文字姫
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夏の終わり。→→→2005年08月31日(水)
昨日は結局まだ給料もらいきれてなくて最後のつもりで夜のバイト。

給料はもらったけど店長に言ったら1ヶ月先になった。
早く辞めたくて死にそう。

いやね、ほんとに辞めたいのよあたし。
キャバは今はもう無理。それなりに精神やられちゃった。
触んないでって感じ。

夏休み中は夜中に帰って来ることばかりだった。

最近、夜中帰ってきて、ベッドに入ってから、なんでか彼のことを考えながら泣くことがある。

罪悪感とか、不安とか、愛とか。

そういうものがごちゃごちゃになって、怖くなって、好きで、泣ける。

彼のことをママに話した。

うちの母親は外部との接触に過敏で、異常に必要以上の外出を嫌がるし、なにより純粋でまじめな交際しか知らない人だから、あたしは結婚する時まで誰も紹介するわけがないと当たり前に思ってた。

親になんて話したら行動しづらくなるし、話したって別になにがどうなるわけでもないってわかってたし。

でもなんでか急に話したくなって、言わなきゃ気が済まなくなって簡単に言っちゃった。

ママの反応は「え〜…」くらいの薄い反応だった。
想像通りって言えば想像通りな微妙な反応だった。

ちょっとのろけたりもした。

彼に、ママに言ったって言ったら、喜んでた。

「早いって言われた」って言ったら、「結婚が!?」って返ってきた。

付き合うのがよ。
ばか。

ママは20でパパに出会ったから、あたしもそのくらいだと思ってたの。
娘はいつまで経っても娘だしね。

テキトーだし、いい加減だし、子供で、仕事も、頑張ってまじめに働いてるけど聞こえはよくないだろうし、紹介できるほど立派な人ではないけど、あたしがまともに付き合って、思われてる、ちゃんと大事にされてる、大事な人よ。

この人以上に誰かを好きになったときに、あの程度だったんだなって思うことも少し想像できる程度だけど、でも今は多分お互い盲目で、全身で子供の恋愛してるんじゃないかな。

こうやって成長してく。

3日には彼は出張から帰ってきて仕事が休みになる。

映画観に行くべって言われて。

NANA(笑)
本貸したらハマっちゃったみたい。

ほんとにあんな女心わかるのかよって感じだけどね。

明日から学校が始まる。

夏休みが終わって忙しくなる。

そろそろ就活の準備も始めなきゃいけない。
なにになるのか、なにになりたいのか、これからの一生を簡単に決めなきゃいけない。

遊んでばっかいれない。

ほんとは、色ボケできるような可愛い女の子じゃないんだ。



2人乗り。→→→2005年08月28日(日)
仕事休みの彼の自学ついてって家行ってきた。

早く帰るつもりだったのに結構長居しちゃって、彼に貸してたチャリで2ケツして送ってもらった。

高校のときにそういう付き合いをしなかったあたしは、今になって「チャリ」とか「イベント」とか「スポーツ」とか、そういう学生っぽいノリをしたがる。

彼は嫌がりながらもいつも付き合ってくれた。

結構な距離を、あたし乗せて頑張ってずっとこいでる彼に、急に愛を感じた。

信号待ちでちゅうしようとしたら「恥ずかしいって」って照れてた。

彼の部屋にいるとき、膝枕しながらテレビ見てたら、「こういうちょっとしたことが幸せなんだよね」って言われた。

2ケツしてるとき、あたしも、こういうちょっとしたことが、幸せだって思った。

嬉しくて、好きだなぁって思って、背中しがみついた。

嬉しくて、好きで、しがみついた。






アディクティット。→→→2005年08月27日(土)
今日は高校の友達の家で宅飲み。
女3人男2人で飲んでた。

途中女2人が明日朝からバイトだからって帰ることになって、終バス逃したあたしは女1人で泊まってきた。

もちろんタカがいたんだけどね。

気付いたら同じベッドで寝てたけど、マッサージとかし合ったりしてたけど、ほんと会えば会うほど意識しなくなってくなぁ(笑)

会ってないうちがいちばん回想モード入っちゃって、やっぱり好きだったなぁ、好きだなぁって思うだけなんだっていうことも最近気付いてる。

今の彼はあたしをすごく好きでいてくれてる。

たぶん、あたしが彼を好きなのより上なんだろう。

ほんと俺がどれだけ好きかわかってる?
めっちゃ好き。わっちゃ好き。
ずっと一緒にいたいと思ってるから全部知りたい。
結婚したい。
どうすれば俺らは結婚できるの?
って、愛してくれる。

彼はまだ考えが甘くて、現実見えてなくて、大してなにも知らないから、余計に、純粋に、彼なりに、全力で愛してくれてるんだろうな。

だからその結果が彼の頻繁に言うあの「結婚」なんだと思う。

飲みすぎて今朝は完璧な二日酔いだった。

頭痛くて帰ってから昼まで寝た。

彼にはもちろん黙って行った。

まさかタカがいるところに飲みに行って女1人で泊まってきたなんて言えるわけがない。

結局あたしは変わらない。
バレないように前より注意するようになったくらい。

自分的には悪いことはしてないけど、彼が嫌がらないわけではないから、後ろめたさだって全くないわけじゃない。

あたしがこんなだから、彼も結局は変わらないんだろうな。

そもそも男って大半はそういうものなんだろうな。

明日は彼の仕事が休み。

一緒に自学行って1日中一緒にいるつもり。

明後日からはまた出張。
あたしももう1週間くらいで学校が始まる。

もっといっぱい会いたいな。

タカは、彼がもう消してくれた。

次は、あたしがばかなことを考えないくらい、夢中にさせてくれればいいのに。










卒キャバ。→→→2005年08月24日(水)
今日は久しぶりの夜のバイト。

何週間ぶりかな。
2週間ぶりくらいかな。

彼とうまくいってて、ほんっとに夜のバイト行きたくなくて、行くことすら考えられなくて今になった。

けど金ない。

給料結構入ってるはずだから、それもらって日払いもらってできれば今日でやめてこようって思う。

パブかニュークラかとにかく触りとダウンないとこ行きたいんだけどね。

でもパブだと安いしニュークラだとノルマきついし。
どうしよう。

とりあえず今日久々に行ってみて感覚戻してから考えよう。
どの道たぶんもうちょっとでも触りは嫌だし客にメールする気もないし、あたしみたいなのは夜を辞めた方がいいんだけど。

でもお金ない。
だから仕方ない。

彼にバレなきゃ辞めれないんじゃないかな。
あ、バレても別れるだけで辞めはしないか。

今日は店がイベント中らしくて浴衣を持ってかなきゃいけない。
面倒だなぁ。ママになんて言おう。

そういえば昨日はTSUTAYAでビデオ借りた。

失楽園。

黒木瞳が普通に脱いでてびっくりした。
あの大女優が脱いじゃったのね。
彼に言ったら彼もびっくりしてた。

やらしいんだろうなぁとは思ってたけど、あそこまでえっちばっかだとは思わなかった。

10回くらいやってたよ。
バコバコ。

あそこまでいくと愛かなぁって感じ。
次は川島なお美の鍵見たい。

もう連日彼に会ってるから、昨日会わなかったら淋しかった。

多分それはお互いで、あたしが「淋しいな〜会いたいな〜」って言えば彼は来てくれるんだろうけど、今日はバイトだし明日は彼に予定があった気がするし明後日はあたしが高校の友達と宅飲みで泊まりだし。

明日会えないかなぁ。

自分勝手だけど。

会いたいよダーリン。




甲子園がわからない男なんて。→→→2005年08月20日(土)
駒大がまた優勝しましたね〜。

もう昨日からどっきどきで試合前とか緊張した。
林くんがかっこよくてかっこよくて。
五十嵐くんも可愛いし。

去年のナインはすごく濃いアイドル的なメンバーだったから、あたしは佐々木くんや糸屋くんが大好きで、林くんを気にもとめてなかったけど、あんなすごい選手だなんて思わなかった。

去年はいっぱいアイドルがいたけど今年はあんまりいないなっていうのが正直な感想だったしね。
だから今年は林くんと五十嵐くんと辻くんの3番までのところしか安心して見てられなかった。小山くんとかもがんばって打ってたけど。

昨日の大阪桐蔭との試合がいちばん難しかったのかもね。
鳴門は負けると思って途中で見るのやめちゃったからすごかったらしいけど知らないし。

今日はあっさり優勝だったけど嬉しかった。

すごいね駒大は。

あの佐々木くん後のキャプテンなんてプレッシャーがすごいだろうなって思ってたけど、林くんは期待以上の役目を果たしてくれた。

ほんとすごいなって思った。

高校生はほんといいなぁ。
また高校生に戻りたくなったよ。

そんなこんなで頭の中駒大で昨日彼と会ったら、甲子園に全く興味のない彼はキレた。

終いにこないだケータイ勝手に見たことにまでキレ出して、あたしも彼の全てにキレて帰ってきた。

「あんな球追っかけてなにが楽しいのって思う」「林くん林くんうるせぇ」「佐々木くんや林くんが付き合ってって言ってきたらさっさと俺捨てていくしょ?」って、こんな彼氏嫌。

林くんがいつあたしに告るよ。
アホかお前。

じゃぁあんたが好きな杏さゆりの話するときも「杏さゆりが告ったらあたしのこと捨てるんでしょ」ってキレてればいいの?アホだまじこいつ。

ほんとケンカばっか。

ほんとにこんなくだらないことがこじれてこないだの別れ話にまで繋がって、しばらく距離置こうって話になった。

まぁ電話で朝の5時まで掛かってやっと仲直りしたけどね。

でも少しくらい距離置いた方がよかったかもしれない。
あたしが冷めちゃったかもしれないけど。

高校野球が好きじゃない男なんかと付き合ってたくないって心から思った。

もっと一緒に熱くなって応援してくれるスポーツ男子と付き合いたい。

ほんとスポーツマンはいいな。
さわやかな青年がちゅき。


それにしても本間くん監督に似てるなぁ。







2つ目の山。→→→2005年08月17日(水)
一昨日から昨日にかけてラブホお泊りしてきた。

1日中一緒にいて自学まで着いてって満室のラブホばっかで空室探し回って1日中一緒にいた。

だから夜はいつもよりは早めに寝ちゃったんだけど、夜中寒くなって目が覚めて、彼がまだ寝ててなんとなく暇だったから、枕元にあった彼のケータイを勝手に見てしまった。

前に受信は全部見せられてたし大してなにも考えずに見てた。

8割方あたしの名前ばっかだなぁ〜って思いながら送信のとこ見てたら、前に好きな人がいるってフラれた彼の先輩とのメールが出てきた。

受信だけ消してたのよ彼。

見たら普通に仕事先の先輩と3人とかで遊んでて、「ほんとは2人がよかったんだけどね」とまで言ってた。

ちょっとびっくりしながら進めてったら、知らない女とのメールまで出てきた。

登録されてなかったけど、「あやちゃん」って書いてあった。

「また今度みんなで飲もうね〜」とか、「あやちゃん可愛いしょ」とかあって、終いには「えっちしてないの?どれくらいしてない?」「俺がしたいって言ったらどうする?」「したい」ってメールまで出てきた。

これが核心をついた。

あぁ、やっぱりかぁって思ったけど、やっぱりショックだった。

全部何度か見て、とりあえず前回よりは遥かに傷ついてないこと確認しながらタバコ吸って、やっぱ泣いちゃって、友達に電話した。

ちょっと泣きながら話して、今言うべきか少し距離置いてみるべきか相談したら、言えとも言えないとも言えないけど、って言われた。当然だと思う。

話したらちょっとは落ち着いてきた。
とにかく別れようって思った。

でもまさか寝直せるわけがなくて、ちょっと前にスカウトされた黒服にメールした。ずっと返してなかったから。

そしたら電話がきて、またそこで今度は笑いながら愚痴った。

「1回目なら許しなって〜」って言われて、「いや〜2回目なんだよね」って言ったら「あぁ!別れな!その男は駄目だわぁ〜!」って言われた。

「だよね!別れる別れる!」って言って、遊ぶっていうか店の紹介の話で会う約束して電話を切った。

その後洗面所から部屋に戻って、彼の隣で寝てみたんだけど、やっぱり寝れそうになくて、窓開けて換気とかしてたら彼が起きた。

「今何時?」
「…5時」
「5時?俺じーちゃんじゃないんだからさぁ…。もうちょっと寝るわ」
「寝る?」
「うん」
「……帰りたい」
「えっ?」
「帰りたい」
「え、なんで」
「…帰りたいから」
「え…」
「病院行かなきゃだし」
「あぁ〜……」
「寝てていいよ。先帰っていい?」
「いや、ひとりじゃ帰さねぇよ。…帰るかぁ?」

って言って、キスされそうになったから避けた。

え?みたいな顔になった。

「…あたしがさ、しばらく会いたくないって言ったらどうする?」
「え…なんで」
「会いたくないから」
「え……」
「…もう駄目かもしれない」
「えー…。……まじかぁ」
「あたしもじゅんのこと信じれないし、じゅんもあたしのこと信じれないでしょ?」
「……」
「……もう駄目かもしれない」
「…ずっと思ってた?」
「ちょっとね」
「……まじかぁ」
「だってじゅん先輩とも切れてないでしょ?」
「切れたって!ほんっと遊んだりしてないよ!」
「……なんでそうやって嘘つけるのかがわかんない」
って感じで。

彼は思ったより混乱してなかった。
まだ少し寝ぼけてたんだと思う。

しばらく同じような会話繰り返して、これじゃ核心つかないなって思ったから、「あやって誰?」って、聞いた。

「あぁー…。仕事先の先輩の彼女の友達なんだよね。みんなで飲んだ時にいたけどなんもないよ」
「なんもなくないでしょ」
「ほんとなんもないって!嫌々着いてっただけ!」
「もういいってそういうの。先輩とも遊んだでしょ?」
「遊んでないって!…仕事先の先輩と3人では遊んだけど2人では遊んでないよ!」
って、少しずつ吐き始めた。

「でも2人で遊びたいって思ったんでしょ?」
「思ってないって!遊んでないし!」
「遊びたいって言ってんじゃん」
「でもなんもないよ!あやって人も気に入られただけで俺はなんもないよ!可愛くないし歳全然上だし!」
「年上好きじゃん」
「いや……。…とりあえずケータイ見たんでしょ?」
「……見た。……ごめん」
「いや……」
「……見るんじゃなかった」

そこから少しずつほんとのことを話し出した。
「2人でとか実際遊ばないって」「したいとか冗談だから」って言ってたけど、そんな冗談許せるわけがなかった。

「だってもう信じられるわけないじゃん。じゅんもあたしのこと結局信じてないし。…じゅんといたら人間不信になる。……もう駄目だよ」
「…悪いのは俺だから、止めれるわけがないし、止める術がないわ。なんも言えねぇよ」
って言われた。

だから、じゅんだけが悪いわけじゃないって言って、タカと2人で何度も遊んだことも話した。

半ば勢いだったけど言った。
終わるならそれだけは言ってから終わりたかった。

「…いや、いいよ」って言ってたけど、びっくりしてたし、ショック受けてたみたいだった。

話は、引き止められることもなく、いいわけされることもなく、案外あっさり別れる方向に進んでいった。

あたしが別れたいって言ったらこの人どうなるんだろうなって思ってたけど、「俺フラれたら後は追わないんだよね。嫌われたんだって思うし、未練がましいのやだからさ」って言ってた通り、彼はあっさり受け入れた。

「やったりはしてないから、それだけは信じて」
「キャバとかやたら疑ってたけど、ほんと1回も行ったことないから」
「次は俺なんかよりいい奴と付き合って。でもタカって奴と遊んでることは隠しな」
みたいなことを何度か言われて、「最後にさ、キスしていい?」って言われた。

うん。って言ったら、ゆっくり顔が近づいてきて、ギリギリ唇に触れないくらいの位置に、触れて、離れた。

あたしは何度も泣いた。
彼も少し泣いてた。

「ほんとありがとう。俺ほんと楽しかったしほんとに幸せだった」
「…あたしも」
「俺なんかよりいい人いっぱいいるから、幸せになって」
「…無理だよ。じゅんと会うまであたしめちゃくちゃだったもん。またああなるのが怖い。あたしめちゃくちゃだから」
「大丈夫だよ。いい奴なんていっぱいいるから。藍可愛いからすぐできるよ。選びたい放題だって」
「…無理だよ。明日からじゅんがいないのが考えられない」
「俺も。家帰っていっぱい泣くわ」

話して、「ぎゅってして?」って言った。

当たり前にしてくれると思ってたのに、「…できないよ」って言われた。

「なんで?」
「できないよ」
「……」
「…ごめんね」
って言われた。

悲しかった。

起き上がって少し泣いたら、少ししてから、後ろからぎゅって抱きしめてくれた。

あたしも彼の腕にしがみついた。

「…ごめんね。ほんとごめん。俺幸せだったよ。ごめん。ごめん」
って、彼は泣いた。
少ししゃくり上げながら。

それからまたしばらく色々話した。
だけど話してたら、話は段々彼が上になっていった。

「免許取ったら、取ったってだけメールしていい?」
「うん。して」
って言ってすぐに、
「……いや。ショック受けないでね。俺、別れたらもう絶対連絡取らないんだよね。別れた後って未練あるじゃん。好きだって気持ちがまだあるから、またヨリ戻そうって言っちゃいそうだから一切取らない。前の彼女からも別れた後遊ぼうとかメールきたけど全部シカトした。だから今日がほんとに最後なのさ」
って言われた。

「俺んちあと半年くらいで引っ越すし、俺近々ケータイ替えるつもりだったし」とかも言われた。

カマ掛けられてるなっていうのはすごくわかったけど、でも簡単に掛かってしまった。

それから彼の態度は急に冷たくなった。

「別れても大丈夫だって」とか、「いい奴いっぱいいるって」「帰るとき別々の方がいいよね?」とまで言われた。

次はあたしがテンパり始めた。

正直、もちろん別れるつもりでいったけど、やっぱりできるなら別れたくなかったし、どこかで、彼は必死に引き止めてくれるんじゃないかとも、思ってた。

だからそういう態度に出られて、あたしはあからさまに動揺していった。

別れた後と帰る話ばかりする彼に、「やだ」って何度も言った。

「…やだ」
「なにがやなの」
「やだぁ…」
「…やだって言われてもさ」
「………やだぁ」
「……自分から言い出したのに、やだもなにもないしょ」
って言われた。
だけどやだとしかいいようがなかった。

「やだじゃないって」
「今更戻れねぇよ」
とか、終いには、
「藍ってケータイとか勝手に見る人だったんだね」
「タカって奴と2人で遊んでる画想像するだけでムカつく」
って責められ始めた。

ハメられてるって思いながらハマっていった。

何度もやだって言った。
やっぱり別れたくないとまで言った。
泣きながら言った。

それでも、「今更それはないしょ」って、突き放された。

ハメられてるとかカマかけられてるとかじゃなくて、本当にもう駄目かもしれないって思った。

正直あたしが泣きながら「やっぱり別れない」って言えばいくらでも戻ると思ってたから、動揺がひどくなっていった。

戻る気なんてなかったけど、勢いででも今別れなきゃあたしのためによくないってわかってたけど、今言わなきゃ言えなくなるってわかってたから言ったけど、でもいざ失うとなると、惜しくて仕方なかった。

そうなるともうよかったことしか思い出せなくなって、頭の中めちゃくちゃで、泣きじゃくった。

自分でも驚くくらいしゃくり上げながら泣いた。

止まらなかった。

それでも彼は冷たくて、「泣くなって」って何度も言われた。

それでも止まらなかった。

しばらく泣いて、もう化粧も全部取れるんじゃないかって思うくらい泣いて、それでも突き放されて、また泣いた。

どうしようって思った。
なんて言えばいいのかわからなかった。
なにを言っても駄目だと思った。
だからもう泣くしかなかった。

泣いて泣いて、泣きまくった。
彼は頭だけ撫でてた。

「別れたいと思ったから言ったんでしょ?」
「……うん」
「じゃぁしゃーないじゃん。俺最初冗談かと思ったけど、藍まじだったからわかった」
って言われて、
「別れるつもりで言ったけど、今言わなきゃ言えなくなるって思ったから言ったけど、どこかで引き止めてくれるんじゃないかって少し思ってたの」
って正直に言った。
そしたら、
「勢いで言っちゃったの?」
って言われて、頷いた。

何度か同じようなやり取りをまた繰り返して、「じゃぁ俺はどうすればいいの?」って言われた。

「じゅんはどうしたいの?」って聞いたら、
「俺は別れたくないけど、でも止めれないよ。止めれるわけがないよ」
って言われた。

戻っちゃ駄目だって思った。
負けたら駄目だって。
いつかは別れなきゃいけないんだから、早い方がいいって、少しの間辛いだけでまたすぐ立ち直れるって。
今戻ったらその間に出会えるかもしれない人に出会えなくなるんだって。
キャバもグラビアもできるし、今度はまともな学生と付き合えるって。
思ったけど、わかってたけど、あたしは弱かった。

「別れたくない」って言ったら抱きしめられた。

「俺も別れたくない。やっぱ好きだ」って。



それで終わり。

その後すぐえっちしたけど、もう避妊とかも全部どうでもよくなってた。

戻ったことに安心してた。
けどどこかで小さく自分に呆れてたしショックも受けてた。

意外と律儀に彼はちゃんと毎回避妊するんだけど、ゴム探してる彼に、「つけなくてもいいよ」って言った。

生理直後で危なかったんだけどね。
彼と避妊しなかったらすぐ妊娠しちゃいそうなえっちなんだけどね。
でももうほんとにどうでもよかった。

だけど彼はちゃんと避妊した。
意外だったけど、今になって思えば冷静じゃなかったからつけてなかったら終わってたなって思う。

それからあたしは病院に行って、彼は家に帰った。

夕方にまた会った。

会うまでの間、帰り際はまた元通りになってたけど、会いたくないと思った。

そのまんまの気持ちで会ったら、また少し言い争いになった。

「もういいよ。浮気でもなんでもしなって。てかむしろ言って?もう許すから」
「なにそれ。もうしねぇって」
「前も言ってたじゃん。もう別にいいから」
「じゃぁメアドとか消すしアドレス変えるから」
「だってそういうことしてまでそれでもまだ会ったりしてたら余計ショックだもん。もうなんもしなくていいよ」
「なんだよそれ。…じゃぁもうどうしよーもないじゃん」
って。

「藍こそまた遊ぶしょ」
「じゅんが遊ばないなら全然遊ばなくても大丈夫だけどじゅん遊ぶからね〜」
「遊ばねって!」
ってしばらく繰り返した。
段々空気がまた悪くなってきた。
「…しばらく距離置くか?半年くらい」
「半年って。じゃぁ別れんじゃん」
「うん」
みたいな方向にいって、彼は、「帰っていい?」とまで言った。

あーまた結局駄目かもなって思った。
なんだか冷静だったけど、別れたくはなかった。
そのあとまたしばらくぐだぐだして、結局あたしはタカに「もう2人で遊べない」って彼の前でメールさせられて、彼はメールしてた子のアドレス消して彼女いるってバレバレなメアドに変えた。

「なんで俺のためにそこまでするの?」
「今までそんなのなかった」
って言われた。

それで仲直り。
くだらなくてあたしも単純だなって思った。
とんだ幸せなバカっぷるだなって。

大事な大事なタカまで巻き込んじゃった。
あたし最低だな。
判断力すらないバカだ。

普通に買い物したりして、ご飯食べて、終電で帰った。

もう元通りだった。
ていうか元以上だと思う。
ラブラブ。

あたしもよくやるなぁ。
ほんと頭悪い。

浮気願望があっても、彼があたしを好きなのが嘘だとは微塵も思わなかった。
「男ってそういうもんだし」とか言っちゃえば終わりだけど、あたしだって似たような気持ちがあるから、わからないわけじゃない。

タカに誘われて絶対にバレないって保証があったら全然やっちゃう。
その程度って言えばその程度だけど、それでも好きなことに嘘はなかった。

それに彼はなにをしててもあたしよりあたしを好きだと思う。
メール見たときもそれは変わらなかった。
というか、あたしが彼の気持ちに勝ってる自信はない。

別れ話してる時に、「付き合うのは藍が最後がよかった」って、彼は泣いた。

彼が泣いたことも素直に嬉しかった。

だからこれでいいと思う。

もうバカでも救いようがなくてもいい。

自分で呆れるし、自分の思考が下がっていってるのが手に取るようにわかるけど、でも彼は純粋な人だから、ドロドロに冷めた関係よりずっといい。

だからもう今まで通り。

キャバも辞めてできればパブにする。

来月いっぱい続けようと思ってたけど、給料もらったらさっさと辞めたい。

入院してたしもうしばらく行ってないから、バイトに行くことすら考えたくない。

客のメールもほんとに全部消して、ケータイどこ見られても大丈夫にしようかとも思った。

タカのメール保護ってるし、この日記もちょっとあるからやっぱ難しいんだけど。
でも客のメールは次会う時までに消そうと思う。

いつか別れなきゃいけないんだけど、結婚はしたくないんだけど、それでも手放せなかった。

後で彼に、「さっき冷たくしたのは計算してたんだよね。俺が必死で止めたら余計煽っちゃうかなって思ったから引いた。ほんとは喉から手が出るほど戻りたかったけど我慢した。計算高いからさ俺」って言われた。

それ言わないくらい計算高くなんなきゃねって思った。

けどいいや。

好きだからいいや。

今はいいやって言葉に甘えちゃうことにした。

もう、バカでもなんでもいい。






彼がキレた夜。→→→2005年08月15日(月)
昨日は退院したし彼と会ってきた。

また公園で色々話してたんだけど、話の流れでお互いの過去の恋愛話することになって、してるうちに彼がキレ始めて、終いにはケータイ見せてとか言われてちょっとケンカした。

ケータイは死んでも見せられない。
普段は客のメールホルダに分けてるけど、最近ケータイ替えたからめちゃくちゃになってたし、タカとの遊ぶ約束してるメールとかもあった。

だから見せなかったらケンカになった。

「お前言ってる意味わかんねぇ」って。

焦った。

なんだかんだで仲直りしたけど焦った。

もしかしたら、あたしがタカと遊んでることと、キャバやってることは、とんでもなくやばいことかもしれない。

ていうかやばい。

彼は意外と独占欲がすごく強くて、束縛も強いって最近わかってきてる。

「遊んでるかどうかだけまじで教えて。タカって奴と遊んだしょ?」

「遊んでないってば!」

とは言ったけど、まさか言えない。

未練はもうないの。
それはほんとなの。

ただ遊ぶなって言われると……それは淋しい。

タカとはこれが普通の友情の状態だし、やましいことは一切してないし。

手も繋いでなければ触れ合ってもいなくてお互いの恋人の話ばっかしてるんだけど。

それでもバレたら本気でやばいってわかった。

キャバなんて想像すらしてないんだろう。

やばいってわかった。

キレて彼はおかしくなるかもしれない。

「こんな言う俺がおかしいのか?でもさ、ほんと他の男とかやなんだよね。いなくなられたら死にかねないよ俺。でもそれくらい好きなのさ。わっさ好き。結婚したいって思ってるから包み隠さず見せてほしいんだよね。」って彼は言った。

「でもこんなこと言ってたら嫌われるんだろうなってちょっと思った。たまに、嫌われたらどうしようって思う」とも言ってた。
そう言ってキレてるのは少しおさまった。

彼の気持ちが怖いくらい真っ直ぐあたしに向いてる。

あたしのことが好きなんだ。

好きになったら人がこう思うのは当たり前なのかもしれない。

そうするとあたしがしてることは完全に彼を傷つける。

傷つけたくない。
傷つけるのだけはしたくない。

タカはともかく、キャバはほんとにどうしよう。

いっそ辞めてから「パブやりたい」って言ってみようかな。
でもそんなこと言ったら修復が大変なだけだし。

人と人が向き合って、気持ちをぶつけ合うのって、こういうことなんだな。

怖いな。



実は、先輩と彼は同じ地域に住んでる。

昨日行った公園は彼の地元で、昔先輩と最後に行った公園だった。

彼となんとなく歩いてて行き着いたそこに、一瞬ドキッとして思い出した。

「藍って何人くらい経験あるの」って昨日しつこく聞かれてて、「5人越えてたらもうバイバイだわ」とか言われて、胸が痛んだ。

ごめんね。
バリバリ越えてるんだよね。
だって援助してたんだよ?

まぁ、援助は入れないし言わないけど、入れなかったらあたしの経験数不自然なんだけどね。
まぁいいや。

昔の恋愛話してて途中で彼がキレ出したから、先輩の話にまではたどり着かなかった。

機会があったら話せばいいや。
先輩の話なんてしたらまた彼は確実にキレるし。先輩に。

「わっさ好き。ほんと可愛い。お前可愛いなぁ。結婚して」って抱き上げられた。

あたしは冷めてるから、正直違和感はあるけど、でも抱き返しちゃっていいと思う。

彼はあたしが好きだって言って、それ相応の態度と言葉をあたしに充分くれるようになった。

彼は変わったから。

彼のことが好きだから、あたしもそれでいいと思う。


今日は彼がお盆休みだからまたお泊り。
ラブホお泊り。

自学ついてって街デートしてお泊りする予定。

でもなんだか朝早くから目覚めて寝れなくなっちゃった。
暑いからかな。

昨日の夜中帰りのタクシーの中でタカの着信に気付いた。

それからちょっとメールしたけどたぶんタカは寝ちゃったんだと思う。

今日は彼にそれなら見せれる。

機嫌は悪くなるだろうから、タイミング見て見せよう。

こうやって束縛でもされなければ、あたしは浮気する気は全くなくても、ホイホイ形だけついていってしまうんだと思う。



愛されてそれから。→→→2005年08月14日(日)
退院しました〜☆

4日間の入院生活でしたよ。
金具抜きだけだったしね。
出張中の彼が見舞いに来てくれる間もなく退院できた。

術前、朝メールで、「手術恐いと思うけど頑張れよ。出張から帰ってきたら飛んでくから。好きだよ藍」って言われた。

術後、ずっと寝てたら彼から電話が掛かってきた。
「心配でさ」って。

当たり前に愛されてて、当たり前に想われてて、それが当たり前になっていく。

こんなこと今までなかった。

こんな関係今まで築いたことがなかった。

築けなかった。

彼の今まで以上のあたしへの気遣い、思いやりが、想われてることを実感できて、嬉しい。

夜またメールしてて、「藍から見て俺って結婚対象外?マジメに答えて」って言われた。

「対象外なわけないしょ!」って返した。

けどね。

対象外だよ。

だってあなたと結婚して、帰りの遅いあなたを待って、帰ってこないあなたを待って、いい加減でテキトーで、仕事も一般のように安定しないあなたについていくほど、あたしはあなたに依存できないもの。

好きじゃないわけじゃないの。

好きなの。

大好きなの。

だけどあたしの人生はあなただけじゃない。

いつ別れるんだろうなぁって思うことより、いつ別れられるんだろうなって考えることが増えた。

別れたいわけじゃないし好きなのに、彼が優しくなっていくことに素直に喜べない。なんでだろうって友達に言ったら、別れる理由がなくなることに焦ってるんじゃない?って言われた。

その通りだと思う。

つまりあたしはいずれ別れるつもりでいるんだ。

最低な女。

やっぱり想われると駄目なのかな。

こんなんじゃ幸せになれないな。

嘘ばっかついてごめんね。

可愛くなくてごめんね。

キャバだって、辞めるけどパブに変えるつもりだよこの女。

かっこいいスカウトにも食事誘われちゃってる。

股掛ける気は全然ないけど、最低だね。

最低だあたし。

でもきっとこういう生活抜けられないんだろうな。

これがあたしなんだろう。

そして彼はこういうあたしを知らなくて、あたしの可愛い面、いい面しか知らないから、だからあたしを好きなんだね。

女友達の前で見せるバカみたいにテンション高いあたしも知らなければ、家でのわがまますぎるあたしも知らないし、売りしてたあたしも、男と汚い関係を持ってたあたしのことだって知らない。

だからやっぱり結婚は無理ね。

話し合わせとけばいいよね。

好きだよじゅん。

大好きだよ。




漁師の家の嫁。→→→2005年08月10日(水)
今日は彼の仕事先の友達の彼女と2人で遊んできた。

彼に拡張員の仕事紹介した同い年の仕事友達の彼女と。

当たり前だけど彼と彼の仕事の話してきた。
1こ下のまだ高校生なのにしっかりしたいいお嬢さんだったよ。

「この仕事ができなくなったらどうするんだろう」って話してて、あたしが、「ホストとかになるんじゃないかなぁ」って言ったら、「絶対やだ!だったら一緒に漁師か農家になろうって言う!」って言ってた。

びっくりしたけど可愛いなぁって思った。

ほんとにもう収入とか関係なく一生一緒にいるつもりなんだなって思った。
もう1年近く同棲してるしね。

あたしは、とってもじゃないけど彼と同棲なんてできそうにないし、漁師や農家の彼に嫁ぐことなんてできないよ。

次は4人で遊びたいな。

明日から入院だぁ。



ひたすら。→→→2005年08月08日(月)
一昨日から今日まで彼の家で新婚生活をしてきたわけですが。

もうね。あのね。
若いなぁうちらって感じだった。

もうひたすら。
寝てるかいちゃいちゃしてるかどっちかみたいな。

料理は時間なかったしピザとそーめんでごまかしたんだけど、洗い物とか片付けとか普段しないから結構疲れた。全然寝てないし。

改めて主婦業向かないなぁって。
いい奥さんにはなれそうにないな。

一緒にAV見てたんだけど、内容がセーラー服モノで、これは着なきゃなって思って2日目に高校の制服持参したらすごい喜んでた。

制服はさておき、彼のえっちが段々変態っぽくなってきた(笑)
結構Sだからね。言葉が。

まぁ全然ソフトだからいいや。
窓とか空いてて焦ったけど(笑)

今日から彼はまた出張。5日間くらい。
あたしも11日から入院。1週間くらい。

入院してる間にお盆休みあるかもしれないからがっかり。
ルスツとか行きたかったなぁ。

まぁ仕方ないか。
愛の確認はばっちりしたし。

彼が帰ってくるまでの間合鍵借りて家で待ってて、部屋漁ったりしてたんだけど、何も出てこなくて面白くなかった。

これは浮気もなんもないなぁって思った。
ズボンのポケットまで見たけどあぶら取り紙しか出てこないし(笑)
前の彼女とのプリクラは出てきたけど、思ってたほど可愛くはなかった。

とにかく盛りっぱなしな2日間だった。

新婚さんってこんな感じなんだろうな。
疲れるなぁとかちょっと思ったり。

彼はあたしの駄目な部分も愛してくれるかな。

例えばほんとは家事できないとことか。
ほんとはちょっと考え方冷めてるとことか。
すっぴんとか(笑)

まぁ今は幸せだからいっか。

今は愛してるよってぎゅってしてもらえればそれでいい。

今はまだ。



新婚生活。→→→2005年08月06日(土)
今日はこれから彼の家にお泊り。

今週1週間彼の親がいないから泊まりたい放題。
まぁ近々ちょっと入院するしそんな泊まらないけどね。多くて4日。

夢の新婚生活だねって楽しみにしてた。

昨日彼と彼の仕事先の先輩方とボーリング行ってきたんだけど、なんかみんなすごい本気で、なのにあたしが絶不調で40とか出しちゃったから雰囲気壊しちゃった。

まぁどっちが負けても負けた方はぐだぐだしたんだろうけど。
大人気ないなぁって結構ひいた。なんでみんなあんなに本気なんだ?

元ホストの先輩にも初めてまともに会ったけど全っっ然かっこよくないし。
びっくりするぐらいかっこよくなかった。

ナンバー1取ったから辞めたっていうのあれ嘘だな。
てかあの店でホストやってたってことすら嘘かな。
まぁもうどうでもいい。彼が嫌がるからもう電話もしてほしくない。

120パーセントあたしのせいであたしと彼氏のチームは負けちゃったんだけど、すごいテンション低い中帰って来て、「今日ごめんね」ってメールしたら、「なんで謝る必要があるの!?」って言われた。
もっと「いやーしゃないべ」くらいで返されるかと思ってたから意外だった。

彼が段々優しくなってきてるのが最近わかる。

当たり前に想われてる。

あたしがこれが原因で別れるなって思ってたことを、彼は段々克服していく。

ボーリングしてただけだからまともに話してなくて、話したくなって電話した。

色々話してて、「たまに俺のことほんとに好きなのかなって思う」「どこでなにやってんのかわかんない」「やっぱり百パーセント人を信じれない」「藍が経験多そうなイメージがどうしても抜けない」「俺ほんと身勝手だからひとりでいた方がいいのかなってたまに思う」みたいなことを話した。

あたしたちは多分、お互い恋愛経験が少ない。

あたしはばかみたいな経験ばかりで、恋愛をしていなかったし、多分彼は、なんとなくまともに付き合ったのは前の彼女だけだったんだと思う。

だからお互い不器用であまり相手に伝えられなくて、お互いひとりで悩んでるんだ。

もっと素になろう。

もっと彼に気持ちを伝えよう。

あたしは彼が好き。

今は彼が好き。

それに嘘は微塵もない。

今日は朝急にタカに誘われてふたりで街に行ってきた。
買い物してお互いの恋愛の話をしてきた。

「彼氏かっこいいね」って言われた。
タカは彼女と結婚するって笑いながら言ってた。
ほんとに心が好きなんだなって思った。

本当にタカはもう恋愛の域にいないって思った。

確信した。

夜のバイトは9月いっぱいで辞める。

もっと早く辞めたっていい。

とりあえず前に切った靭帯の金具抜きの入院いいわけにして2週間くらい休むからストレスはその間になくなりそう。

早く彼の家に行きたい。

早く彼に会いたい。

会ったらちゃんと言おう。

ほんとに好きだって言おう。

だってあたしはこんなに彼のことが好きでしょ?

早くバイト辞めて、何の後ろめたさもなく、彼に「信じて」って言えるあたしになりたい。

嘘はつきたくない。

失いたくない。

傷つけたくない。

ほんとはすごく純粋な人だから。

今日はあたしからいっぱいくっついて、あたしからいっぱいちゅぅするんだ。

早く会いたい。

早く会いたい。

くっついてぎゅってしてちゅうしてひとつになっちゃいたい。

あぁもうほんと。

大好きだぁ…。





きれい。→→→2005年08月05日(金)
あたしの身体の中のニコチン、タール、酒、腐敗物、汚れ、ストレス、ファンデーション、全部消えてきれいになれ。

バイト中彼のことと辞めることばっか頭にあって指名取れない。

客が嫌で気持ち悪くて仕方なくて、あぁ、あたしほんとに彼のこと好きなんだって、実感した。

きっと普通のバイトじゃあたしはこういう風に考えなかっただろうなって思う。

あたしほんとに好きなんだ。

じゅんのことが好きなんだ。

早く会いたい。

早く会いたい早く会いたい早く会いたい早く会いたい。

じゅんのためにきれいになりたいって思った。

どーん。→→→2005年08月02日(火)
一昨日の夜彼と会った。
仕事休みだったんだけど自学とか忙しくて12時から1時まで。

「明日仕事市内だから会おっかなぁ。会いたい人?」って言われて昨日も会うことになってた。

だから友達の家いたんだけどいつまで経っても連絡こないし。
あたしはこの会えるか会えないかギリギリまでわからない待ち時間がいちばん腹立つ。

11時半になってやっと電話がきた。
「スーツ買いに行ってて今帰ってきた」って。

スーツ買いにいってるのはわかってたの。
でもさ、会えるか会えないか連絡くらいできるべ?
こっちにだって都合があんだよ。
夜になって急にこれから会おうとか言われても準備もあるし家も出づらいんだよ。

「うわー怒ってるしょ」
「怒ってないよ」
「いや、めっちゃ怒ってるしょ」
「怒ってないって」
「いやぁ…」
「なに。じゃぁね」
「いや、いやいやいや」
「なに」
「いや、もう切んの?ないって」
「いや、切るよ。じゃぁね」
「いやぁ…ごめんって」
「いいって。もぉ知らない。じゃぁね」
「いやぁ」
「いやじゃないって」
「いや…じゃぁまた後で連絡するわ」
「しなくていーよ。じゃぁね」

みたいな感じ。

ちょっとしてから「ほんと許してください」ってメールがきた。

シカトしてやろうかとも思ったけど「会えなくても仕方ないけど連絡くらいしてよ。連絡くれないのもいい加減なのも都合悪くなったらすぐ電話切るのも大っ嫌い」って返した。

そしたら「仕事とはいえ連絡しなさすぎたよね。ほんとごめん」って返ってきた。

仕事じゃねぇだろうよ。
なにいいわけしてんのこいつ。
ってまたムカついた。

「メールくらいできるしょ。もぉいいばか。ほんと知らない」って返したら、「俺だって遊んでるようにみえて忙しいんだからそんな責めなくたっていいしょ」ってきた。

……はぁ!?

もう早逆ギレですか。
じゃぁなに?あたしが笑って「全然いいよ。次からはもぉしないでね☆」とか言って繰り返させればいいわけ?

その後も「メールしてないから考えてないってことはないしょ。じゃあずっとメールしてればいいの!?」とか、終いに「悪いけど俺そんなマメにメールできないわ!」ってきたからシカトした。

今もシカトしてる。
彼からもなんのフォローもない。
午前中彼の先輩からの電話で起されたけど、出ようか迷ってるうちに切れた。
またこんなことで周り巻き込むのかよって腹立った。

別に仕事中にメールくれないことに怒ってるんじゃないんですけど。
会うって言ってても会う直前まで連絡くれないことに怒ってるんですけど。

いっつもあんたの都合だよね。

なのにあたしがそれ怒ったらほんとすぐ逆ギレするよね。

だから今までも言ってなかったんだよ。
自分悪いと思ってないんだろうねあんた。

でももう無理だね。
我慢なんてできるか。

爆発した。
どーんって感じ。

こんなくだらないことで駄目になったらもうそれまでの男だったってだけでいい。

もういい。

こんなことでモメてるようじゃ元々駄目だ。
こんなこともわかんない奴人間のクズだ。

知るかあんな奴!!!




一昨日彼と会った後、彼にメールで、「初めてこんなに人を好きになった」って、言われた。

嬉しかった。
今まで言われたどの言葉より嬉しかった。

ありがちな言葉ばっか口に出す彼が、言ったことがないありがちな言葉だったから。

嬉しくて、好きで、好きで、泣けてきた。

彼はまだ実家なんだけど、今月の6日から1週間家に誰もいなくなるの。

泊まりにおいでって言われてて、すごい楽しみだった。

楽しみだねって言ってた。

それもなくなっちゃうのかなぁ。
結局誕生日までもつわけもないのかな。

でも気付いたら前の彼女の期間は抜いてた。
ばかみたいに嬉しかった。
やっぱ意地になってたのかな。

今日でちょうど7ヵ月。

まさかケンカしてるとは思ってなかった。

まぁいいや。
彼の出方次第でいいや。
あたしは引かない。

付き合ってて嬉しかったこといっぱいあった。
楽しかったこともいっぱいあった。

前は辛いことの方が多いって思ってたけど、気付いたら嬉しいことの方が多いって思えるようになってた。

だけどなんだかんだ同じ不満がずっと溜まってた。
こんなの溜めてちゃ駄目だし、言って駄目になったら元々駄目だ。


それに、なんだかんだあたしは1度ふられてる。

それを考えれば、「やっぱそういう人だったんだ」って思うことくらい、簡単だよ。


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