文字姫
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淋しさとかに負けた日。→→→2004年07月31日(土)
なんか、誰かかっこいい人とか、あたしがなんとなく好きな人に、好きになってもらうっていうか、都合いいときだけ傍にいてくれればっていうか、淋しかったり虚しかったりしなければもう、いいよ。

だってなんかもう、結局あたしが置かれてる立場は、変わってないんだもん。

色んな人と出会ったけど。

色んな人を好きになったけど。学んだけど。成長したけど。

けど表面上変わってないじゃん。



今はキレイゴトとか、うざい。

いつから?→→→2004年07月28日(水)
今あたしが死にたいって言ったらどーする?

てかさ、あたしそれ誰に言えばいい?






誰も聞いてくれないよ。

ハジメテノオトコ。→→→2004年07月26日(月)
1ヶ月ぶりに先輩と会ってきた。

カラオケ行って口で抜くだけで終わった。

別にムードがおかしかったわけじゃなくて、あまり時間もなかったし、何より、お互いそこまでセックスを必要としてなかったんだと思う。

人肌が恋しかっただけっていうか。
入れるのも入れないのも変わらないっていうか。
疲れてたしね。

会う直前、なんでか急にすごく緊張し出して、会いたくなくなって、先輩から電話きたら余計ドキドキして、久しぶりだからなのかなんでかわかんなくて、どうしようどうしようって、ずっとパニクってた。

まぁ会ったらやっぱ結構大丈夫だったんだけどね。
そんなもんだ。

なんとなく微妙な話しながらチャリで2ケツして帰り際、別れるときに、先輩に「語ってく?」って言われて、時間やばかったけど別にいいやって思って、近くのブランコで話した。

あたしが先輩に思ってたことや、言いたかったことや、タカとか前彼とか、今自分が思ってること、先輩の子妊娠したかと思ってたこと全部、具体的に話したくなかったから全然うまく伝えれなかったけど言えた。

妊娠のこととかも、先輩はやっぱ考えてたようなふざけた態度しか返してくれなかったけど、それはあたしのあの時の辛さとか葛藤が伝わらなかったからで、言えただけよかったと思う。

自分の話をしたい感がすごい強い人だったけど、あたしが、先輩はかっこつけすぎてるって思ってたこととか、弱い部分見せようとしてないって思ってたことを言ったら、自分のことにはなんとなく同意してた。


話して、これ以上どれだけ話しても、どれだけ一緒に居ても、何をしても、もう先輩とは、変わらないと思った。

行き着いたって言うか、これ以上伝わらないと思ったし、やっぱりあたしもこの人への伝え方がわからない。

「女遊びみたいなのやめようかと思った」って、先輩も言ってたし、あたしも話したから、もう、寝るのはしないんじゃないかなって思った。

先輩が女遊びやめれるとはまだ思わないし、あたしも残ってるけど、また増えるかもしれないけど、でも先輩とはもう終わりたいって、思う。

これ以上ズルズルいきたくない。

もう充分で、もう先輩はいらないって思ってた。

空気読んで、先輩ももう終わりなんだって思ってるんじゃないかなって、少し思える。

もう会わないんだなぁって完全には思えてないし、実感なんてないけど、でも、もう連絡も取らないんだとしたら、それは淋しいなぁってすごく思うよ。


なんだかんだ、先輩の態度や、口の悪さはすごく嫌だったけど、いい加減なのも嫌いで、自分大好きなとことか見てて痛いなぁってひいたりしてたけど、でも、好きなとこもあったんだ。

仕草も、キスも抱き方もすごく好きだった。

会うたび好きだなぁって思えてた。

あまり態度で示してくれなくて、辛かったりしたけど、でもたまに、優しいって感じることも、あったから。

あたしはそれが嬉しかったから。

だからちょっと淋しいな。

先輩がいなくなるのは淋しい。

淋しいよ。


でも、ちょっとくらい淋しい方が、キレイだと思う。

やっぱキレイにまとめたいし、嫌な記憶にはしたくない。

先輩と会えてよかったと思う。

先輩とエッチしなかったら、今あたしこんなじゃなかったけど、でもほんとに何も知らなかった。

前彼とやったりもしなかっただろうし、援助もしなかっただろうし、タカも好きにならなかった。

平凡が嫌平凡から外れようとしながら、平凡の意味も知らないで、ずっと独り善がりしてたと思う。

先輩が、「こうなったきっかけや過程に意味はないけど、最後に意味がついてくるんじゃねぇ?」みたいなことを言ってたけど、今わかったかもしれない。

先輩とこうなったことの意味は、ここにあったんだね。

「なんでこんなことしてるんだろう」に意味や理由はなくても、今に繋がることに、意味があるんだ。



だからね、先輩に会えてよかったって思うの。

先輩とエッチしてよかった。

先輩もあたしも、早く、本当に好きな人に、愛されればいいね。

返してもらえないタカじゃなくて。
先輩もお互い好きじゃない彼女じゃなくて。

本当に好きな人に、好きになってもらえればいいね。

あたしはそう祈ってるよ。


先輩に会えてよかった。

何十年か経って、先輩があたしを忘れても、あたしは忘れないで、懐かしめるんじゃないかな。

そのときどう思うかはわからないけど、忘れないんじゃないかな。


先輩がいてくれてよかった。

先輩のことちょっと好きだったよ。

助けてくれてありがとう。
ありがとう。


バイバイ。

先輩。




飴と鞭。→→→2004年07月25日(日)
飴と鞭をうまく使って、男を、ヒトの心を操って、たまに操られて、それを繰り返してそのうち、気付いたらうまく愛の中にいれたりしないかなぁなんて思いながら終わってくような女になりたかったの?






ねぇ、あたし、もっと自然な幸せがいいな。

もっとあったかくてバカみたいな幸せがいい。


もう汚いのは嫌だよ。

コイコガレ。→→→2004年07月24日(土)
やっと前彼と会ったんだけど、久々に、会った後恋しくなって、惜しくなったりした。

今は頭の6割くらい持ってかれちゃってるかも。
夏休みだからって思っておく。今日だけだと思うしね。

とりあえず会えるだけ会いたくなったし、やっぱなんとなくかっこいいし、キープしなきゃって思ってる感じ。

どうでもいい思考の方が相手は着いてきて、あたしが必死になればなるほど逃げられそうだから気をつけなきゃだ。
ちゃんとセーブしなきゃ。

なんだかんだであたしは先輩のことをちょっとでも好きだったんだろうなぁって思った。
前彼も。

先輩とはどんな風であれ一緒にいた時間は結構あって、会話もなんとなくあって、前彼とはまだ浅いってだけじゃないかな。

前彼はあたしを可愛い扱いだけど、先輩は嫌なくらい思ったことそのまんま言ってきたしね。
てか嫌だったし。

先輩への悩みも、前彼への悩みも確かにあったし、好きになってたまるかって思ってたけど、あれは、恋だったんじゃないかな。

1年前は恋愛を拒んでたんだけど、必要ないってほんとに思ってて、必要なかったんだけど、あたし無知だったんだなぁ。

頑なだった。

なんだかんだで経験は積むもんかなぁって思う。

あー。

誰かひとりのこと本気ですっごい好きになりたい。

共存で。
死ぬほどで。




でも、普通の恋はこれからも溢れるかもしれないけど、パッと熱くなってサーって冷めていくばかりで、こーやって段々、そういう、あたしが思ってたような好きからは、遠ざかっていくような気が、するの。



Platonic Sex。→→→2004年07月21日(水)
学祭は終わったけど、先延ばしにしてた先輩に会うのはなんか嫌で、とりあえず前彼に会っちゃいたいと思ってるのに、お互いの都合合わなくて、だったらもう先に太郎ちゃんに会ってお金もらおうかなって思ったんだけど、やっぱ気持ち悪くなってきて、どれも気分乗らないから、映画のプラトニック・セックスビデオで見た。

ずっと借りたかったんだけど借りられててね。
やっと最近借りれたんだけど。

元々自分とダブる部分なんて溢れてるんだろうなって思ってたし、あたしが好きそうな話だってわかってたけど、考えてた以上によかった。

最後にトシが死んじゃわなければ完璧だったな。
なんで殺しちゃったんだろ。あれは可哀想だった。

トシがいなくなってこれから愛ちゃんがどうなるのかもあたしには気がかりだったし、ハッピーエンド主義者だから、やっぱ、最後は2人で幸せになってほしかった。

あたしは、売りもやったし、妊娠のことで悩んだこともあったし、ホステスにもなりたいし、お金も欲しいし、愛も欲しくて、自分きれいに飾って、その中でなんとなく愛を築けたら、愛の中で生きていきたいって思ってた。

だからほんとに主人公がダブりまくりで、また泣いた。
段々自分が泣く傾向がわかってきた。

進路とかね、最近また考えてたっていうか、考えなきゃなって思いながら、でも考えるの嫌で、逃げてたんだけど。

この夏休みは人並み程度には勉強しようって思い始めたし、タカを好きになって、どういうのが自然な幸せなのか掴めた気がして、だから、前のようにホステスに憧れることは少なくなった。

援助やって、汚い部分をリアルに感じて、確かに身体あればいいだけだったからラクだったけど、でもそれに幸せは感じられるわけないし、それが日常になるのは耐えられなくて、ホステスっていう仕事に漠然とした憧れはあったけど、短大進んでまともな幸せ探しするのと同じくらいの賭けだと、思い始めた。

家出て、自分のしたいことをするのも、大学行って、家族との関係守りながら、その環境の中での幸せを探すことも、どっちもものすごい賭けだし、でもあたしにはもうどっちかしかないし、どっちを取っても、今は逃げになると思う。
後悔の度合いがどっちが低いかって話なだけで、しかもどっちが正しいのかなんて一生わからない。

ホステスになったら後戻りは難しいし、進学してからまた道を外すのも難しい。

家族への意地もあまりないし、なんだかんだで大切で、友達も環境も大切で、でも自分も大切で、あたしがかっこつけて自我を通すか、戸惑いながらも現状で我慢するか、そのうち嫌でも決めなきゃいけないけど。

でも、この映画見て、あたしがホステスになっても、大学生になっても、自分どれだけ傷つけても、どこを売っても、何をしても、結局、幸せを感じるのは、誰かを好きになったらなんだなって、また思った。

なんだかんだで、あたしは孤独背負ってる気になってて、考えてること重かったり、暗かったりするんだけど、でも人を好きになることって、その孤独も薄らいで、消えるようなことなんだ思う。

そういう孤独を、一緒に共存できる人に出会えればいいな。

半年後、卒業してからか、1年後か、5年後か10年後かわからないけど、なるべく早く出会いたいな。

先輩とはもう終わりにしようって思ってる。
彼女できたし、あたしももう必要ないって充分思えてる。
もう全く会わなくなるのは淋しい気もするけどね。

前彼はキープしちゃうだろうな。
付き合えるならまたヨリ戻しちゃうだろうし。
太郎ちゃんはどうしよう。
客にしてはかっこいいから取っておいたけど、お金欲しいけど、客は客だし、やっぱ気持ち悪い。

こういう汚いのがあたしにはいくつかあって、最近じゃタカに冷めることも多くて、熱心になれなくて、しかももう夏休みで、毎日からタカがいなくなったら、あたしはまたどこに戻るんだろうって思うけど。

わかってる。

タカは無理な人だから。

タカはあたしにとって、望むような存在にはなってくれないから。

だからタカは、言い方悪いけど卒業するまでの担保っていうか、いい思い出いっぱい作って、好きだなぁってだけで、ドキドキすることとか期待することとかいっぱいあってって、そういうキレイな人でいてくれればいいかな。

タカのことは確かに好きだけど、タカと話してたら幸せだけど、タカと孤独は共存できない。

そういう「好き」よ。

ひとりひとりみんな違うんだから、同じ「好き」なんてないんだと思う。

「ちょっと好き」も「死ぬほど好き」も、「好き」に変わりはないんだ。

色んな「好き」を感じてきたけど、あたしが望む「好き」は、共存なんだって、思うよ。

人を好きになることって、そういうことなんだ。

たくさん人を好きになって、やっと、気づいたよ。






祭。→→→2004年07月16日(金)
学祭1日目。

ステージ発表が成功して、それが結果に繋がって感動だった。

みんな頑張ってたし、あたしも頑張ったし、だから結構みんな泣いてたんだけど、なんでかあたしは全然泣けなかった。

なんで泣けなかったんだろうなぁ。

感動したし安心したしほんとに嬉しかったのに。

元々あたしもらい泣きとか全然できない人だけど、やっぱ、どっか冷めてるんだと思う。
やだな。

こんなこと言うのどうかと思うけど、明日こそ泣けますように。

まぁ楽しかったんだけどね。
うちのクラス頑張ったし、やっとクラスがまとまってきたって思う。

最近タカと他の女子が話してることがほんとに嫌で、それでもやっぱりタカと話してたら嬉しくて、好きだなぁって思っちゃうから、うまく騙されてるなって感じなんだけど。

寄せ書きみたいなのみんなで書いてて、タカがあたしのに色々書いてるうちのひとつに、「お前、かわいいわ」って書いてきたから、あたしも「タカかっこいーよ」って書いたり、他の男子に2ショット撮らされたりで嬉しかった。

なんか男と話すのって楽しいね。
タカのこと好きになってよかった。

彼女や他の女の子で、たまに冷めたりもするんだけど。


打ち上げ含め学祭が終わればもう夏休みだ。


真剣との境目。→→→2004年07月13日(火)
学祭の準備で初めてちゃんと10時を越した。

タカとの冗談が初めてほんとになった。

練習中もずっと話してた。普通に楽しかった。

寒かったらカーデ借りたり、ジュース飲んでたらもらったり、そんな関係。

他の女子がタカと話してることがほんとに嫌だった。
自分が女だなぁって思った。ちょっと汚い。

悔しいから他の男子とタカみたいに話した。
タカ妬いてるのかなぁってちょっと思えた。

海には26日に行くことになった。

まじで行きたいって言って、日にちも場所も決まったこれは、どうすれば実現できるんだろうな。

唯ヒトツ。→→→2004年07月12日(月)
ないけどバレたら恐いし、気持ち煽りたくなかったから、ここにはあまりタカのことは書かないつもりだったりした。

あたしはタカが好きで、タカもあたしのことを好きだとは思う。

ただあたしはタカがいなきゃ駄目で、タカはあたしがいなくても大丈夫な好きだってだけ。

あたしの代わりになる、あたしと同じような感じで好きな子や、あたし以上に好きな彼女とかがタカにはいて、あたしにはタカしかいないんだ。

先輩や前彼や他の男とタカは明らかに違う。

先輩を他の男とくくれちゃうくらい違う。

朝イチ。→→→2004年07月11日(日)
セカチュウ見てて、朝学校で、教室入ってほぼいちばんに目が合って笑い合う朔ちゃんとアキが、あたしとタカにかぶった。

タカは朔ちゃんよりずっと愛想よくて器用だけど、あたしアキみたいな感じかもなんて自分を美化したりした。

今日は学祭の準備でいつもよりタカといっぱい話せて楽しかった。
恋だなぁって思いながら帰ってきた。

卒業したくないな。

今の環境から離れたくない。

タカがいない生活が淋しいだけなんだけど。
夏休みとか。

この関係を守るべきなのか、捨て身でも後悔しないようにするべきなのか。

もっともっと。→→→2004年07月09日(金)
学祭の準備頑張りすぎててイライラ。

去年は学祭に力入れる理由もなかったしぶっちゃけどーでもよくて明らかに言われたことだけやってますな人だったけど、自分で仕切ってみて初めてほんとに仕切る人の苛立ちや辛さや不安がわかった。

まぁそんなんだから忙しくて忙しくて、バイト行ってる場合でもなくて、先輩も前彼も他も後回しで、タカタカ言ってばっかもいられない感じ。

早くタカタカってなりたい。

てかタカと話す機会もっとください。

いや、もっと話せますように。

このままじゃ、これから先もずっとこのままだ。

この1ヶ月間。→→→2004年07月06日(火)
「花火したい」

「したいっ!藍まじすっごいしたいの!青春したい!海も行きたい」

「海ね!行きてー」

「てか行くから!でもうちらみんなで行こうとか言ってたんだけど実際行かなさそー」

「まじで?行きてー」

「彼女と行けばいいじゃん」

「2人で?」

「うん」

「いやっ、ないから」

「なんでっ!」

「2人で行っても楽しくないしょ。話すことねーっ」

「うわっ。最悪でしょ」

「俺大人数じゃなきゃ駄目なんだって!」

「えー2人のがいいって」

「ビーチバレーしてー」

「したいしたい」

「海行きてー」

「行きたいね〜」


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「卒業旅行行く?」

「ん〜沖縄とか行こうって言ってるけど実際無理そう〜」

「沖縄ね!いいね」

「行かないの?」

「誰と」

「彼女」

「いや、ない」

「なんで!行けよっ」

「あ、行く?」

「あっ、行く?」

「2人で行くかっ」

「あははっ。いいよっ!沖縄ね!」


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「バイトなんかない?」

「するの?」

「部活終わったらね」

「スタンドっぽいよね」

「俺っ!?なんでっ!」

「いやなんか」

「ぜってーしねー!」

「いや絶対スタンドだってっ!」

「しねーっコンビニだっけ?」

「うん。死ぬほどラク」

「まじで?」

「たまに立って廃棄食ってればいい感じ」

「まじでっ?俺やるわ」

「あはは。いやスタンドでしょっ」

「まじ無理!他なんかない!?」

「ん〜…スタンドでしょ」

「だから他だってっ」

「えー」

「海の家はっ?」

「あぁっ!ぽいぽいっ!!」

「じゃあ海の家作るわ」

「まじでっ?行く行くっ」

「Tシャツ売るわ」

「顔入った?」

「あはは。そうそう」

「売れねーっ」

「あはは」

「あはは」


------

「遊園地何着てく?」

「え、全裸でしょ?」

「あははっ!全裸!あ、海パン?」

「あぁ、海パン海パン」

「じゃぁ俺海パンサンダルで行くから」

「じゃぁ藍ゴーグルつけてくわ」

「まじで?まじそれで来いよ」

「タカもね!」

「じゃぁリアルにいくべ」

「いいよいいよ」

「着てこなかったらジュースね」

「あははっ。いいよ!絶対ね」



------

「おはよ」

「おはよー」

「あれ。海パンは?」

「あっ、いや、中に着てるんだけど」

「あっ、中ね」

「そうそう。脱げばスゴイの」

「あははっ!」

「あれ、タカは?」

「いや、俺も着てるし」

「え、わかんないし」

「あれっ」

「ジュースねっ。後で」

「あっ、今日?」

「あははっ」


------

「このクラスで料理うまいのって誰?」

「え。…藍?」

「うわっ、絶対作れないしょ」

「いや作れるしっ!」

「何作れる?」

「えー……。実際料理なんていざとなればできるって!旦那さんの為に作るの」

「あははっ。俺料理うまい人と結婚するから」

「あはは。まじで?」

「あっ、結婚する?」

「あっ、しちゃう?」

「しちゃうか」

「じゃぁ藍が朝ご飯作るからタカ夜作ってね」

「うわっ、朝の方が絶対キツイしょ!」

「あははっ」


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「アクアムーン(ラブホ)行きたい」

「なに急に。行けよっ」

「いや」

「あそこきれいだよね〜(行ったことある)」

「いや絶対汚いからっ」

「え〜きれいだって〜(何度も行ったし)」

「いや汚いって!」

「え〜」

「行く?」

「あ。行く??」

「行くかっ」

「いいよっ。あはは」


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「今日部活?」

「部活ー」

「あははお疲れ。何時まで?」

「6時?」

「あはは。じゃぁ藍学祭10時までやってるわ」

「あっ、まじで?じゃぁ10時ね」

「うん待ってるから」

「あははぜってーいねー」


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「おはよ」

「おはよ〜」

「昨日いなかったしょ」

「えっ、いたしっ。タカいなかったしょっ」

「あれっ、おっかしーな」

「藍今日泊まりだから」

「あははっ」


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「目でかいよね」

「えーそう?別にでかくないよ」

「いやでかいって」

「彼女の方がでかいって」

「いやでかくねーよ!藍の方がでかい。今度からビックアイって呼ぶわ」

「あははなにそれっ!キャバクラでしょっ!」

「あははっ!そんなんねーよっ!流行んねーっ!」

「あははっ」

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「チュープリ撮ってきてっ」

「撮んねーっ!」

「なんでっ!撮ってきてよっ」

「今更撮んねーよ!」

「え〜っ。じゃぁ藍のために撮ってきてね」

「うわ撮んね〜」


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「後ろ乗るべ!」

「いいよいいよっ」

「俺まじこれ無理だわ!」

「大丈夫だってっ!」

「いや無理!これきてるって!」

「大丈夫だって絶対楽しいからっ!」

「無理無理っ!」


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「明日試合?」

「うん」

「頑張ってね。勝ったらなんか買ってあげる」

「まじで?いやじゃーヒット打ったら」

「いいよいいよっ。何がいい?」

「あー…じゃー服!」

「服!いいよいいよ。じゃぁ打たなかったら藍に服ね!」

「あははわかった」


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「打ったよ」

「まじでっ?…証拠は?」

「まじだって!聞いてみ!」

「え〜」

「あれ。打ったらなんだっけ」

「え、藍なんか言ってたっ?」

「うわっ」

「じゃー花火奢ってあげる!2本!」

「まじで?いいよ花火ね」

「タカが海パンのときのジュース買ってくれたらね」

「わかったわかったっ」

「まじ買ってくるからねっ」

「うんうん」


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「海行こう」

「行く行く」

「2人で?」

「あっ、2人で?」

「2人で2人で」

「じゃぁ海行って花火しよ〜」

「あっ、泊まり?」

「あははっ。泊まり?」

「あ、あそこ?(ラブホ)」

「あははっ。いいよいいよ」


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タカを好きになってまだ1ヶ月くらいしか経ってないんだって気づいた。

人間いつ何が起きるかなんてほんとにわからないよね。

前彼や先輩だけじゃ何も生まれなかったし、タカだけじゃ気づけなかった。


でも、最近なんて嫌なこといっぱいあるけど。

タカもいつまでもキレイなままで保てないかもしれないって焦ってるけど。

現実味わわされてる感じだけど。

実際かなり辛いけど。

けどやっぱタカといたら楽しくて幸せ。

周りがどう思ってても、タカがどう思ってても、本気じゃなくても、彼女が大事でも、あたしが本気でも、それでも辛いだけで、好きなのに変わりはないんじゃないかな。

普通以上に好きだって思ってもらえてるだけで満足できたらいいんだけど。
あたしそこまで都合よくない。



こんなんばっかが毎日だったら、幸せすぎて堕落できなくなっちゃうな。




神頼み。→→→2004年07月05日(月)
神様お願い。

あたしもうタカを好きだって思ってるだけなのやだ。

タカに彼女がいるままで好きだって思われてる程度じゃやだ。

タカにちゃんと居てほしい。

タカとふたりになりたい。

タカと付き合いたい。

彼女を自分に置き換えて初めて、最低な願望だってわかるようになったし、こんなこと考えたら神様は余計あたしからタカを離すかもしれないけど。

でも素直に、あたしの心からの願いなんです。

タカが好き。

タカにあたしだけ好きになってもらいたい。

タカが好き。

タカが好き。

神様。

進展。→→→2004年07月03日(土)
行くつもりのなかった学祭の練習に行ったら集まりが悪くてすぐ解散した。

行くんじゃなかったって思った。

その後クラスの子と2人で遊んで、店入って、向こうの話聞いてあげようと思ってたら、急に「じゃあ本題に入るから」って言い出した。

彼氏との話でノロケられるんだろうからテキトーに流そうと思ってたら、「タカとどーなの?」って、言われた。

びっくりした。

「なに?なにが?」って言ったら、「みんな言ってるよ」って言われた。
急に仲良くなったからそう思われてるんだと思ったけどそれだけじゃなかった。

遊園地のとき、手握られたのを、もう片方の隣の子に見られてた。

タカがあたしのこと好きなんだって言われた。

タカはそういう人だしありえないけど、でもお気にだよねって。

彼女のことは好きだと思うけど、でもあたしのことも好きだって。

やっぱあたしだけじゃなく、みんなの目から見てもタカのしてることはそういう風に見えるんだなって思ったら、なんかみんなにそういう風に見られてることに焦るとかやばいとかより、嬉しかった。

あたしの一人芝居じゃないんだって安心して嬉しいんだと思う。

タカがあたしのことを好きだってみんなが思ってることが嬉しかった。

「好きなの?」って言われて、「好きじゃない」って言い切ることもできたけど、それがタカの耳に入ったら嫌だと思って、曖昧に答えた。
多分相手はあたしがタカを好きなんだって受け取ったと思う。

その子使って、さらに男子通して、タカに色々聞いてもらうことにした。

あたしのことどう思ってるのか、とか。


結局聞きたいのはそれだけなんだけど、汚いあたしは、これを機にタカに近づこうとし始めてる。

色々ちょっと人通して聞き出してから、タカに自分で聞こうと思う。

周りがあたしたちのこと言ってて、でもあたしはタカと話したいし、どうすればいい?って。

2人になって言えたらもう終了かもしれない。

どうしよう。

すごく上手くいけば、タカとれちゃうかもしれない。

汚くてもありえなくてもなんでもいい。
周りなんてほんとどうでもいい。どう思われてもいい。

どうでもいいからタカがほしい。





道の途中。→→→2004年07月02日(金)
嫌いな山田がやる世界の中心で泣いた。

あたしもう『世界の中心で、愛をさけぶ』ってだけで泣けるかもしれない。始まって2、3分と終わりの数分、珍しく親の前でボロボロ泣いた。

誰が好きなんだろうとか、みんな好きなんだとかみんな好きじゃないんだとかじゃなくて、全部が中途半端なんだって気付いた。

気持ちは育つものだからね。

全部中途半端だから、全部保障がないから、打ち込めなくて、安定してくれない。本気になれない。


だけど、なにより、結局みんな、あたしを見てないってだけの話なのかもしれないとも、思った。







隣から死角へ。→→→2004年07月01日(木)
結局タカとはそういうことになったんだなぁって、思った。

『全く話さなくなるわけはない』けど。

『目が合ったり近くに居たりすれば話す』けど。

『今までのタカはなくなった』。

あの時楽しかったなぁ、なんて、いちばん悲しいこと考えたりしてる。

企画だおれな学祭へのやる気も弱まってきたし、タカは今更高体連で学校休み出したから楽しくない。

しかも生理中で、そんなときに限って色んな男から誘いがかかる。

まぁ、タカ好きだなぁって思ってから、他の人とエッチするのなんて、気持ち悪くて嫌だったんだけどね。

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