裏くずきり
もくじぃ|過去|未来
2011年02月28日(月) |
ひっそりとなっている |
春は
何がいったいなんなのかと
思う
僕は
いったい何に攻撃されているんだろう
春には
何があるっていうんだ
すべてから手を離して
地下にもぐり込みたいみたいな
すべてから手を離されて
遠くへ放られたみたいな
涙では
解決できない
音のない朝が
僕を
むやみやたらに
ひっそりとさせる
冷たい夜には
聞こえてくるだろう
あなたの残した
静かな詩が
2011年02月21日(月) |
この場所で笑う人があるだろう |
僕らが生まれるずっと前に
この場所で泣いてた人があるだろう
僕らが生まれるずっと前に
この場所で闘っていた人があるだろう
それから
僕らが生きるずっと後に
この場所で笑う人があるだろう
今何を
僕は叫んでいるのだろう
ぼぅっと
テレビを見てたら
キレイな声の女性が
アナログ放送の終了を
盛んに告げていた
時間が突然に 脅威となって
僕に おそいかかる
身を凍りつかせ 未来のことを考えていたら
テレビが一瞬で
朝になった
そんなこんなで
僕は
一つ息をする
君と僕
この命のあいだ
あと
いくつの言葉を
交わすだろう
たあいもない一言に
僕の全てを
感じてくれないか
僕は今
何を
しているんだ
渇きを潤したいのなら
海でも川でも
飛び込んだらいい
|