読書日記 別名、生存日記。


2004年05月25日(火) バッテリー

(あさのあつこ、角川文庫)

えー、久々の読書日記、3月〜5月に読んだものをまとめて書きます。漏れもあるかと。
活字倶楽部で薦められてたのと、友人のサイトで名前を見たのもあって、文庫を見かけたので買ってみました。
大ヒットです(野球モノだから)。主人公が地方都市に引っ越して…というくらいしか覚えてなくて、自分が地方人なのに(orだからなのか)、よその方言が苦手なのです。感情移入できなくて。が、舞台は岡山県境(隣は広島の架空の市)だったので、めちゃめちゃ馴染みました。それを除いても、主人公・巧の真っ直ぐさ、才能、いろいろな部分に惹かれました。読後は久々に自分の中に言葉が溢れくるのを覚えました。感想はこんなですけども。はやく続きが読みたいなあ。児童書にしておくのはもったいない、という『児童書』のくくりは私にはわかりませんが、こうして文庫になってたくさんの人の目に触れる機会が多くなったのはいいことだと思います。でも、どこの書店でも、同じポップがたってるのは創造性がないと思うよ…。


しゃばけ

(畠中 恵、新潮文庫)

これも活字倶楽部で見たモノ。以下の本も全部そうだと思います。流し読みにも関わらず、恐るべし。
ストーリーがどうのこうの、というより若だんなの周りにいる妖怪たちがかわいい。自分の目にしか妖怪が見えない、というのはよく考えれば怖いことですが。番頭'sよりも身の丈数寸の家鳴数十匹のほうがいいよ、私は。


朝霧

(北村 薫、創元推理文庫)

円紫さんと私シリーズ第5作。主人公の成長する姿がうらやましく。北村薫の作品は綺麗で哀しい。でも日記のように読んでしまうのでした。
上記3作品はイオンのK書店で同時購入。この日はいい買い物ばかりでした。


今日からマのつく自由業!

(喬林 知、角川ビーンズ文庫)

うちはBS見れないので、アニメ化されようが関係ないのですが。社員旅行のひまつぶしに、と旅行前日にシリーズ5作を買って、その日のうちに読んでしまい、帰ってから残り5作を買いましたとさ。テンションの高さに笑ったよ。周りが美形ばかりで(魔族だから)、その中ではちょっとジミないい男コンラッドの今後が気になります。戻ってきて〜。
M書店倉敷本店で購入。


三千世界の鴉を殺し

(津守時生、新書館ウィングス文庫)

えー、大量に本を買おう、と思い立ったとき、これの名前が浮かんだのだけど、行った本屋で見つからなかったので、まるマシリーズを先に買ってしまったのでした。ハードボイルドっぽいタイトルなのに、中身はそうではないんだよなあ。ギシギシ(笑)ないのに、BLっぽいのはもう何も言うまい。喪神の碑カラワンギ・サーガラもいつか読もうかな。
M書房で8冊購入。


ジャック・ザ・ルビー 遠征王と双刀の騎士

(高殿 円、角川ビーンズ文庫)

作家の名前に見覚えがあるなあ、最近本屋をさすらってたから、と買いに行く。男装の女王アイオリアの女たらしっぷりに大笑いし、彼女に操立てする銀騎士ナリスに同情し、アイオリアの最愛のいとこどのゲートルードにほれぼれし、キャラもたってます。が、暗い過去に大泣き。その人のためなら何でもする、というのは忠誠心か愛か。オスカルとアンドレのようだ(笑)。もっともっと女王の活躍を見たかったです。
M書店倉敷ルブラン店で全5巻購入。




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