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着歴。→→→2004年11月29日(月) 11時頃、タカから電話がきた。 すぐ切れたからワンコだと思う。 メールだと思って開いたケータイに表示されたタカの名前に心臓が跳ねた。 すぐ返したけど反応ないし、返せたかも微妙だからわからない。 きっとつまんない理由なんだろうけど、明日学校でなんのワンコだったのか聞くまであたしの頭の中はちょっと落ち着かないんだろう。 着歴に残ったタカの名前見たりしてさっきから勉強もあまりはかどらない。 この着歴は消さないようにしちゃうんだろうなって思った。 弄ばれてる。 たかちゃんの着歴はもう消えた。 |
もっと先のことまで。→→→2004年11月25日(木) 夜、タカがうちに来た。 タカともう1人のクラスの男子が夜走ってるって言ってて、よくうちに行こうとしたとか言われてて、今日はほんとに行くからって言われて、ほんとに来た。9時半頃。 3人でいるのもなぁって思って、すぐ側のうちのクラスの女の子の家行って4人でずっと話してた。 楽しかった。 テスト終わったら4人で飲もうっていうことにも一応なった。 タカのことが吹っ切れてきてる。 結局、タカは誰にでも優しい。 悪い言い方をしてしまえば、誰にでも馴れ馴れしい。 みんな、タカに馴れ馴れしく優しくされたり、触られたり構われるのは好きだと思うけど、でもそういう面ってどうかなって思ってるんだと思う。 『誰にでも』っていうのがね。 やっぱり引っかかる。 あたしはそういうタカの接し方でタカを好きになったけど、でも逆に、そんなところがいちばん好きじゃなかった。 特別視してほしかったんだと思う。 他の子に優しくしたり、触ったりしてほしくなかった。 だからタカと付き合うなんて大変だろうなぁってよく思ってたんだけど。 だけどなんだか、ほんとにそろそろ吹っ切れてきたって、はっきり自覚してるところ。 前はタカのことばっかり考えてたけど、今はちゃんと、大学行ったりして他の人と付き合うことを余裕で考えられるそんな感じ。 タカのことだけじゃなくて、自分の気持ち第一に、もっと先のことを考えられるようになってきた。 だから、ずっと、卒業までにタカに好きだったってことを言うつもりだったけど、真剣に言うつもりだったけど、冗談っぽくでもなんでもいいかなって今は思う。 あのときの気持ち伝えられて、タカがそれをなんとなくでも受け止めてくれて、覚えていてくれればそれでいい。 言えるかわからないけどね。 たかちゃんがいるからタカを吹っ切れたのかはわからない。 少なからずたかちゃんのお陰だとは思うけど、でもたかちゃんと付き合うとかそういう気持ちにはやっぱりなれない。 大学行って、落ち着いたら夜のバイトもして、それ考えたらひとり暮らしとかも少し考えなきゃいけないんだけど、とりあえず漠然と今考えられる範囲は、大学で自分のやりたいことやりながら、勉強しながら、好きな人と付き合っていければいいなっていう感じ。 なんだかまた少し光が見えてきた。 今は、夜は在学中のバイトで留められればいちばん幸せだろうなとも思える。 たかちゃんのことをどうするかはあまり考えない。 もしかしたらたかちゃんもそういうつもりなのかななって都合のいいこと考えたくなるしね。 落ちるところまで行ってしまえば、あたしは誰とでもやっちゃうし、お金はいくらあっても足りなく感じるし、そのうち気付けば、取り返しのつかない世界から抜け出せなくなるんだろうって思う。 だから今は、まともな人間の周りでまともな生活をできる自分になりたい。 だからまずは勉強しなきゃ。また勉強にやる気が出てきた。 ていうかこの調子じゃほんとに落ちるんだ。 だから勉強する。 いい感じで勉強のことが頭にあって落ち着いてるから、もう乱さないようにするよ。 4人で話してるとき、タカが急に、「俺に電話かけてみ」って言って掛けさせられたんだけど(着メロのマツケンサンバ聴かせたかっただけなんだけど)、つまり今更番号教えてもらっちゃったし教えちゃった。 なんとなくケータイいじってたとき、リダイアルにタカの名前が残ってて、どきっとした。 このくらいの感情で、卒業までタカを好きでいたいって思う。 |
左掌の付け根。→→→2004年11月22日(月) 左掌の付け根が痛い。 今日はたかちゃんとスポーツデートだった。 バッティングセンター行ってバドミントンもした。 意外とバッティングが楽しかった。また行きたい。 その後ホテルに行った。 今回たかちゃんはえっちする気じゃなかったんだと思う。 えっちしたかったのはあたしだ。 普通にデートしてるより、えっちしたいって思ってる自分に嫌気がさした。 前よりもっとたかちゃんに恋愛の好きを感じられなかった。 同情のような感覚だった。 自分がしたかったえっちなのにまたこの脱力感。 もう全部なくしたい。 |
逃げ道のさき。→→→2004年11月18日(木) 淋しいとき、自分をひなって呼ぼうとしてることに気がついた。 彼氏いてもあたしと同じような心情の友達がいて、その子と話してから沈んだ。 淋しいって1度割り切ることはラクなようで、抜け出せなくなる最悪な道なのかもしれない。 最悪な選択をしてしまったのかも。 たかちゃんは優しい。 人として好き。 癒される。 結婚するべきような人。いい人。 それでもバカみたいに理屈じゃないとか言とか言うの? それでも、タカが好きなの? |
癒され気。→→→2004年11月16日(火) 明日は月に1度の英単のテストがあって、百点取りたくて、たかちゃんにもついさっき百点取るから宣言したのに、夕飯食べてテレビ見てたらなんだか気持ち悪くなってきた。 風邪かな。 急に弱ってるだけかな。 仲いい友達が今日デートで、今までほんと、彼氏とかいたこともなくて、キスとかもしたことない子で、そんなあの子が今うまくいきそうで、可愛い恋愛しようとしてるから、ちょっと羨ましい。 だからといってあたしがたかちゃんに寄りかかっていいってことにはならないのはわかってるけど。 でもたかちゃんとメールしてて思った。 たかちゃんとは会ってからもう毎日メールしてる。 朝起きて、おはようってメールして、あたしは学校で、向こうは仕事先で、合間を見てメールして、帰ってきてまたメールしてって、特に話すネタもないのにメールしてる。 あたし、もうすでにたかちゃんに充分関係してしまってるんじゃない? おはようってメールすることも、お疲れ様言うのも、おやすみ言うのも、たかちゃんに寄りかかるためじゃない? たかちゃんを好きになりたいなぁとは思う。 だけどそれはきっと今だけだ。 たかちゃんといるとなんとなく癒された気になる。 だけど必要なのはきっと今だけだ。 短大生になれたあたしはきっと都合よくたかちゃんを捨ててしまう。 援助交際もやめられないかもしれない。 ホステスにだってなりたい。 汚い部分なんて変える気がない。 だから付き合うのは怖いんだ。 自分が悪者になるのも嫌なんだ。 たかちゃんとクリスマスを一緒に過ごすのはいい。 映画行くのもえっちするのもいいと思う。 だけど、どれも結局都合のいい好きなんだ。なのに今はまだ捨てられない。 あたしが今だけたかちゃんに寄りかかるのは勝手かもしれない。 だけどたかちゃんの気持ちはどうなるの? あんないい人傷つけられない。 傷つけたくない。 どうすればいいんだろう。 このままお客さんからセフレとまでは割り切らないけどいい『お友達』になりましたってことでいいのかな。 友達に話したり、相談したりもできないままでいいかな。 それがいちばんいいのかな。 どうすればいいんだろう。 頭痛い。 気持ち悪い。 なんで、なんでこんなことしちゃってるんだろう。 タカと彼女のことを聞いたり、周りが色気付いてきたときに、あたしにはたかちゃんがいるし、と思うことは、きっと、たかちゃんに失礼なんだろうな。 ごめんなさいたかちゃん。 タメとか1こ上とか、年近い人と、バカみたいに付き合いたいなぁ…。 |
今の癒し。→→→2004年11月14日(日) たかちゃんと2週間ぶりくらいぶりに会えた。 癒された気になった。 実際癒されてた。 ぎゅってしてもらった。 今までえっちしてきた人たちの中でいちばん恋人っぽかったかもしれない。 お互い本音っていうか、思ったことをちゃんと自然に伝えてるからだろうな。 たかちゃんに怪しい感じがないっていうより、今までなにも知らない人とえっちしすぎてたんだよね。 そういえば恋人とえっちしたことってあったっけ。 あぁ、ないのか、あたし。 このいい人で優しいたかちゃんを好きになりたい。 でも、無理なのかなぁ。 今までじゃ気にならなかったくらいの年の差やたかちゃんの現実とあたしの現実、釣り合いを、すごく意識してるあたしがいる。 あー…。 …どうしようかな。 |
叶わない、ということ。→→→2004年11月12日(金) タカと話してて、嬉しくって、少しでも期待しちゃって、授業中とか、頭の中ほとんどタカで、振り向かないかなって、ずっと見ちゃってて、報われないなぁって虚しくなる。 放課後、講習が終わって、タカがいたら彼女待ってたってことだなって思いながら教室向かって、タカがいて、あ、タカだって嬉しくなって、ちょっとしてから、彼女待ってたんだってハッとする。 やっぱりタカ好きだなぁって思うことは多い。 けどまだセーブしてるから思い切るのは簡単じゃない。 それでもタカが好きだと思う。 報われなくて苦しい。なんであたしタカ好きなんだろう。 なんであたしこんなに淋しい恋愛してるんだろう。 なんでこんなにタカのこと好きなんだろう。 そう思って、だけどほかの男じゃ余計気持ち悪くなって、もう吐きそうで、あぁ、このままじゃセックス依存症かセックス嫌いになるなって思った。 今はほんとにしたくない。 もうタカにひとりで振り回されるのは苦しい。 あたしだって女だ。 人並みの幸せだって欲しい。 |
感覚愛。→→→2004年11月11日(木) 『いま、会いにゆきます』見てきた。 微妙だった。 話の展開がよくわからなかった。 あたしは断然セカチュウだな。 クラスの子たちと行って、みんな泣いてたしあたしもまぁ泣いたけど、でも別に話自体に泣いたわけじゃなくて、幸せそうなえっちが羨ましくて泣いただけ、そんな感じ。 人を好きになることが、好きな人を愛すことが、愛されることが、幸せだなって思う。 人を好きになることって、好きな人を愛することって、愛されることって、どういう感覚なのか、また、わからなくなった。 あたしが冷めてるからか、誰にも愛されてないからか、誰も、愛してないから、か。 |
卒業後のコネ。→→→2004年11月08日(月) 放課後友達と待ち合わせしてて、30分くらい待たされててカラオケ屋の前にいたらキャッチにあった。 イベントのモデルとかグラビアだって。キャバのキャッチってより怪しいスカウトって感じ。 まさか地元でキャッチされるとは思ってなかったからびっくりした。 化粧だって昼から直してなかったのに可愛い可愛い言うからキャッチって信じられない。 またコネ増やしたつもりなのかなあたし。 結構頻繁に電話くる感じ。小山さんだって。名前忘れそうだから書いとくけど。 水曜か金曜に会おうって言われてるんだけど、会ったらこれやられちゃいそうだな。それはちょっと嫌だ。 大学受かってキャバでバイトもいいけど、こういうバイトも楽しそうだなって思った。グラビア? まず身体改造しなきゃいけないから無理だけど。 どっちにしろ大学には行きたいから今こんなことしてる暇ないんだけどね。 来月は最後の試験があるし、今日だってたかちゃんと勉強するって約束したのに結局なにもしてない。単語すら。 あーあ。 なんか段々これ書くのも読むのも嫌になってくるような内容だよね。 もっときれいなことばっか書いてたかったな。 それでもきっとキープしちゃうんだろう。 それによってまた普通の幸せは逃げてくんだろう。もうすぐクリスマスなのに。 普通の幸せ持ちながらこんなことできるほど落ちてはいない。 この中途半端さが自分的にも痛い。 しかも雛子って。もうこれ源氏名でしょ。 ごめんねひな。 やばいな。 どうするの受験生。 落ちたら本業にでもするつもり? |
ひなの話。→→→2004年11月06日(土) 援助を始めたのは先輩と会ってた頃だった。 なにをどう思って始めたのかすら、今じゃあまり覚えてないから最低だけど、金に困ってたわけじゃなくても金はほしかったし、結局援助自体をしてみたかったんだと思う。 最初は「あい」だった。本名でやったこともあった。 だけどちゃんと区別しようと思って、テキトーな呼びやすい友達の名前使ってやった。 悪い子になりたかったんだと思う。 初めてのお客さんは28くらいの人だった。 写メ送ってもらって、オヤジじゃないし見た目もほんとに普通でキモくないし、会ってえっちしてすぐ帰れて、簡単で驚いた。 「お兄ちゃんって呼んで」「乳首舐めて」「パンツ貸して」って言われたくらい。 でも今思うとこの人がいちばん変態っぽかった。 定期で会おうってことになって、その後もメールしてたんだけど、返事返ってきたりこなかったりになって、結局1度しか会わなかった。 2人目のお客さんは25くらいの人だった。 確か口で1万だった。 会って口でしてお金もらって、それに掛けた倍以上の時間色んな話して帰ってきた。 フェラより話してる時間の方がメインな感じだったから、援助ってより普通の25歳の男の人と話して帰ってきたっていう感じだった。 話の内容も下ネタじゃなかったし、高校の話とか相手の仕事の話とかだった。 この人もまた会おうって言って別れて、たまにメールきてたんだけど、なんか援助する気になれなくて、あたしが「話し相手にならなってあげれるよ」みたいなことを言ってからメールはこなくなった。 3人目のお客さんも25だった。 サッカーの中田ヒデの顔をもうちょっとデカクしたような感じで、見た目は別にまぁ普通っていえば普通だったけど、生理的に駄目で性格もなんか嫌で、今まででいちばん不快感を覚えた客だった。 次会うときは生じゃ駄目?って言われてひいて、次なんてねーよって思った。 キス有りにしたこと後悔するくらいひとりで激しい感じだったからほんとひいた。 それからもしつこく名前変えたりしてメールがきたんだけど、気持ち悪くて引っ越すとか言ってきっぱり断った気がする。そしたら友達紹介してくれない?とか言われて更にひいたんだけど。 その後、友達が援助してたことを知って、唯一この日記のこと知っちゃってる友達だったから、あたしが援助してることも必然的に知ってて、あたしがしたからってなに調子乗ってんのって、あんたは判別できんの?ってムカついたんだけど、悲しかったんだけど、その子と和解っぽくなったとき、客かぶってたらどうしようって思って、写メ見せてもらったら、この客がいてショックだったことがあった。 心底気持ち悪かった。 援助してるこの子もあたしも、この子と姉妹になったっていうことも気持ち悪かった。 そろそろやめようかくらいに思ってたけど、これで余計やめようと思った。 4人目の客は確か伸さんだったと思う。 確か25、6で大学院出てる頭のいい人。政治家になりたいって言ってた。 援助はやっぱ駄目だと思ってはいたし、やめようっていうか、面倒で、だからメールしてたんだけどやめときますみたいなこと言ったら、えっちなしで援助じゃなく会うだけ会おうって言われて、いい人そうっていうかいい人だったから会った。 報酬なかったし偉そうだけどほとんどボランティアみたいな気持ちで。 危機感がないっていうより危険な感じが微塵もなかった。 ご飯作ってもらって色んな話して、ほんとに素になって色んな話して、相談とか乗ってもらって、いい人だなぁって思って、それでもやっぱりえっちはした。 色んないいわけ並べられた気がするけど、まぁそういうことだったんだと思う。 その後も1回家行って、ご飯食べて、酒飲んでたらクラクラしてきて、誘ってると思われたらほんとやだなって思いながらベッドで横になってたんだけど、やっぱ り横に来ちゃって、拒否ったらなにもされずに家に帰れた。 この人はほんとにいい人で、今は東京にいるんだけど、たまにメールしてて、でも返すの面倒になっちゃって途切れてからまだ変えたメアドも教えてない。 教える必要があるか今ちょっと考えてるところ。 5人目のお客さんは確か24、5の太郎ちゃん(本名らしい) この辺の年齢ばっかだなあたし。 サイトの書き込みにイケメンイケメン書いてあって、まぁイケメンじゃなくてもこんだけ言ってんだからキモくはないべって感じで会ったら中の上くらいだった。あたし的にね。 条件よかったしこの人とは2、3回会ったんだけど、最後に会った時になに勘違いしたのかそういうつもりだったのか無報酬だった。 あたしも「お金は?」ってなんか言えなかったし、それからメール返ってこなくなったからつまりはそれで最後なんだけど。 まぁ1回くらいいいかな、でもやっぱちょっと惜しかったかな、くらいな思い出。ちょっと腹立つけど。 6人目のお客さんはようちゃん。 年忘れたけど20代後半の今でも続いてる人。 見た目普通で服とかもお洒落で、潔癖症くらいのきれい好きで優しくて他の客より1万多くくれる人だ。 あんま言いたくないけどえっちうまくてね。バイブとかローターもこの人で使った。えっちで大して気持ちいいと思えないあたしが唯一なんとなく気持ちよくなれる人だった。 この人はもうかれこれ何度も会ってるし、その度きれいなホテルで気持ちいいえっちで報酬高くて、だから今でも会ってしまってる。 遅濡っていうかえっち始めてから終わるまでが長いのと、普通に話したりする時間が長くて、2,3時間じゃ帰れないのがちょっと痛いくらい。 この人はもうちょっとしたパトロンみたいな感じ。 えっち以外ではお金もらってないけどね。 そして7人目のお客さんがこの前の人。たかちゃん。 あれから毎日メールしてて、メールでドキドキすることもあって、でもやっぱ違う駄目だって思うこともあって、とにかく早く会いたい人。 この人はもうあたしの中でお客じゃない。会わなきゃまだはっきりしないけどね。 援交をしてわかったことは、まずはオヤジじゃなくてキモくもないお客はたくさんいるってこと。 実際あたしの客にキモイ人はいなかった。 1度これは無理だって人がいて会っていいわけして帰ってもらったけど。だけど写メ送ってもらってメールちゃんとすればまず外れない。 みんなその辺で普通に会社員とかしてそうな20代半ばから後半くらいな人ばかりだ。うちのクラスの男子の方がよっぽど外見も性格も気持ち悪い人が多いってよく思う。 それと、援助をしてる女の子に可愛い子はあまりいないってこと。 援交ってだけ聞くと遊んでそうなギャルがやってるっていうイメージ強いけど、実際は言い方悪いけど性欲に溢れたデブやブスばっかだ。あたしの今のイメージはえっちする相手に困ってる女がえっちしたい男からお金もらってえっちしてもらってる感じ。だから標準くらいな女の子なんていくらでも援助できると思う。実際あたしもみんなに可愛い可愛いちやほやされた。多少清純ぶってたしね。 みんな出会いがなくて、溜まってるものを出したいのと、人のぬくもりが欲しいのと、淋しいのとでお金を出す。それに応えてあげられる女の子が応えてお金をもらう。あたしは別に援助は悪いことじゃないと思った。 騙してるわけじゃないし、多少演技はあるけど傷つけたいわけじゃない。 お金もらって優しくしてもらって、あたしもえっちとやさしさをあげる感じ。 癒しを与えてるっていうことにしながら、ちゃっかりあたしが癒されてたことも多い。 お金もらった「お礼に」っていう意識はそこまでなかった。 あまり文句は言わないで、にこにこ笑って、終わったらお金もらって「わぁいありがとう」って喜ぶだけだった。 文字にすると感じ悪いけど、実際はそんなに汚くない。 お客だって病気は怖いからゴムは必ずつける。 フェラは未だに少し抵抗あるけど。 やっぱりラクだった。 がっつりやってたわけじゃないのに貯金だってもう30万を越える。 罪悪感もほとんどなかった。 バレなければ自分的には大丈夫だった。 だけど急に気持ち悪くなった。 このままずるずるやってたら自分が駄目になるとはずっと思ってた。 あたしはこういうのには「適さない」と。だからホステスも適さないと思った。 終わった後、お金もらえたやったぁっていうときと、脱力感を感じるときとがあった。 最近は専ら脱力感しか感じない。 今日はようちゃんと会ってきた。 今唯一のお客さん。 えっちは気持ちよかった。 イッたふりできるくらい。 気持ちよくて疲れたからか、たかちゃんのことがあったからか、脱力感が酷かった。 脱力感って言うより恐怖。 怖かった。 援助することの気持ち悪さと怖さに襲われた。 寝て起きた今でもまだそれが晴れない。怖い。 このままじゃえっち嫌いになっちゃうって今までも何度か思ったけどまた思った。 このままじゃ駄目だと。 ようちゃんにはまだ誕生日プレゼントもらってないけど、情もだいぶうつっちゃって言いにくいけど、もうやめようって本気で思った。 次ようちゃんからメールがくるまでに受験をいいわけにするか彼氏ができたっていうか、それとも素直に全部話すかを考えるつもり。 だけどあたしはやめれるだろうか。 こんな簡単にお金を稼いで。 がっつリやってないから余計にやめられるか不安になる。 「たまに」だから、「バレない程度」だから、余計にずるずるずっと利用してしまいそうで気持ち悪い。 1度ようちゃんに会えば3万だ。 普通援助の基本はえっちして2万。 ドラマや漫画でよく5万とかあるけど、そんなの実際ありえない。 札幌と東京との違いはあるかもしれないけど、今女の子は3万くれれば確実に寝る。見た目普通なら2万で充分だ。 オヤジとかデブとかはもっと高いのかもしれないけど、ようちゃんの見た目で3万ならとあたしは喜んでえっちしてきた。 だけどもう疲れてしまった。 というより怖い。自分が置かれてる状況が全く理解できなくて怖い。 こういう状態だからよく援交の漫画とか読んだりするんだけど、昨日も読んでて、その漫画は大げさだったけどリアルでさらにへこんだ。 援助で怖いのは性病。 犯罪。 知人にバレること。 妊娠はまずない。 安全な援助はその辺にいくらでもある。 明らかに怪しいのに手を出さずに高望みしなければいくらでもおいしい話があった。 だけどあたしはもういい。 手を引きたい。 けど引けないかもしれないと思ってしまう。 この苦しみが予想できてなかった怖さなんだ。 優しいようちゃんからメールがくるのが今あたしは怖い。 たかちゃんにも次会ったときどう接すればいいのかまだわからない。 現実の自分と「ひなちゃん」との区別は歴然だった。 キャバ嬢が自分のキャラに入り込んでる感じ。 騙してるつもりはない、傷つけてないって言っても結局はひどく騙してるんだ。 援助がいいか悪いかは、今はもうわからなくなった。 大半の人は「いけない」と言うと思う。 だけどそれが「いけない理由」は、「自分の身体は粗末にしちゃいけない」とか、「身体を売ってお金をもらうことはいけない」とか「危ないから」とかそういうことだと思う。 あたしには「危ないから」しか理解できない。 先輩とえっちしたあたしも、前彼とえっちしたあたしも、「身体を粗末に」したことになるんじゃないかと思った。 そりゃ感情は伴ってたけど、援助にだって感情はある。 違いはあるけど、大差はない。 だからわからない。 なんか長々と書いたけど、これ一切援助やめるけじめとして書いてたのね。 勉強もせずに。 でも書いてもやっぱ駄目だったみたい。 まだ怖いのがおさまらない。 自分が思いの他援助で癒されてて、その代償として苦しんでるってわかっちゃった。 あたしどうするんだろう。 どうなるんだろう。 これから。 早くやめなきゃ。 やめなきゃ。 早くたかちゃんに癒してもらわなきゃ。 |
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