区にある大きなT教会を借りてのお式になりました。

私はといえば、午前2時から朝までかかって、娘のための昼食作り。そのまま8時過ぎには家を出ました。

T教会に着くと、まずは娘のお召し替え。今回は、3人の女の子がフラワーガールを務めることになっていました。うちの娘と、教会のお友達のMaiちゃん(娘と同い年)と、新婦の親戚で3歳のMinaちゃん。白いフワフワのドレスを着た3人娘……可愛らしかったです。
うちの娘は、髪を前の晩に三つ編みしておいて、ウエーブがかかるようにしました。もともと髪が茶色いし、今、背中の半分くらいまで長く伸びているので、なかなか映えました。用意してもらった、ピンク色の生花の髪飾りをつけて、天使の出来上がり。
外見は天使でも、中身はおてんば娘で、服装に構わず走り回って遊び出すので大変でしたけど……。

夫は式とパーティのスーパーバイザーだったため、朝も私たちより1時間早く会場入りし、あちこち忙しく飛び回っていました。

式が始まり、フラワーガールたちがバージンロードを歩き出して、ちゃんと花を撒いているのを確認したところで、私は2階の聖歌隊席へ。
いつも音響の悪い部屋で歌っているのが、急に天井の高い大会堂で歌うというのは、ものすごい緊張です。リハーサルの時からすでに、自分の声が明瞭に響いてしまうことに、恐れをなしてしまいました。
ソプラノはフルメンバー4人のところ、新婦のCさんが抜け、証人代表(世間でいう仲人さんのようなもの)のS子さんが抜けて、2人だけ。ソプラノ2人、アルト2人、テナー1人、ベース1人という、ギリギリの編成です。

式が進行し、誓約のところで、さあもうすぐ聖歌隊の出番だ……という段になってふと見ると、もうひとりのソプラノ、G子ちゃんの姿がない! ええッ……私ひとりじゃ歌えない! 焦って探しに行こうとしたら、やっとG子ちゃんが戻ってきました。Maiちゃんのママである彼女は、下の子のKちゃんが礼拝堂の外で遊んでいるので、見に行っていたのでした。
G子ちゃんが戻ってきて一安心……と思ったら、彼女は本番直前に咳き込みはじめ……歌い出しになっても声が出なかったのです。なぜか最初は、うちの夫と私のデュエット状態になってました(汗) そのうちに他のパートも回復して、なんとか持ち直しましたけど……。
後で、オルガニストのK・M先生は「聖歌隊よかったよ」と言ってくださいましたが……。どうだったんでしょう。うーむ。

そんなこんなで、式が終わり、写真撮影の後、ティーパーティとなりました。
うちの娘は、自分たちの撮影が終わるなり、「さあ、ごはん食べるぞ〜!」と言いながら勇んで礼拝堂を出ていきました。どうやら、フラワーガールよりも、お昼ご飯に情熱を燃やしていたらしい……。

ティーパーティ。
夫は、数日前に急遽司会を頼まれており、すべてを即興で切り抜けていました。私はまずは娘に持参のお弁当をあてがい、それから娘の食べられる果物を確保したり、自分で料理を取りに行けない夫に少しずつ食べ物を運んだりしていました。会場ではずっとビデオ撮影が行われていましたが、あのビデオには、食糧確保のためにつねに動き回っている私がいっぱい映っているかもしれません。ちょっと恥ずかしい……。

パーティがお開きとなり、会場の後かたづけやら何やら、裏方仕事を終えたのが4時頃。2次会はいったん帰宅して出直そうということになりました。
私はこの日の夜、ハープを習っている人たちの集まりが都内で開かれることになっていて、それに出席しようと思っていたのですが……。
いったん帰宅したら、もうぐったりという感じで、とても出かけられる状態ではありませんでした。だって、もともと半徹夜状態だったし、ヒールを履いて一日動き回って足も痛いし、身体もだるいし……。結局、先生に電話を入れてお休みすることにしました。

というわけで、2次会に行く夫を送り出した後、さっさと夕御飯を食べて、私は7時半には布団の中でした。
その後、娘が「ひとりじゃ寝られない〜」と騒いだときに目を覚ましましたが、わざわざ起きて寝かしつけに行く元気もなかったので、自分の布団の横に入れて寝かせてしまいました。
おかげで、夜中に何度も蹴りを入れられたり、布団を持って行かれたり、かなり安眠を妨害されましたが……。

結局、翌朝7時半まで根性で眠り続け、しめて12時間睡眠。それでも、翌日はだるくて、しょっちゅう眠気に襲われてました。
まあ、とにかく疲れました。

  ***

疲れた話ばかり書いてしまったみたいですが、式そのものは、とてもいいお式だったのですよ。……念のため。
Yさん、Cさん、末永くお幸せに!


2002年11月15日(金) これからお料理……。(+追記)

現在、16日の午前2時20分。
娘の布団から、よろよろと起きだしてきました。

これから、朝まで料理にいそしみます。
今日は、友人の結婚式。某教会での式の後、地下のホールで立食パーティがあるので、アトピーの娘のために、特別食を用意する必要があるのです。
前もって、とっても美味しそうなメニューをいただいてるんですが。どこまで美味しい代替食を作れるか……。とりあえず、朝まで頑張ります。
まず、ケーキを焼くところから……。卵と牛乳なしで、ウエディングケーキもどきを作るのって、けっこう大変です。クリームがねぇ……。

というわけで、今日はこの辺で。

  ***

(追記)
結局、朝までかかってお料理したのですが、作った料理をここにメモしておきます。今後の参考のために、憶えておきたいので。

まずはリンゴとレーズンのケーキ。これは目分量で作った私のオリジナル。リンゴのスライスをいっぱい入れて、やわらかくできました。
これをカップに入れて焼いたものを1個持参。そして、型に入れて焼いたものを切って、クリーム掛けしたものも持参(ウエディングケーキを切り分けてみんなでいただく、という情報だったので)。クリームは、豆腐と蜂蜜と砂糖少々と油を混ぜて作りました。

次にマヨネーズもどきを作る。これはベジタリアン料理のレシピで、ホワイトソース+タマネギ+レモンでできています。かき混ぜながら煮詰めて作るので、かなり時間がかかりました。
これで作ったポテトサラダと、ツナサラダをサンドイッチ用に用意。
サンドイッチは、他に、カボチャのマッシュ(卵サンドに見立てて)とジャムを挟みました。
パンは、水曜のレッスン帰りに買ってきた、天然酵母パンです。

そのカボチャのマッシュを使って、さらにカボチャムースを作る。クズ粉と豆乳を混ぜて、火にかけ、延々混ぜ続けます。これが疲れた。腕がだるくなりました。

生春巻。前の晩の夕食時のサラダから取り分けておいた春雨と、剥きエビ、キュウリ、貝割れを入れて、春巻きの皮で巻きました。ずっと戸棚に入れっぱなしだった皮を使ったので、かなり割れてしまい、失敗作が続出。それらは、すべて私のお腹におさまりました。

前の晩の夕食に作った「キッシュもどき」から取り分けて、カップに入れて焼いておいたものも持参。エビ、人参、カボチャ、タマネギ、ブロッコリー、マイタケに、豆腐と粉を混ぜた生地をかけて焼きました。

ええと、これで全部かな。結局、娘は、全部は食べきれなかったんですよね。結果から言えば、こんなにいろいろ作る必要はなかったんですが。
でもまあ、気持ちです、気持ち。みんながいろいろ食べてるのに、寂しい思いはさせたくないですからね……。


2002年11月14日(木) 県民の日

今日は疲れた……。

  ***

昨日書いたとおり、今日は県民の日で、幼稚園が休みでした。午前中はのんびりハープを練習したりしていましたが、午後から娘と町まで買い物に出かけました。

お日さまが照っていいお天気。駅まで歩こうか、ということで、娘と手をつないでテクテク駅まで……。不動産屋の表示では、わが家は最寄り駅まで「徒歩20分」ということになっていますが、娘と歩いたら今日は35分もかかりました。

銀行に寄ってから、電車で隣駅へ。
今日の買い物の主目的は、娘の靴とタイツを買うこと。明後日、友人の結婚式で、娘がフラワーガールをすることになっているので、白いフォーマルシューズと白いタイツが必要なのでした。
あちこち歩き回って、目的のものはゲットしましたが、娘が「手織りの糸を買いたい……」と言い出したため、ユザワヤにも足をのばす羽目に。ユザワヤへ行くとなると、またあれこれ買いたいものが出てきて、さんざん時間とお金を使ってしまいました。

帰りはもう日が暮れかけていました。駅前はもうクリスマスのライトアップがされていて、娘と「きれいだね〜!」と感動しました。

このとき、出ていた月(半月よりやや丸い)を見て、娘が「あ、月のおなかがだんだん丸くなってきたねぇ。7カ月くらいかな?」などと発言してました。
娘がごはんをいっぱい食べると、まるで妊婦みたいにおなかがまん丸になるので、私がいつも、冗談で「すごいお腹だね。これは妊娠9カ月だよ」とか、言ったりするのです。そこからの連想でしょうが。月の丸さが7カ月、というのは面白かった。

電車でひと駅もどってから、食料を買うためにスーパーを何軒かはしごし、バスで帰宅しました。出発してから3時間。本当にいい運動になりました……。

  ***

さて、これから仕事です。またとりかかりが遅くなってます。今日は疲れてるし……途中で寝てしまいそうな予感。
明日は明日で、いろいろと忙しくなる予定なので、睡眠時間は確保したいのですが……。

ま、とりあえず、仕事に移ります。


2002年11月13日(水) 怪獣(その後)

昨日書いた、怪獣の夢の話の続きです。

一昨日の晩も、娘は怪獣の夢を見てたようだ、ということを書きましたが。
昨日の夕食の席で、娘がその夢の内容を話してくれたので、それをご紹介します。

「怪獣が来てね、みんな逃げるんだけど、私だけ逃げちゃダメっていわれたの。怖かった。でも、おかあさんが、ヒューって戻ってきてね、『大丈夫だよ』って言ってくれたの。それからね、おとうさんがね、剣を持ってきて、怪獣をやっつけてくれたの。しっぽを切って、爪を切って――そしたらね、背が短くなって、それが3歳の女の子に変わっちゃったの」

――なんか、面白いですね。
私が隣で寝ながら「大丈夫、大丈夫」って言ってやったのが、夢に反映してるようでもあり。
怪獣が女の子に変わっちゃう、というのも、何やら意味ありげで面白い……。

  ***

昨日は、近所を1時間以上かけて散歩したりしました。ちょっと運動不足が気になってるので。
やや離れたスーパーに寄り、本屋に寄り、たくさん歩いて帰ってきました。

夕方はハープの練習。

夜は娘を寝かせてから翻訳の仕事。
娘が一人で寝てくれたので、比較的早く取りかかれたのに、途中でのんびり風呂に入ったり(物思いにふけっていたら、ものすごく長湯になってしまった)、ネットで調べものをしながら、つい関係ないサイトの方へ流れてしまったりで、結局3時までかかってしまいました。
夜更かしはなるべくやめようと思っているんですが……。

で、そこで寝ればよかったのに、グインサーガの外伝(『宝島・下』)を読んでしまって……。結局寝たのは4時半でした。
だって。夫が寝る前に、さりげなくテーブルにその本を置いていくんですもん。読まずにいられないじゃないですか(と、ひとのせいにしてみたり)。
いや、まあ、自分が悪いんですけどね。
朝起きるのがつらかった……。

  ***

今日は、ハープのレッスン日でした。

今回は“Farewell”を練習していきました。まあ、一応弾けてはいたのですが、音が小さいことを注意されました。
この曲は、装飾音(グレースとトリル)を入れて弾いているので、サラッと弾こうとするうちに、いつしか軽く、小さい音で弾くクセがついてしまったようです。その方が楽だし、アラも目立たないし……。
「ちゃんと、聴き手に届くように弾く」ということを改めて注意されました。
そう……先生が弾く音は、ものすごく張りがあって、よく通るんですよ。さりげなくポロロンと弾いても、ひとつひとつの音が粒立っていて……。ううむ。
私が音を大きくしようとすると、ギクシャクしてしまって、音の流れがなかなか滑らかになりません。難しいです。

帰宅後、習ったことを復習で弾いてみましたけど……まあ、深夜だし、あまり大きい音は出せませんでした。明日、もう少し頑張ってみよう……。

  ***

明日は、県民の日とやらで、幼稚園がお休みです。さて、どう過ごそうかな……。


2002年11月12日(火) 怪獣……。

この前の更新からちょうど1週間。
皆さまお元気ですか。風邪などひいてませんか。
うちのおばあちゃん(夫の母)は、先週ひどい風邪をひいて、一時は何も喉を通らなくなって大変でした。ようやく回復してきたところですが。
今年の風邪は、本当にしつこいそうで、みなさまもどうぞお気をつけて……。

私は元気そのものです。眠くなったらいつでも寝る、という恵まれた毎日ですし。
現在妊娠13週目。先週、4カ月に入ったところです。腹部はよく見れば、やや丸みを帯びてきたかな……とも思いますが。でも、まだ誤差の範囲内ですね。

  ***

先週は、すっかりハープの練習をサボってしまいました。
月曜に秋ヶ瀬公園で弾いて以来、ケースに入れっぱなしで1度も弾かないまま、土曜のハープクラブの日になってしまった……。

今回のハープクラブは、いつもより遠い会場で、かなり(30分ほど)遅刻してしまいました。
その会場のそばに運動公園があるので、夫と娘は、私を送った後、その公園へ遊びにいこうという話になり……それもあって、出かけるまでにかなり手間取ったのです。

遅れて行ったので、個人練習はほとんどなしで、“Brian Boru”の合わせの練習に入りました。途中でミーティングもあって、結局“Brian Boru”を練習しただけで、最後の発表の時間になってしまいました。
“Brian Boru”はよかったのですが、そのあと突然指名されて“Hewlett”も弾くことになり、「え〜ッ!」という感じでした。Mさんとのデュエットなのですが、まったく練習していなかったので、ボロボロ……。ごめんなさ〜い。
その後、片づけの前に、慌てて1回だけ、Mさんとこの曲を練習をして終わりました。

まあ、そんな具合でしたので、週明けの昨日(月曜日)はじっくりとハープの練習に取り組みました。今週はレッスンもあるし……。
発表会の曲、レッスン用の曲、その他もろもろカロランの曲など、時間をかけてたっぷり弾きました。

  ***

娘は、ときどき悪夢を見るようです。怪獣が追いかけてくるんだそうです。
「どんな怪獣なの?」
「あのねー、オレンジ色に緑の点々があるの」
「それで?」
「キバがあって、目がギラギラしてるの」
「うん」
「手にもキバみたいなのがあるの」
「ああ、カギ爪ね」
「しっぽが長くて、それで、おうちよりも大きいの」
「へええ」
「それで追いかけてくるの」
「『***ちゃん、遊ぼう』っていって、来てるんじゃないの?」
「……ちがうの」

昨日も寝入ったと思ったら泣いて起きて、怪獣が来たといってました。
私は隣で先に寝ちゃってたので、半分寝たまま「大丈夫、大丈夫」としか言えませんでしたけど。

  ***

これって、どこをどう見ても、スポーツの日記じゃないですね。
といって、育児のジャンルに引っ越すのも場違いみたいだし……。うーん。

このところ、夜更かしして仕事をするようになってしまいました。
本当は、規則正しい早寝早起きの生活が大切なんですけどね……。
でも、いったん寝ると、朝起きられないので、それが怖くてつい夜中に仕事をしてしまいます。悪循環ですね。

最近は、F1の面白いニュースがなくて、CARTやIRLやラリーの話ばっかり。ちょっと退屈です。

  ***

ふとカレンダーをみると、今年ももうあと1カ月と半しか残ってないんですね。
あーやだやだ。時のたつのって、ホントにアッという間だなぁ……。
これからクリスマスに向けて、いろいろと忙しくなります。気合いを入れて頑張ろう……。


2002年11月05日(火) たまには日記でも書くか……

ご無沙汰しております。
べつに、具合が悪くてふせってるとかいうわけでもなく、毎日淡々と過ごしているのですが……。淡々としすぎてて、日記に書くことがないというか。

妊娠して以来、精神活動レベルが低下しているようで、ほとんど動物的本能で生活しているみたい……。何を食べるか、何を飲むか、どう身体を休めるか……そういう、原始的な部分だけで生きてるようです。

だから――レギュレーションの変更だの、スパがなくなるだの、エディの解雇だの――いろいろなニュースを聞いても、「ああ、そうなのか……」と他人事のようにしか反応できない自分がいたりして。
なんだかねぇ……世界と自分との間に、一枚薄皮が張ってるような感じ。奇妙な感覚です。
どうも、浮き世離れしてしまって、世間の流れについていけません。

こういう状況なので、個人的に食物日記をノートに書いたりはしているのですが、Web日記に書くべきことって、ほとんど思いつかなくて。

各方面にもご無沙汰してしまって、本当に申し訳ありません。
ネットも繋いでないわけじゃないんです。みなさんの日記、観戦記、その他いろいろ楽しませていただいてるんですが……こちらから何かを書くだけの気力がなくて。すみません。
メールをいただいた方にも、お返事が出せてません。ごめんなさい。こんなとこで謝ってるくらいなら、返事を書け、ですね……。

  ***

気を取り直して、近況など。

体調はまあまあです。食欲はずいぶん出てきました。
相変わらず、ちょっと歩きすぎると出血したりするので、様子を見ながらぼちぼちやってます。

お世話になる助産院を決めました。すごくいいところ。うちから車で10分か15分で行けるのですが、緑の豊かな郊外(というか田舎)に建つ一軒家で、木をふんだんに使った建物です。食べ物は自然食だし、お産についての考え方も、とてもしっくりくるので、ぜひここでお世話になろうと決めました。助産婦(今は助産師ですか)のS先生も、とっても温かくかつサッパリとした方で素敵です。

  ***

娘は元気いっぱい。
このところ、毎朝おとうさんと近所をランニングしています。

この週末は、幼稚園の作品展でした。どんぐりをいっぱい集めて作った「どんぐりはくぶつかん」やら、木の実を使って構成した「トトロのせかい」やら、草木染めのハンカチやら、縫いさしやら、いろいろな絵やら……たくさんの作品を出していました。

先日は、就学前の健康診断とやらにも行ってきましたけど、まったく問題なし。私立小学校に行くので、必ずしも受けなくてもよかったのですが……さんざん時間をかけて受診してみれば、何もひっかからなくて、ちょっと拍子抜け。あちこちポリポリ掻いてるのに、皮膚疾患もなし。本当に、ちゃんと診てるんだろうか……? べつにいいんですけど。

最近、家で娘がよくやってる遊びが、「学校ごっこ」。今から学校が楽しみでしょうがないようです。このあいだ、自分で「じかんわりひょう」を一生懸命書いているので、横から覗いたら、なんと8時間目だか9時間目まである、ギチギチの時間割でした。「それじゃ、夜になっちゃうよ。頑張りすぎじゃない……?」

  ***

昨日は、家族で久しぶりに秋ヶ瀬公園に遊びに行きました。
紅葉が始まっていてきれいでした。娘は自転車の練習をしたり、どんぐりを拾ったり、遊具で遊んだりしていました。
私は、ハープの練習。まわりは家族連れがいっぱいでしたが、とくに注目を集めることもなく、淡々と練習できました。戸外で弾くのは、やっぱり気持ちいいですね。でも、そろそろ寒くなってきて、腰とかが冷えそう。クッションを下に敷いて、膝掛けと上着を腰に巻き付けて防備してました。
楽器は日陰で、背中だけ日なたになるように、位置を工夫したりもしました。

午後は、おじいちゃんとおばあちゃんと娘は、畑に収穫に出かけました。
私と夫は、サッカーのナビスコカップを見てましたけど……私は途中で寝てしまいました。うーん、妊娠中は、ホルモンの関係ですぐ眠くなるんです。
一瞬目を覚ましたら、カシマの人たちが喜んでた。あのまま、負けちゃったんですね、レッズ。わが家は、レッズのホームグラウンドから徒歩20分という立地なので、当然レッズを応援してたわけですが……。残念でした。

畑の収穫の、ほうれん草、春菊、高菜、さつまいも、里芋……。美味しくいただいてます。無農薬の新鮮な野菜を毎日いただけて本当に幸せ。

  ***

思いつくままに近況を書いてみました。
こんな感じでやってます。では、また、そのうちに……。


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